JPH077535Y2 - 空冷エンジン用シリンダヘッド - Google Patents
空冷エンジン用シリンダヘッドInfo
- Publication number
- JPH077535Y2 JPH077535Y2 JP1986055429U JP5542986U JPH077535Y2 JP H077535 Y2 JPH077535 Y2 JP H077535Y2 JP 1986055429 U JP1986055429 U JP 1986055429U JP 5542986 U JP5542986 U JP 5542986U JP H077535 Y2 JPH077535 Y2 JP H077535Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder head
- air
- baffle plate
- fin
- cooling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 汎用小型空冷エンジン用シリンダヘッドに関する。
第6〜7図はそれぞれクランク軸6を垂直に配置した従
来形バーチカル汎用エンジンのシリンダ及びエンジン全
体図を示す。
来形バーチカル汎用エンジンのシリンダ及びエンジン全
体図を示す。
図で1はシリンダ、2はシリンダヘッド部のフィンを示
しシリンダ部のフィン3と平行な直線部2a,2bは直角に
近い角度で接続する立ち上がり部2cで接続されている。
4はリコイルスタータで導風板5にボルトで固定されて
いる。4aは冷却風取入窓、5は導風板でフィン2の直線
部2a及び立ち上り部2cとの間に僅かな隙間を存して設け
られている。6はクランク軸で垂直に配置され、7はエ
アクリーナである。
しシリンダ部のフィン3と平行な直線部2a,2bは直角に
近い角度で接続する立ち上がり部2cで接続されている。
4はリコイルスタータで導風板5にボルトで固定されて
いる。4aは冷却風取入窓、5は導風板でフィン2の直線
部2a及び立ち上り部2cとの間に僅かな隙間を存して設け
られている。6はクランク軸で垂直に配置され、7はエ
アクリーナである。
かかる従来のエンジンにおいては、冷却風取入窓4aから
冷却風と共に進入した草、小枝等は冷却風と共に導風板
5に沿って流れ、シリンダヘッド部のフィン2まで運ば
れてくる。しかしシリンダヘッド部のフィン2の立ち上
り部2cは直角に近い角度で立ち上っているため、導風板
5とフィン2の直線部2aの隙間を通過した草や小枝は、
シリンダヘッド部のフィン立ち上り部2cに引っかかり外
部に放出されずに残る。これらの草や小枝が次第に蓄積
されて冷却風の通路を塞ぎ、終には冷却風がシリンダヘ
ッド部のフィン2の立ち上り部2cと導風板5の間を通過
しなくなり、シリンダヘッド2が過熱しエンジンの焼付
を発生するおそれがあった。
冷却風と共に進入した草、小枝等は冷却風と共に導風板
5に沿って流れ、シリンダヘッド部のフィン2まで運ば
れてくる。しかしシリンダヘッド部のフィン2の立ち上
り部2cは直角に近い角度で立ち上っているため、導風板
5とフィン2の直線部2aの隙間を通過した草や小枝は、
シリンダヘッド部のフィン立ち上り部2cに引っかかり外
部に放出されずに残る。これらの草や小枝が次第に蓄積
されて冷却風の通路を塞ぎ、終には冷却風がシリンダヘ
ッド部のフィン2の立ち上り部2cと導風板5の間を通過
しなくなり、シリンダヘッド2が過熱しエンジンの焼付
を発生するおそれがあった。
本考案の目的は前記従来装置の欠点を解消し、シリンダ
ヘッドのフィン部に草、小枝等がつまり冷却不良を起し
てエンジンの焼付が生ずるおそれがなくなり信頼性の高
い空冷エンジン用シリンダヘッドを提供するにある。
ヘッドのフィン部に草、小枝等がつまり冷却不良を起し
てエンジンの焼付が生ずるおそれがなくなり信頼性の高
い空冷エンジン用シリンダヘッドを提供するにある。
本考案の空冷エンジン用のシリンダヘッドは、シリンダ
ヘッド部の冷却フィンと導風板との間に隙間を設け、さ
らに導風板の出口の導風板と重なり合わない部位の冷却
フィンの立ち上り部12cをゆるやかに傾斜させ、冷却風
