JPH0774591A - 受信機 - Google Patents

受信機

Info

Publication number
JPH0774591A
JPH0774591A JP23746493A JP23746493A JPH0774591A JP H0774591 A JPH0774591 A JP H0774591A JP 23746493 A JP23746493 A JP 23746493A JP 23746493 A JP23746493 A JP 23746493A JP H0774591 A JPH0774591 A JP H0774591A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency
reception
data
flag
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23746493A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Shioda
真市 塩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP23746493A priority Critical patent/JPH0774591A/ja
Publication of JPH0774591A publication Critical patent/JPH0774591A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Channel Selection Circuits, Automatic Tuning Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 メモリスキャン時のスキャンの周期及び無音
期間を短縮する。 【構成】 シンセサイザ方式の受信回路10を設ける。
この受信回路10が選局を行うための周波数データと、
その周波数データごとにその周波数データと対となるフ
ラグとを記憶するメモリ44を設ける。操作キーKMSが
操作された場合、フラグを1つずつ順にチェックする。
そのチェックされたフラグが、そのフラグと対となる周
波数データの示す周波数f12での受信を許可していると
きには、対となる周波数データにしたがって受信回路1
0の受信周波数f12を設定する。この設定された受信周
波数f12において、所定の期間、受信状態を保持する。
この所定の期間の経過後、フラグのチェックを続行す
る。チェックされたフラグが、そのフラグと対となる周
波数データの示す周波数f12での受信を許可していない
ときには、そのままフラグのチェックを続行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スキャン受信の機能
を有する受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】ヨーロッパにおけるFM放送局の中に
は、RDSサービスを行っている局がある。このRDS
サービスは、本来のオーディオ信号にRDSデータを付
加して放送するものである。そして、そのRDSデータ
は、放送局や番組などに関するデジタルデータの集まり
であり、このRDSデータには、 PIコード ・・・ 放送局識別コード(プログラム
識別コード) PTYコード ・・・ 番組の内容を示す識別コード PSデータ ・・・ 放送局名を示す文字データ AFリスト ・・・ 代替周波数のリスト などのデータが含まれている。
【0003】ここで、PIコードは、国名コード、番組
コードなどを有する16ビットのデータであり、11回/秒
の割り合いで送信される。また、PTYコードは、ニュ
ース、ポップス、教育、スポーツ、インフォメーション
など、番組の内容あるいは種類を5ビットで示すコード
である。さらに、AFリストは、現在受信している番組
と同一の番組を放送している放送局の周波数のリストで
あり、最大25局分のデータを有する。
【0004】そして、このRDSデータにエラー訂正用
のエンコード処理が行われ、このエンコード処理の行わ
れたRDSデータにより、周波数が57kHz(これは、ス
テレオパイロット信号の周波数19kHzの3倍の値)のサ
ブキャリア信号が平衡変調され、その被変調信号が、主
信号であるモノラル信号あるいはステレオコンポジット
信号に加算されて周波数多重化され、この多重化信号が
