JPH0779618A - 野菜移植機 - Google Patents
野菜移植機Info
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- JPH0779618A JPH0779618A JP23345793A JP23345793A JPH0779618A JP H0779618 A JPH0779618 A JP H0779618A JP 23345793 A JP23345793 A JP 23345793A JP 23345793 A JP23345793 A JP 23345793A JP H0779618 A JPH0779618 A JP H0779618A
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- JP
- Japan
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- pots
- block seedlings
- air
- block
- pot
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 育苗トレイの横移動の必要をなくし、ブロッ
ク苗を確実に取り出す。 【構成】 ブロック苗をポットから押し出す方向にエア
ージェットを噴射し、ブロック苗をポットから押出すべ
く構成し、該育苗トレイは縦列方向にのみ搬送し、横列
方向の複数のポットの選択は、空気分配弁２０により並
列して配置したエアノズル６に高圧空気を順に供給する
ことにより行うべく構成した。また、該ポットの内部に
ブロック苗を配置した状態で、ブロック苗をポットから
押し出す方向にエアージェットを噴射し、ブロック苗を
ポットから押し出す構成において、ポットを下方部分が
開いた逆漏斗状とし、エアノズル６の下方に至る迄の育
苗トレイの下方には、孔開底板を配置した。
ク苗を確実に取り出す。 【構成】 ブロック苗をポットから押し出す方向にエア
ージェットを噴射し、ブロック苗をポットから押出すべ
く構成し、該育苗トレイは縦列方向にのみ搬送し、横列
方向の複数のポットの選択は、空気分配弁２０により並
列して配置したエアノズル６に高圧空気を順に供給する
ことにより行うべく構成した。また、該ポットの内部に
ブロック苗を配置した状態で、ブロック苗をポットから
押し出す方向にエアージェットを噴射し、ブロック苗を
ポットから押し出す構成において、ポットを下方部分が
開いた逆漏斗状とし、エアノズル６の下方に至る迄の育
苗トレイの下方には、孔開底板を配置した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、育苗トレイのポット内
にて育成したブロック苗を、移植畝に移植する野菜移植
機の構成に関する。
にて育成したブロック苗を、移植畝に移植する野菜移植
機の構成に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来から、空気搬送力を使用して移植す
る野菜移植機に関する技術は公知とされているのであ
る。特開平２−２００１０６号公報や、特開平４−７５
５１５号公報や、特開昭５３−９８２１８号公報や、特
開昭５６−９２７０５号公報や、特開昭５６−１２４３
１１号公報や、実開昭５６−８９３３５号公報や、特開
昭５７−５４５１１号公報に記載の技術の如くである。
る野菜移植機に関する技術は公知とされているのであ
る。特開平２−２００１０６号公報や、特開平４−７５
５１５号公報や、特開昭５３−９８２１８号公報や、特
開昭５６−９２７０５号公報や、特開昭５６−１２４３
１１号公報や、実開昭５６−８９３３５号公報や、特開
昭５７−５４５１１号公報に記載の技術の如くである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、該従来の空気
流搬送方式の場合には、吸引空気流によりブロック苗を
取り出す構成であったので、ブロック苗の嵌入力の強弱
により、取出の正確性が低下するという不具合があった
のである。また、吸引流からブロック苗を分離する操作
部が必要であり、この部分においてブロック苗と吸引流
が分離しにくいという不具合があったのである。本発明
