JPH05188423A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH05188423A
JPH05188423A JP18790392A JP18790392A JPH05188423A JP H05188423 A JPH05188423 A JP H05188423A JP 18790392 A JP18790392 A JP 18790392A JP 18790392 A JP18790392 A JP 18790392A JP H05188423 A JPH05188423 A JP H05188423A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、カメラの個々で異なる動作特性デ
ータを予め記憶しているカメラにおいて、該動作特性デ
ータを簡単な構成で、演算し記憶することができるカメ
ラを提供する。 【構成】 被写体の状態に応じたデジタル値を出力する
測定手段と、適正な撮影のための制御値を得るため上記
デジタル値を含む複数のデジタル値の間で演算を行うデ
ジタル演算手段と、この演算手段が適正な制御値を算出
する過程で参照するための予め測定されたカメラの動作
特性に関連した補正データを記憶する電気的に書換え可
能な不揮発性記憶手段20と、カメラが校正工程である
ことを示す校正信号が加えられたときに、使用部品の公
差によって生じるカメラ個々に異なる動作特性値から前
記補正データを求め、該補正データを上記不揮発性記憶
手段に書込む演算手段11とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、カメラ、詳しくは、
使用部品の公差によって生じる個々のカメラで異なる動
作特性データを、予め記憶させておき、その動作特性デ
ータに基づいて適正な動作を行わせるカメラに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】電気的な自動露出制御回路を有するカメ
ラにおいて、カメラに所定の動作を行わせるためのデー
タを予め記憶させておくことは、従来から特開昭58−
189619号公報や特開昭56−155938号公報
によって周知である。即ち、上記特開昭58−1896
19号公報に記載のカメラは、PROM内蔵マイクロコ
ンピュータを有するカメラであって、カメラの制御シー
ケンスと共に較正データをPROMライタを用いて書き
込むようにしたものであり、また、上記特開昭56−1
55938号公報に開示のものは、個々のカメラの積分
開始タイミングデータを、カメラに内蔵したROMに記
憶させておくようにしたものである。
【0003】また従来、カメラの電気回路における調
整、即ち、EEレベルや表示レベル等の調整は、主とし
て半固定抵抗(トリマ抵抗)を使うか、或いは固定抵抗
のトリミング(レーザー等を使用する)による、いわゆ
るアナログ量を調整するようにしていた。
【0004】次に、その従来の調整手段の一例を図8に
よって説明する。先ずカメラの自動露光撮影は、次のよ
うにして行われる。即ち、被写体輝度情報は図示されな
い撮影光学系等を経て受光素子1に入射し、光電流に変
換され、その光電流はオペアンプ2,圧縮用ダイオード
3からなる測光回路で対数圧縮されて電圧値に変換され
る。この電圧は温度補償用ダイオード4,レベル調整用
の半固定抵抗5および定電流源8によって温度補償とレ
ベル調整をされてアナログマルチプレクサ9を経てA/
D変換回路10に入力される。このA/D変換回路10
には更に、上記アナログマルチプレクサ9より絞り情報
電圧が絞り情報入力用抵抗6より、また、フィルム感度
情報電圧がフィルム感度設定用抵抗7よりそれぞれ入力
されてA/D変換される。
【0005】そして、同A/D変換回路10の出力は演
算装置11に入力される。演算装置11は、各々デジタ
ル値として入力された被写体輝度情報Bv値(アペック
ス表記)、絞り情報Av値(アペックス表記)、フィル
ム感度情報Sv値(アペックス表記)に基づき、シャッ
タ速度情報Tv値(アペックス表記)を、Tv=Sv+
Bv−Avの公知の演算式によって適正露出となるシャ
ッタ速度を計算する。次いで、図示されないレリーズ開
始手段の発動により、先ず絞りが絞り込まれると、その
絞り込みに連動して摺動する接片12から得られるパル
スを演算装置11がカウントし、所定の数値に達したと
きスイッチング素子13を導通させて、絞り係止マグネ
ット16を動作させ絞り込みを停止させる。
【0006】次に、可動ミラーのミラーアップ完了後、
スイッチング素子14を導通させて先幕走行マグネット
17を作動させ、先幕を走行させる。そして上記の演算
によって求められた時間後、スイッチング素子15を導
通させて後幕走行マグネット18を動作させ、後幕の係
止を解除して後幕を走行させて撮影を終了する。
【0007】自動露光撮影は、このようにして行われる
のであるが、このカメラでは光学系の透過率、受光素子
の効率、定電流源8の電流値、フィルム感度および絞り
設定用の各抵抗値がバラツキを生じ、A/D変換後、読
み取られたそれぞれのデジタルデータは、Bv´=Bv
+ΔBv、Av´=Av+ΔAv、Sv´=Sv+ΔS
vのように誤差を含むことになる。
【0008】そこで、従来のものでは上記半固定抵抗5
を挿入し、この誤差を補正するようにしている。即ち、
Bv値に対して補正値ΔCvだけ補正してA/D変換す
る。組立工程においては、一定の光量をカメラに対して
与えておき、EEレベルを検査して適正露出値からずれ
ている分を半固定抵抗5を調整して合わせ込むようにし
ている。つまり、実際に演算装置11が演算するのは、 Tv=Sv+ΔSv+Bv+ΔBv−ΔCv−(Av+
ΔAv) を演算することになり、ΔCv=ΔSv+ΔBv−ΔA
vの関係になるようにΔCvを調整することになる。
【0009】ところで、最近、不揮発性のデジタルメモ
リー素子として小容量のEEPROM(Electrically
erasable and programmable read only memory)が
開発されている。このEEPROMは、日経エレクトロ
ニクス 1985年 7月 1日号P235 に、「アナログデジタ
ル混載CMOSカスタムICにEEPROMを集積しコ
スト低減をねらう」という項目でも紹介されているよう
に、必要な容量だけ集積するため経済的に有利であると
いう顕著な効果を有しており、DIPスイッチを置き換
えられる、計測器などの操作手順の記憶や較正に使え
る、プログラムを記憶し更新できる、アナログ回路のト
リミングに使える等、その用途はデジタル回路からアナ
ログ回路まで非常に幅広く使用できるものとなってい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記特開昭
58−189619号公報に記載の技術手段では、デー
タを書き込むために、必ずPROMライタが必要とな
り、周辺装置を含めた全体の構成が大規模となる。ま
た、較正データを演算する専用の装置も必要となり、コ
スト的に非常に高いものとなる。また、上記特開昭56
−155938号公報に開示のものも、書き込み機能と
演算機能を有する調整装置が必要であって、全体の構成
が大規模となる不具合がある。
【0011】また、上記従来の調整手段のように、半固
定抵抗を調節するという方法は、一般に人間が回路出力
値を指示器によって読取り、目標とする値まで半固定抵
抗を調節するという方法であるから、時間がかかり、自
動化も難しいし、部品代,組立工数共に下げずらい。ま
たレーザー等によるトリミングでは自動化はできるもの
の、トリミング装置が大掛かりになること、再調整がで
きない、即ち基板に電気部品を組み付けた状態では可能
であるがカメラ本体等の筐体に組み込まれた状態では不
可能となる等の問題があった。
【0012】本発明の目的は、上記従来の不具合を除去
するために、カメラの個々で異なる動作特性データを予
め記憶しているカメラにおいて、該動作特性データを簡
単な構成で、演算し記憶することができるカメラを提供
するにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によるカメラは、
撮影されるに当たって変化する被写体の状態に応じたデ
ジタル値を出力する測定手段と、適正な撮影のための制
御値を得るため上記デジタル値を含む複数のデジタル値
の間で演算を行うデジタル演算手段と、このデジタル演
算手段が適正な制御値を算出する過程で参照するための
予め測定されたカメラの動作特性に関連した補正データ
を記憶する電気的に書換え可能な不揮発性記憶手段と、
カメラが校正工程であることを示す校正信号が加えられ
たときに、使用部品の公差によって生じるカメラ個々に
異なる動作特性値から前記補正データを求め、該補正デ
ータを上記不揮発性記憶手段に書込む演算手段と、を具
備したことを特徴とする。
【0014】
【作用】カメラが校正工程であることを示す校正信号が
加えられたときに、動作特性データを演算し、不揮発性
記憶手段であるメモリ素子に書き込む。
【0015】
【実施例】以下、図示の実施例によって本発明を説明す
る。なお、以下に述べる実施例においては新規な構成部
分のみについて説明し、既に上記図8によって説明した
従来のカメラの構成と同様に構成されている部分につい
ての説明は、その説明が重複するのを避け、符号のみを
付すに止める。本発明においては、従来の半固定抵抗が
除去され記憶手段として前記不揮発性のメモリー素子が
用いられる。
【0016】図1は、本発明の第1実施例を示したもの
であって、不揮発性のデジタルメモリー(以下、単にメ
モリー素子という)20は、ジャンパー21がされてい
る状態でデータライン23からのデータを、そのメモリ
ー領域に書き込むことができる。組立工程では一定輝度
をカメラに対して与え、そのときの露出量の適正露出値
からのずれ量を較正された試験器により測定した測定値
に基づいて、必要なデータを図示しない書込装置を用い
てメモリー素子20に対して書き込む。そして、この書
き込まれたデータが間違いないことを確かめてからジャ
ンパー21を外すと、以後メモリー素子20にはデータ
が書き込めなくなり、不用意にデータが変化することは
ない。
【0017】また、書き込むデータの決め方およびその
データを用いての補正方法は、下記の如くなる。A/D
変換後のデータは前述した通り、それぞれに誤差を含む
から露出値は、ΔCv=ΔSv+ΔBv−ΔAvだけず
れることになるので、メモリー素子20にはΔCvに相
当するデジタルデータを書き込んでおく。演算装置11
は各データのA/D変換の前後にメモリー素子20から
ΔCvに相当したデータを読み込んで、 Tv=Bv´+Sv´−Av´−ΔCv の計算を行う。すると、得られるTv値は Tv=Bv+Sv−Av となり、誤差がキャンセルされて適正なシャッタスピー
ド値が求まる。
【0018】また、絞り情報入力用抵抗6によって設定
された絞り値と実際の絞り値の誤差ΔAvを別に補正す
ることも可能である。つまり、設定された絞り値に対し
て実際に制御される絞り値がΔAvだけずれていると
き、ΔAvに相当する摺動接片12の発生するパルス数
nを、メモリー素子20に書き込んでおき、ΔAvが正
(絞り込み過ぎ)のときは予めパルスカウントして絞り
係止マグネット16を動作させるパルス数からnを減じ
ておき、ΔAvが負ならば逆にnを増しておけばよい。
【0019】図2は、本発明の第2実施例を示したもの
であって、この実施例はフィルム面反射測光式露出制御
カメラに本発明を適用したものである。演算装置11は
先ず露出に先立ってスイッチ36をオンにすると同時に
スイッチ37をオフにする。すると、定電流源28を含
む基準電圧積分回路のコンデンサ35によって定電流積
分が行われてオペアンプ34の出力は、図3の特性線A
のように上昇する。そして、演算装置11はフィルム感
度に対応した時間T0 の経過後、スイッチ36をオフに
戻し、積分を終了する。
【0020】この後、演算装置11はスイッチング素子
14をオンさせて、シャッター先幕走行マグネット17
に通電してシャッター先幕を走行させると同時に、測光
回路のスイッチ32をオフにする。従って、先幕面およ
びフィルム面からの反射光を測光した受光素子1による
光電流はコンデンサ31によって積分されるからオペア
ンプ33の出力電圧は特性線B(図3参照)の如く上昇
する。ここで特性線AとBとが交差する時点となるまで
時間Tsが経過すると、コンパレータ38の出力がL
(ロウ)となりスイッチング素子39がオフして後幕係
止マグネット40への通電が解除されてシャッター後幕
の係止が外れ後幕が走行して露出が終了する。なお、符
号41〜44はパトローネ情報のうちのフィルム感度情
報、いわゆるDxコードを読取るための電気接点を示し
ている。
【0021】このように構成されている露出制御カメラ
において、本発明によるカメラの電気的露出調整は、次
のようにして行われる。即ち、所定のフィルム感度情報
を有するフィルムパトローネをカメラに装填し、カメラ
に開口径が一定の絞りを有する撮影レンズを装着し、こ
のレンズの前面から所定の輝度の光を与える。この状態
でカメラをレリーズして露出動作を行わせると、上記に
説明した通りの動作を行ってカメラはあるシャッター速
度Tsaの露出を行う。
【0022】一方、露出演算装置11には予め規格化さ
れたシャッタースピードTsの情報と、ジャンパー2
1,22があるときに上記スピードTsと実際のシャッ
ター速度Tsaの比Ts´を算出させて、Ts´=Ts
/Tsaに相当する値をメモリー素子20に書き込むよ
うにしておく。このようにすれば、実際の露出の際、ジ
ャンパー21,22が外されていることにより、演算装
置11は露出に先立って、コンデンサ35への積分時間
0 をTs´倍だけ補正することにより適正な露出が得
られることになる。
【0023】また、異なったフィルム感度に対して同じ
ような所定の値を設定しておき、メモリー素子20への
データ書込みの際、ジャンパー21,22のいずれか一
方のジャンパーを外すことによってフィルム感度の高い
側と低い側とを独立に補正することもできる。特に、非
圧縮方式の露出制御回路においてはオペアンプのオフセ
ット等の影響によりフィルム感度ISOの低い側と高い
側では露出誤差の傾向が異なる場合があるので、こうし
た場合に半固定抵抗の調整では不可能なフィルム感度I
SOに応じた調整の意味は大きい。
【0024】この実施例において重要なことは、従来技
術において説明したように較正された試験器が無くても
所定の開口値を有するレンズと輝度発生手段が有りさえ
すれば、演算装置11にこうした自発的な調整プログラ
ムを用意しておくことにより露出調整が簡単にできるこ
とである。また、前記第1実施例でも述べた絞り値を補
正する場合についても、所定の明るさに対して定められ
たパルス数Nからの差のパルスを演算装置11内にプロ
グラムしておき、ジャンパー21,22の組み合わせで
自発的にメモリー素子20に書込むことも可能である。
【0025】何よりも作業者が試験器の誤差データを目
で読みとり、調整用半固定抵抗を回動して合わせ込む作
業は、それ自体非常に時間がかかり誤差と回動量の関係
が不明瞭なため、何度か繰り返さなくてはならないが、
本発明では誤差と補正量が一義的に決められるので、1
回の補正に1回のシャッターをきるだけで良いというこ
とである。また、前記実施例で述べた如く、記憶方式に
おいては図示されない露出表示データも同時に補正する
ことが可能となることは言うまでもない。
【0026】次に、図4は本発明の第3実施例を示した
ものであって、本発明を露出表示回路に適用した場合を
示す。この例においても上記に説明した通り所定の輝
度、所定の開口径を有するレンズ、絞り込み段数、IS
O感度によって得られるべき出力(この場合、所定のシ
ャッター速度表示)を予め、演算装置11の中にプログ
ラムしておき、所定の輝度、所定の開口径を有するレン
ズ、フィルム感度ISOをカメラに与えて実際の表示と
適正な表示との差を補正するデータをメモリー素子20
に対して書き込み、書込んだのち、ジャンパー21を外
す。かくすれば以後、演算装置11は輝度値、開口径、
絞り込み段数、ISO値の他に、メモリー素子20から
上記補正値を読み込んで補正計算をした結果を表示素子
50に表示する。
【0027】なお、CLKはクロック信号、Dataは
シリアルな信号ライン、ENはメモリー素子20に対し
てアクセスするためのイネーブル信号、R/Wはメモリ
ー素子20に対してデータを書込むか読み出すかを選択
するための信号をそれぞれ示す。このようにメモリー素
子20との間にシリアルにデータの送受を行うと、信号
線の本数が減らせて大変有効である。
【0028】また、メモリー素子20には上記補正デー
タのほかに、操作スイッチ53によって設定されるフィ
ルムこま数,動作モード等の電池消耗時あるいは電池取
り外し時にも記憶されていることの必要なデータが、必
要に応じてストアされ、更にそのデータは表示ドライバ
ー51,表示素子52によって外部あるいはファインダ
ー内に表示される。
【0029】図5〜図7は、本発明において用いられる
不揮発性のデジタルメモリー素子20の詳細を示したも
のである。上記メモリー素子20は、図5にブロック図
で示されるように、クロック信号CLKはアドレスコン
トロール回路61に入力され、チップコントロール信号
EN,R/W両信号のどちらか又は両方がL(ロウ)に
転じた瞬間からクロック信号CLKによってアドレスが
インクリメント又はデクリメントされていく。クロック
信号に同期してDataラインから入力されるシリアル
データは、シリアル−パラレル変換器62の中でパラレ
ルデータに変換され内部データバス62a上に出力され
る。内部データバス62a上に出力されたデータは、更
にアドレスコントロール回路61によってアドレスされ
た表示データレジスタ63にラッチされる。表示データ
が終了すると次に、コマ数/±補正量/撮影モードなど
のデータが送られ、矢張りシリアル−パラレル変換器6
2でパラレルに変換され、内部データバス62a上に出
力される。そして、アドレスコントロール回路61によ
ってアドレッシングされたメモリー用レジスタ64にラ
ッチされる。
【0030】通常の書き込み動作は、以上で終わるが補
正データの書込み時はジャンパー19,21(図4参
照)が接続状態となっており、演算装置11は更にその
後、所定の手段によって得られた補正データをData
ラインに送ってくる。従って、同様にシリアル−パラレ
ル変換器62でパラレルデータとなった補正値は、図6
に示す如く、不揮発性メモリー65の補正値メモリーエ
リア(2)(n−2〜n)に対応したメモリー用レジス
タ64にラッチされる。なお、補正データを除く上記コ
マ数/±補正量/撮影モードなどの各データは、上記メ
モリー65のメモリーエリア(1)に対応したレジスタ
64にラッチされている。
【0031】そして、データの転送が終った時点で演算
装置11がR/W,EN両ラインを共にL(ロウ)に落
とすことで、レジスタ64のデータはメモリー65にそ
のまま書き込まれる。図7はR/W,ENの動作関係を
示す図である。このようにしてメモリーエリア(2)に
補正値が書込まれたのち、ジャンパー19,21を外す
と、演算装置11は補正値の書込み動作も行えないし、
メモリー素子20もジャンパー19が外されることによ
り以後、補正値データエリア(2)への書込みは行えな
くなる。かくすることによって不用意に補正値データが
変化するのは防止される。
【0032】次に、電源が投入されて必要が生じたと
き、演算装置11はENラインをL(ロウ)にしてメモ
リー素子20に対しデータを転送するように指示する。
ENラインがLになると、先ずメモリー65のデータが
一度にレジスタ64に送られ、レジスタ64のデータは
書込時と同様にしてアドレスがデクリメントまたはイン
クリメントされてシリアル−パラレル変換器62でパラ
レル−シリアルに変換されてDataラインにシリアル
に送出される。以上のように不揮発性のデジタルメモリ
ー素子は動作する。
【0033】また、不揮発性メモリーに書込まれた補正
値を読み出して制御を補正する手段について詳述する
と、例えば補正データとして4ビットの直接的な値を持
ち、上位2ビットが整数、下位2ビットが少数と決めれ
ば、−2.0〜+1.75の範囲で、0.25おきに補
正できることになる。
【0034】一方、この書込まれた値を直接補正値とし
て用いないで、これを間接的に用いることもできる。つ
まり補正が加減算でなく、乗算を必要とするような場
合、必要な数列は等比数列となる場合が多く、このとき
は直接的な値をメモリーしておくためには多くのビット
(記憶容量)を必要とする。従って、このような場合に
は、4ビットのデータ(16進で0〜15)のそれぞれ
の値に次表に示されるような値を対応させる。
【0035】 F 1.834 E 1.681 D 1.542 C 1.414 ・ ・ ・ ・ 2 0.595 1 0.545 0 0.5 この表の値を演算装置の中に持たせることにより、メモ
リー素子20の容量は増さないで充分な精度を得ること
が可能となる。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、従来
の調整用半固定抵抗を除去するかまたは、その個数を大
幅に減らすことができるばかりでなく、電気回路のスペ
ースが非常に小さくて済むし、また自動調整が容易にで
きる等、非常に優れた効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すカメラの電気的調整
手段を含む回路図。
【図2】本発明の第2実施例を示すカメラの電気的調整
手段を含む回路図。
【図3】上記第2図の調整手段のタイムチャート。
【図4】本発明の第3実施例を示すカメラの電気的調整
手段を含む回路図。
【図5】不揮発性デジタルメモリー素子の構成の詳細を
示すブロック図。
【図6】上記不揮発性デジタルメモリー素子のメモリー
エリアを示すブロック図。
【図7】上記不揮発性デジタルメモリー素子におけるE
N,R/Wの動作を示す図。
【図8】従来のカメラの電気的調整手段の一例を示す電
気回路図。
【符号の説明】
10…………A/D変換回路 11…………演算処理装置(演算手段) 20…………不揮発性デジタルメモリー素子(不揮発性
記憶手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影されるに当たって変化する被写体
    の状態に応じたデジタル値を出力する測定手段と、 適正な撮影のための制御値を得るため、上記デジタル値
    を含む複数のデジタル値の間で演算を行うデジタル演算
    手段と、 このデジタル演算手段が適正な制御値を算出する過程で
    参照するための、予め測定されたカメラの動作特性に関
    連した補正データを記憶する電気的に書換え可能な不揮
    発性記憶手段と、 カメラが校正工程であることを示す校正信号が加えられ
    たときに、使用部品の公差によって生じるカメラ個々に
    異なる動作特性値から前記補正データを求め、該補正デ
    ータを上記不揮発性記憶手段に書込む演算手段と、 を具備したことを特徴とするカメラ。
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