JPH0777881B2 - ポケットティッシュの箱詰方法及びその装置 - Google Patents

ポケットティッシュの箱詰方法及びその装置

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JPH0777881B2
JPH0777881B2 JP3074085A JP7408591A JPH0777881B2 JP H0777881 B2 JPH0777881 B2 JP H0777881B2 JP 3074085 A JP3074085 A JP 3074085A JP 7408591 A JP7408591 A JP 7408591A JP H0777881 B2 JPH0777881 B2 JP H0777881B2
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tissue
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吉弘 矢野
和正 石川
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株式会社伊予機械製作所
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は自動製造ラインの端末等
に配置した自動搬送ラインから大量に供給されるポケッ
トティッシュを段ボール箱等の梱包用容器に自動的に詰
めるための箱詰方法及びその装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】ポケットティッシュは、折り畳んだティ
ッシュペーパーを相互に入り組ませ、一枚毎に繰り出せ
る複数枚のティッシュペーパーをビニールフィルムから
なる包装体に収納して携帯用としたものである。このポ
ケットティッシュは、ロール状の原紙から切断、折り畳
み及びフィルム包装体への収納等の工程は全て自動機械
化され、自動生産ラインが確立している。 【0003】ところで、この製造された大量のポケット
ティッシュは、出荷に際し、所要数毎に段ボール箱に箱
詰するのであるが、従来、この箱詰作業は人手によって
おり、機械化されていなかった。そこで、多くの企業は
パートタイムの女子従業員を自動製造ラインの端末に配
置して、段ボール箱に手作業で収納させている。例え
ば、一つの段ボール箱内に、立てた状態のポケットティ
ッシュを縦25個、横5列の合計125個を高さ5段
(125個×5)にて収納している。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ポ
ケットティッシュの箱詰作業はすべて人手作業に依存し
ているのが現状であり、しかもこの作業は単純労働であ
るから飽きられ易く、人手不足の昨今にあってはその作
業員を確保することが困難となって来た。とりわけ箱詰
作業にはパートタイムの女子労働者を用いるが、女子労
働者は夜間での作業が出来ないから、いかに大量に生産
をすることができても、箱詰作業の機械化がなされてい
ないために、専ら箱詰の問題によって生産者は出荷計画
を立てることができず、特に急な需要に対しては即応す
ることができなかった。さらに、人手による箱詰作業は
作業内容にバラツキがあり、正確でなかったり、あるい
は乱れていることがある。 【0005】そこで、従来からポケットティッシュの箱
詰作業を機械的に行う自動装置が強く要望されていたの
であるが、ポケットティッシュは滑り易いフィルムに包
装されているため、これを所定個数毎に機械的に掴む
(チャック)ことができなかったのである。例えば、立
てて一列に並べた25個のものを、列の両端部から押圧
して掴もうとすると、フィルムが滑るために列の中央部
付近が列から飛び出してしまうからである。また、列か
ら飛び出さない程度に強く押圧してチャックすると、ポ
ケットティッシュ内の空気が抜け出過ぎて、製品として
の弾力性に欠けることとなる。ポケットティッシュはテ
ィッシュ間に空気を含んで、適度に弾力性を有すること
が要求されているのである。一方、掴む数が少なくすれ
ば作業能率が著しく低下してしまい、自動化する利点が
なくなることとなる。 【0006】そこで、本発明は上記事情に鑑み、製造さ
れたポケットティッシュの段ボール箱への箱詰を自動的
に行うものであり、段ボール箱の一面を単位として所定
の数及び列のポケットティッシュを掴み装置とエアによ