FM波により送信される。
【0005】したがって、このRDSデータを利用すれ
ば、例えばスポーツ番組だけを選局するというようなこ
とができる。
【0006】なお、以下の説明においては、RDSサー
ビスを実施している放送局を「RDS局」と呼ぶ。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、シンセサイ
ザ受信機の機能の1つとして、「メモリスキャン受信」
と呼ばれる機能がある。これは、 1.メモリスキャン用のメモリに、あらかじめ受信周波数
を登録しておく。 2.メモリスキャンキーを押すと、メモリの最初のアドレ
スから周波数データを読み出し、この読み出した周波数
データの周波数を選局する。 3.選局後、例えば8秒以内に所定のキー操作をしないと
きには、メモリから次の周波数データを読み出し、この
読み出した周波数データの周波数を選局する。 4.以後、上記3.項の動作を繰り返す。 5.上記2.項による選局後、8秒以内に所定のキーを押し
たときには、以後、そのときの周波数における選局状態
を続ける。 というものである。
【0008】したがって、このメモリスキャン機能を利
用すれば、特定の放送局だけを受信することができる。
例えば、RDSデータを利用して特定の番組内容の放送
局について、上記1.項の登録を行っておけば、あるいは
2.項による選局後、RDSデータにより番組内容を判別
すれば、スポーツを放送している局だけを受信するなど
ということもできる。
【0009】ところが、受信機の工場出荷時には、メモ
リスキャン用のメモリには、一般に有効な受信周波数は
登録されていない。例えば、受信バンドの最低周波数に
対応する周波数が登録されている。
【0010】したがって、例えば、メモリに登録できる
周波数の数が30局であるとし、受信機の購入後、10局の
周波数を登録したとすれば、20局分の最低周波数がメモ
リに残されたままとなる。
【0011】したがって、この状態でメモリスキャンキ
ーを押すと、メモリスキャンが1周するのに、240秒
(=8秒×30局)の時間が必要となる。そして、そのメ
モリスキャン時、実際に放送を受信できるのは、80秒
(=8秒×10局)であり、残る160秒(=8秒×20局)
の期間は、放送の受信をできない状態にあるので、受信
回路のミューティング機能により無音状態となる。
【0012】すなわち、今の場合、メモリに登録されて
いる周波数の数に関係なく、メモリスキャンの1周に24
0秒の時間がかかるとともに、そのうちの160秒間は無音
状態となってしまう。
【0013】そこで、上記3.項において、放送を受信で
きたときには、8秒間、その周波数の選局状態を続ける
が、放送を受信できなかったときには、ただちにメモリ
から次の周波数データを読み出し、その読み出した周波
数データの周波数を選局するというメモリスキャンが、
考えられている。
【0014】そして、このメモリスキャンによれば、放
送を受信できない周波数を選局したときには、すぐに次
の周波数が選局されるので、無音状態となる期間は0と
なるはずである。
【0015】しかし、実際には、ある周波数を選局して
から、その周波数で放送を受信できるかどうかをチェッ
クするのに、1秒程度の時間がかかる。したがって、上
記の数値例の場合、放送を受信できない周波数のチェッ
クに、全部で20秒(=1秒×20局)の時間がかかり、20
秒の無音の期間を生じてしまう。すなわち、メモリスキ
ャンが1周する期間が100秒(=8秒×10局+20秒)に
なるとともに、そのうちの20秒を無音の期間が占めてし
まう。
【0016】この発明は、以上のような問題点を解決し
ようとするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】このため、この発明にお
いては、各部の参照符号を後述の実施例に対応させる
と、シンセサイザ方式の受信回路10と、この受信回路
10が選局を行うための周波数データNと、その周波数
データNごとにその周波数データNと対となるフラグMS
Fとを記憶するメモリ44と、所定の操作キーKMSとを
有し、この操作キーKMSが操作された場合、フラグMSF
を1つずつ順にチェックし、そのチェックされたフラグ
MSFが、そのフラグMSFと対となる周波数データNの示す
周波数f12での受信を許可しているときには、対となる
周波数データNにしたがって受信回路10の受信周波数
