JPH0776578B2 - ロープ留金具 - Google Patents
ロープ留金具Info
- Publication number
- JPH0776578B2 JPH0776578B2 JP63092412A JP9241288A JPH0776578B2 JP H0776578 B2 JPH0776578 B2 JP H0776578B2 JP 63092412 A JP63092412 A JP 63092412A JP 9241288 A JP9241288 A JP 9241288A JP H0776578 B2 JPH0776578 B2 JP H0776578B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rope
- wedge
- socket
- concave groove
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- Prior art date
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- Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はエレベータ等に使用されるロープをウェッジを
介して保持するロープ留金具に関するものである。
介して保持するロープ留金具に関するものである。
従来のロープ留金具は第3図に示すように、ソケット
(1)の中空内部にロープ(2)を折り返して挿通する
とともに、この折り返されたロープ(2)により折り返
し挟み込まれるウェッジ(3)を該ソケット(1)内に
挿入し、挿入されたロープ(2)の一部と折り返された
ロープ(2)の端部とをクリップ(4)で連結挾持して
いる。
(1)の中空内部にロープ(2)を折り返して挿通する
とともに、この折り返されたロープ(2)により折り返
し挟み込まれるウェッジ(3)を該ソケット(1)内に
挿入し、挿入されたロープ(2)の一部と折り返された
ロープ(2)の端部とをクリップ(4)で連結挾持して
いる。
上記ソケット(1)は相互に対向する前後の板体(1
a)、(1a)と、この板体(1a)、(1a)間の下部両側
に取着された側板(1b)、(1b)とにより形成されてお
り、図示上方の上記板体(1a)、(1a)の上方部分は互
いに対向した脚状の連結端(1c)として構成されるとと
もに、この連結端(1c)には孔(1d)が穿設され、この
孔(1d)に図示しないエレベータ等の接続部材が接続さ
れるようになっている。そして、図示下方のソケット
(1)の中空部はロープ挿入口(1e)から上方に向かっ
て末広がりテーパ状に形成されている。また、このソケ
ット(1)の中空部内には図に示すように末広がりテー
パ状に形成されたウェッジ(3)が挿入され、このウェ
ッジ(3)の周部には鎖線で示すように該周部がロープ
(2)と密着するよう半円状の凹溝(3a)が周回形成さ
れる。この凹溝(3a)と上記ソケット(1)の中空部内
壁との間にはロープ挿通部(1f)、(1f)が形成され、
この挿通部(1f)、(1f)にロープ挿入口(1e)から挿
入されたロープ(2)が折り返し挿通される。そして上
記板体(1a)のロープ挿通部(1f)対応部分には点検孔
(1g)が複数穿設され、取付け作業の際、ロープ(2)
のウェッジ(3)への密着度を点検できるようになって
いる。
a)、(1a)と、この板体(1a)、(1a)間の下部両側
に取着された側板(1b)、(1b)とにより形成されてお
り、図示上方の上記板体(1a)、(1a)の上方部分は互
いに対向した脚状の連結端(1c)として構成されるとと
もに、この連結端(1c)には孔(1d)が穿設され、この
孔(1d)に図示しないエレベータ等の接続部材が接続さ
れるようになっている。そして、図示下方のソケット
(1)の中空部はロープ挿入口(1e)から上方に向かっ
て末広がりテーパ状に形成されている。また、このソケ
ット(1)の中空部内には図に示すように末広がりテー
パ状に形成されたウェッジ(3)が挿入され、このウェ
ッジ(3)の周部には鎖線で示すように該周部がロープ
(2)と密着するよう半円状の凹溝(3a)が周回形成さ
れる。この凹溝(3a)と上記ソケット(1)の中空部内
壁との間にはロープ挿通部(1f)、(1f)が形成され、
この挿通部(1f)、(1f)にロープ挿入口(1e)から挿
入されたロープ(2)が折り返し挿通される。そして上
記板体(1a)のロープ挿通部(1f)対応部分には点検孔
(1g)が複数穿設され、取付け作業の際、ロープ(2)
のウェッジ(3)への密着度を点検できるようになって
いる。
然して、ロープ(2)をソケット(1)に嵌着するに
は、ロープ(2)を挿入口(1e)に挿入し、ロープ
(2)を折り返してウェッジ(3)の凹溝(3a)に沿っ
て接触するようにくせづけするとともに、挿入されたロ
ープ(2)の先端を挿入口(1e)から送出させ、かつウ
ェッジ(3)をソケット(1)の中空部内に挿入してロ
ープ(2)と、ソケット(1)、ロープ(2)とウェッ
ジ(3)との各相互を密着させそれらの間の摩擦力でロ
ープ(2)を支持する。そして、この際、ロープ挿通部
(1f)、(1f)が点検孔(1g)内に現われるので、ロー
プ(2)のウェッジ(3)への密着度を点検でき、取付
け作業が確実に行われたのを確認することができる。
は、ロープ(2)を挿入口(1e)に挿入し、ロープ
(2)を折り返してウェッジ(3)の凹溝(3a)に沿っ
