JPH08282899A - シート材搬送装置 - Google Patents

シート材搬送装置

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JPH08282899A
JPH08282899A JP178096A JP178096A JPH08282899A JP H08282899 A JPH08282899 A JP H08282899A JP 178096 A JP178096 A JP 178096A JP 178096 A JP178096 A JP 178096A JP H08282899 A JPH08282899 A JP H08282899A
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JP
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conveyor
sheet material
secondary conveyor
primary
carry
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JP178096A
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Yasushi Yatsuka
康 八束
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Gunze Ltd
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Gunze Ltd
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  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 折丁を、直交する一次コンベヤと二次コンベ
ヤとの間で移載させる装置において、移載が確実に行え
るようにする。 【解決手段】 一次コンベヤ2よりも二次コンベヤ3を
一段低く設置する。二次コンベヤ3の搬入部には、その
上面で回転するブラシローラ16を設ける。また、一次
コンベヤ2から二次コンベヤ3へ向けて折丁を支持する
シュート板41を設ける。二次コンベヤ3のベルトには
多数の孔を形成し、その下部に吸引ボックスを設けて、
ブラシローラ16から降ろされる折丁を搬送支持面上へ
吸引させるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する利用分野】本発明は、折丁等のシート材
を直交して搬送させる場合等に用いることができるシー
ト材搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】折丁等のシート材を自動機械によって四
つ折りにするには、図11(a)に示すようにシート材
Sを辺aが先行するA方向へ搬送しつつ、その途中で第
1潰しローラR1による1回目の折り目付け(矢符X参
照)を行い、続いて図11(b)に示すようにシート材
Sを辺bが先行するB方向へ方向変換させてから、第2
潰しローラR2による2回目の折り目付け(矢符Y参
照)を行うようにしている。
【0003】ところで、従来、シート材Sの搬送方向を
途中で変換させるための技術としては、図12に示すよ
うに平面的に接続された一次コンベヤ100と二次コン
ベヤ101との交差部に、その交差角度を二等分する方
向へ軸心を向けたテーパローラ102を配するようにし
たものが知られている(実開昭62−68951号公報
参照)。
【0004】しかしこの技術では、一次コンベヤ100
上を搬送されたシート材Sがテーパローラ102上で9
0°向きを変え、二次コンベヤ101上へ移載されるよ
うになっている。即ち、一次コンベヤ100上を搬送さ
れるときに先行する辺aは、二次コンベヤ101上を搬
送されるときもそのまま先行状態になる。従って、この
技術を図11(a)及び(b)に示したような四つ折り
工程等に採用することはできなかった。
【0005】そこで上記四つ折り工程では、図13に示
すように二次コンベヤ101の搬入部を一次コンベヤ1
00の搬出部よりも一段低く設けると共に、二次コンベ
ヤ101の搬入部へ乗り越しガイド105及びストッパ
