JPH045001Y2 - - Google Patents
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- JPH045001Y2 JPH045001Y2 JP17194984U JP17194984U JPH045001Y2 JP H045001 Y2 JPH045001 Y2 JP H045001Y2 JP 17194984 U JP17194984 U JP 17194984U JP 17194984 U JP17194984 U JP 17194984U JP H045001 Y2 JPH045001 Y2 JP H045001Y2
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- cell
- cylindrical
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- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims description 11
- 239000012212 insulator Substances 0.000 claims description 6
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 5
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- 229920006362 Teflon® Polymers 0.000 description 4
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
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Landscapes
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
この考案はフロー形液体電導度測定用セル、特
にイオンクロマトグラフ用電導度測定用セルに関
し、詳しくは電導度の測定構造を改良した電導度
測定用セルに関する。
にイオンクロマトグラフ用電導度測定用セルに関
し、詳しくは電導度の測定構造を改良した電導度
測定用セルに関する。
(ロ) 従来の技術
従来のイオンクロマトグラフ用電導度測定用セ
ルは、第3図に示すようにセル容量を小さくし、
かつフロースルー型にするために、リング状の絶
縁スペーサ1を介してそのリング軸と同軸に一対
の円筒状電極体2,2を設置したもので、両電極
体2,2に電圧を印加して両電極体2,2の筒孔
内を流通する流通液の電導率を測定するものであ
る。
ルは、第3図に示すようにセル容量を小さくし、
かつフロースルー型にするために、リング状の絶
縁スペーサ1を介してそのリング軸と同軸に一対
の円筒状電極体2,2を設置したもので、両電極
体2,2に電圧を印加して両電極体2,2の筒孔
内を流通する流通液の電導率を測定するものであ
る。
しかし、上記セルでは、両電極体2,2の筒軸
方向のセル定数は、スペーサ1を薄くすれば小さ
くできるが、両電極体2,2の半径方向のセル定
数は、スペーサ1を薄くしても両電極体2,2の
筒孔径が変らないため一定である。そのため、合
計のセル定数は所定値よりも小さくできないた
め、電導率測定信号として取り出す電流値が小さ
くなり、この電流値を処理する信号処理回路の低
ノイズ化を必要とする欠点があつた。なお、セル
定数とは、電流走行方向の空間距離を、その空間
を形成する対向面の合計面積で除したものであ
る。
方向のセル定数は、スペーサ1を薄くすれば小さ
くできるが、両電極体2,2の半径方向のセル定
数は、スペーサ1を薄くしても両電極体2,2の
筒孔径が変らないため一定である。そのため、合
計のセル定数は所定値よりも小さくできないた
め、電導率測定信号として取り出す電流値が小さ
くなり、この電流値を処理する信号処理回路の低
ノイズ化を必要とする欠点があつた。なお、セル
定数とは、電流走行方向の空間距離を、その空間
を形成する対向面の合計面積で除したものであ
る。
(ハ) 目的
この考案は以上の事情に鑑みなされたもので、
その主要な目的は、従来と同一構成のセルにおい
て、セル容積を小さく保つたまゝで、両電極体の
筒孔径に制限されることなく、セル定数を小さく
することができ、それによつて信号電流値を大き
くすることができるようにすることにある。
その主要な目的は、従来と同一構成のセルにおい
て、セル容積を小さく保つたまゝで、両電極体の
筒孔径に制限されることなく、セル定数を小さく
することができ、それによつて信号電流値を大き
くすることができるようにすることにある。
(ニ) 構成
この考案はフロー形液体電導度測定セルであつ
て、一対の電極体の絶縁体側における端部近傍の
筒孔内に、両電極体の筒孔を流通する流通液の流
通方向に開口した通孔を多数有する多孔性導電部
材を、各筒孔の内壁面に接触させて取付けたもの
である。
て、一対の電極体の絶縁体側における端部近傍の
筒孔内に、両電極体の筒孔を流通する流通液の流
通方向に開口した通孔を多数有する多孔性導電部
材を、各筒孔の内壁面に接触させて取付けたもの
である。
すなわち、この考案は、上記多孔性導電部材に
よつて、両電極体の筒軸と交差する方向のセル定
数を小さくするものである。
よつて、両電極体の筒軸と交差する方向のセル定
数を小さくするものである。
(ホ) 実施例
