JPH0775971A - 網入りガラス研削用超砥粒ホイール - Google Patents
網入りガラス研削用超砥粒ホイールInfo
- Publication number
- JPH0775971A JPH0775971A JP5246130A JP24613093A JPH0775971A JP H0775971 A JPH0775971 A JP H0775971A JP 5246130 A JP5246130 A JP 5246130A JP 24613093 A JP24613093 A JP 24613093A JP H0775971 A JPH0775971 A JP H0775971A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wheel
- abrasive grain
- grinding
- boron nitride
- cubic boron
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 網入りガラスの端面等の研削において高品位
な加工面が得られかつ長寿命なガラス研削用超砥粒ホイ
ールを提供。 【構成】 ダイヤモンド砥粒及び立方晶窒化硼素砥粒
を、メタル結合剤と混合し、焼結されたインプリグネイ
テッドホイールいわゆるインプリホイールを、台金に焼
成、接着又はろう付けにより固着して形成。
な加工面が得られかつ長寿命なガラス研削用超砥粒ホイ
ールを提供。 【構成】 ダイヤモンド砥粒及び立方晶窒化硼素砥粒
を、メタル結合剤と混合し、焼結されたインプリグネイ
テッドホイールいわゆるインプリホイールを、台金に焼
成、接着又はろう付けにより固着して形成。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はガラス研削用超砥粒ホイ
ールに関し、特に網入りガラスの端面研削に適した網入
りガラス研削用超砥粒ホイールに関する。
ールに関し、特に網入りガラスの端面研削に適した網入
りガラス研削用超砥粒ホイールに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、ガラスの端面等の研削はダイヤモ
ンドホイールで行われてきた。近年、安全ガラスの普及
に伴い網入りガラスの使用が増加した。網入りガラスの
端面研削を通常ガラスを研削するダイヤモンドホイール
で研削すると、金網部分で研削抵抗が大きく、高熱によ
る焼けが発生し、ガラスにクラックが生じた。これを防
止するため、ダイヤモンドホイールの集中度を極端に下
げたり、軟質の結合剤を使用したりしていた。
ンドホイールで行われてきた。近年、安全ガラスの普及
に伴い網入りガラスの使用が増加した。網入りガラスの
端面研削を通常ガラスを研削するダイヤモンドホイール
で研削すると、金網部分で研削抵抗が大きく、高熱によ
る焼けが発生し、ガラスにクラックが生じた。これを防
止するため、ダイヤモンドホイールの集中度を極端に下
げたり、軟質の結合剤を使用したりしていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
ダイヤモンドホイールの集中度を極端に下げたり、軟質
の結合剤を使用した、低集中度／軟質結合剤ダイヤモン
ドホイールは、ホイール摩耗が激しく、研削比、経済性
は著しく低下した。本発明の課題は、網入りガラスの端
面等の研削において高品位な加工面が得られかつ長寿命
なガラス研削用超砥粒ホイールを提供することにある。
ダイヤモンドホイールの集中度を極端に下げたり、軟質
の結合剤を使用した、低集中度／軟質結合剤ダイヤモン
ドホイールは、ホイール摩耗が激しく、研削比、経済性
は著しく低下した。本発明の課題は、網入りガラスの端
面等の研削において高品位な加工面が得られかつ長寿命
なガラス研削用超砥粒ホイールを提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、特許
請求の範囲記載のガラス研削用超砥粒ホイールを提供す
ることによって上述した従来技術の課題を解決した。本
発明のガラス研削用超砥粒ホイールは、従来のダイヤモ
ンドホイールのダイヤモンド砥粒の一部を立方晶窒化硼
素砥粒に置き換えることにより、上述の問題点の解決を
図ったものである。この一部置換された立方晶窒化硼素
砥粒はガラス中の金網を研削する際、ホイールの切れ味
を維持し焼き付きを防止するため、高品位な加工面が得
られかつ長寿命なガラス研削用超砥粒ホイールとなっ
た。
請求の範囲記載のガラス研削用超砥粒ホイールを提供す
ることによって上述した従来技術の課題を解決した。本
発明のガラス研削用超砥粒ホイールは、従来のダイヤモ
ンドホイールのダイヤモンド砥粒の一部を立方晶窒化硼
素砥粒に置き換えることにより、上述の問題点の解決を
図ったものである。この一部置換された立方晶窒化硼素
