JPH0779980B2 - 完成車両の搬送塗装装置 - Google Patents

完成車両の搬送塗装装置

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JPH0779980B2
JPH0779980B2 JP63142593A JP14259388A JPH0779980B2 JP H0779980 B2 JPH0779980 B2 JP H0779980B2 JP 63142593 A JP63142593 A JP 63142593A JP 14259388 A JP14259388 A JP 14259388A JP H0779980 B2 JPH0779980 B2 JP H0779980B2
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Description

【発明の詳細な説明】 A.発明の目的 (1) 産業上の利用分野 本発明は、前、後輪を装着してほぼ完成した状態にある
完成車両を搬送しながら該車両の下面に防錆ワックスを
塗装するための完成車両の搬送塗装装置に関する。
(2) 従来の技術 従来、完成車両に防錆ワックスを塗装するものは、たと
えば特開昭62−237961号公報により公知である。
(3) 発明が解決しようとする課題 ところで上記従来のものでは、連続コンベアで搬送する
完成車両の下面に防錆ワックスを塗布するようにしてい
るので、塗布作業を正確に行なうためには連続コンベア
への完成車両の位置決めを正確にする必要があり、搬入
ステージから連続コンベアへの完成車両の移載時に移載
リフタに設けた位置決め治具により完成車両の位置決め
を行なうようにしている。しかしながらこのような従来
のものでは、連続コンベアおよび塗装機の同調等の複雑
な制御が必要であった。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、簡
単な制御により完成車両の下面に防錆ワックスを充分に
塗布し得るようにした完成車両の搬送塗装装置を提供す
ることを目的としている。
B.発明の構成 (1) 課題の解決するための手段 上記目的を達成するために本発明は、前、後輪を装着し
てほぼ完成した状態にある完成車両を搬送しながら該車
両の下面に防錆ワックスを塗装するための完成車両の搬
送塗装装置において、完成車両の前輪および後輪を載置
し得る前輪受具および後輪受具を有して固定支持体に移
動自在に支持される、完成車両の搬送手段と、該搬送手
段を間欠駆動可能な間欠駆動手段と、前記搬送手段の一
旦停止時に完成車両の下面に防錆ワックスを塗装すべく
搬送手段の途中に配設される塗装ロボットとを備え、少
なくとも一方の前記治具は、車輪を固定可能な作動位置
とこの作動位置よりも低位に在って車輪を固定不能な不
作動位置との間を移動し得るように前記搬送手段を支持
されるストッパを有し、該少なくとも一方の受具が所定
の搬入位置と搬出位置にそれぞれ停止した状態で前記ス
トッパに係合してそれを前記作動位置と不作動位置間で
強制駆動し得る駆動装置と、同受具が前記搬入位置から
搬出位置へ移動する際に前記ストッパに係合してそれを
前記作動位置に保持する保持部材とが固定支持体に設け
られることを第1の特徴とし、またこの特徴に加えて、
前輪受具および後輪受具が、前輪および後輪をそれらの
最下部が搬送手段の上面よりも下方位置となるように支
持すべくして搬送手段に設けられることを第2の特徴と
する。
(2) 作用 上記第1の特徴によれば、間欠駆動手段による搬送手段
の間欠搬送に伴い、完成車両を搬送途中で一旦停止する
ことができ、その一旦停止時に完成車両の下面に防錆ワ
ックスを塗装するので、搬送手段と塗装ロボットとの間
で同調等の複雑な制御を行なうことが不要となる。
また上記一方の受具上に完成車両の車輪を進入させたり
或いは受具上より同車輪を退出させる際に、その受具の
ストッパを比較的低位の不作動位置に置くことにより、
該ストッパと車両下部の部品,車輪との干渉を容易に回
避することができ、しかもそのストッパを作動位置と不
作動位置間で切換駆動する駆動装置が比較的重量大とな
っても、これを搬送手段でなくて固定支持体に設置でき
るようにしたことで、それだけ搬送手段の構造簡素化と
搬送駆動力節減とが図られる。また上記駆動装置は搬送
