JPH0715191B2 - 開閉式ドーム屋根 - Google Patents

開閉式ドーム屋根

Info

Publication number
JPH0715191B2
JPH0715191B2 JP4351552A JP35155292A JPH0715191B2 JP H0715191 B2 JPH0715191 B2 JP H0715191B2 JP 4351552 A JP4351552 A JP 4351552A JP 35155292 A JP35155292 A JP 35155292A JP H0715191 B2 JPH0715191 B2 JP H0715191B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roof
petal
shaped movable
roofs
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4351552A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05331950A (ja
Inventor
彰久 川口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Obayashi Corp filed Critical Obayashi Corp
Priority to JP4351552A priority Critical patent/JPH0715191B2/ja
Publication of JPH05331950A publication Critical patent/JPH05331950A/ja
Publication of JPH0715191B2 publication Critical patent/JPH0715191B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation

Landscapes

  • Tents Or Canopies (AREA)
  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、ドーム状の屋根構造
に関し、特に天候に応じて部分的に開閉できるドーム状
の屋根構造に関する。 【0002】 【従来技術の問題点】周知のように、野球場,陸上競技
場などの運動競技用の構造物には、屋根が取付けられて
いない。 【0003】これは運動競技をできるだけ自然環境下で
行えるように配慮しているのであるが、雨天や競技中に
降雨があると競技を中断あるいは中止しなければならな
い。 【0004】そこで、近時全天候型の競技場が提案され
ており、例えば空気膜構造が注目されている。 【0005】しかしながら、空気膜構造には以下の問題
がある。 【0006】すなわち、空気膜構造は、合成樹脂などで
作られた膜材で屋根部分を構成し、内部に大気圧よりも
若干高い加圧空気を密封するものであるが、この構造で
は加圧空気が外部に漏出しないようにするため出入口構
造が複雑となる。 【0007】また、内部の採光や換気が難しくなるだけ
でなく、自然環境下で競技を行なったり、あるいはこれ
を観るといった趣旨が損われてしまう。 【0008】この発明は上述した従来の問題点に鑑みて
なされたものであって、天候に応じて屋根部を部分的に
開閉し、晴天時には自然の採光,換気を可能にして自然
環境下で運動競技ができるとともに、雨天時にもこれを
可能とし、且つこれらの開閉操作が容易に行える開閉式
ドーム屋根を提供することにある。 【0009】 【問題点を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、立設された外壁に周縁を固設された固
定屋根と、この固定屋根の中心に形成された円形開口
と、この開口縁近傍に回動自在に枢着された複数の花弁
状可動屋根とを有し、各花弁状可動屋根は周方向に相互
に隣接する可動屋根間で上下方向に段違いに組合され、
各花弁状可動屋根を同時に回転駆動して前記開口を開閉
可能にしてなることを特徴とする。 【0010】 【実施例および作用】以下、この発明の好適な実施例に
ついて添附図面を参照にして詳細に説明する。 【0011】図1から図7は、この発明に係る開閉式ド
ーム屋根の一実施例を示している。 【0012】同図に示すドーム屋根は、円形平面の運動
競技場に適用した場合であって、地上に立設された円筒
状の外壁10と、この内部にスタンド12およびフィー
ルド14が設けられている。 【0013】ドーム屋根は、上記外壁10の上端に周縁
を固設された固定屋根16と、固定屋根16の中心に形
成された円形開口18を開閉する6枚の花弁状可動屋根
20a,b,c,d,e,fとからなり、これらの屋根
16,20はそれぞれトラス構造が用いられているが、
勿論この構造に限定されるものではない。 【0014】固定屋根16と花弁状可動屋根20a〜2
0fとは、図7に模式的に示す如く、球心Oを同一にし
た球面を分割したものであって、花弁状可動屋根20a
〜20fの方が少し曲率半径が大きくなっている。 【0015】各花弁状屋根20a〜20fの平面形状
は、図7に示す可動屋根20a〜20fの曲率状態を考
慮し、開口18の半径よりも若干大きくなっており、具
体的にはR2 2 =(R1 2 +H2 )の長さを一辺とする
正三角形の2頂点間を、三角形の外側に突出する2つの
円弧辺L1 とL2 とで結び、他の1頂点間を内側に侵入
する円弧辺L3 とで結んだ形状になっている。 【0016】なお、花弁状屋根20a〜20fの平面形
状は、これに限定されず、例えば円弧辺L3 を他の辺L
1 ,L2 と同様に外側に突出させたものであってもよ
い。 【0017】また、6枚の花弁状可動屋根20a〜20
fは、開口18を等角度間隔(60°)に分割する開口
18の縁部近傍に、1つの頂点Xをピン22でもって、
それぞれ回動自在に枢着され、各ピン22間の直線距離
は、開口18の半径Rと同じに設定されるとともに、花
弁状可動屋根20a〜20fの回転軸となるピン22
は、前述した球面の中心Oを向くように傾斜していると
ともに、その近傍には図3に示すように切欠部23が設
けられていて、各可動屋根20a〜20f間の干渉を防
止している。 【0018】さらに、各花弁状可動屋根20a〜20f
は、周方向に隣接する可動屋根間で相互に上下方向で段
違いとなるように組合されている。 【0019】すなわち、図4の閉塞途中の図および図5
の閉塞した図面から明らかなように、花弁状可動屋根2
0aには、その右隣り可動屋根20bが上方に位置して
部分的に重なり、且つ左隣りの可動屋根20fが下方に
位置して同じように部分的に重なっており、この状態は
他の可動屋根においても同じである。 【0020】このように段違状に組合された各花弁状可
動屋根20a〜20fの重なる部分には、図3に示すよ
うな駆動機構が介装してある。 【0021】同図に示す機構は、各花弁状可動屋根間に
