JP2000184292A - デジタルカメラ及びカメラシステム - Google Patents
デジタルカメラ及びカメラシステムInfo
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Abstract
かかる時間を短縮することがデジタルカメラ及びカメラ
システムを提供することである。 【解決手段】被写体像を電気信号に変換するためのCC
D11を有するデジタルカメラに於いて、絞り2によっ
て上記CCD11に対して露出が行われて、該CCD1
1から画像データが得られる。また、上記CCD11近
傍には温度センサ21が設けられて温度が測定される。
そして、上記CCD11から得られる画像データ、上記
絞り2の露出時間及び上記温度センサ21で測定された
温度は、CPU15及び画像データコントローラ25に
よって、画像データ記録媒体33に記憶される。
Description
し、その撮像素子より被写体像を取込む、デジタルカメ
ラに関し、より詳細には固体撮像素子を用いたデジタル
カメラに発生する固定パターンノイズを除去したデジタ
ルカメラ及びカメラシステムに関するものである。
れているCCD等の撮像素子では、光を受光していない
状態でも電流が発生することがあり、このような電流が
発生する主たる要因の一つは暗電流と称されるものであ
る。
−正孔対の発生に起因するものであり、その発生要因も
あらゆる欠陥に起因し、発生も素子毎に不均一であって
固定パターンとして現れ、これがデバイス感度とダイナ
ミックレンジを制限していた。
くなると影響が大きくなる性質を有しており、また、温
度依存性が大きい性質がある。後者の温度依存性に関し
ては、例えば温度が8〜10℃程度上昇すると、一般に
はその値が約2倍となる。
して、撮像素子の一部に光学的遮光部分となるオプティ
カルブラック部(光学的な黒)を設けて、通常の露光部
分からセンサ出力を得ると同時にこのオプティカルブラ
ック部からも出力を得て、これらの出力を比較等するこ
とにより、遮光出力基準に黒レベルを固定(クランプ)
する方法が用いられている。
によれば、遮光された画素と略々同一の暗電流特性を有
する露光部の画素に対しては、温度特性を含めて補正を
行うことが可能であるが、固定パターンノイズや画素毎
の暗電流の温度特性のぱらつきに対しては補正を行うこ
とができない。
公報には、撮影のための撮像素子の積分を行い画像デー
タを得た後に、撮像素子を遮光して積分を行い、暗出力
の補正データを求め、画像データと暗出力の補正データ
から補正演算を行って、暗出力の補正を行う技術が開示
されている。
1号公報の技術では、撮影後に暗出力の測定を行い、更
に暗出力の補正演算を行う必要があるため、そのための
時間が必要になる。したがって、次の撮影までの待ち時
間が長くなるので、シャッタチャンスを逃す可能性があ
る。
であり、撮影中の待ち時間に於いて暗出力の補正演算に
かかる時間を短縮することができるデジタルカメラ及び
カメラシステムを提供することを目的とする。
写体像を電気信号に変換するための電子撮像素子を有す
るデジタルカメラに於いて、上記撮像素子に対して露出
を行い、撮像素子から画像データを得るための露出手段
と、上記撮像素子近傍の温度を測定する測温手段と、上
記撮像素子から得られる画像データ、上記露出手段の露
出時間及び上記測温手段で測定した温度を記憶する記憶
手段と、を具備することを特徴とする。
換するための電子撮像素子を有するデジタルカメラに於
いて、上記撮像素子に対して露出を行い、撮像素子から
画像データを得るための露出手段と、上記撮像素子近傍
の温度を測定する測温手段と、上記撮像素子への被写体
光の透過若しくは遮光を制御する遮光手段と、上記遮光
手段によって遮光した状態で、上記撮像素子の出力から
暗出力補正データを測定する暗出力測定手段と、上記暗
出力補正データを得るために上記暗出力測定手段に対し
て動作命令を出力する実行手段と、上記撮像素子から得
られる画像データ、上記露出手段の露出時間、上記測温
