JPH0776207A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

Info

Publication number
JPH0776207A
JPH0776207A JP25805593A JP25805593A JPH0776207A JP H0776207 A JPH0776207 A JP H0776207A JP 25805593 A JP25805593 A JP 25805593A JP 25805593 A JP25805593 A JP 25805593A JP H0776207 A JPH0776207 A JP H0776207A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
air conditioning
temperature
outlet
zone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP25805593A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3533683B2 (ja
Inventor
Katsuhiko Sagawa
克彦 寒川
Yuji Honda
祐次 本田
Tomoji Terada
知司 寺田
Naoki Uruma
直樹 閏間
Atsuko Katsu
篤子 勝
Akira Yamaguchi
昭 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP25805593A priority Critical patent/JP3533683B2/ja
Publication of JPH0776207A publication Critical patent/JPH0776207A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3533683B2 publication Critical patent/JP3533683B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 空調温度が独立して制御される第1及び第2
の空調ゾーンへの各空調風吹出経路の通風抵抗が異なる
状態になったときでも、各空調ゾーンの独立性が損なわ
れる事態を確実に防止すること。 【構成】 ECU23は、温度設定器25、26による
設定温度Tset(Dr)、Tset(Pa) 、内気温度Tr、外気
温度Tam、日射量Tsに基づいて、運転席側空調系7及
び助手席側空調系8の各目標吹出温度を演算し、その演
算結果に基づいて各空調系7及び8の吹出口モード、エ
アミックスダンパ9、10の開度、ブロワ3の送風量を
制御する。ECU23は、フェイス吹出口7b、7c或
いは8b、8cを介した各送風経路の通風抵抗が、フッ
ト吹出口7a或いは8aを介した各送風経路の通風抵抗
より小さい状態時には、各空調系7及び8の一方がフェ
イスモード、他方がフットモードとなった場合に、前述
のように演算した各目標吹出温度を高くなる方向へ補正
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車室内に設定された第
1の空調ゾーン及び第2の空調ゾーンの温度を独立制御
するようにした車両用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の車両用空調装置の基本的な考え
方は、特開昭58−33509号公報に記載されている
が、例えば実際のオート・エアコンにおいて、車室内に
設定された運転席側空調ゾーン及び助手席側空調ゾーン
の温度制御を独立して行う場合には、図6に示すような
構造の空調ユニットが用いられる。
【0003】即ち、この図6において、最上流側に内外
気切換ダンパ1を備えたエアダクト2内には、上流側か
ら下流側にかけてブロワ3、エバポレータ4及びヒータ
コア5が配設されており、ヒータコア5の下流側は、仕
切壁6によって運転席側空調系7と助手席側空調系8と
に区分されている。
【0004】ヒータコア5の上流側には、運転席側空調
系7内に対して、当該ヒータコア5を通過して流入する
風量とこれをバイパスして流入する風量との割合を調整
するための運転席側エアミックスダンパ9が設けられて
いると共に、助手席側空調系8内に対して、ヒータコア
5を通過して流入する風量とこれをバイパスして流入す
る風量との割合を調整するための助手席側エアミックス
ダンパ10が設けられている。
【0005】運転席側空調系7及び助手席側空調系8の
最下流側には、空調風を車両乗員の足元に向けて吹出す
ためのフット吹出口7a及び8a、空調風を車両乗員の
顔や胸元に向けて吹出すためのセンタ・サイドの各フェ
イス吹出口7b、7c及び8b、8c、空調風をフロン
トガラスに向けて吹出すためのデフロスタ吹出口11が
それぞれ設けられている。また、運転席側空調系7及び
助手席側空調系8内には、上記各吹出口7a〜7c、8
a〜8c及び11を選択的に開閉するための吹出口切換
ダンパ12〜16が設けられており、それらダンパ12
〜16の開閉状態を切換えることによって、フットモー
ド、バイレベルモード、フェイスモード、デフモードな
どの所定の吹出口モードを各空調系7及び8ごとに独立
して得るようになっている。
【0006】ところで、運転席側空調系7のフット吹出
口7a及びフェイス吹出口7b、7cに対応された運転
席側空調ゾーンの設定温度Tset(Dr) 、及び助手席側空
調系8のフット吹出口8a及びフェイス吹出口8b、8
cに対応された助手席側空調ゾーンの設定温度Tset(P
a) は、それぞれ別個の温度設定器から入力されるもの
であるが、それらの設定温度Tset(Dr) 及びTset(Pa)
に対しては、車室内外の温度や日射量なども反映させる
必要がある。このため、従来では、例えば以下のような
数式、に基づいた演算により運転席側の目標吹出温
度TAO(Dr)及び助手席側の目標吹出温度TAO(Pa)を
決定し、これらに基づいて運転席側及び助手席側の各エ
アミックスダンパ9及び10の開度、各空調系7及び8
の吹出口モード、ブロワ3の制御電圧を決定するように
している。
【0007】
【数1】 TAO(Dr)=Kset ・Tset(Dr) −Kr・Tr −Kam・Tam−Ks・Ts+C ……
【数2】 TAO(Pa)=Kset ・Tset(Pa) −Kr・Tr −Kam・Tam−Ks・Ts+C …… 但し、Tr、Tam、Tsはそれぞれ内気温度(車室内温
度)、外気温度(車室外温度)、車室内への日射量を表
し、Kset 、Kr、Kam、Ksはそれぞれ温度設定ゲイ
ン、内気温度ゲイン、外気温度ゲイン、日射量ゲインを
表し、Cは補正定数を表す。
【0008】運転席側エアミックスダンパ9の開度SW
(Dr)(%)及び助手席側エアミックスダンパ10の開度
SW(Pa)(%)は、それぞれ以下のような数式、に
基づいた演算により決定される。
【0009】
【数3】 SW(Dr)=(TAO(Dr)−TE)×100/(TW−TE) ……
【数4】 SW(Pa)=(TAO(Pa)−TE)×100/(TW−TE) …… 但し、TWはヒータコア5内を流れるエンジン冷却水温
度、TEはエバポレータ4と熱交換した後の空気温度で
ある。
【0010】また、運転席側及び助手席側空調系7及び
8の各吹出口モードは、前記目標吹出温度TAO(Dr)及
びTAO(Pa)と、予め設定された図7に示すような目標
吹出温度−吹出口モード特性に基づいて決定される。つ
まり、目標吹出温度TAO(Dr)及びTAO(Pa)が比較的
高い状態では、フットモード(FOOT)が選択される
