JPH0773413A - 薄膜磁気ヘッド - Google Patents

薄膜磁気ヘッド

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Publication number
JPH0773413A
JPH0773413A JP21717593A JP21717593A JPH0773413A JP H0773413 A JPH0773413 A JP H0773413A JP 21717593 A JP21717593 A JP 21717593A JP 21717593 A JP21717593 A JP 21717593A JP H0773413 A JPH0773413 A JP H0773413A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
soft magnetic
coil
film
magnetic film
films
Prior art date
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Pending
Application number
JP21717593A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Maruyama
▲隆▼男 丸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Ibaraki Ltd
Original Assignee
NEC Ibaraki Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Ibaraki Ltd filed Critical NEC Ibaraki Ltd
Priority to JP21717593A priority Critical patent/JPH0773413A/ja
Publication of JPH0773413A publication Critical patent/JPH0773413A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/127Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
    • G11B5/31Structure or manufacture of heads, e.g. inductive using thin films
    • G11B5/3109Details
    • G11B5/313Disposition of layers

Landscapes

  • Magnetic Heads (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コイルの巻数部面積を増加させることなく、
効率の高い薄膜磁気ヘッドを得る。 【構成】 複数の上部軟磁性膜1と下部軟磁性膜2とが
それぞれ交互に連結した複合軟磁性膜の対が、一端をギ
ャップとし他端を接続部で閉じた磁気回路を構成し、こ
の上部軟磁性膜1の下側および下部軟磁性膜2の上側に
位置するコイル3に供給される電流の流れる方向が、上
部軟磁性膜1と下部軟磁性膜2とで逆方向であり、かつ
複合軟磁性膜の対に対しても逆方向になっている。これ
により、コイル3が軟磁性膜を通る磁束に2回鎖交する
ため高効率であり、かつスライダのレール幅方向に対し
てコイル巻線部の幅を狭くすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスク装置に使
用される薄膜磁気ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の薄膜磁気ヘッドにおいては、磁気
回路を形成する上・下2層の軟磁性膜と、上下の軟磁性
膜の接続部を中心として巻かれたコイルを備えている。
記録時にはコイルに流れる電流により発生する磁界によ
り軟磁性膜を磁化し、上下の軟磁性膜の接続部とは他端
に形成されたギャップから発生する局所磁界によりディ
スク上に記録磁化を残す。また、再生時には、ディスク
上の記録磁化から発生する磁界をギャップを介して軟磁
性膜に導き、軟磁性膜の磁化の時間変化量に比例してコ
イルに誘起される電圧を信号として取り出す。
【0003】薄膜磁気ヘッドを用いて記録密度を増加さ
せるには、記録幅とギャップ間隔とを小さくする必要が
ある。記録幅は磁気回路を形成する軟磁性膜がギャップ
を介して対向する部分の幅に相当し、この記録幅が減少
すると軟磁性膜の磁化の変化量が減少し、コイルに誘起
される電圧が小さくなる。そこで、高密度化に伴ってコ
イルの巻数を増加させ、軟磁性膜中の磁化の変化量の減
少を補う方策が用いられてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】コイル巻数を増加させ
る手段としては、コイルのピッチを狭める。コイル
を積層する。コイルの面積を広げる。という3つの方
法があるが、この中で、コイルのピッチを狭くすること
は、コイルパターンを形成するフォトリソグラフィー技
術の限界があり、一定間隔以上詰めることはできない。
さらに、コイルの幅が減少することによりコイル抵抗が
増加し、この抵抗により発生する熱雑音が信号対雑音比
を低下させるという欠点もある。
【0005】次に、コイルを積層することは、プロセス
の工程を増加させ、製造コストを高めるだけでなく、コ
イルの上に作成する上部の軟磁性膜が大きな段差上にパ
ターン化されることになり、パターン精度の低下を招
く。
【0006】最後に、コイルの面積を広げることは、ス
ライダ形状の制約を受ける。すなわち、薄膜磁気ヘッド
は、ディスクに対して安定な浮上を保つように浮力を発
生する2つのレールを有するスライダ7上に形成される
が、図3に示すように、コイル巻線部9の面積はレール
8のレール幅10範囲内に制約されるため、巻数の増加
に限界がある。さらに、記録密度の増加に伴ってヘッド
の浮上量は低下する傾向にあり、結果として、浮力を減
少させるためレールの幅10が狭くなっている。従っ
て、コイルの面積を増すことは記録密度の増加に対して
好ましい方策ではない。
【0007】本発明の目的は、かかる従来の薄膜磁気ヘ
ッドの欠点を克服し、コイル巻数を増加させたことと等
価な構造を有する薄膜磁気ヘッドを得ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の薄膜磁気ヘッド
は、複数の上部軟磁性膜と下部軟磁性膜とがそれぞれ交
互に連結した複数軟磁性膜の対が、一端をギャップとし
他端を接続部で閉じた磁気回路を構成し、前記上部軟磁
性膜の下側および前記下部軟磁性膜の上側に位置するコ
イルに供給される電流の流れる方向が前記上部軟磁性膜
と前記下部軟磁性膜とで逆方向であり、かつ前記複合軟
磁性膜の対に対しても逆方向であることを特徴する。
【0009】また、前記コイルが、前記複合軟磁性膜の
対の前記ギャップから数えて奇数番目の前記上部軟磁性
膜と前記下部軟磁性膜との連結点を中心として巻かれて
いてもよく、さらに、前記コイルが、前記複合軟磁性膜
の対に対し前記上部軟磁性膜の下側と前記下部軟磁性膜
の上側とを通過する折り返し部と、前記複合軟磁性膜の
対の前記ギャップの近傍から前記接続部の近傍の間のリ
ターン部とからなってもよい。
【0010】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は、本発明による第1の実施例を示す平面図で
あり、1は上部軟磁性膜,2は下部軟磁性膜,3はコイ
ル,4はギャップ,5は接続部である。図1において、
本発明の薄膜磁気ヘッドは、各々2個ずつの上部軟磁性
膜1と下部軟磁性膜2とが交互に連結された複合軟磁性
膜の対がギャップ4と接続部5とで閉じた磁気回路と、
この磁気回路に対してギャップ4から数えて奇数番目の
上部軟磁性膜1と下部軟磁性膜2との連結点を中心にし
て巻かれた2組のコイル3とから構成されている。
【0011】本実施例の磁気回路において、上部軟磁性
膜1はコイル3の上側に位置し、下部軟磁性膜2はコイ
ル3の下側に位置しており、かつコイル3を流れる電流
の向きが、対となっている複合軟磁性膜の上部軟磁性膜
1と下部軟磁性膜2とのそれぞれに対して逆方向であ
る。従って、個々の複合軟磁性膜には、図中、磁束の向
き6の矢印のように、逆方向の磁束が通り、磁気回路と
して連続した磁束が誘起される。
【0012】図1において、コイル3の巻数はそれぞれ
3ターンであるが、各コイルが2回ずつ磁気回路に鎖交
するため、実効的なコイル巻数はこの2倍となる、従っ
て、図1に示す構成においては、スライダのレール幅方
向に対するコイル3の巻線部の幅が3ターン分であるに
もかかわらず、実質的には6ターンの2倍、すなわち、
12ターンとなる。
【0013】また、図1においては各コイルの巻数が3
ターンの場合を示しているが、この関係は、ターン数が
増加しても変わらず、レール幅方向に対するコイル3の
巻線部の幅が同一の従来の薄膜磁気ヘッドと比較して4
倍の効率を有する。
【0014】図2は、本発明による第2の実施例を示す
平面図である。図2において、上部軟磁性膜1および下
部軟磁性膜2の構成は、第1の実施例と同じであるが、
コイル3は複合軟磁性膜の対に対して、上部軟磁性膜1
の下側と下部軟磁性膜2の上側とを通過する折り返し部
と、ギャップ4の接続部5の間で元に戻るリターン部と
からなる変形したうず巻き状の構成となっている。
【0015】この図2に示す第2の実施例においても、
上部軟磁性膜1および下部軟磁性膜2に対するコイル3
の電流の向きの関係は、図1に示す第1の実施例と同一
であり、コイル3に対して連続した磁気回路を形成して
いる。また、レール幅方向に対して、コイル3の巻線部
の幅は3ターン分であるにも拘らず、実効的な巻数はそ
の4倍の12ターンであり、図2に示す第2の実施例よ
りコイル3の巻数が多い場合においても、レール幅方向
に対するコイル3の巻線部の幅が同一である従来の薄膜
磁気ヘッドに比較して4倍の効率を得ることがでいる。
【0016】なお、本実施例においては、コイル3が1
層の場合のみを示したが、コイルが2層以上の場合に
も、その効果は変わらない。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、コイルが
上部および下部軟磁性膜と鎖交する箇所を分割し、かつ
コイルが上部および下部軟磁性膜から構成される磁気回
路に2回ずつ鎖交するため、従来ヘッドに比較して狭い
レール幅であっても、高効率の薄膜磁気ヘッドが得られ
るという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す平面図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す平面図である。
【図3】従来の薄膜磁気ヘッドを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 上部軟磁性膜 2 下部軟磁性膜 3 コイル 4 ギャップ 5 接続部 6 磁束の向き 7 スライダ 8 レール 9 コイル巻線部 10 レール幅

