JP3188089B2 - ブレ情報記録カメラ - Google Patents

ブレ情報記録カメラ

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JP3188089B2
JP3188089B2 JP01665694A JP1665694A JP3188089B2 JP 3188089 B2 JP3188089 B2 JP 3188089B2 JP 01665694 A JP01665694 A JP 01665694A JP 1665694 A JP1665694 A JP 1665694A JP 3188089 B2 JP3188089 B2 JP 3188089B2
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  • Indicating Or Recording The Presence, Absence, Or Direction Of Movement (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、手ブレ信号を記録し、
その信号を用いて画像処理することにより、手ブレ写真
をブレのない写真に復元するカメラシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、手ブレを検出し、それを記録
媒体に記録する技術が知られている。例えば、特開昭6
3−187883号公報には、手ブレに関する物理量を
検出し、検出された物理量を記録媒体に記録する撮像装
置が記載されている。
【0003】この撮像装置は、複数の記憶回路を設け、
固体撮像素子(CCD)により光電変換された一画面の
画像信号を1つの記憶回路に記憶する。そして所定時間
経った後に、次の一画面を画像信号を取り入れ、他の記
憶回路に記憶する。そして先に取り入れた画面(画像信
号)と今回取り入れた画面(画像信号)を比較して、そ
の差をブレ量として検出している。
【0004】また、一般的に、ブレにより元の被写体像
が劣化した場合、元の被写体像をf(x,y)、ブレに
より劣化した画像をg(x,y)とすると、 g(x,y)=∫∫h(x−x´)×f(x´,y´)
dx´dy´ と表すことができる。ここでh(x,y)は点広がり関
数と呼ばれ、劣化画像のブレ方を表している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述した撮像装置のよ
うにレンズシャッタカメラの場合には、フィルムへの露
光量の制御がセクタの開閉により行なわれるため、セク
タの開閉動作による変化によりフィルムに到達する光束
が露光時間内に変化する。よって、ブレ検出手段により
検出されたブレ情報と、実際にフィルム上に記録された
画像の点広がり関数に違いが発生し、正確なブレ復元が
できない。
【0006】そこで本発明は、セクタの開口曲線を考慮
し、検出したブレ情報を実際の画像の点広がり関数に変
換することにより、ブレのない復元写真を得、且つ記録
媒体に記録するブレ情報の情報量を減らすブレ情報記録
カメラを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、露光中の手ブレによるカメラの動きを検出
するブレ検出手段と、露光動作の開始に伴って開口状態
が変化するセクタと、このセクタの開口値の変化に関す
るセクタ情報を発生するセクタ情報発生手段と、上記ブ
レ検出手段によって検出されたブレ情報と、上記セクタ
情報発生手段によって発生された上記セクタ情報とを記
録媒体に記録する情報記録手段とで構成されるブレ情報
記録カメラを提供する。
【0008】また、上記セクタ情報発生手段は、上記セ
クタの開口値に関する上記セクタ情報を、複数の座標で
表わして予め記憶する。上記セクタ情報発生手段は、上
記セクタ情報発生手段は、上記セクタの開口値に関する
上記セクタ情報を、上記セクタを全開させるのに要する
時間と、全閉させるのに要する時間とで表す。
【0009】さらに、露光中の手ブレによるカメラの動
きを検出するブレ検出手段と、露光動作の開始に伴って
開口状態が変化するセクタと、このセクタの開口値の変
化に関するセクタ情報を発生するセクタ情報発生手段