ものであり、これによりフット吹出口7a及び8aが温
風吹出口として機能する。また、目標吹出温度TAO(D
r)及びTAO(Pa)が比較的低い状態では、フェイスモー
ド(FACE)が選択されるものであり、これによりフ
ェイス吹出口7b、7c及び8b、8cが冷風吹出口と
して機能する。さらに、目標吹出温度TAO(Dr)及びT
AO(Pa)が上記各場合の中間の状態では、バイレベルモ
ード(B/L)が選択されるものである。尚、図7にお
いて明らかなように、目標吹出温度TAO(Dr)及びTA
O(Pa)と各吹出口モードとの関係には所定幅のディファ
レンシャルが設定されている。
【0011】さらに、送風量を決定するブロワ3の制御
電圧VAは、図8の関係に基づいて運転席側の目標吹出
温度TAO(Dr)に適合した制御電圧VA(Dr)、及び助手
席側の目標吹出温度TAO(Pa)に適合した制御電圧VA
(Pa)を求めると共に、それら制御電圧VA(Dr)及びVA
(Pa)を平均することにより得ている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構成によ
れば、空調風の吹出温度並びに吹出口モードを、左右の
空調ゾーン(運転席側空調ゾーン及び助手席側空調ゾー
ン)ごとに独立して制御することが可能であるが、ブロ
ワ3から運転席側空調系7及び助手席側空調系8への風
量配分を変化させることができないため、吹出口モード
が左右の空調ゾーンで異なる場合でも、それら左右の空
調ゾーンへの吹出風量が同一であることを前提として制
御を行っている。
【0013】しかしながら、図6に示すような空調ユニ
ットを実際に製品化した場合には、フットモードが選択
された状態でのフット吹出口7a或いは8aを介した各
送風経路の通風抵抗と、フェイスモードが選択された状
態でのフェイス吹出口7b、7c或いは8b、8cを介
した各送風経路の通風抵抗との間に、ある程度の差が生
ずることが避けられないものであり、上記各吹出口モー
ドでの吹出風量が異なってくるという事情がある。
【0014】具体的には、左右の空調ゾーンを双方共に
フットモード及びフェイスモードに切換えた各状態にお
いて、ブロワ3の制御電圧を変化させた場合には、例え
ば図9に示すような吹出風量特性となるものであり、こ
のような特性は、フット吹出口7a或いは8aを介した
各送風経路の通風抵抗が、フェイス吹出口7b、7c或
いは8b、8cを介した各送風経路の通風抵抗より大き
いことに依存して起こるものである。
【0015】このため、図9のような吹出風量特性を備
えた空調ユニットにおいて、各空調ゾーンの温度設定が
異なる状態となった場合、例えば、運転席側空調ゾーン
がフェイス吹出口7b、7cから冷風を吹出す状態のフ
ェイスモードに切換えられ、助手席側空調ゾーンがフッ
ト吹出口8aから温風を吹出す状態のフットモードに切
換えられた場合には、運転席側空調ゾーンへの吹出し冷
風量が相対的に多くなると共に、助手席側空調ゾーンへ
の吹出し温風量が相対的に少なくなるという現象が起こ
る。
【0016】このように左右の空調ゾーンに対する吹出
風量がアンバランスになる現象が発生した場合には、各
空調ゾーンへの吹出風量比が当初の設定から変動して、
それら空調ゾーンの独立性が崩れるという問題点を招く
ものである。具体的には、フェイスモードにある空調ゾ
ーンへ向けて吹出される冷風量が多くなって、当該空調
ゾーンの乗員の冷房感が不要に高くなると共に、フット
モードにある空調ゾーンへ向けて吹出される温風量が少
なくなって、当該空調ゾーンの乗員の暖房感が不要に低
くなるなど、各空調ゾーン間で互いに影響を及ぼし合う
ことになり、それら空調ゾーンの独立性が崩れるという
問題点を生ずることになる。
【0017】尚、図9と逆の吹出風量特性となっていた
場合、つまり、フット吹出口7a或いは8aを介した各
送風経路の通風抵抗が、フェイス吹出口7b、7c或い
は8b、8cを介した各送風経路の通風抵抗より小さい
状態となっていた場合に、左右の空調ゾーンの一方がフ
ェイスモードに切換えられ、且つ他方がフットモードに
切換えられた状態時には、上述と逆の現象が発生する。
即ち、フェイスモードにある空調ゾーンへ向けて吹出さ
れる冷風量が少なくなって、当該空調ゾーンの乗員の冷
房感が不要に低くなり、また、フットモードにある空調
ゾーンへ向けて吹出される温風量が多くなって、当該空
調ゾーンの乗員の暖房感が不要に高くなるという現象が
発生することになる。
【0018】さらに、図6のような構成では、例えば、
運転席側空調ゾーンの設定温度Tset(Dr) を上げたとき
には、運転席側エアミックスダンパ9がヒータコア5へ
の空気流入量を増大させるように動作するため、運転席
側空調系7側においてはヒータコア5をバイパスする空
気通路が減少することになって、当該運転席側空調系7
の通風抵抗が大きくなる。ところが、この場合には、助
手席側エアミックスダンパ10の開度は変化しないた
め、運転席側空調系7及び助手席側空調系8の通風抵抗
比のバランスが崩れて、各空調系を流れる風量配分(ひ
いては吹出風の熱量比)も変化することになり、助手席
側空調系8の風量が相対的に増加する現象が発生する。
【0019】従って、このような場合においても、一方
の空調ゾーンの設定温度を変更した場合には、その影響
が他の空調ゾーンに及ぶことになるものであり、各空調
ゾーンの独立性が崩れることになる。また、各空調ゾー
ンの設定温度Tset(Dr) 及びTset(Pa) を異なる割合で
変化させた場合にも、各空調系7及び8での通風抵抗比
のバランスが崩れることになるため、それら空調系7及
び8の風量が増減するものであり、各空調ゾーンの独立
性が崩れる。
【0020】本発明は上記のような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、第1の空調ゾーン及び第2
の空調ゾーンの空調温度を独立して制御する場合におい
て、それら空調ゾーンの温度設定が異なる状態とされた
ときでも各空調ゾーンの独立性が損なわれる事態を確実
に防止できるようになる車両用空調装置を提供すること
にある。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような目
的を達成するために、車室内に第1及び第2の空調ゾー
ンを設定すると共に、これら各空調ゾーンの温度をそれ
ぞれに対応して設けられた第1及び第2の空調系からの
空調風により個別に調節できるようにした車両用空調装
置において、前記各空調ゾーンの空調温度を個別に設定
するための第1及び第2の温度設定手段と、これら第1
及び第2の温度設定手段による前記各空調ゾーンごとの
設定温度及び車室内外の温度などに基づいて当該空調ゾ
ーンごとの第1及び第2の目標吹出温度を演算すると共
に、前記第1及び第2の空調ゾーンへ吹き出す各空調風
の温度が上記第1及び第2の目標空調温度となるように
個別に制御する制御手段とを設けた上で、前記制御手段
に対し、前記第1及び第2の空調系の各通風抵抗が異な
る状態となることに起因した第1及び第2の空調ゾーン
への吹出風熱量比の変動を補正する機能を付加する構成
としたものである(請求項1)。
【0022】この場合、前記第1及び第2の空調ゾーン
の温度を前記第1及び第2の空調系に設けられた温風吹
出口及び冷風吹出口からの空調風により個別に調節でき
るように構成した上で、前記第1及び第2の温度設定手
段による前記各空調ゾーンごとの設定温度及び車室内外
の温度などに基づいて当該空調ゾーンごとの第1及び第
2の目標吹出温度を演算すると共に、前記温風吹出口及
び冷風吹出口の一方若しくは双方を選択的に有効化する
ことによって各空調ゾーンの温度を個別に制御する制御
