JPH0780090B2 - 刃付回転切断具 - Google Patents
刃付回転切断具Info
- Publication number
- JPH0780090B2 JPH0780090B2 JP9838690A JP9838690A JPH0780090B2 JP H0780090 B2 JPH0780090 B2 JP H0780090B2 JP 9838690 A JP9838690 A JP 9838690A JP 9838690 A JP9838690 A JP 9838690A JP H0780090 B2 JPH0780090 B2 JP H0780090B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- cutting tool
- rotary cutting
- noise
- saw
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23D—PLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23D61/00—Tools for sawing machines or sawing devices; Clamping devices for these tools
- B23D61/02—Circular saw blades
- B23D61/04—Circular saw blades with inserted saw teeth, i.e. the teeth being individually inserted
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Sawing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、石材加工、木材加工および金属加工時に頻
繁に使用される刃付回転切断具(一般に丸鋸などの総称
であるBlade Sawを、以下この代表例として説明する)
において、空運転中のBlade Sawかわ放射される風切り
音を大幅に低減したBlade Sawに関するものである。
繁に使用される刃付回転切断具(一般に丸鋸などの総称
であるBlade Sawを、以下この代表例として説明する)
において、空運転中のBlade Sawかわ放射される風切り
音を大幅に低減したBlade Sawに関するものである。
従来のBlade Sawは、Blade Sawから放射される振動音の
みに注目されていた。そしてこのBlade Sawからの振動
音を防止するために、Blade Saw(回転盤本体を意味す
る)の外周部に割りみぞを設けたものや(例えば坂井秀
春「チップソー」、(昭49,6,20)、槙書店、P143)、
吸振材料とBladeを張り合わせてサンドイッチ型にした
ものがある(例えば、杉原彦一「木材加工機械の騒
音」、(昭60,Vol.9,No.3)、騒音制御、P24)。
みに注目されていた。そしてこのBlade Sawからの振動
音を防止するために、Blade Saw(回転盤本体を意味す
る)の外周部に割りみぞを設けたものや(例えば坂井秀
春「チップソー」、(昭49,6,20)、槙書店、P143)、
吸振材料とBladeを張り合わせてサンドイッチ型にした
ものがある(例えば、杉原彦一「木材加工機械の騒
音」、(昭60,Vol.9,No.3)、騒音制御、P24)。
しかし、Blade Sawから放射される風切り音は、Blade S
awの刃先(刃部)から発生する渦が原因であり、上記の
対策をほどこしても風切り音は、いっこうに減音しない
のが現状である。
awの刃先(刃部)から発生する渦が原因であり、上記の
対策をほどこしても風切り音は、いっこうに減音しない
のが現状である。
石材や木材を加工するためのBlade Sawの周速度は、28m
/s〜80m/sと高速であり、空運転中における風切り音は1
00dB以上にもなる。
/s〜80m/sと高速であり、空運転中における風切り音は1
00dB以上にもなる。
このため、空運転中における風切り音は、工場騒音の大
きな原因となり、作業者の健康にも少なからず影響を及
ぼしている。
きな原因となり、作業者の健康にも少なからず影響を及
ぼしている。
この風切り音の騒音対策として、機械を遮音材およば吸
音材で囲ったり、作業者に対しては耳栓や耳覆いの装着
を行わせている。しかし、石材および木材加工機械は大
きな加工物が数多く出入りするため、機械を完全に遮音
材で囲う事は無理であり、囲いにはどうしても大きな開
口部が必要となり、囲いの効果は薄い。また、耳栓や耳
覆いの装着は、作業者にとって煩わしさがある。
音材で囲ったり、作業者に対しては耳栓や耳覆いの装着
を行わせている。しかし、石材および木材加工機械は大
きな加工物が数多く出入りするため、機械を完全に遮音
材で囲う事は無理であり、囲いにはどうしても大きな開
口部が必要となり、囲いの効果は薄い。また、耳栓や耳
覆いの装着は、作業者にとって煩わしさがある。
このように、従来の対策は風切り音に対して消極的な方
法で行なわれてきた。
法で行なわれてきた。
本発明は、騒音源であるBlade Sawから放射された風切
り温を積極的に消音する方法として発明されたものであ
る。
り温を積極的に消音する方法として発明されたものであ
る。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
周縁より突出した刃部1に硬質のチップ2を設けた刃付
回転切断具において、刃部1肉厚内に回転面と平行にし
て且つ略接線方向に所定巾の通風スリット3を形成した
ことを特徴とする刃付回転切断具に係るものである。
回転切断具において、刃部1肉厚内に回転面と平行にし
て且つ略接線方向に所定巾の通風スリット3を形成した
ことを特徴とする刃付回転切断具に係るものである。
実験によるこの原理を述べると、Blade Sawの刃部1に
通風スリット3を設けることにより、空運転中の刃部1
では空気の一部が通風スリット3に流れ込み、そして刃
部1の後方へ通風スリット3からの吹出し、つまり空気
の自己噴射が行なわれる。この通風スリット3からの自
己噴射効果により、刃部1の後方では広範囲にわたり死