と、上記ブレ検出手段によって検出されたブレ情報と、
上記セクタ情報発生手段によって発生された上記セクタ
情報とに基づいて画像の点広がり関数に変換するブレ情
報変換手段と、この変換されたブレ情報を記録媒体に記
録する情報記録手段とで構成されるブレ情報記録カメラ
を提供する。
【0010】
【作用】以上のような構成のブレ情報記録カメラは、露
出中のセクタの開口率の変化を対応付け、ブレセンサの
出力から画像の点広がり関数が求められ、正しい点広が
り関数によりブレ画像のブレが復元処理される。
【0011】また、セクタ情報が開口曲線上の複数の座
標で表され、セクタの全開時間と全閉時間とで表すこと
により、情報量が減少され、メモリ及び記録媒体の容量
の負担が減少する。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は、本発明によるブレ情報記録カメラ
と画像処理装置からなるシステムの概略的な構成を示し
説明する。
【0013】このシステムは、大きくは、ブレ情報を記
録するカメラ1と画像を復元する画像処理装置2とに分
けられる。このカメラ1は、手ブレによるカメラ本体の
動きを検出するブレ検出部3と、図示しない測距部によ
り得られた距離情報から焦点距離を生成する焦点距離情
報発生部4と、図示しない測光部から得られた測光情報
から露光時間を決定する露光時間判断部5と、所定のセ
クタの開口曲線に関する情報(以下、セクタ情報と称す
る)を生成するセクタ情報発生部6と、着脱可能な所定
の記録媒体8に上記情報を記録する情報記録部7とで構
成される。
【0014】このように構成されたカメラ1は、ブレ検
出部3によって手ブレによる露光中のカメラ本体の動き
を検出したブレ情報と、焦点距離情報発生部4より発生
した画像撮影時のレンズの焦点距離情報と、露光時間判
断部5により判断された露光時間情報と、を情報記録部
7により記録媒体8に記録する。同時に、セクタ情報発
生部6より発生したセクタ情報を読み出し、情報記録部
7により上記記録媒体8に記録する。
【0015】上記画像処理装置2は、上記カメラ1によ
り情報が記録された記録媒体8から情報を取出し、ブレ
のない画像を復元するものである。すなわち、この画像
処理装置2は、まず情報読出部9によって上記記録媒体
8に記録されているブレ情報、セクタ情報、及び焦点距
離情報を読み出す。読出した情報を用いてブレ情報変換
部10によって、ブレ情報を実際の画像の前述した点広
がり関数に変換する。そして変換された点広がり関数を
用いて、ブレ復元部11によってブレ画像をブレのない
画像に復元する。
【0016】この実施例では、ブレを感知するセンサと
して角速度センサを用いている。そして、図2に示すよ
うに、手ぶれによるカメラの動きを光軸に垂直な平面を
表す2本の直交軸x,yまわりの回転運動によって表
し、この直交軸x,yまわりの回転運動が測定できるよ
うに角速度センサを配置する。ここでは、角速度センサ
を用いているが、ブレセンサとしては、加速度センサ
等、カメラの動きを測定できるセンサであれば、いかな
るセンサも用いてもよい。
【0017】図3は、本発明による第1実施例として、
図1に示したブレ情報記録カメラ及び画像処理装置の具
体的な構成を示し説明する。この構成は、大きくは、ブ
レ情報及びセクタ情報を記録するためのカメラ21と、
ブレ情報、撮影情報及びセクタ情報を記録するための磁
気記録媒体22が長手方向に一体となった光学画像を記
録するフィルム23(記録媒体)と、上記ブレ情報、セ
クタ情報、焦点距離情報及び光学画像からなる情報を読
み出し、ブレ画像を復元する画像処理装置24と、復元
された画像を出力するためのカラープリンタ25とで構
成される。
【0018】上記カメラ21は、レリーズボタン26
と、被写体の明るさを測る測光部27と、被写体までの
距離を測定する測距部28と、手ブレによるカメラの動
きを検出するブレセンサX29(図2のx軸まわり)、
ブレセンサY30(図2のy軸まわり)と、上記測距部
28で測定されたデータに基づいてレンズを駆動し、焦
点を合わせるレンズ駆動部31と、上記測光部27によ
り測定されたデータに基づいて露光量を調節するセクタ