手段を設け、その制御手段に対して、前記第1の空調ゾ
ーン及び第2の空調ゾーンにおいて有効化した吹出口の
種類が異なる状態時には、冷風吹出口側の通風抵抗が温
風吹出口側の通風抵抗より小さい状態となっていた場合
に前記第1及び第2の目標吹出温度を高くなる方向へ補
正すると共に、温風吹出口側の通風抵抗が冷風吹出口側
の通風抵抗より小さい状態となっていた場合に前記第1
及び第2の目標吹出温度を低くなる方向へ補正する機能
を付加する構成としても良いものである(請求項2)。
【0023】また、上記請求項2と同様の前提構成を有
した車両用空調装置において、前記第1及び第2の温度
設定手段による前記各空調ゾーンごとの設定温度及び車
室内外の温度などに基づいて当該空調ゾーンごとの第1
及び第2の目標吹出温度を演算すると共に、前記温風吹
出口及び冷風吹出口の一方若しくは双方を選択的に有効
化することによって各空調ゾーンの温度を制御する制御
手段と、前記第1の空調系を通じた送風量と前記第2の
空調系を通じた送風量との比を調節可能な配風比調節手
段とを設け、前記制御手段に対し、前記第1の空調ゾー
ン及び第2の空調ゾーンにおいて有効化した吹出口の種
類が異なる状態時には、それら吹出口のうち通風抵抗が
大きい吹出口側への送風比率が大きくなるように前記配
風比調節手段を制御する機能を付加する構成としても良
いものである(請求項3)。
【0024】さらに、前記第1及び第2の空調系中の各
々にそれらの空調系を通る空気と熱源との熱交換量を調
整するための第1及び第2のダンパ装置を備えた構成と
した上で、前記第1及び第2の温度設定手段による前記
各空調ゾーンごとの設定温度及び車室内外の温度などに
基づいて当該空調ゾーンごとの第1及び第2の目標吹出
温度を演算すると共に、この演算結果に基づいて前記第
1及び第2のダンパ装置の開度を調節することによって
各空調ゾーンの温度を制御する制御手段を設け、その制
御手段に対し、前記第1及び第2のダンパ装置の少なく
とも一方の開度を変化させたときには、前記第1及び第
2の空調系の通風抵抗比が上記少なくとも一方のダンパ
装置の開度変化前の値に近付くように各ダンパ装置の開
度を調整する制御機能を付加する構成としても良い(請
求項4)。
【0025】この場合、上記請求項4と同様の前提構成
を有した車両用空調装置において、前記第1及び第2の
温度設定手段による前記各空調ゾーンごとの設定温度及
び車室内外の温度などに基づいて当該空調ゾーンごとの
第1及び第2の目標吹出温度を演算すると共に、この演
算結果に基づいて前記第1及び第2のダンパ装置の開度
を調節することによって各空調ゾーンの温度を制御する
制御手段と、前記第1の空調系を通じた送風量と前記第
2の空調系を通じた送風量との比を調節可能な配風比調
節手段とを設け、前記制御手段に対し、前記第1及び第
2のダンパ装置の少なくとも一方の開度を変化させたと
きには、前記第1及び第2の空調系の通風抵抗比が上記
少なくとも一方のダンパ装置の開度変化前の値に近付く
ように前記配風比調節手段を制御する機能を付加する構
成としても良いものである(請求項5)。
【0026】
【作用】請求項1に記載した構成の車両用空調装置にお
いては、車室内に設定された第1の空調ゾーン及び第2
の空調ゾーンの空調温度を、第1及び第2の温度設定手
段により個別に設定する。制御手段は、各空調ゾーンご
との上記設定温度及び車室内外の温度などに基づいて当
該空調ゾーンごとの第1及び第2の目標吹出温度を演算
すると共に、前記第1及び第2の空調ゾーンへ吹き出す
各空調風の温度が上記第1及び第2の目標空調温度とな
るように個別に制御する。
【0027】この場合、制御手段は、第1及び第2の空
調ゾーンの双方の空調制御を行っている状態で、前記第
1及び第2の空調系の少なくとも一方の通風抵抗が変化
したとき、つまり、上記各空調ゾーンへの吹出風熱量比
が変動したときには、その吹出風熱量比の変動を補正す
るようになる。このため、第1及び第2の空調系の少な
くとも一方の通風抵抗が変化して、各空調系の通風抵抗
比のバランスが崩れた場合でも、それら空調系からの吹
出風の温度が適正な状態に保持されることになり、結果
的に第1及び第2の空調ゾーンの独立性が崩れる虞がな
くなる。
【0028】請求項2に記載した構成の車両用空調装置
においても、第1の空調ゾーン及び第2の空調ゾーンの
空調温度を、第1及び第2の温度設定手段により個別に
設定すると、制御手段は、各空調ゾーンごとの上記設定
温度及び車室内外の温度などに基づいて当該空調ゾーン
ごとの第1及び第2の目標吹出温度を演算すると共に、
温風吹出口及び冷風吹出口の一方若しくは双方を選択的
に有効化することによって各空調ゾーンの温度を個別に
制御する。
【0029】この場合、制御手段は、第1の空調ゾーン
及び第2の空調ゾーンにおいて有効化した吹出口の種類
が異なる状態時において、冷風吹出口側の通風抵抗が温
風吹出口側の通風抵抗より小さい状態(つまり、冷風吹
出口側からの吹出風量が相対的に多くなって、各空調ゾ
ーンへの吹出風熱量比が変動した状態)となっていた場
合には、前記第1及び第2の目標吹出温度を高くなる方
向へ補正する。このため、吹出風量が相対的に多くなっ
た状態の冷風吹出口からの冷風の温度が上昇するように
なって、これに対応した空調ゾーンの乗員の冷房感が不
要に高くなる虞がなくなる。また、吹出風量が相対的に
少なくなった状態の温風吹出口からの温風の温度が上昇
するようになって、これに対応した空調ゾーンの乗員の
暖房感が不要に低くなる虞がなくなる。
【0030】また、制御手段は、上記のように各空調ゾ
ーンにおいて有効化した吹出口の種類が異なる状態時に
おいて、温風吹出口側の通風抵抗が冷風吹出口側の通風
抵抗より小さい状態(つまり、温風吹出口側からの吹出
風量が相対的に多くなっている状態)となっていた場合
には、前記第1及び第2の目標吹出温度を低くなる方向
へ補正する。このため、吹出風量が相対的に多くなった
状態の温風吹出口からの温風の温度が低下するようにな
って、これに対応した空調ゾーンの乗員の暖房感が不要
に高くなる虞がなくなる。また、吹出風量が相対的に少
なくなった状態の冷風吹出口からの冷風の温度が低下す
るようになって、これに対応した空調ゾーンの乗員の冷
房感が不要に低くなる虞がなくなる。
【0031】請求項3に記載した構成の車両用空調装置
においても、第1の空調ゾーン及び第2の空調ゾーンの
空調温度を、第1及び第2の温度設定手段により個別に
設定すると、制御手段は、各空調ゾーンごとの第1及び
第2の目標吹出温度を演算すると共に、温風吹出口及び
冷風吹出口の一方若しくは双方を選択的に有効化するこ
とによって各空調ゾーンの温度を個別に制御するように
なる。
【0032】この場合、制御手段は、第1の空調ゾーン
及び第2の空調ゾーンにおいて有効化した吹出口の種類
が異なる状態時においては、それら吹出口のうち通風抵
抗が大きい吹出口側への送風比率が大きくなるように配
風比調節手段を制御するようになる。このため、有効化
された各吹出口の通風抵抗が異なっている場合でも、そ
れら吹出口からの吹出風量が均一化されるようになり、
各空調ゾーンの独立性が崩れる虞がなくなる。
【0033】請求項4に記載した構成の車両用空調装置
においては、第1の空調ゾーン及び第2の空調ゾーンの
空調温度を、第1及び第2の温度設定手段により個別に
設定すると、制御手段は、各空調ゾーンごとの上記設定
温度及び車室内外の温度などに基づいて当該空調ゾーン
ごとの第1及び第2の目標吹出温度を演算すると共に、
この演算結果に基づいて第1及び第2のダンパ装置の開
度を調節することによって各空調ゾーンの温度を制御す
るようになる。
【0034】この場合、制御手段は、前記第1及び第2
