JPH0743368Y2 - 養生シートの引き寄せ具 - Google Patents

養生シートの引き寄せ具

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JPH0743368Y2
JPH0743368Y2 JP1993044392U JP4439293U JPH0743368Y2 JP H0743368 Y2 JPH0743368 Y2 JP H0743368Y2 JP 1993044392 U JP1993044392 U JP 1993044392U JP 4439293 U JP4439293 U JP 4439293U JP H0743368 Y2 JPH0743368 Y2 JP H0743368Y2
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JP
Japan
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curing sheet
tool
sheet
pulling tool
curing
Prior art date
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JP1993044392U
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JPH0714010U (ja
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神谷  邦明
敏博 田中
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Kyowa Co Ltd
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Kyowa Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は建設工事用養生シート
を足場等に固定するための養生シートの引き寄せ具に関
し、特に取付けの容易な養生シートの引き寄せ具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年ビルの新築、改築においてその作業
時の工具の落下防止等の安全対策や、塵埃の飛散等を防
ぐとともにそのときの外観を美しく保ための環境対策と
してメッシュシートや防音シートのような養生シートが
ビルの側面を覆うために用いられる。
【0003】図10はそのような養生シートを建設中の
ビルに用いた場合の具体例を示す図である。図10を参
照して、ビル100の側面には作業用の足場101が設
けられ、その足場に複数の養生シート103a,103
b…,が取付けられる。一番上の養生シート103aは
最上部の足場101aに設けられたパイプ102を介し
て取付けられ、一番下の養生シート103dは最下部の
足場101bに設けられたパイプ104を介して取付け
られる。中間部の養生シート103b,103cは、隣
接の養生シートとシート接続具105a,105b…で
接続され、シート接続具105a,105b…を介して
足場101に引き寄せられる。
【0004】図11は図10に矢印XIで示した部分の
拡大斜視図である。図11を参照して、シート接続具1
05aには複数の横長の穴110が設けられる。その穴
110を介してバックル115付のベルト112と養生
シート引き寄せ具111を用いてシート接続105a
がパイプ(水平支持材)114に引張られる。
【0005】図12は従来の養生シート引き寄せ具11
1の概略平面図である。図12を参照して従来の養生シ
ート引き寄せ具111は本体122と本体122に設け
られた2つの穴123a,123bとを含む。次に従来
の養生シート引き寄せ具111をシート接続具105に
取付ける場合の様子を図13を参照して説明する。まず
図13(a)右に示すように養生シート引き寄せ具11
1に設けられた穴123a,123bを通してバックル
付のベルト112が挿入される。ベルト112が通され
た養生シート引き寄せ具111は図13(a)に示すよ
うにシート接続具105に設けられた穴を貫通するよう
に水平にされてシート接続具105の外側(矢印方向)
に押し出される。この状態でベルト112によりシート
接続具105が足場側から引張られることにより、図1
3(b)に示すようにシート接続具105が引き寄せ具
111によって引張り可能になる。この状態でシート接
続具105が足場101に引き寄せられる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】従来、養生シート引き
寄せ具を用いて養生シートを足場に引き寄せするときは
上記のようにして行なわれていた。ベルトと一体になっ
た引き寄せ具をその状態でシート接続具の貫通穴を通す
必要があり、その貫通穴が小さいため引き寄せ具を貫通
穴に通すのが困難であった。またこの貫通穴を大きくす
ると逆にシート接続具の強度が弱くなりこの貫通穴を大
きくすることは困難であった。
【0007】この考案は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、シート接続具の強度を弱めるこ
