JPH0774791B2 - 導電率計センサ - Google Patents
導電率計センサInfo
- Publication number
- JPH0774791B2 JPH0774791B2 JP171088A JP171088A JPH0774791B2 JP H0774791 B2 JPH0774791 B2 JP H0774791B2 JP 171088 A JP171088 A JP 171088A JP 171088 A JP171088 A JP 171088A JP H0774791 B2 JPH0774791 B2 JP H0774791B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- liquid
- main body
- conductivity meter
- meter sensor
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Measurement Of Resistance Or Impedance (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、低濃度液から高濃度液まで広い範囲に亘って
導電率の測定が行える導電率計センサに関する。
導電率の測定が行える導電率計センサに関する。
<従来の技術> 空洞部の断面積がSである円筒形管路に間隔lおいて二
つの電極を該管路と垂直方向に配置してなる導電率計セ
ンサ(以下、「第1従来例」という)の場合、セル抵抗
Rcは下式(1)で与えられる。
つの電極を該管路と垂直方向に配置してなる導電率計セ
ンサ(以下、「第1従来例」という)の場合、セル抵抗
Rcは下式(1)で与えられる。
Rc=K/J =(1/J)・(l/S) …(1) 但し、Jは導電率であり、Kはセル定数であってK=l/
Sが成立している。
Sが成立している。
また、外径Dで内径D′の円筒状流路の内壁面に一方の
電極を埋設すると共に他方の電極(外径d)を該円筒に
中心軸部分に配置してなる導電率計センサ(以下、「第
2従来例」という)の場合、セル抵抗Rcは下式(2)で
与えられる。
電極を埋設すると共に他方の電極(外径d)を該円筒に
中心軸部分に配置してなる導電率計センサ(以下、「第
2従来例」という)の場合、セル抵抗Rcは下式(2)で
与えられる。
Rc=K/J =(1/J)×(1/2πl)log(D/d) …(2) 但し、Jは導電率、Kはセル定数であってK=(1/2π
l)log(D/d)が成立している。
l)log(D/d)が成立している。
上記セル定数Kは、電極の分極現象を減らすために大き
な値であることが望ましいとされている。特に被測定液
が高濃度であって高導電率のとき非常に大きなセル定数
Kが必要であることが一般に知られている。
な値であることが望ましいとされている。特に被測定液
が高濃度であって高導電率のとき非常に大きなセル定数
Kが必要であることが一般に知られている。
<発明が解決しようとする問題点> 然るに、上記セル定数Kを高くするには、上記第1従来
例の場合、空洞部の断面積Sを小さくすると被測定液が
流れ難くなるなどの弊害が生ずるため、電極間隔lを長
くすることが必要であって結果的にスペースが大きくな
るという欠点があった。また、上記第2従来例の場合
は、円筒状流路の内径D′と該流路の中心軸部分に配置
された電極の外径dとの比を極端に大きくすることが必
要であって結局スペースが大きくなるという欠点があっ
た。
例の場合、空洞部の断面積Sを小さくすると被測定液が
流れ難くなるなどの弊害が生ずるため、電極間隔lを長
くすることが必要であって結果的にスペースが大きくな
るという欠点があった。また、上記第2従来例の場合
は、円筒状流路の内径D′と該流路の中心軸部分に配置
された電極の外径dとの比を極端に大きくすることが必
要であって結局スペースが大きくなるという欠点があっ
た。
本発明はかかる従来例の欠点に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、装着するときのスペースが小さくて済
み且つ大きなセル定数を有する導電率計センサを実現す
ることにある。
り、その目的は、装着するときのスペースが小さくて済
み且つ大きなセル定数を有する導電率計センサを実現す
ることにある。
<問題点を解決するための手段> 上述のような本発明の特徴は、導電率計センサにおい
て、本体の周壁部に設けられた螺旋状の切込み部と前記
電極ガードとで螺旋状の液通路を形成し、前記本体の先
端部に第1電極を配置し前記液通路の略中央部に第2電
極を配置したことにある。
て、本体の周壁部に設けられた螺旋状の切込み部と前記
電極ガードとで螺旋状の液通路を形成し、前記本体の先
端部に第1電極を配置し前記液通路の略中央部に第2電
極を配置したことにある。
<実施例> 第1図は本発明の実施例である導電率計センサの要部構
成断面図であり、図中、1は例えば充填剤入り四フッ化
樹脂(俗称テフロン)のような絶縁体でなる例えば中空
棒状の本体、1a1〜1anは本体1の周壁に螺旋状に形成さ
れた液通路、1bは本体1の特定部分に形成されたネジ
部、1cは本体1の中心軸部分に形成された空洞部、2は
特定の液通路1ai(通常、液流通路1a1〜1an)の全長の
真中付近の流通路)内に露出するように配置された第1
電極、3は本体1の先端部に露出するように配置された
第2電極、4,4′はシール用のOリング、5は絶縁体で
なる電極ガード、5aは電極ガード5の特定部分に穿設さ
れた測定液出口、5bは電極ガード5の一側に形成された
たネジ部、6a,6bは第1及び第2の電極2,3にそれぞれ接
続されたリード線である。
成断面図であり、図中、1は例えば充填剤入り四フッ化
樹脂(俗称テフロン)のような絶縁体でなる例えば中空
棒状の本体、1a1〜1anは本体1の周壁に螺旋状に形成さ
れた液通路、1bは本体1の特定部分に形成されたネジ
部、1cは本体1の中心軸部分に形成された空洞部、2は
特定の液通路1ai(通常、液流通路1a1〜1an)の全長の
真中付近の流通路)内に露出するように配置された第1
電極、3は本体1の先端部に露出するように配置された
第2電極、4,4′はシール用のOリング、5は絶縁体で
なる電極ガード、5aは電極ガード5の特定部分に穿設さ
れた測定液出口、5bは電極ガード5の一側に形成された
たネジ部、6a,6bは第1及び第2の電極2,3にそれぞれ接
続されたリード線である。
このような構成からなる本発明の実施例において、被測
定液は、導入口たる液流通路1a1から導入され、液流通
路1a2→液流通路1a3→液流通路1a4→液流通路1a5→……
……→液流通路1an-1を経由し、導出口たる測定液出口5
aから流出する。また、第1電極2と第2電極3の間に
印加される電圧をVとした場合、第1電極2と第2電極
3の間に流れる測定電流Iは、次のように与えられる。
定液は、導入口たる液流通路1a1から導入され、液流通
路1a2→液流通路1a3→液流通路1a4→液流通路1a5→……
……→液流通路1an-1を経由し、導出口たる測定液出口5
aから流出する。また、第1電極2と第2電極3の間に
印加される電圧をVとした場合、第1電極2と第2電極
3の間に流れる測定電流Iは、次のように与えられる。
I=V/Rc=(V/K)・J 従って、VとKが一定であれば、電流Iを測定すること
によって導電率Jが求められる。
によって導電率Jが求められる。
ところで、本体1において螺旋状に液通路が形成されて
いる周壁の外径,本体1と電極ガード5の篏合径(篏合
している部分の中心距離),液流通路1a1〜1anの各幅,
液流通路1a1〜1anのピッチ,液流通路1a1〜1anの中心
径,第1電極2と第2電極3の電極間のネジターン数,
及び第1電極2と第2電極3の電極間最短距離をそれぞ
れD1,D2,W,P,d,T,及びlとするとき、セル定数Kは下式
(3)のようになる。
いる周壁の外径,本体1と電極ガード5の篏合径(篏合
している部分の中心距離),液流通路1a1〜1anの各幅,
液流通路1a1〜1anのピッチ,液流通路1a1〜1anの中心
径,第1電極2と第2電極3の電極間のネジターン数,
及び第1電極2と第2電極3の電極間最短距離をそれぞ
れD1,D2,W,P,d,T,及びlとするとき、セル定数Kは下式
(3)のようになる。
例えば、液流通路の断面積Sを0.25cm2(本願発明では
液流通路1a1〜1anの各断面積0.5cm×0.5cm=0.25c
m2),液流通路のピッチ1cm,液流通路の中心径を2cmと
したときセル定数Kを50cm-1とするには、前記第1従来
例の場合、前記第2従来例の場合、及び本発明実施例の
場合、それぞれ下式(4),(5),及び(6)のよう
になり、本発明実施例のスペースファクタが最も小さい
ことが分かる。
液流通路1a1〜1anの各断面積0.5cm×0.5cm=0.25c
m2),液流通路のピッチ1cm,液流通路の中心径を2cmと
したときセル定数Kを50cm-1とするには、前記第1従来
例の場合、前記第2従来例の場合、及び本発明実施例の
場合、それぞれ下式(4),(5),及び(6)のよう
