JPH0780954A - エチレン−ビニルアルコール系共重合体層を含む構造体 - Google Patents

エチレン−ビニルアルコール系共重合体層を含む構造体

Info

Publication number
JPH0780954A
JPH0780954A JP23000793A JP23000793A JPH0780954A JP H0780954 A JPH0780954 A JP H0780954A JP 23000793 A JP23000793 A JP 23000793A JP 23000793 A JP23000793 A JP 23000793A JP H0780954 A JPH0780954 A JP H0780954A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
evoh
polymerization
compsn
melt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP23000793A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3665085B2 (ja
Inventor
Osamu Kazafuji
修 風藤
Taichi Negi
太一 祢宜
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kuraray Co Ltd filed Critical Kuraray Co Ltd
Priority to JP23000793A priority Critical patent/JP3665085B2/ja
Publication of JPH0780954A publication Critical patent/JPH0780954A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3665085B2 publication Critical patent/JP3665085B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 エチレン含量20〜60モル%のエチレン−
ビニルアルコール系共重合体に、重合度制御剤を含有さ
せた組成物層を含み、220℃で加熱処理したときの、
前記組成物の粘度平均重合度変化が次の式(I)を満足
し、さらに、前記組成物層の表面の凹凸数が溶融成形方
向の直角方向(TD方向)1cmにつき18個以下であ
る単層または多層の構造体。 1 ≦ Dpmax/Dpo ≦ 1.34 (I) 但し、Dpoは前記組成物の加熱前の粘度平均重合度、
Dpmax220℃で加熱処理した時の、処理開始後0〜
150分間の最大の粘度平均重合度を示す。また、層表
面の凹凸数は、該組成物層表面を垂直に立てた針で水平
に走査した時、一つの凸部を越える時の針の上下動幅が
0.1〜4μmの範囲にある凸部の数である。 【効果】 構造体全面に発生する、細かい縦スジのな
い、外観の美麗な、単層または多層の構造体を得る事が
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶融成形時、ストリー
ク(MD方向に平行に発生する細かいタテスジ)に因る
外観不良のない、特異な重合度変化特性を有する、エチ
レン−ビニルアルコ−ル系共重合体(以下EVOHと記
す)組成物層を少なくとも1層有する単層または多層の
構造体に関する。
【0002】
【従来の技術】EVOHは、今日、食品等の包装用フィ
ルム、特に酸素、臭気、フレーバー等に対するバリアー
性が必要な食品、保香性を必要とする他の製品等に対す
る使用を目的とする分野において、有効性が認められて
いる。そして、EVOHはポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリスチレン、ポリエステル、ポリアミド、ポリ塩
化ビニル等の熱可塑性樹脂層と積層してなる多層構造体
の形で用いられる。
【0003】ところで、EVOHを溶融押出成形あるい
は射出成形する場合、樹脂の押出方向(MD方向)に平
行な細かいタテスジが発生して外観が不良になり、時に
は使用に耐える成形物が得られない事がある。この改善
について、従来多くの方策が講じられている。例えば、
EVOHにある種の酸・金属塩を添加することにより、
高化式フローテスターでの加熱時間と吐出速度の関係に
おいて、特異な流動特性を有するEVOH組成物の使用
によりスジ状の流れムラが改善される事は、特開昭64
−66262、特開昭64−69652などに記載され
ている。また、EVOHとはスエル比、メルトインデッ
クス値が異なる、カルボキシル変性ポリオレフィン、ビ
ニルシラン系化合物共重合ポリオレフィン等をブレンド
する事により、弾性効果でスジ状の流れムラが改善され
る事も、特開平3−197138に開示されている。
【0004】これらの方法は、主に長時間運転により生
ずるゲル状物が、壁面に付着することにより生じる流れ
ムラ状の太いタテスジを、ゲル化の防止、または樹脂の
弾性的性質の改良により、改善することを意図したもの
である。確かに、これらの方法により、TD方向の特定
