JPH0772564A - X線フィルムにデータを露光する方法とその装置 - Google Patents

X線フィルムにデータを露光する方法とその装置

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JPH0772564A
JPH0772564A JP6111442A JP11144294A JPH0772564A JP H0772564 A JPH0772564 A JP H0772564A JP 6111442 A JP6111442 A JP 6111442A JP 11144294 A JP11144294 A JP 11144294A JP H0772564 A JPH0772564 A JP H0772564A
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light
ray film
film
exposure
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JP6111442A
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English (en)
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Ernst Widemann
エルンスト・ヴイデマン
Hans Schaller
ハンス・シヤラー
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Agfa Gevaert AG
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B42/00Obtaining records using waves other than optical waves; Visualisation of such records by using optical means
    • G03B42/02Obtaining records using waves other than optical waves; Visualisation of such records by using optical means using X-rays
    • G03B42/04Holders for X-ray films
    • G03B42/047Holders for X-ray films provided with marking means

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 X線技術の広い範囲で採用できる写真材料上
にデータを比較的経済的に記入でき露光方法と露光装置
を提供する 【構成】 一列に配設された発光ダイオード8がX線フ
ィルム2上を列の方向Aに垂直に移動し、露光データ5
に合わせて時間順に点灯して、データをX線フィルム2
上に点状に露光する。発光ダイオード8は青色や緑色の
光に感光するX線フィルム2が露光し、その放射された
光が 400〜 510 nm の波長範囲で最大強度を有するよう
に構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、X線フィルムにデー
タを露光する方法およびこの方法を実施する装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】X線フィルムは材料の非破壊検査や医療
診断に広く使用されている。X線像に加えて、この像に
特有なデータをフィルムに付けることがしばしば必要で
ある。このようなデータの例は、撮影日、技術者の名
前、フィルムの種類、管電圧およびX線対象物の記載で
ある。医療目的形には、患者に関連するデータも必要で
ある。例えば氏名、生年月日および保険が必要である。
現在のところ、患者のデータは、患者に対して用意さ
れ、フィルム上に撮影される、印刷されたカードあるい
はタイプされたカードの上に列記される。しかし、デー
タがデジタルで利用される中央プロセッサにしばしばこ
れ等のデータを送るので、データを直接フィルム上に記
入することが望ましい。
