JPH0773940B2 - 熱転写プリンタ - Google Patents

熱転写プリンタ

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JPH0773940B2
JPH0773940B2 JP61289548A JP28954886A JPH0773940B2 JP H0773940 B2 JPH0773940 B2 JP H0773940B2 JP 61289548 A JP61289548 A JP 61289548A JP 28954886 A JP28954886 A JP 28954886A JP H0773940 B2 JPH0773940 B2 JP H0773940B2
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JP
Japan
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ink
thermal transfer
ink ribbon
heating element
peeling
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JP61289548A
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JPS63141776A (ja
Inventor
裕男 上田
浩 笹生
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J17/00Mechanisms for manipulating page-width impression-transfer material, e.g. carbon paper
    • B41J17/38Mechanisms for manipulating page-width impression-transfer material, e.g. carbon paper for dealing with the impression-transfer material after use

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  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 本発明は、熱転写プリンタにおける定着性不良や残像現
象等を解決するための手段として、転写後に記録紙から
インクリボンを引き剥がすタイミングを一定の時間範囲
内で適宜遅らせるように構成し、これによってインクリ
ボンと記録紙の接触時間を適正化して印字品質を向上さ
せた点に特徴を有する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、複数回繰り返して使用するマルチタイム型の
熱転写インクリボンを用いて印字を行う熱転写プリンタ
の改良に係り、特に熱転写時点から記録媒体とインクリ
ボンを引き剥がすタイミングを50〜300msの範囲内で適
宜遅らせるように構成することで印字品質を向上させた
熱転写プリンタに関する。
熱転写プリンタは、小型で低価格,保守が容易,低騒音
などの理由から、OA用のプリンタとして脚光を浴びてい
る。しかし繰り返し使用が可能なインクリボンを使って
従来通りの方法で転写を行うと、定着性不良や残像現象
等が発生する。
本発明は、印字品質に悪影響を及ぼすこれら諸現象の抑
制手段を提供するものである。
〔従来の技術〕
第2図は繰り返し使用が可能なインクリボン(以下イン
クリボンと呼ぶ)の構成例を示す要部側断面図である。
第2図に示すように、インクリボン1は、基材2の上に
中間接着層3を設け、さらにその上にインク層4を設け
た三層構造になっている。該インクリボンのインク層4
の中には充填材6が添加されており、この充填材6がイ
ンク層4の中で一種の石垣を形成し、サーマルヘッド
(図示せず)の加熱により石垣の間をインク5が滲み出
しながら記録紙に浸透転写することで、一度に全てのイ
ンク5が転写されることなく繰り返し使用を可能にして
いる。
第3図は印字部の従来構造を示す要部側断面図である。
第3図に示すように、熱転写プリンタの印字部は、発熱
体11を装備したサーマルヘッド10と、該サーマルヘッド
10に対向する形で配設されたプラテン8と、サーマルヘ
ッド10とプラテン8間に配設されたインクリボン1とに
よって構成され、矢印A方向に移動するサーマルヘッド
10上の発熱体11がインクリボン1を順次記録紙7に押し
つけることによってインクリボン1のインクが記録紙7
に熱転写されるようになっている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このように、上記インクリボン1は、インク層4中の石
垣の間から滲みだしたインク5を記録紙7に浸透させて
転写を行う構造であるため、インク5の転移にある程度
の時間を必要とする。従ってインクリボン1と記録紙7
とが転写後どれくらいの時間接触しているかによって転
写特性が左右される。
ところが、従来のサーマルヘッド10は、前記第3図に示
すように、インクリボン1を記録紙7から引き剥がす位
置(P点)の近傍(P1点)に発熱体11が配置されている
ため、インク5の充分な転写時間がとれず、結果的に定
着性の悪い印字になったり、或いは繰り返して印字時に
前回の転写パターンが圧力のみで再転写される,いわゆ
る残像現象を生じるといった難点があった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の熱転写プリンタは、転写後のインクリボン1と
記録紙7との引き剥がしタイミングを、50〜300msの時
間範囲内で適宜遅らせるように構成されている。
〔作用〕
このように転写後の熱転写インクリボンと記録紙との引
き剥がしタイミングを50〜300ms遅らせることにより、
インクが記録紙に充分浸透し、定着性に優れた印字が得
られる。また、引き剥がしがインク層表面と記録紙の界
面で起きるため、転写後のインク層表面の荒れ方が少な
くなり、残像現象も解消される。