となく引き寄せ具を容易に取付けることができる養生シ
ート引き寄せ具を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この考案の請求項1に係
る、構造物を外側から覆うための養生シートを構造体に
沿って設けられた構造物に引き寄せ帯を用いて引き寄せ
するための引き寄せ具においては、養生シートはシート
接続具を用いて縦方向に複数枚連続して接続され、シー
ト接続具には横長の穴が設けられる。養生シート引き寄
せ具は、養生シートと交わる平面において穴を貫通した
状態でシート接続具に係合する係合部と、係合部がシー
ト接続具に係合したとき、係合部の構造体側に位置する
ように設けられた引き寄せ帯を通すための貫通穴とを含
む。
【0009】この考案の請求項2に係る引き寄せ具にお
いては、シート接続具は構造体の外側に面する第1の面
と第1の面に対向する第2の面を有し、係合部は第1の
面に係合する第1係合部材と第1係合部材に対向する第
2の面に係合する第2係合部材とを含む。
【0010】
【作用】この考案に係る養生シート引き寄せ具において
は、養生シートと交わる平面においてシート接続具に設
けられた横長の穴を貫通した状態で係合部がシート接続
具に係合するため、係合時に引き寄せ具および引き寄せ
帯を一体として穴を通してその外に出す必要はない。
【0011】
【実施例】以下この考案の実施例を図面を参照して説明
する。図1はこの考案の一実施例を示す平面図および断
面図である。図1(a)を参照してこの考案に係る養生
シート引き寄せ具10は偏平な対称形を有し、その一方
端部には1対の第1係合部12a,12bと、第1係合
部12a,12bに対向した1対の第2係合部13a,
13bとからなる係合部11が設けられている。養生シ
ート引き寄せ具10の上記係合部の反対側には養生シー
ト引き寄せ具10を足場等に固定するためのベルトを通
すベルト貫通穴14が設けられている。係合部11とベ
ルト貫通穴14が設けられている部分との間には細くな
ったくびれ部15が設けられている。
【0012】図1(b)はこの考案に係る養生シート引
き寄せ具10の図1(a)のb−bで示す部分の断面図
である。図1(b)を参照して、養生シート引き寄せ具
10の端面は面取りが施され、容易にシート接続具の貫
通穴に挿入されるように構成されている。
【0013】図2はこの考案に係る養生シート引き寄せ
具を用いて養生シートを足場側に引寄せた場合の状態を
示す斜視図であり、従来の図11に対応するものであ
る。図3はこの考案に係る養生シート引き寄せ具10を
シート接続具31に係合した状態の縦方向の断面図
(a)と図3(a)のb−bで示す平面図(b)であ
り、従来の図13に対応するものである。図2および図
3を参照して、2枚の養生シート103a,103bを
接続するシート接続具31に設けられた横長の穴32に
養生シート引き寄せ具10が係合する。係合した引き寄
せ具10はベルト112を介してパイプ(水平支持材)
114に引き寄せられる。
【0014】図4は養生シート引き寄せ具10をベルト
112と一体化した場合の模式図である。このように構
成することによって養生シート引き寄せ具10の取扱い
が容易になる。
【0015】次に図5を参照してこの考案に係る養生シ
ート引き寄せ具10をシート接続具31の貫通穴32に
装着する方法を説明する。
【0016】まずシート接続具31の貫通穴32に対し
て一方側の係合部11を構成する第1および第2係合部
12a,13aを挿入する(a)。次いでくびれ部15
を利用して養生シート引き寄せ具10の他方側の第1お
よび第2係合部12b,13bを貫通穴32に挿入する
(b)。このとき養生シート引き寄せ具10の係合部1
1の端面をシート接続具の長手方向に少し傾けながら、
まずいずれか一方側の第2係合部13bをシート接続具
31の一方の壁の端部33bの端部に係合させる
(c)。その後シート接続具31の他方側の壁の端部3
3aに養生シート引き寄せ具10の他方側の第1および
第2係合部12a,12bが係合するようにその係合部
の端面をシート接続具31の長手方向に平行にする
(d)。このように養生シート引き寄せ具10をシート
接続具31に係合することによって養生シート引き寄せ
具10とシート接続具31とは確実に一体化される。
【0017】次にこの考案の第2の実施例について図6
を参照して説明する。第2の実施例においては、図1に
示した第1の実施例の第2係合部13a,13bが省略
されている。それ以外は第1の実施例と同じであるので
その説明は省略する。単に養生シートを足場の方向に引
張っておくためだけであればこの第2の実施例に係る養
生シート引き寄せ具21で十分である。この場合には第
2係合部が省略されるためその加工が簡単になりコスト
も安くできる。
【0018】次に第2の実施例に係る養生シート用引き
寄せ具の取付け状態について説明する。図7(a)は第
2の実施例に係る養生シート用引き寄せ具の取付け状態
を示す平面図であり、第1の実施例の図3(b)に対応
する。第2の実施例における養生シート引き寄せ具21
の取付け状態は基本的に第1の実施例と同様であるので
その説明は省略する。
【0019】図7(b)は図7(a)のようにして取付
けられた第2の実施例に係る養生シート用引き寄せ具に
対して何らかの力でベルトが横方向に移動されることに