部32と、図示しない装着された撮影レンズの焦点距離
情報及びセクタの開口曲線に関する情報を記憶している
2 PROM33と、上記ブレセンサX29及びブレセ
ンサY30により測定されたブレ情報とセクタの開口時
間を一時記憶しておくためのRAM34と、上記ブレ情
報とセクタ情報及び焦点距離情報を磁気記録媒体22に
記録する磁気ヘッド35と、上記各構成部材をそれぞれ
制御する制御部36とで構成される。
【0019】また、上記画像処理装置24は、上記磁気
記録媒体22に記録されたブレ情報、セクタ情報及び焦
点距離情報を読み出すための磁気ヘッド37と、上記フ
ィルム23に記録された光学画像をデジタル画像に変換
するスキャナ38と、上記磁気ヘッド37と上記スキャ
ナ38とを制御する制御部39と、変換されたデジタル
画像を一時記憶しておくためのフレームメモリ40と、
上記ブレ情報を画像上の点広がり関数に変換するブレ情
報変換部41と、上記デジタル画像のブレを修正しブレ
のない画像に復元するブレ復元部42とで構成される。
【0020】図4を参照して、上記セクタ部32につい
て詳しく説明する。上記セクタ部32は、セクタ50
と、該セクタ50と連動するセクタ51と、フォトイン
タラプタPI54とからなる。図4(a)に示すよう
に、セクタが閉じている状態の時、上記セクタ50の先
端部は上記PI54を横切っており、該PI54の出力
は、“0”である。
【0021】また、図4(b)に示すように、上記セク
タ50が支点52を中心として右回りに回転すると、セ
クタ50の先端部が上記PI54を抜け、PI54の出
力が“0”でなくなる。このように、上記PI54の出
力により、上記セクタ50の位置を認識する。
【0022】次に図5には、前述したセクタ部32によ
る開口曲線の一例を示す。一般に、セクタ部32の開口
曲線は、セクタの開き始めや閉じ終わりには曲線になる
が、ここでは、それをすべて直線に置き換え、開口曲線
を簡単化する。このセクタの場合、セクタが全閉から全
開までに要する時間はt1であり、全開から全閉までに
要する時間t2である。よって、このt1及びt2によ
って開口曲線の形が決まる。そして、全露光時間がt1
+t2より長くなる場合(t4)、開口曲線は図中の実
線のように台形になり、全露光時間がt1+t2より短
くなる場合(t3)開口曲線は波線のように三角形にな
る。
【0023】図6には、上記PI54の出力とセクタの
開口率を対応させたタイミングチャートを示す。上記P
I54は、上記セクタが開き上記フィルム23に露光が
開始されると同時に(t=0)信号を出力し、上記セク
タが閉じ上記フィルム23への露光が完全に終了すると
同時に、(t=texp )出力を停止するように調節され
ている。
【0024】次に、図8に示すフローチャートを参考に
して、図3のように構成されたブレ情報記録カメラの動
作について説明する。まず、カメラ21の図示しないメ
インスイッチのオンにより、シーケンススタートした
後、撮影者によるレリーズボタン26のファーストレリ
ーズのオン/オフを判定し(ステップS1)、オンされ
ると(YES)、上記測光部27により測光が行われ
(ステップS2)、続いて上記測距部28により測距が
行われる(ステップS3)。
【0025】更に撮影者によるレリーズボタン26のセ
カンドレリーズのオン/オフを判定し(ステップS
4)、オンされると(YES)、上記ブレセンサX29
及び上記ブレセンサY30により、ブレの測定が開始さ
れる(ステップS5)。そして測距の結果に応じて、レ
ンズ駆動部31により図示しない撮影レンズが駆動さ
れ、オートフォーカスが完了する(ステップS6)。
【0026】次に、上記ステップS2で行われた測光の
結果を受けて、上記制御部36により、セクタ部32の
開口時間が判断され、その値に従って、セクタ部32が
開く方向に駆動される(ステップS7)。そして、判断
されたセクタ部32の開口時間(texp )が上記RAM
34に記憶される(ステップS8)。
【0027】続いて、上記フィルム23への露光が開始
されると同時に図4に示すPI54から上記制御部36
に検出信号が送られ、それを受けて上記制御部36によ
り上記ブレセンサX29及び上記ブレセンサY30の出
力が随時上記RAM34に転送される(ステップS