のダンパ装置の少なくとも一方の開度を変化させたとき
には、前記第1及び第2の空調系の通風抵抗比が上記少
なくとも一方のダンパ装置の開度変化前の値に近付くよ
うに各ダンパ装置の開度を調整する制御を行うから、各
空調系の通風抵抗比のバランスが崩れることがなくな
り、それら空調系からの吹出風の温度が適正な状態に保
持される。
【0035】請求項5に記載した構成の車両用空調装置
においても、第1の空調ゾーン及び第2の空調ゾーンの
空調温度を、第1及び第2の温度設定手段により個別に
設定すると、制御手段は、前記第1及び第2の温度設定
手段による前記各空調ゾーンごとの設定温度及び車室内
外の温度などに基づいて当該空調ゾーンごとの第1及び
第2の目標吹出温度を演算すると共に、この演算結果に
基づいて前記第1及び第2のダンパ装置の開度を調節す
ることによって各空調ゾーンの温度を制御するようにな
る。
【0036】この場合、制御手段は、前記第1及び第2
のダンパ装置の少なくとも一方の開度を変化させたとき
には、前記第1及び第2の空調系の通風抵抗比が上記少
なくとも一方のダンパ装置の開度変化前の値に近付くよ
うに前記配風比調節手段を制御するから、各空調系の通
風抵抗比のバランスが崩れることがなくなり、それら空
調系からの吹出風の温度が適正な状態に保持される。
【0037】
【実施例】以下、本発明の第1実施例について図1〜図
3を参照しながら説明する。但し、図1中には前記図6
と同一の構成部分が存在するから、その部分については
同一符号を付すことにより説明を省略する。
【0038】図1には、前記図6で示したと同様の空調
ユニットとその制御系が実体的に示されている。この図
1において、内外気切換ダンパ1はサーボモータ17に
より駆動され、運転席側エアミックスダンパ9及び助手
席側エアミックスダンパ10は、それぞれサーボモータ
18及び19により駆動される構成となっている。ま
た、運転席側空調ゾーン(本発明でいう第1の空調ゾー
ンに相当)に空調風を与えるための運転席側空調系7
(本発明でいう第1の空調系に相当)内に設けられた吹
出口切換ダンパ12、13は、サーボモータ20により
駆動され、助手席側空調ゾーン(本発明でいう第2の空
調ゾーンに相当)に空調風を与えるための助手席側空調
系8(本発明でいう第2の空調系に相当)内に設けられ
た吹出口切換ダンパ14、15は、サーボモータ21に
より駆動され、デフロスタ吹出口切換ダンパ16は、サ
ーボモータ22により駆動される構成となっている。
【0039】上記した各サーボモータ17〜22は、本
発明でいう制御手段に相当したECU(Electronic Cont
rol Unit) 23によって制御される構成となっており、
このECU23は、ブロワ3の制御もブロワコントロー
ラ24を通じて行うようになっている。
【0040】運転席側及び助手席側の温度設定器25及
び26(それぞれ本発明でいう第1及び第2の温度設定
手段に相当)は、運転席側空調ゾーンの設定温度Tset
(Dr)及び助手席側空調ゾーンの設定温度Tset(Pa) を個
別に設定するためのもので、それらの設定情報はECU
23に与えられる。また、ECU23には、内気温度T
rを検出する内気温センサ27、外気温度Tamを検出す
る外気温センサ28、車室内への日射量Tsを検出する
日射量センサ29からの各検出出力も与えられるように
なっている。
【0041】尚、図示しないが、ECU23は、車両の
イグニッションスイッチのオン時に車載バッテリから給
電される構成となっており、その給電に応じた動作状態
において空調ユニットを動作開始させるためのスイッチ
がオンされたときに、予め記憶した制御用プログラムの
実行を開始するようになっている。
【0042】さて、以下においてはECU23による制
御内容について図2及び図3を参照しながら説明する。
但し、以下の制御内容は、フット吹出口7a及び8aを
介した各送風経路の通風抵抗が、フェイス吹出口7b、
7c及び8b、8cを介した各送風経路の通風抵抗より
大きい場合の例である。
【0043】図2に示すごとく、制御用プログラムの実
行を開始したときには、まず、データ処理用メモリの記
憶内容などの初期化を行い(ステップ100)、この後
に運転席側空調ゾーンの設定温度Tset(Dr) 、助手席側
空調ゾーンの設定温度Tset(Pa) 、内気温度Tr、外気
温度Tam及び日射量Tsを読み込んでデータ処理用メモ
リに記憶する(ステップ110)。
【0044】次いで、前述した式及び式並びに前記
記憶データに基づいて、運転席側の目標吹出温度TAO
(Dr)(本発明でいう第1の目標吹出温度に相当)及び助
手席側の目標吹出温度TAO(Pa)(本発明でいう第2の
目標吹出温度に相当)を演算し(ステップ120)、そ
の演算結果に基づいてブロワ3の制御電圧VAを演算す
る(ステップ130)。尚、上記制御電圧VAは、目標
吹出温度TAO(Dr)及びTAO(Pa)にそれぞれ適合した
制御電圧VA(Dr)及びVA(Pa)を前記図8の関係に基づ
いて求めると共に、それら制御電圧VA(Dr)、VA(Pa)
を平均することにより得ている。
【0045】さらに、ステップ140では、前記ステッ
プ120での演算により得た運転席側及び助手席側の目
標吹出温度TAO(Dr)及びTAO(Pa)と、前記図7に示
した目標吹出温度−吹出口モード特性とに基づいて運転
席側空調系7及び助手席側空調系8の各吹出口モードを
決定し、運転席側エアミックスダンパ9の開度SW(Dr)
(%)及び助手席側エアミックスダンパ10の開度SW
(Pa)(%)を演算するためのステップ150を実行す
る。
【0046】このステップ150の具体的内容を示す図
3において、最初のステップ150aでは、運転席側空
調系7の吹出口モードと助手席側空調系8の吹出モード
とが一致しているか否かを判断する。具体的には、フェ
イスモード、バイレベルモード及びフットモードの各吹
出口モードには、予め所定のモード比S(例えば、フェ
イスモードのモード比S(FACE)=1、バイレベルモード
のモード比S(B/L) =0.5、フットモードのモード比
S(FOOT)=0)が割り当てられており、ステップ150
aでは、運転席側空調系7で選択された吹出口モードの
モード比S(Dr)と、助手席側空調系8で選択された吹出
口モードのモード比(Pa)とを比較するようになってい
る。
【0047】各空調系7及び8の吹出モードが一致して
いた場合(ステップ150aで「YES」)には、ステ
ップ150bにおいて、運転席側の補正変数ΔT(Dr)及
び助手席側の補正変数ΔT(Pa)を「0」に設定し、後述
するステップ150dへ移行する。ここで、上記補正変
数ΔT(Dr)及びΔT(Pa)は、それぞれ前記目標吹出温度
TAO(Dr)及びTAO(Pa)を補正するためのデータであ
り、それら目標吹出温度TAO(Dr)及びTAO(Pa)と同
じディメンションに設定される。
【0048】各空調系7及び8の吹出モードが不一致の
場合(ステップ150aで「NO」)には、ステップ1
50cにおいて、運転席側及び助手席側の補正変数ΔT
(Dr)及びΔT(Pa)を算出した後にステップ150dへ移
行する。
【0049】この例では、運転席側空調系7で選択され
た吹出口モードのモード比S(Dr)とバイレベルモードの
モード比S(B/L) (=0.5)との差の絶対値を、運転
席側の補正変数ΔT(Dr)として算出すると共に、助手席
側空調系8で選択された吹出口モードのモード比S(Pa)
とバイレベルモードのモード比S(B/L) との差の絶対値
を、助手席側の補正変数ΔT(Pa)として算出するように
している。従って、各空調系7及び8で選択された吹出
口モードがバイレベルモードであった場合には、各補正