の位置に発生する、太い流れムラ状の縦ストリークは減
少するが、全面に発生する細かいタテスジ(以下ストリ
ークと記す)は、未だに十分な改善効果を発揮するもの
が見出だされていないのが現状であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来技術の欠点を解消するために創案されたものであ
り、ストリークの少ない外観良好な、単層または多層の
構造体を提供する事を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】EVOHを溶融成形する
場合、純粋なEVOHは熱劣化しやすく、溶融粘度が著
しく低下すると共に、激しく着色するため、EVOH単
独では使用できない。このため、EVOH樹脂は、重合
度制御剤として、ある種の酸、金属塩、有機化合物等を
添加した組成物として使用に供される。
【0007】本発明者らは、EVOHに重合度制御剤と
して、種々の金属塩を添加したEVOH組成物を溶融成
形し、ストリークによる外観不良の状況を観察した。そ
の結果、これらのEVOH組成物は、時としてストリー
クが少ない場合もあったが、通常ストリークが多発し、
外観が不良ある場合がほとんどであった。また、ストリ
ーク発生状況の異なる構造体を詳細に分析した結果、E
VOH組成物層表面に細かい凹凸があり、この凹凸が多
い程外観が不良であり、TD方向1cmにつき層の表面
の凹凸数が18個以下である時、外観良好になる事が判
明した。多層構造体の場合、他の層の表面にはEVOH
組成物層との界面以外には、この様な細かい凹凸はほと
んど見られない。
【0008】そこで、本発明者らは、鋭意検討した結
果、EVOH樹脂に下式(I)を満足させるように、重
合度制御剤を含有させた組成物を用いた時、TD方向1
cmにつき層の表面の凹凸数が18個以下である、外観
の顕著に改善された構造体が得られる事が判明した。
【0009】 1 ≦ Dpmax/Dpo ≦ 1.34 (I) 但し、Dpoは前記組成物の加熱前の粘度平均重合度、
Dpmaxはメルトインデクサー中220℃で加熱処理し
た時の、処理開始後0〜150分までの最大の粘度平均
重合度を示す。また、層表面の凹凸数は、該組成物層表
面を垂直に立てた針で水平に走査した時、一つの凸部を
越える時の針の上下動幅が0.1〜4μmの範囲にある
凸部の数である。
【0010】この様に良好な製品が得られる原因につい
ては定かではないが、ストリークは、樹脂流路中央部と
壁面付近の樹脂の溶融粘性及び弾性の差による流れの不
安定現象に起因すると推定され、式(I)を満たす様
な、特異な加熱溶融時の重合度変化を示す樹脂は、この
流れの不安定現象が生じにくいと推定される。
【0011】以下本発明を更に詳しく説明する。本発明
において、EVOHとはエチレン−酢酸ビニル共重合体
ケン化物であり、エチレン含有量20〜60モル%、好
適には25〜50モル%、酢酸ビニルのケン化度90%
以上、好適には95%以上のものが使用できる。エチレ
ン含有量20モル%未満では溶融成形性が悪く、一方6
0モル%を越えると、ガスバリヤー性が不足する。ま
た、該EVOHには本発明の目的が阻害されない範囲
で、他の共単量体[例えば、プロピレン、ブチレン、不
飽和カルボン酸又はそのエステル{(メタ)アクリル
酸、(メタ)アクリル酸エステル(メチル、エチル)な
ど}、ビニルシラン化合物(ビニルトリメトキシシラ
ン、ビニルトリエトキシシランなど)、ビニルピロリド
ン(N−ビニルピロリドンなど)を共重合成分として使
用する事も出来る。中でもビニルシラン化合物0.00
02〜0.2モル%を共重合成分として含むEVOHは
式(I)を満足しやすく、かつストリークをより減少さ
せることができるため好適である。更に可塑剤、熱安定
化剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、着色剤、フィラー、
他の樹脂(ポリアミド、部分ケン化エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体など)増粘剤、架橋剤(ホウ素系化合物な
ど)をブレンドする事も本発明の目的を阻害しない範囲
で自由である。また、本発明に用いるEVOHの好適な
メルトインデックス(MI)(190℃、2160g荷
重下で測定した値;ただし、融点が190℃付近あるい
は190℃を越えるものは2160g荷重下、融点以上
の複数の温度で測定し、片対数グラフで絶対温度の逆数
を横軸、メルトインデックスを縦軸としてプロットし、
190℃に外挿した値)は0.1〜50g/10mi
n、好適には0.5〜20g/10minである。
【0012】EVOHは通常エチレン−酢酸ビニル共重
合体のアルコール溶液中に苛性アルカリまたはアルカリ
金属アルコラートを加えてケン化した後、ケン化時に副
生する酢酸ソーダ等を水で洗浄して除去することにより
得られる。しかし、このまま溶融成形すると、熱分解が
激しく溶融粘度が著しく低下すると共に激しく着色して
使用できない。そこで酸を添加、あるいは酸溶液に浸
漬、またはある種の金属塩と酸を組合せて添加するなど
の操作がとられ、この様な方法により成形性が改良され
る事は一般に知られている。特に、特開昭64−662
