JP2000134545A - 電子カメラ - Google Patents

電子カメラ

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JP2000134545A
JP2000134545A JP10304108A JP30410898A JP2000134545A JP 2000134545 A JP2000134545 A JP 2000134545A JP 10304108 A JP10304108 A JP 10304108A JP 30410898 A JP30410898 A JP 30410898A JP 2000134545 A JP2000134545 A JP 2000134545A
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data
light
fpn
ccd
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JP10304108A
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Junichi Ito
順一 伊藤
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】積分時間や読出し時間の増加によるレリーズタ
イムラグの増大や、連続撮影速度の低下を防止して、画
像データから固定パターンノイズの除去を正しく実行可
能な電子カメラを提供すること。 【解決手段】この電子カメラに於いては、CCD11か
ら画像データが出力される。上記CCD11の受光面
は、フォーカルプレーンシャッタ10によって遮光可能
とされる。そして、電源投入時にフォーカルプレーンシ
ャッタ10が作動されて、CCD11の受光面が遮光さ
れた状態での初期画像データが読出され、この読出しデ
ータがシステムコントローラ14及び画像データコント
ローラ25によりDRAM29に記憶される。上記初期
化終了後の撮影動作にて、画像データコントローラ25
により、上記画像データ記録メディア34に記憶された
データに基いて画像データの補正が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は撮像素子により被
写体像を取り込む電子カメラに関し、より詳細には固体
撮像素子を用いた電子カメラに於ける固定パターンノイ
ズを除去した電子カメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平8−51571号公
報に記載されているように、電子的撮像装置は、撮像素
子と撮像素子への被写体光の透光遮光を制御する露出制
御用シャッタを有している。この電子的撮像装置では、
シャッタの透光状態で撮像素子から画像データの読出し
後、撮像素子の固定パターンノイズ(Fixed Pa
ttern Noise;FPN)を測定するために、
シャッタの遮光状態で撮像素子から画像データの読出し
が行われる。そして、この2つの画像データから、固定
パターンノイズを含まない画像データが生成されるよう
になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、固定パター
ンノイズは、撮像素子の露光時間と温度により変化する
ため、画像データから完全に固定パターンノイズを除去
するためには、固定パターンノイズのデータを撮影毎に
測定することが望ましい。
【0004】しかしながら、このように撮影毎に固定パ
ターンノイズを測定するためには、1回の撮影動作に於
いて撮像素子に対して2回の電荷蓄積動作を行わせるた
め、単純に考えれば2倍の積分時間を必要とする。
【0005】また、近年、デジタルカメラに対する画質
向上のため、撮像素子の画素数がますます増える方向に
ある。そして、画素数の増加は、撮像素子からの画像デ
ータの読出し時間の増大につながる。したがって、固定
パターンノイズのデータを毎回測定するならば、読出し
時間も2倍となってしまう。
【0006】これら積分時間や読出し時間の増加は、カ
メラの動作シーケンス上では、レリーズタイムラグの増
大や、連続撮影速度の低下となってしまうものであっ
た。この発明は、上記課題に鑑みてなされたものであ
り、積分時間や読出し時間の増加によるレリーズタイム
ラグの増大や、連続撮影速度の低下を防止して、画像デ
ータから固定パターンノイズの除去を正しく実行可能な
電子カメラを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明は、画