9)。
【0028】次に、上記セクタ部32の開口時間に従っ
て、露光を終了させるために、セクタ部32が閉じる方
向に駆動される(ステップS10)。そして、上記フィ
ルム23への露光が完全に終了すると同時に、上記PI
54より上記制御部36に信号が送られ、それを受け
て、上記制御部36は、上記ブレセンサX29及び上記
ブレセンサY30の出力の転送を終了させる(ステップ
S11)。
【0029】次に、上記RAM34に記憶されているブ
レセンサの出力及び露出時間texpが上記磁気ヘッド3
5により、上記磁気記録媒体22に記録され(ステップ
S12)、続いて、上記E2 PROM33に記憶されて
いるセクタ部32の開口曲線情報t1及t2及び撮影レ
ンズの焦点距離(Lとする)が上記磁気ヘッド35によ
り上記磁気記録媒体22に記録される(ステップS1
3)。なお、フローチャートに図示されないタイミング
でズームレンズの焦点距離を検出し、この検出結果がE
2 PROM33に記憶されている。
【0030】そして、撮影者が撮影を終了するか否か判
定し(ステップS14)、撮影を継続する場合は(N
O)、フィルム23が次のコマに送られ(ステップS1
5)、上記ステップ1に戻る。撮影者が撮影を終了する
場合は(YES)、本シーケンスは終了する。
【0031】次に、図7に示すフローチャートを参照し
て、図3に示した画像処理装置24の動作について説明
する。まず、シーケンススタートした後、上記フィルム
23に記録された画像が制御部39により制御されるス
キャナ38により読み出され(ステップS21)、フレ
ームメモリ40に転送される(ステップS22)。次
に、磁気記録媒体22に記録されるブレ情報、露光時
間、焦点距離情報及びセクタ情報が上記制御部39によ
り制御される磁気ヘッド37により読み出される(ステ
ップS23)。
【0032】そして、読み出された情報はブレ情報変換
部41へ転送され、セクタ情報を使って、ブレ情報を画
像上の点広がり関数に変換される(ステップS24)。
次に、上記ブレ復元部42は、上記フレームメモリ40
から画像を読み出し、上記磁気ヘッド37から送られて
くる点広がり関数を用いてブレた画像をブレのない画像
に復元する(ステップS25)。更に処理を続けるか否
かを判断し(ステップS26)、処理を継続する場合
(NO)上記ステップS21に戻り、処理を終了する場
合は(YES)、本シーケンスは終了する。
【0033】ここで、上記ステップS24“ブレ情報変
換”について詳しく説明する。上記ブレセンサX29及
びブレセンサY30の出力を、それぞれωx (t)、ω
y (t)とする。ここで、tはブレ情報記録開始(t=
0)から終了(t=texp )までの時間を表す。これに
ブレセンサのサンプリング時間Tと焦点距離Lを掛けた
ものが、サンプリング時間内に被写体が動いた距離にな
る。
【0034】よって、フィルム面上での手ブレによる被
写体の動きの軌跡をX(t)、Y(t)とすると、 X(t) =X(t-1) +ωx (t) ・T・L Y(t) =Y(t-1) +ωy (t) ・T・L ただし、X(0) =0,Y(0) =0
となる。
【0035】ここで、セクタの開口曲線を計算してお
く。開口曲線をS(t) とすると、該S(t) は上記セクタ
情報t1、t2を用いて次のように求められる。 texp <t1 +t2 の時 S(t) =(1/t1 )*t (0<t <t1/(t1+t2)*texp ) S(t) =(−1/t2 )*t+texp /t2 (t1/(t1+t2)*texp <t <texp ) texp >t1 +t2 の時 S(t) =(1/t1 )*t (0<t<t1 ) S(t) =1 (t1 <t<t2 ) S(t) =(−1/t2 )*t+texp /t2 (t1 +t2 <t<texp ) これらを用いてX(t)、Y(t)を画面上での点広が
り関数h(x,y)に変 換する。 h(x,y)=Σδ(x−X(t),y−Y(t))・
S(t) ここで、δ(x−X(t),y−Y(t))はデルタ関
数である。
【0036】以上の計算により、開口曲線を加味した点
広がり関数が得られる。以上、本実施例について説明し
たが、本実施例はこれに限定される事なく種々の改良、