f12を設定し、この設定された受信周波数f12におい
て、所定の期間、受信状態を保持し、この所定の期間の
経過後、フラグMSFのチェックを続行し、チェックされ
たフラグMSFが、そのフラグMSFと対となる周波数データ
Nの示す周波数f12での受信を許可していないときに
は、そのままフラグMSFのチェックを続行するようにし
たものである。
【0018】
【作用】メモリスキャン時、フラグMSFが受信を許可し
ている周波数においてのみ、実際の受信状態となり、フ
ラグMSFが受信を許可していない周波数は、その周波数
の設定が行われない。
【0019】
【実施例】図1において、受信回路10はシンセサイザ
方式に構成されているもので、アンテナ11の受信信号
が電子同調方式のアンテナ同調回路12に供給されて目
的とする周波数f12のFM放送波信号S12が取り出され
る。
【0020】そして、この信号S12が、高周波アンプ1
3を通じてミキサ回路14に供給されるとともに、VC
O21から周波数f21が、例えば、 f21=f12+f14 ・・・ (1) f14は中間周波数で、例えば、f14=10.7MHz の発振信号S21が取り出され、この信号S21がミキサ回
路14に局部発振信号として供給され、信号S12は、中
間周波数f14の中間周波信号S14に周波数変換される。
【0021】そして、この中間周波信号S14が、中間周
波アンプ15を通じてFM復調回路16に供給されてオ
ーディオ信号(モノラル信号あるいはステレオコンポジ
ット信号)S17と、RDSデータにより変調された被変
調信号S31とが取り出され、信号S17が、ローパスフィ
ルタ17及び低周波アンプ18を通じてスピーカ19に
供給される。
【0022】また、復調回路16からの被変調信号S31
が、バンドパスフィルタ31を通じて復調回路32に供
給されてRDSデータS32が復調され、このRDSデー
タS32がデコーダ回路33に供給され、デコーダ回路3
3からエラー訂正の行われたRDSデータS32が取り出
される。
【0023】さらに、復調回路16からそのFM復調出
力及び中間周波信号S14の一部が、検出回路35に供給
されて受信信号S12の受信レベル(受信電界強度)を示
す信号S35が取り出され、この検出信号S35がA/Dコ
ンバータ36に供給されてデジタルの検出信号S35にA
/D変換される。
【0024】また、このとき、VCO21は、回路22
〜25とともに、PLL20を構成している。すなわ
ち、VCO21からの信号S21が、可変分周回路22に
供給されて1/Nの周波数に分周され、この分周信号が
位相比較回路23に供給される。また、発振回路24か
ら基準周波数、例えば周波数50kHzの発振信号が取り出
され、この発振信号が比較回路23に供給される。そし
て、その比較出力がローパスフィルタ25を通じてVC
O21にその制御電圧として供給される。また、フィル
タ25の出力電圧が、同調回路12に選局電圧として供
給される。
【0025】したがって、定常状態においては、分周回
路22からの分周信号と、発振回路24の発振信号とは
周波数が等しいので、このときの発振信号S21の周波数
f21は、 f21=N×50[kHz] =N×0.05[MHz] ・・・ (2) となり、(1)、(2)式から f12=f21−f14 =N×0.05−10.7[MHz] ・・・ (3) となる。
【0026】したがって、分周比Nを、1964〜2374の間
において「1」ずつ変化させれば、局部発振周波数f21
が、98.2MHz〜118.7MHzの間を50kHzの間隔で変化す
るので、受信周波数f12は、87.5MHz〜108.0MHzの周
波数帯を50kHzの周波数ステップで、かつ、分周比Nに
対応して変化することになる。
【0027】さらに、40はシステムコントロール用の
マイクロコンピュータを示し、41はそのCPU、42
は各種の処理ルーチンが書き込まれているROM、43
はワークエリア用のRAM、44は各種のデータを記憶
するためのメモリで、これらメモリ42〜44はシステ
ムバス49を通じてCPU41に接続されている。
【0028】この場合、ROM42には、例えば図2に
示すメモリスキャンルーチン100などが書き込まれて
いる。また、メモリ44は、データの消去及び書き込み
を電気的に行うことのできるROMとされ、あるいは、
図示はしないが、電池によりバックアップされたRAM
とされ、すなわち、メモリ44は不揮発性メモリとさ
