JPH0780262B2 - 製袋機における袋の搬送構造 - Google Patents

製袋機における袋の搬送構造

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JPH0780262B2
JPH0780262B2 JP4301928A JP30192892A JPH0780262B2 JP H0780262 B2 JPH0780262 B2 JP H0780262B2 JP 4301928 A JP4301928 A JP 4301928A JP 30192892 A JP30192892 A JP 30192892A JP H0780262 B2 JPH0780262 B2 JP H0780262B2
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▲鐸▼三 藤田
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株式会社藤田機械
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製袋機における袋の搬
送構造に関し、詳しくは、対向する少なくとも一対の搬
送ベルトで袋を挟持してこれを各種工程に搬送するよう
に構成した製袋機における袋の搬送構造の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば図1に示すような袋を製造する製
袋機においては、上ホックや下ホックを打設する工程、
上下のホックが打設されているか否かを検査する工程
等、各種の工程を備えており、種々の搬送構造によって
各工程に袋を搬送している。そして、従来より、袋を各
種工程に搬送する搬送構造としては、対向する一対の搬
送ベルトを備え、この搬送ベルトで袋を挟持して搬送す
るようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の搬送構造にあっては、各種工程にて加工される部
分を搬送ベルトで挟持すると搬送ベルトが障害となり加
工ができなくなるため、袋の加工される部分を搬送ベル
トで挟持することができない。このため、袋の加工され
る部分を何等保持することができず、この部分が、搬送
の際の風圧、各種の装置と袋との間に生じる静電気等に
よって捲れる場合があった。特に、近年の製造速度の高
速化の要望に応じるため搬送速度を高速化したり、袋の
材質の品質向上に伴い非常に薄くても十分丈夫な材質に
よって袋を形成して可撓性を向上させると、搬送の際に
より一層袋が捲れ易くなる。
【0004】このように袋に捲れが生じると、各種工程
において、例えばホックが打設されない、ホックが打設
されたとしても所望の位置に打設されていない等、その
処理が確実に行われないという支障が生じるばかりか、
捲れた袋が製袋機に詰まり、製袋機全体を停止させてし
まうばかりか、場合によっては製袋機を破損させること
もある。従って、搬送の際、袋に捲れが生じることは、
是非とも防止しなければならない。
【0005】本発明は、このような課題を解決するため
になされたものであり、その目的とするところは、搬送
の際に捲れが生じることを防止することができ、各種工
程の処理を確実に行うことができる製袋機における袋の
搬送構造を、簡単な構造によって提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに本発明の採った手段を、図面に使用する符号を付し
て説明すると、「対向する少なくとも一対の搬送ベルト
30で袋10を挟持してこれを各種工程140、15
0、160、170に搬送するように構成した製袋機1
00における袋10の搬送構造であって、表裏に貫通す
る貫通口41を有し、前記搬送ベルト30に並設される
と共にこれに同期して送られる吸着ベルト40と、この
吸着ベルト40の裏側に開口51を有するダクト50
と、このダクト50の空気を排出する送風装置60とを
備えたことを特徴とする製袋機100における袋20の
搬送構造」である。
【0007】
【発明の作用】このように構成された本発明の製袋機1
00における袋20の搬送構造は、次のように作用す
る。
【0008】まず、送風装置60を作動するとダクト5
0の空気を排出するのであるが、ダクト50は吸着ベル
ト40の裏側に開口を有しており、吸着ベルト40は表
裏に貫通する貫通口41を有している。このため、吸着
ベルト40の表側においては、吸着ベルト40の貫通口
41から空気が吸引されることになり、この吸着ベルト
40の表側に袋20を載置すると、袋20は、吸着ベル
ト40に吸着されることになる。
【0009】次に、袋20は、対向する少なくとも一対
の搬送ベルト30に挟持されて搬送されるのであるが、
この搬送ベルト30に吸着ベルト40が並設してあり、
吸着ベルト40は、搬送ベルト30に同期して送られ
る。このため、袋20は、常に吸着ベルト40に吸着さ
れながら搬送ベルト30によって搬送されることにな
り、吸着ベルト40に吸着された部分は、搬送の際の風
圧、静電気等によって捲れることがなくなる。
【0010】
【実施例】次に、本発明の製袋機100における袋20
の搬送構造の実施例を、図面に従って詳細に説明する。
【0011】本実施例においては、図1に示すような、
ビニロン、ポリプロピレン等の合成樹脂、紙、布等、可
撓性に優れた材料から形成されたシート状の袋20を製
造する製袋機100に本発明の搬送構造を採用した例を
示す。
【0012】この製袋機100は、図2に示すように、
一枚の原反シート材10を折り畳んで端部を接着するこ
とにより、或は二枚の原反シート10を対向させて端部
を接着することによりチューブ状のシートを形成するチ
ュービング工程110、袋20の上部を所望の形状に切