においては、エアージェットにより強制的にポットから
ブロック苗を押し出すべく構成したものである。
流搬送方式の場合には、吸引空気流によりブロック苗を
取り出す構成であったので、ブロック苗の嵌入力の強弱
により、取出の正確性が低下するという不具合があった
のである。また、吸引流からブロック苗を分離する操作
部が必要であり、この部分においてブロック苗と吸引流
が分離しにくいという不具合があったのである。本発明
においては、エアージェットにより強制的にポットから
ブロック苗を押し出すべく構成したものである。
【０００４】また、該育苗トレイには、縦列と横列に複
数のポットが形成されているのであるが、従来はブロッ
ク苗の押し出し位置は１箇所であるので、縦列の送りと
同時に、左右への横列の送り機構をも配置する必要があ
ったのである。本発明は横列のポットの選択は空気分配
弁により圧縮空気の方向を選択して、横列の数だけ配置
したエアノズルに選択的にエアージェットを供給すべく
構成したものである。また、ポットを逆漏斗状とするこ
とにより、ブロック苗の取出を容易にし、逆漏斗状とす
ることにより、ブロック苗３が勝手に落下するのを防ぐ
べく孔開底板を下方に配置したものである。
数のポットが形成されているのであるが、従来はブロッ
ク苗の押し出し位置は１箇所であるので、縦列の送りと
同時に、左右への横列の送り機構をも配置する必要があ
ったのである。本発明は横列のポットの選択は空気分配
弁により圧縮空気の方向を選択して、横列の数だけ配置
したエアノズルに選択的にエアージェットを供給すべく
構成したものである。また、ポットを逆漏斗状とするこ
とにより、ブロック苗の取出を容易にし、逆漏斗状とす
ることにより、ブロック苗３が勝手に落下するのを防ぐ
べく孔開底板を下方に配置したものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。即ち、育苗トレイに縦列と横列の複
数のポットを成形し、該ポット内に構成した育苗床に播
種して、ブロック苗を育成し、該ブロック苗を移植機に
より圃場に移植する構成において、該ポットの内部にブ
ロック苗を配置した状態で、ブロック苗をポットから押
し出す方向にエアージェットを噴射し、ブロック苗をポ
ットから押出すべく構成し、該育苗トレイは縦列方向に
のみ搬送し、横列方向の複数のポットの選択は、空気分
配弁により並列して配置したエアノズルに高圧空気を順
に供給することにより行うべく構成したものである。
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。即ち、育苗トレイに縦列と横列の複
数のポットを成形し、該ポット内に構成した育苗床に播
種して、ブロック苗を育成し、該ブロック苗を移植機に
より圃場に移植する構成において、該ポットの内部にブ
ロック苗を配置した状態で、ブロック苗をポットから押
し出す方向にエアージェットを噴射し、ブロック苗をポ
ットから押出すべく構成し、該育苗トレイは縦列方向に
のみ搬送し、横列方向の複数のポットの選択は、空気分
配弁により並列して配置したエアノズルに高圧空気を順
に供給することにより行うべく構成したものである。
【０００６】また、育苗トレイに複数のポットを成形
し、該ポット内に構成した育苗床に播種してブロック苗
を育成し、該ブロック苗を移植機により圃場に移植する
構成において、該ポットの内部にブロック苗を配置した
状態で、ブロック苗をポットから押し出す方向にエアー
ジェットを噴射し、ブロック苗をポットから押し出す構
成において、ポットを下方部分が開いた逆漏斗状とし、
エアノズルの下方に至る迄の育苗トレイの下方には、孔
開底板を配置したものである。
し、該ポット内に構成した育苗床に播種してブロック苗
を育成し、該ブロック苗を移植機により圃場に移植する
構成において、該ポットの内部にブロック苗を配置した
状態で、ブロック苗をポットから押し出す方向にエアー
ジェットを噴射し、ブロック苗をポットから押し出す構
成において、ポットを下方部分が開いた逆漏斗状とし、
エアノズルの下方に至る迄の育苗トレイの下方には、孔
開底板を配置したものである。
【０００７】
【作用】次に作用を説明する。従来の如く、吸引空気流
によりブロック苗を吸引してポットから取り出す場合