以下第1図及び第2図に示す実施例に基づい
て、この考案を詳述する。なお、これによつてこ
の考案が限定されるものではない。
て、この考案を詳述する。なお、これによつてこ
の考案が限定されるものではない。
第1図において、イオンクロマトグラフ用電導
度測定用セル3は、円筒状の絶縁体としてのセル
ハウジング4と、セルハウジング4を介してその
筒軸と同軸に設置された一対の電極体5,5とか
ら主として構成される。なお、セルハウジング4
は、3フツ化エチレン樹脂製で、電極体5,5は
ステンレス鋼SUS316製である。
度測定用セル3は、円筒状の絶縁体としてのセル
ハウジング4と、セルハウジング4を介してその
筒軸と同軸に設置された一対の電極体5,5とか
ら主として構成される。なお、セルハウジング4
は、3フツ化エチレン樹脂製で、電極体5,5は
ステンレス鋼SUS316製である。
両電極体5,5は、フランヂ部を有する円筒か
らなり、各フランヂ部には、外部の測定回路(図
示省略)から延びるリード線6,6が接続された
ターミナル7,7がネジ止めされている。また、
両電極体5,5には、各フランヂ部側からそれら
の筒孔に嵌合されたSUS316製のブツシユ8,8
によつて、両電極体5,5筒孔の筒軸方向の中央
部から外部に延びるようテフロンチユーブ9,9
が取付けられており、両電極体5の対向両側端部
には、両電極体5,5の筒孔とセルハウジング4
の筒孔とによつて電導率測定セル室10が形成さ
れている。11,12はテフロン製のフエルール
である。
らなり、各フランヂ部には、外部の測定回路(図
示省略)から延びるリード線6,6が接続された
ターミナル7,7がネジ止めされている。また、
両電極体5,5には、各フランヂ部側からそれら
の筒孔に嵌合されたSUS316製のブツシユ8,8
によつて、両電極体5,5筒孔の筒軸方向の中央
部から外部に延びるようテフロンチユーブ9,9
が取付けられており、両電極体5の対向両側端部
には、両電極体5,5の筒孔とセルハウジング4
の筒孔とによつて電導率測定セル室10が形成さ
れている。11,12はテフロン製のフエルール
である。
両電極体5,5の上記セル室10内におけるセ
ルハウジング4側の端部近傍には、第2図にも示
すように、分離カラム(図示省略)から流出し上
記セル室10を流通する流通液の流通方向へ開口
した通孔を多数有する一対の円盤状の多孔性導電
部材13,13が、両電極体5,5の筒軸に直交
するよう前記セル室10内の内壁面に密接され取
付けられている。なお、多孔性導電部材として
は、SUS316製のフイルター板、金網、ポーラス
な金属板などが好ましい例として挙げられる。
ルハウジング4側の端部近傍には、第2図にも示
すように、分離カラム(図示省略)から流出し上
記セル室10を流通する流通液の流通方向へ開口
した通孔を多数有する一対の円盤状の多孔性導電
部材13,13が、両電極体5,5の筒軸に直交
するよう前記セル室10内の内壁面に密接され取
付けられている。なお、多孔性導電部材として
は、SUS316製のフイルター板、金網、ポーラス
な金属板などが好ましい例として挙げられる。
次に上記セル3の使用方法について説明する
(第1図参照)。
(第1図参照)。
まず、2本のリード線6,6間に交流電圧を印
加する。そして、左側のテフロンパイプ9から電
導率測定セル室10内に供給され右側のテフロン
パイプ9から外部に排出される流通液の電導率に
応じてリード線6,6に流れる電流を測定回路で
測定して、流通液の電導率を測定する。この際、
電流はセル室10内をその筒軸方向に流れるばか
りではなく各導電部材13の半径方向にも流れ
る。したがつて、各導電部材13を流通液が通過
する際に、その各通孔部で電導率が測定されるた
め、セル定数が小さくなり、大きな信号電流を取
り出すことができる。また、セル構造は従来のセ
ルと同様シンプルに保つことができる上、セル容
量を小さくすることができる。さらに、導電部材
9が多孔材料であるため、セルをほぼフロースル
ー型とすることができる。
加する。そして、左側のテフロンパイプ9から電
導率測定セル室10内に供給され右側のテフロン
パイプ9から外部に排出される流通液の電導率に
応じてリード線6,6に流れる電流を測定回路で
測定して、流通液の電導率を測定する。この際、
電流はセル室10内をその筒軸方向に流れるばか
りではなく各導電部材13の半径方向にも流れ
る。したがつて、各導電部材13を流通液が通過
する際に、その各通孔部で電導率が測定されるた
め、セル定数が小さくなり、大きな信号電流を取
り出すことができる。また、セル構造は従来のセ
ルと同様シンプルに保つことができる上、セル容
量を小さくすることができる。さらに、導電部材
9が多孔材料であるため、セルをほぼフロースル
ー型とすることができる。
次に、上記した従来のセルにおけるセル定数
と、この実施例のセル3におけるセル定数とを比
較する。第3図a,bに示す従来のセルにおい
て、スペーサ1および電極体2は直径が5.0mm、
孔径が2.0mmである。スペーサ1の厚さは1.0mm、
電極体2の厚さは5.0mmである。このセルにおけ
る筒軸方向のセル定数T0を求めると、T0=(電流
走行方向の空間距離)/(その空間を形成する対
向面の合計面積)=(5+1+5)/(π×12×
2)≒1.75である。一方、第1図に示すこの実施
例のセル3において、各導電部材13はその直径
が5.0mm、厚さが3.0mm、多孔率(空隙率)が0.7で
ある。また、2つの導電部材13どうしは5.0mm
の間隔をおいて配されている。このセル3におけ
る筒軸方向のセル定数T1を求めると、T1=(電流
走行方向の空間距離)/(その空間を形成する対
向面の合計面積)=3/(π×2.52×0.7×2)+
5/(π×2.52×2)+3/(π×2.52×0.7×2)
≒0.34である。以上から明らかなように、T1は
T0の約5分の1であり、この実施例のセル3の
筒軸方向のセル定数は従来のそれに比べてかなり
小さくなつている。
と、この実施例のセル3におけるセル定数とを比
較する。第3図a,bに示す従来のセルにおい
て、スペーサ1および電極体2は直径が5.0mm、
孔径が2.0mmである。スペーサ1の厚さは1.0mm、
電極体2の厚さは5.0mmである。このセルにおけ
る筒軸方向のセル定数T0を求めると、T0=(電流
走行方向の空間距離)/(その空間を形成する対
向面の合計面積)=(5+1+5)/(π×12×
2)≒1.75である。一方、第1図に示すこの実施
例のセル3において、各導電部材13はその直径
が5.0mm、厚さが3.0mm、多孔率(空隙率)が0.7で
ある。また、2つの導電部材13どうしは5.0mm
の間隔をおいて配されている。このセル3におけ
る筒軸方向のセル定数T1を求めると、T1=(電流
走行方向の空間距離)/(その空間を形成する対
向面の合計面積)=3/(π×2.52×0.7×2)+
5/(π×2.52×2)+3/(π×2.52×0.7×2)
≒0.34である。以上から明らかなように、T1は
T0の約5分の1であり、この実施例のセル3の
筒軸方向のセル定数は従来のそれに比べてかなり
小さくなつている。
(ヘ) 効果
この考案は、両電極体の絶縁体側における端部
近傍の筒孔内に、流通液が流通する方向に開口し
た通孔を多数有する多孔性導電部材を取付けたも
のであるから、セルを従来と同様のフロースルー
型で、セル容積を小さくしたまゝで、セル定数を
従来より小さくすることができ、それによつて、
電導度測定信号として取り出せる電流値を大きく
することができる効果を奏する。
近傍の筒孔内に、流通液が流通する方向に開口し
た通孔を多数有する多孔性導電部材を取付けたも
のであるから、セルを従来と同様のフロースルー
型で、セル容積を小さくしたまゝで、セル定数を
従来より小さくすることができ、それによつて、
電導度測定信号として取り出せる電流値を大きく
することができる効果を奏する。
第1図はこの考案に係るフロー形液体電導度測
定セルの一実施例を示す要部断面図、第2図はこ
の電極体の断面図、第3図a,bは従来例の要部
断面図及びその斜視図である。 3……イオンクロマトグラフ用電導度測定用セ
ル、4……セルハウジング(絶縁体)、10……
電導度測定用セル室、13……導電部材。
定セルの一実施例を示す要部断面図、第2図はこ
の電極体の断面図、第3図a,bは従来例の要部
断面図及びその斜視図である。 3……イオンクロマトグラフ用電導度測定用セ
ル、4……セルハウジング(絶縁体)、10……
電導度測定用セル室、13……導電部材。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 筒状の絶縁体を介してその筒軸と同軸に設置さ
れた一対の筒状電極体に電圧を印加して、両電極
体の筒孔を流通する流通液の電導率を測定するフ
ロー形液体電導度測定用セルにおいて、 両電極体の絶縁体側における端部近傍の筒孔内
に、流通液が流通する方向に開口した通孔を多数
有する多孔性導電部材を、各筒孔の内壁面に接触
させて取付けたことを特徴とするフロー形液体電
導度測定用セル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17194984U JPH045001Y2 (ja) | 1984-11-13 | 1984-11-13 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17194984U JPH045001Y2 (ja) | 1984-11-13 | 1984-11-13 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6187352U JPS6187352U (ja) | 1986-06-07 |
JPH045001Y2 true JPH045001Y2 (ja) | 1992-02-13 |
Family
ID=30729624
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17194984U Expired JPH045001Y2 (ja) | 1984-11-13 | 1984-11-13 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH045001Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018072242A (ja) * | 2016-11-01 | 2018-05-10 | 株式会社 堀場アドバンスドテクノ | 電気伝導度計 |
-
1984
- 1984-11-13 JP JP17194984U patent/JPH045001Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6187352U (ja) | 1986-06-07 |
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