塗装装置の搬入端と搬出端にだけ配しても、その搬送途
中においては前記保持部材によりストッパを作動位置に
確実に保持し得る。
さらに本発明装置の第2の特徴によると、完成車両の下
面を搬送手段に近接させることができ、したがって防錆
ワックスの塗装時に完成車両のサイドシルおよび搬送手
段間から防錆ワックスが外部に飛び散ることを極力回避
して防錆ワックスの完成車両外側面への付着を防止する
ことができる。
(3) 実施例 以下、図面により本発明の一実施例について説明する
と、先ず第1図および第2図において、前輪Wfおよび後
輪Wrを装着してほぼ完成した状態にある完成車両Vは、
搬入装置1により搬送塗装装置2に搬入され、この搬送
塗装装置2により搬送途中で下面に防錆ワックスを塗布
された完成車両Vは、搬出装置3により搬送塗装装置2
から搬出される。
搬入装置1は、一直線状に延びて配設される往復移動可
能な搬入コンベア4と、該搬入コンベア4により往復駆
動される搬入台車5とを備え、搬入台車5上には搬入装
置1および搬送塗装装置2間で完成車両Vを移載するた
めのリフト6を設けられる。また搬出装置3は、前記搬
入コンベア4の延長線上に往復移動可能に配設される搬
出コンベア7と、該搬出コンベア7により往復駆動され
る搬出台車8とを備え、搬出台車8上には、搬送塗装装
置2および搬出装置3間で完成車両Vを移載するための
リフタ9が設けられる。
搬送塗装装置2は、搬入装置1および搬出装置3間にわ
たって完成車両Vを間欠的に搬送する搬送工程と、完成
車両Vの一旦停止時に該完成車両Vの下面に防錆ワック
スを塗装する塗装工程とを実施すべく構成されるもので
あり、完成車両Vの前輪Wfおよび後輪Wrを載置し得る複
数の前輪受具10,10…および複数の後輪受具11,11…を有
して完成車両Vを搬送可能な搬送手段としての一対のス
ラットコンベア12,12と、両スラットコンベア12,12を間
欠駆動可能な間欠駆動手段13と、完成車両Vの下面に防
錆ワックスを塗装すべくスラットコンベア12,12の途中
に配設される塗装ロボット14とを備え、各前輪受具10,1
0…は前輪Wfを固定解除可能にして固定し得る固定手段
をも兼ねる。
第3図および第4図を併せて参照して、両スラットコン
ベア12,12は、完成車両Vの幅よりも大きな間隔を左右
にあけて配設されるものであり、複数の板材を無端状に
連結して構成される。これらのスラットコンベア12,12
は、床面上に固定的に配設されるフレーム15により走行
可能に支持される。すなわち各スラットコンベア12に
は、第1および第2走行ローラー16,17が走行方向に間
隔をあけた複数位置に軸支されており、フレーム15には
それらの走行ローラー16,17を案内する第1および第2
ガイドレール18,19が無端状に配設される。而して前記
フレーム15は、搬送手段としてのストラットコンベア12
を移動自在に支持する。本発明の固定支持体を構成す
る。
間欠駆動手段13は、フレーム15の搬入装置1側の端部で
回転可能に支承されるとともに間欠駆動モータ(図示せ
ず)に連結される駆動スプロケット20と、フレーム15の
搬出装置3側の端部で回転可能に支承される従動スプロ
ケット21と、両スプロケット20,21に巻掛けられるとと
もにスラットコンベア12,12に連結される無端状のチェ
ーン22,22とを備える。各チェーン22が備える複数のロ
ーラ23を案内すべくフレーム15には無端状の第3ガイド
レール24が固設される。
各前輪受具10は、スラットコンベア12,12の相互に対応
した内方側に配設される。この前輪受具10は、各スラッ
トコンベア12の走行方向に直交する平面で略L字状に形
成されて各スラットコンベア12の内方側下部に固設され
る支持板25と、該支持板25の下部に設けられたブラケッ
ト26により開放可能に支承される一対のストッパ27,27
とを備える。両ストッパ27,27は、スラットコンベア12
の走行方向に平行な平面内で略L字状に形成されてお
り、完成車両Vにおける前輪Wfの軸線と平行な軸線を有
する支軸28,28により前記ブラケット26に支承される。
すなわち両ストッパ27,27は、第4図で示すように上端
に前輪Wfを載せて前輪Wfをスラットコンベア12に固定す
る閉鎖位置と、第5図で示すように上端を相互に離反す