変数ΔT(Dr)及びΔT(Pa)は「0」になり、各空調系7
及び8で選択された吹出口モードがフットモード及びフ
ェイスモードであった場合には、各補正変数ΔT(Dr)及
びΔT(Pa)は「0.5」になる。
【0050】ステップ150dにおいては、運転席側の
目標吹出温度TAO(Dr)に対して、前記補正変数ΔT(D
r)に補正ゲインk(定数)を乗算した値を加算すること
により、当該目標吹出温度TAO(Dr)を高くなる方向へ
補正した補正目標吹出温度TAO′(Dr)を算出すると共
に、助手席側の目標吹出温度TAO(Pa)に対して、前記
補正変数ΔT(Pa)に補正ゲインkを乗算した値を加算す
ることにより、当該目標吹出温度TAO(Pa)を高くなる
方向へ補正した補正目標吹出温度TAO′(Pa)を算出す
る。
【0051】このように補正目標吹出温度TAO′(Dr)
及びTAO′(Pa)を算出した後には、ステップ150e
において、運転席側エアミックスダンパ9の開度SW(D
r)(%)及び助手席側エアミックスダンパ10の開度S
W(Pa)(%)を、それぞれ以下のような数式、に基
づいた演算により決定し、この後に図2に示すステップ
160へ移行する。
【0052】
【数5】 SW(Dr)=(TAO′(Dr)−TE)×100/(TW−TE) ……
【数6】 SW(Pa)=(TAO′(Pa)−TE)×100/(TW−TE) …… 但し、TWはヒータコア5内を流れるエンジン冷却水温
度、TEはエバポレータ4と熱交換した後の空気温度で
ある。
【0053】上記のような演算が行われる結果、各エア
ミックスダンパ9及び10の開度SW(Dr)及びSW(Pa)
は、補正目標吹出温度TAO′(Dr)及びTAO′(Pa)が
高い場合ほど大きくなるように制御されることになる。
【0054】図2に翻って、ステップ160では、ステ
ップ130で算出したブロワ3の制御電圧VAをブロワ
コントローラ24を通じて出力する。ステップ170で
は、運転席側エアミックスダンパ9及び助手席側エアミ
ックスダンパ10の開度が、それぞれステップ150で
決定した開度SW(Dr)及びSW(Pa)となるように、サー
ボモータ18及び19を通じて制御する。さらに、ステ
ップ180では、運転席側空調系7及び助手席側空調系
8の各吹出口モードが、それぞれステップ140で決定
した吹出口モードとなるように、サーボモータ20及び
21を通じて制御する。
【0055】以上要するに上記した本実施例の構成によ
れば、運転席側空調ゾーン及び助手席側空調ゾーンに対
応した目標吹出温度TAO(Dr)及びTAO(Pa)が、それ
ぞれ温度設定器25及び26による設定温度に応じた値
となるように個別に制御されるものであり、これにより
各空調ゾーンの温度制御が独立して行われるようにな
る。
【0056】このような温度制御時において、運転席側
空調ゾーン及び助手席側空調ゾーンの吹出口モードが異
なる場合(本実施例では、一方の空調ゾーンにおいてフ
ェイスモードを有効化し、他方の空調ゾーンにおいてフ
ットモードを有効化した場合)には、目標吹出温度TA
O(Dr)及びTAO(Pa)を、これらより高い値の補正目標
吹出温度TAO′(Dr)及びTAO′(Pa)に変更すること
により、運転席側エアミックスダンパ9及び助手席側エ
アミックスダンパ10の開度SW(Dr)及びSW(Pa)が大
きくなるように制御する構成となっている。
【0057】このような制御が行われる結果、ヒータコ
ア5を通過して運転席側空調系7及び助手席側空調系8
へ流入する風量が相対的に増えるようになり、フット吹
出口7a及び8a、フェイス吹出口7b、7c及び8
b、8cを通じて吹き出される空調風の温度が上昇する
ようになる。
【0058】この場合、本実施例では、温風吹出口であ
るフット吹出口7a及び8aを介した各送風経路の通風
抵抗が、冷風吹出口であるフェイス吹出口7b、7c及
び8b、8cを介した各送風経路の通風抵抗より大きい
こと、つまり、フット吹出口7a或いは8a側からの吹
出風量が相対的に多くなっていることが前提となってい
る。このため、吹出風量が相対的に多くなった状態のフ
ェイス吹出口7b、7c或いは8b、8cからの冷風の
温度が上昇するようになって、これに対応した空調ゾー
ンの乗員の冷房感が不要に高くなる虞がなくなると共
に、吹出風量が相対的に少なくなった状態のフット吹出
口7a或いは8aからの温風の温度が上昇するようにな
って、これに対応した空調ゾーンの乗員の暖房感が不要
に低くなる虞がなくなるものであり、このように各空調
ゾーンへの吹出風熱量の変動が補正されるようになっ
て、それら空調ゾーンの独立性を維持できるようにな
る。
【0059】尚、上記実施例では、温風吹出口であるフ
ット吹出口7a及び8aを介した各送風経路の通風抵抗
が、冷風吹出口であるフェイス吹出口7b、7c及び8
b、8cを介した各送風経路の通風抵抗より大きいこと
を前提としているが、各通風抵抗特性が逆の場合(フッ
ト吹出口7a及び8aを介した各送風経路の通風抵抗
が、フェイス吹出口7b、7c及び8b、8cを介した
各送風経路の通風抵抗より小さい場合)には、目標吹出
温度TAO(Dr)及びTAO(Pa)を、これらより低い値に
補正する構成とすれば良い。
【0060】このような構成とした場合には、吹出風量
が相対的に多くなった状態のフット吹出口7a或いは8
aからの温風の温度が低下するようになって、これに対
応した空調ゾーンの乗員の暖房感が不要に高くなる虞が
なくなり、また、吹出風量が相対的に少なくなった状態
のフェイス吹出口7b、7c或いは8b、8cからの冷
風の温度が低下するようになって、これに対応した空調
ゾーンの乗員の冷房感が不要に低くなる虞がなくなるも
のである。
【0061】また、上記実施例においては、フェイスモ
ード、バイレベルモード及びフットモードに割り当てる
モード比S(FACE)、S(B/L) 及びS(FOOT)を、それぞれ
「1」、「0.5」及び「0」に一義的に決定したが、
これらの値を適宜に変更したり、或いは運転席側空調系
7と助手席側空調系8とで異なる値を採用する構成とし
ても良いものである。
【0062】さらに、上記実施例においては、目標吹出
温度TAO(Dr)及びTAO(Pa)をそれぞれ補正するため
の補正変数ΔT(Dr)及びΔT(Pa)に乗算する補正ゲイン
kを定数としたが、この補正ゲインkを、運転席側空調
系7及び助手席側空調系8でそれぞれ選択された吹出口
モードのモード比Sの差に関連付けて変更する構成(具
体的には、モード比Sの差が大きい場合にはkを大きく
し、差が小さい場合にはkを小さくする)としても良
く、このような構成を採用した場合には、吹出温度の補
正制御を、よりきめ細かく行うことが可能となって、各
空調ゾーンの独立性の維持を厳密に行い得るようにな
る。
【0063】図4には本発明の第2実施例が示されてお
り、以下これについて前記第1実施例と異なる部分のみ
説明する。図4において、エバポレータ4の上流側に回
動可能に設けられた配風ドア30(本発明でいう配風比
調節手段に相当)は、その回動位置に応じて運転席側空
調系7の各吹出口7a〜7cへの送風量と助手席側空調
系8の吹出口8a〜8cへの送風量との比を調節可能に
設けられている。尚、この配風ドア30は、ECU23
によりサーボモータ31を通じて制御されるようになっ
ている。
【0064】ECU23は、温度設定器25及び26に
よる設定温度Tset(Dr) 、Tset(Pa) 、車室内温度T
r、外気温度Tam、日射量Tsに基づいて目標吹出温度
TAO(Dr)及びTAO(Pa)を演算すると共に、その演算
結果に基づいて運転席側空調系7及び助手席側空調系8
の吹出口モード、エアミックスダンパ9、10の開度、
ブロワ3の送風量を制御し、さらに、各空調系7及び8
の吹出口モードが異なる状態時、つまり運転席側空調ゾ
ーン及び助手席側空調ゾーンにおいて有効化した吹出口
の種類が異なる状態時には、それら有効化された吹出口
のうち通風抵抗が大きい吹出口側への送風比率が大きく
なるように前記配風ドア30を制御するようになってい
る。
【0065】このような制御が行われる結果、運転席側
空調ゾーン及び助手席側空調ゾーンにおいて有効化され
た各吹出口の通風抵抗が異なっている場合でも、それら
吹出口からの吹出風量が均一化されるようになり、各空
調ゾーンの独立性が崩れる虞がなくなるものである。
【0066】尚、上記第2実施例では、配風比調節手段
として配風ドア30を設ける構成としたが、フット吹出
口7a及び8a、フェイス吹出口7b、7c及び8b、
8cのうち有効化されたものの開放度合を運転席側空調
系7と助手席側空調系8とで異ならせる構成の配風比調
節手段を設けることによって、運転席側空調系7の各吹
出口7a〜7cへの送風量と助手席側空調系8の吹出口
8a〜8cへの送風量との比を調節可能な構成としても
良いものである。
【0067】図5には本発明の第3実施例が示されてお
り、以下これについて前記第1実施例と異なる部分のみ
説明する。但し、この実施例では、図1に示した運転席
側エアミックスダンパ9が本発明でいう第1のダンパ装
置として機能し、同じく助手席側エアミックスダンパ1
0が本発明でいう第2のダンパ装置として機能する。即
ち、この実施例は、ECU23による制御内容のうち、
ステップ150での運転席側エアミックスダンパ9の開
度SW(Dr)及び助手席側エアミックスダンパ10の開度
SW(Pa)の演算内容が相違するものであり、図5にはス
テップ150の具体的内容が示されている。
【0068】この図5において、最初のステップ150
fでは、運転席側空調ゾーンから見た目標吹出温度差α
(Dr)と、助手席側空調ゾーンから見た目標吹出温度差α
(Pa)とを演算する。つまり、 α(Dr)=TAO(Pa)−TAO(Dr) α(Pa)=TAO(Dr)−TAO(Pa) である。
【0069】このように各目標吹出温度差α(Dr)及びα
(Pa)を演算した後には、ステップ150gにおいて運転
席側エアミックスダンパ9の開度SW(Dr)及び助手席側
エアミックスダンパ10の開度SW(Pa)を決定する演算
を次式、に基づいて行うことにより、上記目標吹出
温度差α(Dr)及びα(Pa)に応じた補正を加える。
【0070】
【数7】
【数8】 但し、Kは補正ゲインであるが、これは、定数或いは目
標吹出温度差α(Dr)及びα(Pa)を変数とした関数など、
空調装置の特性に合わせて設定されるものである。
【0071】この場合、運転席側の目標吹出温度TAO
(Dr)と助手席側の目標空調温度TAO(Pa)とが一致して
いる場合には、ステップ150fで演算される各目標吹
出温度差α(Dr)及びα(Pa)が共に零であるから、上述の
ような補正がかからないものであり、運転席側エアミッ
クスダンパ9の開度SW(Dr)及び助手席側エアミックス
ダンパ10の開度SW(Pa)は同一となる。
【0072】また、上記各目標吹出温度TAO(Dr)及び
TAO(Pa)が不一致の場合には、次に述べるように動作
することになる。つまり、運転席側の目標吹出温度TA
O(Dr)が相対的に高くなった場合には、運転席側エアミ
ックスダンパ9の開度SW(Dr)が大きくなる方向に変化
されるため、運転席側空調系7においてはヒータコア5
をバイパスする風量が少なくなる方向に変化する。この
結果、補正制御を何も行わない場合には、運転席側空調
系7の通風抵抗が大きくなってブロワ3による送風量が
減ると共に、助手席側空調系8の通風抵抗が相対的に少
なくなってブロワ3による送風量が増えるようになり、
各空調系7及び8での送風量がバランスしなくなる。
【0073】このようにTAO(Dr)>TAO(Pa)の状態
では、前記式中の目標吹出温度差α(Dr)がマイナスの
値を呈すると共に、前記式中の目標吹出温度差α(Pa)
がプラスの値を呈するようになるから、前記ステップ1
50gでは、運転席側エアミックスダンパ9の開度SW
(Dr)が減少する方向に補正されると共に、助手席側エア
ミックスダンパ10の開度SW(Pa)が増大する方向に補
正されることになる。また、TAO(Dr)<TAO(Pa)の
状態となった場合には、式中の目標吹出温度差α(Dr)
がプラスの値を呈すると共に、式中の目標吹出温度差
α(Pa)がマイナスの値を呈するようになるから、ステッ
プ150gでは、運転席側エアミックスダンパ9の開度
SW(Dr)が増大する方向に補正されると共に、助手席側
エアミックスダンパ10の開度SW(Pa)が減少する方向
に補正されることになる。
【0074】従って、このような本実施例の構成によれ
ば、運転席側の目標吹出温度TAO(Dr)或いは助手席側
の目標空調温度TAO(Pa)が変化されてエアミックスダ
ンパ9或いは10の開度が変化した場合(上記各目標吹
出温度TAO(Dr)及びTAO(Pa)が異なる割合で変化さ
れた場合も含む)でも、運転席側空調系7及び助手席側
空調系8の通風抵抗比のバランスが崩れることがなくな
る。つまり、各空調ゾーンの温度設定状態がそれら空調
ゾーンの温度に相互に悪影響を及ぼし合って両者の独立
性が崩れる虞がなくなるものであり、運転席側及び助手
席側の各空調ゾーンへの吹出風の温度が適正な状態に保
持されるようになる。
【0075】尚、このような第3実施例の効果は、前述
した図4の構成においても、配風ドア30の回動位置を
以下のように制御することにより得ることができる。即
ち、運転席側及び助手席側の目標吹出温度TAO(Dr)及
びTAO(Pa)が異なる場合(各エアミックスダンパ9及
び10の少なくとも一方の開度が変化された場合)に
は、運転席側空調系7及び助手席側空調系8のうち目標
吹出温度が高い側(通風抵抗が大きい側)の空調系での
送風量比率が大きくなるように配風ドア30の回動位置
を制御する。このような制御が行われる結果、各空調系
7及び8での通風抵抗が異なっている場合でも、それぞ
れの送風量が均一化されるようになり、各空調ゾーンで
の独立性が崩れる虞がなくなる。
【0076】また、上記した第1乃至第4の各実施例で
は、互いに独立した第1及び第2の空調ゾーンとして運
転席側空調ゾーン及び助手席側空調ゾーンを設定した例
について説明したが、これに限らず、例えば車室内の前
席を第1の空調ゾーンとすると共に、後席を第2の空調
ゾーンとしても良いものである。
【0077】
【発明の効果】本発明によれば以上の説明によって明ら
かなように、第1の空調ゾーン及び第2の空調ゾーンの
温度を、それぞれに対応して設けられた第1及び第2の
空調系からの空調風によって独立して制御する場合にお
いて、上記各空調系の通風抵抗が異なる状態とされた場
合でも各空調ゾーンの独立性が損なわれる事態を確実に
防止できるという優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における空調ユニットの構
成及び制御系統を実体的に示す図
【図2】ECUの制御内容を示すフローチャート
【図3】図2の制御内容の要部を示すフローチャート
【図4】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図5】本発明の第3実施例を示す図3相当図
【図6】従来例における空調ユニットの構成を示す図
【図7】目標吹出温度と吹出口モードとの関係を示す特
性図
【図8】目標吹出温度とブロワ制御電圧との関係を示す
特性図
【図9】ブロワ制御電圧と吹出風量との関係を示す特性
【符号の説明】
図面中、2はエアダクト、3はブロワ、4はエバポレー
