JPH0546916Y2 - - Google Patents

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JPH0546916Y2
JPH0546916Y2 JP1986174198U JP17419886U JPH0546916Y2 JP H0546916 Y2 JPH0546916 Y2 JP H0546916Y2 JP 1986174198 U JP1986174198 U JP 1986174198U JP 17419886 U JP17419886 U JP 17419886U JP H0546916 Y2 JPH0546916 Y2 JP H0546916Y2
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glaze layer
common electrode
edge
glaze
thermal head
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はサーマルプリンターあるいは熱転写型
サーマルプリンターに用いられる薄膜型のサーマ
ルヘツドに関する。
〔従来の技術〕
第3図は、従来のサーマルヘツドの一般構造例
を示した断面図である。セラミツク基板等の絶縁
性基板1上には、蓄熱層として機能するガラス質
から成るグレーズ層が形成され、このグレーズ層
2の上には、Ta2N等から成る発熱抵抗体層5が
形成されている。この発熱抵抗体層5上にはさら
に、この発熱抵抗体層5に対して給電するための
給電体層4a,4bが形成されている。ここで4
aは個別電極、4bは共通電極である。この個別
電極4aと共通電極4bの間に、1ドツト相当分
の発熱領域11が形成される。前述した発熱抵抗
体層5および給電体層4a,4b上には、さらに
耐酸化、耐摩耗性の保護膜6が形成されている。
このような従来構造のヘツドにおいては、ドツ
トを形成する発熱部11が、給電層4a,4bの
間で凹みとなつており、印字時に、感熱記録媒体
に対して空隙を生じるため効率よく熱の伝導が行
なえず、印字濃度がうすいものになり易い。この
点を解消するために印加エネルギーを増大させて
印字濃度を高めようとすると、熱歪の増加、マイ
クロクラツクによる抵抗体の酸化等により、サー
マルヘツドの寿命は著しく劣化することになる。
このような問題点を改善するために第4図に示す
ような、発熱抵抗体層5の下のグレーズ層2の中
央部にエツチング等により略台形状の突出部3を
形成し、従つて、給電層4a,4bによる凹みの
ないサーマルヘツドが提案されている。このよう
なサーマルヘツドにおいては、ドツトを形成する
発熱部11が給電体層4a,4bよりも高くなつ
ているので、感熱記録媒体に対する熱伝達効率は
非常に改善される。特に表面の粗い低平滑紙に熱
溶融性のインクリボンを用いて、熱転写印字を行
なう時にはその効果は絶大である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上述のようなサーマルヘツドに
おいても最近の高速印字、高ヘツド圧接力という
条件下では次のような欠陥が明らかになつた。
第5図は印字時のインクリボンとの関係を示し
たものである。8はインクリボンであり、矢印8
aの方向に引つ張られている。またヘツドは高い
圧接力でインクリボン8を介してプラテンゴム
(図示せず)に支えられた紙(図示せず)に圧接
され摺動している。
印字中はインクリボン8は全体に熱をもつてお
り、そのため保護膜6との摩擦力も大きくなり、
共通電極4b上の、特に基板1のエツジに近い部
分9では、そのストレスは非常に大きなものとな
る。そのストレスのため最終的には第6図の10
に示すように保護膜の部分剥離という問題が発生
する。このように一部分の保護膜の剥離は、その
後の使用によりさらに拡大し、最終的には電極部
4bの剥離、あるいは発熱体5の酸化という致命
的な劣化につながつていく。従つて、長期的な印
字寿命ということに関しては非常に大きな問題が
あつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上述の問題点を解決し、印字寿命の
改善された高印字品質が得られるサーマルヘツド
を提供することを目的とするものでリボンの摩擦
による保護膜の剥離を防止するために、リボン引
張り側のエツジと共通電極端の間のグレーズ部を
高く形成することにより、共通電極上の保護膜に
対するリボンの摩擦力のストレスを低減すること
を特徴とする。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例である。図において
7は、発熱部突出部3下のグレーズ層3と同様に
エツチング等で形成されたグレーズ凸部である。
共通電極4bは、発熱部グレーズ3とエツジ側
グレーズ7の間に挟まれており、また発熱部グレ
ーズ3とエツジ側グレーズ7の高さは、共通電極
4bの厚さよりも大きく形成される。
従つて、共通電極部4bの上の保護膜4cは凹
みを形成する。このような形状にすることによ
り、第2図に示すようなリボンの走行を考える
と、リボン8は発熱部3aとエツジ側凸部7aに
接し、共通電極上の保護膜4cには直接摩擦スト
レスを与えないようになる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案のサーマルヘツドに
よれば、インクリボン引き剥し側のグレーズ部を
凸状に形成することにより、発熱部を突出させた
サーマルヘツドにおいても、保護膜剥離という寿
命劣化を防止することができるため、熱伝達効率
のよい発熱部突出サーマルヘツドの長寿命化、高
信頼性が達成され、低平滑紙への熱転写プリンタ
ーの高印字品質化に大きく寄与することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のサーマルヘツドの一実施例を
示す構造断面図、第2図は本発明のサーマルヘツ
ドの説明図、第3図は従来のサーマルヘツドの一
例を示す構造断面図、第4図は従来のサーマルヘ
ツドの他の例を示す構造断面図、第5図、第6図
は従来のサーマルヘツドの問題点の説明図であ
る。 1……絶縁性基板、2……グレーズ、3……グ
レーズ凸部、3a……発熱凸部、4a……個別電
極、4b……共通電極、4c……共通電極上保護
膜、5……発熱抵抗体、6……保護膜、7……エ
ツジ側グレーズ凸部、7a……エツジ側グレーズ
凸部上の保護膜、8……インクリボン、9……リ
ボン摩擦部、10……保護膜剥離部、11……発
熱部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 絶縁性基板上に形成され、上面の断面が略円弧
    状のグレーズ層と、このグレーズ層上に直線的に
    配置された複数個の発熱抵抗体層と、前記グレー
    ズ層の頂部を境界として、その両側の発熱抵抗体
    層を覆うように配置され、前記グレーズ層のエツ
    ジ側に共通電極が位置し、他側に個別電極が位置
    する給電体層を有してなるサーマルヘツドにおい
    て、前記共通電極よりエツジ側にエツジ側グレー
    ズ層部を設けるとともに、前記共通電極は前記発
    熱抵抗体部下のグレーズ層部とエツジ側グレーズ
    層部との間に位置し、前記発熱抵抗体部下のグレ
    ーズ層部とエツジ側グレーズ層部との高さを前記
    共通電極の給電体層の厚さより高く形成したこと
    を特徴とするサーマルヘツド。
JP1986174198U 1986-11-13 1986-11-13 Expired - Lifetime JPH0546916Y2 (ja)

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JPS6380137U JPS6380137U (ja) 1988-05-27
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