手段で測定した温度及び上記暗出力測定手段で得た暗出
力補正データを記憶する記憶手段と、を具備することを
特徴とする。
換するための電子撮像素子を有するデジタルカメラとこ
のデジタルカメラで得た画像データを補正するための演
算装置とを含むカメラシステムに於いて、上記デジタル
カメラは、上記撮像素子に対して露出を行い、撮像素子
から画像データを得るための露出手段と、上記撮像素子
近傍の温度を測定する測温手段と、上記撮像素子から得
られる画像データ、上記露出手段の露出時間及び上記測
温手段で測定した温度を記憶する記憶手段と、を具備
し、上記演算装置は、上記画像データに対して暗出力補
正を行うために用いる暗出力補正データと上記記憶手段
に記憶された画像データ、露出時間及び温度に基いて、
上記撮像素子から得られた画像データに対して暗出力補
正を行う補正手段を具備することを特徴とする。
に変換するための電子撮像素子を有するデジタルカメラ
に於いて、露出手段によって、上記撮像素子に対して露
出が行われて撮像素子から画像データが得られる。ま
た、上記撮像素子近傍には測温手段が設けられて温度が
測定される。そして、上記撮像素子から得られる画像デ
ータ、上記露出手段の露出時間及び上記測温手段で測定
された温度は、記憶手段に記憶される。
換するための電子撮像素子を有するデジタルカメラに於
いて、露出手段によって、上記撮像素子に対して露出が
行われて、撮像素子から画像データが得られる。そし
て、上記撮像素子近傍の温度が測温手段により測定され
る。また、上記撮像素子への被写体光の透過若しくは遮
光が、遮光手段によって制御され、この遮光手段によっ
て遮光された状態で、上記撮像素子の出力から暗出力補
正データが暗出力測定手段で測定される。また、上記暗
出力補正データを得るために、実行手段によって上記暗
出力測定手段に対して動作命令が出力される。そして、
上記撮像素子から得られる画像データ、上記露出手段の
露出時間、上記測温手段で測定された温度及び上記暗出
力測定手段により得られた暗出力補正データは、記憶手
段に記憶される。
換するための電子撮像素子を有するデジタルカメラとこ
のデジタルカメラで得た画像データを補正するための演
算装置とを含むカメラシステムに於いて、上記デジタル
カメラは、露出手段と、測温手段と、記憶手段とを具備
しており、上記露出手段によって上記撮像素子に対して
露出が行われて、撮像素子から画像データが得られる。
また、測温手段で上記撮像素子近傍の温度が測定され
る。そして、上記撮像素子から得られる画像データ、上
記露出手段の露出時間及び上記測温手段で測定された温
度が、記憶手段に記憶される。一方、上記演算装置は補
正手段を具備しており、この補正手段によって、上記画
像データに対して暗出力補正を行うために用いる暗出力
補正データと上記記憶手段に記憶された画像データ、露
出時間及び温度に基いて、上記撮像素子から得られた画
像データに対して暗出力補正が行われる。
異なる暗出力の補正を行うにあたり、カメラ外部の演算
装置で画像記録媒体に記録された、画像データと暗出力
の補正データより、補正演算を行うようにした。したが
って、撮影の間の待ち時間の中で、暗出力の補正演算に
かかる時間を短縮することができる。
実施の形態を説明する。
成を示すもので、デジタルカメラのブロック構成図であ
る。
の撮影光束が、撮影レンズ1及び光量を調節するための
露出手段である絞り2を介して、図示矢印方向に回動可
能なクイックリターンミラー3に導かれる。クイックリ
ターンミラー3の中央部はハーフミラーになっており、
該クイックリターンミラー3のダウン時に一部の光束が
透過する。そして、この透過した光束は、クイックリタ
ーンミラー3に設置されたサブミラー4で反射され、A
Fセンサ5に導かれる。
れた撮影光束は、ペンタプリズム6、接眼レンズ7を介
して撮影者の目に至る。
時には、上記撮影レンズ1からの光束は、光学的フィル
タ9、フォーカルプレーンシャッタ10を介して撮像手
