JP2000203707A - コンベア用ベルト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 農水産物、食品等を搬送するとき、ワークの
損傷を防ぐため、ワークが変わった場合、現場で自在に
クッション効果を調整出来るベルトを提供すること。 【解決手段】 ゴム、樹脂等の円環状シート２枚を重ね
合わせ、その両側端部を融着し、気密なエアバッグ１を
作り、側面の一部にエアバッグ１の内圧を調整するバル
ブ４を設ける。そして、エアバック１を構成するシート
内にはシート材より剛性の高いワイヤーをメッシュ状に
編んだメッシュ１１を埋設し、エアバック１の外表面が
太鼓形に膨らむのを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ベルトコンベアに用い
るベルトに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、農水産物、食品等の搬送用のベル
トとして、ワークの損傷を防ぐため、平ベルトの表面に
スポンジや発泡ウレタン等の柔軟材を貼付したものがあ
る。ところが、固有のワークに適する硬度の柔軟材を貼
付するするため、ワークの種類が変わった場合、現場で
クッション効果を調整出来ないという欠点がある。ま
た、作業終了後水洗いをすると、水切れが悪く乾燥に時
間を要し、衛生上の問題がある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、ワ
ークの種類が変わった場合、現場で簡単にクッション効
果を調整出来る、水切れがよいベルトを提供することを
課題とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】ゴム、樹脂等の円環状シ
ート２枚を重ね合わせ、その両側端部を融着し、気密な
エアバッグを作り、エアバッグの側面の一部にバルブを
設ける。

【０００５】

【作用】バルブからエアを吸・排気して、ワークに適し
たクッション効果が得られるように、エアバッグの内圧
を調整する。

【０００６】

【実施例】図１、（ａ）は本発明の実施例を示す正断面
図、（ｂ）は側断面図、(c)は平面図である。ゴム、樹
脂等のシート２枚を円環状に重ねあわせ、その両側端部
を融着し、気密なエアバッグ１を作る。 エアバッグ１
の側面の一部にバルブ４を設ける。 エアバッグ１の内
径側を、プーリ３、３間に張り渡してある平ベルト２の
外表面に、両面粘着テープや接着材で貼付する。

【０００7】図２、（ａ）は第２の実施例を示す平面
図、（ｂ）は側断面図、（ｃ）は正断面図である。エア
バッグ１を構成するシート内には、シート材より剛性の
高いワイヤーをメッシュ状に編んだメッシュ１１を埋設
してある。 なお、メッシュ１１を袋状に形成し、エア
バッグ１を外包してもよい。このように、構成すること
により、エアバッグ１の外表面が太鼓形に膨らむのを防
止出来るので、卵、みかん、大根等、楕円体や円筒状の
ワークが転落するのを防止出来る。図３は、第３の実施
例を示す側面図で、第１または第２の実施例のエアバッ
グ１、１を一対上下に併設しサンドイッチ・コンベアに
したもので、エアバッグ１、１間にワークを挟みながら
搬送する。このように構成することにより、傾斜搬送や
搬送中にワークを加工する場合、ワークの姿勢を維持出
来る。

【０００８】

【発明の効果】エアバッグの内圧を任意に調整すること
で、ワークの種類が変わった場合、現場でクッション効
果を自在に調整出来る。また、エアバッグを気密なシー
トで構成するので水切れが良い。

【０００９】

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例を示す（ａ）正断面図、（ｂ）
側断面図、 (c)平面図

【図２】本発明の第２の実施例を示す（ａ）平面図、
（ｂ）側断面図、（ｃ）は正断面図

【図３】本発明の第３の実施例を示す、側断面図

【符号の説明】

１ エアバッグ １１ メッシュ ２ 平ベルト ３ プーリ ４ バルブ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】コンベア用ベルトにおいて、前記ベルト
   が、側面の一部にバルブを設けたエアバッグであること
   を特徴とするコンベア用ベルト。
2. 【請求項２】前記エアバッグがメッシュを備えた、請求
   項１に記載のコンベア用ベルト。