JPH0779987B2 - 多色化粧板の表面処理方法 - Google Patents
多色化粧板の表面処理方法Info
- Publication number
- JPH0779987B2 JPH0779987B2 JP61218118A JP21811886A JPH0779987B2 JP H0779987 B2 JPH0779987 B2 JP H0779987B2 JP 61218118 A JP61218118 A JP 61218118A JP 21811886 A JP21811886 A JP 21811886A JP H0779987 B2 JPH0779987 B2 JP H0779987B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- clear
- decorative plate
- clear layer
- surface treatment
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、主として、冷蔵庫，洗濯機，大型熱器具など
の家庭用電化商品の外装に使用する化粧板の表面処理方
法に関するものである。
の家庭用電化商品の外装に使用する化粧板の表面処理方
法に関するものである。
前記の如き家庭電化商品の外装用化粧板には、意匠性を
向上させる目的で、印刷等によって模様や色付けを行な
った各種装飾部品を装着することが行なわれている。と
ころが、このような装飾部品を使用すると、装飾部品を
例えばプラスチックで一定形状に成型した後印刷しなけ
ればならないので、部品費が割高となり、かつ、形状変
更の毎に金型の改造が必要となり、さらに取付けに入手
を必要とするという問題がある。
向上させる目的で、印刷等によって模様や色付けを行な
った各種装飾部品を装着することが行なわれている。と
ころが、このような装飾部品を使用すると、装飾部品を
例えばプラスチックで一定形状に成型した後印刷しなけ
ればならないので、部品費が割高となり、かつ、形状変
更の毎に金型の改造が必要となり、さらに取付けに入手
を必要とするという問題がある。
このような点を改善するため、化粧板の基板例えば塗装
鋼板の表面に模様や色付けを直接印刷することが行なわ
れている。
鋼板の表面に模様や色付けを直接印刷することが行なわ
れている。
塗装鋼板の表面全体に模様などを印刷すると、塗装仕上
げのムラやキズあるいはピンホールなどをカバーして塗
装工程の歩留りを良くし、かつ、所望の模様や色付けを
することができる。
げのムラやキズあるいはピンホールなどをカバーして塗
装工程の歩留りを良くし、かつ、所望の模様や色付けを
することができる。
しかし乍ら、塗装基板に直接印刷する方式では、模様な
どが多色（２色またはそれ以上）の場合には、その色数
だけ繰返して印刷しなければならず、それだけコストが
高くなるという問題点がある。さらに、家庭用電化商品
においては、表面にキズがつきにくいようにするため、
表面を硬化させる必要があり、従来は印刷層の上にアク
リル系のトップコートを施こし、そのトップコートを加
熱処理して硬化することが行なわれているが、従来はこ
のような特別な表面硬化工程が必要なため、さらにコス
トが上昇するという問題点がある。
どが多色（２色またはそれ以上）の場合には、その色数
だけ繰返して印刷しなければならず、それだけコストが
高くなるという問題点がある。さらに、家庭用電化商品
においては、表面にキズがつきにくいようにするため、
表面を硬化させる必要があり、従来は印刷層の上にアク
リル系のトップコートを施こし、そのトップコートを加
熱処理して硬化することが行なわれているが、従来はこ
のような特別な表面硬化工程が必要なため、さらにコス
トが上昇するという問題点がある。
本発明は、前記の如き従来技術の問題点を改善し、一パ
スで所望とする多色の模様などの印刷層を化粧板上に形
成し、しかも、その表面が硬化してキズなどがつきにく
い家庭用電化商品などの化粧板の表面処理方法を提供せ
んとするものである。
スで所望とする多色の模様などの印刷層を化粧板上に形
成し、しかも、その表面が硬化してキズなどがつきにく
い家庭用電化商品などの化粧板の表面処理方法を提供せ
んとするものである。
前記目的を達成するため本発明は、ベースフィルム上に
剥離層を介してUVクリア層と所望する多色模様層とを順