砥粒はガラス中の金網を研削する際、ホイールの切れ味
を維持し焼き付きを防止するため、高品位な加工面が得
られかつ長寿命なガラス研削用超砥粒ホイールとなっ
た。
【０００５】
【実施例】以下本発明の実施例のガラス研削用超砥粒ホ
イールは、ダイヤモンド砥粒及び立方晶窒化硼素砥粒
を、メタル結合剤と混合し、焼結されたインプリグネイ
テッドホイールいわゆるインプリホイールを、台金に焼
成、接着又はろう付けにより固着して形成されている。
好ましくは、ダイヤモンド砥粒及び立方晶窒化硼素砥粒
を、メタル結合剤と混合し、台金のまわりに詰めて焼結
されて、インプリグネイテッドホイールいわゆるインプ
リホイールが台金に対し焼成により固着されて形成され
ている。
イールは、ダイヤモンド砥粒及び立方晶窒化硼素砥粒
を、メタル結合剤と混合し、焼結されたインプリグネイ
テッドホイールいわゆるインプリホイールを、台金に焼
成、接着又はろう付けにより固着して形成されている。
好ましくは、ダイヤモンド砥粒及び立方晶窒化硼素砥粒
を、メタル結合剤と混合し、台金のまわりに詰めて焼結
されて、インプリグネイテッドホイールいわゆるインプ
リホイールが台金に対し焼成により固着されて形成され
ている。
【０００６】試作工具として、普通板ガラス用に一般に
用いられている粒度＃１００／１２０、集中度７５のメ
タルボンドダイヤモンドホイール及びそのダイヤモンド
砥粒の２０％、４０％、６０％を立方晶窒化硼素砥粒に
置換した、即ちダイヤモンド砥粒及び立方晶窒化硼素砥
粒の合計量に対する立方晶窒化硼素砥粒の比率が上記％
である超砥粒ホイールを製作した。これらの試作工具に
より、それぞれ周速１３００ｍ／ｍｉｎ，送り２．５ｍ
／ｍｉｎ，切り込み１ｍｍで、普通板ガラス及び網入り
ガラスの端面研削を行い、そのときの加工動力を測定し
た。図１はその結果を示す。立方晶窒化硼素砥粒（ＣＢ
Ｎ）の置換量が約５％乃至約５０％の範囲では顕著な加
工動力低減が観られる。
用いられている粒度＃１００／１２０、集中度７５のメ
タルボンドダイヤモンドホイール及びそのダイヤモンド
砥粒の２０％、４０％、６０％を立方晶窒化硼素砥粒に
置換した、即ちダイヤモンド砥粒及び立方晶窒化硼素砥
粒の合計量に対する立方晶窒化硼素砥粒の比率が上記％
である超砥粒ホイールを製作した。これらの試作工具に
より、それぞれ周速１３００ｍ／ｍｉｎ，送り２．５ｍ
／ｍｉｎ，切り込み１ｍｍで、普通板ガラス及び網入り
ガラスの端面研削を行い、そのときの加工動力を測定し
た。図１はその結果を示す。立方晶窒化硼素砥粒（ＣＢ
Ｎ）の置換量が約５％乃至約５０％の範囲では顕著な加
工動力低減が観られる。
【０００７】ダイヤモンドホイールで網入りガラスを加
工した場合、金網部分の研削抵抗が大きく高熱により金
網部に焼けが発生しガラスにクラックが生じ加工動力が
高い。一方、ダイヤモンド砥粒の一部を立方晶窒化硼素
砥粒に置換した超砥粒ホイールでは焼けの発生はみられ
ず、加工面は良好であった。又、立方晶窒化硼素砥粒の
置換量が増加するにつれガラス研削の加工動力が増加す
るため、一部置換が有効であった。さらにダイヤモンド
砥粒を立方晶窒化硼素砥粒で一部置換した超砥粒ホイー
ルで網入りガラスを研削した場合の摩耗量は、ダイヤモ
ンドホイールで普通板ガラスを研削した場合のホイール
摩耗量と比較して著しい増加は見られず、ダイヤモンド
ホイールと同等の高品位な加工精度を長期間保つことが
できた。
工した場合、金網部分の研削抵抗が大きく高熱により金
網部に焼けが発生しガラスにクラックが生じ加工動力が
高い。一方、ダイヤモンド砥粒の一部を立方晶窒化硼素
砥粒に置換した超砥粒ホイールでは焼けの発生はみられ
ず、加工面は良好であった。又、立方晶窒化硼素砥粒の
置換量が増加するにつれガラス研削の加工動力が増加す
るため、一部置換が有効であった。さらにダイヤモンド
砥粒を立方晶窒化硼素砥粒で一部置換した超砥粒ホイー
ルで網入りガラスを研削した場合の摩耗量は、ダイヤモ
ンドホイールで普通板ガラスを研削した場合のホイール
摩耗量と比較して著しい増加は見られず、ダイヤモンド
ホイールと同等の高品位な加工精度を長期間保つことが
できた。
【０００８】
【発明の効果】本発明のガラス研削用超砥粒ホイール
は、従来のダイヤモンドホイールのダイヤモンド砥粒の
一部を立方晶窒化硼素砥粒に置き換えることにより、こ
の一部置換された立方晶窒化硼素砥粒はガラス中の金網
を研削する際、ホイールの切れ味を維持し焼き付きを防
止するため、高品位な加工面が得られかつ長寿命な網入
りガラス研削用超砥粒ホイールを供給するものとなっ
た。立方晶窒化硼素砥粒（ＣＢＮ）の置換量が約５％乃
至約50％の範囲では顕著な加工動力低減が観られた。
は、従来のダイヤモンドホイールのダイヤモンド砥粒の
一部を立方晶窒化硼素砥粒に置き換えることにより、こ
の一部置換された立方晶窒化硼素砥粒はガラス中の金網