の、不確実性を改善することが出来たのである。また吸
引空気流の場合の如く、途中で空気流とブロック苗とを
分離する部分が無いので、エアージェットによりブロッ
ク苗をシュート内に加速的に押し込むことが出来るの
で、空気流とブロック苗との分離性が向上したのであ
る。以上の理由により、欠株を減少することが出来たの
である。また、育苗トレイに縦列と横列の複数のポット
を成型しているので、このポットから選択的にブロック
苗を押し出す為に、従来は縦列搬送と横列搬送をしてい
たのであるが、本発明においては、縦列搬送はするが、
横列は空気分配弁によりエアノズルを選択吐出させるこ
とにより此れに代用することが出来るので、育苗トレイ
の横移動が必要なくなったのである。また、ポットを逆
漏斗状としたので、ブロック苗が抜けやすくなったので
ある。
によりブロック苗を吸引してポットから取り出す場合
の、不確実性を改善することが出来たのである。また吸
引空気流の場合の如く、途中で空気流とブロック苗とを
分離する部分が無いので、エアージェットによりブロッ
ク苗をシュート内に加速的に押し込むことが出来るの
で、空気流とブロック苗との分離性が向上したのであ
る。以上の理由により、欠株を減少することが出来たの
である。また、育苗トレイに縦列と横列の複数のポット
を成型しているので、このポットから選択的にブロック
苗を押し出す為に、従来は縦列搬送と横列搬送をしてい
たのであるが、本発明においては、縦列搬送はするが、
横列は空気分配弁によりエアノズルを選択吐出させるこ
とにより此れに代用することが出来るので、育苗トレイ
の横移動が必要なくなったのである。また、ポットを逆
漏斗状としたので、ブロック苗が抜けやすくなったので
ある。
【０００８】
【実施例】次に実施例を説明する。図１は本発明の野菜
移植機の全体側面図、図２は同じく野菜移植機のシュー
ト４と開口器５の部分の後面断面図、図３は空気分配弁
２０とエアノズル６とポット２とブロック苗３とシュー
ト４の位置関係を示す拡大後面断面図、図４は空気分配
弁２０とエアノズル６とブロック苗３との位置関係を示
す平面図、図５は育苗トレイ１の下面に孔開底板９を付
設した状態の側面断面図、図６はポット２とブロック苗
３と孔開底板９の拡大側面断面図、図７は育苗トレイ１
を直立配置してブロック苗３を落下させる構成の側面断
面図である。
移植機の全体側面図、図２は同じく野菜移植機のシュー
ト４と開口器５の部分の後面断面図、図３は空気分配弁
２０とエアノズル６とポット２とブロック苗３とシュー
ト４の位置関係を示す拡大後面断面図、図４は空気分配
弁２０とエアノズル６とブロック苗３との位置関係を示
す平面図、図５は育苗トレイ１の下面に孔開底板９を付
設した状態の側面断面図、図６はポット２とブロック苗
３と孔開底板９の拡大側面断面図、図７は育苗トレイ１
を直立配置してブロック苗３を落下させる構成の側面断
面図である。
【０００９】図１において、野菜移植機の全体構成から
説明する。圃場に形成された移植畝１７の上面に、ブロ
ック苗３を一定間隔をおいて、載置移植することを目的
としている。前輪１１・１１と後輪１２・１２の４輪に
より走行し、後輪１２・１２はミッションケース１６か
らチェーンケース２２を介して動力伝達され強制駆動さ
れている。該ミッションケース１６は、エンジン１５か
らクラッチハウジング１８を介して動力伝達されてい
る。ミッションケース１６の内部には操向変速機構が構
成されている。４４はハンドルである。
説明する。圃場に形成された移植畝１７の上面に、ブロ
ック苗３を一定間隔をおいて、載置移植することを目的
としている。前輪１１・１１と後輪１２・１２の４輪に
より走行し、後輪１２・１２はミッションケース１６か
らチェーンケース２２を介して動力伝達され強制駆動さ
れている。該ミッションケース１６は、エンジン１５か
らクラッチハウジング１８を介して動力伝達されてい
る。ミッションケース１６の内部には操向変速機構が構
成されている。４４はハンドルである。
【００１０】該エンジン１５の側方に高圧エアポンプ１
４が設けられており、該高圧エアポンプ１４からの圧縮
空気が高圧エアパイプ１３を経て、空気分配弁２０に供
給されている。該空気分配弁２０により、各エアノズル
６への圧縮空気供給方向が選択されて、各ポット２に対