る方向に回動して前輪Wfのフラットコンベア12への固定
状態を解除する開放位置との間で回動可能にしてブラケ
ット26に支承され、そのストッパ27,27の前記閉鎖位置
が本発明の作動位置に、また前記開放位置が、前記作動
位置よりも低位に在って車輪を固定不能な、本発明の不
作動位置に相当する。
また両ストッパ27,27にはローラー29がそれぞれ軸支さ
れており、固定支持体としてのフレーム15の上部には、
閉鎖位置にある両ストッパ27,27のローラー29を案内し
て同ストッパ27,27を閉鎖位置に保持する保持部材とし
ての第4ガイドレール30が、スラットコンベア12の走行
方向に沿って固設される。したがってローラー29が第4
ガイドレール30に沿って転動している時(即ち後述する
如く前輪受具10が所定の搬入位置から搬出位置まで移動
する時)には、両ストッパ27,27を閉鎖位置に確実に保
持することができる。
完成車両Vを搬入装置1から搬送塗装装置2に移載する
ときに前輪Wfに対応する位置(この位置が前輪受具10の
所定の搬入位置に対応する)と、搬送塗装装置2から搬
出装置3に完成車両Vを移載するときに前輪Wfに対応す
る位置(この位置が前輪受具10の所定の搬出位置に対応
する)とで、前記第4ガイドレール30の一部は、昇降レ
ール30aとして昇降可能に分離されており、この昇降レ
ール30aを昇降駆動するための昇降駆動手段31が固定支
持体としてのフレーム15に配設されている。
この昇降駆動手段31は、上端部に前記昇降レール30aを
固設して昇降可能な昇降体32と、該昇降体32の昇降作動
を案内すべくフレーム15に設けられる一対の昇降ガイド
レール33,33と、昇降ガイドレール33,33の下部にほぼ水
平にして固設される支持腕34と、該支持腕34の先端に設
けられたブラケット34aに支持ピン35を介して揺動可能
に支承されるシリンダ36と、上端が昇降体32の下部に連
結されるリンク37と、一端をリンク37の下端に連結する
とともに他端を前記シリンダ36におけるピストンロッド
36aの先端に連結して支持腕34に揺動可能に支承される
揺動アーム38とを備える。
昇降体32には、昇降ガイドレール33,33に沿って転動す
る複数の横ガイドローラー39および複数の縦ガイドロー
ラー40が軸支される。またシリンダ36はその伸張作動状
態で軸線をほぼ水平にして支持腕34に支承される。さら
に揺動アーム38は略「く」字形に形成されており、その
中間部が支軸41を介して揺動可能に支持腕34に支承され
る。
このような昇降駆動手段31によれば、シリンダ36を伸張
作動せしめている状態では昇降レール30aが第4ガイド
レール30と同一レベルにあり、この状態では前輪受具10
におけるストッパ27,27は第4図で示すように閉鎖位置
となっている。またシリンダ36を収縮作動せしめると、
第5図で示すように、揺動アーム38が回動し、それに応
じて昇降体32が降下するので、昇降レール30aを降下
し、両ストッパ27,27は支軸28,28まわりに回動して開放
位置となる。而して前記昇降駆動手段31は、ストッパ2
7,27に係合してそれを前記作動位置(即ち閉成位置)と
不作動位置(即ち開放位置)間で強制駆動し得る本発明
の駆動装置を構成している。
後輪受具11は、前輪受具10で前りWfを受けている状態に
ある完成車両Vの後輪Wrに対応する位置で両スラットコ
ンベア12,12の内方側に固設されるものであり、前記前
輪受具10における支持板25と同一形状に形成される。し
かも前輪受具10および後輪受具11は、前輪Wfおよび後輪
Wrを受けている状態で、それらの車輪Wf,Wrの最下部
が、両スラットコンベア12,12の上面よりも下方に位置
するようにしてスラットコンベア12にそれぞれ配設され
る。
間欠駆動手段13により間欠駆動される両スラットコンベ
ア12,12は、搬入装置1から移載された完成車両Vを、
途中にたとえば2回の一旦停止を挟んで搬出装置3への
移載位置まで搬送するものであり、その搬送途中の一旦
停止位置の少なくとも1つに対応する部分で両スラット
コンベア12,12間には、第6図で示すように、塗装ロボ
ット14が配設される。この塗装ロボット14は、一旦停止
状態にある完成車両Vの下面に向けて防錆ワックスを吐
出する。
次にこの実施例の作用について説明すると、防錆ワック