を研削する際、ホイールの切れ味を維持し焼き付きを防
止するため、高品位な加工面が得られかつ長寿命な網入
りガラス研削用超砥粒ホイールを供給するものとなっ
た。立方晶窒化硼素砥粒（ＣＢＮ）の置換量が約５％乃
至約50％の範囲では顕著な加工動力低減が観られた。
【図１】試作工具として本発明の実施例ガラス研削用超
砥粒ホイールを、ダイヤモンド砥粒及び立方晶窒化硼素
砥粒の合計量に対する立方晶窒化硼素砥粒の比率を変え
て普通板ガラス及び網入りガラスの端面研削を行い、そ
のときの加工動力を測定した結果を示すグラフ。
砥粒ホイールを、ダイヤモンド砥粒及び立方晶窒化硼素
砥粒の合計量に対する立方晶窒化硼素砥粒の比率を変え
て普通板ガラス及び網入りガラスの端面研削を行い、そ
のときの加工動力を測定した結果を示すグラフ。
Claims (3)
- 【請求項１】 ダイヤモンド砥粒及び立方晶窒化硼素砥
粒を、メタル結合剤と混合し、焼結されたインプリグネ
イテッドホイールいわゆるインプリホイールを、台金に
焼成、接着又はろう付けにより固着して形成されている
ことを特徴とする網入りガラス研削用超砥粒ホイール。 - 【請求項２】 前記ダイヤモンド砥粒及び立方晶窒化硼
素砥粒の合計量に対する立方晶窒化硼素砥粒の比率即ち
置換量は、約５％乃至約５０％である請求の範囲第１項
記載の網入りガラス研削用超砥粒ホイール。 - 【請求項３】 前記ダイヤモンド砥粒及び立方晶窒化硼
素砥粒を、メタル結合剤と混合し、台金のまわりに詰め
て焼結されて、インプリグネイテッドホイールいわゆる
インプリホイールが前記台金に対し焼成により固着され
て形成されていることを特徴とする請求項１又は請求項
２記載の網入りガラス研削用超砥粒ホイール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5246130A JPH0775971A (ja) | 1993-09-07 | 1993-09-07 | 網入りガラス研削用超砥粒ホイール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5246130A JPH0775971A (ja) | 1993-09-07 | 1993-09-07 | 網入りガラス研削用超砥粒ホイール |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0775971A true JPH0775971A (ja) | 1995-03-20 |
Family
ID=17143931
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5246130A Withdrawn JPH0775971A (ja) | 1993-09-07 | 1993-09-07 | 網入りガラス研削用超砥粒ホイール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0775971A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020024892A (ko) * | 2000-09-27 | 2002-04-03 | 김세광 | 브라운관 패널 페이스면 연마를 위한 초연마재 지석과초연마재 지석을 이용한 초연마재 공구 및 그 제조방법 |
| US10875152B2 (en) | 2016-03-24 | 2020-12-29 | A.L.M.T. Corp. | Super-abrasive grinding wheel |
| US11123841B2 (en) | 2016-05-27 | 2021-09-21 | A.L.M.T. Corp. | Super-abrasive grinding wheel |
-
1993
- 1993-09-07 JP JP5246130A patent/JPH0775971A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020024892A (ko) * | 2000-09-27 | 2002-04-03 | 김세광 | 브라운관 패널 페이스면 연마를 위한 초연마재 지석과초연마재 지석을 이용한 초연마재 공구 및 그 제조방법 |
| US10875152B2 (en) | 2016-03-24 | 2020-12-29 | A.L.M.T. Corp. | Super-abrasive grinding wheel |
| US11123841B2 (en) | 2016-05-27 | 2021-09-21 | A.L.M.T. Corp. | Super-abrasive grinding wheel |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20001107 |