し順番に高圧空気が供給され、ポット２内のブロック苗
３を下方へ押し出すのである。該ポット２を成形した育
苗トレイ１は、その端部を搬送ベルト２１・２１の上に
載置されており、該搬送ベルト２１・２１の間歇的な縦
列方向への移動により、エアノズル６の下に横列が順番
に移動される。
４が設けられており、該高圧エアポンプ１４からの圧縮
空気が高圧エアパイプ１３を経て、空気分配弁２０に供
給されている。該空気分配弁２０により、各エアノズル
６への圧縮空気供給方向が選択されて、各ポット２に対
し順番に高圧空気が供給され、ポット２内のブロック苗
３を下方へ押し出すのである。該ポット２を成形した育
苗トレイ１は、その端部を搬送ベルト２１・２１の上に
載置されており、該搬送ベルト２１・２１の間歇的な縦
列方向への移動により、エアノズル６の下に横列が順番
に移動される。
【００１１】該エアノズル６の下方に、押し出されたブ
ロック苗３を開口器５に案内する合流シュート１９とシ
ュート４が配置されている。該シュート４の下端に、マ
ルチングフィルムに移植孔を穿設し、内部に落下したブ
ロック苗３を移植位置に落下させ、土壌に孔を開けなが
ら移植する開口器５が配置されている。該開口器５は強
制的に開閉される。該移植位置の溝に移植されたブロッ
ク苗３に覆土を行う覆土輪４０が配置されている。
ロック苗３を開口器５に案内する合流シュート１９とシ
ュート４が配置されている。該シュート４の下端に、マ
ルチングフィルムに移植孔を穿設し、内部に落下したブ
ロック苗３を移植位置に落下させ、土壌に孔を開けなが
ら移植する開口器５が配置されている。該開口器５は強
制的に開閉される。該移植位置の溝に移植されたブロッ
ク苗３に覆土を行う覆土輪４０が配置されている。
【００１２】図２と図３と図４においては、育苗トレイ
１と空気分配弁２０の部分の後面図を示している。該育
苗トレイ１には、横列と縦列の複数の列を構成して、ポ
ット２が成形されており、該縦列の選択は搬送ベルト２
１・２１を間歇的に駆動して、横列を空気分配弁２０の
下方に移動させることにより行われる。また横列の選択
は、空気分配弁２０によりエアノズル６の中の１本の圧
縮空気を供給することにより行われる。そして、該横列
の中の１本のブロック苗３が合流シュート１９に落下
し、シュート４に合流されて開口器５に至る。また横列
のポット２から、順番にブロック苗３を押し出す必要が
あり、ミッションケース１６からの動力で、搬送ベルト
２１・２１と同期して回転する空気分配弁２０が構成さ
れている。
１と空気分配弁２０の部分の後面図を示している。該育
苗トレイ１には、横列と縦列の複数の列を構成して、ポ
ット２が成形されており、該縦列の選択は搬送ベルト２
１・２１を間歇的に駆動して、横列を空気分配弁２０の
下方に移動させることにより行われる。また横列の選択
は、空気分配弁２０によりエアノズル６の中の１本の圧
縮空気を供給することにより行われる。そして、該横列
の中の１本のブロック苗３が合流シュート１９に落下
し、シュート４に合流されて開口器５に至る。また横列
のポット２から、順番にブロック苗３を押し出す必要が
あり、ミッションケース１６からの動力で、搬送ベルト
２１・２１と同期して回転する空気分配弁２０が構成さ
れている。
【００１３】該空気分配弁２０の内部には、軸受２８に
より枢支され、回転する回転筒弁２３が配置されてお
り、該回転筒弁２３には位相をずらして、ポット２の数
と同じ吐出孔１０が開口されている。該吐出孔１０が、
それぞれのポット２の上のエアノズル６と合致する位置
で、エアージェットがエアノズル６から噴出されて、そ
の下方のポット２からブロック苗３がシュート４の方向
に押し出されるのである。そして、１列分のブロック苗
３の押し出しが終了すると、搬送ベルト２１・２１と係
止突起プーリー２５により、横列の１列分だけ育苗トレ
イ１が間歇移動される。
より枢支され、回転する回転筒弁２３が配置されてお
り、該回転筒弁２３には位相をずらして、ポット２の数
と同じ吐出孔１０が開口されている。該吐出孔１０が、
それぞれのポット２の上のエアノズル６と合致する位置
で、エアージェットがエアノズル６から噴出されて、そ
の下方のポット２からブロック苗３がシュート４の方向