同じ構成のものが設けられるが、代表として可動屋根2
0aと同じ20fの場合を説明する。 【0022】花弁状可動屋根20aと同20fとが重な
る部分には、それぞれ段差30,32が設けられ、下方
に位置する可動屋根20fの段差30上には、可動屋根
20fの曲面に沿ってT字断面のガイドレール34が固
設されており、ガイドレール34は花弁状可動屋根20
fの上面曲率に沿って湾曲し、かつ、花弁状可動屋根2
0aと同20fとが同時に同速度で開口18を閉塞する
方向に回転移動した際に、後述する可動屋根20aに取
付けられた一組のローラYがガイドレール34から脱輪
することがない対応する軌跡を求めて、その平面形状に
形成されていて、花弁状可動屋根20fのピン22の近
傍まで到達している。 【0023】一方、花弁状可動屋根20aの段差32に
は、ガイドレール34の上面に接する駆動ローラー36
と、T字ガイドレール34の側面に沿って転動する一対
の水平ローラー38,38およびT形ガイドレール34
の下面に沿って転動する一対の垂直ローラー40,40
が、水平面内で回動可能に軸支されている。 【0024】5個で一組のローラー36,38,40
は、花弁状可動屋根20aの他の二頂点(Y,Z)の2
箇所に設けられている。 【0025】頂点Y側の一組のローラ36,38,40
は、ピン22から直線距離でほぼR2 の位置にあり、ま
た、頂点Z側の一組のローラ36,38,40は、ピン
22から直線距離で、この実施例ではほぼR2 の位置に
あるが、任意に設定することもできる。 【0026】また、固定屋根16上にも、図3〜図5に
示すように、上記ガイドレール34と同様なガイドレー
ル35が敷設されている。 【0027】このガイドレール35は、上記ガイドレー
ル34と同一球面上になるように高さを調整され、且
つ、平面的にはピン22から直線距離で、ほぼR2 の円
弧状に湾曲形成されていて、上記Z側のローラ36,3
8,40の回転軌跡に対応している。 【0028】以上の如く構成された開閉式ドーム屋根
は、上記駆動ローラー36を、例えば電動機,圧縮空
気,油圧などで回転駆動し、各花弁状可動屋根20a〜
20fを同時に開口18の中心に向けて回転移動させる
と、各花弁状可動屋根20a〜20fが相互に段違いに
組合されているため、一方が他方を支持するようにし
て、図5に示す如く、開口18を閉塞して球面状のドー
ム屋根が完成され、閉塞状態から駆動ローラー36を逆
回転して各花弁状屋根20a〜20fを外方に同時移動
させると、図1に示す如く開口18を開放できる。 【0029】移動途中の状態をさらに詳述すると、図6
に2枚の花弁状可動屋根20a,20fの回転軌跡を示
す。 【0030】すなわち、可動屋根20a,20fが、と
もに同じ速度で同時に矢印方向に移動すると、可動屋根
20aの両端に軸支された組ローラー36,38,40
は、それぞれA0 →A1 →A2 →A3 ,B0 →B1 →B
2 →B3 と移動する。 【0031】一方、可動屋根20fに敷設されたガイド
レール34は、可動屋根20fの移動にともなってC0
→C1 →C2 →C3 と位置を変えるが、これらの軌跡が
ローラー36,38,40がガイドレール34から脱輪
しない軌跡となっているため、移動中常時可動屋根20
aは、ピン22と2組のローラー36,38,40とで
3点支持された状態で安定して動く。 【0032】なお、この実施例では、図5に示すよう
に、開口18を閉塞した際に中心に若干隙間が生じてい
るが、この部分はいずれかの花弁状可動屋根20a〜2
0fでカバーすればよい。 【0033】また、構造物の全体形状は、上述したもの
に限られず、他の形状であっても勿論よい。 【0034】図8から図11は、この発明の他の実施例
を示しており、その特徴点についてのみ以下に説明す
る。 【0035】すなわち、これらに図示した開閉式ドーム
屋根では、上記実施例に対して、花弁状可動屋根20の
構成枚数をそれぞれ4,5,7,8枚となすとともに、
花弁状可動屋根20の形状も若干異ならせてある。 【0036】図8と図9に示す側では、花弁状可動屋根
を上記実施例よりも少い枚数で構成したものでは、ピン
22,22間の角度を90°および72°に設定すると
ともに、このピン22から時計方向に開口18に接する
直線部L4 を延長し、直線部端から開口18側に円弧辺
5 を設け、かつ、ピン22から外方に略半径Rの円弧
辺L6 と、これらの辺L5 とL6 をつなぐ内方に湾曲し
た円弧辺L7 とからなっている。 【0037】頂点Y,Zにはそれぞれ一組のローラ3
6,38,40が取付けられ、また円弧辺L5 にはガイ
ドレール34および固定屋根16上にはガイドレール3
5が、各組ローラに対応するように設けられている。 【0038】図10と図11に示した実施例では、花弁
状可動屋根を上記実施例よりも多い枚数で構成してお
り、ピン22は約51.4°と45°の間隔で設定し、
各花弁状可動屋根は、図8ないし図9に示したものの直
線部L4 を反時計方向に延長するとともに、Z頂点側を
一部切欠した形状となっていて、その他の構成は上述し
た実施例と実質的に同一である。 【0039】以上の如く構成された6枚以上ないしは以
下の花弁状可動屋根においても上記実施例と同じように
操作すれば開口18を開閉できる。 【0040】 【発明の効果】以上、実施例で詳細に説明したように、
この発明に係る開閉式ドーム屋根では、花弁状可動屋根
の移動が同時に行なわれ、開閉を短時間に行える。 【0041】また、花弁状可動屋根で閉塞すれば照明の
反射が得られ、多目的の使用が可能となる。 【0042】さらに、夏期には屋根を閉塞して直射日光
を遮ることができる一方、中間季や晴天時には屋根を部
分的あるいは全面的に開放して天空下での競技を可能に
し、天候に関係なく競技を行える。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明屋根の開放状態の平面図である。 【図2】同要部断面図である。 【図3】可動屋根間の状態説明図である。 【図4】可動屋根の閉塞途中の平面図である。 【図5】可動屋根で閉塞した状態の平面図である。 【図6】可動屋根の回転軌跡の説明図である。 【図7】屋根の曲率の説明図である。 【図8】この発明の他の実施例を示し、(a)は開放状
態の、(b)は閉塞状態の平面図である。 【図9】この発明の他の実施例を示し、(a)は開放状
態の、(b)は閉塞状態の平面図である。 【図10】この発明の他の実施例を示し、(a)は開放
状態の、(b)は閉塞状態の平面図である。 【図11】この発明の他の実施例を示し、(a)は開放
状態の、(b)は閉塞状態の平面図である。 【符号の説明】 10 外壁 12 スタンド 14 フィールド 16 固定屋根 18 開口 20a〜20f 花弁状可動屋根 22 ピン 30,32 段差 34 ガイドレール 36 駆動ローラー 38 水平ローラー 40 垂直ローラー