と共に流入した草、小枝等の流出を容易にしたものであ
る。
ヘッド部の冷却フィンと導風板との間に隙間を設け、さ
らに導風板の出口の導風板と重なり合わない部位の冷却
フィンの立ち上り部12cをゆるやかに傾斜させ、冷却風
と共に流入した草、小枝等の流出を容易にしたものであ
る。
導風板を通過した草や小枝は、シリンダヘッド部のフィ
ンと導風板の間を通り抜け外部に放出されるので、冷却
風が十分に流れエンジンが過熱により焼付を生じるおそ
れがない。
ンと導風板の間を通り抜け外部に放出されるので、冷却
風が十分に流れエンジンが過熱により焼付を生じるおそ
れがない。
以下第1〜5図を参考して本考案の一実施例について説
明する。
明する。
第1〜5図は本考案に係るもので第1図はシリンダの正
面図、第2図は第1図のII矢視図、第3図はエンジン全
体図、第4図は第3図のIV矢視図、第5図は第2実施例
の第1図応当図、第6〜7図は従来例で第6図は本考案
の第1図応当図、第7図は本考案の第3図応当図であ
る。
面図、第2図は第1図のII矢視図、第3図はエンジン全
体図、第4図は第3図のIV矢視図、第5図は第2実施例
の第1図応当図、第6〜7図は従来例で第6図は本考案
の第1図応当図、第7図は本考案の第3図応当図であ
る。
第1〜4図において4はリコイルスタータ、4aは冷却風
取入窓、5は導風板、6はクランク軸、7はエアクリー
ナ、11は空冷エンジン用シリンダ、12はシリンダヘッド
部のフィンで、このフィンはシリンダ部のフィン13と平
行な直線部12a,12bとこれら両直線部12a,12bをなだらか
な傾斜(例えば30°)でつなぐ傾斜部12cよりなってい
る。該傾斜部12Cは、第1図、第5図に明らかなよう
に、導風板5と重なり合わない部位に設けられる。さら
に、前記傾斜部12cは、第1図に示すように、冷却風の
下流側に向けて導風板5から外側に突出するように構成
して、導風板5と冷却フィン12との隙間から吹き出した
冷却風によりこの傾斜部12c近傍が、より効果的に冷却
されるようにしている。又このシリンダヘッドフィン12
は第2図に示すようにシリンダヘッド側より見た時は傾
斜部12cの開始点付近から緩るやかな円弧状のカーブを
描いて形成されている。
取入窓、5は導風板、6はクランク軸、7はエアクリー
ナ、11は空冷エンジン用シリンダ、12はシリンダヘッド
部のフィンで、このフィンはシリンダ部のフィン13と平
行な直線部12a,12bとこれら両直線部12a,12bをなだらか
な傾斜(例えば30°)でつなぐ傾斜部12cよりなってい
る。該傾斜部12Cは、第1図、第5図に明らかなよう
に、導風板5と重なり合わない部位に設けられる。さら
に、前記傾斜部12cは、第1図に示すように、冷却風の
下流側に向けて導風板5から外側に突出するように構成
して、導風板5と冷却フィン12との隙間から吹き出した
冷却風によりこの傾斜部12c近傍が、より効果的に冷却
されるようにしている。又このシリンダヘッドフィン12
は第2図に示すようにシリンダヘッド側より見た時は傾
斜部12cの開始点付近から緩るやかな円弧状のカーブを
描いて形成されている。
次に前記実施例の作用について説明する。
クランク軸6が回転すると導風板5の内側が負圧とな
り、冷却風取入窓4aより冷却風と共に進入した草、小枝
等は導風板5に沿って流れる。このとき、シリンダヘッ
ド部のフィン12と導風板5との隙間に草、小枝等が堆積
されようとしても、立ち上り部12cの傾斜がゆるやかな
ため、傾斜にそって容易に外部へ放出されつまる心配は
ない。
り、冷却風取入窓4aより冷却風と共に進入した草、小枝
等は導風板5に沿って流れる。このとき、シリンダヘッ
ド部のフィン12と導風板5との隙間に草、小枝等が堆積
されようとしても、立ち上り部12cの傾斜がゆるやかな
ため、傾斜にそって容易に外部へ放出されつまる心配は
ない。
第5図は本考案の第2実施例でフィン12の傾斜部12cと
直線部12aの接続部の立ち上りをゆるやかな曲線とした
ものである。
直線部12aの接続部の立ち上りをゆるやかな曲線とした
ものである。
なおこれらの考案は水平型汎用エンジンにも適用でき
る。
る。
本考案は以上のように構成されているので、シリンダヘ