変更が可能である事は勿論である。例えば、上記実施例
では、セクタの開口曲線を矩形とみなしてセクタ情報を
t1、t2の2つの数字で表したが、開口曲線を時間の
関数で表し、その関数をセクタ情報としてもよいし、そ
の関数上の複数の座標をセクタ情報として、E2 PRO
Mに記憶させてもよい。
【0037】次に図9には、本発明による第2実施例と
してのブレ情報記録カメラ及び画像処理装置の概略的な
構成を示し説明する。この構成は、大きくはカメラ61
と画像処理装置69に分けられる。
【0038】このカメラ61は、手ブレによるカメラの
動きを検出するブレ検出部62と、図示しない測距部に
より得られた距離情報から焦点距離を生成する焦点距離
情報発生部65と、図示しない測光部から得られた測光
情報から露光時間を決定する露光時間判断部66と、所
定のセクタ情報を生成するセクタ情報発生部64と、着
脱可能な所定の記録媒体68に上記情報を記録する情報
記録部67とで構成される。
【0039】上記カメラ61においては、まず、ブレ検
出部62によって手ブレによる露光中のカメラの動きを
検出する。そして、ブレ情報変換部63は、セクタ情報
発生部64より発生したセクタ情報と、焦点距離情報発
生部65より発生した撮影時のレンズの焦点距離情報と
を用いて、ブレ情報を実際の画像の点広がり関数に変換
する。そして変換されたブレ情報は、上記情報記録部6
7により、着脱可能な記録媒体68に記録する。
【0040】上記画像処理装置69においては、情報読
出し部70が装着された記録媒体68に記録されている
ブレ情報を読み出し、その情報を用いてブレ復元部71
によってブレ画像をブレのない画像に復元する。
【0041】図10は、図9に示したブレ情報記録カメ
ラ及び画像処理装置の構成を具体的に示した図である。
この構成においては、ブレ情報を記録できるカメラ10
1と、上記ブレ情報を記録するための磁気テープ113
が設けられた光学画像を記録するフィルム114と、上
記ブレ情報を読み出しブレ画像を復元する画像処理装置
116と、復元された画像を出力するためのカラープリ
ンター122とに大別される。この実施例のカメラ10
1の構成部材は、前述した第1実施例のカメラ21の構
成部材とほぼ同じで同構成あるが、ブレ情報を画像上の
点広がり関数に変換するブレ情報変換部115を搭載し
ている点が異なっている。また、カメラ側にブレ情報変
換部を搭載したため、画像処理装置側にはブレ情報変換
部が設けられていない。
【0042】上記画像処理装置116においては、上記
磁気テープ113に記録されたブレ情報を読み出すため
の磁気ヘッド117と、上記フィルム114に記録され
た光学画像をデジタル画像に変換するスキャナ118
と、上記磁気ヘッド117と上記スキャナ118とを制
御する制御部119と、変換されたデジタル画像を一時
記憶しておくためのフレームメモリ120と、上記デジ
タル画像のブレを修正し、ブレのない画像に復元するブ
レ復元部121とで構成される。
【0043】上記カメラ101内のセクタ108は、第
1実施例のカメラ21内のセクタ部32と同じ構造及び
動作であり(図4)、ここでは説明を省略する。次に図
11に示すフローチャートを参照して、図10に示すよ
うに構成されたブレ情報記録カメラの動作について説明
する。
【0044】まず、カメラ101の図示しないメインス
イッチオンでシーケンススタートした後、撮影者のレリ
ーズボタン100の押下によるファーストレリーズのオ
ン/オフを判定し(ステップS31)、オンされると
(YES)、測光部103により測光が行われ(ステッ
プS32)、続いて上記測距部104により測距が行わ
れる(ステップS33)。
【0045】更に撮影者のレリーズボタン100の押下
によるセカンドレリーズのオン/オフを判定し(ステッ
プS34)、オンされると(YES)、上記ブレセンサ
X105および上記ブレセンサY106によりブレの測
定が開始される(ステップS35)。そして、測距の結
果を受けて上記レンズ駆動部107によりレンズが駆動
され、オートフォーカスが完了する(ステップS3
6)。
【0046】次に、上記ステップS32による測光の結
果を受けて、上記制御部112により、セクタ108の
