JPH077168B2 - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH077168B2
JPH077168B2 JP60165348A JP16534885A JPH077168B2 JP H077168 B2 JPH077168 B2 JP H077168B2 JP 60165348 A JP60165348 A JP 60165348A JP 16534885 A JP16534885 A JP 16534885A JP H077168 B2 JPH077168 B2 JP H077168B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、カメラ、詳しくはカメラの電気回路の調整
手段に関するものである。
[従来の技術] 従来、カメラの電気回路における調整、即ち、EEレベル
や表示レベル等の調整は、主として半固定抵抗(トリマ
抵抗)を使うか、或いは固定抵抗のトリミング(レーザ
ー等を使用する)による、いわゆるアナログ量を調整す
るようになっていた。
次に、その従来の調整手段の一例を第8図によって説明
する。先づカメラの自動露光撮影は次のようにして行な
われる。即ち、被写体輝度情報は図示されない撮影光学
系等を経て受光素子1に入射し、光電流に変換され、そ
の光電流はオペアンプ2,圧縮用ダイオード3からなる測
光回路で対数圧縮されて電圧値に変換される。この電圧
は温度補償用ダイオード4,レベル調整用の半固定抵抗5
および定電流源8によって温度補償とレベル調整されて
アナログマルチプレクサ9を経てA/D変換回路10に入力
される。このA/D変換回路10には更に、上記マルチプレ
クサ9より絞り情報電圧が絞り情報入力用抵抗6より、
またフィルム感度情報電圧がフィルム感度設定用抵抗7
よりそれぞれ入力されてA/D変換される。そして、同A/D
変換回路10の出力は演算装置11に入力される。演算装置
11は各々デジタル値として入力された被写体輝度情報Bv
値(アペックス表記)、絞り情報Av値(アペックス表
記)、フィルム感度情報Sv値(アペックス表記)に基づ
き、シャッタ速度情報Tv値(アペックス表記)を、Tv=
Sv+Bv−Avの公知の演算式によって適正露出となるシャ
ッタ速度を計算し、図示されないレリーズ開始手段の発
動により、先づ絞りが絞り込まれると、その絞り込みに
連動して摺動する接片12から得られるパルスを演算装置
11がカウントし、所定の数値に達したときスイッチング
素子13を導通させて、絞り係止マグネット16を動作させ
絞り込みを停止させる。次で可動ミラーのミラーアップ
完了後、スイッチング素子14を導通させて先幕走行マグ
ネット17を作動させ、先幕を走行させる。そして上記の
演算によって求められた時間後、スイッチング素子15を
オンさせて後幕走行マグネット18を動作させ、後幕の係
止を解除して後幕を走行させて撮影を終了する。
自動露光撮影はこのようにして行なわれるのであるが、
このカメラでは光学系の透過率、受光素子の効率、定電
流源8の電流値、フィルム感度および絞り設定用の各抵
抗値がバラツキを生じ、A/D変換後、読み取られたそれ
ぞれのデジタルデータは、Bv′=Bv+ΔBv、Av′=Av+
ΔAv、Sv′=Sv+ΔSvのように誤差を含むことになる。
そこで、従来のものでは上記半固定抵抗5を挿入し、こ
の誤差を補正するようにしている。即ち、Bv値に対して
補正値ΔCvだけ補正をしてA/D変換する。組立工程にお
いては、一定の光量をカメラに対して与えておき、EEレ
ベルを検査して適正露出値からずれている分を半固定抵
抗5を調整して合わせ込むようにしている。つまり、実
際に演算装置11が演算するのは、 Tv=Sv+ΔSv+Bv+ΔBv−ΔCv−(Av+ΔAv)を演算す
ることになり、ΔCv=ΔSv+ΔBv−ΔAvの関係になるよ
うにΔCvを調整することになる。
ところで、最近、不揮発性のデジタルメモリー素子とし
て小容量のEEPROM(Electrically erasable and progra
mmable read only memory)が開発されている。このEEP
ROMは、日経エレクトロニクス 1985年7月1日号P235
に、「アナログデジタル混載CMOSカスタムICにEEPROMを
集積しコスト低減をねらう」という項目でも紹介されて
いるように、必要な容量だけ集積するため経済的に有利
であるという顕著な効果を有しており、DIPスイッチを
置き換えられる。計測器などの操作手順の記憶や較正に
使える。プログラムを記憶し更新できる。アナログ回路
のトリミングに使える等、その用途はデジタル回路から
アナログ回路まで非常に幅広く使用できるものとなって
いる。
[発明が解決しようとする問題点] 従来の調整手段のように、半固定抵抗を調節するという
方法は、一般に人間が回路出力値を指示器によって読み
とり、目標とする値まで半固定抵抗を調節する方法であ
るから、時間がかかり、自動化もむずかしいし、部品
代,組立工数共に下げずらい。またレーザー等によるト
リミングでは自動化はできるものの、トリミング装置が
大掛りになること、再調整ができない、即ち基板に電気
部品を組み付けた状態では可能であるがカメラ本体等の
筐体に組み込まれた状態では不可能となる等の問題があ
った。
従って、本発明の目的は従来の調整手段の問題点を解決
するために、最近開発された上記不揮発性のメモリー素
子を用い、低コストで電気回路のスペースも小さくでき
るカメラを提供するにある。
[問題点を解決するための手段および作用] 本発明のカメラは、デジタル値に基づいて演算するに際
してデジタル化された補正データを不揮発性メモリー素
子から読み込み、該補正データを含んだ演算処理後、そ
の演算出力に基づいてカメラの露出制御回路あるいは露
出表示回路を制御することによりアナログ的な調整を不
要としたもので、上記補正データはカメラの組立工程中
において、カメラ個々の各種バラツキ要因を含んだ制御
結果の適正値からの誤差量を測定して適正量になるべき
データを書き込むか、または誤差量の測定および補正デ
ータの書き込み用シーケンスを予じめ演算装置にプログ
ラムしておく。
[実施例] 以下、図示の実施例によって本発明を説明する。
なお、以下に述べる実施例においては新規な構成部分の
みについて説明し、既に第8図によって説明した従来の
装置の構成と同様の構成をとる部分についての説明は、
その説明が重複するのをさけ、符号のみを付すに止め
る。
本発明においては、従来の半固定抵抗が除去され前記不
揮発性のメモリー素子が用いられる。
第1図は本発明の第1実施例を示すものであって、不揮
発性デジタルメモリー(以下、単にメモリー素子とい
う)20は、ジャンパー21がされている状態でデータライ
ン22からのデータを、そのメモリー領域に書き込むこと
ができる。組立工程では一定輝度をカメラに対して与
え、そのときの露出量の適正露出値からのずれ量を較正
された試験器により測定した測定値に基づいて、必要な
データを図示しない書込み装置を用いてメモリー素子20
に対して書込む。そして、この書込まれたデータが間違
いないことを確めてからジャンパー21を外すと、以後メ
モリー素子20にはデータが書き込めなくなり、不用意に
データが変化することはない。
また、書込むデータの決め方およびそのデータを用いて
の補正方法は、下記の如くなる。A/D変換後のデータは
前述した通り、それぞれに誤差を含むから露出値はΔCv
=ΔSv+ΔBv−ΔAvだけずれることになるので、メモリ
ー素子20にはΔCvに相当するデジタルデータを書込んで
おく。演算装置11は各データのA/D変換の前後にメモリ
ー素子20からΔCvに相当したデータを読み込んで、 Tv=Bv′+Sv′−Av′−ΔCvの計算を行なう。すると、
得られるTv値は Tv=Bv+Sv−Av となり、誤差がキャンセルされて適正なシャッタスピー
ド値が求まる。
また、絞り情報入力用抵抗6によって設定された絞り値
と実際の絞り値の誤差ΔAvを別に補正することも可能で
ある。つまり設定された絞り値に対して実際に制御され
る絞り値がΔAvだけずれているとき、ΔAvに相当する摺
動接片12の発生するパルス数nを、メモリー素子20に書
込んでおき、ΔAvが正(絞り込みすぎ)のときは予じめ
パルスカントして絞り係止マグネット16を動作させるパ
ルス数からnを減じておき、ΔAvが負ならば逆にnを増
しておけばよい。
第2図は本発明の第2実施例を示すものであって、この
実施例はフィルム面反射測光式露出制御カメラに本発明
を適用したものである。演算装置11は先づ露出に先立っ
てスイッチ36をオンにすると同時にスイッチ37をオフに
する。すると、定電流源28を含む基準電圧積分回路のコ
ンデンサ35によって定電流積分が行なわれてオペアンプ
34の出力は、第3図の特性線Aのように上昇する。そし
て演算装置11はフィルム感度に対応した時間T0の経過
後、スイッチ36をオフに戻し、積分を終了する。この
後、演算装置11はスイッチング素子14をオンさせてシャ
ッター先幕走行マグネット17に通電してシャッター先幕
を走行させると同時に、測光回路のスイッチ32をオフに
する。従って先幕面およびフィルム面からの反射光を測
光した受光素子1による光電流はコンデンサ31によって
積分されるからオペアンプ33の出力電圧は特性線B(第
3図参照)の如く上昇する。ここで特性線AとBが交差
する時点となるまで時間Tsが経過すると、コンパレータ
38の出力がL(ロウ)となりスイッチング素子39がオフ
して後幕係止マグネット40への通電が解除されてシャッ
ター後幕の係止が外れ後幕が走行して露出が終了する。
なお、符号41〜44はパトローネ情報のうちのフィルム感
度情報、いわゆるDxコードを読みとるための電気接片を
示している。
このように構成されている露出制御カメラにおいて、本
発明による電気的露出調整は次のようにして行なわれ
る。
即ち、所定のフィルム感度情報を有するフィルムパトロ
ーネをカメラに装填し、カメラに開口径が一定の絞りを
有する撮影レンズを装着し、このレンズの前面から所定
の輝度の光を与える。この状態でカメラをレリーズして
露出動作を行なわせると、上記に説明した通りの動作を
行なってカメラはあるシャッター速度Tsaの露出を行な
う。
一方、露出演算装置11には予じめ規格化されたシャッタ
ースピードTsの情報と、ジャンパー21,22があるときに
上記スピードTsと実際のシャッター速度Tsaの比Ts′を
算出させて、Ts′=Ts/Tsaに相当する値をメモリー素
子20に書き込むようにしておく。
このようにすれば、実際の露出の際、ジャンパー21,22
が外されていることにより演算装置11は露出に先立っ
て、コンデンサ35への積分時間T0をTs′倍だけ補正する
ことにより適正な露出が得られることになる。
また、異なったフィルム感度に対して同じような所定の
値を設定しておき、メモリー素子20へのデータ書込みの
際、ジャンー21,22の何れか一方のジャンパーを外すこ
とによってフィルム感度の高い側と低い側とを独立に補
正することもできる。特に、非圧縮方式の露出制御回路
においてはオペアンプのオフセット等の影響によりフィ
ルム感度ISOの低い側と高い側では露出誤差の傾向が異
なる場合があるので、こうした場合に半固定抵抗の調整
では不可能なフィルム感度ISOに応じた調整の意味は大
きい。
この実施例において重要なことは、従来技術において説
明したように較正された試験器が無くても所定の開口値
を有するレンズと輝度発生手段が有りさえすれば、演算
装置11にこうした自発的な調整プログラムを用意してお
くことにより露出調整が簡単にできることである。
また前記第1実施例でも述べた絞り値を補正する場合に
ついても所定の明るさに対して定められたパルス数Nか
らの差のパルスを演算装置11内にプログラムしておき、
ジャンパー21,22の組み合わせで自発的にメモリー素子2
0に書込むことも可能である。
何よりも作業者が試験器の誤差データを目で読みとり、
調整用半固定抵抗を回動して合わせ込む作業は、それ自
体非常に時間がかかり誤差と回動量の関係が不明瞭なた
め、何度か繰り返さなくてはならないが、本発明では誤
差と補正量が一義的に決められるので、1回の補正に1
回のシャッターをきるだけで良いということである。
また、前記第1実施例で述べた如く、記憶方式において
は図示されない露出表示データも同時に補正することが
可能となることは言うまでもない。
次に、第4図は本発明の第3実施例を示すものであっ
て、本発明を露出表示回路に適用した場合を示す。この
例においても上記に説明した通り所定の輝度、所定の開
口径を有するレンズ、絞り込み段数、ISO感度によって
得られるべき出力、この場合、所定のシャッター速度表
示を予じめ、演算装置11の中にプログラムしておき、所
定の輝度、所定の開口径を有するレンズ、フィルム感度
ISOをカメラに与えて実際の表示と適正な表示との差を
補正するデータをメモリー素子20に対して書込み、書込
んだのち、ジャンパー21を外す。かくすれば以後、演算
装置11は輝度値、開口径、絞り込み段数、ISO値の他
に、メモリー素子20から上記補正値を読み込んで補正計
算をした結果を表示素子50に表示する。
なお、CLKはクロック信号、Dataはシリアルな信号ライ
ン、ENはメモリー素子20に対してアクセスするためのイ
ネーブル信号、R/はメモリー素子20に対してデータを
書込むか読み出すかを選択するための信号をそれぞれ示
す。
このようにメモリー素子20との間にシリアルにデータの
送受を行なうと、信号線の本数が減らせて大変有効であ
る。
またメモリー素子20には上記補正データのほかに、スイ
ッチ53によって設定されるフィルムこま数、動作モード
等の電池消耗時あるいは電池取り外し時にも記憶されて
いることの必要なデータが必要に応じてストアされ、更
にそのデータは表示ドライバー51,表示素子52によって
外部あるいはファインダー内に表示される。
第5図〜第7図は、本発明において用いられる不揮発性
のデジタルメモリー素子20の詳細を示すものである。上
記メモリー素子20は第5図にブロック図で示されるよう
に、クロック信号CLKはアドレスコントロール回路61に
入力され、チップコントロール信号EN,R/両信号のど
ちらか又は両方がL(ロウ)に転じた瞬間からクロック
信号CLKによってアドレスがインクリメント又はデクリ
メントされていく。クロック信号に同期してDataライン
から入力されるシリアルデータは、シリアル−パラレル
変換器62の中でパラレルデータに変換され内部データバ
ス62a上に出力される。内部データバス62a上に出力され
たデータは更にアドレスコントロール回路61によってア
ドレスされた表示データレジスタ63にラッチされる。表
示データが終了すると次に、コマ数/±補正量/撮影モ
ードなどのデータが送られ、やはりシリアル−パラレル
変換器62でパラレルに変換され、内部データバス62a上
に出力される。そして、アドレスコントロール回路61に
よってアドレッシングされたメモリー用レジスタ64にラ
ッチされる。
通常の書込み動作は以上で終るが補正データの書込み時
はジャンパー19,21(第4図参照)が接続状態となって
おり、演算装置11は更にその後、所定の手段によって得
られた補正データをDataラインに送ってくる。従って同
様にシリアル−パラレル変換器62でパラレルデータとな
った補正値は、第6図に示す如く、不揮発性メモリー65
の補正値メモリーエリア(2)(n−2〜n)に対応し
たメモリー用レジスタ64にラッチされる。なお、補正デ
ータを除く上記コマ数/±補正量/撮影モードなどの各
データは上記メモリー65のメモリーエリア(1)に対応
したレジスタ64にラッチされている。
そして、データの転送が終った時点で演算装置11がR/
,EN両ラインを共にL(ロウ)におとすことでレジス
タ64のデータはメモリー65にそのまま書込まれる。第7
図はR/,ENの動作関係を示す図である。
このようにしてメモリーエリア(2)に補正値が書込ま
れたのち、ジャンパー19,21を外すと、演算装置11は補
正値書込み動作も行なえないし、メモリー素子20もジャ
ンパー19が外されることにより以後、補正値データエリ
ア(2)への書込みは行なえなくなる。かくすることに
よって不用意に補正値データが変化するのは防止され
る。
次に、電源が投入されて必要が生じたとき、演算装置11
はENラインをL(ロウ)にしてメモリー素子20に対しデ
ータを転送するよう指示する。ENラインがLになると、
先づメモリー65のデータが一度にレジスタ64に送られレ
ジスタ64のデータは書込時と同様にしてアドレスがデク
リメントまたはインクリメントされてシリアル−パラレ
ル変換器62でパラレル−シリアル変換されてDataライン
にシリアルに送出される。
以上のように不揮発性のデジタルメモリー素子は動作す
る。
また、不揮発性メモリーに書込まれた補正値を読み出し
て制御を補正する手段について詳述すると、例えば補正
データとして4ビットの直接的な値を持ち、上位2ビッ
トが整数、下位2ビットが少数と決めれば、−2.0〜+
1.75の範囲で、0.25おきに補正できることになる。
一方、この書込まれた値を直接補正値として用いない
で、これを間接的に用いることもできる。つまり補正が
加減算でなく、乗算を必要とするような場合、必要な数
列は等比例列となる場合が多く、このときは直接的な値
をメモリーしておくためには多くのビット(記憶容量)
を必要とする。従ってこのような場合には、4ビットの
データ(16進で0〜15)のそれぞれの値に次表で示され
るような値を対応させる。
この表を演算装置の中に持たせることにより、メモリー
素子20の容量は増さないで充分な精度を得ることが可能
となる。
[発明の効果] 以上述べたように本発明によれば、従来の調整用半固定
抵抗を除去するかまたはその個数を大幅に減らすことが
できるばかりでなく、電気回路のスペースが非常に小さ
くて済むし、また自動調整が容易にできる等、非常に優
れた効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第1実施例を示すカメラの電気的調
整回路図、 第2図は、本発明の第2実施例を示すカメラの電気的調
整回路図、 第3図は、上記第2図の調整回路のタイムチャート、 第4図は、本発明の第3実施例を示すカメラの電気的調
整回路図、 第5図〜第7図は、不揮発性デジタルメモリー素子の詳
細を示す図であって、第5図はその構成ブロック図、第
6図はメモリーエリアを示すブロック図、第7図はEN,R
/Wの動作関係を示す図、 第8図は、従来のカメラの電気的調整回路の一例を示す
電気回路図である。 10……A/D変換回路 11……演算処理装置 20……不揮発性デジタルメモリー素子

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮影されるに当たって変化する被写体の状
    態に応じたデジタル値を出力する測定手段と、 適正な撮影のための制御値を得るため、上記デジタル値
    を含む複数のデジタル値の間で演算を行うデジタル演算
    手段と、 カメラの操作に応じて変化するカメラの状態に関連した
    第1のデータと、カメラの操作によって変化することが
    なく、上記デジタル演算手段が適正な制御値を算出する
    過程で参照するために、予め測定されたカメラの動作特
    性に関連した第2のデータとを記憶する電気的に書換え
    可能な不揮発性記憶手段と、 を有するカメラであって、 上記記憶手段は少なくとも2つの記憶エリアを有し、そ
    の第1記憶エリアには上記第1のデータが記憶されると
    共に操作に応じて書き換えられ、第2記憶エリアには上
    記第2のデータがカメラの校正工程においてのみ書込ま
    れ、その後は書換えが禁止されることを特徴とするカメ
    ラ。
  2. 【請求項2】上記第1のデータは、フィルムの駒数また
    は動作モードに関するデータであることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項に記載のカメラ。
  3. 【請求項3】上記デジタル演算手段は、上記演算を実行
    するためのプログラムを内蔵していることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項に記載のカメラ。
  4. 【請求項4】カメラの操作に応じて変化するカメラの状
    態に関連した第1のデジタルデータを記憶する第1の記
    憶エリアと、使用されている部品の公差によって生ずる
    カメラの動作特性に関連した第2のデジタルデータを記
    憶する第2の記憶エリアとを有する電気的に書換え可能
    な不揮発性記憶手段と、 この記憶手段に記憶された上記第1のデジタルデータに
    基づいて撮影モード等の制御動作を行い、上記第2のデ
    ジタルデータに基づいて適正な制御値を算出しカメラ動
    作を行うデジタル演算手段と、 上記不揮発性記憶手段に対して、その第1の記憶エリア
    にはカメラの動作に応じて上記第1のデジタルデータを
    書込み、その第2の記憶エリアにはカメラの校正工程に
    おいて加えられる書込み許可信号が印加されたときにの
    み上記第2のデジタルデータを書込むことを許可し、該
    許可信号が印加されないときには書込みを禁止する書込
    み手段と、 を有することを特徴とするカメラ。
  5. 【請求項5】上記第1のデジタルデータは、フィルムの
    駒数または動作モードに関するデジタルデータであるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第4項に記載のカメラ。
  6. 【請求項6】上記デジタル演算手段は、上記制御値の演
    算を実行するためのプログラムを内蔵していることを特
    徴とする特許請求の範囲第4項に記載のカメラ。
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