る吸引を併用することにより段ボール箱内に移送して箱
詰する方法及びその装置を提供するものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明はポケットティッ
シュの箱詰方法として、自動搬送ラインから順次送り出
されるポケットティッシュを立てた状態で、梱包用容器
の開口部面積を充足する縦横複数列に形成し、その縦横
複数列からなるポケットティッシュを単位体として整列
した各ポケットティッシュの上部側の周縁部を吸引保持
するとともに、該単位体の相対向する両側部を進行方向
に直交する横方向より掴んで梱包容器に移送し、その内
部において前記吸引と掴みを開放することにより収納す
ることを所定回数繰り返す構成、及び該単位体の相対向
する両側部を進行方向に直交する横方向より掴んで開閉
板上に載置し、該開閉板上で単位体の他の側部を締め付
けることにより列間の間隙をなくした後梱包容器に移送
する構成を提供する。 【0008】本発明はポケットティッシュの箱詰装置と
して、所定個数のポケットティッシュを立てた状態で1
列に収納できる複数のトレイを一定間隔で載設したコン
ベアベルトからなり、自動搬送ラインから順次送り出さ
れるポケットティッシュを立てた状態で梱包用容器の開
口部面積を充足する縦横複数列に形成する整列装置と、
その縦横複数列からなるポケットティッシュを単位体と
して整列した各ポケットティッシュの上部側の周縁部を
吸引保持するとともに、該単位体の相対向する両側部を
進行方向に直交する横方向より掴んで梱包用容器に移送
する移送装置と、移送装置に隣接して開口した梱包用容
器を間欠移送する梱包装置とからなる構成を提供する。
また、移送装置は複数のトレイにそれぞれ立てた状態で
収納され 整列した各ポケットティッシュの上部側の周縁
部をまとめて吸着するエア吸引装置と、吸引されたポケ
ットティッシュの相対向する両側部を進行方向に直交す
る横方向より掴む掴み装置と、前記エア吸引装置を昇降
させるリフト装置と、エア吸引装置全体を水平移動させ
るスライド装置とからなる構成を提供する。 【0009】更に、自動搬送ラインから順次送り出され
るポケットティッシュを間欠移送されるコンベアベルト
上に載設した複数のトレイに所定個数で立てて整列収納
し、梱包用容器の開口部面積を充足するトレイの数を単
位としてそのポケットティッシュの整列した上部側の周
縁部をまとめて吸引管を有するエア吸引装置で吸引保持
するとともに、相対向する両側部を進行方向に直交する
横方向より掴み装置にて掴んだ状態でリフト装置にて上
昇し、かつ、スライド装置で水平に移動して梱包用容器
に移送する移送装置と、移送装置に隣接して開口した梱
包用容器をコンベアベルトで間欠移送して定位置に一定
時間静止させ、移送装置が移動してきて梱包用容器内へ
昇降案内する梱包装置とからなる構成、及び移送装置
に、エア吸引装置が整列装置へ向けて下降するとき開
き、上昇した後閉じてエア吸引装置の下部に位置する開
閉板を設けるとともに、その開閉板上に吸引したポケッ
トティッシュを一度載置させたとき列間の間隙をなくす
る為の締付板を設けてなる構成を提供する。 【0010】 【作用】上記構成の本発明によれば、エア吸引にて整列
したポケットティッシュを吸引保持する方法及び掴み装
置と併用する方法であるから、縦横複数列に所定数整
列させたポケットティッシュの列の中間部が飛び出すこ
となく全体的に吸着されるとともに掴み装置にて掴まれ
て移送されるため、ポケットティッシュの移送を機械的
にスムーズに行うことができる。したがって、所定個数
からなる列の複数により梱包用容器の開口部の面積に相
当する個数のポケットティッシュの面を1単位として吸
引保持し、かつ、移送して梱包用容器内に収納すること
を数回繰り返して行えば、梱包用容器をポケットティッ
シュで整序して満たすことができる。また、この梱包作
業は自動化されるので、自動製造ラインと直結すること
ができ、製品出荷計画を可能ならしめ、これにより生産
計画を確立でき、経営の合理化を促進することができ
る。 【0011】 【実施例】本発明は、段ボール箱等の梱包用容器の開口
部面積を単位として、例えば縦5列横25個等の所定個
数のポケットティッシュを立てた状態で平面的にまとめ
て並べることにより矩形の単位体を形成し、この単位体
を上方から昇降するエア吸引装置及び掴み装置で吸引保
するとともに掴み、そのまま段ボール箱の上部に移送
して下降させ、段ボール箱内に収納することを所定回数
繰り返すものである。 【0012】したがって、本発明は図1に示したよう
に、複数のポケットティッシュ1を縦横複数列に立てた
状態で平面的に並べ、段ボール箱等の梱包用容器2の開
口部面積に相当する矩形にまとめる作業を機械的に行う
整列装置3と、その矩形のポケットティッシュ1の1単
位をそのまま持ち上げて梱包用容器2の上部まで移送す
る移送装置4と、梱包用容器2内にポケットティッシュ
1の1単位を下降案内する梱包装置5及びそれらの制御
装置6が必要である。 【0013】整列装置3は、ポケットティッシュ1の自
動搬送ライン7から順次搬送されるポケットティッシュ
1をカウントして所定個数毎にまとめ、これを単位とし
て扱うものである。すなわち、コンベアベルト8に所定
個数のポケットティッシュ1を立てた状態で1列に収納
できる複数のトレイ9を一定間隔で載設し、そのトレイ
9に所定個数のポケットティッシュ1をカウントしなが
立てた状態で梱包用容器の開口部面積を充足する縦横
複数列に形成するように収納するものであり、例えばこ
のトレイ5個にそれぞれ25個整列して収納されたポケ
ットティッシュ1により、梱包用容器2の開口部面積に
達するポケットティッシュ1の1単位が形成されるもの
である。 【0014】移送装置4は、ポケットティッシュ1を掴
み装置とエアによる吸引を併用することにより段ボール
箱内に移送するためのものであり、コンベアベルト8上
の所定個数のトレイ9に収納された縦横複数列からなる
ポケットティッシュ1の全体を1単位として整列した各
ポケットティッシュ1の上部側の周縁部を面として吸引
保持するエア吸引装置10と、エア吸引装置10の横方
向の両側に位置してポケットティッシュ1を進行方向に
直交する横方向より(コンベアベルト8に直交する方
向)押圧して掴む掴み装置17と、このエア吸引装置1
0と掴み装置17は一体として垂直に昇降移動させるリ
フト装置11と、水平方向へ移動させるスライド装置1
2等からなる。 【0015】そして、これら複数の装置を順次作動させ
る制御装置6はコンピュータ若しくはマイクロスイッチ
やリレー等の電気機器にて構成する。 【0016】以下本発明にかかる梱包装置の一実施例を
図面に基づき説明する。図2は移送装置の正面図、図3
は同装置の左側図、図4は梱包装置の正面図である。 【0017】移送装置4について説明すると、図2,3
において、基台15にコンベアベルト8を回転可能に設
け、そのコンベアベルト8には溝形断面をした複数のト
レイ9を所定間隔で載置する。このコンベアベルト8と
トレイ9はポケットティッシュ1を立てた状態で例えば
25個並べることができる整列装置3を構成する。そし
て基台15の上部に、上下方向へ昇降可能、かつ、水平
方向へ移動可能にエア吸引装置10及びエア吸引装置1
0の横方向の両側に位置する掴み装置17とが載置され
ている。この掴み装置17はエア吸引装置10の横方向
の両側に位置する伸縮自在な一対の板体からなり、適宜
の駆動源により、伸縮動作させることによりポケットテ
ィッシュ1を進行方向に直交する横方向より(コンベア
ベルト8に直交する方向)押圧して掴むことができるも
のである。この掴み動作のときにエア吸引装置10の吸
引箱16がポケットティッシュ1の押圧による飛び出し
を規制する規制板としても作用する。 【0018】エア吸引装置10の上部には油圧若しくは
空圧シリンダーとピストンからなるリフト装置11と吸
引管18,18が垂設されている。吸引管18の上端部
は適宜のフレキシブルな管体を介して図示しないエア吸
引用のコンプレッサーに接続されている。図5に示した
ように、吸引箱16の内面は中空であるが、底部に棧2
0が設けられ、その棧20の間から空気が吸引されるこ
とにより整列したポケットティッシュ1の上部側の周縁
部を面として吸引できる。なお、棧20に代えて吸引箱
16の底部に多穴の板を取り付けることとしてもよい。 【0019】吸引箱16の移動方向の前部に締付板21
が垂下して外側方から吸引箱に向けて進退可能に設けら
れている。この締付板21に対向して締付板22が基台
15の柱に進退可能に設けられている。締付板21,2
2を進退作動させる駆動源はエアシリンダーとそれに係
合するピストンからなる。この締付板21,22によっ
てポケットティッシュ1を進行方向である縦方向より
(コンベアベルト8の駆動方向と同一方向)押圧し、ト
