JPH0772430B2 - 開閉可能な屋根付競技場 - Google Patents

開閉可能な屋根付競技場

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JPH0772430B2
JPH0772430B2 JP9666685A JP9666685A JPH0772430B2 JP H0772430 B2 JPH0772430 B2 JP H0772430B2 JP 9666685 A JP9666685 A JP 9666685A JP 9666685 A JP9666685 A JP 9666685A JP H0772430 B2 JPH0772430 B2 JP H0772430B2
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徹 青柳
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Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この発明は、競技場に関し、特に天候に応じて開閉でき
る屋根を備えた競技場に関する。
《従来技術と問題点》 周知のように、野球場,陸上競技場などの運動競技用の
構造物には、屋根が取付けられていない。
これは、運動競技をできるだけ自然環境下で行えるよう
に配慮しているのであるが、雨天や競技中に降雨がある
と競技を中断あるいは中止しなければならない。
そこで、近時全天候型の競技場が提案されており、例え
ば空気膜構造の屋根が注目されている。
しかしながら、空気膜構造は計量ではあるが以下の問題
がある。
すなわち、空気膜構造は、合成樹脂などで作られた膜材
で屋根部分を構成し、内部に大気圧よりも若干高い加圧
空気を密封するものであるが、この構造では加圧空気が
外部に漏出しないようにするため出入口構造が複雑とな
る。
また、内部の採光や換気が難しくなるだけでなく、自然
環境の下で競技を行なったり、あるいはこれを観るとい
った趣向が損われてしまう。
この発明は上述した従来の問題点に鑑みてなされたもの
であって、天候に応じて屋根部を全面的に開閉し、晴天
時には自然の採光,換気を可能にして自然環境下で運動
競技ができるとともに、雨天時にもこれを可能とし、且
つこれらの開閉操作が容易に行える開閉可能な屋根付競
技場を提供することにある。
《問題点を解決するための手段》 上記目的を達成するため、この発明は、平面形状が楕円
状若しくは略円形の競技場と、該競技場を囲う外壁の平
行な接線と同一方向に延び、かつ該外壁の上面と面一と
なるよう連続的に立設される複数のガイドと、該ガイド
に沿って移動可能な屋根とを備えてなり、前記屋根は、
前記ガイドの延長方向と直交する分割線に沿って分割さ
れた2個の移動屋根のみからなるとともに、接触状態で
は前記外壁上に支持されて競技場の上面を覆い、かつ離
間状態では競技場の上面を全面的に開放することを特徴
とする。
《作 用》 2個に分割された各移動屋根をガイドに沿って相互に近
接移動させると、移動屋根が接触した状態でこれらが外
壁上に支持されるとともに競技場の上面が覆われて閉塞
され、屋内競技場として機能して屋外の風雨の影響を排
除しうる一方、各移動屋根を相互に競技場の外方に向け
て離間移動させれば競技場の上面が全面的に開放されて
屋外競技場として機能し、天空下での競技が可能にな
る。
《実 施 例》 以下、本発明の好適な実施例について添附図面を参照に
して詳細に説明する。
第1図(a),(b)、第1図(a),(b)及び第3
図(a),(b)は、この発明に係る開閉可能な屋根付
競技場の一実施例を示す全体構成図である。
同図では、平面形状が楕円状にして地表面から所定の深
さだけ掘削されて形成された競技場10と、この競技場10
を囲い地表面から2から3m程度立設されて適宜個所に出
入口が設けられた外壁12と、外壁12の平行な接線(楕円
の長軸方向:同図中で左右方向)と同一方向に延び、か
つ外壁12の上面と面一となるよう連続的に立設され短軸
方向に複数配設された壁体20(ガイド)と、壁体20に沿
って近接もしくは離間移動可能にして競技場10の上方を
開閉可能に覆う屋根とで屋根付競技場16が概略構成され
ている。なお、外壁12の内周側には、観客を収容するた
めのスタンド14を有している。
屋根は、第1図(a),(b)に示すように、壁体20の
延長部分と直交する分割線(図中で上下方向)に沿って
分割され略同一の形状を有する2個の移動屋根18,18の
みからなっている。そして、接触状態ではその周縁部が
外壁12上に支持され、競技場10の上面上に位置してその
上方空間を閉塞し、全体として上方に膨出した楕円球殻
状をなす一方、離間状態では壁体20上に支持されて競技
場10の上面を全面的に開放するものである。
ここで、移動屋根18の移動は、第3図(a),(b)に
その詳細を示す移動機構によって行われる。すなわち、
外壁12に接するように延設された二つの壁体20は断面L
字状に形成され、その上面にはラックギヤ20aが敷設さ
れている一方、移動屋根18,18のラックギヤ20aと対応す
る位置には、移動屋根18の下部に固定された台座18a
と、台座18aに対し回転可能に軸支されて前記ラックギ
ヤ20aに噛合する前後一対の駆動用ピニオンギヤ22a及び
従動用ピニオンギヤ22bと、ピニオンギヤ22aを回転駆動
するため減速歯車24を介して連結されるモータ26とが設
