JPH0775103B2 - ノイズリダクシヨン回路 - Google Patents

ノイズリダクシヨン回路

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JPH0775103B2
JPH0775103B2 JP62117404A JP11740487A JPH0775103B2 JP H0775103 B2 JPH0775103 B2 JP H0775103B2 JP 62117404 A JP62117404 A JP 62117404A JP 11740487 A JP11740487 A JP 11740487A JP H0775103 B2 JPH0775103 B2 JP H0775103B2
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noise reduction
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康夫 三橋
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は磁気テープ記録再生装置の音声回路に使用さ
れているノイズリダクション回路に関するものである。
〔従来の技術〕
磁気テープ録音では、再生時にシヤーというヒスノイズ
が出るのが常である。ハイフアイVTRでは、ダイナミツ
クレンジを大幅に拡張するとともにこのヒスノイズを大
幅に低減するため、ノイズリダクシヨン回路が採用され
ている。第4図は、VHS方式ハイフアイVTRに使用されて
いるピーク検波型の対数圧縮伸長型ノイズリダクシヨン
回路を含む記録・再生系のブロツク回路図で、一般に聴
感上最も気付き易い中高域で30dB以上のノイズリダクシ
ョン効果(NR効果)を得ている。
図において、(1)は差動増幅器、(2)はピーク検波
器、(3)はウエイテイング回路、(4)はエンフアシ
ス回路、(5)は電圧制御増幅回路(以下、「VCA回
路」という)、(6)は記録モート(REC)と再生モー
ド(PB)で信号系路を切換えるアナログスイツチ、
(7)はバツフア増幅器、(8)は再生系に設けられた
デイエンフアシス回路、(9)は記録系に設けられたプ
リエンフアシス回路で、ピーク検波器(2)、ウエイテ
イング回路(3)、エンフアシス回路(4)およびVCA
回路(5)でノイズリダクシヨン回路(10)を構成して
おり、この従来例では、記録モード時と、再生モード時
とで入力される信号がスイツチ(6)で切換えられて共
用されている。
次に動作について説明する。
ウエイテイング回路(3)は、磁気テープの周波数特性
の低下する低域(50Hz以下)と、高域(10KHz以上)に
現れる不必要な成分でノイズリダクシヨン動作が誤動作
しないように帯域フイルタ(660Hz〜6.6KHz)を構成し
ている。ピーク検波器(2)は音声入力信号のピークを
検出して制御電圧をVCA回路(5)に入力し、VCA回路
(5)は制御電圧によつて大入力レベル時には利得が増
し、小入力レベルの時には利得が低下するように制御さ
れる。したがつて、記録時には、VCA回路(5)とピー
ク検波器(2)によるフイードバツク作用が増大し、差
動増幅器(1)の入出力信号の関係は記録音声入力信号
の変動をV1とすると 故に となる。
つまり、出力信号の変動V2は、入力信号の変動V1の平方
根に比例していることになる。これをdB表示にすると となり出力(dB)は入力(dB)が1/2対数圧縮される。
この出力信号はスイツチ(6)を介してプリエンフアシ
ス回路(9)に供給される。第5図は大入力レベル時の
ノイズリダクシヨン回路(10)のノイズリダクシヨン特
性を示す図で、周波数帯域的にはエンフアシス回路
(4)と、ウエイテイング回路(3)の作用は低域(2.
2KHz以下)では打消し合うが中域(2.2KHz〜6.6KHz)で
はエンフアシスがかかるエンフアシス特性をもつてお
り、記録モードでは、高域(6KHz以上)がプリエンフア
シス回路(9)により一層強調される。
第6図はノイズリダクシヨン回路(10)の入力レベルの
変動に対する総合エンフアシス特性を示す図で、この特
性図からわかるように、あるレベル以上の音声信号が入
力されると、エンフアシスがきかず逆に高域が下げられ
る。これは高域のダイナミツクレンジが低くなるためこ
のような特性を選んでいるが、小入力レベル時にもVCA
回路(5)の出力は充分エンフアシスの効いた出力とな
る。つぎに、再生時には、アナログスイツチ(6)がPB
側に切り換わり、デイエンフアシス回路(8)を通つた
音声信号が、エンフアシス回路(4)とウエイテイング
回路(3)に供給され、ピーク検波器(2)、およびVC
A回路(5)により、記録時と逆のエンフアシス特性が
かけられて元の信号に戻される。この動作は2倍対数伸
長で次のように示される。
log(VCA出力)α2logV2となり再生出力は入力を2倍伸
長した関係が得られる。
第7図はノイズリダクシヨン回路(10)による記録・再
生時の圧縮・伸長特性を示す図である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来のハイフアイVTR装置(VHS,β方式いずれも)のノ
イズリダクシヨン回路は以上のように構成されているの
で、一方ダイナミツクレンジを大幅に拡大しているが未
だ不充分であり、さらに、ピアニシモが続いたり、無音
に近い静弱音を記録・再生するとノイズ成分が気になる
などの問題点があつた。
なお、微少入力信号時のS/Nを改善するため、或るレベ
ル以下の静弱音についてはミユテイングをかけて対処す
るものがあるが、これは不自然で望ましくない。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、微少信号の入力時に、自然な形でS/Nを改善
できるとともに、ダイナミックレンジを拡大することが
できるノイズリダクション回路を提供することを目的と
する。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係るノイズリダクション回路は、入力される
音声信号が所定の微少レベル以下の領域にあるときに制
御信号を出力する微少信号検知回路を備え、この制御信
号によって上記電圧制御増幅回路の低入力レベル領域の
入出力特性を直線の特性ないしは下垂特性として、出力
レベルを低減させるように構成したことを特徴とするも
のである。
〔作用〕
この発明によれば、入力される音声信号が所定の微少レ
ベル以下の領域にあるとき、微少信号検知回路から制御
信号を連続的に出力させて、VCA回路の出力レベルを低
減させることが可能となり、これによって、無音に近い
静弱音時のS/Nを改善するとともに、ダイナミックレン
ジを拡大することができる。
〔発明の実施例〕
以下、この発明の一実施例を図について説明する。第1
図はこの実施例のブロック回路図、第2図はこの実施例
の要部の具体的構成例を示す回路図である。第1図にお
いて、第4図と同一符号は同一または相当部分を示して
おり、(11)は微少入力信号検知回路で、VCA回路
(5)は微少入力信号検知回路(11)の出力信号によつ
て微少入力信号レベル時の直線性を、第3図中に一点鎖
線で示す直線の特性yないしは破線で示す下垂特性zの
ように変化させる作用を行う。第2図において、ウエイ
テイング回路(3)はウエイテイングの時定数を決める
回路(3a)を備えており、VCA回路(5)は電圧電流変
換回路(V−I回路)(5a)および電流制御アンプ(Cu
rrent Controled Amp;CCA)(5b)より構成されてい
る。
つぎに、この実施例の動作を説明する。
この実施例において、第1図中のa点の音声レベルが通
常レベルの時にはノイズリダクシヨン動作は、第4図に
示した従来例と同様に2:1の対数圧縮伸長動作を行な
い、聴感上最も気付き易い中高域では30dB以上のNR効果
を得ている。
記録・再生モード共第1図中のa点の入力音声レベルが
ある設定値より低い静弱音の時には微少信号検知回路
(11)が制御信号を送出し、第2図に示すスイツチング
トランジスタ(11a)を導通させる。このスイツチング
トランジスタ(11a)のコレクタは負電源に接続されて
いるため、ピークケ検波器(2)の出力点P、すなわち
V−I回路(5a)の初段のPNPトランジスタ(5c)のベ
ースに接続されている検波用コンデンサ(2a)の電位を
若干低下させ、このスイツチングトランジスタ(11a)
のコレクタ電流(小さい定電流)によつてPNPトランジ
スタ(5c)のベース電流が若干増し、CCA(5b)の出力
が低下する。
このように微少信号検知回路(11)によつてV−I回路
(5a)の入出力特性が変化する。したがつてこのノイズ
リダクシヨン回路(10)の入出力信号レベル特性は、第
8図に示すように低入出力信号レベル領域において、従
来のノイズリダクシヨン回路の特性が実線で示した特性
曲線xのように出力信号レベルが上昇する曲線となつて
いたが、この実施例では、一点鎖線で示した特性曲線y
のように直線の特性、ないしは破線で示した特性曲線z
のように下垂特性に変えることができる。勿論、原理的
には特性曲線yのように直線の特性が望ましいが、この
実施例による効果を顕著にあらわすため特性曲線zのよ
うにすることもできる。
なお、この実施例では、第3図に示すように、基準入力
レベルに対して−70〜80dB以下の低いレベルで微少信号
検知回路(11)が動作するように設計することが望まし
い。このようにすると−100dB位まで直線性のよいダイ
ナミツクレンジの広いノイズリダクシヨン回路が構成で
きる。
なお、上記実施例ではVHS方式ハイフアイVTRに用いられ
ているピーク検波型の対数圧縮伸長型ノイズリダクシヨ
ン装置を例に説明したが、この発明は一般のノイズリダ
クシヨン回路として広く利用できることはいうまでもな
い。
また、微少信号検知回路(11)の検知レベルは自由に選
ぶことができるのは勿論であるが、記録モードと再生モ
ードで検知レベルを変えてもよい。すなわち、一般に再
生時の方がS/Nが悪いため再生時には検知レベルを高く
するか、または特性曲線zのように設定し、記録時には
検知レベルを低くするか、または特性曲線yのように設
定する。
また、微少信号検知回路(11)のコストアツプを避ける
ため、この微少信号検知回路を省きPNPトランジスタ(5
c)のベース・エミツタ間の非直線特性を利用し、抵抗
と負電源とで定電流回路を構成しても同様の効果は得ら
れる。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば、ノイズリダクション
回路に入力される音声信号のレベルが所定の微少レベル
以下の領域にあるとき、その微少信号検知回路から出力
される制御信号によってVCA回路の入出力特性を直線な
いしは下垂特性にして出力レベルを連続的に低減させる
ことができるので、スイッチングやミュティングなどの
ような不自然な形をとることなく、ダイナミツクレンジ
を十分に拡大することができるとともに、微少信号入力
時のS/Nを改善することができ、無音に近い静弱音時に
も、ノイズ成分が気にならないような良好な記録・再生
を行うことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を含むVTRの記録・再生系
を示すブロツク回路図、第2図はこの実施例の要部の具
体的構成例を示す回路図、第3図はこの実施例の入出力
特性図、第4図は従来のノイズリダクシヨン回路を含む
VTRの記録・再生系を示すブロツク回路図、第5図はこ
の従来例の記録モード時の総合エンフアシス特性を示す
図、第6図はこの従来例の入力信号レベルの変化に対す
る出力信号のエンフアシス特性の変化を示す特性図、第
7図はこの従来例における入・出力信号の対数圧縮・伸
長動作を説明するための図である。 (1)……差動増幅器、(2)……ピーク検波器、
(3)……ウエイテイング回路、(4)……エンフアシ
ス回路、(5)……VCA回路、(10)……ノイズリダク
シヨン回路、(11)……微少信号検知回路。 なお、各図中、同一符号は同一、または相当部分を示
す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】音声信号が入力されるウエイティング回路
    と、このウエイティング回路の出力信号のピークを検波
    する検波器と、上記音声信号が入力されるエンファシス
    回路と、このエンファシス回路の出力信号が入力され、
    かつ上記検波器の出力電圧によって増幅率が制御される
    電圧制御増幅回路とにより構成されているノイズリダク
    ション回路において、上記音声信号が入力され、かつ当
    該音声信号が所定の微少レベル以下の領域にあるときに
    制御信号を出力する微少信号検知回路を備え、この制御
    信号によって上記電圧制御増幅回路の低入力レベル領域
    の入出力特性を直線の特性ないしは下垂特性として、出
    力レベルを低減させるように構成したことを特徴とする
    ノイズリダクション回路。
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