タ、5はヒータコア、7は運転席側空調系(第1の空調
系)、7aはフット吹出口(温風吹出口)、7b、7c
はフェイス吹出口(冷風吹出口)、8は助手席側空調系
(第2の空調系)、8aはフット吹出口(温風吹出
口)、8b、8cはフェイス吹出口(冷風吹出口)、9
は運転席側エアミックスダンパ(第1のダンパ装置)、
10は助手席側エアミックスダンパ(第2のダンパ装
置)、23はECU(制御手段)、25は第1の温度設
定器(第1の温度設定手段)、26は第2の温度設定器
(第2の温度設定手段)、30は配風ドア(配風比調節
手段)を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 閏間 直樹 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 勝 篤子 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 山口 昭 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内に第1及び第2の空調ゾーンを設
    定すると共に、これら各空調ゾーンの温度をそれぞれに
    対応して設けられた第1及び第2の空調系からの空調風
    により個別に調節できるようにした車両用空調装置にお
    いて、 前記各空調ゾーンの空調温度を個別に設定するための第
    1及び第2の温度設定手段と、 これら第1及び第2の温度設定手段による前記各空調ゾ
    ーンごとの設定温度及び車室内外の温度などに基づいて
    当該空調ゾーンごとの第1及び第2の目標吹出温度を演
    算すると共に、前記第1及び第2の空調ゾーンへ吹き出
    す各空調風の温度が上記第1及び第2の目標空調温度と
    なるように個別に制御する制御手段とを設け、 前記制御手段は、前記第1及び第2の空調系の各通風抵
    抗が異なる状態となることに起因した第1及び第2の空
    調ゾーンへの吹出風熱量比の変動を補正する制御を行う
    ことを特徴とする車両用空調装置。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2の空調ゾーンの温度を
    前記第1及び第2の空調系に設けられた温風吹出口及び
    冷風吹出口からの空調風により個別に調節できるように
    構成した上で、 前記第1及び第2の温度設定手段による前記各空調ゾー
    ンごとの設定温度及び車室内外の温度などに基づいて当
    該空調ゾーンごとの第1及び第2の目標吹出温度を演算
    すると共に、前記温風吹出口及び冷風吹出口の一方若し
    くは双方を選択的に有効化することによって各空調ゾー
    ンの温度を個別に制御する制御手段を設け、 前記制御手段は、前記第1の空調ゾーン及び第2の空調
    ゾーンにおいて有効化した吹出口の種類が異なる状態時
    には、冷風吹出口側の通風抵抗が温風吹出口側の通風抵
    抗より小さい状態となっていた場合に前記第1及び第2
    の目標吹出温度を高くなる方向へ補正すると共に、温風
    吹出口側の通風抵抗が冷風吹出口側の通風抵抗より小さ
    い状態となっていた場合に前記第1及び第2の目標吹出
    温度を低くなる方向へ補正する制御を行うことを特徴と
    する請求項1記載の車両用空調装置。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2の空調ゾーンの温度を
    前記第1及び第2の空調系に設けられた温風吹出口及び
    冷風吹出口からの空調風により個別に調節できるように
    構成した上で、 前記第1及び第2の温度設定手段による前記各空調ゾー
    ンごとの設定温度及び車室内外の温度などに基づいて当
    該空調ゾーンごとの第1及び第2の目標吹出温度を演算
    すると共に、前記温風吹出口及び冷風吹出口の一方若し
    くは双方を選択的に有効化することによって各空調ゾー
    ンの温度を制御する制御手段と、 前記第1の空調系を通じた送風量と前記第2の空調系を
    通じた送風量との比を調節可能な配風比調節手段とを設
    け、 前記制御手段は、前記第1の空調ゾーン及び第2の空調
    ゾーンにおいて有効化した吹出口の種類が異なる状態時
    には、それら吹出口のうち通風抵抗が大きい吹出口側へ
    の送風比率が大きくなるように前記配風比調節手段を制
    御することを特徴とする請求項1記載の車両用空調装
    置。
  4. 【請求項4】 前記第1及び第2の空調系中の各々にそ
    れらの空調系を通る空気と熱源との熱交換量を調整する
    ための第1及び第2のダンパ装置を備えた構成とした上
    で、 前記第1及び第2の温度設定手段による前記各空調ゾー
    ンごとの設定温度及び車室内外の温度などに基づいて当
    該空調ゾーンごとの第1及び第2の目標吹出温度を演算
    すると共に、この演算結果に基づいて前記第1及び第2
    のダンパ装置の開度を調節することによって各空調ゾー
    ンの温度を制御する制御手段を設け、 前記制御手段は、前記第1及び第2のダンパ装置の少な
    くとも一方の開度を変化させたときには、前記第1及び
    第2の空調系の通風抵抗比が上記少なくとも一方のダン
    パ装置の開度変化前の値に近付くように各ダンパ装置の
    開度を調整する制御を行うことを特徴とする請求項1記
    載の車両用空調装置。
  5. 【請求項5】 前記第1及び第2の空調系中の各々にそ
    れらの空調系を通る空気と熱源との熱交換量を調整する
    ための第1及び第2のダンパ装置を備えた構成とした上
    で、 前記第1及び第2の温度設定手段による前記各空調ゾー
    ンごとの設定温度及び車室内外の温度などに基づいて当
    該空調ゾーンごとの第1及び第2の目標吹出温度を演算
    すると共に、この演算結果に基づいて前記第1及び第2
    のダンパ装置の開度を調節することによって各空調ゾー
    ンの温度を制御する制御手段と、 前記第1の空調系を通じた送風量と前記第2の空調系を
    通じた送風量との比を調節可能な配風比調節手段とを設
    け、 前記制御手段は、前記第1及び第2のダンパ装置の少な
    くとも一方の開度を変化させたときには、前記第1及び
    第2の空調系の通風抵抗比が上記少なくとも一方のダン
    パ装置の開度変化前の値に近付くように前記配風比調節
    手段を制御することを特徴とする請求項1記載の車両用
    空調装置。
JP25805593A 1993-07-16 1993-10-15 車両用空調装置 Expired - Lifetime JP3533683B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25805593A JP3533683B2 (ja) 1993-07-16 1993-10-15 車両用空調装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17658593 1993-07-16
JP5-176585 1993-07-16
JP25805593A JP3533683B2 (ja) 1993-07-16 1993-10-15 車両用空調装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0776207A true JPH0776207A (ja) 1995-03-20
JP3533683B2 JP3533683B2 (ja) 2004-05-31

