JPH0773267B2

JPH0773267B2 - 通信制御装置

Info

Publication number: JPH0773267B2
Application number: JP63049389A
Authority: JP
Inventors: 公二出町
Original assignee: Yokogawa Electric Corp
Current assignee: Yokogawa Electric Corp
Priority date: 1988-03-02
Filing date: 1988-03-02
Publication date: 1995-08-02
Anticipated expiration: 2010-08-02
Also published as: JPH01223850A

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、複数の通信局が通信媒体によって互いにバス
状に接続され、通信媒体の使用権（トークン）を順次授
受しながら各通信局間の通信を行うようにした通信シス
テムにおける通信制御装置に関する。

（従来の技術）従来より、通信媒体の使用権を順次授受しながら各通信
局間の通信を行うようにした、トークンパス方式の通信
システムは公知である。

このような通信システムにおいて、バスにつながる各通
信局に同じ内容の情報を伝送する場合、バス上の各通信
局に対して、個別に同一の内容の情報を送出し、送信先
よりの応答により伝達の確認を行うことで、通信の信頼
性を維持するようにしている。

（発明が解決しようとする課題）しかしながら、この場合通信時間が送信先の通信局数に
依存して増大すると、通信媒体に接続されている通信局
のアドレスに関する情報が予め送信局に存在している必
要があること、各送信局への送信が同時に行えないた
め、時刻合わせなど、同時性が要求される通信を行うこ
とができないことなどの問題点がある。

本発明はこれらの問題点に鑑みてなされたものであっ
て、その目的は、同じ内容の情報を同時に各通信局に対
して送信する同報通信を、高い信頼性を維持しながら効
率よく行うことのできる通信制御装置を実現することに
ある。

（課題を解決するための手段）第１図は本発明の基本的な構成ブロック図である。図に
おいて、N1、N2…Nnは通信媒体LNにバス状に接続された
通信局で、通信媒体LNの使用権（トークン）を順次授受
しながら各通信局間の通信を行う。

各通信局において、いま通信局N1を同報通信の送信局、
N2を同報通信の受信局とする。送信局N1において、11は
同報通信を送出する同報通信送出手段、12はトークンに
付加されている伝達確認の情報から全ての通信局に同報
通信が伝達されたかどうかを認識する同報通信伝達確認
手段である。受信局N2において、21は同報通信応答手段
で、前回トークンを受信してから現時点に至までの間に
同報通信を受信しているかどうかを示す信号をトークン
に付し、トークンの巡回順に従って次の通信局へ送出す
る。22は否定応答中継手段で、同報通信の伝達確認の否
定応答を示す信号が付加されたトークンを受信したと
き、自局が同報通信を受信したかどうかにかかわらず否
定応答を示す信号をトークンに付加し、次の通信局へ送
出するものである。

（作用）送信局は１回の同報通信の送出後、トークンが一巡して
同報通信の送信局に戻ってきたとき、トークンに付加さ
れている信号を判断し、それが肯定応答を示していれ
ば、同報通信が全ての通信局に伝達されたことを確認
し、否定応答を示していれば、同報通信が全ての通信局
には伝達されなかったと確認する。

（実施例）以下図面を用いて、本発明の実施例を詳細に説明する。

第２図は、本発明の一実施例を示す構成ブロック図であ
る。図において、第１図の各部分と同じものには同一の
符号を付して示す。図においてN1〜Nnは通信媒体LNに互
いにバス状に接続された通信局で、トークンパス方式に
より、通信媒体LNの使用権（トークン）を順次授受しな
がら各通信局間での通信を実現している。

一つの通信局N1において、１は通信媒体LNに物理的に接
続され、送受信を行う送受信手段、２はメディア・アク
セス制御手段で、通信媒体LNの使用権を制御するための
トークンの送信と、受信とを行うトークン制御手段20を
含む。

同報通信送出手段11及び、同報通信応答手段21は、いず
れもメディア・アクセス制御手段２に結合している。３
はその他の通信制御を行う通信制御手段である。

同報通信送出手段11は、同報通信を送出後、同報通信の
伝達の肯定応答を示すトークンの送出を、メディア・ア
クセス制御手段２に指示し、トークンが一巡した後に、
メディア・アクセス制御手段２を介して、送受信手段１
が受信したトークンに付加された同報通信の伝達確認の
情報を受け取る。また、同報通信応答手段21は、同報通
信を受け取ると、それが正しく受信されていれば、メデ
ィア・アクセス制御手段２にトークンを送出する際、肯
定応答を示す情報をトークンに付加するように指示し、
正しく受信されていなければ、否定応答を示す情報をト
ークンに付加するように指示する。

