JPH0774028A - 薄型インダクタ - Google Patents
薄型インダクタInfo
- Publication number
- JPH0774028A JPH0774028A JP24070093A JP24070093A JPH0774028A JP H0774028 A JPH0774028 A JP H0774028A JP 24070093 A JP24070093 A JP 24070093A JP 24070093 A JP24070093 A JP 24070093A JP H0774028 A JPH0774028 A JP H0774028A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- thin
- ring
- shaped
- base
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- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 円環状空芯コイルを表面実装に適した薄型の
インダクタを提供する。 【構成】 薄型に成形された棒状コア５は、ベース１の
設置空間部８に、円環状空芯コイル６はベース１の円状
の鍔４並びに円状鍔３間の空間部９に組込まれる。更
に、該空芯コイル６の外径にリング状コア７が嵌挿され
る構成なので厚みが薄く、製造容易になる。
インダクタを提供する。 【構成】 薄型に成形された棒状コア５は、ベース１の
設置空間部８に、円環状空芯コイル６はベース１の円状
の鍔４並びに円状鍔３間の空間部９に組込まれる。更
に、該空芯コイル６の外径にリング状コア７が嵌挿され
る構成なので厚みが薄く、製造容易になる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、特に薄型、小形化を可
能にした薄型インダクタに関するものである。
能にした薄型インダクタに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来この種のインダクタとしては、図３
及び図４に示すように、ドラム型コア１０に直接、巻線
１６を施し、端子１５が植設された、電気絶縁材製のベ
ース１３の凹部１４に設置し接着固定したものがある。
最近、表面実装部品としての要求が多くなり、そのため
薄型化（製品として高さが約３ｍｍ以下を要求）が追求
されている。しかし、前記インダクタでは該ドラム型コ
ア１０の厚み、特に上下鍔部１１，１２の厚みを薄くす
る必要があり、製造時に該ドラム型コア１０の上下鍔部
１１，１２のヒビ、割れ、カケ等が発生し易くなり生産
性、信頼性が大変悪くなり高価な製品になる欠点があっ
た。
及び図４に示すように、ドラム型コア１０に直接、巻線
１６を施し、端子１５が植設された、電気絶縁材製のベ
ース１３の凹部１４に設置し接着固定したものがある。
最近、表面実装部品としての要求が多くなり、そのため
薄型化（製品として高さが約３ｍｍ以下を要求）が追求
されている。しかし、前記インダクタでは該ドラム型コ
ア１０の厚み、特に上下鍔部１１，１２の厚みを薄くす
る必要があり、製造時に該ドラム型コア１０の上下鍔部
１１，１２のヒビ、割れ、カケ等が発生し易くなり生産
性、信頼性が大変悪くなり高価な製品になる欠点があっ
た。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする課題
は、インダクタを薄型、小形化するための構造、形状に
おいて、従来のドラム型コアを使用する構造では、薄
型、小型化に限界があり、特に、該ドラム型コアの鍔部
の厚みを薄くすると、カケ、割れが生じ信頼性が低下す
ることである。更に薄型化してもインダクタのインダク
タンス値を低下させない構造とすることである。
は、インダクタを薄型、小形化するための構造、形状に
おいて、従来のドラム型コアを使用する構造では、薄
型、小型化に限界があり、特に、該ドラム型コアの鍔部
の厚みを薄くすると、カケ、割れが生じ信頼性が低下す
ることである。更に薄型化してもインダクタのインダク
タンス値を低下させない構造とすることである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するための両側端に端子を設けたベースの中央に、
棒状コアと該棒状コアの外周を囲むように円環状空芯コ
イルを配設し、更に該円環状空芯コイルの外周にリング
状のコアを配設した構成とした。
解決するための両側端に端子を設けたベースの中央に、
棒状コアと該棒状コアの外周を囲むように円環状空芯コ
イルを配設し、更に該円環状空芯コイルの外周にリング
状のコアを配設した構成とした。
【０００５】
【作用】本発明は、薄型インダクタの構造を平板形状
で、両端に端子を設けたベース中央に、棒状コアと、該
棒状コアの外周を囲むように円環状空芯コイルを組込
み、該円環状空芯コイルの外周を囲むようにリング形の
コアを組込むよう構成した。ドラムコアを使用した従来
の構成によるものと比較し、該ドラムコアの上下の鍔部