【0003】多くの場合、患者のデータを端末(キーボ
ードあるいはPC)を用いて中央プロセッサに送るか、
あるいは磁気カード読取器ないしはバーコード読取器を
介して患者のデータカード(C2 カード)から中央プロ
セッサに患者のデータを読み取る。次いで、これ等のデ
ジタル化されたデータを患者データ系内の中央で処理
し、他の装置に転送する。
【0004】X線フィルムにデータを記入する系は国際
特許出願明細書 WO 89/06377により知られている。この
系では、X線写真ユニット内のLEDを用いてX線フィ
ルム上に直接患者のデータを記入する。このフィルムを
露光窓のあるX線フィルム・カセットに装填し、露光窓
を通して患者のデータをフィルム上に記入する。一列に
配置されたLEDはこの列に対して交差する方向に露光
窓を通過するように移動する。個々のLEDを順次ある
いは同時に点灯させて、アルファーニュメリック字体で
データをフィルム上に記入する。各字体は多数の印刷デ
ータ点で構成されている。
【0005】国際特許出願明細書 WO 89/06377に開示さ
れている系は、乳房撮影用フィルムに適している。しか
し、全ての種類のフィルムや全ての応用に対してこの系
を使用することはできない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明の課題は、写
真材料上にデータを比較的経済的に記入できる方法を提
供することにある。
【0007】この発明の他の課題は、X線技術の広い範
囲で採用できる写真材料上にデータを記入する方法を提
供することにある。この発明の他の課題は、写真材料上
にデータを比較的低経費で記入できる装置を提供するこ
とにある。
【0008】この発明の他の課題は、写真材料上にデー
タを記入するため、X線技術の広い範囲で採用できる装
置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、この発明
により、一列に配設された発光ダイオード8がこの列の
方向Aに垂直にX線フィルム2の上を移動し、それに応
じて露光すべきデータ5を時間順に照明するために点灯
され、X線フィルム2にデータを点状に露光しる、緑色
や青色に敏感なX線フィルム2を発光ダイオード8で露
光し、この発光ダイオードの放出光が 400と 510 nm の
間の波長範囲内で最大強度を有する露光方法によって解
決されている。
【0010】更に、上記の課題は、この発明により、一
列に配設され、しかもこの列の方向Aに垂直にX線フィ
ルム2上を移動し、それに応じて露光すべきデータを時
間順に照明する発光ダイオード8によりX線フィルム2
上にデータ5を点状に露光し、放出される光が 400〜 5
10 nm の波長範囲で最大強度を有する発光ダイオード8
を使用する露光装置によって解決されている。
【0011】
【作用】この発明の特徴は、写真材料、特にX線フィル
ムにデータを記入する方法にある。この方法は、緑色あ
るいは青色光に感光する写真材料品を提供するステップ
と、写真材料品少なくとも一つの記号を記入するステッ
プとで構成されている。上記の記入ステップは約 400 n
m から約 510 nm の波長範囲内で最大強度を有する記入
用の光を写真材料品に露光することを含む。
【0012】記号を表すデジタルデータに基づき記入ス
テップが制御されると好ましい。記入ステップは一列の
LEDを使用して行われる。このような場合、記入ステ
ップはLEDの列と写真材料品を前記列に交差する方向
に沿って相互に移動させ、次いでLEDを点灯すること
を含む。この方法の一実施例では、LEDの列と写真材
料品が列に対して傾斜した方向に沿って相対的に移動す
る。
【0013】写真材料品は記入ステップの期間中停止
し、LEDが写真材料品を通過する。この代わりに、L
EDをX線処理ユニットに固定して、記入ステップの期
間中LEDを不動に保持し、写真材料品がLEDを通過
する。
【0014】記号は写真材料品の複数の露光点で構成さ
れている。記入ステップはこの記号を一点一点形成する
ことである。記号の各点は可能な最大密度を有し、記入
ステップは好ましくは記入用の光を調整して、上記の点
を可能な最大密度の少なくとも 60 パーセントで達成す
ることを含む。このような調整は、例えば記入用の光が