れ、電源をオフにしたときでも、書き込まれたデータを
保持できるようにされている。なお、メモリ44のデー
タの一例を後述する。
【0029】また、51は出力ポート、52、53は入
力ポート、54はキーインターフェイス回路で、これら
回路51〜54はシステムバス49を通じてCPU41
に接続されている。そして、ポート51は分周回路22
に接続され、後述するプログラムなどが実行されて分周
回路22に分周比Nがセットされる。また、A/Dコン
バータ36からの受信レベルの検出信号S35が、ポート
52に供給されるとともに、デコーダ回路33からのR
DSデータS32がポート53に供給される。
【0030】さらに、インターフェイス回路54には、
各種の操作キーKDI、KUP、KDWN、KMM、KDEL、KP
G、K0〜K9が接続される。なお、これらの操作キー
は、いずれもノンロックタイプのプッシュスイッチによ
り構成される。
【0031】また、55はディスプレイコントローラ、
61は表示素子で、この表示素子61は、放送局名や受
信周波数などをデジタル表示するものである。さらに、
図示はしないが、マイコン40からアンプ18にミュー
ティング信号が供給され、放送を受信できているときの
み、ミューティングがオフとされる。
【0032】図3は、メモリ44に用意されているデー
タテーブルMSTBLの一例を示す。すなわち、このデータ
テーブルMSTBLは、30局分のデータエリアDA0〜DA29
を有するとともに、その1局分のデータエリアDAI
(I=0〜29)は、縦方向に示すように、エリアNA
と、エリアFAとを有する。
【0033】そして、エリアNAには、各放送局の周波
数データとして、その放送局の周波数に対応する分周比
Nが記憶保持され、エリアFAには、その分周比Nと対
となるメモリスキャンフラグMSFが記憶保持される。こ
の場合、メモリスキャンフラグMSFは、そのフラグMSFと
対となっている分周比Nの周波数で、放送の受信ができ
るとき、あるいはその周波数での受信が許可されている
とき、MSF=“1”となり、フラグMSFと対となっている
分周比Nの周波数で、放送の受信ができないとき、ある
いはその周波数での受信が禁止されているとき、MSF=
“0”となるものである。
【0034】例えば、図3においては、データエリアD
A2がN=1964であり、この分周比Nの対応する受信周
波数f12は87.5MHzであるが、これは受信バンドの最低
周波数であり、一般に放送が行われていないので、この
N=1964と対となっているフラグMSFは、“0”とされ
ている。
【0035】なお、これら分周比N及びフラグMSFを、
テーブルMSTBLに設定する方法については、後述する。
【0036】また、この例においては、データテーブル
MSTBLは、データエリアDAIごとに、その分周比Nに対
応する放送局のRDSデータのPIコードやPTYコー
ドなどを記憶保持するエリアを有する。
【0037】さらに、この例においては、データテーブ
ルMSTBLに保持されている分周比Nの周波数をスキャン
により選局するだけでなく、直接選局できるようにする
ため、データエリアDA0〜DA29が、ページ分けされ
ている。すなわち、データエリアDA0〜DA9はAペー
ジ、データエリアDA10〜DA19はBページ、データエ
リアDA20〜DA29はCページとされている。そして、
A〜Cページの各ページにおいて、その各ページに属す
る10局分のデータエリアが、順に数字キーK0〜K9に対
応するものである。
【0038】このような構成によれば、CPU41がR
OM42のプログラムを実行することにより、次のよう
な動作あるいは処理が行われる。
【0039】《プリセットされている局の選局》これ
は、一般的な選局であり、データテーブルMSTBLに登録
されている放送局を選局する場合である。そして、これ
は、ページキーKPG及び数字キーK0〜K9により行う。
【0040】すなわち、ページキーKPGを押すと、その
押すごとに、データテーブルMSTBLのページが、Aペー
ジ→Bページ→Cページ→Aページ→…のように、1ペ
ージずつ順に、かつ、サイクリックに選択されるととも
に、このとき、その選択されたページを示す文字がLC
D51に表示される。
【0041】そして、希望する放送局の分周比Nの書き
込まれているページが選択されたら、数字キーK0〜K9
のうちの、その希望する放送局に対応する数字キーを押
す。すると、データテーブルMSTBLのデータエリアDA1