て接触するようにくせづけするとともに、挿入されたロ
ープ(2)の先端を挿入口(1e)から送出させ、かつウ
ェッジ(3)をソケット(1)の中空部内に挿入してロ
ープ(2)と、ソケット(1)、ロープ(2)とウェッ
ジ(3)との各相互を密着させそれらの間の摩擦力でロ
ープ(2)を支持する。そして、この際、ロープ挿通部
(1f)、(1f)が点検孔(1g)内に現われるので、ロー
プ(2)のウェッジ(3)への密着度を点検でき、取付
け作業が確実に行われたのを確認することができる。
尚、この種の装置の先行技術文献として特公昭51−4622
1号公報、実公昭56−30761号公報等がある。
1号公報、実公昭56−30761号公報等がある。
然るに、ロープ(2)をソケット(1)内に引き込む
際、図に示すようにロープ(2)とウェッジ(3)の屈
曲部(3b)との間に間隙(A)が生じ易く、間隙(A)
がある場合にはロープ(2)の充分な締結効率が得られ
ない。そこで上記間隙(A)の有無を確認する必要があ
るが、凹溝(3a)を形成する側縁がウェッジ(3)の周
部に周回形成されているので、容易に確認することがで
きないという問題点があった。
際、図に示すようにロープ(2)とウェッジ(3)の屈
曲部(3b)との間に間隙(A)が生じ易く、間隙(A)
がある場合にはロープ(2)の充分な締結効率が得られ
ない。そこで上記間隙(A)の有無を確認する必要があ
るが、凹溝(3a)を形成する側縁がウェッジ(3)の周
部に周回形成されているので、容易に確認することがで
きないという問題点があった。
本発明は叙上の点に鑑みてなされたもので、ロープ
(2)のウェッジ(3)の密着度を容易に確認すること
のできるロープ留金具を提供することを目的としてい
る。
(2)のウェッジ(3)の密着度を容易に確認すること
のできるロープ留金具を提供することを目的としてい
る。
本発明においては上述の目的を達成するため、ウェッジ
の外周部にロープの当接面に密着する凹溝を形成し、ソ
ケット中空部のロープ屈曲部対応部分およびロープ挿通
部対向部分にはロープの挿入状態を確認できる点検孔を
穿設するとともに、ウェッジにはロープ緊締時における
上記点検孔に対応する予定位置において該ウェッジの凹
溝側縁にロープの凹溝への密着状態を確認できる切欠き
を形成したことを特徴としている。
の外周部にロープの当接面に密着する凹溝を形成し、ソ
ケット中空部のロープ屈曲部対応部分およびロープ挿通
部対向部分にはロープの挿入状態を確認できる点検孔を
穿設するとともに、ウェッジにはロープ緊締時における
上記点検孔に対応する予定位置において該ウェッジの凹
溝側縁にロープの凹溝への密着状態を確認できる切欠き
を形成したことを特徴としている。
本発明によれば、ロープの凹溝面への密着状態をウェッ
ジの凹溝側縁に形成した切欠きを介して点検孔から容易
に確認することができる。
ジの凹溝側縁に形成した切欠きを介して点検孔から容易
に確認することができる。
以下、第1図および第2図の実施例に基づき本発明を詳
述すると、ソケット(1)の中空部内に挿入されるウェ
ッジ(3)は、その外周部に、第2図に鎖線で示すよう
に該外周部がロープ(2)の当接面と密着するよう断面
半円状の凹溝(3a)を周回形成しており、またその拡大
屈曲部(3b)およびその両側部の上記凹溝(3a)を形成
する側縁に第2図に示すように切欠き(3c)をそれぞれ
形成し、この切欠き(3c)部分でロープ(2)の凹溝
(3a)面への密着度を点検できるようになっている。
述すると、ソケット(1)の中空部内に挿入されるウェ
ッジ(3)は、その外周部に、第2図に鎖線で示すよう
に該外周部がロープ(2)の当接面と密着するよう断面
半円状の凹溝(3a)を周回形成しており、またその拡大
屈曲部(3b)およびその両側部の上記凹溝(3a)を形成
する側縁に第2図に示すように切欠き(3c)をそれぞれ
形成し、この切欠き(3c)部分でロープ(2)の凹溝
(3a)面への密着度を点検できるようになっている。
他方、ソケット(1)を構成する板体(1a)には、ロー
プ緊締時におけるウェッジ(3)の上記切欠き(3c)に
対応する予定部位において、第1図に示すように点検孔
(1g)をそれぞれ穿設しており、この点検孔(1g)から
該切欠き(3c)を介してロープ(2)の凹溝(3a)面へ
の密着状態を確認できるようになっている。
プ緊締時におけるウェッジ(3)の上記切欠き(3c)に
対応する予定部位において、第1図に示すように点検孔
(1g)をそれぞれ穿設しており、この点検孔(1g)から
該切欠き(3c)を介してロープ(2)の凹溝(3a)面へ
の密着状態を確認できるようになっている。
従って、取付け作業の際、ロープ(2)の凹溝(3a)面
の密着状態を切欠き(3c)を介して点検孔(1g)から容
易に確認でき、これによりロープ(2)の充分な締結効
率を得ることが可能となる。
の密着状態を切欠き(3c)を介して点検孔(1g)から容
易に確認でき、これによりロープ(2)の充分な締結効
率を得ることが可能となる。
尚、上記実施例では、切欠き(3c)をウェッジ(3)の
屈曲部(3b)および両側部に形成したものを示したが、
この図示位置に限定されるものでないのは言うまでもな
い。
屈曲部(3b)および両側部に形成したものを示したが、
この図示位置に限定されるものでないのは言うまでもな
い。
以上のように本発明によれば、ロープのウェッジへの密
着度を容易に確認できるとともに、ロープの充分な締結
効率を得ることのできるロープ留金具を提供することが
できる。