開口時間が判断され、その値に従ってセクタ108が開
く方向に駆動される(ステップS37)。
【0047】更に、判断されたセクタ108の開口時間
(texp )が上記RAM110に記憶される(ステップ
S38)。続いて、上記フィルム114へ露光が開始さ
れると同時に、上記PI54(図4)より上記制御部1
12に信号が送られ、それを受けて上記制御部112に
より上記ブレセンサX105及び上記ブレセンサY10
6の出力が随時上記RAM110に転送される(ステッ
プS39)。
【0048】次に、上記セクタ108の開口時間に従っ
て、露光を終了させるために、セクタ108が閉じる方
向に駆動される(ステップS110)。そして、上記フ
ィルム114への露光が完全に終了すると同時に、上記
PI54より上記制御部112に信号が送られ、それを
受けて上記制御部112が上記ブレセンサX105及び
上記ブレセンサY106の出力の転送を終了させる(ス
テップS41)。
【0049】次に、上記RAM110に転送されたブレ
センサの出力と開口時間texp 、及び上記E2 PROM
109に記憶されているセクタ108の開口曲線情報t
1、t2、及び撮影レンズの焦点距離が上記ブレ情報変
換部115に転送され、ブレセンサの出力が画像の点広
がり関数に変換される(ステップS42)。
【0050】そして変換されたブレ情報は、上記磁気ヘ
ッド111により上記磁気テープ113に記録される
(ステップS43)。更に撮影者が撮影を終了するかを
判定し(ステップS44)、撮影を継続する場合は(N
O)、フィルムが送られ(ステップS45)、上記ステ
ップ101に戻る。撮影者が撮影を終了する場合は(Y
ES)、本シーケンスは終了する。ここで、上記ステッ
プS42”ブレ情報変換”は、上述した上記ステップS
24”ブレ情報変換”と同じ方法で行っているので、こ
こでは説明を省略する。
【0051】次に、図12に示すフローチャートを参照
して、上記画像処理装置116の動作について説明す
る。まず、シーケンススタートした後、上記フィルム1
14に記録された画像が上記制御部119のより制御さ
れる上記スキャナ118により読み出され(ステップS
51)、上記フレームメモリ120に転送される(ステ
ップS52)。
【0052】次に、上記磁気テープ131に記録された
ブレ情報が上記制御部119により制御される上記磁気
ヘッド117により読み出される(ステップS53)。
そして上記ブレ復元部121は、上記フレームメモリ1
20から画像を読み出し、上記ブレ情報を用いて、ブレ
た画像をブレのない画像に復元する(ステップS5
4)。そして、処理を続けるか否かを判断し(ステップ
S55)、処理を継続する場合は(NO)、上記ステッ
プS51に戻り、処理を終了する場合は(YES)、本
シーケンスは終了する。
【0053】上記実施例では、フィルム上に設けられた
磁気記録媒体に磁気記録する例を説明したが、この例に
限らず、LED等の発光素子によってフィルムにバーコ
ード等の形式で情報を写し込むようにしてもよく、ま
た、フィルムに限らずパトローネに設けたICチップに
撮影駒毎にブレ情報を記録するようにしても良い。
【0054】以上詳述したように、本発明のカメラシス
テムでは、露出中のセクタの開口率の変化を考慮してブ
レセンサの出力から画像の点広がり関数を求めることに
より、正しい点広がり関数を用いてブレ復元処理をする
ことができ、結果として、復元画像の高画質化が可能に
なる。
【0055】また、セクタ情報を開口曲線上の複数の座
標で表したり、セクタの全開時間と全閉時間とで表すこ
とにより、情報量を減少させ、メモリ及び記録媒体の容
量の負担を減少させることができる。
【0056】なお、本発明の上記実施態様によれば、以
下のごとき構成が得られる。 (1)露光中の手ブレによるカメラの動きを検出するブ
レ検出手段と、セクタの開口値の変化に関するセクタ情
報を発生するセクタ情報発生手段と、上記ブレ検出手段
によって検出されたブレ情報と、上記セクタ情報発生手
段によって発生された上記セクタ情報とを記録媒体に記
録する情報記録手段と、を具備することを特徴とするブ
レ情報記録カメラ。
【0057】(2)上記セクタは、露光動作の開始に伴
って開口状態が変化する上記(1)に記載のブレ情報記