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の上部軟磁性膜と下部軟磁性膜とが
    それぞれ交互に連結した複数軟磁性膜の対が、一端をギ
    ャップとし他端を接続部で閉じた磁気回路を構成し、前
    記上部軟磁性膜の下側および前記下部軟磁性膜の上側に
    位置するコイルに供給される電流の流れる方向が前記上
    部軟磁性膜と前記下部軟磁性膜とで逆方向であり、かつ
    前記複合軟磁性膜の対に対しても逆方向であることを特
    徴する薄膜磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記コイルが、前記複合軟磁性膜の対の
    前記ギャップから数えて奇数番目の前記上部軟磁性膜と
    前記下部軟磁性膜との連結点を中心として巻かれている
    ことを特徴とする請求項1記載の薄膜磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記コイルが、前記複合軟磁性膜の対に
    対し前記上部軟磁性膜の下側と前記下部軟磁性膜の上側
    とを通過する折り返し部と、前記複合軟磁性膜の対の前
    記ギャップの近傍から前記接続部の近傍の間のリターン
    部とからなることを特徴とする請求項1記載の薄膜磁気
    ヘッド。
JP21717593A 1993-09-01 1993-09-01 薄膜磁気ヘッド Pending JPH0773413A (ja)

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ID=16700041

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6778354B2 (en) * 2000-11-29 2004-08-17 Sae Magnetics (H.K.) Ltd. Magnetic head and method of manufacturing the same
JP2006155858A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands Bv データがクロストラック磁化として読み書きされる磁気記録ディスクドライブ
JP2013257931A (ja) * 2012-06-11 2013-12-26 Headway Technologies Inc 帰磁路部を備えた垂直磁気記録用磁気ヘッド

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US6778354B2 (en) * 2000-11-29 2004-08-17 Sae Magnetics (H.K.) Ltd. Magnetic head and method of manufacturing the same
JP2006155858A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands Bv データがクロストラック磁化として読み書きされる磁気記録ディスクドライブ
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980908