水領域が形成され渦の成長が制御される。その結果、風
切り音は大幅に低減される。さらに、渦の発生が制御さ
れるため、Blade Sawの渦励振による振動音も消音され
る。
通風スリット3を設けることにより、空運転中の刃部1
では空気の一部が通風スリット3に流れ込み、そして刃
部1の後方へ通風スリット3からの吹出し、つまり空気
の自己噴射が行なわれる。この通風スリット3からの自
己噴射効果により、刃部1の後方では広範囲にわたり死
水領域が形成され渦の成長が制御される。その結果、風
切り音は大幅に低減される。さらに、渦の発生が制御さ
れるため、Blade Sawの渦励振による振動音も消音され
る。
主に木材加工用のBlade Sawに本発明を適用した実施例
について第1図に基づいて詳述する。
について第1図に基づいて詳述する。
幅Sのみぞの付いたチップ2を、同じ幅Sのみぞの付い
た刃部1に接着し、半径方向の長さLs、幅Sの通風スリ
ット3を刃部1の肉厚内に回転面と平行にして且つ略接
線方向に形成する。
た刃部1に接着し、半径方向の長さLs、幅Sの通風スリ
ット3を刃部1の肉厚内に回転面と平行にして且つ略接
線方向に形成する。
通風スリットの幅Sは、刃部1の厚さHの10%〜50%で
あり、通風スリット3の半径方向の長さLsは、刃部1の
長さLの50%〜75%である。
あり、通風スリット3の半径方向の長さLsは、刃部1の
長さLの50%〜75%である。
本実施例のように構成すると、Blade Sawの周速度50m/s
において、風切り音の騒音レベルは、大幅に20dB低減す
る。
において、風切り音の騒音レベルは、大幅に20dB低減す
る。
この通風スリット3による減音効果は、第2図のような
石材加工用のBlade Sawの刃部形状でも同様である。
石材加工用のBlade Sawの刃部形状でも同様である。
また、第3図のような刃部1とチップが一体化して刃部
1を形成しているBlade Sawでも、刃部に同様に通風ス
リット3を設けることにより同様な風切り音の減音効果
が得られる。尚、図中符号4は、チップ2が一体に形成
されている部分を示す。
1を形成しているBlade Sawでも、刃部に同様に通風ス
リット3を設けることにより同様な風切り音の減音効果
が得られる。尚、図中符号4は、チップ2が一体に形成
されている部分を示す。
本発明を使用することによって、Blade Sawからの風切
り音および渦励振による振動音が消音され、工場騒音は
減少する。
り音および渦励振による振動音が消音され、工場騒音は
減少する。
また、作業中の不快な音も低減されることから作業者の
健康におよぼす悪影響が少なくなり、また作業能率も向
上される。
健康におよぼす悪影響が少なくなり、また作業能率も向
上される。
また、構造が簡単なので製造経費がきわめて安くでき
る。
る。
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図aは本発
明の正面図、第1図bは第1図aのA部拡大側面図、第
1図cは第1図aのA部拡大正面図、第2図a,bは本発
明の他の実施例の拡大側面図,拡大正面図、第3図a,b
は本発明の他の実施例の拡大側面図,拡大正面図であ
る。
明の正面図、第1図bは第1図aのA部拡大側面図、第
1図cは第1図aのA部拡大正面図、第2図a,bは本発
明の他の実施例の拡大側面図,拡大正面図、第3図a,b
は本発明の他の実施例の拡大側面図,拡大正面図であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荻野 ▲隆▼ 山形県鶴岡市青柳町18―7 (72)発明者 一宮 亮一 新潟県新潟市五十嵐2の町8050 大学宿舎 RA―401号 (56)参考文献 実開 昭55−37105(JP,U) 実開 昭51−159095(JP,U) 実公 昭49−32390(JP,Y1) 実公 昭43−1033(JP,Y1) 実公 昭54−22629(JP,Y2)
Claims (1)
- 【請求項1】周縁より突出した刃部に硬質のチップを設
けた刃付回転切断具において、刃部の肉厚内に回転面と
平行にして且つ略接線方向に所定巾の通風スリットを形
成したことを特徴とする刃付回転切断具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9838690A JPH0780090B2 (ja) | 1990-04-13 | 1990-04-13 | 刃付回転切断具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9838690A JPH0780090B2 (ja) | 1990-04-13 | 1990-04-13 | 刃付回転切断具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH042411A JPH042411A (ja) | 1992-01-07 |
JPH0780090B2 true JPH0780090B2 (ja) | 1995-08-30 |
Family
ID=14218424
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9838690A Expired - Lifetime JPH0780090B2 (ja) | 1990-04-13 | 1990-04-13 | 刃付回転切断具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0780090B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7171233B2 (ja) * | 2018-05-15 | 2022-11-15 | 株式会社マキタ | 金工用携帯用マルノコ |
-
1990
- 1990-04-13 JP JP9838690A patent/JPH0780090B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH042411A (ja) | 1992-01-07 |
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