次形成すると共に、その多色模様層の表面に接着剤層を
形成した転写フィルムを構成し、該転写フィルムが転写
される化粧板の表面を予備加熱した後、該転写フィルム
を使用して前記接着剤層を介し多色模様層とUVクリア層
とをUVクリア層を表層として化粧板上に加熱、接着し、
しかる後UV照射により前記UVクリア層を硬化せしめてか
ら該ベースフィルムを剥離するか、あるいはベースフィ
ルムを剥離してからUV照射により前記UVクリア層を硬化
せしめることにより、UVクリア層、多色模様層、及び接
着剤層を化粧版表面に転写することを特徴とする。
剥離層を介してUVクリア層と所望する多色模様層とを順
次形成すると共に、その多色模様層の表面に接着剤層を
形成した転写フィルムを構成し、該転写フィルムが転写
される化粧板の表面を予備加熱した後、該転写フィルム
を使用して前記接着剤層を介し多色模様層とUVクリア層
とをUVクリア層を表層として化粧板上に加熱、接着し、
しかる後UV照射により前記UVクリア層を硬化せしめてか
ら該ベースフィルムを剥離するか、あるいはベースフィ
ルムを剥離してからUV照射により前記UVクリア層を硬化
せしめることにより、UVクリア層、多色模様層、及び接
着剤層を化粧版表面に転写することを特徴とする。
前記特徴により本発明は、前記化粧版の予備加熱した後
に転写するため鋼板等の熱容量の大きい化粧板（基材）
に対しても短時間で接着剤を活性化して熱転写すること
ができると共に、更に前述の未硬化状態のUVクリア層が
可撓性及び柔軟性のある状態で転写するため、転写時の
応力、変形による亀裂の発生を防止することができ、更
に転写後の硬化のため充分な表面硬度を得ることができ
る。
に転写するため鋼板等の熱容量の大きい化粧板（基材）
に対しても短時間で接着剤を活性化して熱転写すること
ができると共に、更に前述の未硬化状態のUVクリア層が
可撓性及び柔軟性のある状態で転写するため、転写時の
応力、変形による亀裂の発生を防止することができ、更
に転写後の硬化のため充分な表面硬度を得ることができ
る。
以下、添付図面について本発明の実施例を説明する。
第１図は本発明による化粧板の表面処理方法の工程説明
図である。この図に示すように、この実施例において
は、鋼板１を基板とし、これを所望の形状にプレス加工
した後、下塗塗装２および上塗塗装３を施こす。なお、
この工程までは従来と同様である。
図である。この図に示すように、この実施例において
は、鋼板１を基板とし、これを所望の形状にプレス加工
した後、下塗塗装２および上塗塗装３を施こす。なお、
この工程までは従来と同様である。
本発明においては、第２図に模型的断面図で示す転写フ
イルムＡを使用する。すなわち、第２図において、４は
ポリエチレンなどのベースフイルムで、その一面にシリ
コン加工などによる剥離層５を形成させ、その上にUVウ
レタン系樹脂よりなるUVクリア層（紫外線照射によって
硬化する層）６をグラビア印刷により形成し、その上に
任意所望の色数および模様などからなる多色模様層７を
グラビア印刷またはスクリーン印刷によって形成し、さ
らにその多色模様層７上に飽和ポリエステル系樹脂より
なる接着剤層８をグラビア印刷によって形成した転写フ
イルムＡを準備する。
イルムＡを使用する。すなわち、第２図において、４は
ポリエチレンなどのベースフイルムで、その一面にシリ
コン加工などによる剥離層５を形成させ、その上にUVウ
レタン系樹脂よりなるUVクリア層（紫外線照射によって
硬化する層）６をグラビア印刷により形成し、その上に
任意所望の色数および模様などからなる多色模様層７を
グラビア印刷またはスクリーン印刷によって形成し、さ
らにその多色模様層７上に飽和ポリエステル系樹脂より
なる接着剤層８をグラビア印刷によって形成した転写フ
イルムＡを準備する。
そして、前記転写フイルムＡを使用して、UVクリア層６
と多色模様層７とをUVクリア層を表層として化粧板１´
上に熱転写する。例えば、第４図および第５図に示すよ
うに、ローラコンベア９にそって除塵除静電装置10、加
熱装置11、転写機12、UV照射装置13を配設した表面処理
設備を使用し、その加熱装置11には180℃〜200℃に加熱
された予備加熱ローラ11aを備え、転写機12には、転写
フイルム送りロール12aと、そのローラ12aから繰り出さ
れた転写フイルムＡを化粧板１´上に圧接すると共に、
180℃〜200℃に加熱された加熱転写ローラ12bと、転写