レイ9間の間隙によってポケットティッシュ1間の縦方
向に存在していた列間の間隙をなくすものである。 【0020】そして、掴み装置17によって横方向に押
圧されて掴まれていると共に、エア吸引装置10によっ
て吸引されて持ち上げられたポケットティッシュ1の底
部を押えるための開閉板23,23がシャフト24,2
4を介して開閉自在に基台15の柱に設けられている。 【0021】上記エア吸引装置10,掴み装置17及び
締付板21,22を一体として水平方向へ移動させるた
めのスライド装置12が載置されるレール25,25が
基台15の上端部に対で設けられ、そのレール25,2
5は基台15に隣接する梱包装置5の真上に延伸してい
る。スライド装置12は電動モーター等を駆動源として
レール25,25上のエア吸引装置10,掴み装置17
及び締付板21,22を一体として梱包装置5の上方ま
で往復移動させることができ、かつ、移送装置4及び梱
包装置5のそれぞれの定位置(図示参照)において一定
時間静止できるようにしてある。なお、26はコンベア
ベルト8を間欠駆動するためのブレーキモーター、27
はブレーキモーター26のインデックスユニット、28
はインデックスユニット27の出力を取り出すスプロケ
ット、29はスプロケット28の回転をコンベアベルト
8の回転ドラム30に伝達するチェーンベルトである。 【0022】梱包装置5は、図4において、基台31に
段ボール箱等の梱包用容器2を間欠移送するコンベアベ
ルト33を移送装置4と直交する方向へ移動可能に設
け、梱包用容器2の蓋片34を押えて開口した状態を保
持させるガイド35をレール25と直交する配置で吊支
して設け、ガイド35の両端部を上方へ曲げ形成し、エ
ア吸引装置10に対面して梱包用容器2が開口した状態
で定位置に一定時間停止できるようにコンベアベルト3
3上において水平方向へ互いに進退するストッパー3
6,36が設けられている。ストッパー36,36はカ
ギ形の部材をピストンに連結したエアシリンダーからな
る。そして、レール25,25の端部に対向する基台3
1の上部に、エア吸引装置10等が昇降した回数を検知
するためのセンサー37が設けられ、一つの梱包用容器
2に収納するポケットティッシュ1の量を監視させるよ
うにしてある。 【0023】そこで上記実施例の作用について説明する
と、以下の動作は制御装置6により全て自動的に行われ
る。すなわち、トレイ9に所定個数のポケットティッシ
ュ1を収納するには、回転ドラム30の横に位置して横
倒し状態にあるトレイ9aに自動搬送ラインから順次送
り込むものであって、トレイ9aに所定個数が収納され
るとコンベアベルト8が自動的に間欠移動して次のトレ
イ9bが当該部位に移動し、そのトレイ9bには上記同
様にして所定個数のポケットティッシュ1が収納され
る。 【0024】そしてポケットティッシュ1をそれぞれ所
定個数にて収納したトレイ9の5列がコンベアベルト8
を介して基台15の中央部に移動する。コンベアベルト
8の5個のトレイ9にポケットティッシュ1がそれぞれ
所定個数で整列(5×25個)収納されてエア吸引装置
10の真下に移動すると、リフト装置11によりエア吸
引装置10及びエア吸引装置10の横方向の両側に位置
する掴み装置17が一体として下降してそのポケットテ
ィッシュ1の上部に当接し、掴み装置17を構成する一
対の板体が縮小動作してポケットティッシュ1を進行方
向に直交する横方向より(コンベアベルト8に直交する
方向)押圧して掴むとともに、吸引管18から吸引箱1
6の空気が吸引されることにより、整列したポケットテ
ィッシュ1の包装体(ビニールフィルム)の上部側の周
縁部が面として吸引箱16の底部に吸着保持される。こ
の状態では、トレイ9間の間隙によってポケットティッ
シュ1間の縦方向の列間には間隙が存在している。 【0025】したがって、ポケットティッシュ1を吸着
したエア吸引装置10及び掴み装置17をリフト装置1
1により垂直に上昇して停止させると、開閉板23,2
3が互いに回動して水平状態になり、吸引箱16に吸着
したポケットティッシュ1の底部を支える。このため、
吸引箱16の吸着動作及び掴み装置17の押圧を停止さ
せると、ポケットティッシュ1は開閉板23,23上に
載置され、落下することなく保持される。なお、このと
き、掴み装置が横方向の両側に存在しているため、ポケ
ットティッシュ1が崩れることはない。 【0026】この状態で、締付板21,22が吸引箱1