像データを出力する撮像素子と、この撮像素子の受光面
を遮光可能な遮光手段と、電源投入時に上記遮光手段を
作動させて上記撮像素子の受光面を遮光した状態での初
期画像データを読出し、この読出しデータを記憶手段に
記憶させる初期化手段と、上記初期化終了後の撮影動作
にて上記記憶手段に記憶されたデータに基いて画像デー
タの補正を行う補正手段とを具備したことを特徴とす
る。
【0008】この発明の電子カメラにあっては、撮像素
子から画像データが出力される。また、この撮像素子の
受光面は、遮光手段によって遮光可能とされる。そし
て、電源投入時に上記遮光手段が作動されて、上記撮像
素子の受光面が遮光された状態での初期画像データが読
出されて、この読出しデータが初期化手段によって記憶
手段に記憶される。上記初期化終了後の撮影動作にて、
補正手段により、上記記憶手段に記憶されたデータに基
いて画像データの補正が行われる。
【0009】この発明では、カメラのシステムの起動時
に固定パターンノイズ(FPN)データの測定動作を行
ってこのデータを記憶する。そして、撮影動作が終了す
ると、上記FPNを基に撮像素子から入力された画像デ
ータに補正をかける。これにより、固定パターンノイズ
が含まれない画像データが生成される。固定パターンノ
イズのデータ測定は、システム起動時の1回のみ実行
し、撮影シーケンスの中では実行しないようにする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態を説明する。図1は、この発明の第1の実施
の形態の構成を示すもので、電子撮像カメラのブロック
構成図である。
【0011】図1に於いて、図示されない被写体像から
の撮影光束が、レンズバリア1、撮影レンズ2及び光量
を調節するための露出手段である絞り3を介して、図示
矢印方向に回動可能なクイックリターンミラー4に導か
れる。クイックリターンミラー4の中央部はハーフミラ
ーになっており、該クイックリターンミラー4のダウン
時に一部の光束が透過する。そして、この透過した光束
は、クイックリターンミラー4に設置されたサブミラー
5で反射され、AFセンサ6に導かれる。
【0012】一方、クイックリターンミラー4で反射さ
れた撮影光束は、ペンタプリズム7、接眼レンズ8を介
して撮影者の目に至る。また、クイックリターンミラー
4のアップ時には、上記撮影レンズ2からの光束は、フ
ィルタ9、機械シャッタであるフォーカルプレーンシャ
ッタ10を介して撮像素子としてのCCD11等に代表
されるイメージセンサに至る。上記フィルタ9は2つの
機能を有しているもので、1つは赤外線をカットし可視
光線のみをCCD11へ導く機能であり、もう1つは光
学ローパスフィルタとしての機能である。また、フォー
カルプレーンシャッタ10は、先幕及び後幕を有して成
るもので、撮影レンズ2からの光束を透過、遮断を制御
する遮光手段である。
【0013】尚、クイックリターンミラー4のアップ時
には、サブミラー5は折り畳まれる。システムコントロ
ーラ14はCPUにより構成されており、電子撮像カメ
ラ全体の制御を行うものであり、初期化手段として動作
する。そして、このシステムコントローラ14には、撮
影レンズ2を保護するための部材であるレンズバリア1
の開閉を行うバリア駆動機構15と、撮影レンズ2を光
軸方向に移動してピント合わせを行うためのレンズ駆動
機構16と、絞り3を駆動するための絞り駆動機構17
と、クイックリターンミラー4のアップダウンの駆動を
行うためのミラー駆動機構18と、シャッタチャージ機
構19と、フォーカルプレーンシャッタ10の先幕、後
幕の走行を制御するためのシャッタ制御回路20と、C
CD11の近傍に設置された温度センサ21と、接眼レ
ンズ8の近傍に設置された測光センサ22と、システム
を制御する上で調整が必要なパラメータが記憶されてい
るEEPROM23とが接続されている。
【0014】上記測光センサ22は、図示されない被写
体の輝度を測定するためのセンサであり、この出力はシ
ステムコントローラ14へ供給される。また、上記温度
センサ21は、CCD11の温度を検出するための測温
手段である。温度センサ21の出力は、CCD11の発
生する固定パターンノイズを補正する時に必要となる。
温度センサとしては、温度に応じて抵抗が変化するサー
ミスタが代表的である。理想的には、CCDのチップ上
に温度センサが存在すると良い。PN接合に発生する順
方向電圧は温度に応じて変化するので、この電圧変化を
検出しても良い。
