JPH01264716A - 丸鋸 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、木工用あるいは金属加工用の丸鋸に関する
。

〔従来の技術〕

周知のように、丸鋸は円盤の外周に鋸刃チップを有し、
中心部に軸孔が穿設してあり、丸鋸盤の回転軸にフラン
ジを両側より挾みナツト締めによって取り付け、丸鋸を
高速に回転して加工材料を切断するものである。

〔発明が解決しようとする課題〕

丸鋸は、前述のように高速回転して切断されるが、切断
中に丸鋸が波状に振れ始める場合がしばしば発生するも
ので、振れ始めると振れが止まらず、加工材の切断面が
曲がり始め、遂には切断不能になってしまう。これは色
々の原因によるが、丸鋸盤の回転数にも太き（左右され
るもので、これに対処する従来から行われている一つの
手段として、回転数が高速のものに対しては、丸鋸の中
心部をハンマーで叩き腰を弱めて大きな遠心力が得られ
るようになし、また低速で回転するものにあっては、逆
に丸鋸の外周部をハンマーで叩き腰を強くするように修
正して使用されている。しかしその作業は長年の熟練を
必要とし、しかも、丸鋸−枚一枚の金属組織が必ずしも
一様とは言えず、−枚ごとに微妙な調整を技術者の感に
頼らざるを得なかった。今一つの問題は切断中に丸鋸特
有の高音を発するもので、作業環境を悪化し健康を害す
る要因ともなっていた。

この発明は以上の問題点を解決することを課題とし、回
転数に関係なく対処されると共に、技術者の感に頼る必
要をなくして波状の振れの発生が防止され、しかも消音
効果が得られ、確実な切断と耐久性に優れた丸鋸を提供
することにある。

〔課題を解決するための手段〕

この発明による解決手段は、丸鋸本体に、その中央部分
のフランジが当接する鋸抑え部内より外周部に亘り複数
本のスリットを放射状に設けるものである。

〔作用〕

上記の丸鋸で切断すれば、切断に対する応力が隣合う両
スリット間にのみ作用し、他へ伝播することがなく、鋸
振れ現象が生じても両スリット間で解消され、実験によ
っても実証されたが所望する状態に切断される。しかも
切断時に発生する音は、スリットによって断ち消される
もで、これも実験によって明確化された。

〔実施例〕

この発明を具体的に図面によって説明すると、円盤より
なる丸鋸本体１の外周面に鋸刃チップ２が付着しである
と共に、外周端面より熱膨張を許容する複数本の切込み
３が等間隔に設けてあり、中心部に軸孔４が穿設しであ
る構造は従来のものと同様であるが、この丸鋸本体１に
複数本のスリット５を放射状に等間隔に設けたものであ
って、該スリット５は、丸鋸本体１の中心部におけるフ
ランジ６で抑えられる鋸抑え部分内より丸鋸本体１の外
周部分に至る間に、しかも前記切込み３と対向しないよ
うに食い違い状に設けたものである。

尚、スリット５はレーザー加工によって些少の幅をもっ
て明け、また例えば丸鋸本体１の直径が５１０ｍｍある
いは６１０市のものに対してスリット５を１０本はど等
間隔に設ければ良い。

ところで、スリット５を設ける範囲を種々実験した結果
、前述のように鋸抑え部分内より設けた場合が最も理想
的であるが、鋸抑え部分外より放射状に設けた場合には
、腰が強く鋸振れを吸収する作用が得られず、本発明の
目的を達成ることができなかった。更にスリット５を軸
孔４に至るまでに設けると、腰が弱くなりある特定の回
転数に対処できても、それ以外の回転数には対処できな
いものとなる。

〔発明の効果〕

この発明による丸鋸であれば、両スリット間において個
々の応力が作用して鋸振れを阻止するものであり、切断
するときの回転数が高速であっても低速であってもこれ
に対処でき、従来の如きハンマーで一々修正する必要が
なくなり、極めて良好に切断することが出来るものであ
る。その上耐久性を一段と向上されると共に、消音され
ることから作業環境が良くなるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明による丸鋸を示す正面図、第２図は第
１図Ａ−Ａ線矢印の断面図である。 １・・・丸鋸本体　　２・・・鋸刃チップ　　３・・・
切込み　　４・・・軸孔５　・・・スリット　　６・・
・フランジ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、丸鋸本体（１）に、その中央部分のフランジ（６）
   が当接する鋸抑え部内より外周部に亘り複数本のスリッ
   ト（５）を放射状に設けてあることを特徴とする丸鋸