けられている。なお、外壁12の短軸方向中央部から延設
された壁体20の上面にはラックギヤ22aが形成されず、
該壁体20と対応する移動屋根18の下部には従動車輪(図
示しない)が回転自在に軸支されている。
以上の構成を有する競技場16では、モータ26を正転させ
ることにより、各移動屋根18,18を相互に近接前進移動
させてその先端同士を当接させると、第1図(a),
(b)に示すように競技場10の上方空間を覆って当該競
技場10を完全に閉塞する。一方、モータ26を逆転させる
ことにより、各移動屋根18,18を相互に離間後退移動さ
せて、壁体20の外端近傍に各移動屋根18,18を位置させ
ると、競技場10の上方空間は完全に開放される。
第4図(a),(b)は他の実施例としてボールスクリ
ュー機構を適用した例を示している。同図では、外壁12
の短軸方向中央部から延設される壁体20と、これと対応
する移動屋根18の下部との間にボールスクリュー機構が
適用される例を示している。すなわち、壁体20の上面に
は長手通し状の凹部20bが形成され、壁体20の両端に設
けられた軸受部20c,20cに対し回転可能な雄ねじ部材28
が凹部20b内に配設されるとともに、雄ねじ部材28を回
転駆動させるモータ30が設けられ、かつ雄ねじ部材28に
螺合する雌ねじ部材としてのボールスクリューナット32
が移動屋根18,18の下端に固設されてなっている。
また、移動屋根18の下部には、回転自在な従動車輪34,3
4がボールスクリューナット32を挟んだ前後に設けら
れ、壁体20上を転動走行するよう構成されている。
第5図(a),(b)はさらに他の実施例としてローラ
チェーンを適用した例を示している。すなわち、第4図
における壁体20の凹部20b内には、壁体20の両端部に回
転可能に懸架された前後一対の駆動用スプロケット40a
及び従動用スプロケット40bと、両スプロケット間に巻
回されたローラチェーン42と、ローラチェーン42に所定
の張力を付与するテンションローラ44と、スプロケット
40aを回転駆動刷るモータ46とを備えるとともに、第4
図の実施例におけるボールスクリューナットに代えてロ
ーラチェーン42に固定された突出片48が屋根18の下部に
固定されている。
なお、上記各実施例では競技場10の平面形状を楕円状と
したが、本発明の実施はこれに限られず、略円形状とし
てもよい。また、本発明の移動機構は、上記実施例のも
のに限定されず、例えば磁気浮上,エア浮上などの機構
を追加することも可能である。
《発明の効果》 以上実施例で説明したように、この発明に係る開閉可能
な屋根付競技場によれば、以下の如き効果が得られる。
(a)移動屋根が外壁の平行な接線と同一方向に延びる
複数のガイドに沿って移動可能であるため、既存の競技
場であっても、周囲にスペースがあれば移動屋根を設置
できる。
(b)移動屋根を競技場から離間させることができるの
で、移動屋根の修理を競技場から離れた場所で競技中に
も行える。
(c)移動屋根に照明設備を設ければ、屋根の内面から
の反射光や、移動させながらの照明を行なうことで、照
明効果を変化させることができる。
(d)移動屋根の形状は競技場の形状に拘束されず、自
由に設計ができる。
(e)天候に関係なく競技が可能となり、例えば夏期の
直射日光を遮ることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は移動屋根で競技場を閉塞した状態の全体
斜視図、同図(b)は第1図(a)の平面図、第2図
(a)は移動屋根で競技場を開放した状態の全体斜視
図、同図(b)は第2図(a)の平面図、第3図(a)
は移動屋根の移動機構を示す側面図、同図(b)は第3
図(a)のA−A断面図、第4図(a)は他の実施例を
示す断面図、同図(b)は第4図(a)のB−B断面
図、第5図(a)はさらに他の実施例を示す断面図、同
図(b)は第5図(a)のC−C断面図である。 10……競技場 12……外壁 14……スタンド 16……屋根付競技場 18……移動屋根 20……壁体(ガイド)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平面形状が楕円状若しくは略円形の競技場
    と、該競技場を囲う外壁の平行な接線と同一方向に延
    び、かつ該外壁の上面と面一となるよう連続的に立設さ
    れる複数のガイドと、該ガイドに沿って移動可能な屋根
    とを備えてなり、前記屋根は、前記ガイドの延長方向と
    直交する分割線に沿って分割された2個の移動屋根のみ
    からなるとともに、接触状態では前記外壁上に支持され
    て競技場の上面を覆い、かつ離間状態では競技場の上面
    を全面的に開放することを特徴とする開閉可能な屋根付
    競技場。
JP9666685A 1985-05-09 1985-05-09 開閉可能な屋根付競技場 Expired - Fee Related JPH0772430B2 (ja)

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JPS61257560A JPS61257560A (ja) 1986-11-15
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JPS61257560A (ja) 1986-11-15

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