録カメラ。 (3)上記ブレ情報記録カメラは更に撮影時の撮影レン
ズ焦点距離に関する情報を発生する焦点距離情報発生手
段を有し、上記情報記録手段は上記撮影レンズに関する
焦点距離情報を記録することを特徴とする上記(1)も
しくは(2)に記載のブレ情報記録カメラ。
【0058】(4)上記ブレ情報記録カメラは、更に、
撮影時の露光時間に関する露光時間情報を発生する露光
時間情報発生手段を有し、上記情報記録手段は上記撮影
時の露光時間に関する露光時間情報を記録することを特
徴とする上記(1)もしくは(3)に記載のブレ情報記
録カメラ。
【0059】(5)上記セクタ情報発生手段は、上記セ
クタの開口値に関する上記セクタ情報を、複数の座標で
表わして予め記憶しておくことを特徴とする上記(1)
乃至(3)に記載のブレ情報記録カメラ。
【0060】(6)上記セクタ情報発生手段は、上記セ
クタ情報発生手段は、上記セクタの開口値に関する上記
セクタ情報を、上記セクタを全開させるのに要する時間
と、全閉させるのに要する時間とで表すことを特徴とす
る上記(1)乃至(3)に記載のブレ情報記録カメラ。
【0061】(7)上記情報記録手段はフィルムに設け
られた磁気記録媒体に磁気記録する磁気記録手段である
ことを特徴とする上記(1)乃至(6)に記載のブレ情
報記録カメラ。
【0062】(8)上記情報記録手段はフィルムに光学
的に記録する光学的記録手段であることを特徴とする上
記(1)乃至(6)に記載のブレ情報記録カメラ。 (9)少なくともブレ情報、セクタ情報、露光時間情報
が記録された記録媒体から上記各情報を読み出す情報読
出手段と、この情報読出手段によって読み出された上記
各情報に基づいて画像の点広がり関数に変換するブレ情
報変換手段と、この変換されたブレ情報を用いてブレ復
元処理を行う復元手段と、を具備することを特徴とする
画像処理装置。
【0063】(10)上記記録媒体には更に焦点距離情
報が記録されており、上記ブレ情報変換手段は上記ブレ
情報、上記セクタ情報、上記露光時間情報に加えて上記
焦点距離情報を用いて上記画像の点広がり関数に変換す
ることを特徴とする上記(9)に記載の画像処理装置。
【0064】(11)上記(1)に記載のブレ情報記録
カメラと上記(10)に記載の画像処理装置の組み合わ
せからなるカメラシステム。 (12)露光中の手ブレによるカメラの動きを検出する
ブレ検出手段と、セクタの開口値の変化に関するセクタ
情報を発生するセクタ情報発生手段と、上記ブレ検出手
段によって検出されたブレ情報と、上記セクタ情報発生
手段によって発生された上記セクタ情報とに基づいて画
像の点広がり関数に変換するブレ情報変換手段と、この
変換されたブレ情報を記録媒体に記録する情報記録手段
と、を具備することを特徴とするブレ情報記録カメラ。
【0065】(13)上記セクタは、露光動作の開始に
伴って開口状態が変化する上記(12)に記載のブレ情
報記録カメラ。 (14)上記ブレ情報記録カメラは、さらに撮影時の撮
影レンズ焦点距離に関する情報を発生する焦点距離情報
発生手段を有し、上記ブレ情報変換手段は上記ブレ情
報、上記セクタ情報に加えて、上記撮影レンズに関する
焦点距離情報を用いて上記画像の点広がり関数に変換す
ることを特徴とする上記(12)若しくは(13)に記
載のブレ情報記録カメラ。
【0066】(15)上記ブレ情報記録カメラは、さら
に撮影時の露光時間に関する露光時間情報を発生する露
光時間情報発生手段を有し、上記ブレ情報変換手段は上
記ブレ情報、上記セクタ情報に加えて、上記撮影時の露
光時間に関する露光時間情報を用いて上記画像の点広が
り関数に変換することを特徴とする上記(12)若しく
は(14)に記載のブレ情報記録カメラ。
【0067】(16)記録媒体に記録された画像の点広
がり関数に関する情報を読出す情報読出手段と、この情
報読出手段によって読出された上記情報に基づいてブレ
復元処理を行うブレ復元手段と、を具備することを特徴
とする画像処理装置。
【0068】(17)上記(12)に記載のブレ情報記
録カメラと上記(16)に記載の画像処理装置とからな
るカメラシステム。また本発明は、前述した実施例に限
定されるものではなく、他にも発明の要旨を逸脱しない