段としてのCCD11に至る。上記光学的フィルタ9
は、CCD11上で発生するモアレを対策するためのも
ので、光学的ローパスフィルタと赤外カットフィルタが
貼り合わされて構成される。また、フォーカルプレーン
シャッタ10は、先幕及び後幕を有して成るもので、撮
影レンズ1からの光束を透過、遮断を制御する遮光手段
である。
には、サブミラー4は折り畳まれる。
15は、システムコントローラとしての機能を有してい
る。そして、このCPU15には、撮影レンズ1を光軸
方向に移動してピント合わせを行うためのレンズ駆動機
構16と、絞り2を駆動するための絞り駆動機構17
と、クイックリターンミラー3のアップダウンの駆動を
行うためのミラー駆動回路18と、シャッタチャージ機
構19と、フォーカルプレーンシャッタ9の先幕、後幕
の走行を制御するためのシャッタ制御回路20と、CC
D11の近傍に設置された温度センサ21と、接眼レン
ズ7の近傍に設置された測光センサ22とが接続されて
いる。
幕、後幕は、駆動源がバネにより構成されており、シャ
ッタ走行後が次の動作のためにバネチャージが必要であ
る。シャッタチャージ機構19は、そのバネチャージの
ために設けられている。
ントローラ25が接続されている。この画像データコン
トローラ25には、CCD11から出力される各画素に
対応したアナログ信号に対して電圧増幅を行うための増
幅器(AMP)26と、CCD11と共にタイミングパ
ルス発生回路27で発生されたタイミングパルスを受け
て、上記増幅器26からの出力信号をA/D変換するた
めのA/D変換回路28と、得られた画像データを一時
的に記憶しておくための画像メモリ29と、画像モニタ
ドライバ30と、画像記録回路32とが接続されてい
る。
PU15からの命令に基いてタイミングパルス発生回路
27を介してCCD11を駆動制御する。また、CCD
11からのアナログ信号に対して適当な処理を行った
後、画像モニタドライバ30を経由して画像モニタ31
に表示したり、画像記録回路32を経由してカメラ内部
に装填された記憶手段としての画像データ記録媒体33
に記録を行う。
れる各画素に対応したアナログ信号に対して電圧増幅を
行うためのものである。この増幅器26は、CPU15
からのゲインコントロール信号によって、増幅率が2段
階に変更可能になっている。この増幅率を可変にする理
由については、後述する。
ド等を表示するための動作表示部35と、CPU15の
I/Oポートに入力されているスイッチ状態により電源
のオン、オフを切換えるカメラの電源スイッチであるパ
ワースイッチ(PW SW)36と、図示されないレリ
ーズ釦の第1ストロークによってオン状態になるファー
ストレリーズスイッチ(1R SW)37と、図示され
ないレリーズ釦の第2ストロークによってオン状態にな
るセカンドレリーズスイッチ(2R SW)38と、暗
出力補正を行って画質を向上させるための撮影モード
HQ(ハイクオリティ)モードを設定するためのハイク
オリティモードスイッチ(HQM SW)39と、暗出
力補正データを測定するための暗出力測定開始スイッチ
(ANSSW)40とが接続されている。
変にする理由について、図2を参照して説明する。
イオードセルの積分時間に対する積分電圧の関係を示し
た特性図である。
特性であり、bは被写体が暗い場合の特性を示してい
る。そして、VS はフォトダイオードセルの飽和電圧レ
ベルであり、VH は被写体が明るい場合の積分制御レベ
ルである。測光センサ22の出力に応じて、CPU15
に於いて露出演算が行われて、CCD11の露出時間
(積分時間)が決定されるが、CCD11の積分レベル
がVH になるように積分時間が決定される。したがっ
て、図示aの被写体が明るい場合は、積分時間はT1と
なる。
レベルである。この場合、測光センサ22の出力に応じ
て、CPU15に於いて露出演算が行われてCCD11
の露出時間(積分時間)が決定されるが、CCD11の
積分レベルがVL になるように積分時間が決定される。