〔実施例〕 以下実施例図に基づいて本発明を詳細に説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す要部側断面図である
が、前記第2図,第3図と同一部分には同一符合を付し
ている。
本発明の熱転写プリンタは、熱転写跡,時間が50〜300m
s経過してからインクリボン1と記録紙7とを引き剥が
すようにした点に特徴がある。第1図はそれを実現する
ための一手段を示したもので、この場合はサーマルヘッ
ド10上の発熱体11の配設位置が、従来のP1点からP2点に
移動させてあるため、引き剥がし位置P点と発熱体11の
配設位置P2間の距離Lが従来よりも長くなっている。
このことは、転写時点(発熱体11とインクリボン1とが
当接した時点)から若干時間をおいてインクリボン1が
引き剥がされることになる。このため、インクが記録紙
7に充分浸透し、定着性の優れた良好な印字結果が得ら
れる。
なお、上記引き剥がしタイミングは、引き剥がし位置P
点と発熱体11の配設位置P2点間の距離Lを変化させるこ
とによって自在に調整することができる。
以下は本発明の一実施例である。
この実施例では、引き剥がし位置P点からL=8mm優れ
た位置に発熱体11が配設されたサーマルヘッド10を使用
し、2.8ms周期で記録を行った。上記条件では、加熱後
約140ms経過してから引き剥がしていることになるが、
定着性も良く、残像も発生せず、満足できる結果が得ら
れた。
表1は引き剥がしタイミングと印字品質との関係を実験
によって確認した結果である。
表1で明らかなように、転写時点から引き剥がしまでの
時間が20ms以下の場合には、インク5が記録紙7に充分
浸透転写しないうちに引き剥がされるため、定着性も悪
く、残像も顕著に現れた。そして引き剥がしまでの時間
が50〜300msの間では、定着性も良好で残像も全く無い
鮮明な印字が得られた。しかし引き剥がしタイミングを
300msよりも長くすると、インクの固化が進み、注
(2)に記したようにインク層の中で最も弱い個所から
引き剥がされて、繰り返し性が悪くなった。
このように浸透転写型のインクリボンには、最適な引き
剥がしタイミングが存在し、良好な転写結果とインクリ
ボン1の長寿命化を実現するためには、引き剥がしタイ
ミングを転写時点から50〜300ms遅らせる必要のあるこ
とが上記データから知られる。
なお上記実験には、6μm厚さのポリエステルフィルム
上に3μm厚さの中間接着層を設け、さらにその上に10
μm厚さの下記成分から成るインク層を設けたインクリ
ボンを用いた。
インク層の組成 .ウレタンワックス ……2.0重量部 .脂肪酸アミドワックス ……0.5重量部 .パラフィンワックス ……1.0重量部 .カヤセットブラック ……1.0重量部 .カーボンブラック ……0.5重量部 〔発明の効果〕 以上の説明から明らかなように、本発明の熱転写プリン
タを適用することにより、定着性に優れ,且つ繰り返し
印字においても残像の無い鮮明な印字が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す要部側断面図、 第2図はインクリボンの構成例を示す要部側断 面図、 第3図は印字部の従来構造を示す要部側断面図、 である。 図中、1はインクリボン、 2は基材、 3は中間接着層、 4はインク層、 5はインク、 6は充填材、 7は記録紙、 8はプラテン、 10はサーマルヘッド、 11は発熱体、 をそれぞれ示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材上に中間接着層を介してインク層を設
    けた繰り返し使用可能な熱転写インクリボンを用いて記
    録方向に移動する加熱素子により記録媒体上に転写記録
    を行う熱転写プリンタにおいて、 前記加熱素子によるインクの転写時点から前記記憶媒体
    と前記熱転写インクリボンを引き剥がすタイミングが50
    〜300msの範囲内で遅れてるよう前記加熱素子とその移
    動方向の下流側に設けた引き剥がし部の間隔並びに、当
    該加熱素子の移動速度を設定したことを特徴とする熱転
    写プリンタ。
JP61289548A 1986-12-03 1986-12-03 熱転写プリンタ Expired - Lifetime JPH0773940B2 (ja)

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JP61289548A JPH0773940B2 (ja) 1986-12-03 1986-12-03 熱転写プリンタ

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JP61289548A JPH0773940B2 (ja) 1986-12-03 1986-12-03 熱転写プリンタ

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JPS63141776A JPS63141776A (ja) 1988-06-14
JPH0773940B2 true JPH0773940B2 (ja) 1995-08-09

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4396308A (en) * 1981-08-13 1983-08-02 International Business Machines Corporation Ribbon guiding for thermal lift-off correction
JPS5975051U (ja) * 1982-11-11 1984-05-22 シャープ株式会社 転写型サ−マルプリンタ
JPS6054893A (ja) * 1983-09-06 1985-03-29 Fujitsu Ltd 熱転写記録用インクシ−ト

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JPS63141776A (ja) 1988-06-14

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