青色で、写真材料品が緑色光に感光する場合、重要であ
る。
【0015】記入用の光は各場所で写真材料品に入射す
る光パルスの形になっている。記号の点の各々は入射位
置が重なる2つまたはそれ以上の光パルスで形成され
る。写真材料品を提供するステップは、露光窓の閉じて
いる入れ物、例えばX線フィルム・カセットに写真材料
品を置くことを含む。この場合、この方法は更に記入ス
テップを実行する前に窓を完全に開けるステップを有す
る。この方法は更に窓を閉じるステップを有し、記入ス
テップはここで閉じるステップの間で行われると有利で
ある。
【0016】この発明の他の特徴は写真材料にデータを
付ける装置にある。この装置は写真材料品の案内手段と
写真材料品上に記号を記入する手段とから成る。記入手
段は約 400 nm 〜約 510 nm の波長範囲で最大強度を有
する記入用の光を放出する光源を含む。
【0017】記入手段は好ましくは記号を一点一点記入
するように設計されている。光源は一列のLEDを有
し、更にこの装置は写真材料品とLEDの列をこの列に
対して交差する方向に沿って相互に移動させる手段を有
する。記入手段はLEDを順次励起する手段を有する。
【0018】この発明による方法と装置はX線フィルム
上にデータを記入するの特に適している。この発明は、
異なった応用に異なった種類のX線フィルムを使用する
こと、およびどんな種類のフィルムも波長の異なる光に
最大感度を有すると言う認識に基づいている。異なった
2種のX線フィルムが広く採用されている。一つはアグ
ファ社の Curix RP1のような所謂パンクロマチックフィ
ルムで、これは特に青色の光に対して感度が高い。他方
はアグファ社の Curix Ortho HT-U で代表される所謂オ
ルソフィルムで、これは特に緑色の光に感度がある。緑
色の光に感光するフィルムと青色の光に感光するフィル
ムは光源、例えば約 400 nm 〜約 510 nm の波長範囲の
光を放つ1列のLEDによってほぼ同程度に黒化するこ
とが知られている。それ故、この発明による方法と装置
は、同じ一つの光源を使用して、異なった分野のX線フ
イルムにより安全に、しかも確実にデータを記入できる
と言う利点をもたらす。
【0019】
【実施例】以下、この発明を添付図面に示す実施例に基
づきより詳しく説明する。先ず、図1を参照すると、参
照記号1はX線フィルムにデータを記入するカメラを示
す。カメラ1にはX線フィルムのカセット3を案内する
手段がある。このカセット3には1枚のX線フィルム2
が装填されている。カセット3には露光窓4があり、こ
の窓を通してデータがフィルム2上に記入される。露光
窓4は遮光カバー4b によって閉ざされる。この遮光カ
バーは露光窓4を開くため、方向Bに摺動し、窓4を閉
ざすため、図2に示すように反対方向B′に摺動する。
【0020】センサ15a,15b,15c はカセット3が
カメラ1内の特別な位置にあることを保証する。この位
置は露光窓4をセンサ15a,15b,15c のところに置
く位置である。カセット3をカメラ1に対して誤った方
向で挿入すると、例えばカセット3をカメラ1に図1の
面内で図1の位置から 90°回転した面に載置し、露光
窓4をセンサ15a,15b,15c のところでなく、むし
ろカメラ1の右端に置くと、センサ15a,15b,15c
が誤り信号を発生する。
【0021】ダイオードチップ7はカメラ1の中に置か
れていて、図5に示すように、カメラの一方の面に平行
な2列のLED8を有する。この一方の面は図1のチッ
プ7の下面である。2列のLED8は方向BとB′に垂
直な方向に延びている。LED8はフィルム2にデータ
を記入する記入用光源を形成している。
【0022】光学手段6は記入用の光をLED8からフ
ィルム2に向けるために使用され、フィルム2に記入用
の光を集束させる働きもする。光学手段6には対物レン
ズあるいは光ファイバーが設けてある。
【0023】露光窓4を開閉する機構には一般的に参照
符号11が付けてある。開閉機構11にはレリーズピン
16,ホルダー17,移動磁石18,モータ19,ベル
ト駆動部19a および案内棒20a,20b がある。案内
棒20a,20b はキャリヤ板12に固定されている。そ