るい場合(図示a)と同じように積分制御レベルをVH
にすると、積分時間はT2 となりかなり長くなってしま
う。それ故、実際の撮影に際して手ブレの問題が発生す
る。したがって、積分制御レベルをVH からVL にする
ことによって、積分時間をT2 からT3 に短縮すること
ができる。
ャッタ秒時SSに対して、SS≦1/30secでは、
積分制御レベルをVH にしてSSのシフトは行われな
い。したがって、実制御のSS′は、SS′=SSとさ
れる。また、増幅器26の増幅率はAとする。1/30
<SSでは、積分制御レベルをVL にして、シャッタ秒
時SSのシフトが行われる。SS′=SS×1/4とす
る。
る。
暗出力補正データ、及び最左欄の1/30secより低
速秒時側の細かい秒時の区分けについては後述する。
路図である。
2の正入力端子側はCCD21からの入力電圧VINが供
給され、負入力端子側は分圧抵抗R1、R2の接続点及
びR3、R4の接続点に接続されている。そして、オペ
アンプ261及び262の出力端子は、上記分圧抵抗を
介してアナログスイッチ263に接続されている。この
アナログスイッチ263は、CPU15からのゲインコ
ントロール信号に応じて、オペアンプ261及び262
の出力を選択して、出力端子VOUT に接続するためのも
のである。
1と同じであり、抵抗R4の抵抗値は、R4=3R1+
4R2の関係式で表される値となっている。したがっ
て、オペアンプ261、分圧抵抗R1、R2で構成され
ている非反転増幅器は、増幅率がAである。同様に、オ
ペアンプ262、分圧抵抗R3、R4で構成されている
非反転増幅器は、増幅率が4×Aである。
ラの動作について説明する。
作シーケンスを説明するフローチャートである。
ート後の初期設定により、内部メモリの初期化が行われ
る。次いで、ステップS2に於いて、パワースイッチ3
6がモニタされる。ここで、パワースイッチ36がオン
ならばステップS4に進み、オフならばステップS3に
進む。
がオフにされる。この動作表示部35が、もともとオフ
状態であった場合は、その状態が保持される。その後、
上記ステップS2に戻る。
がオン、または表示内容が更新される。次いで、ステッ
プS5に於いて、ハイクオリティモードスイッチ39が
モニタされる。ここで、ハイクオリティモードスイッチ
39がオンであればステップS6に進み、オフならばス
テップS7に進む。
れる。ここでは、ハイクオリティモードに対応した内部
メモリの状態が、セット状態→リセット状態、またはリ
セット状態→セット状態に切換えられる。このステップ
S6の後は、上記ステップS2に戻る。
チ40の状態がモニタされる。ここで、該暗出力測定開
始スイッチ40がオンならばステップS8に進み、暗出
力測定が行われる。この暗出力測定の詳細な動作は、後
述する。一方、上記ステップS7で暗出力測定開始スイ
ッチがオフであれぱ、ステップS9に進む。
ズスイッチ37の状態がモニタされる。ここで、ファー
ストレリーズスイッチ37がオンならばステップS10
に進み、オフならば上記ステップS2に戻る。
されて測距が行われ、その測距結果によりレンズの駆動
量が演算される。次いで、ステップS11にて、レンズ
駆動機構16が使用されて、ピント合わせのためのレン
ズ駆動が行われる。
22が使用されて測光が行われる。また、ステップS1
3では、測光結果を基にして露出演算が行われて、制御
すべき絞り値、AV値及びシャッタ秒時SSが演算され
る。
構17が使用されて絞り込みが行われる。そして、ステ
ップS15にて、ミラー駆動回路18が使用されてミラ
ーアップが行われると、続くステップS16にて、シャ
ッタ制御回路20が使用されてフォーカルプレーンシャ
ッタ10の先幕がスタートされる。
したか否かが判定され、先幕走行が完了したならばステ
ップS18に進む。このステップS18では、CCD1
1の積分制御が行われる。露出演算結果SSより、上記
表1に従って、実制御のシャッタ秒時SS′が求められ
る。このシャッタ秒時SS′に従って、タイミングパル
ス発生回路27が使用されて、CCD11の積分制御が
行われる。
路20が使用されて、フォーカルプレーンシャッタ10
の後幕がスタートされる。そして、ステップS20に於
いて、後幕走行が完了したと判定されたならば、ステッ
プS21に進む。
画像データの読出しが行われる。このとき、増幅器26
の増幅率の設定は、上記表1に従って、CPU15から
のゲインコントロール信号によって行われる。
よって絞り開放駆動が行われ、続くステップS23では
ミラー駆動回路18が使用されて、ミラーダウンが行わ
れる。次いで、ステップS24により、シャッタチャー
ジ機構19が使用されてシャッタチャージが行われる。
路32によって画像データ記録媒体33に対して画像デ
ータの記録が行われる。ステップS26では、画像モニ
タドライバ30が使用されて画像モニタ31上に画像の
表示が行われる。その後、上記ステップS2に戻る。
図4のフローチャートのステップS8に於けるサブルー
チン“暗出力測定”の詳細な動作を説明する。
(例えば、1/8sec、1/2sec、2sec)で
求められる。その理由は、暗出力の発生するパターンが
秒時によって微妙に変わってくるため、1種類の積分時
間だけで暗出力補正データを求めた場合、実際の画像デ
ータを求める時の露出時間が暗出力測定の時の秒時と大
きく違う場合に精度の高い補正ができないからである。
は、積分時間1/8secの時の暗出力補正データ(A
N1/8データ)の測定である。
1が使用されて測温が行われる。次いで、ステップS3
2で積分時間が1/8secに設定されると、ステップ
S33でフォーカルプレーンシャッタ10を動作させな
いで、遮光状態でCCD11の積分が行われる。この時
の積分時間は、上記ステップS32で設定された積分時
間である。
読出しが行われる。この際、増幅器26のゲインはA倍
(低倍率)に設定される。そして、ステップS35に
て、画像記録回路32が使用されて、画像データ記録媒
体33に対して暗出力補正データ(AN1/8データ)
の記録が行われる。
て、積分時間1/2secの時の暗出力補正データ(A
N1/2データ)の測定が行われる。このステップS3
6〜S40の処理動作は、上述したステップS31〜S
35と同様であるので、説明は省略する。
積分時間2secの時の暗出力補正データ(AN2デー
タ)の測定が行われる。このステップS41〜S45の
処理動作についても、上述したステップS31〜S35
と同様であるので、説明は省略する。
33に、画像データまたは暗出力補正データを記録する
時のデータ構造を示したものである。ここで、表2は、
1駒分の撮像素子データの構造を示している。また、表
2の詳細は、表3に示される通りである。
データ記録媒体33、及び補正手段たる暗出力補正ソフ
ト51をパーソナルコンピュータ50に装填して、暗出
力補正を行うためのシステムを示した図である。
ラ52を操作して暗出力測定を行い、画像データ記録媒
体33に記録されたものが使用される。
図6に示されるシステムを使用して暗出力補正を行う時
の、暗出力補正ソフトのシーケンスについて説明する。
録媒体33から、全画像データ及び暗出力補正データが
読出され、パーソナルコンピュータ50のハードディス
クにセーブされる。次いで、ステップS52にて、ルー
プカウンタIがI=0に設定され、ステップS53にて
I番目の画像データが読出される。
ータの内部にある撮像素子データ種別(表2、表3参
照)が読出される。ここで、読出された画像データの種
別がタイプ1(ハイクオリティモード)の場合にはステ
ップS55に進み、タイプ0(ノーマルモード)の場合
にはステップS61に進む。
ータの内部にある露出演算による秒時データSS(表
2、表3参照)が読出される。そして、その読取られた
秒時データSSに従い、ステップS56〜S58にて、
上記表1に従って対応した暗出力補正データが選択さ
れ、パーソナルコンピュータ50のハードディスクから
読出される。
る。この詳細については、図8を用いて後述する。