に押し出されるのである。そして、１列分のブロック苗
３の押し出しが終了すると、搬送ベルト２１・２１と係
止突起プーリー２５により、横列の１列分だけ育苗トレ
イ１が間歇移動される。
【００１４】育苗トレイ１には、その縁部に係合孔部
（図示せず）が写真フィルムの如く穿設されており、搬
送ベルト２１・２１の係合突起プーリー２５の突起が、
該係合孔部に係合されており、育苗トレイ１と搬送ベル
ト２１・２１がスリップすることなく、間歇移動可能に
構成されている。図５・図６においては、上方に固定さ
れてエアージェットを噴出するエアノズル６の実施例が
開示されている。該エアノズル６はエアージェットを噴
出することにより、このエアージェットの力で、ポット
２からブロック苗３を押し出すのである。そして該育苗
トレイ１に成形したポット２は、徐々に大径となる逆漏
斗状に構成されているので、エアージェットにより簡単
に押し出されるのである。
（図示せず）が写真フィルムの如く穿設されており、搬
送ベルト２１・２１の係合突起プーリー２５の突起が、
該係合孔部に係合されており、育苗トレイ１と搬送ベル
ト２１・２１がスリップすることなく、間歇移動可能に
構成されている。図５・図６においては、上方に固定さ
れてエアージェットを噴出するエアノズル６の実施例が
開示されている。該エアノズル６はエアージェットを噴
出することにより、このエアージェットの力で、ポット
２からブロック苗３を押し出すのである。そして該育苗
トレイ１に成形したポット２は、徐々に大径となる逆漏
斗状に構成されているので、エアージェットにより簡単
に押し出されるのである。
【００１５】しかし、該ポット２を逆漏斗状としたこと
により、育苗トレイ１を搬送ベルト２１・２１の上に載
置した場合に振動により、ブロック苗３が落下する恐れ
があるので、本構成においては、ブロック苗３の下面を
支持する孔開底板９が配置されている。該孔開底板９は
エアノズル６の下部においては配置されていないので、
この部分において初めて、エアノズル６からエアージェ
ットを当てると落下するのである。孔開底板９には小孔
９ａが開口されており、該ブロック苗３からの水分の抜
け出しを可能としている。
により、育苗トレイ１を搬送ベルト２１・２１の上に載
置した場合に振動により、ブロック苗３が落下する恐れ
があるので、本構成においては、ブロック苗３の下面を
支持する孔開底板９が配置されている。該孔開底板９は
エアノズル６の下部においては配置されていないので、
この部分において初めて、エアノズル６からエアージェ
ットを当てると落下するのである。孔開底板９には小孔
９ａが開口されており、該ブロック苗３からの水分の抜
け出しを可能としている。
【００１６】図７においては、育苗トレイ１を垂直に立
設し、エアノズル６を側方から当てて、ブロック苗３を
押し出す構成が開示されている。該ブロック苗３が押し
出されるエアノズル６の対向位置に、ガイド板８が配置
されており、該ガイド板８にブロック苗３が当たって、
垂直姿勢に切換られ、ブロック苗３が正常な姿勢でシュ
ート４内を落下していくのである。この場合には、育苗
トレイ１に形成したポット２は逆漏斗状ではなくて、漏
斗状であるが、エアノズル６からのエアージェットを当
てる方向が逆の側からであるので、ブロック苗３の押し
出し力は弱くても良いのである。
設し、エアノズル６を側方から当てて、ブロック苗３を
押し出す構成が開示されている。該ブロック苗３が押し
出されるエアノズル６の対向位置に、ガイド板８が配置
されており、該ガイド板８にブロック苗３が当たって、
垂直姿勢に切換られ、ブロック苗３が正常な姿勢でシュ
ート４内を落下していくのである。この場合には、育苗
トレイ１に形成したポット２は逆漏斗状ではなくて、漏
斗状であるが、エアノズル６からのエアージェットを当
てる方向が逆の側からであるので、ブロック苗３の押し
出し力は弱くても良いのである。
【００１７】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、請求項１の如く、
育苗トレイに縦列と横列の複数のポットを成形し、該ポ
ット内に構成した育苗床に播種して、ブロック苗を育成
し、該ブロック苗を移植機により圃場に移植する構成に
おいて、該ポットの内部にブロック苗を配置した状態