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1) 立設された外壁に周縁を固設された固定屋根
    と、この固定屋根の中心に形成された円形開口と、この
    開口縁近傍に回動自在に枢着された複数の花弁状可動屋
    根とを有し、該花弁状可動屋根は周方向に相互に隣接す
    る可動屋根間で上下方向に段違いに組み合され、各花弁
    状可動屋根を同時に回転駆動して該開口を開閉可能にし
    てなることを特徴とする開閉式ドーム屋根。 (2) 上記固定屋根と上記花弁状可動屋根とは、同一
    球心の半径の異なる曲率に屈曲され、各花弁状屋根の回
    転中心は該球面の中心を向くように設けられていること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の開閉式ドーム
    屋根。 (3) 上記段違いに組合された花弁状可動屋根の一方
    には概略花弁形状に沿ったガイドレールが設けられると
    ともに、他方の花弁状可動屋根の端部にはこのガイドレ
    ールと係合し、回転駆動される一対のローラーを備えて
    いることを特徴とする特許請求の範囲第1項または第2
    項記載の開閉式ドーム屋根。
JP4351552A 1992-12-09 1992-12-09 開閉式ドーム屋根 Expired - Lifetime JPH0715191B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4351552A JPH0715191B2 (ja) 1992-12-09 1992-12-09 開閉式ドーム屋根