して、ホルダー17はモータ19とベルト駆動部19a
を介して案内棒20a,20b に沿って移動する。案内棒
20a,20b は方向BとB′に平行に延びているので、
ホルダー17はLEDの列の延長Aの方向に垂直に移動
する。
【0024】ダイオードチップ7は印刷基板7a 上に配
置されている。この基板には更にマイクロプロセッサを
含む一組の他の電子部品23がある。更に、デジタルイ
ンターフェース24と記憶器25が印刷基板7a に装着
され、部品23に導電接続されている。デジタルインタ
ーフェース24は、例えばRS232のインターフェー
スである。しかし、インターフェースは並列インターフ
ェースであってもよい。印刷基板7a は、図3や図4か
ら良く理解できるように、間隔ボルト9によってホルダ
ー17に固定されている。従って、印刷基板7a は案内
棒20a,20bに沿ってホルダー17と一緒に移動す
る。
【0025】ダイオードチップ7は印刷基板7a を介し
て電子部品23に導電接続している。電子部品23はイ
ンターフェース24を介してデータを外部設備あるいは
データ保管装置とやり取りする。インターフェース24
を介してデータカメラ1に送られたデータは記憶器25
に保管される。記憶器25はこのデータの全てがX線フ
ィルム2に記入されるまで、このデータを保存してい
る。電子部品23はデータの転送を監視し、全てのデー
タが正しく転送されることを保証する。電子部品23は
導体26a,26b を介してモータ19も制御する。
【0026】以下に説明するように、カメラ1にはセン
サ15a,15b,15c 以外の複数のセンサも設けてあ
る。電子部品23はカメラ1の全てのセンサに導電接続
されている。
【0027】図1は、露光窓4を遮光カバー4b で閉ざ
した場合の開閉機構11の位置を示す。他方、図2は露
光窓4を開く場合の開閉機構11の位置を示す。図2で
は、遮光カバー4b が露光窓4から右に移動している。
【0028】光バリヤの形の2つのセンサ22a と22
b は方向B,B′に沿って互いに離して配置されてい
て、ホルダー17で運ばれるアーム22c を検出するよ
うに設計されている。露光窓4が完全に閉ざれると、ア
ーム22c が光バリヤ22a を動作させ、露光窓4が完
全に開くと、アーム22c が光バリヤ22b を動作させ
るように、両方の光バリヤ22a と22b は配置されて
いる。
【0029】図3と図4はキャリヤ板12がカメラ1に
固定されているピボット21に枢着可能であることを示
す。バネ5はキャリヤ板12に作用し、移動磁石18は
バネ5の力に逆らって方向Cに向けて下方にキャリヤ板
を旋回させるように配置されている。カセット3がカメ
ラ1の外にあると、キャリヤ板12は図3に示す持ち上
がった位置にある。カセットをカメラ1に適当に挿入す
ると、キャリヤ板12は移動磁石18により図4の下に
置かれた位置にされる。
【0030】フェルトカバーを有する光シール13はキ
ャリヤ板12の底部に取り付けてある。キャリヤ板12
が下にされた位置では、光シール13が露光窓4を取り
囲み、光を遮断する。
【0031】ストッパー14はキャリヤ板12の下方運
動を制限する。光学手段6が対物レンズを有する場合、
ストッパー14は対物レンズの焦点面とフィルム2の表
面の間に適当な間隔があることを保証する。ストッパー
14の高さは可変できるので、異なったフィルム位置に
対する調節が行える。
【0032】カセット3には揺り子4a が設けてある。
この揺り子4a は遮光カバー4b を閉じる位置に固定す
る働きをする。遮光カバー4bを閉じる位置に固定する
方向にバネ付勢されている揺り子4a は図3と図4で上
からレリース開口4c を経由してカセット3に近づく。
キャリヤ板12が下位置に移動すると、レリースピン1
6がレリース開口4c に入り、揺り子4a を押圧するの
で、揺り子4a が遮光カバー4b から外れる。こうし
て、遮光カバー4b は露光窓4から離れるように移動
し、露光窓4を開ける。
【0033】図4で良く分かるように、レリースピン1
6はホルダー17に逆らうスプリング16a の作用を受
ける。光バリヤの形をしたセンサ16b はレリースピン
16の位置を検知する。
【0034】先に説明したように、図5はダイオードチ