〜DA30のうち、ページキーKPGにより選択されたペー
ジの、数字キーにより指定されたデータエリアから、そ
のデータエリアに書き込まれている分周比Nが読み出さ
れ、この読み出された分周比Nがポート51を通じて可
変分周回路22にセットされる。
【0042】さらに、選局した放送局がRDSサービス
を行っている場合には、データテーブルMSTBLのうち、
先に分周比Nを読み出したデータエリアから送局名を示
すPSデータが読み出され、このPSデータがコントロ
ーラ55に供給され、LCD51には、その放送局名が
表示される。
【0043】したがって、ページキーKPG及び数字キー
K0〜K9により、データテーブルMSTBLに登録されてい
る放送局を選局することができる。
【0044】《ダイレクト選局》これは、受信周波数f
12を示す数字を直接入力して、その周波数f12を選局す
る場合である。そして、この場合には、まず、ダイレク
トキーKDIを押し、次に受信したい周波数f12を示す数
字を数字キーK0〜K9から直接入力し、その後、再びダ
イレクトキーKDIを押す。例えば、90MHzを受信したい
ときには、ダイレクトキーKDI、「9」キーK9、
「0」キーK0、ダイレクトキーKDIを順に押す。
【0045】そして、そのようなキー操作を行うと、そ
の数字キーK0〜K9により入力された数値の示す周波数
f12が分周比Nに変換され、その分周比Nがポート51
を通じて可変分周回路22にセットされる。したがっ
て、ダイレクトキーKDI及び数字キーK0〜K9により、
任意の周波数f12を直接指定して選局をすることができ
る。
【0046】《オートスキャンによる選局》これは、受
信周波数帯をスキャンしていき、放送波信号を受信でき
たら、その受信を続ける場合である。そして、この場合
には、アップキーKUPあるいはダウンキーKDWを押す。
【0047】すると、可変分周回路22の分周比Nが、
そのときの値から「1」ずつインクリメントあるいはデ
ィクリメントされ、これにより、受信周波数f12が50k
Hzずつ上昇あるいは下降していく。そして、ある受信周
波数f12のとき、放送波信号S12が受信されると、この
信号S12が受信されたことが、検出信号S35によりマイ
コン40に通知される。
【0048】すると、受信周波数f12のスキャンは、そ
の受信信号S12の得られた受信周波数f12で停止され、
以後、そのスキャンの停止した周波数f12における受信
状態が続けられる。
【0049】なお、受信周波数f12が上限あるいは下限
に達したときには、そこでスキャンは停止する。
【0050】したがって、アップキーKUPあるいはダウ
ンキーKDWによりオートスキャン受信を行うことができ
る。
【0051】《受信周波数のプリセット》これは、デー
タテーブルMSTBLの任意のデータエリアに、任意の受信
周波数f12を登録する場合である。
【0052】この場合には、登録する周波数f12を上記
のいずれかの方法で選局する。また、ページキーKPGに
より、登録するページを選択する。なお、この選局と、
登録するページの選択との順序は自由である。
【0053】そして、次に、メモリキーKMMを押しなが
ら数字キーK0〜K9のうちの任意の数字キーを押す。
【0054】すると、このときの受信周波数f12を示す
分周比Nが、データテーブルMSTBLのデータエリアDA0
〜A29のうち、選択されているページで、押された数字
キーに対応するデータエリアのエリアNAに書き込まれ
るとともに、このエリアNAに対応するエリアFAのメ
モリスキャンフラグMSFが“1”にセットされる。
【0055】さらに、このとき受信している放送局がR
DS局であれば、RDSデータS33により得られるPS
データ、PIコード及びPTYコードが、対応するエリ
アに同様に書き込まれる。
【0056】こうして、受信周波数f12のプリセットが
行われ、このプリセットされた周波数の放送局は、上述
の《プリセットされている局の選局》により、選局する
ことができるとともに、後述する《メモリスキャンによ
る選局》により選局することができる。
【0057】《プリセットされている受信周波数のキャ
ンセル》これは、《メモリスキャンによる選局》のと
き、分周比NがデータテーブルMSTBLに登録されていて
も、選局の対象とならないようにする処理である。
【0058】すなわち、この場合には、上述の《プリセ
ットされている局の選局》により、キャンセルする放送