ー106を設ける構成を採用することにより、二次コン
ベヤ101上へ移載後のシート材Sの向きが一次コンベ
ヤ100上で搬送されたままとなる(即ち、シート材S
自体の搬送方向は、先行する辺が辺aから辺bへと変わ
る)ようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一般に、上記のような
四つ折り工程の上流側には印刷工程が設けられており、
この印刷工程では、印刷開始後、インクの乗りが良好に
なるまでの間、相当数のシート材S(不良紙とされるも
の)を廃棄する必要があるが、この廃棄されるシート材
Sには皺、折れ、破れ、カール等が生じていることが多
い。
【0007】しかし、図13に示した構成のものでは、
上記のような皺等を生じているシート材Sが乗り越しガ
イド105やストッパー106に引っ掛かって詰まりを
起こすことがあった。また、皺等がないシート材Sの場
合でも、乗り越しガイド105やストッパー106と度
を超えて接触するようになったり、また一次コンベヤ1
00から送り出されるときの慣性が強弱に変化したりす
ることがあるため、二次コンベヤ101上での搬送向き
にバラツキが起こるということがあった。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、一次コンベヤと二次コンベヤとの間でシート
材の搬送方向を変換するに際し、両コンベヤ間での移載
が確実に行えるようにすると共に、移載後における二次
コンベヤ上での位置付けを一定且つ高精度なものとでき
るようにしたシート材搬送装置を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、請求
項1記載の本発明では、シート材を搬送する一次コンベ
ヤと、該一次コンベヤの搬出端部で搬送支持面レベルを
一段低くすると共に搬送方向を交差させて後続される二
次コンベヤとを有し、二次コンベヤの搬入部には一次コ
ンベヤからのシート材を当該二次コンベヤの搬送支持面
へ吸引保持する位置決め手段が設けられていることを特
徴としている。
【0010】このような構成であれば、一次コンベヤか
ら二次コンベヤへと送り出されたシート材が、位置決め
手段によって二次コンベヤ上の所定位置へ吸い寄せられ
るようなかたちで強制的に移載されるため、その移載が
確実となるばかりでなく、移載状態での位置決めが高精
度なものとされる。従って、シート材において、一次コ
ンベヤ上で皺等が生じていたとしても、何ら不具合は生
じない。
【0011】また、請求項2記載の本発明では、前記二
次コンベヤの搬入部には、一次コンベヤ上を搬送時とは
異なる辺を先行させるべくシート材に送り渡し駆動を与
える駆動ローラ支持手段が設けられていることを特徴と
している。このような構成であれば、一次コンベヤから
二次コンベヤへのシート材の移載が一層確実化されると
共に、シート材の搬送方向が移載の前後で先行辺を異な
らせるようになるので、四つ折り工程等への実施に好適
となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図1乃至図5は本発明の第1実施
形態に係るシート材搬送装置1を示したもので、この搬
送装置1は、一次コンベヤ2と、この一次コンベヤ2の
搬出端部で搬送方向を直交させて後続される二次コンベ
ヤ3と、この二次コンベヤ3の搬入部に設けられた駆動
ローラ支持手段4とを有している。また、二次コンベヤ
3の搬入部には位置決め手段5(図2にのみ示す)が設
けられている。
【0013】一次コンベヤ2は、複数本のエンドレス細
ベルト6を互いに所定間隔で平行架設することにより全
体としてシート材Sを平置き支持可能なように構成され
ている。また二次コンベヤ3は、エンドレス広幅ベルト
7によりシート材Sを全面的に平置き支持可能なように
構成されている。そして二次コンベヤ3は、その搬送支
持面のレベルが一次コンベヤ2の搬送支持面のレベルよ
りも一段低くなるように設定されている。
【0014】これら一次コンベヤ2及び二次コンベヤ3
は、各々、各別の駆動装置(いずれも図示略)により駆
動可能になっており、可変速とされているが、本実施例
では、二次コンベヤ3の搬送速度は一次コンベヤ2の搬
送速度の2倍になるように制御される。二次コンベヤ3