像データが、パーソナルコンピュータ50のハードディ
スクにセーブされる。そして、ステップS61では、ル
ープカウンタIが+1だけ加算される。この後、ステッ
プS62に於いて、全画像データが終了したか否かが判
定される。全画像データが終了していれば終了し、そう
でないならば上記ステップS53に戻る。
S59に於けるサブルーチン“画素補正”の詳細な動作
を説明するフローチャートである。このサブルーチンで
は、1つの画像データの中で、各画素毎に暗出力の補正
演算が行われる。
は積分時間に比例するので、この積分時間に起因する暗
出力のスケーリングファクタ(暗出力測定時の暗出力の
大きさに対する、露出の時の暗出力の大きさの比)F1
が、F1=SS/SSaにより求められる。但し、SS
は露出演算による秒時データであり、SSaは暗出力測
定時の積分時間である。
の大きさは温度に関連するので、温度に起因する暗出力
のスケーリングファクタF2が、F2=2^{(TEM
Pg−TEMPa)/10}により求められる。ここ
で、TEMPgは画像データから読取られた温度データ
(露出時のCCD温度)であり、またTEMPaは暗出
力データから読取られた温度データ(暗出力測定時のC
CD温度)である。
が、J=0に設定される。そして、ステップS74に於
いて、画像データの中でJ番目の画素のデータGDAT
A(J)から、対応した暗出力データの中でJ番目の画
素のデータADATA(J)が減算され、その結果が補
正画素データのJ番目の画素のデータHDATA(J)
とされる。
が、+1だけ加算される。そして、ステップS76に於
いて、全画素終了したか否かが判定される。ここで、全
画素終了したならばリターンし、そうでないならば上ス
テップS74に戻る。
する。
構成が上述した第1の実施の形態と異なる点は、暗出力
測定開始スイッチ40が無いことだけで、他は同じであ
る。したがって、その構成図及び詳細な説明は省略す
る。
補正データを測定する機能を有しておらずく、暗出力補
正データは外部よりフロッピーディスク等の記録媒体で
供給される。
明の第2の実施の形態の動作シーケンスについて説明す
る。
した第1の実施の形態と異なる点は、図4のフローチャ
ートに於けるステップS7及びS8の処理が無いことで
ある。したがって、その他の処理、すなわち図9のフロ
ーチャートに於けるステップS81〜S86、及びステ
ップS87〜104は、それぞれ図4のフローチャート
のステップS1〜S6、及びステップS9〜S26と同
様であるので説明は省略する。
像データ記録媒体33及び暗出力補正ソフト51をパー
ソナルコンピュータ50に装填して、暗出力補正を行う
ためのシステムを示したものである。
録媒体55により外部から供給される。暗出力補正デー
タ記録媒体55は、カメラに同梱されているフロッピー
ディスク等により構成されるもので、上述した第1の実
施の形態と同様に、AN1/8データ、AN1/2デー
タ、AN2データが記録されている。
て、図10に示されるシステムを使用して暗出力補正を
行う時の暗出力補正ソフトのシーケンスについて説明す
る。
記録媒体33から全画像データが読出されて、パーソナ
ルコンピュータ50のハードディスクにセーブされる。
次いで、ステップS112にて、暗出力データ記録媒体
から55から暗出力補正データが読出され、パーソナル
コンピュータ50のハードディスクにセーブされる。
述した第1の実施の形態に於ける図7のフローチャート
のステップS52〜S62と同じであるので、説明は省
略する。
以下の如き構成を得ることができる。
変換するための撮像素子と、上記撮像素子に対して、適
正な露出条件を設定し、露出を行い上記撮像素子から画
像データを得るための露出手段と、露出時の撮像素子近
傍の温度を測定する測温手段と、上記撮像素子から得ら
れた画像データと、上記測温手段で測定した露出時の撮
像素子近傍の温度と、露出時間データとを記録するため
の画像データ記録手段と、を具備することを特徴とする
デジタルカメラ。