6に接近するように作動して開閉板23,23上に載置
されたポケットティッシュ1の列間のすき間をなくする
ために締め付ける。締付板21,22が列間のすき間を
なくすると、再びエア吸引装置10及び掴み装置17が
作動してポケットティッシュ1を吸引箱16に吸着する
とともに、進行方向に直交する横方向より押圧して掴
む。そのため、ポケットティッシュ1は吸着装置10に
よって吸着されると共に、掴み装置17によって横方向
から、締付板21,22によって縦方向に押圧されてい
ることとなる。この状態でスライド装置12にてレール
25,25に沿って梱包装置5へと移動する。 【0027】一体として梱包装置5へ移動したエア吸引
装置10,掴み装置17及び締付板21,22は、リフ
ト装置11によりそのまま下降し、コンベアベルト33
上に開口した状態で梱包用定位置に停止している段ボー
ル箱等の梱包用容器2内に入り、その内底部にポケット
ティッシュ1が達するとリフト装置11の昇降動作が停
止し、エア吸引装置10の吸引動作が停止するととも
に、掴み装置17及び締付板21,22の押圧が解除さ
れてポケットティッシュ1を吸引箱16から離すので、
ポケットティッシュ1は梱包用容器2の内部全面を覆う
第1段目に収納される。 【0028】ポケットティッシュ1を梱包用容器2の内
底部に残して、エア吸引装置10,掴み装置17及び締
付板21,22はリフト装置11によってそのまま上昇
し、この昇降回数をセンサー37が検知して記憶する。
ついでエア吸引装置10等はスライド装置12によりレ
ール25,25を水平方向へ移動して元の状態に戻る。
そして、改めてコンベアベルト8上に移送されているポ
ケットティッシュ1を吸引して掴むべく下降し、前記同
様の動作を順次行う。 【0029】このような動作を必要回数繰り返して梱包
用容器2がポケットティッシュ1で満たされると、セン
サー37からの指令によりストッパー36,36が引き
込まれて梱包用容器2の停止を解除し、コンベアベルト
33によりその梱包用容器2を梱包装置5から移動させ
るとともに、梱包の為に待機している次の梱包用容器2
が梱包装置5内に移動し、ストッパー36,36が延び
てその梱包用容器2を梱包用定位置に停止させる。 【0030】かくして、梱包用容器2に収納すべきポケ
ットティッシュ1は、自動的に作動する機械的構成によ
り梱包用容器の開口部面積に等しい面を単位として段階
的に行われ、梱包用容器2が所定段数の面で満たされる
と、その梱包用容器2は移送され、次に待機している新
しい梱包用容器2が梱包装置5に移送されるので、人手
は全く不要であり、また機械的に整列させて収納できる
から、収納状態がきれいで乱れや崩れがなく、人手作業
を上回る好結果を示す。 【0031】 【発明の効果】以上説明した本発明によれば、まず梱包
用容器の開口部面積に相当する所定個数で形成される面
からなるポケットティッシュの単位体を形成し、ついで
この単位体をエア吸引と掴み装置を併用することにより
掴んで梱包用容器内に移送するものであるため、所定数
整列させたポケットティッシュの列の中間部が飛び出す
ことなく移送を機械的にスムーズに行うことができる。
したがって、所定個数からなる列の複数により梱包用容
器の開口部の面積に相当する個数のポケットティッシュ
の面を1単位として吸引保持し、かつ、移送して梱包用
容器内に収納することを数回繰り返して行えば、梱包用
容器をポケットティッシュで整序して満たすことができ
る。また、この梱包作業は自動化されるので、自動製造
ラインと直結することができ、製品出荷計画を可能なら
しめ、これにより生産計画を確立でき、経営の合理化を
促進することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明にかかる箱詰装置の概念図。 【図2】本発明の実施例における移送装置の正面図。 【図3】本発明の実施例における移送装置の側面図。 【図4】本発明の実施例における梱包装置の正面図。 【図5】本発明の実施例における部分説明図。 【符号の説明】 1…ポケットティッシュ 2…梱包用容器 3…整列装置 4…移送装置 5…梱包装置 6…制御装置 7…自動搬送ライン 8,33…コンベアベルト 9…トレイ 10…エア吸引装置 11…リフト装置 12…スライド装置 16…吸引箱 17…掴み装置 18…吸引管 21,22…締付板 25…レール