スを塗装するための完成車両Vは、リフタ6によりリフ
トアップされた状態で搬入装置1により搬送塗装装置2
の搬入装置1側端部まで搬送される。このとき、搬送塗
装装置2では、前輪受具10および後輪受具11が、完成車
両Vの前輪Wfおよび後輪Wrにそれぞれ対応する所定の搬
入位置となるようにスラットコンベア12,120が作動して
待機している。しかも昇降駆動手段31の作動により昇降
体32は降下しており、両ストッパ27,27は開放位置まで
回動している。このようにストッパ27,27が開放位置に
ある状態で搬入装置1により完成車両Vを搬送塗装装置
2の端部まで搬入すれば、完成車両Vの下部に在る部品
(例えばマットガード42等)や前輪Wfがストッパ27,27
に接触することを、完成車両Vに大きな上下方向変位を
与えずとも容易に防止することができる。
完成車両Vが所定位置まで搬入されると、昇降駆動手段
31によりストッパ27,27は閉鎖位置まで回動され、この
状態で搬入装置1のリフタ6により完成車両Vを降下さ
せることにより、完成車両Vが前輪受具10の両ストッパ
27,27上および後輪受具11上に載置される。しかも前輪W
fの下部はその前後をストッパ27,27で挟まれた状態とな
っており、スラットコンベア12,12に固定された状態と
なっているので、スラットコンベア12,12の搬送開始に
より完成車両Vの搬送が開始される。そしてこの搬送中
は、前述のようにローラー29が第4ガイドレール30に係
合、転動することにより前記ストッパ27,27を閉鎖位置
に確実に保持することができる。
スラットコンベア12,12で搬送される完成車両Vが塗装
ロボット14に対応する位置で一旦停止したときに、予め
設定されているプログラムに応じて塗装ロボット14が作
動し、完成車両Vの下面の所望の位置に防錆ワックスが
塗布される。このように停止状態にある完成車両Vに防
錆ワックスを塗布するので、スラットコンベア12,12と
塗装ロボット14との同調制御等の複雑な制御は不要であ
り、塗装ロボット14は従来からある単純作動のものです
む。
またこのような塗装ロボット14による塗装時に、前輪受
具10および後輪受具11で受けられている前輪Wfおよび後
輪Wrの最下部は、両スラットコンベア12,12の上面より
も下方位置にある。したがって防錆ワックスを塗布すべ
き完成車両Vの下面と、スラットコンベア12,12の上面
との間の間隔を小さくすることが可能であり、塗装ロボ
ット14から吐出される防鎖ワックスが、前記下面とスラ
ットコンベア12,12との間の間隙から外部に飛散するこ
とを極力防止することができ、したがって外部に飛散し
た防錆ワックスにより完成車両Vの側部外面が汚染され
ることを充分に回避することができる。
塗装完了後に搬送塗装装置2の搬出装置3側の端部まで
完成車両Vが搬送されると、前記搬入装置1から搬送塗
装装置2への移載時と逆の手順で、完成車両Vが搬出装
置3に移載され、塗装完了後の完成車両Vが搬出され
る。
以上の実施例では、前輪受具10に固定手段としてのスト
ッパを設けたが、前輪受具を後輪受具11と同様の構成と
し、その前輪受具にストッパを設けるようにしてもよ
い。またストッパは前輪受具および後輪受具の少なくと
も一方に設けられていればよい。
C.発明の効果 以上のように本発明によれば、搬送手段の間欠搬送に伴
い、完成車両を搬送途中で一旦停止することができ、そ
の一旦停止時に完成車両の下面に防錆ワックスを塗装す
るので、搬送手段と塗装ロボットとの間で同調等の複雑
な制御を行なうことが不要となって、防錆ワックスの塗
装が容易となる。
また特に少なくとも一方の受具は、車輪を固定可能な作
動位置とこの作動位置よりも低位に在って車輪を固定不
能な不作動位置との間を移動し得るように搬送手段に支
持されたストッパを有し、該少なくとも一方の受具が所
定の搬入位置と搬出位置にそれぞれ停止した状態でスト
ッパに係合してそれを前記作動位置と不作動位置間で強
制駆動し得る駆動装置と、同受具が前記搬入位置から搬
出位置へ移動する際にストッパに係合してそれを前記作
動位置に保持する保持部材とが固定支持体に設けられる
ので、該一方の受具上に完成車両の車輪を進入させたり
或いは受具上より同車輪を退出させる際に、その受具の
ストッパを比較的低位の不作動位置に置くことにより該