の広幅ベルト7には、肉厚方向を貫通する多数の通気孔
8(図3参照)が分散形成されている。そして、図2に
示すように一次コンベヤ2に対応する搬入部には、広幅
ベルト7における上部張り側(即ち、搬送支持面)の下
部に吸引ボックス10が設けられている。
【0015】この吸引ボックス10は上面をベルト支持
面とする箱体であって、適宜吸引装置(図示略)と接続
されており、このベルト支持面には複数の吸引孔13が
形成されている。なお、図示は省略するが、この吸引ボ
ックス10は二次コンベヤ3の搬送方向に沿って移動可
能になされており、これによって一次コンベヤ2の搬出
端部に対する位置調節(即ち、二次コンベヤ3における
搬入部の位置設定)ができるものとなっている。
【0016】従って吸引装置を作動させた場合、吸引ボ
ックス10の吸引孔13から二次コンベヤ3の通気孔8
を介して搬送支持面の上部が吸引負圧状態とされ、この
部分で一次コンベヤ2から送り渡されるシート材Sを吸
着保持できるようになっている。このようなことによ
り、上記した位置決め手段5が構成されているものであ
る。
【0017】上記駆動ローラ支持手段4は、二次コンベ
ヤ3の搬入部に対し、一次コンベヤ2の搬送方向(A方
向)と二次コンベヤ3の搬送方向(B方向)との交差角
を二分する斜め方向へ軸心を向けた支持ローラ16と、
この支持ローラ16の回転モータ17と、支持ローラ1
7の保持スタンド装置18とを有している。支持ローラ
16は、回転軸心まわりに樹脂製等のブラシが放射状に
植毛されたものである。また、回転軸方向に沿って直径
が一定に形成されているので、この支持ローラ16の周
速度は、突端側も根本側も同速度となる。
【0018】保持スタンド装置18は、図3に示すよう
に二次コンベヤ3のコンベヤフレーム20に対してその
搬送方向に沿った位置調節が可能に取り付けられた支柱
台23と、この支柱台23に立設された支柱24に対し
て上下動及び旋回角度調節が可能に取り付けられた支持
アーム25と、この支持アーム25に対して水平動調節
が可能に取り付けられたスライド片26とを有してお
り、このスライド片26に対して、モータ17に結合さ
れたギヤボックス28が首振り角度を調節可能な状態で
取り付けられている。
【0019】図3中の符号30〜33は、上記各調節の
際に操作するロックハンドルを示している。このような
ことから、一次コンベヤ2や二次コンベヤ3に対する支
持ローラ16の取付位置、取付高さ、取付角度(上下方
向及び水平方向)、出入り度合い等に関しては、その全
ての方向について自在に調節できるものとなっている。
【0020】従って、図2に示すように一次コンベヤ2
によって辺aが先行する状態でA方向に搬送されたシー
ト材Sは、その搬出端部から支持ローラ16の上に乗り
上げてその回転を受けつつ、二次コンベヤ3上へと円滑
に移載されるようになる。このとき支持ローラ16の回
転は、一次コンベヤ2の搬送方向(A方向)と二次コン
ベヤ3の搬送方向(B方向)との合成成分としてシート
材Sを斜行させるように作用するので、シート材Sはそ
の平面方向の転回作用を受けることがなく(即ち、その
ままの姿勢を保持して平行移動するようになり)、二次
コンベヤ3に対して辺bを先行させるような向きで降ろ
されることになる。
【0021】そして、支持ローラ16から二次コンベヤ
3上へシート材Sが降ろされるときには、位置決め手段
5により、シート材Sが二次コンベヤ3の搬入部所定位
置へ吸着保持されるため、以後、シート材Sは二次コン
ベヤ3上を高精度な位置付けのもとB方向へ搬送される
こととなる。なお、一次コンベヤ2における搬出端部に
は、その上部に、揺動自在アーム36によって保持され
た加圧ホイール37(図4参照)が設けられていると共
に、細ベルト6相互の所定間に、二次コンベヤ3へ向け
てエア噴出ノズル38が設けられている。
【0022】加圧ホイール37は、一次コンベヤ2から
送り出されつつあるシート材Sの先端部が二次コンベヤ
3上の所定位置まで送り出されるまでの間、当該シート
材Sの後端部を、一次コンベヤ2上へ押さえ付けておく
ようになっている。これにより、シート材Sが平面状態
を維持し易くなるようにしてある。この加圧ホイール3
7は、不要時には上方へ跳ね上げ退避できるようになっ
ている。
【0023】エア噴出ノズル38は、一次コンベヤ2上