ずみのフイルムを巻取る巻取ローラ12cとを備え、UV照
射装置13には160W程度のUVランプ13aを備えたものを使
用し、前記上塗および下塗塗装を施した化粧板１´をロ
ーラコンベア９上に一定間隔おきに送給する。
と多色模様層７とをUVクリア層を表層として化粧板１´
上に熱転写する。例えば、第４図および第５図に示すよ
うに、ローラコンベア９にそって除塵除静電装置10、加
熱装置11、転写機12、UV照射装置13を配設した表面処理
設備を使用し、その加熱装置11には180℃〜200℃に加熱
された予備加熱ローラ11aを備え、転写機12には、転写
フイルム送りロール12aと、そのローラ12aから繰り出さ
れた転写フイルムＡを化粧板１´上に圧接すると共に、
180℃〜200℃に加熱された加熱転写ローラ12bと、転写
ずみのフイルムを巻取る巻取ローラ12cとを備え、UV照
射装置13には160W程度のUVランプ13aを備えたものを使
用し、前記上塗および下塗塗装を施した化粧板１´をロ
ーラコンベア９上に一定間隔おきに送給する。
このようにすると、予備加熱ローラ11aによって予熱さ
れた化粧板１´が転写機12に達すると、加熱転写ローラ
12aによって接着剤８が化粧板１´の上塗塗装３に接着
され、次いで、ベースフイルム４が剥離層５を境として
剥離されて巻取ローラ12cによって巻取られるので、化
粧板１´上には、第３図に示すように、接着剤８を介し
て多色模様層７とUVクリア層６とがUVクリア層を表層と
して転写され、さらに、UV照射装置13に達するとUVクリ
ア層６が紫外線照射によって例えば表面硬度がH3以上に
なるように硬化される。
れた化粧板１´が転写機12に達すると、加熱転写ローラ
12aによって接着剤８が化粧板１´の上塗塗装３に接着
され、次いで、ベースフイルム４が剥離層５を境として
剥離されて巻取ローラ12cによって巻取られるので、化
粧板１´上には、第３図に示すように、接着剤８を介し
て多色模様層７とUVクリア層６とがUVクリア層を表層と
して転写され、さらに、UV照射装置13に達するとUVクリ
ア層６が紫外線照射によって例えば表面硬度がH3以上に
なるように硬化される。
なお、第４図および第５図においては、ベースフイルム
を剥離して巻取った後UV照射を行なうものについて説明
したが、第６図に示すように、巻取ローラ12cをUV照射
装置13の後方に配設し、UV照射によってUVクリア層６を
硬化せしめた後ベースフイルムを剥離することもでき
る。
を剥離して巻取った後UV照射を行なうものについて説明
したが、第６図に示すように、巻取ローラ12cをUV照射
装置13の後方に配設し、UV照射によってUVクリア層６を
硬化せしめた後ベースフイルムを剥離することもでき
る。
以上述べたように、本発明によれば、転写フイルムを使
用して多色模様層とUVクリア層とをUVクリア層を表層と
して化粧板上に転写し、しかる後UV照射により前記UVク
リア層を硬化せしめるので、一パスにより多色模様層と
その表面の硬化層とを得ることができ、しかもUV照射に
よって表面を硬化させるので、表面処理設備全体の設置
長さを短かくすることができる効果がある。
用して多色模様層とUVクリア層とをUVクリア層を表層と
して化粧板上に転写し、しかる後UV照射により前記UVク
リア層を硬化せしめるので、一パスにより多色模様層と
その表面の硬化層とを得ることができ、しかもUV照射に
よって表面を硬化させるので、表面処理設備全体の設置
長さを短かくすることができる効果がある。
第１図は本発明による化粧板の表面処理方法の工程説明
図、第２図は本発明に使用する転写フイルムおよび基板
の模型的断面図、第３図は本発明により得られた化粧板
の模型的断面図、第４図は本発明を実施するための設備
を概要を示す斜視図、第５図はその断面図、第６図は他
の例を示す第５図と同様の断面図である。 １……基材、２……下塗塗装、３……上塗塗装、４……
ベースフイルム、５……剥離層、６……UVクリア層、７
……多色模様層、８……接着剤層。
図、第２図は本発明に使用する転写フイルムおよび基板
の模型的断面図、第３図は本発明により得られた化粧板
の模型的断面図、第４図は本発明を実施するための設備
を概要を示す斜視図、第５図はその断面図、第６図は他
の例を示す第５図と同様の断面図である。 １……基材、２……下塗塗装、３……上塗塗装、４……
ベースフイルム、５……剥離層、６……UVクリア層、７