ップ7が方向Aに延びる列に平行な2列のLEDを保有
することを示す。一例として、ダイオードチップ7は E
LCOS社(ELCOS GmbH, D-85276 Pfaffenhofen, ドイツ連
邦共和国)で製造されたタイプのものであり、LED8
はタイプ C470-5Dである。LEDの両方の列は互いに間
隔「c」ほど離してあり、LED8の各々は幅「d」を
有する。LEDの両方の列は幅「d」より短い間隔
「v」ほど方向Aに沿って互いにずらしてある。前に説
明したように、LED8はフィルム2にデータを記入す
る記入用光源を形成する。LED8はフィルム2上にデ
ータを表す記号を一点一点印字するように設計されてい
て、LEDの列のずれ「v」によりフィルム2を露光す
る間にデータ点の分解能を高めることができる。
【0035】各LED8の中心には、ボンデイング線1
0a の接触するボンデングパッド10がある。ボンデイ
ング線10a はダイオードチップ7への導電接続を与え
る。
【0036】LED8は 400 nm 〜 510mmの波長範囲で
最大強度を有する光を放出する。例えば、LED8は 4
70 nm の波長で最大放出量を有し、70 nm のスペクトル
半値幅を有する青色の光を放出する。
【0037】一例として、LEDの各列は、図5に示す
ように、正方形の放出面のある 40個のLED8を有す
る。LED8の幅「d」は 0.33 mm, LEDの両方の列
の間の間隔「c」は 1.2 mm で、LEDの列のずれ
「v」は 0.3 mm である。
【0038】X線フィルム2にデータを記入する手順は
以下のようである。フィルム2をX線フィルムカセット
3に載置し、カセット3をデータカメラ1に挿入する。
カメラ1の中のカセット3の向きはセンサ15a,15b,
15c で検出される。カセット3がカメラ1の中で適当
に位置決めされると、フィルム2に印字すべきデータの
全てがインターフェース24を介して記憶器25に読み
取りされる。
【0039】キャリヤ板12は移動磁石18により下向
きに旋回するので、カセット3を押圧する。キャリヤ板
12が下に移動するに従い、レリースピン16はバネ力
の作用に逆らって揺り子4a を下に押圧する。このバネ
力は揺り子4a により遮光カバー4b を閉位置に保持す
る。こうして、遮光カバー4b が開く。この装置の配置
はレリースピン16が揺り子4a を所定の力、例えば 8
N の力で所定の距離下に移動させる。レリースピン16
の下方運動は光バリヤ16b で監視される。レリースピ
ン16が下に充分移動しない場合には、光バリヤ16b
が誤動作通報「レリースピンが高すぎる」を出力する。
【0040】遮光カバー4b を取り除くことを別にし
て、キャリヤ板12の下方運動により光シール13が露
光窓4の全周の周りでカセット3に押圧される。従っ
て、露光窓4は外部の光から遮断される。
【0041】露光窓4が遮断されると、ホルダー17が
モータ19とベルト駆動部19a により方向Bに向けて
移動する。揺り子4a を押さえ付けるレリースピン16
は遮光カバー4b に沿って方向Bに向けて引っ張られる
ので、露光窓4が開く。モータ19は遮光カバー4b に
所定の開放力、例えば 7N を与える。
【0042】アーム22c が光バリヤ22b に達する
と、露光窓4が完全に開き、光バリヤ22b が通報「窓
が開いている」を表す信号を電子部品23に送る。露光
窓4が特定な時間間隔内で完全に開いた位置に達してい
ない場合、電子部品23は誤動作通報「窓が開いていな
い」を発生する。
【0043】フィルム2へのデータ記入は、露光窓4が
完全に開くと始まる。フィルム2にデータを記入するた
め、ホルダー17はダイオードチップ7と共に方向B′
に向けて移動し、露光窓4を通過する。データはフィル
ム2に記入される記号の各々が多数のデータ点で仕上が
るように一点一点記入される。こうして、各データ点は
付属する記号の領域より充分小さい領域を有する。
【0044】データ点の記入はマルチプレクサ処理を使
用してLED8をパルス点灯して行われる。各データ点
はフィルム2の重なる位置に個々に露光して形成され
る。これは、LED8がボンデイングパッド10やボン
デイング線10a のところに光を放出しなくても、デー
タ点を全領域にわたって黒化させる。データ点に対して