が無いが、円環状空芯コイルを外側から包むように配設
したリング状コアにてインダクタンス値の低下分を補っ
た構成である。コアの上下鍔部が不用となり、インダク
タの厚みを薄くすることができ、更に製造も容易にな
り、製品が安価になった。
で、両端に端子を設けたベース中央に、棒状コアと、該
棒状コアの外周を囲むように円環状空芯コイルを組込
み、該円環状空芯コイルの外周を囲むようにリング形の
コアを組込むよう構成した。ドラムコアを使用した従来
の構成によるものと比較し、該ドラムコアの上下の鍔部
が無いが、円環状空芯コイルを外側から包むように配設
したリング状コアにてインダクタンス値の低下分を補っ
た構成である。コアの上下鍔部が不用となり、インダク
タの厚みを薄くすることができ、更に製造も容易にな
り、製品が安価になった。
【０００６】
【実施例】図１は、本発明による薄型インダクタの分解
斜視図である。図２は本発明による薄型インダクタの斜
視図である。平板四角形状で両側端に端子２を設けたベ
ース１の中央には、薄型に成形された棒状コア５が組み
込まれるための位置決め用の円状の鍔４と、その外側に
リング状のコア７が組み込まれるための円状鍔３が形成
されている。ベース１、円状鍔３、位置決め用の円状の
鍔４の材質は樹脂製で一体熱成形されている。端子２は
コの字状の銅箔を上述の一体成形時にベース１に圧着す
る。或は、一体成形したベース１に銀ペースト等を印
刷、又は接着する方法で端子２は装着される。薄型に成
形された棒状コア５は、ベース１の設置空間部８に組み
込まれ、円環状空芯コイル６は、ベース１の円状の鍔４
並びに円状鍔３間の空間部９に組み込まれる。更にリン
グ状のコア７は、ベース１の円状鍔３により内側が位置
決めによりズレが防止され、同心にて組み込まれる。円
環状空芯コイル６の引出しリードは、端子２にハンダ熔
接される。中央の棒状コア５は開磁路の距離が長く、イ
ンダクタンス値が小さくなるのを防ぐ為、リング状コア
７の組込みにより開磁路距離を短くし、インダクタンス
値を大きくとるための構成となっている。棒状コア５と
リング状コア７の使用により、従来形状のドラムコアと
比較し、薄型にしてもインダクタンス値の低下はなく、
一方、コアも強度的に強くなり、コアの成形が容易にな
る。材料費も安価になり、更に、製造も単純な形状・構
造であるため、機械による自動化が容易である。以上述
べたごとく、本発明によれば、薄型、安価になる利点を
もった薄型インダクタの提供が可能となる。
斜視図である。図２は本発明による薄型インダクタの斜
視図である。平板四角形状で両側端に端子２を設けたベ
ース１の中央には、薄型に成形された棒状コア５が組み
込まれるための位置決め用の円状の鍔４と、その外側に
リング状のコア７が組み込まれるための円状鍔３が形成
されている。ベース１、円状鍔３、位置決め用の円状の
鍔４の材質は樹脂製で一体熱成形されている。端子２は
コの字状の銅箔を上述の一体成形時にベース１に圧着す
る。或は、一体成形したベース１に銀ペースト等を印
刷、又は接着する方法で端子２は装着される。薄型に成
形された棒状コア５は、ベース１の設置空間部８に組み
込まれ、円環状空芯コイル６は、ベース１の円状の鍔４
並びに円状鍔３間の空間部９に組み込まれる。更にリン
グ状のコア７は、ベース１の円状鍔３により内側が位置
決めによりズレが防止され、同心にて組み込まれる。円
環状空芯コイル６の引出しリードは、端子２にハンダ熔
接される。中央の棒状コア５は開磁路の距離が長く、イ
ンダクタンス値が小さくなるのを防ぐ為、リング状コア
７の組込みにより開磁路距離を短くし、インダクタンス
値を大きくとるための構成となっている。棒状コア５と
リング状コア７の使用により、従来形状のドラムコアと
比較し、薄型にしてもインダクタンス値の低下はなく、
一方、コアも強度的に強くなり、コアの成形が容易にな
る。材料費も安価になり、更に、製造も単純な形状・構
造であるため、機械による自動化が容易である。以上述
べたごとく、本発明によれば、薄型、安価になる利点を
もった薄型インダクタの提供が可能となる。
【０００７】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
円環状空芯コイルの内径に棒状コアを、該円環状空芯コ
イルの外径にリング状コアを配設することにより、薄型
で、組立作業性よく、高い信頼性のある薄型インダクタ
を安価に供給できる。
円環状空芯コイルの内径に棒状コアを、該円環状空芯コ
イルの外径にリング状コアを配設することにより、薄型
で、組立作業性よく、高い信頼性のある薄型インダクタ
を安価に供給できる。
【図１】本発明の薄型インダクタの分解斜視図。各構成
品を示してある図。
品を示してある図。
【図２】コア、コイルがベースに組込まれた本発明によ
る薄型インダクタの完成状態を示す斜視図。
る薄型インダクタの完成状態を示す斜視図。
【図３】従来の薄型インダクタ（ドラムコアに巻線しベ
ースに組込む）の分解斜視図。
ースに組込む）の分解斜視図。
【図４】従来の薄型インダクタの完成状態を示す斜視