局(受信周波数f12)を、いったん選局する。
【0059】そして、次にメモリキーKMMを押しなが
ら、消去キーKDELを押す。すると、データテーブルMST
BLのデータエリアDA0〜DA29のメモリスキャンフラ
グMSF〜MSFのうち、現在選局されている周波数f12の分
周比Nと対となるメモリスキャンフラグMSFが“0”に
リセットされる。
【0060】また、受信機の工場出荷時には、データテ
ーブルMSTBLのエリアNA〜NAの分周比N〜Nは、一
般に、受信バンドの最低周波数87.5MHzに対応する値19
64とされているが、これに対応してすべてのメモリスキ
ャンフラグMSF〜MSFは“0”にリセットされる。
【0061】そして、MSF=“0”のときには、これと
対となっている分周比Nは、次の《メモリスキャンによ
る選局》において、述べるように、分周比Nの値にかか
わらず、メモリスキャン時の選局の対象とならない。
【0062】《メモリスキャンによる選局》任意の周波
数f12を選局している状態で、メモリスキャンキーKMS
を押すと、マイコン40の処理がルーチン100のステ
ップ101からスタートする。そして、現在受信してい
る周波数f12の分周比Nが、データテーブルMSTBLのデ
ータエリアDA0〜DA29のうち、データエリアDAK
(K=0〜29のいづれか)から読み出されたデータであ
るとすれば、ステップ102において、そのデータエリ
アDAKを示すポインタKがRAM43から読み出され
る(ポインタKは、後述するように、あらかじめRAM
43に保存されている)。
【0063】そして、次にステップ111において、ポ
インタKが「1」だけインクリメントされ(K=30とな
ったときには、K=0に変更される)、それまで受信に
使用されていた分周比Nの記憶されているデータエリア
の次のデータエリアDAKが対象とされる。
【0064】続いて、ステップ112において、ポイン
タKの指定するデータエリアDAKのフラグエリアFA
のメモリスキャンフラグMSFがチェックされ、MSF=
“1”のときには、このフラグMSFと対になる分周比N
により放送の受信ができるはずなので、処理はステップ
112からステップ113に進み、このステップ113
において、それまでのミューティングの状態にかかわら
ずアンプ18のミューティングがオンとされ、次にステ
ップ114において、データエリアDAKのエリアNA
から分周比Nが読み出されるとともに、この分周比Nが
分周回路22にセットされる。
【0065】したがって、受信回路10の受信周波数f
12は、この時点からデータエリアDAKのエリアNAに
記憶されている分周比Nに対応した周波数となる。ま
た、本来ならば、その周波数で放送を受信できるはずで
ある。
【0066】続いて、この例においては、処理はステッ
プ115に進み、このステップ115において、検出信
号S35をチェックすることにより、実際に放送を受信で
きるかどうかが判断される。これは、例えば夜間などに
放送が休止されている場合があるからである。
【0067】そして、実際に放送が受信できる場合に
は、処理はステップ115からステップ121に進み、
このステップ121において、アンプ18のミューティ
ングがオフとされ、次にステップ122において、8秒
のタイマがスタートされる。したがって、ステップ12
1の実行された時点から、ステップ114で選局した放
送局の音声がスピーカ19から出力されることになる。
【0068】続いてステップ123において、メモリス
キャンキーKMSが押されたかどうかがチェックされ、押
されていないときには、処理はステップ123からステ
ップ124に進み、このステップ124において、ステ
ップ122でスタートしたタイマが8秒を経過したかど
うかがチェックされ、経過していないときには、処理は
ステップ124からステップ123に戻る。
【0069】したがって、ステップ121において、ミ
ューティングがオフとされてから8秒間は、ステップ1
14で選局した放送局の音声がスピーカ19から出力さ
れるとともに、メモリスキャンキーKMSの状態が監視さ
れることになる。
【0070】そして、このメモリスキャンキーKMSの監
視期間に、メモリスキャンキーKMSが押されないときに
は、処理はステップ124からステップ111に戻る。
したがって、以後、上述したステップ111〜124の
処理が繰り返されることになり、メモリスキャンフラグ
MSFが“1”であれば、そのフラグMSFが対応している周