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項】 自動搬送ラインから順次送り出されるポ
    ケットティッシュを立てた状態で、梱包用容器の開口部
    面積を充足する縦横複数列に形成し、その縦横複数列か
    らなるポケットティッシュを単位体として整列した各ポ
    ケットティッシュの上部側の周縁部を吸引保持するとと
    もに、該単位体の相対向する両側部を進行方向に直交す
    る横方向より掴んで梱包容器に移送し、その内部におい
    て前記吸引と掴みを開放することにより収納することを
    所定回数繰り返すことを特徴とするポケットティッシュ
    の箱詰方法。 【請求項2】 自動搬送ラインから順次送り出されるポ
    ケットティッシュを立てた状態で、梱包用容器の開口部
    面積を充足する縦横複数列に形成し、その縦横複数列か
    らなるポケットティッシュを単位体として整列した各ポ
    ケットティッシュの上部側の周縁部を吸引保持するとと
    もに、該単位体の相対向する両側部を進行方向に直交す
    る横方向より掴んで開閉板上に載置し、該開閉板上で単
    位体の他の側部を締め付けることにより列間の間隙をな
    くした後梱包容器に移送し、梱包容器の内部において前
    記吸引と掴みを開放することにより収納することを所定
    回数繰り返すことを特徴とするポケットティッシュの箱
    詰方法。 【請求項所定個数のポケットティッシュを立てた
    状態で1列に収納できる複数のトレイを一定間隔で載設
    したコンベアベルトからなり、自動搬送ラインから順次
    送り出されるポケットティッシュを立てた状態で梱包用
    容器の開口部面積を充足する縦横複数列に形成する整列
    装置と、その縦横複数列からなるポケットティッシュを
    単位体として整列した各ポケットティッシュの上部側の
    周縁部を吸引保持するとともに、該単位体の相対向する
    両側部を進行方向に直交する横方向より掴んで梱包用容
    器に移送する移送装置と、移送装置に隣接して開口した
    梱包用容器を間欠移送する梱包装置とからなることを特
    徴とするポケットティッシュの箱詰装置。 【請求項】 移送装置は複数のトレイにそれぞれ立て
    た状態で収納され整列した各ポケットティッシュの上部
    側の周縁部をまとめて吸着するエア吸引装置と、吸引さ
    れたポケットティッシュの相対向する両側部を進行方向
    に直交する横方向より掴む掴み装置と、前記エア吸引装
    置を昇降させるリフト装置と、エア吸引装置全体を水平
    移動させるスライド装置とからなる請求項記載のポケ
    ットティッシュの箱詰装置。 【請求項】 自動搬送ラインから順次送り出されるポ
    ケットティッシュを間欠移送されるコンベアベルト上に
    載設した複数のトレイに所定個数で立てて整列収納し、
    梱包用容器の開口部面積を充足するトレイの数を単位と
    してそのポケットティッシュの整列した上部側の周縁部
    をまとめて吸引管を有するエア吸引装置で吸引保持する
    とともに、相対向する両側部を進行方向に直交する横方
    向より掴み装置にて掴んだ状態でリフト装置にて上昇
    し、かつ、スライド装置で水平に移動して梱包用容器に
    移送する移送装置と、移送装置に隣接して開口した梱包
    用容器をコンベアベルトで間欠移送して定位置に一定時
    間静止させ、移送装置が移動してきて梱包用容器内へ昇
    降案内する梱包装置とからなることを特徴とするポケッ
    トティッシュの箱詰装置。 【請求項】 移送装置に、エア吸引装置が整列装置へ
    向けて下降するとき開き、上昇した後閉じてエア吸引装
    置の下部に位置する開閉板を設けるとともに、その開閉
    板上に吸引したポケットティッシュを一度載置させたと
    き列間の間隙をなくする為の締付板を設けてなる請求項
    3,4又は5記載のポケットティッシュの箱詰装置。
JP3074085A 1991-03-12 1991-03-12 ポケットティッシュの箱詰方法及びその装置 Expired - Lifetime JPH0777881B2 (ja)

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