ッドフィン部と導風板の間に草、小枝等のつまりが無く
なり、冷却風が順調に流れるため、エンジン冷却が十分
に行われ空冷エンジンの信頼性を向上させることができ
る。また、冷却フィンの上縁直線部と導風板との間に小
さな隙間を形成しているので、冷却風の風圧が大きくな
り、さらには傾斜部が導風板から外側に突出しているこ
とから、良好な冷却効果が得られる
ッドフィン部と導風板の間に草、小枝等のつまりが無く
なり、冷却風が順調に流れるため、エンジン冷却が十分
に行われ空冷エンジンの信頼性を向上させることができ
る。また、冷却フィンの上縁直線部と導風板との間に小
さな隙間を形成しているので、冷却風の風圧が大きくな
り、さらには傾斜部が導風板から外側に突出しているこ
とから、良好な冷却効果が得られる
第1〜5図は本考案に係るもので第1図は空冷シリンダ
の正面図、第2図は第1図のII矢視図、第3図は汎用バ
ーチカル空冷エンジンの全体図、第4図は第3図のIV矢
視図、第5図は第2実施例の第1図応当図、第6〜7図
は従来例で第6図は空冷シリンダの正面図、第7図は汎
用空冷エンジンの全体図である。 5……導風板、12……シリンダヘッドの冷却フィン、12
cは同冷却フィンの立上り部。
の正面図、第2図は第1図のII矢視図、第3図は汎用バ
ーチカル空冷エンジンの全体図、第4図は第3図のIV矢
視図、第5図は第2実施例の第1図応当図、第6〜7図
は従来例で第6図は空冷シリンダの正面図、第7図は汎
用空冷エンジンの全体図である。 5……導風板、12……シリンダヘッドの冷却フィン、12
cは同冷却フィンの立上り部。
Claims (1)
- 【請求項1】上面に冷却フィンが形成された空冷エンジ
ンのシリンダヘッドにおいて、 前記冷却フィン12の上縁直線部12aと導風板5との間に
略均一な幅の隙間を形成し、該冷却フィン12は、前記上
縁直線部に連なる導風板出口部の立上り部の前記導風板
と重なり合わない部位を導風板の外側へ突出するように
所定の角度に傾斜させてなる傾斜部をそなえたことを特
徴とする空冷エンジン用シリンダヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986055429U JPH077535Y2 (ja) | 1986-04-15 | 1986-04-15 | 空冷エンジン用シリンダヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986055429U JPH077535Y2 (ja) | 1986-04-15 | 1986-04-15 | 空冷エンジン用シリンダヘッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62167816U JPS62167816U (ja) | 1987-10-24 |
JPH077535Y2 true JPH077535Y2 (ja) | 1995-02-22 |
Family
ID=30883321
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986055429U Expired - Lifetime JPH077535Y2 (ja) | 1986-04-15 | 1986-04-15 | 空冷エンジン用シリンダヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH077535Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5849380U (ja) * | 1981-09-30 | 1983-04-02 | ソニー株式会社 | 磁気シ−トジヤケツト |
-
1986
- 1986-04-15 JP JP1986055429U patent/JPH077535Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62167816U (ja) | 1987-10-24 |
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