62に記載されている様に、前記の様な酸・金属塩を組
合せて添加し、経時的に特殊な粘度変化を示すようにE
VOHを調整する事により、TD方向に特定の位置に発
生する、流れムラ状の太いタテスジを改善する事はでき
る。
【0013】この方法は主に、長時間の溶融粘度の経時
的変化に注目したものであり、樹脂のゲル化を抑制する
事による、ゲル状物、及び太い流れムラのタテスジを少
なくする事を意図したものである。しかしながら、この
方法には短時間内での重合度変化、特に短時間内での重
合度の最大値についての明確な思想はなく、また、全面
に発生する細かいストリークの改善に対しても、特に考
慮は払わされていない。
【0014】従って、この方法で得たEVOH組成物を
用いた場合、時としてストリークの少ない構造体が得ら
れる事もあるが、ストリークが多発し、外観が不良であ
る事もしばしば起こる。
【0015】しかるに、本発明者らは、前述した様に、
短時間の経時的な重合度変化において、重合度の増大が
少ない、あるいは増大しない様なEVOH組成物を調整
し、かつ適切な条件で溶融成形に供する事により、意外
にも細かいストリークの発生が抑制され、外観良好な構
造体が得られる事実を見出した。
【0016】すなわち、本発明によれば、メルトインデ
クサー中で、220℃で加熱した時のEVOH組成物の
経時的な重合度の変化を、15重量%含水フェノール溶
液の、30℃の極限粘度の測定値より、大柳式を用いて
算出し、加熱時間と重合度の関係において、加熱開始後
0〜150分の最大の重合度と、加熱前の重合度の比が
前記の式(I)を満足するEVOH組成物を溶融成形に
供する事により、外観良好な構造体を得ることができ
る。
【0017】なお、ここで、メルトインデクサー中での
樹脂の加熱方法としては、メルトインデクサー中に樹脂
を投入し、ノズル出口に栓をして、ピストンに2160
gの加重をかけ、所定時間加熱した後、栓を外して樹脂
を吐出させる方法をとる。
【0018】ストリークは、高温・滞留時間の長い条件
でより発生しやすい傾向があり、この様な条件での前出
式(I)のより好適な範囲は次の通りである。
【0019】 1 ≦ Dpmax/Dpo ≦ 1.30 (I´)
【0020】加熱開始後150分以降の粘度平均重合度
変化は、ストリークに関しては特に限定されるものでは
ないが、ゲル状物及び流れムラ状のタテスジの発生防止
の面から、重合度の増大しにくい、ゲル化しにくい樹脂
が好ましい。
【0021】前記式(I)を満足するEVOHを得る方
法としては、たとえば重合度制御剤として、アルカリ金
属の炭酸塩(例:炭酸水素ナトリウム)、アルカリ土類
金属の酢酸塩(例:酢酸カルシウム、酢酸マグネシウ
ム)およびりん酸二水素ナトリウムを併用する方法、ア
ルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩およびハイドロタル
サイト化合物を併用する方法、アルカリ金属塩、アルカ
リ土類金属塩および炭素数8以上の脂肪族カルボン酸塩
を併用する方法、少なくとも2種のアルカリ土類金属の
高級脂肪酸塩およびアルカリ金属酢酸塩を併用する方法
が代表例としてあげられる。
【0022】ここで、アルカリ土類金属塩としては、ベ
リリウム、マグネシウム、カルシウム、バリウムの、炭
酸塩、酢酸塩、リン酸塩、ホウ酸塩等が好適に用いられ
る。また、アルカリ金属塩としては、リチウム、ナトリ
ウム、カリウムの、炭酸塩、酢酸塩、リン酸塩、ホウ酸
塩等が好適に用いられる。これらのアルカリ金属塩およ
びアルカリ土類金属塩の中でもホウ酸塩はEVOHとの
分子間疑似架橋作用があり、溶融粘性上安定な低重合度
EVOHを出発原料とする事が出来る事から式(I)を
達成することが容易となり、かつストリーク防止効果が
大きくなるのでより好適である。アルカリ土類金属塩お
よびアルカリ金属塩の含有量(アルカリ土類金属塩の含
有量、またはアルカリ土類金属塩とアルカリ金属塩の合
計量)は、該金属に換算してEVOHに対し0.003
〜0.2重量%、より好適には0.005〜0.1重量
%である。0.005重量%未満では該改善効果が少な
く、0.2重量%を越えると着色・発泡等の異常が生じ
やすい。
【0023】炭素数8以上、好適には8〜22の脂肪族
カルボン酸塩としては、ステアリン酸、パルミチン酸、
ミリスチン酸、オレイン酸、リノール酸等炭素数8以上
の脂肪族カルボン酸の、カリウム、ナトリウム、マグネ
シウム、カルシウム等のアルカリ金属、アルカリ土類金
属の塩、あるいは亜鉛、マンガン等遷移金属の塩1種ま
たは2種以上が用いられる。前記脂肪族カルボン酸塩の
含有量は、該金属に換算してEVOHに対し0.002
〜0.2重量%、より好適には0.003〜0.1重量
%である。0.002重量%未満では該改善効果が少な
く、0.2重量%を越えると着色・発泡等の異常が生じ
やすい。
【0024】ハイドロタルサイト化合物としては、一般
式MxAly(OH)2x+3y-2z(A)z・H2O(Mは
Mg,CaまたはZn、AはCO3またはHPO4、x,
y,z,aは正数)で示される複塩であるハイドロタル
サイト化合物を挙げる事ができ、特に好適なものとして