着度を容易に確認できるとともに、ロープの充分な締結
効率を得ることのできるロープ留金具を提供することが
できる。
第1図は本発明に係るロープ留金具を示す全体図、第2
図は本発明に係るロープ留金具のウェッジを示す図、第
3図は従来のロープ留金具を示す説明図である。 図中、(1)はソケット、(1c)は連結端、(1e)はロ
ープ挿入口、(1g)は点検孔、(2)はロープ、(3)
はウェッジ、(3a)は凹溝、(3b)は屈曲部、(3c)は
切欠きである。 尚、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
図は本発明に係るロープ留金具のウェッジを示す図、第
3図は従来のロープ留金具を示す説明図である。 図中、(1)はソケット、(1c)は連結端、(1e)はロ
ープ挿入口、(1g)は点検孔、(2)はロープ、(3)
はウェッジ、(3a)は凹溝、(3b)は屈曲部、(3c)は
切欠きである。 尚、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】一端に互いに対向した脚状の連結端が形成
されたソケットの中空部を他端ロープ挿入口から内奥に
向けて末広がりテーパ状に形成し、この中空部内にロー
プを折返し挿通するとともにこの折返し部に末広がりテ
ーパ状のウェッジを介挿して上記ロープをソケットに緊
着するロープ留金具において、上記ウェッジの外周部に
ロープの当接面に密着する凹溝を形成し、上記ソケット
中空部のロープ屈曲部対応部分およびロープ挿通部対応
部分にはロープの挿通状態を確認できる点検孔を穿設す
るとともに、上記ウェッジにはロープ緊締時における上
記点検孔に対応する予定位置において該ウェッジの凹溝
側縁にロープの該凹溝への密着状態を確認できる切欠き
を形成したことを特徴とするロープ留金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63092412A JPH0776578B2 (ja) | 1988-04-14 | 1988-04-14 | ロープ留金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63092412A JPH0776578B2 (ja) | 1988-04-14 | 1988-04-14 | ロープ留金具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01266341A JPH01266341A (ja) | 1989-10-24 |
JPH0776578B2 true JPH0776578B2 (ja) | 1995-08-16 |
Family
ID=14053701
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63092412A Expired - Fee Related JPH0776578B2 (ja) | 1988-04-14 | 1988-04-14 | ロープ留金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0776578B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2199611B1 (es) * | 1998-02-26 | 2005-06-01 | Otis Elevator Company | Terminacion del tipo de abrazadera de cuña para elemento de tension de ascensor. |
US6256841B1 (en) | 1998-12-31 | 2001-07-10 | Otis Elevator Company | Wedge clamp type termination for elevator tension member |
US7874404B1 (en) | 1998-09-29 | 2011-01-25 | Otis Elevator Company | Elevator system having drive motor located between elevator car and hoistway sidewall |
US6484368B1 (en) | 2000-01-11 | 2002-11-26 | Otis Elevator Company | Flexible flat tension member termination device |
US6353979B1 (en) * | 2000-01-19 | 2002-03-12 | Otis Elevator Company | Termination for flat flexible tension member |
AU2013262883B2 (en) * | 2012-05-15 | 2017-08-31 | Bright Technologies, Llc | Inspectable synthetic tensile member assembly |
-
1988
- 1988-04-14 JP JP63092412A patent/JPH0776578B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01266341A (ja) | 1989-10-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |