JPH0771879B2 - 紙葉の留め具 - Google Patents

紙葉の留め具

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JPH0771879B2
JPH0771879B2 JP13204789A JP13204789A JPH0771879B2 JP H0771879 B2 JPH0771879 B2 JP H0771879B2 JP 13204789 A JP13204789 A JP 13204789A JP 13204789 A JP13204789 A JP 13204789A JP H0771879 B2 JPH0771879 B2 JP H0771879B2
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adhesive
paper
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wall surface
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JP13204789A
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Inventor
正春 森沢
Original Assignee
有限会社トータル・ワン
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は紙葉を壁面などに留めて置くための紙葉の留め
具に関するものである。
(従来の技術) 壁面などに紙葉を留めて置くためには、従来、周知のよ
うに幾つかの道具が用いられている。最も一般的なの
は、通称“押しピン”といわれる針付き鋲で、木製壁面
などに紙葉を留めて置くのに用いられるが、壁面に針穴
があくなどの欠点があり、また、ベニヤ板などを用いた
薄い壁では充分な止着力が得られない。また、コンクリ
ート壁など、硬質の壁には針が通らず、使用できない。
そこで、そのような場合はセロテープなどを用いて壁面
に留めるが、外観がわるい。また、磁石を用いた留め具
もあるが、これは壁面材料が鉄製品に限られるという条
件があり、汎用性がない。また、カーテンなどの布製の
面に紙葉をとめる場合には、磁石のN、S極を利用して
カーテンを挾むようにして紙葉を止着させるか、安全ピ
ンのような針を用いて止葉を取付ける以外に取付けがで
きない。
最近は、どのような壁面でも、手軽に止葉を止着して置
ける留め具が創出された。これは弾力性を有するウレタ
ンなどの発泡樹脂の板体から留め具本体を形成し、該留
め具本体の一面に設けた接着剤にて壁面などに紙葉を挾
持保持するものである。
(発明が解決しようとする課題) この場合、上記接着剤に永久接着剤を使用したのでは取
外しが不可能で、取外した場合に、壁面を汚損、損傷
し、あるいは紙葉を破損することになる。そこで、通称
“弱粘性糊”と称せられる再剥離接着剤を用いるのであ
るが、この場合には、再剥離の段階で、その粘着力のた
め、接着剤が壁面側および/あるいは紙葉側に残り、留
め具本体の、接着剤連結個所が破壊されるという問題が
ある。これは、ウレタンなどの比較的局部強度の低い材
料が用いられるためであるが、汎用性を考慮すると、合
成ゴムなどの他の材料に代えることが困難である。すな
わち、ウレタンなどの発泡樹脂を材料とした留め具本体
には、その柔軟性、可撓性の故に、壁面に段差があつた
り、彎曲があつたりしても、これに沿つて接着効果を発
揮できる利点があり、これを他の材料で代替するわけに
はいかないのである。
(発明の目的) 本発明は上記事情にもとづいてなされたもので、再剥離
に際して、留め具本体に対して直かに局部的な引張り力
が働かないようにして、留め具本体の破壊を防止し、具
合よく再剥離が繰返し行えるようにした紙葉の留め具本
体を提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段) このため、本発明では、弾力性を有する発泡樹脂の板体
から留め具本体を形成し、該留め具本体の一面に設けた
接着剤にて壁面などに紙葉を挾圧保持するものにおい
て、上記留め具本体の背面には接着剤を介して合成紙を
貼着すると共に、該合成紙の背面には再剥離接着剤を設
け、該接着剤表面に保管用の剥離紙を貼着している。
(作用) したがつて、剥離紙を剥がして、再剥離接着剤の面を露
出した状態で、留め具はその一部を紙葉面に、他部を壁
面などに接着して紙葉を挾圧保持できる。そして、再剥
離に際しては、局部的な引張力が合成紙に加わるが、合
成紙自体は充分な強度があり、合成紙と発泡樹脂材料よ
りなる留め具本体との間は接着剤で一体化されているの
で、留め具本体が破裂されることはなく、具合よく、剥
離が行なえる。このため、壁面などおよび/あるいは紙
葉を汚損、破損することなく、留め鋲と同様に繰返し使
用することができる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面を参照して具体的に説明
する。先づ、ウレタンなどの発泡樹脂の板体1の背面に
永久接着剤2を塗布して、そこに塩化ビニール、あるい
はユポ(商品名)などの合成紙3を貼着する。そして、
この合成紙3に“弱粘性糊”としての際剥離接着剤4を
設け、これに保管用の剥離紙5を貼着する。実際の工程
では、再剥離接着剤5をその再剥離面において合成紙3
に接着し、この合成紙3を接着剤2を介して板体1に接
着するなどの手順がとられる。
そして、要すれば、上記板体1の表面には、直かにシル
ク印刷の手法で絵柄6を油性インクで印刷するとよい。
次にビグなどの打抜きによつて、絵柄6に沿つた形抜き
を行なうことで、第2図に示すような小片よりなる留め
具Aが構成されることになる。
このような留め具Aは使用に際して、剥離紙5を剥離
し、紙葉Bの一部に対してその裏面の一部a′を再剥離
可能に貼着すると共に、壁面Cに対してその裏面の他部
a″を再剥離可能に貼着する。再剥離に際しては、合成
紙3が補強の役目をして、再剥離接着剤4と紙葉Bとの
間の引張力、再剥離再剥離接着剤4と壁面Cとの間の引
張力に抗して、再剥離接着剤4の接着面を剥離させる
が、この時、留め具本体1′は合成紙3に支えられて、
破裂などの損傷を回避することができる。この状態を第
4図に図解している。
(発明の効果) 本発明は以上詳述したようになり、再剥離接着剤を合成
紙に設け、この合成紙を接着剤で発泡樹脂材の留め具本
体に接着している構造なので、再剥離する時、留め具本
体が破裂されるなどの損傷をうけず、繰返し使用できる
という実用上の効果が得られる。また、合成紙による補
強のため、再剥離接着剤の粘着強度を高く設定しても、
留め具本体が破損されないことから、紙葉を支える力が
充分に得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す断面図、第2図は打抜
き状態の留め具の斜視図、第3図は上記留め具による紙
葉の止着状況を示す断面図、第4図は再剥離状況を示す
断面図である。 1……板体、1′……留め具本体 2……永久接着剤、3……合成紙 4……再剥離接着剤、5……剥離紙

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾力性を有する発泡樹脂の板体から留め具
    本体を形成し、該留め具本体の一面に設けた接着剤にて
    壁面などに紙葉を挾圧保持するものにおいて、上記留め
    具本体の背面には接着剤を介して合成紙を貼着すると共
    に、該合成紙の他面には再剥離接着剤を設け、該接着剤
    表面に保管用の剥離紙を貼着していることを特徴とする
    紙葉の留め具。
JP13204789A 1989-05-24 1989-05-24 紙葉の留め具 Expired - Lifetime JPH0771879B2 (ja)

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JPH02310097A JPH02310097A (ja) 1990-12-25
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JP2549888Y2 (ja) * 1991-10-29 1997-10-08 マルニ株式会社 メモホルダー
JP2948521B2 (ja) * 1995-04-18 1999-09-13 株式会社アーランド 排気口用フィルタの取付け具および排気口へのフィルタの取付け方法

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JPH02310097A (ja) 1990-12-25

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