波数f12(フラグMSFと対となっている分周比N)の放
送局が、8秒ずつ選局されていく。
【0071】しかし、ステップ112において、メモリ
スキャンフラグMSFが、MSF=“0”のときには、処理は
ステップ112からステップ111に戻り、ステップ1
13〜124を実行しないで、ポインタKがインクリメ
ントされる。したがって、データエリアDAのエリアN
Aに分周比Nが登録されていても、その分周比Nに対応
する周波数の選局は、まったく行われないことになる。
【0072】また、ステップ115において、信号S35
が放送が受信できないを示しいるときには、処理はステ
ップ115からステップ111に戻る。
【0073】一方、ステップ123、124の繰り返し
期間、すなわち、メモリスキャンキーKMSの監視期間
に、メモリスキャンキーKMSが押されたときには、処理
はステップ123からステップ131に進み、このステ
ップ131において、次にメモリスキャンキーKMSが押
されてメモリスキャンが行われるときに、ステップ10
2で読み出されるポインタKとして、現在のポインタK
がRAM43に記憶され、その後、処理はステップ13
2に進み、このルーチン100を終了する。
【0074】したがって、ステップ121によりミュー
ティングがオフとされてから8秒の間に、メモリスキャ
ンキーKMSを押すと、以後、そのとき選局されていた周
波数の選局状態が続けられることになる。
【0075】こうして、《メモリスキャンによる選局》
が行われるが、この場合、データテーブルMSTBLには、
分周比NごとにメモリスキャンフラグMSFを用意し、メ
モリスキャン時、MSF=“0”に対応する周波数の選局
は行わないようにしているので、放送を受信できない周
波数のチェックに必要とする時間は0となる。したがっ
て、例えば上述の数値例の場合、メモリスキャンが1周
する期間は、80秒(=8秒×10局)となるとともに、無
音の期間は0となる。
【0076】《その他》なお、上述においては、FM放
送の受信機の場合であるが、FM放送以外に、中波放送
や短波放送なども受信できる多バンド受信機にも、この
発明を適用することができ、その場合には、データテー
ブルMSTBLに、分周比Nに加えて受信バンドを示すデー
タも記憶すればよい。
【0077】また、選局方法あるいは周波数の分周比N
をメモリ44に登録する方法も、すでに考えられている
各種の方法を採用することができ、メモリ44に分周比
Nを登録するとき、それと対となるフラグMSFをセット
すればよい。
【0078】さらに、キーKUP、KDWの代わりに、ダイ
ヤル及びロータリーエンコーダを使用し、そのエンコー
ダ出力により、キーKUP、KDWの場合と同様の処理を行
うこともできる。
【0079】
【発明の効果】この発明によれば、メモリスキャン用の
データテーブルMSTBLには、分周比Nごとにメモリスキ
ャンフラグMSFを用意し、メモリスキャン時、MSF=
“0”に対応する周波数の選局は行わないようにしてい
るので、放送を受信できない周波数のチェックに必要と
する時間は0となる。
【0080】したがって、例えば上述の数値例の場合、
メモリスキャンが1周する期間は、80秒(=8秒×10
局)となるとともに、無音の期間は0となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による受信機の一例を示す系統図であ
る。
【図2】図1の受信機における処理の一例を示すフロー
チャートである。
【図3】図1の受信機におけるデータテーブルの一例を
示す図である。
【符号の説明】
10 受信回路 14 ミキサ回路 16 FM復調回路 19 スピーカ 20 PLL 21 VCO 22 可変分周回路 32 復調回路 33 デコーダ回路 35 検出回路 36 A/Dコンバータ 40 マイクロコンピュータ 41 CPU 42 ROM 43 RAM 44 メモリ 100 メモリスキャンルーチン MSTBL データテーブル N 分周比 MSF メモリスキャンフラグ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シンセサイザ方式の受信回路と、 この受信回路が選局を行うための周波数データと、その
    周波数データごとにその周波数データと対となるフラグ
    とを記憶するメモリと、 所定の操作キーとを有し、 この操作キーが操作された場合、上記フラグを1つずつ