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4351552A JPH0715191B2 (ja) 1992-12-09 1992-12-09 開閉式ドーム屋根

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05331950A JPH05331950A (ja) 1993-12-14
JPH0715191B2 true JPH0715191B2 (ja) 1995-02-22

Family

ID=18418057

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4351552A Expired - Lifetime JPH0715191B2 (ja) 1992-12-09 1992-12-09 開閉式ドーム屋根

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0715191B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103590525B (zh) * 2013-12-03 2015-10-07 东南大学 一种径向整体开合屋盖结构
CN104405070B (zh) * 2014-11-18 2017-04-05 悉地国际设计顾问(深圳)有限公司 一种旋转式开合屋盖
CN105019591A (zh) * 2015-08-12 2015-11-04 上海核工程研究设计院 一种可旋转开启和关闭的屋面
CN110485566B (zh) * 2019-09-12 2024-03-29 天津大学建筑设计规划研究总院有限公司 一种大跨度钢结构花瓣形空间桁架屋盖结构体系

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05331950A (ja) 1993-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR930000119B1 (ko) 개폐식 도움형 지붕구조물 및 그 구축방법
JP2885947B2 (ja) 開閉式屋根構造
WO1986006123A1 (en) Openable dome roof and method of constructing same
US5058332A (en) Domed structures having retractable roofs
JPH0715191B2 (ja) 開閉式ドーム屋根
JPH02217539A (ja) 開閉式ドーム屋根
JP2745559B2 (ja) 移動式屋根
JPS61233139A (ja) 開閉式ド−ム屋根
JPH0285438A (ja) 移動式屋根
JP2581265B2 (ja) 開閉式屋根
JP2586189B2 (ja) 開閉式屋根
JPS61274029A (ja) 開閉式ド−ム屋根
JPS61233140A (ja) 開閉式ド−ム屋根
JPH0772430B2 (ja) 開閉可能な屋根付競技場
JPH02190542A (ja) 開閉式屋根
JPH06108580A (ja) 開閉式屋根構造
JPS61169541A (ja) 開閉式ド−ム屋根
JPH0384139A (ja) 開閉式屋根
JPH02308033A (ja) 開閉式屋根
JP2693751B2 (ja) 開閉式屋根用可動梁
JPH0285439A (ja) 移動式屋根
JP2619283B2 (ja) 開閉式ドーム屋根
JP2705391B2 (ja) 開閉式屋根
JPH0390763A (ja) 開閉式屋根
JPS61286439A (ja) 開閉式ド−ム屋根