めの撮像素子と、上記撮像素子に対して、適正な露出条
件を設定し、露出を行い上記撮像素子から画像データを
得るための露出手段と、露出時の撮像素子近傍の温度を
測定する測温手段と、上記撮像素子から得られた画像デ
ータと、上記測温手段で測定した露出時の撮像素子近傍
の温度と、露出時間データとを記録するための画像デー
タ記録手段とを備えるデジタルカメラと、上記デジタル
カメラより得られた画像データに対して暗出力補正を行
うための暗出力補正データ記録媒体と、上記デジタルカ
メラより得られた画像データと上記暗出力補正データ記
録媒体に記憶された暗出力補正データより、上記デジタ
ルカメラより得られた画像データに対して暗出力補正を
行い補正画像データを得るための演算装置と、を具備し
たことを特徴とするデジタルカメラシステム。
めの撮像素子と、上記撮像素子に対して、適正な露出条
件を設定し、露出を行い上記撮像素子から画像データを
得るための露出手段と、露出時の撮像素子近傍の温度を
測定する測温手段と、上記撮像素子から得られた画像デ
ータと、上記測温手段で測定した露出時の撮像素子近傍
の温度と、露出時間データとを記録するための画像デー
タ記録手段と、上記撮像素子への被写体光の透過若しく
は遮光を制御する遮光手段と、上記遮光手段を遮光状態
にして上記撮像素子より暗出力補正データを得るための
暗出力測定手段と、マニュアル操作に応じて上記暗出力
測定手段に動作命令を出力する暗出力測定命令実行手段
と、上記撮像素子から得られる暗出力補正データを記録
する暗出力補正データ記録手段と、を具備することを特
徴とするデジタルカメラシステム。
めの電子撮像素子を有するデジタルカメラとこのデジタ
ルカメラで得た画像データを補正するための演算装置と
を含むカメラシステムに於いて、上記デジタルカメラ
は、上記撮像素子に対して露出を行い、撮像素子から画
像データを得るための露出手段と、上記撮像素子近傍の
温度を測定する測温手段と、上記撮像素子から得られる
画像データ、上記露出手段の露出時間及び上記測温手段
で測定した温度を記憶する記憶手段と、を具備し、上記
演算装置は、上記画像データに対して暗出力補正を行う
ために使用する暗出力補正データを記憶する記憶媒体
と、上記記憶媒体に記憶された暗出力補正データと上記
記憶手段に記憶された画像データ、露出時間及び温度に
基いて、上記撮像素子から得た画像データに対して暗出
力補正を行う補正手段と、を具備することを特徴とする
カメラシステム。
めの電子撮像素子を有するデジタルカメラとこのデジタ
ルカメラで得た画像データを補正するための演算装置と
を含むカメラシステムに於いて、上記デジタルカメラ
は、上記撮像素子に対して露出を行い、撮像素子から画
像データを得るための露出手段と、上記撮像素子近傍の
温度を測定する測温手段と、上記撮像素子への被写体光
の透過若しくは遮光を制御する遮光手段と、上記遮光手
段によって遮光した状態で、上記撮像素子の出力から暗
出力補正データを測定する暗出力測定手段と、上記暗出
力補正データを得るために上記暗出力測定手段に対して
動作命令を出力する実行手段と、上記撮像素子から得ら
れる画像データ、上記露出手段の露出時間、上記測温手
段で測定した温度及び上記暗出力測定手段で得た暗出力
補正データを記憶する記憶手段と、を具備し、上記演算
装置は、上記記憶手段に記憶された画像データ、露出時
間、温度及び暗出力補正データに基いて、上記撮像素子
から得た画像データに対して暗出力補正を行う補正手段
を具備することを特徴とするカメラシステム。
の待ち時間に於いて暗出力の補正演算にかかる時間を短
縮することができるデジタルカメラ及びカメラシステム
を提供することができる。
で、デジタルカメラのブロック構成図である。
ドセルの積分時間に対する積分電圧の関係を示した特性
図である。
ある。
を説明するフローチャートである。
サブルーチン“暗出力測定”の詳細な動作を説明するフ
ローチャートである。
体33、及び暗出力補正ソフト51をパーソナルコンピ
ュータ50に装填して、暗出力補正を行うためのシステ