【0015】上記システムコントローラ14は、カメラ
のシステムが動作可能になるとバリア駆動機構16を制
御してレンズバリア1を開く。そして、上記レンズ駆動
機構16を制御することにより、被写体像をCCD11
上へ結像できる。また、システムコントローラ14は、
設定されたAv値に基いて、絞り3を駆動する絞り駆動
機構17を制御し、更に、設定されたTv値に基いて、
上記シャッタ制御回路20へ制御信号を出力する。
【0016】上記フォーカルプレーンシャッタ10の先
幕、後幕は、駆動源がバネにより構成されており、シャ
ッタ走行後が次の動作のためにバネチャージが必要であ
る。シャッタチャージ機構19は、そのバネチャージの
ために設けられている。
【0017】また、上記システムコントローラ14に
は、画像データコントローラ25が接続されている。こ
の画像データコントローラ25は、DSP(デジタル信
号プロセッサ)により構成される補正手段であり、CC
D11の制御、該CCD11から入力された画像データ
の補正や加工等をシステムコントローラ14の指令に基
いて実行するものである。
【0018】また、上記画像データコントローラ25に
は、CCD11を駆動する時に必要なパルス信号を出力
するタイミングパルス発生回路27と、CCD11と共
にタイミングパルス発生回路27で発生されたタイミン
グパルスを受けて、CCD11から出力される被写体像
に対応したアナログ信号をデジタル信号に変換するため
のA/Dコンバータ28と、得られた画像データ(デジ
タルデータ)を一時的に記憶しておくDRAM29と、
D/Aコンバータ30及び画像圧縮回路33とが接続さ
れている。
【0019】上記DRAM29は、加工や所定のフォー
マットへのデータ変換が行われる前の画像データを一時
的に記憶するための記憶手段として使用される。また、
上記D/Aコンバータ30には、エンコーダ31を介し
て画像表示回路32が接続される。更に、画像圧縮回路
33には、画像データ記録メディア34が接続される。
【0020】上記画像表示回路32は、CCD11で撮
像された画像データを表示するための回路であり、一般
にはカラーの液晶表示素子により構成される。画像デー
タコントローラ25は、DRAM29上の画像データ
を、D/Aコンバータ30によりアナログ信号に変換し
てエンコーダ回路31へ出力する。すると、エンコーダ
回路31では、画像表示回路32を駆動する時に必要な
映像信号(例えばNTSC信号)に、D/Aコンバータ
30の出力が変換される。
【0021】上記画像圧縮回路34は、DRAM29に
記憶された画像データの圧縮や変換(例えばJPEG)
を行うための回路である。変換された画像データは、画
像データ記録メディア34へ格納される。この記録メデ
ィアとしては、ハードディスク、フラッシュメモリ、フ
ロッピーディスク等が使用される。
【0022】更に、システムコントローラ14には、カ
メラの動作モードの情報や露出情報(Tv値、Av値
等)の表示を行うための動作表示回路36と、ユーザが
所望の動作をこの電子撮像カメラに実行させるべく操作
される多数のスイッチで構成される操作スイッチ(S
W)37と、キセノン(Xe)管39を有して構成され
るストロボ装置を制御するストロボ制御回路40とが接
続されている。
【0023】上記操作スイッチ37には、モードスイッ
チ、Av/Tv選択スイッチ、アップスイッチ(UP
SW)、ダウンスイッチ(Down SW)、レリーズ
スイッチ、パワースイッチ、画像表示選択スイッチが含
まれる。各スイッチの機能については後述する。
【0024】上記ストロボ制御回路40は、Xe管39
を発光させるために必要な昇圧回路及び該昇圧回路のエ
ネルギーを蓄えるコンデンサ等を含んだ回路で構成され
る。そして、ストロボ制御回路40内の昇圧回路は、シ
ステムコントローラ14の制御信号に基いて動作する。
更に、システムコントローラ14の制御信号に基いて、
Xe管39を発光させるトリガー信号が昇圧回路より発
生される。
【0025】次に、図2及び図3のフローチャートを参
照して、システムコントローラ14のメインルーチンの
動作について説明する。操作スイッチ37の1つである
パワースイッチがオンして、システムに電力が供給され
ると、システムコントローラ14は動作を開始する。そ
して、先ず、ステップS1にてシステムの初期化が行わ
れる。これは、CPUのI/Oポートの初期化、メモリ
の初期化等である。
【0026】次いで、ステップS2にて、サブルーチン
“FPN測定”が実行される。このサブルーチンでは、
CCD11の遮光状態に於いて画像データの読出しが行