……多色模様層、８……接着剤層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 深津 公男 栃木県下都賀郡大平町富田800番地 株式 会社日立製作所栃木工場内 (56)参考文献 特開 昭50−154404（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−127760（ＪＰ，Ａ) 特公 昭52−25866（ＪＰ，Ｂ２)
Claims (1)
- 【請求項１】ベースフィルム上に剥離層を介してUVクリ
ア層と所望する多色模様層とを順次形成すると共に、そ
の多色模様層の表面に接着剤層を形成した転写フィルム
を構成し、該転写フィルムが転写される化粧板の表面を
予備加熱した後、該転写フィルムを使用して前記接着剤
層を介し多色模様層とUVクリア層とをUVクリア層を表層
として化粧板上に加熱、接着し、しかる後UV照射により
前記UVクリア層を硬化せしめてから該ベースフィルムを
剥離するか、或いはベースフィルムを剥離してからUV照
射により前記UVクリア層を硬化せしめることにより、UV
クリア層、多色模様層、及び接着剤層を化粧版表面に転
写することを特徴とする多色化粧板の表面処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61218118A JPH0779987B2 (ja) | 1986-09-18 | 1986-09-18 | 多色化粧板の表面処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61218118A JPH0779987B2 (ja) | 1986-09-18 | 1986-09-18 | 多色化粧板の表面処理方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6377570A JPS6377570A (ja) | 1988-04-07 |
| JPH0779987B2 true JPH0779987B2 (ja) | 1995-08-30 |
Family
ID=16714906
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61218118A Expired - Fee Related JPH0779987B2 (ja) | 1986-09-18 | 1986-09-18 | 多色化粧板の表面処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0779987B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63265770A (ja) * | 1987-04-22 | 1988-11-02 | Mazda Motor Corp | 車両の後輪操舵装置 |
| CN107107582A (zh) | 2014-12-30 | 2017-08-29 | 艾利丹尼森公司 | 增加了不透明度的包装膜 |
| AT518244A2 (de) * | 2017-03-02 | 2017-08-15 | Pro-Coaching E U | Schalungselement mit Diebstahlschutz |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS573504B2 (ja) * | 1974-05-31 | 1982-01-21 | ||
| JPS5947703B2 (ja) * | 1975-08-25 | 1984-11-21 | 帝人株式会社 | フイルムまたはシ−トの表面処理装置 |
| JPH0245510B2 (ja) * | 1983-01-08 | 1990-10-09 | Nitto Denko Corp | Hyomenhogosokeiseihoho |
-
1986
- 1986-09-18 JP JP61218118A patent/JPH0779987B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6377570A (ja) | 1988-04-07 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |