JPH0621016Y2 - 導電率計 - Google Patents
導電率計Info
- Publication number
- JPH0621016Y2 JPH0621016Y2 JP1681588U JP1681588U JPH0621016Y2 JP H0621016 Y2 JPH0621016 Y2 JP H0621016Y2 JP 1681588 U JP1681588 U JP 1681588U JP 1681588 U JP1681588 U JP 1681588U JP H0621016 Y2 JPH0621016 Y2 JP H0621016Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- measurement
- guard
- electrodes
- cell
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は2電極方式で3電極方式と同等の効果を有し、
3極方式に比べ測定液の量を格段に少なく出来る導電率
計に関する。
3極方式に比べ測定液の量を格段に少なく出来る導電率
計に関する。
〈従来の技術〉 導電率計では測定精度を上げるために第3図及び第4図
に示すような3極方式の測定セルが用いられている。こ
のうち、第3図は測定セルの断面を表わし、第4図は底
部平面を表わす。図中、1は筒状の絶縁体電極ガード
で、絶縁体本体2に螺合されている。ガードの途中には
測定液Aが流通する孔1a,1bが設けられている。2
aは電極ガード1内において本体2から伸びた絶縁体筒
体部で、この部分に電極E1,E2,E3が所定間隔
1,2離して設置されている。W1,W2はリード
で、リードW1は内部で電極E1とE2に結線され、リ
ードW2は電極E3に結線されている。
に示すような3極方式の測定セルが用いられている。こ
のうち、第3図は測定セルの断面を表わし、第4図は底
部平面を表わす。図中、1は筒状の絶縁体電極ガード
で、絶縁体本体2に螺合されている。ガードの途中には
測定液Aが流通する孔1a,1bが設けられている。2
aは電極ガード1内において本体2から伸びた絶縁体筒
体部で、この部分に電極E1,E2,E3が所定間隔
1,2離して設置されている。W1,W2はリード
で、リードW1は内部で電極E1とE2に結線され、リ
ードW2は電極E3に結線されている。
第5図はこのような3極方式の測定セルを用いた測定回
路を示す。3は正、負対称の交流印加電圧を発生する発
振回路でここからの印加電圧V1はボルテージフォロワ
A1を経て電極E1,E2に印加される。電極E1とE
2とは同電位に保たれているため、測定セル外に点線で
示す電流が流れず、測定セル外の状態(測定液量、容器
の形状等)によってこれが変化し指示誤差を引起こすと
いうようなことがない。
路を示す。3は正、負対称の交流印加電圧を発生する発
振回路でここからの印加電圧V1はボルテージフォロワ
A1を経て電極E1,E2に印加される。電極E1とE
2とは同電位に保たれているため、測定セル外に点線で
示す電流が流れず、測定セル外の状態(測定液量、容器
の形状等)によってこれが変化し指示誤差を引起こすと
いうようなことがない。
A2は非反転入力端子が基準電位に接続され、反転入力
端子が電極E3に接続され、帰還回路にレンジ抵抗Rf
が接続された演算増幅器で、この演算増幅器には、電極
E1,E3間に流れる電流i1と電極E2,E3間に流
れる電流i2との和の電流が流れ、この電流に対応した
出力電圧V0を発生する。
端子が電極E3に接続され、帰還回路にレンジ抵抗Rf
が接続された演算増幅器で、この演算増幅器には、電極
E1,E3間に流れる電流i1と電極E2,E3間に流
れる電流i2との和の電流が流れ、この電流に対応した
出力電圧V0を発生する。
このように構成された測定セルの場合、セル定数Kaは
以下のように表わすことが出来る。
以下のように表わすことが出来る。
Ka=(K1・K2)/(K1+K2)…(1) 但し、K1=α・(1/S), K2=α・(2/S)。
(α:電極の形状により決まる定数、S:電極と電極ガ
ード1との間の隙の面積) 今、1+2=とすると、(1)式は(2)式のよ
うに書き改めることができ、 Ka={α/(S/)}・ {−1 2+(・1)} …(2) この式において最大のセル定数Kaを与える1は、
1=(1/2)・のとき、即ち、1=2のとき
で、最大セル定数Kaは、 Ka=(1/2)・α・(1/S) =(1/4)・α・(/S)…(3) で表わすことが出来る。
ード1との間の隙の面積) 今、1+2=とすると、(1)式は(2)式のよ
うに書き改めることができ、 Ka={α/(S/)}・ {−1 2+(・1)} …(2) この式において最大のセル定数Kaを与える1は、
1=(1/2)・のとき、即ち、1=2のとき
で、最大セル定数Kaは、 Ka=(1/2)・α・(1/S) =(1/4)・α・(/S)…(3) で表わすことが出来る。
セル定数をこれ以上大きくしたい場合は、Sを小さくす
るか、1を大きくするかである。Sを小さくすると、
測定液Aが測定セル中に入り難くなり、1を大きくす
ると測定液が多く必要となり、ラボ用など少量の測定液
を使用して測定する場合に向かない。
るか、1を大きくするかである。Sを小さくすると、
測定液Aが測定セル中に入り難くなり、1を大きくす
ると測定液が多く必要となり、ラボ用など少量の測定液
を使用して測定する場合に向かない。
〈考案が解決しようとする課題〉 本考案の解決しようとする技術的課題は、従来の3極方
式の測定セルと同等の機能を有し、セル定数を3極方式
と同じにした場合、この方式より格段に少ない測定液で
測定が行える導電率計を実現することにある。
式の測定セルと同等の機能を有し、セル定数を3極方式
と同じにした場合、この方式より格段に少ない測定液で
測定が行える導電率計を実現することにある。
〈課題を解決するための手段〉 本考案の構成は、本体に連続して設けられた絶縁体筒体
部と、この絶縁体筒体部の先端部に一定間隔おいて設け
られた第1及び第2の電極と、前記絶縁体筒体部の周囲
に一定間隔おいて設けられた筒状の絶縁体電極ガード
と、前記本体に一端が取付けられ、前記電極ガードを覆
うように一定間隔おいて設けられた筒状のカバーとを有
し、測定液に浸漬されたとき、前記電極ガードと前記カ
バーとの間に空気層が形成されるようにし、前記第1及
び第2の電極と前記測定液とが前記電極ガードの先端開
口部を介してのみ接続されるようにした導電率計にあ
る。
部と、この絶縁体筒体部の先端部に一定間隔おいて設け
られた第1及び第2の電極と、前記絶縁体筒体部の周囲
に一定間隔おいて設けられた筒状の絶縁体電極ガード
と、前記本体に一端が取付けられ、前記電極ガードを覆
うように一定間隔おいて設けられた筒状のカバーとを有
し、測定液に浸漬されたとき、前記電極ガードと前記カ
バーとの間に空気層が形成されるようにし、前記第1及
び第2の電極と前記測定液とが前記電極ガードの先端開
口部を介してのみ接続されるようにした導電率計にあ
る。
〈作用〉 前記の技術手段は次のように作用する。即ち、前記測定
液に前記絶縁体筒体部の先端からを浸して行くと、前記
測定液は前記電極ガードと前記絶縁体筒体部との間に入
って来る。前記測定液が前記カバーの先端開口部を越す
と、前記電極ガードと前記カバーとの間に空気が閉じこ
められる。前記電極と測定セル他の測定液とは電極ガー
ドの先端開口部を介してのみつながり、測定セル外を回
り込む電流はなく2電極で3電極方式と同等の効果が得
られる。
液に前記絶縁体筒体部の先端からを浸して行くと、前記
測定液は前記電極ガードと前記絶縁体筒体部との間に入
って来る。前記測定液が前記カバーの先端開口部を越す
と、前記電極ガードと前記カバーとの間に空気が閉じこ
められる。前記電極と測定セル他の測定液とは電極ガー
ドの先端開口部を介してのみつながり、測定セル外を回
り込む電流はなく2電極で3電極方式と同等の効果が得
られる。
〈実施例〉 以下図面に従い本考案の実施例を説明する。第1図及び
第2図は本考案の2電極方式の導電率計測定セルを示す
断面図及び底部平面図である。図中、第3図及び第4図
における要素と同じ要素には同一符号を付し、これらに
ついての説明は省略する。本考案では電極E2が省か
れ、電極E1とE3とが絶縁体筒体部2aに所定間隔
3離して設置されている。4は一端が絶縁体本体2に螺
合された筒状カバーで、一定間隔おいて電極ガード1を
覆い、先端開口部は電極ガード1の途中に設けられた孔
1a,1bより下側迄伸びている。
第2図は本考案の2電極方式の導電率計測定セルを示す
断面図及び底部平面図である。図中、第3図及び第4図
における要素と同じ要素には同一符号を付し、これらに
ついての説明は省略する。本考案では電極E2が省か
れ、電極E1とE3とが絶縁体筒体部2aに所定間隔
3離して設置されている。4は一端が絶縁体本体2に螺
合された筒状カバーで、一定間隔おいて電極ガード1を
覆い、先端開口部は電極ガード1の途中に設けられた孔
1a,1bより下側迄伸びている。
このような構成で測定液Aに絶縁体筒体部2aの先端か
ら浸していくと、先ず、測定液Aは電極ガード1と絶縁
体筒体部2aとの間に入って来る。測定液Aがカバー4
の先端開口部を越えると電極ガード1とカバー4との間
の部分Rに空気が閉じこめられる。この結果、電極
E3,E1と測定液Aとは電極ガード1の先端開口部を
介してのみつながり、点線で示すような測定セル外を回
り込む電流は生ぜず、測定セル外の状態(測定液量、容
器の形状等)によってこれが変化し指示誤差を引起こす
とというようなことがない。
ら浸していくと、先ず、測定液Aは電極ガード1と絶縁
体筒体部2aとの間に入って来る。測定液Aがカバー4
の先端開口部を越えると電極ガード1とカバー4との間
の部分Rに空気が閉じこめられる。この結果、電極
E3,E1と測定液Aとは電極ガード1の先端開口部を
介してのみつながり、点線で示すような測定セル外を回
り込む電流は生ぜず、測定セル外の状態(測定液量、容
器の形状等)によってこれが変化し指示誤差を引起こす
とというようなことがない。
本考案はこのような2電極方式で3電極方式と同等の効
果が得られ、測定液の量は3電極方式と比べ格段に少な
くて済む。即ち、3電極方式の場合、最大セル定数Ka
は(3)式で示すように、1=2のときで、 Ka=(1/2)・α・(1/S) で与えられる。一方、本考案の場合、セル定数Ka′
は、 Ka′=α・(3/S) …(4) で与えられる。
果が得られ、測定液の量は3電極方式と比べ格段に少な
くて済む。即ち、3電極方式の場合、最大セル定数Ka
は(3)式で示すように、1=2のときで、 Ka=(1/2)・α・(1/S) で与えられる。一方、本考案の場合、セル定数Ka′
は、 Ka′=α・(3/S) …(4) で与えられる。
3電極方式と本考案の2電極方式とで同じセル定数を実
現する場合、以下の関係がある。
現する場合、以下の関係がある。
Ka=Ka′ ∴3=(1/2)・1 …(5) 3電極方式と本考案の2電極方式とで、電極部分におい
て測定液Aが浸漬する長さは、3電極方式の場合、以下
によって表わされ、 L3=21+3′ …(6) (但し、′=電極長) 本考案の2電極方式の場合、以下によって表わされる。
て測定液Aが浸漬する長さは、3電極方式の場合、以下
によって表わされ、 L3=21+3′ …(6) (但し、′=電極長) 本考案の2電極方式の場合、以下によって表わされる。
L2=(1/2)・1+2′ …(7) 今、1≫′とすると、 L3=4L2 …(8) となり、測定液Aに浸漬する長さは3電極方式の場合の
1/4となる。Sを同じとすると測定液Aの量は1/4
で済む。
1/4となる。Sを同じとすると測定液Aの量は1/4
で済む。
〈考案の効果〉 本考案によれば、2電極方式で従来の3極方式の測定セ
ルと同等の機能を有し、セル定数で3極方式と同じにし
た場合、この方式より格段に少ない測定液で測定が行え
るためラボ用の導電率計に好適である。
ルと同等の機能を有し、セル定数で3極方式と同じにし
た場合、この方式より格段に少ない測定液で測定が行え
るためラボ用の導電率計に好適である。
第1図及び第2図は本考案の2電極方式の導電率計測定
セルを示す断面図及び底部平面図、第3図及び第4図は
従来装置を示す断面図及び底部平面図、第5図は従来装
置の測定回路図である。 1……電極ガード、1a,1b……孔、2……絶縁体本
体、2a……絶縁体筒体部、4……筒状カバー、E1,
E3……電極、W1,W2……リード、A……測定液、
R……空気が閉じ込められた部分、3……電極間の間
隔、S……電極と電極ガード1との間の面積、
セルを示す断面図及び底部平面図、第3図及び第4図は
従来装置を示す断面図及び底部平面図、第5図は従来装
置の測定回路図である。 1……電極ガード、1a,1b……孔、2……絶縁体本
体、2a……絶縁体筒体部、4……筒状カバー、E1,
E3……電極、W1,W2……リード、A……測定液、
R……空気が閉じ込められた部分、3……電極間の間
隔、S……電極と電極ガード1との間の面積、
Claims (1)
- 【請求項1】本体に連続して設けられた絶縁体筒体部
と、この絶縁体筒体部の先端部に一定間隔おいて設けら
れた第1及び第2の電極と、前記絶縁体筒体部の周囲に
一定間隔おいて設けられた筒状の絶縁体電極ガードと、
前記本体に一端が取付けられ、前記電極ガードを覆うよ
うに一定間隔おいて設けられた筒状のカバーとを有し、
測定液に浸漬されたとき、前記電極ガードと前記カバー
との間に空気層が形成されるようにし、前記第1及び第
2の電極と前記測定液とが前記電極ガードの先端開口部
を介してのみ接続されるようにした導電率計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1681588U JPH0621016Y2 (ja) | 1988-02-10 | 1988-02-10 | 導電率計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1681588U JPH0621016Y2 (ja) | 1988-02-10 | 1988-02-10 | 導電率計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01121843U JPH01121843U (ja) | 1989-08-18 |
JPH0621016Y2 true JPH0621016Y2 (ja) | 1994-06-01 |
Family
ID=31230067
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1681588U Expired - Lifetime JPH0621016Y2 (ja) | 1988-02-10 | 1988-02-10 | 導電率計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0621016Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH084609Y2 (ja) * | 1989-10-28 | 1996-02-07 | 株式会社堀場製作所 | 導電率計 |
-
1988
- 1988-02-10 JP JP1681588U patent/JPH0621016Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01121843U (ja) | 1989-08-18 |
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