われる。この画像データがFPN(固定パターンノイ
ズ)データとなる。
【0027】ステップS3では、バリア駆動機構15が
制御されてレンズバリア1が開かれる。レンズバリア1
の主目的は、上述したように、撮影レンズ2を保護する
ことであるが、CCD11の遮光の役目も果たすことが
できる。
【0028】この電子撮像カメラに於いては、CCD1
1の近傍にフォーカルプレーンシャッタ10が配置され
ている。したがって、このフォーカルプレーンシャッタ
10で遮光することで固定パターンノイズの測定動作は
可能である。しかし、システムのコストを下げるため、
このシャッタを除き、CCD11の有する電子シャッタ
を用いるだけでも撮影動作は可能である。ところが、こ
の場合は、CCD11の遮光部材がなくなってしまうこ
とになる。
【0029】しかしながら、この電子撮像カメラでは、
レンズバリア1を有しているので、固定パターンノイズ
の測定動作中はレンズバリア1を閉じておけば問題は生
じない。この点を考慮して、上述したステップS2及び
S3の動作は構成されている。したがって、このカメラ
のシステムを基にシャッタを有していない構成のシステ
ムを作ったとしても、本発明の目的は達成できる。
【0030】ステップS4では、測光センサ22から図
示されない被写体の輝度情報が入力される。そして、輝
度情報とCCDの感度に基いて、絞りの設定値とシャッ
タの秒時が算出される。次いで、ステップS5では、動
作表示回路36へカメラの動作状態を示すデータ(絞り
値、シャッタ秒時、動作モード)が転送される。このス
テップS5の動作は、周期的に実行されるので、動作表
示回路36の表示部には、常に新しいカメラの動作状態
が表示される。
【0031】次に、ステップS6に於いて、操作スイッ
チ37の1つであるストロボスイッチの状態が検出され
る。ここで、ストロボスイッチのオンが検出されるとス
テップS7へ移行し、該スイッチがオフの場合はステッ
プS8へ移行する。
【0032】ステップS7では、ストロボ制御回路40
に対して昇圧動作が指示される。ストロボ制御回路40
では、内部の昇圧回路が駆動されて、Xe管39の発光
のためのエネルギーがコンデンサに蓄えられる。一方、
ステップS8では、昇圧動作の停止が指示される。
【0033】その後、ステップS9に於いて、操作スイ
ッチ37の1つであるレリーズスイッチの状態が検出さ
れる。ここで、レリーズスイッチがオンならばステップ
S13へ移行し、該スイッチがオフの場合はステップS
10へ移行する。
【0034】ステップS10では、操作スイッチ37の
1つであるパワースイッチの状態が検出される。ここ
で、パワースイッチがオフならばシステムの動作は停止
されなければならない。そこで、ステップS11にて、
バリア駆動機構15が制御されてレンズバリア1が閉じ
られる。更に、ステップS12ではシステムダウン(D
own)の処理が行われて、システムコントローラ14
は動作が停止される。一方、上記ステップS10にて、
パワースイッチがオンならば、動作を続けるため上記ス
テップS4へ移行する。
【0035】ステップS13では、焦点調整動作が行わ
れる。ここでは、AFセンサ6より焦点のズレ量に関す
る情報が入力される。この情報に基いて、レンズ駆動機
構16が制御されて被写体像がCCD11上へ結像され
る。
【0036】続くステップS14に於いては、操作スイ
ッチ37の1つであるストロボスイッチの状態が検出さ
れる。ここで、該スイッチがオフならばステップS17
へ移行し、オンならばステップS15へ移行する。
【0037】ステップS15では、ストロボ制御回路4
0の中のコンデンサの電圧が発光可能なレベルか否かが
判定される。ここで、発光レベルでないと判定された場
合は、該ステップS15にて所定のレベルに達するまで
待機する。そして、所定レベルになるとステップS16
に移行して、昇圧動作の停止がストロボ制御回路40へ
指示される。
【0038】ステップS17では、算出された絞り値に
基いて、絞り駆動機構17が制御される。続くステップ
S18では、ミラー駆動機構18が制御されて、クイッ
クリターンミラー4がアップ状態へ駆動される。そし
て、ステップS19にて、フォーカルプレーンシャッタ
10の先幕スタート信号が、シャッタ制御回路20へ出
力される。
【0039】ステップS20では、上記シャッタの秒時
をカウントするためのタイマカウンタのカウント動作が
開始される。次いで、ステップS21に於いて、シャッ
タの先幕の走行が終了するまで待機する。
【0040】ステップS22では、画像データコントロ
ーラ25に対して、CCD11の積分動作が開始される
ように指示が出される。そして、ステップS23に於い
て、操作スイッチ37の1つであるストロボスイッチの
状態が検出される。ここで、ストロボスイッチがオンな
らば、ステップS24に移行して、ストロボ制御回路4
0に対してXe管39の発光信号が出力される。一方、
ストロボスイッチがオフならば上記ステップS24の動
作は実行されない。
【0041】次いで、ステップS25にて、タイマカウ
ンタの値が算出されたシャッタの秒時(Tss)に達す
るまで待機する。そして、タイマカウンタの値がTss
になると、ステップS26に移行して、シャッタの後幕
の走行スタート信号がシャッタ制御回路20へ出力され
る。ステップS27では、画像データコントローラ25
に対してCCD11の積分動作が停止されるよう指示さ
れる。その後、ステップS28にて、後幕の走行が終了
するで待機する。
【0042】ステップS29では、画像データコントロ
ーラ25に対して、CCD11からの画像データの取込
みが指示される。この画像データコントローラ25によ
って、CCD11から取込まれた画像データは、一時的
にDRAM29に格納される。
【0043】そして、ステップS30にて、シャッタチ
ャージ機構19が制御されて、シャッタの先幕と後幕を
駆動するバネのチャージ動作が行われる。ステップS3
1では、クイックリターンミラー4がダウン位置へ駆動
される。更に、ステップS32では、絞り3が開放位置
へ駆動される。
【0044】次に、ステップS33に於いて、ストロボ
スイッチの状態が検出される。ここで、ストロボスイッ
チがオンならばステップS34へ移行して、次の撮影に
備えて、ストロボ制御回路40に昇圧動作の開始が指示
される。一方、上記ステップS33にて、ストロボスイ
ッチがオフならばステップS34の処理動作は必要な
い。
【0045】ステップS35では、EEPROM23か
ら所定値(Tssfpn)が読出される。そして、ステ
ップS36に於いて、シャッタ秒時(Tss)と判定値
(Tssfpn)との判定が行われる。
【0046】ここで、シャッタ秒時が判定値より小さい
場合は、画像データに対して固定パターンノイズの補正
動作が行われる必要はない。したがって、ステップS3
8へ移行する。一方、シャッタ秒時が判定値より大きい
場合は、固定パターンノイズにより画像データが劣化し
ている可能性が高い。したがって、ステップS37へ移
行して、画像データに対して補正が行われるために、サ
ブルーチン“FPN補正”が実行される。
【0047】ステップS38では、画像データコントロ
ーラ25に対して、画像データを画像データ記録メディ
ア34に記録するように指示される。すると画像データ
コントローラ25は、DRAM29上の画像データを画
像圧縮回路23により所望の圧縮率で圧縮した後、画像
データ記録メディア34へ転送する。この後、システム
コントローラ14は、次の撮影のためにステップS4へ
移行する。
【0048】次に、図4のフローチャートを参照して、
図2のフローチャートのステップS2に於けるサブルー
チン“FPN測定”の動作を説明する。先ず、ステップ
S41では、温度センサ21からCCD11の温度デー
タ(TMPx)が入力される。次いで、ステップS42
に於いて、画像データコントローラ25に対して、FP
Nデータが画像データ記録メディア34上に存在するか
否かが検査される。
【0049】画像データコントローラ25は、測定され
たFPNデータをDRAM29上に記録させると共に、
画像データ記録メディア34にも記録させる。DRAM
29上のデータは、システムが動作している間のみ記憶
が保持される。しかしながら、パワースイッチがオフに
されてシステムの供給が停止すると、DRAM29に記
憶されているデータは消失してしまう。そこで、測定さ
れたFPNデータは、画像データ記録メディア34へも
記録される。
【0050】すでに説明したように、画像データ記録メ
ディア34は、パワースイッチのオフ後も記憶されたデ
ータを失うことはない。そして、この画像データ記録メ
ディア34に、前回の動作で測定されたFPNデータが
残されているかを画像データコントローラ25に検査さ
せる動作が、上述したステップS42である。
【0051】ユーザが画像メディアのデータを消去した
り、画像データ記録メディア34そのものを交換した場
合は、FPNデータは存在しない。この場合は、ステッ
プS42からステップS46へ移行する。一方、FPN
のデータが存在する場合は、ステップS43に移行す