同報通信伝達確認手段12は、送受信手段１が受信したト
ークンに付加されている伝達確認の情報を判断し、それ
から同様通信が全ての通信局に伝達されたかどうかを認
識し、その結果を同報通信送出手段11に伝えるように構
成されている。また、否定応答中継手段22は、送受信手
段１が同報通信の伝達確認の否定応答を示す信号が付加
されたトークンを受信したとき、自分の局が同報通信を
受信したかどうかにかかわらず否定応答を示す信号をト
ークンに付加し、次の通信局へ送出するように構成され
ている。

この様に構成した装置の動作を次に説明する。

第３図は、各通信局間の論理的な関連を示す動作概念図
である。各通信局N1〜Nnには、それぞれの局番＃１〜＃
Ｎが付されており、この番号順にトークンが巡回する。

いま、局番＃２の通信局が、同報通信の送信元であると
すれば、まず、通信局＃２は、同報通信を他の全ての通
信局に（イ）に示すように送信する。次に、トークンに
同報通信の肯定応答を示す情報を付加して、次の通信局
＃３へ、（ロ）に示すように送出する。このトークンを
受信した通信局＃３は、前記（イ）の同報通信を正しく
受信していれば、肯定応答を示す情報を付加したトーク
ンを、正しく受信していなければ、否定応答を示すトー
クンを（ハ）に示すように次の通信局に送出する。

以下、同じようにして順次トークンを受信した通信局
は、受信したトークンに肯定応答を示す情報が付加され
ており、かつ自分の局が同報通信を正しく受信していれ
ば、肯定応答を示す情報を付加したトークンを送出し、
受信したトークンに否定応答を示す情報が付加されてい
るか、または自分の局が同報通信を正しく受信していな
い場合、否定応答を示す情報を付加したトークンを送出
する。

同報通信を送出した通信局＃２は、同報通信を送出後、
一巡して戻ってきたトークンに付加されている伝達確認
の情報内容を判定し、それが肯定応答を示していれば、
同報通信が全ての通信局に正しく伝達されたと認識す
る。また否定応答を示していれば、同報通信が全ての通
信局には正しく伝達されなかったと認識する。この場
合、同報通信の再送等の回復処理を行うこととなる。

（発明の効果）以上詳細に説明したように、本発明においては、同報通
信の後、トークンを送出し、一巡して戻ってきたトーク
ンに付加されている情報から、全ての通信局に対する同
報通信の伝達確認が行えるもので、同報通信の効率がよ
く、また、高い信頼性を維持するのできる通信制御装置
が提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の基本的な構成ブロッ図、第２図は本発
明の一実施例を示す構成ブロック図、第３図は本発明装
置の動作概念図である。 N1〜Nn……通信局 LN……通信媒体 11……同報通信送出手段 12……同報通信伝達確認手段 21……同報通信応答手段 22……否定応答中継手段

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】通信媒体にバス状に接続された通信局間
で、通信媒体の使用権（トークン）を順次授受しながら
各通信局間の通信を行うトークンバス方式の通信システ
ムにおいて、同報通信の送信局は、通信媒体につながる全ての通信局に向けて同報通信を送
出する同報通信送出手段と、トークンに同報通信の肯定応答を示す情報を付加して次
の通信局宛に向けてトークンを送出すると共に、当該ト
ークンが一巡して戻ってきたトークンに付加されている
伝達情報から全ての通信局に同報通信が伝達されたこと
を確認する同報通信伝達確認手段とを備え、同報通信の受信局は、前回トークンを受信してから現時点に至るまでの間に同
報通信を受信しているかどうかを示す信号を付加したト
ークンを、トークンの巡回順に従って次の通信局へ送出
する同報通信応答手段と、同報通信の伝達確認の否定応答を示す信号が付加された
トークンを受信したときは、自局が同報通信を受信した
かどうかにかかわらず否定応答を示す信号をトークンに
付加し、次の通信局へ送出する否定応答中継手段とを備えたことを特徴とする通信制御装置。