より、シート接続具31が横方向にずれ、その結果養生
シート引き寄せ具21に横方向の力がかかった場合の状
態を示す図である。図7(b)を参照して、第2の実施
例においては第2係合部13a,13bが省略されてい
るため図に示すように横方向の力を受けた場合に係合が
外れ得る場合がある。
【0020】図8は第1の実施例における図7に対応す
る図である。図8(b)を参照して、第1の実施例に係
る養生シート引き寄せ具の場合には図7(b)に示すよ
うな養生シートまたはベルトに横方向の力がかかっても
第2係合部13a,13bが設けられているため、係合
が容易に外れることはない。このためには係合部の寸法
(図1のm,n)と貫通穴34の幅寸法(図8(b)の
d)とは次のような関係を満たすのが好ましい。m≦d
<nおよびB<d<A図9はこの考案に係る養生シート
引き寄せ具のさらに他の実施例を示す平面図である。図
9(a)は養生シート引き寄せ具を足場のパイプへ引寄
せる引張部材として偏平なベルト状のものではなく、ロ
ープ状のものを用いる場合の実施例であり、図9(b)
はベルト状およびロープ状の両方の引張り部材に適用で
きる実施例を示す図である。
【0021】なお、この考案に係る養生シート引き寄せ
具の係合部の以外の形状は用いられる引張り部材に応じ
て適宜変更が加えられるのはいうまでもない。
【0022】また、この考案の実施例においては、養生
シート引き寄せ具の端面が面取りされている場合につい
て説明したが面取りがなくても同様の効果を奏すること
はいうまでもない。
【0023】
【考案の効果】以上のように請求項1に係る考案におい
ては、係合部がシート接続具に設けられた穴を貫通した
状態でシート接続具に係合するため、養生シート引き寄
せ具をシート接続具に接続する場合に養生シート引き寄
せ具と引き寄せ帯とを一体としてシート接続具の貫通穴
に通す必要がない。その結果、シート接続具の強度を弱
めることなく容易にシート接続具に固定できる養生シー
ト引き寄せ具を提供できる。
【0024】請求項2に係る考案においては、係合部が
第1係合部材と第1係合部材に対向して設けられた第2
係合部材とを含み、それぞれがシート接続具を構成する
2つの面に係合する。養生シート引き寄せ具が養生シー
トと交わる平面においてシート接続具によってその動き
が規制される。その結果、養生シートに交わる平面にお
いて養生シートまたはベルトに横方向の力が働いても容
易にその係合が外れない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る養生シート引き寄せ具の平面図
および断面図である。
【図2】養生シート引き寄せ具の取付状態を示す斜視図
である。
【図3】養生シート引き寄せ具の側面断面図および平面
断面図である。
【図4】養生シート引き寄せ具をバンドと一体化した場
合の模式図である。
【図5】養生シート引き寄せ具の取付け工程を示す図で
ある。
【図6】この考案の他の実施例を示す平面図である。
【図7】この考案の他の実施例の使用状態を示す図であ
る。
【図8】この考案の第1の実施例の使用状態を示す図で
ある。
【図9】この考案のさらに他の実施例を示す平面図であ
る。
【図10】養生シートの使用状態を説明する模式図であ
る。
【図11】従来の養生シート引き寄せ具の取付け状態を
示す図である。
【図12】従来の養生シート引き寄せ具の平面図であ
る。
【図13】従来の養生シート用引き寄せ具の取付け行程
を示す図である。
【符号の説明】
10 養生シート引き寄せ具 11 係合部 12 第1係合部 13 第2係合部 14 ベルト貫通穴 15 くびれ部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構造物を外側から覆うための養生シート
    を前記構造物に沿って設けられた構造体に引き寄せ帯を
    用いて引き寄せするための引き寄せ具であって、 前記養生シートはシート接続具を用いて縦方向に複数枚
    連続して接続され、前記シート接続具には横長の穴が設
    けられ、 前記養生シート引き寄せ具は、 前記養生シートと交わる平面において前記穴を貫通した
    状態で前記シート接続具に係合する係合部と、 前記係合部が前記シート接続具に係合したとき、前記係
    合部の前記構造体側に位置するように設けられた前記引
    き寄せ帯を通すための貫通穴とを含む、養生シートの引
    き寄せ具。
  2. 【請求項2】 前記シート接続具は前記構造物の外側に
    面する第1の面と前記第1の面に対向する第2の面を有
    して、 前記係合部は前記第1の面に係合する第1の係合部材
    と、前記第1係合部材に対向し前記第2の面に係合する
    第2係合部材とを含む、請求項1に記載の養生シートの
    引き寄せ具。
JP1993044392U 1993-08-13 1993-08-13 養生シートの引き寄せ具 Expired - Lifetime JPH0743368Y2 (ja)

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JPH0714010U JPH0714010U (ja) 1995-03-10
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