範囲で種々の変形や応用が可能であることは勿論であ
る。
【0069】
【発明の効果】以上のように本発明のブレ情報記録カメ
ラは、セクタの開口曲線を考慮して検出したブレ情報を
実際の画像の点広がり関数に変換し、所定の記録媒体に
記録することができる。本発明は、レンズシャッター式
カメラで撮影されたブレ写真をブレのないきれいな写真
に復元することができる。
【0070】また、復元の際に必要なセクタ情報を簡単
化することで、記録媒体に記録する情報量を減少させる
ことができ、ブレ復元に関連した情報以外の情報との共
存が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるブレ情報記録カメラと画像処理装
置からなるシステムの概略的な構成を示す図である。
【図2】手ぶれによるカメラ本体のブレ測定するための
角速度センサの測定方向を示す図である。
【図3】本発明による第1実施例として、図1に示した
ブレ情報記録カメラ及び画像処理装置の具体的な構成を
示す図である。
【図4】図3に示すセクタ部について説明するための図
である。
【図5】図4に示すセクタ部による開口曲線の一例を示
す図である。
【図6】図4に示すPIの出力とセクタの開口率を対応
させたタイミングチャートである。
【図7】図3に示すように構成された画像処理装置の動
作について説明するためのフローチャートである。
【図8】図3に示すように構成されたブレ情報記録カメ
ラの動作について説明するためのフローチャートであ
る。
【図9】本発明による第2実施例としてのブレ情報記録
カメラ及び画像処理装置の概略的な構成を示す図であ
る。
【図10】図9に示したブレ情報記録カメラ及び画像処
理装置の構成を具体的に示した図である。
【図11】図10に示すように構成されたブレ情報記録
カメラの動作について説明するためのフローチャートで
ある。
【図12】図10に示すように構成された画像処理装置
の動作について説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1…カメラ(ブレ情報記録カメラ)、2…画像処理装
置、3…ブレ検出部、4…焦点距離情報発生部、5…露
光時間判断部、6…セクタ情報発生部、7…情報記録
部、8…記録媒体、9…情報読出部、10…ブレ情報変
換部、11…ブレ復元部。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光中の手ブレによるカメラの動きを検
    出するブレ検出手段と、 露光動作の開始に伴って開口状態が変化するセクタと、 このセクタの開口値の変化に関するセクタ情報を発生す
    るセクタ情報発生手段と、 上記ブレ検出手段によって検出されたブレ情報と、上記
    セクタ情報発生手段によって発生された上記セクタ情報
    とを記録媒体に記録する情報記録手段と、を具備したこ
    とを特徴とするブレ情報記録カメラ。
  2. 【請求項2】 上記セクタ情報発生手段は、上記セクタ
    の開口値に関する上記セクタ情報を、複数の座標で表わ
    して予め記憶しておくことを特徴とする請求項1に記載
    のブレ情報記録カメラ。
  3. 【請求項3】 上記セクタ情報発生手段は、 上記セクタ情報発生手段は、上記セクタの開口値に関す
    る上記セクタ情報を、上記セクタを全開させるのに要す
    る時間と、全閉させるのに要する時間とで表すことを特
    徴とする請求項1に記載のブレ情報記録カメラ。
  4. 【請求項4】 露光中の手ブレによるカメラの動きを検
    出するブレ検出手段と、 露光動作の開始に伴って開口状態が変化するセクタと、 このセクタの開口値の変化に関するセクタ情報を発生す
    るセクタ情報発生手段と、 上記ブレ検出手段によって検出されたブレ情報と、上記
    セクタ情報発生手段によって発生された上記セクタ情報
    とに基づいて画像の点広がり関数に変換するブレ情報変
    換手段と、 この変換されたブレ情報を記録媒体に記録する情報記録
    手段と、を具備したことを特徴とするブレ情報記録カメ
    ラ。
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