でシート材Sが重ね送りされるような場合にあって、シ
ート材Sを各枚葉ごとに分離させるさばき作用を奏する
ようになっている。また二次コンベヤ3の搬入部には、
一次コンベヤ2の搬出端部と対向するようにして起立す
るストッパ板40が設けられていると共に、支持ローラ
16の上流側空間を覆い隠すように保持されたシュート
案内板41が設けられている。
【0024】ストッパ板40を設けることにより、一次
コンベヤ2上を搬送されるシート材Sに皺、折れ、破
れ、カール等が生じている場合に、二次コンベヤ3上で
これらを原因とする飛び出しや転回が生じないようにす
るうえで有用なものとなる。勿論、支持ローラ16によ
る方向変換作用を確実なものとするうえでも、有益であ
る。
【0025】このストッパ板40は、図3に示すように
二次コンベヤ3のコンベヤフレーム20に対して、ブラ
ケット43,44を組み合わせた状態で取り付けられて
おり、二次コンベヤ3の搬入部に対する出入り度合いや
高さ調節、及び二次コンベヤ3の搬送方向に沿った位置
調節が可能になっている。一方、シュート案内板41を
設けることにより、一次コンベヤ2上を搬送されるシー
ト材Sに皺、折れ、破れ、カール等が生じている場合
に、これらを原因として支持ローラ16の上流側でシー
ト材Sが二次コンベヤ3へ巻き込まれるようなことがな
いようにするうえで有用なものとなる。勿論、支持ロー
ラ16への乗り上げ及びその後の方向変換作用を確実な
ものとするうえでも、有益である。
【0026】このシュート案内板41は、図1及び図2
に示すように二次コンベヤ3のコンベヤフレーム20に
付設された保持スタンド装置48により、上下、前後、
左右、傾き等の全方向にわたる調節ができるようになっ
ている。従って、これらの総合的な作用として、二次コ
ンベヤ3の搬入部に対するシート材Sの移載の確実性及
び位置付けの高精度化が一層、信頼性(蓋然性)の高い
ものへと図られていることになる。
【0027】このような構成のシート材搬送装置1は、
二次コンベヤ3を図6に示すようなループコンベヤとし
て構成させる(又は二次コンベヤ3をループコンベヤに
接続する)ことによって、シート材四つ折り工程等を構
築させることができる。この二次コンベヤ3は、一次コ
ンベヤ2に対する搬入部を起点にその下方へループを開
始して、この搬入部の上方部へ回帰するといった経路構
成になっており、図7に示すように搬入部ローラ53か
ら搬出部ローラ54までの間を架け渡された内回りコン
ベヤ55と、この内回りコンベヤ55における下行きの
縦経路55aから下部の横送り経路55bに対して沿接
された搬入側外接コンベヤ56と、内回りコンベヤ55
における上行きの縦経路55cに対して沿接された搬出
側外接コンベヤ57とを有している。
【0028】なお、搬入側外接コンベヤ56や搬出側外
接コンベヤ57は、帯ベルト、バンコードベルト、チェ
ーン等を用いたコンベヤ構成としたり、ローラコンベヤ
等を介設させる構成としたりすることができる。二次コ
ンベヤ3におけるループの終端部には、移載装置60を
介して搬出コンベヤ61(図6参照)が後続されてい
る。
【0029】そして、一次コンベヤ2には第1潰しロー
ラR1(図6参照)が設けられ、二次コンベヤ3の中途
部には第2潰しローラR2が設けられている。従って、
図11(a)及び(b)に示したようなシート材Sの四
つ折りが可能である。勿論、二つ折りの場合は、1台の
折り機があればよく、それ以外の四つ折りや八つ折りの
ときは、第2、第4の折り機が必要である。
【0030】二次コンベヤ3において、内回りコンベヤ
55はベルト蛇行部65を有して搬出部ローラ54を水
平方向へ進退可能になっており、搬出コンベヤ61と、
これより遠方に配した搬出コンベヤ62とに対してシー
ト材Sの供給切り換えが可能になっている。すなわち、
上記ベルト蛇行部65では、蛇行案内ローラ66のうち
所定のものを水平移動させることで搬出部ローラ54に
進出時のゆとりを与えたり、反対に退入時の緊張を保持
させたりするようになっている。
【0031】従って例えば、搬出コンベヤ61,62の
一方をメンテナンスしつつ、同他方によって運転を続行
させるといった使い方ができる。また、シート材Sのロ
ットごとに、二次コンベヤ3を経た後の処理加工を変更
するといった使い方をすることもできる。更に、二次コ