で、ブロック苗をポットから押し出す方向にエアージェ
ットを噴射し、ブロック苗をポットから押出すべく構成
し、該育苗トレイは縦列方向にのみ搬送し、横列方向の
複数のポットの選択は、空気分配弁により並列して配置
したエアノズルに高圧空気を順に供給することにより行
うべく構成した従来の如く、吸引空気流によりブロック
苗を吸引してポットから取り出す場合の、不確実性を改
善することが出来たのである。また吸引空気流の場合の
如く、途中で空気流とブロック苗とを分離する部分が無
いので、エアージェットによりブロック苗をシュート内
に加速的に押し込むことが出来るので、空気流とブロッ
ク苗との分離性が向上したのである。以上の理由によ
り、欠株を減少することが出来たのである。また、育苗
トレイに縦列と横列の複数のポットを成型しているの
で、このポットから選択的にブロック苗を押し出す為
に、従来は縦列搬送と横列搬送をしていたのであるが、
本発明においては、縦列搬送はするが、横列は空気分配
弁によりエアノズルを選択吐出させることにより、これ
に代用することが出来るので、育苗トレイの横移動が必
要なくなったのである。
ような効果を奏するのである。即ち、請求項１の如く、
育苗トレイに縦列と横列の複数のポットを成形し、該ポ
ット内に構成した育苗床に播種して、ブロック苗を育成
し、該ブロック苗を移植機により圃場に移植する構成に
おいて、該ポットの内部にブロック苗を配置した状態
で、ブロック苗をポットから押し出す方向にエアージェ
ットを噴射し、ブロック苗をポットから押出すべく構成
し、該育苗トレイは縦列方向にのみ搬送し、横列方向の
複数のポットの選択は、空気分配弁により並列して配置
したエアノズルに高圧空気を順に供給することにより行
うべく構成した従来の如く、吸引空気流によりブロック
苗を吸引してポットから取り出す場合の、不確実性を改
善することが出来たのである。また吸引空気流の場合の
如く、途中で空気流とブロック苗とを分離する部分が無
いので、エアージェットによりブロック苗をシュート内
に加速的に押し込むことが出来るので、空気流とブロッ
ク苗との分離性が向上したのである。以上の理由によ
り、欠株を減少することが出来たのである。また、育苗
トレイに縦列と横列の複数のポットを成型しているの
で、このポットから選択的にブロック苗を押し出す為
に、従来は縦列搬送と横列搬送をしていたのであるが、
本発明においては、縦列搬送はするが、横列は空気分配
弁によりエアノズルを選択吐出させることにより、これ
に代用することが出来るので、育苗トレイの横移動が必
要なくなったのである。
【００１８】請求項２の如く、育苗トレイに複数のポッ
トを成形し、該ポット内に構成した育苗床に播種してブ
ロック苗を育成し、該ブロック苗を移植機により圃場に
移植する構成において、該ポットの内部にブロック苗を
配置した状態で、ブロック苗をポットから押し出す方向
にエアージェットを噴射し、ブロック苗をポットから押
し出す構成において、ポットを下方部分が開いた逆漏斗
状とし、エアノズルの下方に至る迄の育苗トレイ１の下
方には、孔開底板を配置したので、エアノズル６からの
エアージェットを当てた場合において、ブロック苗３が
逆漏斗状のポット２から簡単に押し出されるのである。
故に、エアージェットの力が弱くても確実にブロック苗
３を取り出すことが出来るのである。また孔開底板９に
小孔を開口しているので、ブロック苗３からでる水分を
逃がすことが出来るのである。
トを成形し、該ポット内に構成した育苗床に播種してブ
ロック苗を育成し、該ブロック苗を移植機により圃場に
移植する構成において、該ポットの内部にブロック苗を
配置した状態で、ブロック苗をポットから押し出す方向
にエアージェットを噴射し、ブロック苗をポットから押
し出す構成において、ポットを下方部分が開いた逆漏斗
状とし、エアノズルの下方に至る迄の育苗トレイ１の下
方には、孔開底板を配置したので、エアノズル６からの
エアージェットを当てた場合において、ブロック苗３が
逆漏斗状のポット２から簡単に押し出されるのである。
故に、エアージェットの力が弱くても確実にブロック苗
３を取り出すことが出来るのである。また孔開底板９に
小孔を開口しているので、ブロック苗３からでる水分を
逃がすことが出来るのである。