図。
図。
１ ベース ２ 端子 ３ 円状鍔 ４ 円状の鍔 ５ 棒状コア ６ 円環状空芯コイル ７ リング状コア ８ 設置空間部 ９ 空間部 １０ ドラムコア １１ （ドラムコアの）上鍔部 １２ （ドラムコアの）下鍔部 １３ （従来の平板状）ベース １４ 凹部 １５ 端子 １６ 巻線
Claims (1)
- 【請求項１】 両側端に端子を設けたベースの中央に、
棒状コアと、該棒状コアの外周を囲むように円環状空芯
コイルを配設し、更に該円環状空芯コイルの外周にリン
グ状のコアが配設されてなる薄型インダクタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24070093A JP3180262B2 (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 薄型インダクタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24070093A JP3180262B2 (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 薄型インダクタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0774028A true JPH0774028A (ja) | 1995-03-17 |
| JP3180262B2 JP3180262B2 (ja) | 2001-06-25 |
Family
ID=17063406
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24070093A Expired - Fee Related JP3180262B2 (ja) | 1993-08-31 | 1993-08-31 | 薄型インダクタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3180262B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20010045690A (ko) * | 1999-11-06 | 2001-06-05 | 이석순 | 표면실장형 인덕턴스 코일과 그 제조방법 |
| US6690255B2 (en) | 2002-02-21 | 2004-02-10 | Coilcraft, Incorporated | Electronic component |
| US6717500B2 (en) | 2001-04-26 | 2004-04-06 | Coilcraft, Incorporated | Surface mountable electronic component |
| USRE39453E1 (en) | 1999-10-28 | 2007-01-02 | Coilcraft, Incorporated | Low profile inductive component |
| JP2010118466A (ja) * | 2008-11-12 | 2010-05-27 | Tamura Seisakusho Co Ltd | インダクタ |
-
1993
- 1993-08-31 JP JP24070093A patent/JP3180262B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| USRE39453E1 (en) | 1999-10-28 | 2007-01-02 | Coilcraft, Incorporated | Low profile inductive component |
| KR20010045690A (ko) * | 1999-11-06 | 2001-06-05 | 이석순 | 표면실장형 인덕턴스 코일과 그 제조방법 |
| US6717500B2 (en) | 2001-04-26 | 2004-04-06 | Coilcraft, Incorporated | Surface mountable electronic component |
| US6690255B2 (en) | 2002-02-21 | 2004-02-10 | Coilcraft, Incorporated | Electronic component |
| JP2010118466A (ja) * | 2008-11-12 | 2010-05-27 | Tamura Seisakusho Co Ltd | インダクタ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3180262B2 (ja) | 2001-06-25 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20010321 |
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