る。
【0052】ステップS43では、EEPROM23か
ら温度データ(TMPep)が読出される。このデータ
は、前回FPNデータが測定された際のCCD11の温
度を示している。
【0053】次いで、ステップS44に於いて、上記ス
テップS41で測定された温度データ(TMPx)と、
EEPROM23のデータが比較される。ここで、2つ
のデータが一致していれば、すでに画像データ記録メデ
ィア43に記憶されているFPNデータが使用可能であ
る。そこで、ステップS45に移行して、画像データコ
ントローラ25に対して画像データ記録メディア34か
らFPNデータが読出されるように指示される。そし
て、画像データコントローラ25により、FPNデータ
が読出されてDRAM29へ格納される。
【0054】一方、上記ステップS44に於いて、TM
PepとTMPxが一致していない場合は、FPNデー
タが測定されなければならない。このため、ステップS
46へ移行して、測定された温度データTMPxがEE
PROM23へ記憶される。そして、新しい温度データ
TMPxがTMPepとされる。
【0055】ステップS47では、EEPROM23か
ら測定時間(TFPN )が読出される。この測定時間T
FPN は、CCD11を遮光して積分する際の積分時間を
示している。
【0056】上記測定時間TFPN は、FPNデータによ
る画像データの補正を行うシャッタ秒時のレンジを考慮
して決定する必要がある。例えば、1/4、1/2、
1、2、4(秒)で補正動作が行われるならば、FPN
データの測定は1(秒)とされる。この場合、TFPN
して1(秒)がEEPROM23へ記憶される。また、
EEPROM23へ記憶されることで補正が必要な秒時
が変更されても対応可能である。更に、CCD11の特
性に合わせて最適な値に設定することも可能になる。
【0057】ステップS48では、画像データコントロ
ーラ25に対して、CCD11の積分動作の開始が指示
される。次いで、ステップS49では、測定時間(T
FPN )が測定されるためのタイマカウンタのカウント動
作が開始される。そして、ステップS50にて、タイマ
カウンタのカウント値がTFPN に達するまで待機する。
【0058】ステップS51では、画像データコントロ
ーラ25に対してCCD11の積分の停止が指示され
る。次いで、ステップS52にて、画像データコントロ
ーラ25により、CCD11からの画像データの読込み
が指示される。本サブルーチンが実行される時、CCD
11は遮光されている。したがって、読込まれた画像デ
ータはFPNデータである。このFPNデータは、DR
AM29へ記憶される。
【0059】更に、ステップS53では、画像データコ
ントローラ25に対して、このデータが画像データ記録
メディア34へ記録されるように指示される。尚、本サ
ブルーチンでは、TFPN で決定される秒時でのみFPN
のデータ測定を行ったが、補正が必要なシャッタ秒時そ
れぞれに対応するFPNのデータ測定を行っても良い。
FPNデータによる補正が、例えば、1/4、1/2、
1、2、4(秒)で行われるならば、1/4、1/2、
1、2、4(秒)のそれぞれの秒時でFPNデータが測
定されることになる。この場合は、それらを記憶できる
容量がDRAM29上になければならない。
【0060】また、本サブルーチンではTFPN の条件で
1回しかFPNのデータ測定動作を行わないが、何回か
測定して平均値を求めても良い。次に、図5のフローチ
ャートを参照して、図3のフローチャートに於けるステ
ップS37のサブルーチン“FPN補正”の動作につい
て説明する。
【0061】先ず、ステップS61では、温度センサ2
1からCCD11の温度データ(TMPx)が入力され
る。次いで、ステップS62にて、EEPROM23か
ら2つの温度データTMPepとΔtmpが読出され
る。上記温度データTMPepは、既に説明したように
FPNデータを測定した時のCCD11の温度である。
【0062】上記ステップS61で入力された温度デー
タTMPxとTMPepが等しい場合は、既に測定され
ているFPNデータに基いて画像データの補正が行われ
ても良い。また、TMPepとTMPxが等しくなくて
も、その差が許容できる範囲であれば、既に測定された
FPNデータを使用することができる。Δtmpはこの
許容値である。
【0063】上記Δtmpは、CCD11の特性や、許
許可能な画質の劣化(温度が異なるFPNデータを代用
するため正確に画像データからFPNを除去することが
できず、従って画質は劣化することになる。)等を考慮