    順にチェックし、 そのチェックされたフラグが、そのフラグと対となる周
    波数データの示す周波数での受信を許可しているときに
    は、上記対となる周波数データにしたがって上記受信回
    路の受信周波数を設定し、 この設定された受信周波数において、所定の期間、受信
    状態を保持し、 この所定の期間の経過後、上記フラグのチェックを続行
    し、 上記チェックされたフラグが、そのフラグと対となる周
    波数データの示す周波数での受信を許可していないとき
    には、そのまま上記フラグのチェックを続行するように
    した受信機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の受信機において、 上記所定の期間に、所定のキーが操作されたときには、
    上記フラグのチェックを中止し、以後、このときの受信
    周波数の受信状態を続けるようにした受信機。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の受信機
    において、 上記受信回路の受信周波数を設定したのち、上記受信回
    路の受信状態をチェックし、 上記受信回路が所定の受信状態にあるときには、上記所
    定の期間の受信状態の保持を実行し、 上記受信回路が上記所定の受信状態にないときには、上
    記フラグのチェックを続行するようにした受信機。
JP23746493A 1993-08-30 1993-08-30 受信機 Pending JPH0774591A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23746493A JPH0774591A (ja) 1993-08-30 1993-08-30 受信機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23746493A JPH0774591A (ja) 1993-08-30 1993-08-30 受信機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0774591A true JPH0774591A (ja) 1995-03-17

Family

ID=17015729

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23746493A Pending JPH0774591A (ja) 1993-08-30 1993-08-30 受信機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0774591A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3267802B2 (ja) 受信局自動切換機能を備えた受信機
JPH04302211A (ja) Rds受信機
JPH0951251A (ja) 受信機
JPH0774591A (ja) 受信機
JP3271722B2 (ja) 受信機
JP2709588B2 (ja) デジタルデータ多重システムの受信方法
JP2593077B2 (ja) Rdsラジオ受信機
JP2571248B2 (ja) ラジオデータ受信機における受信周波数選択方法
JP2567409B2 (ja) ラジオデータ受信機
JP3246525B2 (ja) 受信機
JP3082797B2 (ja) 受信機
JP2883471B2 (ja) ラジオ受信機
JPH0779135A (ja) 受信機
JP2948137B2 (ja) 放送波多重データを利用したプリセットチャンネルメモリを有する受信機
JP2980137B2 (ja) 受信機
JPH01204529A (ja) ラジオデータ受信機
JP2688353B2 (ja) ラジオデータによる制御機能を有する受信機
JP2583548B2 (ja) ラジオデータ受信機
JP2571249B2 (ja) ラジオデータ受信機における受信周波数選択方法
JP2803724B2 (ja) 同一番組追従機能を有する受信機
JPH05226979A (ja) 受信機
JPH07332996A (ja) 現在位置決定方法及び装置
JPH06232698A (ja) 受信機
JPH06276061A (ja) 受信機
JPH01202030A (ja) Rds受信機の制御方法