ストッパと車両下部の部品,車輪との干渉を容易に回避
することができ、しかもそのストッパを作動位置と不作
動位置間で切換駆動する駆動装置が比較的重大となって
も、これを搬送手段ではなくて固定支持体に設置できる
ようにしたことで、それだけ搬送手段の構造簡素化と搬
送駆動力節減とに寄与することができる。また上記駆動
装置を搬送塗装装置の搬入端と搬出端にだけ配しても、
その搬送途中においては前記保持部材によりストッパを
作動位置に確実に保持し得るため、塗装搬送中の車両の
搬送手段への固定を的確に行うことができる。
さらに本発明装置の第2の特徴によれば、前輪受具およ
び後輪受具は、前輪および後輪をそれらの最下部が搬送
手段の上面よりも下方位置となるように支持すべくして
搬送手段に設けられるので、完成車両の下面と搬送手段
との間の間隙を小さくして、防錆ワックスの塗装時に前
記間隙から防錆ワックスが外部に飛び散ることを極力回
避し、防錆ワックスの完成車両外側面への付着を防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すものであり、第1図は全
体概略平面図、第2図は第1図の側面図、第3図は第2
図のIII−III線に沿う搬送塗装装置の縦断面図、第4図
はストッパを閉鎖位置にした状態での第3図IV−IV線矢
視図、第5図はストッパを開放位置にした状態での第4
図に対応した図、第6図は第2図のVI−VI線に沿う拡大
断面図である。 2……搬送塗装装置、10……前輪受具、11……後輪受
具、12……搬送手段としてのスラットコンベア、13……
間欠駆動手段、14……塗装ロボット、15……固定支持体
としてのフレーム、30……保持部材としての第4ガイド
レール、31……駆動装置としての昇降駆動手段 V……完成車両、Wf……前輪、Wr……後輪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒谷 敏秀 石川県加賀市熊坂町イ197番地 大同工業 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−237962(JP,A) 特開 昭62−4464(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前、後輪(Wf,Wr)を装着してほぼ完成し
    た状態にある完成車両(V)を搬送しながら該車両
    (V)の下面に防錆ワックスを塗装するための完成車両
    の搬送塗装装置において、 完成車両(V)の前輪(Wf)および後輪(Wr)を載置し
    得る前輪受具(10)および後輪受具(11)を有して固定
    支持体(15)に移動自在に支持される、完成車両(V)
    の搬送手段(12)と、該搬送手段(12)を間欠駆動可能
    な間欠駆動手段(13)と、前記搬送手段(12)の一旦停
    止時に完成車両(V)の下面に防錆ワックスを塗装すべ
    く搬送手段(12)の途中に配設される塗装ロボット(1
    4)とを備え、 少なくとも一方の前記受具(10)は、車輪(Wf)を固定
    可能な作動位置とこの作動位置よりも低位に在って車輪
    (Wf)を固定不能な不作動位置との間を移動し得るよう
    に前記搬送手段(12)に支持されたストッパ(27,27)
    を有し、 該少なくとも一方の受具(10)が所定の搬入位置と搬出
    位置にそれぞれ停止した状態で前記ストッパ(27,27)
    に係合してそれを前記作動位置と不作動位置間で強制駆
    動し得る駆動装置(31)と、同受具(10)が前記搬入位
    置から搬出位置へ移動する際に前記ストッパ(27,27)
    に係合してそれを前記作動位置に保持する保持部材(3
    0)とが固定支持体(15)に設けられたことを特徴とす
    る、完成車両の搬送塗装装置。
  2. 【請求項2】前輪受具(10)および後輪受具(11)は、
    前輪(Wf)および後輪(Wr)をそれらの最下部が搬送手
    段(12)の上面よりも下方位置となるように支持すべく
    して搬送手段(12)に設けられることを特徴とする、第
    項記載の完成車両の搬送塗装装置。
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