になり、本発明実施例のスペースファクタが最も小さい
ことが分かる。
K=l/S 50=l/0.25 ∴ l=12.5(cm) …(4) K=(1/2πl)log(D/d)l/S 50={1/(2π×0.5)} ×log(D/0.1 ∴ D=10156(cm) …(5) このように本発明実施例のスペースファクタは非常に小
さくなっている。
さくなっている。
尚、本発明は上述の実施例に限定されることなく種々の
変形が可能であり、例えば測定液出口5aを本体1内に設
けたり電極ガード5内面嵌合部にガスケットでシールす
る構造にしても良いものとする。また、本発明の実施例
の説明では、2極方式の導電率計センサについて説明を
行ったが、これに限らず、3極方式の導電率計センサの
場合にも何等支障なく本発明を実施することができる。
変形が可能であり、例えば測定液出口5aを本体1内に設
けたり電極ガード5内面嵌合部にガスケットでシールす
る構造にしても良いものとする。また、本発明の実施例
の説明では、2極方式の導電率計センサについて説明を
行ったが、これに限らず、3極方式の導電率計センサの
場合にも何等支障なく本発明を実施することができる。
<発明の効果> 以上詳しく説明したような本発明によれば、装着すると
きのスペースが小さくて済み且つ大きなセル定数を有す
る導電率計センサが実現する。
きのスペースが小さくて済み且つ大きなセル定数を有す
る導電率計センサが実現する。
図は本発明実施例の要部構成断面図である。 1……中空棒状の本体、 1a1〜1an……液通路、1b……ネジ部、 1c……空洞部、2,3……電極、 4,4′……Oリング、5……電極ガード、 5a……測定液出口、5b……ネジ部、 6a,6b……リード線
Claims (1)
- 【請求項1】絶縁体本体先端部に測定液が流通する孔を
有する絶縁体電極ガードを取付け、この電極ガード内に
所定間隔離して少なくとも二つの電極を設けこれら電極
を前記絶縁体本体に支持せしめた導電率計センサにおい
て、前記本体の周壁部に設けられた螺旋状の切込み部と
前記電極ガードとで螺旋状の液通路を形成し、前記本体
の先端部に第1電極を配置し前記液通路の略中央部に第
2電極を配置したことを特徴とする導電率計センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP171088A JPH0774791B2 (ja) | 1988-01-07 | 1988-01-07 | 導電率計センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP171088A JPH0774791B2 (ja) | 1988-01-07 | 1988-01-07 | 導電率計センサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01178857A JPH01178857A (ja) | 1989-07-17 |
JPH0774791B2 true JPH0774791B2 (ja) | 1995-08-09 |
Family
ID=11509109
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP171088A Expired - Lifetime JPH0774791B2 (ja) | 1988-01-07 | 1988-01-07 | 導電率計センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0774791B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101982763A (zh) * | 2010-10-15 | 2011-03-02 | 杭州泰林生物技术设备有限公司 | 液体电导率测量电极及其制造方法 |
US10209390B2 (en) * | 2013-08-05 | 2019-02-19 | Halliburton Energy Services, Inc. | Measuring fluid conductivity |
-
1988
- 1988-01-07 JP JP171088A patent/JPH0774791B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01178857A (ja) | 1989-07-17 |
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