して決定すべきパラメータであり、一律に設定すること
は困難である。したがって、EEPROM23に記憶さ
せておく必要がある。このようにすれば、カメラ個々の
CCDの特性に応じて変更も可能であり便利である。
【0064】こうして、ステップS63に於いて、TM
PxとTMPepの差の絶対値とΔtmpの比較が行わ
れる。ここで、差がΔtmpより小さい場合はステップ
S71へ移行する。
【0065】このステップS71では、画像データコン
トローラ25に対してFPNデータの変換演算が指示さ
れる。既に測定されてDRAM29上に記憶されたFP
Nデータは、所定の積分時間(TFPN )で測定されたデ
ータである。したがって、シャッタ秒時(Tss)に合
わせたFPNデータに変換しなければならない。
【0066】FPNデータは、積分時間に比例してその
大きさが変化する。また、FPNデータは温度が8〜1
0℃変化すると約2倍に変化する。FPNデータ測定時
のCCDの温度と現在のCCDの温度も考慮して、既に
DRAM29上に存在するFPNデータの変換が必要で
ある。したがって、変換式は下記(1)式のようにすれ
ば良い。
【0067】
【数1】
【0068】ステップS71では、画像データコントロ
ーラ25に対して、Tss、TFPN、TMPep、TM
Px、Δt値が出力されると共に、画像データコントロ
ーラ25に対して上記(1)式の補正動作がFPNデー
タに行わせるように指示される。
【0069】更に、ステップS72では、画像データコ
ントローラ25に対して、画像データからFPNデータ
が除去されるように指示される。画像データコントロー
ラ25は、上記(1)式で変換されたFPNデータが用
いられて画像データの補正が行われる。その後、メイン
ルーチンへ復帰する。
【0070】一方、ステップS64では、動作表示回路
36により警告表示が行われる。次いで、ステップS6
5に於いて、ストロボスイッチの状態が検出される。こ
こで、ストロボスイッチがオンならばステップS66へ
移行し、ストロボ制御回路40の昇圧回路の動作が停止
される。これは、FPNデータが測定される時、CCD
11に昇圧回路の発生するノイズが重畳されることを防
止するためである。一方、上記ステップS65にて、ス
トロボスイッチがオフならば上記ステップS66の処理
動作は必要ない。
【0071】ステップS67では、サブルーチン“FP
N再測定”が実行される。本サブルーチンの動作は、既
に説明したサブルーチン“FPN測定”の動作の一部が
流用される。
【0072】すなわち、図4のフローチャートに於ける
ステップS46〜S53の処理がサブルーチン“FPN
再測定”に相当する。これらの処理動作については既に
説明しているので、ここでの動作説明は省略する。
【0073】次に、ステップS68に於いて、ストロボ
スイッチの状態が検出される。ここで、ストロボスイッ
チがオンならばステップS69へ移行して、ストロボ制
御回路40の昇圧回路の動作が再開される。一方、トロ
ボスイッチがオフならば上記ステップS69の処理動作
は必要ない。
【0074】そして、ステップS70にて、動作表示回
路36で実行された警告表示が停止される。FPNデー
タの測定中に警告表示を行う理由は、以下の通りであ
る。
【0075】FPNデータ測定中は、一時的にせよ撮影
動作ができなくなる。このことは、ユーザからみればレ
リーズタイムラグの増大、若しくは連続撮影速度の低下
とみなされる。したがって、ユーザに対しては、FPN
データの測定を行っているためであることを告知する必
要がある。
【0076】このため、本実施の形態では、警告表示と
共にFPNデータの測定を再度実行している。しかし、
警告表示のみを行って測定動作は行わなくても良い。ま
た、ユーザの判断で再度測定動作を行うかどうかを決定
しても良い。例えば、操作スイッチに新たなスイッチを
追加して、この追加されたスイッチがオンするとFPN
測定動作が実行される構成にしておけば良い。この場
合、ユーザは警告表示が行われた際、必要に応じてこの
スイッチを操作すれば良い。このようにすれば、多少画
質の劣化があっても撮影動作を優先したいと考えるユー
ザにとっては、不用意に撮影動作が中止されることがな
くなり、便利である。
【0077】また、新たなスイッチを設けなくても、ユ
ーザはFPN測定を再度実行させることができる。例え
ば、パワースイッチが一旦オフされた後、再度オンされ
れば、上述した図2のフローチャートのステップS2の
動作が実行される。
【0078】尚、この発明の上記実施の形態によれば、