ムを示した図である。
を行う時の、暗出力補正ソフトのシーケンスについて説
明するフローチャートである。
るサブルーチン“画素補正”の詳細な動作を説明するフ
ローチャートである。
について説明するフローチャートである。
媒体33及び暗出力補正ソフト51をパーソナルコンピ
ュータ50に装填して、暗出力補正を行うためのシステ
ムを示した図である。
補正を行う時の暗出力補正ソフトのシーケンスについて
説明するフローチャートである。
W)、 40 暗出力測定開始スイッチ(ANS SW)、 50 パーソナルコンピュータ、 51 暗出力補正ソフト、 52 カメラ。
Claims (3)
- 【請求項1】 被写体像を電気信号に変換するための電
子撮像素子を有するデジタルカメラに於いて、 上記撮像素子に対して露出を行い、撮像素子から画像デ
ータを得るための露出手段と、 上記撮像素子近傍の温度を測定する測温手段と、 上記撮像素子から得られる画像データ、上記露出手段の
露出時間及び上記測温手段で測定した温度を記憶する記
憶手段と、 を具備することを特徴とするデジタルカメラ。 - 【請求項2】 被写体像を電気信号に変換するための電
子撮像素子を有するデジタルカメラに於いて、 上記撮像素子に対して露出を行い、撮像素子から画像デ
ータを得るための露出手段と、 上記撮像素子近傍の温度を測定する測温手段と、 上記撮像素子への被写体光の透過若しくは遮光を制御す
る遮光手段と、 上記遮光手段によって遮光した状態で、上記撮像素子の
出力から暗出力補正データを測定する暗出力測定手段
と、 上記暗出力補正データを得るために上記暗出力測定手段
に対して動作命令を出力する実行手段と、 上記撮像素子から得られる画像データ、上記露出手段の
露出時間、上記測温手段で測定した温度及び上記暗出力
測定手段で得た暗出力補正データを記憶する記憶手段
と、 を具備することを特徴とするデジタルカメラ。 - 【請求項3】 被写体像を電気信号に変換するための電
子撮像素子を有するデジタルカメラとこのデジタルカメ
ラで得た画像データを補正するための演算装置とを含む
カメラシステムに於いて、 上記デジタルカメラは、 上記撮像素子に対して露出を行い、撮像素子から画像デ
ータを得るための露出手段と、 上記撮像素子近傍の温度を測定する測温手段と、 上記撮像素子から得られる画像データ、上記露出手段の
露出時間及び上記測温手段で測定した温度を記憶する記
憶手段と、 を具備し、 上記演算装置は、 上記画像データに対して暗出力補正を行うために用いる
暗出力補正データと上記記憶手段に記憶された画像デー
タ、露出時間及び温度に基いて、上記撮像素子から得ら
れた画像データに対して暗出力補正を行う補正手段を具
備することを特徴とするカメラシステム。
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---|---|---|---|
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JP35892798A Expired - Fee Related JP4388151B2 (ja) | 1998-12-17 | 1998-12-17 | カメラシステム |
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-
1998
- 1998-12-17 JP JP35892798A patent/JP4388151B2/ja not_active Expired - Fee Related
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WO2022246950A1 (zh) * | 2021-05-28 | 2022-12-01 | 东莞市小精灵教育软件有限公司 | 一种成像校正方法及装置、智能终端 |
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