一様な大きさを与えるため、ホルダー17が最終速度に
達した後にのみ露光を始める。
【0045】青色の光を放出するLED8と緑色の光に
感じるフィルム2を使用する場合には、フィルム2が各
データ点で最大強度の少なくとも 60 パーセントとなる
ように、各データ点を形成するために使用する光量を選
択する。
【0046】欧州規格と米国規格が異なるため、露光窓
4の寸法は異なる。露光窓4の寸法に印字されているデ
ータを表す記号の寸法を調整するにはLED8を適当に
調整して容易に達成される。記号の適当な組を容易にプ
ログラムできる。データの反転も容易に行える。
【0047】フィルム2へデータを記入した後、露光窓
4をもう一度閉める。データの印字は露光窓4を閉める
のと同時に行うと有利である。記入と窓4を同時に閉ざ
すことを確実に行うため、閉ざす力には制限がない。
【0048】露光窓4を閉めることは、アーク22c が
光バリヤ22a に達した時に完了する。露光窓4が閉ま
ると、キャリヤ板12は移動磁石18により上向きに旋
回するため、カメラ1からカセット3を取り除くためカ
セット3が開く。
【0049】この発明は上に説明した例示的な具体例に
制限されない。発明の基本構想を使用する多数の改良が
可能である。一例として、LED8の一方の列がこの列
と交差するよりむしろ傾いている方向に沿って移動して
フィルム2を通過してもよい。相対的にずれている二つ
の列を使用するのと同じ分解能が単一の列のLED8で
得られる。しかし、この時には、LED8の動作時間は
新しい条件に合わせる必要がある。
【0050】LED8を有するダイオードチップ7を通
常の設備に組み込むことができる。例えば、LED8を
有するダイオードチップ7を写真システム、あるいはX
線フィルムを処理する装置、例えばX線フィルムのカセ
ットを装填・取出を行う装置、あるいはX線フィルムを
現像する装置に組み込むことができる。このような装置
のフィルムはどのようにも移動するので、ダイオードチ
ップ7を固定し、フィルムにデータを一点一点あるいは
一線一線記入することができる。ここでは、X線フィル
ムのカセット3の露光窓4を開閉することは必ずしも必
要でない。
【0051】データはX線フィルムのカセット3の半導
体記憶器から患者データ系に移すこともでき、この逆も
行える。記憶器への書込はX線像の撮影と同時に行うと
有利である。何故なら、これは記憶器へ誤ったデータを
入力する恐れを低減するからである。フィルムを更に処
理する場合、この発明による露光装置を使用する処理装
置あるいは現像装置でフィルムにデータを記入できる。
【0052】若干の実施例を参照して、この発明を説明
したが、ここで説明していないこの発明による他の多く
の具体例がある。従って、種々の改良が特許請求の範囲
に規定する枠内で行える。
【0053】最後に、この発明による他の有利な構成を
列記しておく。 1.露光すべきデータ点のために送られる光量は緑色の
光に敏感なX線フィルム2が最大密度の少なくとも 60
%に黒化する程度に設定されることを特徴とする請求項
1の方法。
【0054】2.データ点を露光する発光ダイオード8
は移動期間中二つの光パルスの黒化点がX線フィルム2
上で部分的に重なるように駆動されることを特徴とする
請求項1または上記事項1に記載の方法。
【0055】3.発光ダイオード8は列方向に交差して
X線フィルム2上を移動することを特徴とする請求項1
および上記事項1,2のいずれか1項に記載の方法。 4.データはデジルタ化されていることを特徴とする請
求項1および上記事項1〜3のいずれか1項に記載の方
法。
【0056】5.発光ダイオード8は露光窓4を開閉す
る手段に接続し、X線フィルム2の露光は露光窓4を閉
ざすのと同時に行うことを特徴とする請求項2に記載の
方法。
【0057】6.発光ダイオード8はX線フィルム処理
装置に連結し、X線フィルム2は発光ダイオード8の傍
を通過する請求項1,2および上記事項1〜5のいずれ
か1項に記載の方法。
【0058】7.発光ダイオード8の互いに対向して平
行な列がこの列の方向(A)に発光ダイオードの幅dの
数分の一(v)ほど互いにずらして配設されていること
を特徴とする請求項3に記載の装置。