断するスミ切り工程120、チューブ状のシートを単体
の袋20の形状に切断すると共に袋20の底部を接着す
るフライングカット工程130、袋20の表材25上端
部を折り畳んで下ホック22を打設する下ホック打設工
程140、袋20の裏材26上端部を折り畳んで上ホッ
ク21を打設する上ホック打設工程150、上ホック2
1及び下ホック22が確実に打設されているか否かを検
査して不良品24と良品23とを選別する検査工程16
0、及び良品23を搬出する搬出工程170の各工程を
備えている。そして、単体の袋20に形成したフライン
グカット工程130から搬出工程170までの袋20の
搬送手段として、本発明の搬送構造を採用している。
【0013】フライングカット工程130によって単体
となった袋20は、図3に示すように、下部コンベア3
3に載置される。そして、下部コンベア33の上側に配
設され、所定間隔で傾動する(図3における矢印A)上
部第一コンベア31が下降すると、下部コンベア33の
搬送ベルト30と上部第一コンベア31の搬送ベルト3
0とで挟持されて上部第二コンベア32方向に搬送され
る。ここで、下部コンベア33及び上部第二コンベア3
2は、各々の搬送ベルト30の送りを所定時間間隔で停
止するようにしてあり、搬送ベルト30の停止時に、袋
20が各工程位置にて停止するようにしてある。なお、
搬送ベルト30としては、裏面に歯形が形成された歯付
ベルトを採用しており、搬送ベルト30の送りに滑りが
生じないようにしてある。
【0014】吸着ベルト40は、図4に示すように、下
部コンベア33の搬送ベルト30に並設してあり、袋2
0の上部がこの吸着ベルト40に載置される。なお、吸
着ベルト40の貫通口41は、袋20が載置される部分
に設けてあり、より吸着効率が向上するようにしてあ
る。また、この吸着ベルト40も、搬送ベルト30と同
様に歯付ベルトを採用しており、搬送ベルト30に同期
して確実に送られるようにしてある。そして、吸着ベル
ト40の裏側には、断面が略コ字状に形成され、吸着ベ
ルト裏側に開口51を有するダクト50が配設してあ
り、このダクト50の下部が送風装置60に連絡してあ
る。なお、吸着ベルト40の吸着力は、送風装置60の
風量を調節することによって簡単に調節できるようにし
てある。
【0015】なお、本実施例の下ホック打設工程140
においては、図5に示すように、袋20の表材25を吸
着パッド141に吸着して浮上させ、浮上させた部分を
折り畳んで下ホック22を打設するのであるが、この
際、袋20の裏材26は吸着ベルト40に吸着されてい
るため、例えば静電気等により表材25と裏材26とが
貼着している場合でも確実に表材25と裏材26とを剥
離することができ、下ホック打設工程140が確実に処
理することができる。
【0016】以上、本実施例においては、単体の袋20
を一対の搬送ベルト30で水平方向に挟持し、一本の吸
着ベルト40を袋20の下側に配設して、袋20を水平
方向に搬送する例を示したが、これに限らず、例えば、
単体或は複数が連結されたシート状の袋20を一対の搬
送ベルト30で垂直方向に挟持し、袋20の一面或は両
面に複数の吸着ベルト40を配設して、袋20を垂直方
向に搬送するようにしてもよい。また、袋20を製造す
る各種の工程130、140、150、160、170
は、当然本実施例に限定するものではない。
【0017】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の製
袋機における袋の搬送構造は、袋を挟持して搬送する一
対の搬送ベルトに袋を吸着する吸着ベルトを並設し、こ
の吸着ベルトを搬送ベルトに同期して送るようにしたも
のである。
【0018】従って、本発明によれば、搬送の際に捲れ
が生じることを防止することができ、各種工程の処理を
確実に行うことができる製袋機における袋の搬送構造
を、簡単な構造によって提供することができる。
【0019】また、例えば吸着パッド等によって袋の表
材と裏材とを剥離する工程を含む場合、表材と裏材とを
確実に剥離することができるという効果をも有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】袋の一例を示す斜視図である。
【図2】製袋機の工程の一例を示す平面図である。
【図3】搬送ベルトの一例を示す正面図である。
【図4】本発明の製袋機における袋の搬送構造の一実施
例を示す部分斜視図である。
【図5】下ホック打設工程を示す断面側面図である。
【符号の説明】
10 原反シート材 20 袋 21 上ホック 22 下ホック 23 良品 24 不良品 25 表材 26 裏材 30 搬送ベルト 31 上部第一コンベア 32 上部第二コンベア 33 下部コンベア 40 吸着ベルト 41 貫通口 50 ダクト 51 開口 60 送風装置 100 製袋機 110 チュービング工程 120 スミ切り工程 130 フライングカット工程 140 下ホック打設工程 141 吸着パッド 150 上ホック打設工程 160 検査工程 170 搬出工程

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する少なくとも一対の搬送ベルトで
    袋を挟持してこれを各種工程に搬送するように構成した
    製袋機における袋の搬送構造であって、 表裏に貫通する貫通口を有し、前記搬送ベルトに並設さ
    れると共にこれに同期して送られる吸着ベルトと、 この吸着ベルトの裏側に開口を有するダクトと、 このダクトの空気を排出する送風装置とを備えたことを
    特徴とする製袋機における袋の搬送構造。
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