Family

ID=26497447

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25805593A Expired - Lifetime JP3533683B2 (ja) 1993-07-16 1993-10-15 車両用空調装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3533683B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002234330A (ja) * 2001-02-07 2002-08-20 Zexel Valeo Climate Control Corp 車両用空気調和装置
JP2008001199A (ja) * 2006-06-21 2008-01-10 Denso Corp 車両用空調装置
US7546868B2 (en) 2002-07-29 2009-06-16 Behr Gmbh & Co. Kg Air-conditioner housing
CN102141482A (zh) * 2010-02-02 2011-08-03 南车青岛四方机车车辆股份有限公司 空调通风组合试验台

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002234330A (ja) * 2001-02-07 2002-08-20 Zexel Valeo Climate Control Corp 車両用空気調和装置
US7546868B2 (en) 2002-07-29 2009-06-16 Behr Gmbh & Co. Kg Air-conditioner housing
JP2008001199A (ja) * 2006-06-21 2008-01-10 Denso Corp 車両用空調装置
CN102141482A (zh) * 2010-02-02 2011-08-03 南车青岛四方机车车辆股份有限公司 空调通风组合试验台

Also Published As

Publication number Publication date
JP3533683B2 (ja) 2004-05-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9188357B2 (en) Vehicle air conditioner
JP3416993B2 (ja) 空調装置
JPH11254937A (ja) 車両用空調装置
JP2001328416A (ja) 車両用空調装置
US6578771B2 (en) Vehicle air conditioner with front air passage and rear air passage
JP4515017B2 (ja) 車両用空調装置
JPH07251624A (ja) 車両用空調装置
JP3533683B2 (ja) 車両用空調装置
JPH06262927A (ja) 車両用空気調和装置
JP3533716B2 (ja) 車両用空調装置
JP3918546B2 (ja) 車両用空調装置
JP6675442B2 (ja) 車両用空調装置
JPH11151930A (ja) 車両用空調装置
JP3799760B2 (ja) 車両用空調装置
JP2002144840A (ja) 車両用空気調和装置
JP6647347B2 (ja) 車両用空調装置
JP3861805B2 (ja) 車両用空調装置
JP2003080919A (ja) 車両用空調装置
JP2000016053A (ja) 車両用空調装置
JPH0986137A (ja) 車両の空調制御装置
JP2000203244A (ja) 空調装置
JPH07186688A (ja) 車両用空調装置
JPS638483Y2 (ja)
JPH06262929A (ja) 車両用空気調和装置
JP4824393B2 (ja) 車両用空調装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040113

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20040130

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040217

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040301

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100319

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110319

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120319

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120319

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319