【0059】8.データ入力装置、データ記憶器あるい
はデータ監視装置に接続するデジタルインターフェース
が設けてあることを特徴とする請求項3または上記事項
7に記載の装置。
【0060】9.デジタル中間記憶器25が設けてある
ことを特徴とする請求項3および上記事項7と8のいず
れか1項に記載の装置。 10. 発光ダイオードはチップ7の上に一緒に配置されて
いることを特徴とする請求項3および上記事項7〜9の
いずれか1項に記載の装置。
【0061】11.発光ダイオードの検出光をX線フィル
ム2上に結像させる、あるいは導く光学手段6が設けて
あることを特徴とする請求項3および上記事項7〜10
のいずれか1項に記載の装置。
【0062】12.光学手段6は対物レンズ6を有するこ
とを特徴とする上記事項10に記載の装置。 13.光学手段6は光導波路を有することを特徴とする上
記事項10に記載の装置。
【0063】14.X線フィルムのカセット3の露光窓4
を開閉する手段11が設けてあり、発光ダイオード8が
この手段11に接続している請求項3および上記事項7
〜13のいずれか1項に記載の装置。
【0064】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明による
露光方法とその装置により、写真材料上にデータを比較
的経済的に記入でき、X線技術の広い範囲で採用できる
写真材料を使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カメラが第一条件にあり、X線フィルムにデー
タを記入するこの発明によるカメラの平面図である。
【図2】カメラが第二条件にあり、図1に似た平面図で
ある。
【図3】図1の矢印 III− IIIの方向から見た矢視図で
ある。
【図4】図1の矢印 IV − IV の方向から見た矢視図で
ある。
【図5】カメラの一部を形成するチップの斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 データカメラ 2 X線フィルム 3 X線フィルムのカセット 4 露光窓 4a 揺り子 4b 遮光カバー 6 光学手段(対物レンズまたは光ファイバー) 7 ダイオードチップ 7a 印刷基板 8 発光ダイオード(LED) 11 開閉機構 12 キャリヤ板 15a 〜15c,22a,22b センサ 17 ホルダー 19 モータ 23 電子部品 24 インターフェース 25 中間記憶器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一列に配設された発光ダイオード(8)
    がこの列の方向(A)に垂直にX線フィルム(2)の上
    を移動し、それに応じて露光すべきデータ(5)を時間
    順に照明するために点灯され、X線フィルム(2)にデ
    ータを点状に露光する方法において、緑色や青色に敏感
    なX線フィルム(2)を発光ダイオード(8)で露光
    し、この発光ダイオードの放出光が 400と 510 nm の間
    の波長範囲内で最大強度を有することを特徴とする方
    法。
  2. 【請求項2】 X線フィルム(2)は開放すべき露光窓
    (4)を備えたX線フィルムのカセット(3)の中にあ
    り、前記露光窓を介してデータがX線フィルム(2)に
    露光される請求項1の方法において、先ず露光窓を完全
    に開き、次いでX線フィルム(2)を露光することを特
    徴とする方法。
  3. 【請求項3】 一列に配設され、しかもこの列の方向
    (A)に垂直にX線フィルム(2)上を移動し、それに
    応じて露光すべきデータを時間順に照明する発光ダイオ
    ード(8)によりX線フィルム(2)上にデータ(5)
    を点状に露光する装置において、放出する光が 400〜 5
    10 nm の波長範囲で最大強度を有する発光ダイオード
    (8)を使用していることを特徴とする装置。
JP6111442A 1993-06-07 1994-05-25 X線フィルムにデータを露光する方法とその装置 Pending JPH0772564A (ja)

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