ンベヤ6,66の切替えによって各々のシート材供給に
インターバルを生じさせ、このインターバル間に所定作
業(例えば結束作業等)を行うといった使い方もでき
る。
【0032】なお、二次コンベヤ3から搬出コンベヤ6
1へシート材Sを移載するための移載装置60や、二次
コンベヤ3から搬出コンベヤ62へシート材Sを移載す
るための移載装置63には、従来公知のもの(例えば、
図12や図13に示したようなもの)を用いればよい。
また必要に応じて、図8及び図9に示すように上記した
駆動ローラ支持手段4と同じ構成のもの(支持ローラ1
6を有したもの)を用いることも可能である。
【0033】ところで、本発明は上記実施形態に限定さ
れるものではない。図10は本発明の第2実施形態に係
るシート材搬送装置1を示している。この第2実施形態
において、一次コンベヤ2及び二次コンベヤ3は、いず
れもシート材Sを平置き状態で全面的に支持可能な広幅
ベルトを用いた構成となっている。
【0034】なお、図例では一次コンベヤ2が平行して
2本設けられたものを示してあるが、そのうち1本は同
他方の一次コンベヤ2をメンテナンスする場合の予備用
や、ロット違いのシート材Sを搬送する場合の交代用等
として用いられる。従って二次コンベヤ3には、各一次
コンベヤ2の使用状況に応じてそれらの搬出端部が臨む
部分に、それぞれ搬入部が構成されるものとなる。
【0035】二次コンベヤ3の広幅ベルト7には、肉厚
方向を貫通する多数の通気孔8が分散形成されている。
そして、各一次コンベヤ2に対応する搬入部には、搬送
支持面の下部(広幅ベルト7の上部張り側の下部)に吸
引ボックス10が設けられている。この吸引ボックス1
0は上面をベルト支持面10aとする箱体であって、適
宜吸引装置12と接続されており、このベルト支持面1
0aには複数の吸引孔13が形成されている。
【0036】従って吸引装置12を作動させた場合、吸
引ボックス10の吸引孔13から二次コンベヤ3の通気
孔8を介してその上面の搬送支持面が吸引負圧状態とな
り、一次コンベヤ2から送り渡されるシート材Sを平面
的に吸着保持できるようになっている。これにより、位
置決め手段5が構成されている。なお、一次コンベヤ2
上を搬送されるシート材Sは、先行するシート材Sの上
に、次のシート材Sの先端部を少し後方へずらした状態
で重ねて先行シート材Sの先端部を露出させ、以下これ
を繰り返すようにしてある(ズラシ重ね送り)。そのた
め、シート材Sの先端部が二次コンベヤ3上の所定位置
まで送り出されるまでの間は、当該シート材Sの後端部
はいまだ一次コンベヤ2上で、後続のシート材Sによっ
て押さえ付けられた状態にある。従って、二次コンベヤ
3の搬入部に対するシート材Sの移載後の位置付けは一
定で且つ高精度なものとなる。
【0037】このような構成のシート材搬送装置1で
は、言うまでもなく、辺aが先行する状態で一次コンベ
ヤ2によってA方向に搬送されたシート材Sは、二次コ
ンベヤ3に移載後に辺bを先行させるようにしてB方向
へ搬送されることとなる。本発明は、折丁に対する四つ
折り工程に実施することが限定されるものではなく、断
裁工程(耳落とし処理又は定寸切り処理等)、枚数カウ
ンター工程、積層工程、分流選別工程等で実施すること
も可能である。
【0038】シート材Sは、折丁に限定されるものでは
ない。一次コンベヤ2と二次コンベヤ3との交差角度
は、直交以外のものとすることが可能である。位置決め
手段5において、二次コンベヤ3の広幅ベルト7をスポ
ンジ等の通気性ベルトに置換することも可能である。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1記載の本発明では、搬送方向を互いに交差させた一次
コンベヤと二次コンベヤとを有し、二次コンベヤの搬入
部に位置決め手段が設けられた構成であるので、一次コ
ンベヤから二次コンベヤへと送り出されたシート材は、
位置決め手段により、二次コンベヤ上の所定位置へ吸い
寄せられるようなかたちで強制的に移載されるようにな
る。
【0040】そのため、例えばシート材が不良紙等であ
る場合であって、一次コンベヤ上で皺、折れ、破れ、カ
ール等が生じていたとしても、このシート材を一次コン
ベヤから二次コンベヤへ確実に引き出して(詰まりを生
じさせることなく)、その後の搬送に供することができ