は次の様なものが例示される。 Mg6Al2(OH)16CO3・4H2O Mg6Al2(OH)20CO3・5H2O Mg6Al2(OH)14CO3・4H2O Mg6Al2(OH)22(CO32・4H2O Mg6Al2(OH)16HPO4・4H2O Ca6Al2(OH)16CO3・4H2O Zn6Al6(OH)16CO3・4H2
【0025】ハイドロタルサイトの含有量としては、E
VOHに対して0.005〜0.5重量%、より好適に
は0.01〜0.1重量%である。0.005重量%未
満では該改善効果が少なく、0.5重量%を越えると着
色・発泡等の異常が生じやすい。これらの重合度制御剤
は、前記式(I)を満足するように、適宜複合して用い
られるが、他の金属塩あるいは酸(有機酸、無機酸)等
を、本発明の効果が阻害されない範囲内で添加すること
は自由である。
【0026】重合度制御剤の、EVOHへの添加方法と
しては、EVOHに直接添加しても良く、あるいはこれ
らの重合度制御剤を溶媒に溶解させて、調整した溶液中
に浸漬する操作を取っても良い。但し、重合度制御剤が
均一に分散される事が、ストリーク改善効果の発現上、
また、重合度抑制剤の分散不良によるブツ発生を防止す
る面から好ましい。具体的には、高混練の二軸押出機に
よるブレンドペレット化や、EVOH溶液に重合度制御
剤を均一に分散、または溶解させた後、析出させる内添
法等が挙げられる。また、前記の各重合度制御剤の一部
を、EVOHに高濃度に含有させ、それを同じエチレン
含量のEVOHにマスターバッチとして添加したEVO
H組成物を使用するが、ストリークが少なく、着色もな
い、外観良好な構造体が得られるので、より好適であ
る。
【0027】重合度制御剤は、EVOHのペレット、チ
ップ、パウダー等に一様に添加してもよいが、前記の各
重合度制御剤を、EVOHに高濃度に含有させ、それを
マスターバッチとして、同じエチレン含量のEVOHに
添加してもよい。
【0028】EVOHへのマスターバッチの添加量は、
1〜50重量%、より好適には3〜30重量%である。
1重量%未満で全EVOHに対する必要な重合度制御剤
の含有量を得ようとすると、重合度制御剤の局在化によ
る発泡等の異常を生じやすく、50重量%を越えると色
相の改善効果が少ない。
【0029】本発明のEVOH組成物は、単独(単層ま
た複層)成形体として使用し得るが、該組成物層を少な
くとも一層を有し、かつ他の熱可塑性樹脂を積層した多
層構造体として使用する方が、より好ましい効果を奏す
る。
【0030】本発明において、多層構造体とは、EVO
H組成物層の少なくとも片面にポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリスチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリ
塩化ビニル系樹脂、熱可塑性ポリエステル系樹脂等を接
着性樹脂層を介して、あるいは介さずに積層したもので
ある。本発明においてEVOH組成物と該熱可塑性樹脂
とを多層化するために、しばしば使用される接着性樹脂
としては、EVOH組成物層と熱可塑性樹脂層とを強固
に接着するものであれば、特に限定されるものではない
が、不飽和カルボン酸又はその無水物(無水マレイン酸
など)をポリオレフィン系重合体または共重合体[ポリ
エチレン+{低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状
低密度ポリエチレン(LLDPE)、超低密度ポリエチ
レン(SLDPE)}、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、エチレン−(メタ)アクリル酸エステル(メチルエ
ステル、又はエチルエステル)共重合体]にグラフトし
た物が、好適に用いられる。
【0031】本発明において単層または多層の構造体の
EVOH組成物層の表面の凹凸数をMD方向の直角方向
1cmにつき18個以下とするためには成形方法も重要
である。成形法としては、溶融成形法、圧縮成形法など
があげられるが、とくに多層構造体を得る成形方法とし
ては、該EVOH組成物と熱可塑性樹脂とをしばしば接
着性樹脂を介して押出ラミネート法、ドライラミネート
法、共押出ラミネート法、共押出シート成形法、共押出
パイプ成形法、共射出成形法、溶液コート法が挙げられ
る。場合によっては、次いで該積層体を真空圧空深絞り
成形、二軸延伸ブロー成形等により、EVOHの融点以
下の範囲で再加熱し延伸操作を行う方法、あるいは、該
積層体(フィルム又はシート)を二軸延伸機に供し、加
熱延伸する方法、さらにはEVOH組成物と熱可塑性樹
脂とを共射出二軸延伸ブローする方法等があげられる。
またEVOH組成物の溶融押出温度はTm+80℃以下
(TmはEVOHの融点)が好ましく、さらに好適には
Tm+65℃以下である。また溶融押出機内の滞留は1
5分以内が好ましく、さらに好適には10分以下であ
る。
【0032】さらに、多層構造体の厚み構成に関して
も、特に限定されるものではないが、成形性、及びコス
ト等を考慮した場合、全厚みに対するEVOH層の厚み
比率は2〜20%程度が好適である。また、多層構造体
の構成としては、EVOH組成物層(最外層)/接着性
樹脂層/熱可塑性樹脂層、EVOH組成物層(最外層)
/接着性樹脂層/回収層/熱可塑性樹脂層、EVOH組
成物層(最外層)/接着性樹脂層/熱可塑性樹脂層/接
着性樹脂層/EVOH組成物層/接着性樹脂層/熱可塑
性樹脂層、EVOH組成物層(最内層)/接着性樹脂層
/熱可塑性樹脂層、EVOH組成物層(最内層)/接着
性樹脂層/回収層/熱可塑性樹脂層、EVOH組成物層
(最内層)/接着性樹脂層/熱可塑性樹脂層/接着性樹
脂層/EVOH組成物層/接着性樹脂層/熱可塑性樹脂
層、熱可塑性樹脂層/回収層/接着性樹脂層/EVOH
組成物層/接着性樹脂層/回収層/熱可塑性樹脂層、熱
可塑性樹脂層/回収層/接着性樹脂層/EVOH組成物
層/接着性樹脂層/熱可塑性樹脂層、熱可塑性樹脂層/
接着性樹脂層/EVOH組成物層/接着性樹脂層/熱可
塑性樹脂層、熱可塑性樹脂層/接着性樹脂層/EVOH
組成物層/接着性樹脂層/熱可塑性樹脂層/接着性樹脂
層/EVOH組成物層/接着性樹脂層/熱可塑性樹脂
層、が代表的なものとして挙げられる。両外層に熱可塑
性樹脂層を設ける場合は、該樹脂が異なっていても良い
し、また同じ物でも良い。
【0033】本発明において、EVOH組成物層表面の
凹凸数は、単層構造体の場合はそのまま、多層構造体の
場合はEVOH組成物層のみ不溶で、他の層は可溶な溶
媒により他の層を溶解してEVOH組成物層のみを取出
し、実施例に記載の表面形状測定装置により測定され
る。本発明によるEVOH組成物層表面の凹凸は、該組
成物層表面を垂直に立てた針で水平に走査した時、一つ
の凸部を越える時の針の上下動幅が0.1〜4μmの範
囲にあるため、外観不良のない構造体を得ることができ
る。
【0034】以下実施例により本発明を更に詳しく説明
するが、本発明はこれによりなんら限定されるものでは
ない。なお、特に断りのない場合、部は重量部を、%は
重量%を意味している。
【0035】
【実施例】
実施例1 エチレン含有量38モル%のエチレン−酢酸ビニル共重
合体45部、メタノール50部、苛性ソーダ1部からな
る溶液にメタノール蒸気を吹込みつつ、40分間ケン化
反応させ、反応する酢酸メチルは、メタノールの一部と
共に留出させ系外に除去した。得られたケン化反応液
(共重合体のケン化度99.3%、粘度平均重合度11
50)を2mmの孔径の穴を持つダイスより、メタノー
ル10%、温度5℃の水−メタノール混合溶液中に吐出
して、ストランド状に凝固させ、カッターで切断してペ
レット状物を得た。このペレット1部に対し、10部の
イオン交換水で3回洗浄した後、100部のイオン交換
水に酢酸0.21%、炭酸水素ナトリウム0.4%、リ
ン酸二水素カリウム0.06%、酢酸カルシウム0.1
4%を各々含む水溶液中に3時間浸漬し、脱液後乾燥し
た。乾燥後、このペレットに含まれるナトリウムは0.
013%、カリウムは0.0006%、カルシウムは
0.004%であった。また、このペレットのメルトイ
ンデックス(190℃、2160g加重)は1.8g/
10分であった。
【0036】このペレットを、メルトインデクサー中2
20℃で加熱し、加熱時間と重合度変化を測定した所、
加熱処理前は粘度平均で1150であった重合度が、加
熱開始より除々に増大し、約55分で最大の1485に
なり、その後、除々に低下していった。Dpmax/Dpo
は、1.29であった。
【0037】次に、このペレットを用いて、分解掃除直
後の3種5層共押出Tダイフィルム製膜装置にて、EV
OH組成物押出温度220℃、EVOHの平均滞留時間
6分の条件で、また、樹脂としてLDPE(低密度ポリ
エチレン、三井日石ポリマー(株)製ミラソンF972
−5)、Ad(接着性樹脂、三井石油化学(株)製アド
マーNF−500)を使用して、LDPE(20μ)/
Ad(5μ)/EVOH組成物(5μ)/Ad(5μ)
/LDPE(20μ)の構成のフィルムを得た。運転開
始1時間後のフィルムにストリークは認められず、外観
は良好であった。このフィルムのLDPE層及びAd層
を熱キシレンにて溶出し、EVOH組成物層のみを取出
し、その表面の形状を表面形状測定器(小坂製作所製S
E−3C)にて測定した所、凹凸数は16個/1cm
(TD方向)であった。
【0038】比較例1,2 実施例1において、重合度制御剤による処理条件を表1
に示すとおり変更して、表1に示す分析値のEVOHペ
レットを得た。これらペレットの、メルトインデクサー
中220℃で処理した時の、重合度の経時変化測定結
果、及び、実施例1と同様に、3種5層Tダイフィルム
製膜装置を用いて製膜した結果を、表1に示す。
【0039】実施例2,3 実施例1において、重合度制御剤による処理条件を表1
に示すとおり変更して、表1に示す分析値のEVOHペ
レットを得た。
【0040】なおステアリン酸マグネシウムとハイドロ
タルサイト系化合物は、酢酸ナトリウム、酢酸カルシウ
ムで処理したEVOHとドライブレンドして、40mm
φの一軸押出機で溶融してペレット化した。これらペレ
ットの、メルトインデクサー中220℃で処理した時
の、重合度の経時変化測定結果、及び、これらのペレッ
トを25mmφ一軸押出機を用いて、Tダイ法により、
厚さ30μmの単層フィルム製膜を実施した時の、運転
開始3時間後の外観評価結果を、表1に示す。
【0041】実施例4 エチレン含有量44モル%、ケン化度99.5%のEV
OHを、実施例1と同様の方法で酢酸カルシウムを含む
溶液で処理し、カルシウムを0.0035%含むEVO
Hペレットを得た。このペレットに、ステアリン酸マグ
ネシウムをマグネシウム換算で0.006%、ステアリ
ン酸亜鉛を亜鉛換算で0.012%、ドライブレンドし
て、40mmφの一軸押出機で溶融ペレット化を実施し
た。これらペレットの、メルトインデクサー中220℃
で処理した時の、重合度の経時変化測定結果、及び、実
施例1と同様に、3種5層Tダイフィルム製膜装置を用
いて製膜した結果を、表1に示す。
【0042】実施例5 実施例1において、重合度制御剤による処理条件を表1
に示すとおり変更して、表1に示す分析値のEVOHペ
レットを得た。なおハイドロタルサイト系化合物は酢酸
ナトリウムおよび酢酸カルシウムで処理したEVOHと
ドライブレンドして、40mmφの一軸押出機で溶融し
てペレット化した。このペレットを単層フィルムに溶融
製膜した。この時の、運転開始3時間後の外観評価結
果、および、このペレットの、メルトインデクサー中2
20℃で処理した時の重合度の経時変化結果を表1に示
す。
【0043】
【表1】
【0044】表1中 ストリーク、色相評価基準の説明 ストリーク(外観) 優 : ストリーク認められず 良 : ストリーク僅かに認められるが、実用上問題無
し 不良: ストリーク多発し、実用上使用困難 色相 秀 : 着色無し 優 : 着色ほとんど無し 良 : 僅かに黄色味を帯びるが、実用上問題無し 不良: 黄色味強く帯び実用上使用困難
【0045】実施例6 実施例1においてケン化度99.3%、粘度平均重合度
1150の共重合体ケン化物の代りに、ケン化度99.
3%、粘度平均重合度750の重合体ケン化物を使用
し、さらに酢酸の代りにホウ酸0.02%を使用する以
外は実施例1と同様に行なった。得られたペレットのメ
ルトインデックスは1.7g/10分であった。結果を
表1に示す。
【0046】実施例7 実施例6において酢酸カルシウムの代りにホウ酸カルシ
ウム0.10%を使用する以外は実施例6と同様に行な
った。得られたペレットのメルトインデックスは1.1
g/10分であった。
【0047】実施例8 実施例1においてエチレン含有量38モル%のエチレン
−酢酸ビニル共重合体の代りに、エチレン(38モル
%)−酢酸ビニル(61.98モル%)−ビニルトリメ
トキシシラン(0.02モル%)の三元共重合体を用い
た以外は実施例1と同様にケン化を行なった。得られた
EVOH(ケン化度99.3%、粘度平均重合度は75
0)を表1に示すとおりの処理条件で処理した。得られ
たペレットのメルトインデックスは1.8g/10分で
あった。結果を表1に示す。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、構造体全面に発生す
る、細かい縦スジのない、極めて外観の美麗な、単層ま
たは多層の構造体を得る事ができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エチレン含量20〜60モル%のエチレ
    ン−ビニルアルコール系共重合体に、重合度制御剤を含
    有させた組成物層を有し、かつメルトインデクサー中で
    の220℃で加熱処理したときの、前記組成物の粘度平
    均重合度変化が次の式(I)を満足し、さらに前記組成
    物層の表面の凹凸数が溶融成形方向(MD方向)の直角
    方向(TD方向)1cmにつき18個以下である事を特
    徴とする単層または多層の構造体。 1 ≦ Dpmax/Dpo ≦ 1.34 (I) 但し、Dpoは前記組成物の加熱前の粘度平均重合度、
    Dpmaxはメルトインデクサー中220℃で加熱処理し
    た時の、処理開始後0〜150分間の最大の粘度平均重
    合度を示す。また、層表面の凹凸数は、該組成物層表面
    を垂直に立てた針で水平に走査した時、一つの凸部を越
    える時の針の上下動幅が0.1〜4μmの範囲にある凸
    部の数である。
JP23000793A 1993-09-16 1993-09-16 エチレン−ビニルアルコール系共重合体層を含む構造体 Expired - Lifetime JP3665085B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23000793A JP3665085B2 (ja) 1993-09-16 1993-09-16 エチレン−ビニルアルコール系共重合体層を含む構造体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23000793A JP3665085B2 (ja) 1993-09-16 1993-09-16 エチレン−ビニルアルコール系共重合体層を含む構造体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0780954A true JPH0780954A (ja) 1995-03-28
JP3665085B2 JP3665085B2 (ja) 2005-06-29

Family

ID=16901140

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23000793A Expired - Lifetime JP3665085B2 (ja) 1993-09-16 1993-09-16 エチレン−ビニルアルコール系共重合体層を含む構造体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3665085B2 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999005213A1 (fr) * 1997-07-25 1999-02-04 Nippon Gohsei Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha Composition de resine, procede de preparation, et stratifie contenant une couche de ladite composition de resine
JPH11293077A (ja) * 1998-04-08 1999-10-26 Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The 樹脂組成物の製造法
JPH11293079A (ja) * 1998-04-08 1999-10-26 Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The 樹脂組成物の製造法
JPH11293078A (ja) * 1998-04-08 1999-10-26 Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The 樹脂組成物の製造法
JP2000290455A (ja) * 1999-04-06 2000-10-17 Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The 樹脂組成物および積層体
JP2001072823A (ja) * 1999-07-07 2001-03-21 Kuraray Co Ltd エチレン−ビニルアルコール共重合体からなる樹脂組成物およびそれを用いた多層構造体
JP2001146539A (ja) * 1999-09-07 2001-05-29 Kuraray Co Ltd 低臭性および層間接着性に優れたエチレン−ビニルアルコール共重合体からなる樹脂組成物およびそれを用いた多層構造体
JP2001164070A (ja) * 1999-09-29 2001-06-19 Kuraray Co Ltd 低臭性に優れたエチレン−ビニルアルコール共重合体からなる樹脂組成物
JP2001206999A (ja) * 1999-11-18 2001-07-31 Kuraray Co Ltd アルコキシル基含有エチレン−酢酸ビニル共重合体けん化物及びその成形物
JP2016121335A (ja) * 2014-12-24 2016-07-07 日本合成化学工業株式会社 樹脂組成物および多層構造体
WO2020138160A1 (ja) * 2018-12-26 2020-07-02 三菱ケミカル株式会社 エチレン-ビニルアルコール系共重合体樹脂組成物、多層構造体および包装体

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999005213A1 (fr) * 1997-07-25 1999-02-04 Nippon Gohsei Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha Composition de resine, procede de preparation, et stratifie contenant une couche de ladite composition de resine
AU741372B2 (en) * 1997-07-25 2001-11-29 Nippon Gohsei Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha Resin composition, process for preparing the same, and laminate containing layer of said resin composition
JPH11293078A (ja) * 1998-04-08 1999-10-26 Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The 樹脂組成物の製造法
JPH11293079A (ja) * 1998-04-08 1999-10-26 Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The 樹脂組成物の製造法
JPH11293077A (ja) * 1998-04-08 1999-10-26 Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The 樹脂組成物の製造法
JP2000290455A (ja) * 1999-04-06 2000-10-17 Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The 樹脂組成物および積層体
JP2001072823A (ja) * 1999-07-07 2001-03-21 Kuraray Co Ltd エチレン−ビニルアルコール共重合体からなる樹脂組成物およびそれを用いた多層構造体
JP4647065B2 (ja) * 1999-07-07 2011-03-09 株式会社クラレ エチレン−ビニルアルコール共重合体からなる樹脂組成物およびそれを用いた多層構造体
JP2001146539A (ja) * 1999-09-07 2001-05-29 Kuraray Co Ltd 低臭性および層間接着性に優れたエチレン−ビニルアルコール共重合体からなる樹脂組成物およびそれを用いた多層構造体
JP4722270B2 (ja) * 1999-09-07 2011-07-13 株式会社クラレ 低臭性および層間接着性に優れたエチレン−ビニルアルコール共重合体からなる樹脂組成物およびそれを用いた多層構造体
JP2001164070A (ja) * 1999-09-29 2001-06-19 Kuraray Co Ltd 低臭性に優れたエチレン−ビニルアルコール共重合体からなる樹脂組成物
JP2001206999A (ja) * 1999-11-18 2001-07-31 Kuraray Co Ltd アルコキシル基含有エチレン−酢酸ビニル共重合体けん化物及びその成形物
JP2016121335A (ja) * 2014-12-24 2016-07-07 日本合成化学工業株式会社 樹脂組成物および多層構造体
WO2020138160A1 (ja) * 2018-12-26 2020-07-02 三菱ケミカル株式会社 エチレン-ビニルアルコール系共重合体樹脂組成物、多層構造体および包装体
US11535724B2 (en) 2018-12-26 2022-12-27 Mitsubishi Chemical Corporation Ethylene-vinyl alcohol copolymer resin composition, multilayer structure and package

Also Published As

Publication number Publication date
JP3665085B2 (ja) 2005-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8765854B2 (en) Ethylene-vinyl alcohol copolymer resin composition of low carboxylic acid content
US5260371A (en) Process for making melt stable ethylene vinyl alcohol polymer compositions
US20050186374A1 (en) Resin composition and method for producing the same
JP6498925B2 (ja) Evoh樹脂を用いた溶融成形材料
WO2000020211A1 (fr) Structure a multiples couches et procede de production de cette derniere
JPH04227744A (ja) 酸化抵抗性エチレン−ビニルアルコールポリマー組成物
JP2001164059A (ja) ロングラン性に優れたエチレン−ビニルアルコール共重合体からなる樹脂組成物およびそれを用いた多層構造体
JPH0780954A (ja) エチレン−ビニルアルコール系共重合体層を含む構造体
JP6660589B2 (ja) パージング剤
JP2001164070A (ja) 低臭性に優れたエチレン−ビニルアルコール共重合体からなる樹脂組成物
JP2001146539A (ja) 低臭性および層間接着性に優れたエチレン−ビニルアルコール共重合体からなる樹脂組成物およびそれを用いた多層構造体
JP2012036341A (ja) 樹脂組成物およびそれを用いた多層構造体
US6432552B1 (en) Saponified ethylene-vinyl acetate copolymer and laminate
JP6473694B2 (ja) パージング剤およびこれを用いたパージング方法
JP2001234008A (ja) ロングラン性の改善されたエチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂組成物およびその成形物
JP2000177068A (ja) 多層構造体およびその製法
JPH10180867A (ja) エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物延伸フィルムの製造法
JP4684589B2 (ja) 樹脂組成物及びその製造方法
JP2519810B2 (ja) 成形体
JP6653726B2 (ja) 樹脂組成物、多層構造体、熱成形容器及びその製造方法
JP6653728B2 (ja) 樹脂組成物、多層構造体、熱成形容器及びその製造方法
CN111051424B (zh) 乙烯-乙烯醇系共聚物组合物、熔融成形用材料及多层结构体
JP2001234007A (ja) ロングラン性に優れたエチレン−ビニルアルコール共重合体樹脂組成物
JP2000212344A (ja) エチレン―酢酸ビニル共重合体ケン化物および積層体
JPH10168133A (ja) エチレン−ビニルアルコール共重合体

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20040824

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041022

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20041116

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041224

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050322

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050331

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080408

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090408

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090408

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 5

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100408

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110408

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110408

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 7

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120408

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120408

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130408

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130408

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140408

Year of fee payment: 9