【図１】本発明の野菜移植機の全体側面図。
【図２】同じく野菜移植機のシュート４と開口器５の部
分の後面断面図。
分の後面断面図。
【図３】空気分配弁２０とエアノズル６とポット２とブ
ロック苗３とシュート４の位置関係を示す拡大後面断面
図。
ロック苗３とシュート４の位置関係を示す拡大後面断面
図。
【図４】空気分配弁２０とエアノズル６とブロック苗３
との位置関係を示す平面図。
との位置関係を示す平面図。
【図５】育苗トレイ１の下面に孔開底板９を付設した状
態の側面断面図。
態の側面断面図。
【図６】ポット２とブロック苗３と孔開底板９の拡大側
面断面図。
面断面図。
【図７】育苗トレイ１を直立配置してブロック苗３を落
下させる構成の側面断面図。
下させる構成の側面断面図。
１ 育苗トレイ ２ ポット ３ ブロック苗 ４ シュート ５ 開口器 ６ エアノズル ９ 孔開底板 １０ 吐出孔 ２０ 空気分配弁 ２３ 回転筒弁
Claims (2)
- 【請求項１】 育苗トレイに縦列と横列の複数のポット
を成形し、該ポット内に構成した育苗床に播種して、ブ
ロック苗を育成し、該ブロック苗を移植機により圃場に
移植する構成において、該ポットの内部にブロック苗を
配置した状態で、ブロック苗をポットから押し出す方向
にエアージェットを噴射し、ブロック苗をポットから押
出すべく構成し、該育苗トレイは縦列方向にのみ搬送
し、横列方向の複数のポットの選択は、空気分配弁によ
り並列して配置したエアノズルに高圧空気を順に供給す
ることにより行うべく構成したことを特徴とする野菜移
植機。 - 【請求項２】 育苗トレイに複数のポットを成形し、該
ポット内に構成した育苗床に播種してブロック苗を育成
し、該ブロック苗を移植機により圃場に移植する構成に
おいて、該ポットの内部にブロック苗を配置した状態
で、ブロック苗をポットから押し出す方向にエアージェ
ットを噴射し、ブロック苗をポットから押し出す構成に
おいて、ポットを下方部分が開いた逆漏斗状とし、エア
ノズルの下方に至る迄の育苗トレイの下方には、孔開底
板を配置したことを特徴とする野菜移植機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23345793A JPH0779618A (ja) | 1993-09-20 | 1993-09-20 | 野菜移植機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23345793A JPH0779618A (ja) | 1993-09-20 | 1993-09-20 | 野菜移植機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0779618A true JPH0779618A (ja) | 1995-03-28 |
Family
ID=16955338
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23345793A Pending JPH0779618A (ja) | 1993-09-20 | 1993-09-20 | 野菜移植機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0779618A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2022513789A (ja) * | 2019-12-03 | 2022-02-09 | 農業農村部南京農業機械化研究所 | 生分解性苗トレイに適した気流力式順番に苗を植え付ける苗投げ植え機および苗投げ植えの方法 |
-
1993
- 1993-09-20 JP JP23345793A patent/JPH0779618A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2022513789A (ja) * | 2019-12-03 | 2022-02-09 | 農業農村部南京農業機械化研究所 | 生分解性苗トレイに適した気流力式順番に苗を植え付ける苗投げ植え機および苗投げ植えの方法 |
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