るという利点がある。また、例えばシート材が良紙等で
ある場合には、後流側工程での各種作業に対応すべく二
次コンベヤ上でのシート材の位置決めを高精度で行える
という利点がある。
【0041】また、請求項2記載の本発明では、前記二
次コンベヤの搬入部に駆動ローラ支持手段が設けられた
構成であるので、一次コンベヤから送り出されるシート
材が回転する支持ローラ上で送り渡し駆動を受けて円滑
に移動し、二次コンベヤへ降ろされるようになり、シー
ト材の移載が一層確実なものとされる。また、シート材
の搬送方向が移載の前後で先行辺を異ならせるようにな
るので、四つ折り工程等への実施に好適となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るシート材搬送装置
を示す側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図2中の矢符G方向から見た状態を拡大して示
す斜視図である。
【図4】一次コンベヤの搬出部を拡大して示す斜視図で
ある。
【図5】図1のH−H線拡大断面図である。
【図6】二次コンベヤをループコンベヤとする場合の経
路構成を示す斜視図である。
【図7】図6のF−F線矢視状態を示す正面図である。
【図8】図6のC−C線拡大断面図である。
【図9】(a)は図8のD−D線矢視図であり、(b)
は図8のE−E線矢視図である。
【図10】本発明の第2実施形態に係るシート材搬送装
置を示す斜視図である。
【図11】(a)はシート材の二つ折り作業を示す斜視
図であり、(b)はシート材の四つ折り作業を示す斜視
図である。
【図12】従来の搬送方向変換装置を示す平面図であ
る。
【図13】従来の別種の搬送方向変換装置を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 シート材搬送装置 2 一次コンベヤ 3 二次コンベヤ 4 駆動ローラ支持手段 5 位置決め手段 S シート材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート材(S)を搬送する一次コンベヤ
    (2)と、該一次コンベヤ(2)の搬出端部で搬送支持
    面レベルを一段低くすると共に搬送方向を交差させて後
    続される二次コンベヤ(3)とを有し、二次コンベヤ
    (3)の搬入部には一次コンベヤ(2)からのシート材
    (S)を当該二次コンベヤ(3)の搬送支持面へ吸引保
    持する位置決め手段(5)が設けられていることを特徴
    とするシート材搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記二次コンベヤ(3)の搬入部には、
    一次コンベヤ(2)上を搬送時とは異なる辺を先行させ
    るべくシート材(S)に送り渡し駆動を与える駆動ロー
    ラ支持手段(4)が設けられていることを特徴とする請
    求項1記載のシート材搬送装置。
JP178096A 1995-02-14 1996-01-09 シート材搬送装置 Pending JPH08282899A (ja)

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JP178096A JPH08282899A (ja) 1995-02-14 1996-01-09 シート材搬送装置

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JP7-25460 1995-02-14
JP07025460 1995-02-14
JP178096A JPH08282899A (ja) 1995-02-14 1996-01-09 シート材搬送装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2010101286A1 (en) * 2009-03-02 2010-09-10 Unicharm Corporation Conveyor apparatus and method of conveying continuous, air-permeable web
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