以下の如き構成を得ることができる。 (1) 画像データを出力する撮像素子と、この撮像素
子の受光面を遮光する遮光手段と、システム起動時の初
期化動作に於いて、上記遮光手段を遮光状態として撮像
素子から画像データを読出す第1読出し手段と、上記遮
光手段の非遮光状態に於いて、撮像素子から画像データ
を読出す第2読出し手段と、上記第1読出し手段の画像
データに基いて第2読出し手段の画像データの補正を行
う画像補正手段とを具備したことを特徴とする電子カメ
ラ。
【0079】(2) 上記遮光手段は、撮像素子の露光
時間を決定するシャッタであることを特徴とする上記
(1)に記載の電子カメラ。 (3) 上記遮光手段は、撮影レンズを保護するレンズ
バリアであることを特徴とする上記(1)に記載の電子
カメラ。
【0080】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、積分時
間や読出し時間の増加によるレリーズタイムラグの増大
や、連続撮影速度の低下を防止して、画像データから固
定パターンノイズの除去を正しく実行可能な電子カメラ
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態の構成を示すもの
で、電子撮像カメラのブロック構成図である。
【図2】システムコントローラ14のメインルーチンの
動作について説明するフローチャートである。
【図3】システムコントローラ14のメインルーチンの
動作について説明するフローチャートである。
【図4】図2のフローチャートのステップS2に於ける
サブルーチン“FPN測定”の動作を説明するフローチ
ャートである。
【図5】図3のフローチャートに於けるステップS37
のサブルーチン“FPN補正”の動作について説明する
フローチャートである。
【符号の説明】
1 レンズバリア、 2 撮影レンズ、 3 絞り、 4 クイックリターンミラー、 6 AFセンサ、 8 接眼レンズ、 9 フィルタ、 10 フォーカルプレーンシャッタ、 11 CCD、 14 システムコントローラ(DSP)、 15 バリア駆動機構、 16 レンズ駆動機構、 17 絞り駆動機構、 18 ミラー駆動機構、 19 シャッタチャージ機構、 20 シャッタ制御回路、 21 温度センサ、 22 測光センサ、 23 EEPROM、 25 画像データコントローラ(DSP)、 29 DRAM、 32 画像表示回路、 33 画像圧縮回路、 34 画像データ記録メディア、 36 動作表示回路、 37 操作スイッチ(SW)、 39 キセノン(Xe)管、 40 ストロボ制御回路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを出力する撮像素子と、 この撮像素子の受光面を遮光可能な遮光手段と、 電源投入時に上記遮光手段を作動させて上記撮像素子の
    受光面を遮光した状態での初期画像データを読出し、こ
    の読出しデータを記憶手段に記憶させる初期化手段と、 上記初期化終了後の撮影動作にて上記記憶手段に記憶さ
    れたデータに基いて画像データの補正を行う補正手段と
    を具備したことを特徴とする電子カメラ。
  2. 【請求項2】 上記撮像素子近傍の温度を測定する測温
    手段を更に具備し、 上記初期化手段は、上記測温手段を作動させ、上記初期
    画像データ読出しの際に上記記憶手段に初期画像データ
    と測温結果とを記憶させ、 上記補正手段は、上記画像データ補正時に上記測温手段
    を作動させ、2つの測温結果の相違に基いて補正の内容
    を変更することを特徴とする請求項1に記載の電子カメ
    ラ。
  3. 【請求項3】 上記初期化手段は、複数の露光時間によ
    る初期画像データをサンプリングすることを特徴とする
    請求項1若しくは2に記載の電子カメラ。
  4. 【請求項4】 上記初期化手段は、単一の露光時間によ
    る初期画像データのサンプリングを行い、 上記補正手段は、撮影時の露光時間に応じて係数を乗じ
    た上記サンプリングされた初期画像データに基いて画像
    データの補正を行うことを特徴とする請求項1若しくは
    2に記載の電子カメラ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007318635A (ja) * 2006-05-29 2007-12-06 Fujifilm Corp 撮像装置、撮像方法

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