JPH0610726B2 - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH0610726B2
JPH0610726B2 JP58173662A JP17366283A JPH0610726B2 JP H0610726 B2 JPH0610726 B2 JP H0610726B2 JP 58173662 A JP58173662 A JP 58173662A JP 17366283 A JP17366283 A JP 17366283A JP H0610726 B2 JPH0610726 B2 JP H0610726B2
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隆 三枝
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Nippon Kogaku KK
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Publication date
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Publication of JPH0610726B2 publication Critical patent/JPH0610726B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B7/00Control of exposure by setting shutters, diaphragms or filters, separately or conjointly
    • G03B7/08Control effected solely on the basis of the response, to the intensity of the light received by the camera, of a built-in light-sensitive device
    • G03B7/091Digital circuits

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Cameras In General (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、複雑化したカメラの診断や調整を容易にする
ための入出力端子を有するカメラに関するものである。
今日のカメラにおいては、多機能を有するため多くのス
イツチ入力があるため、その故障をチエツクするのは大
変な作業となる。又多機能化の一つとして複数の受光素
子によつて画面を分割して測光し、適正露出値を得るい
わゆるマルチ測光装置を有するカメラが存在する。本件
出願人もすでに何件か出願している。このような装置に
おいて、カメラのフアインダー内表示は通常1つの値を
示すので多数の測光出力の調整やチエツクは難かしい。
(発明の目的) 本発明は、専用のアダプターを装置することにより、ス
イツチ入力の状態や測光出力の値値を読み出し可能に
し、カメラの調整や診断を容易にすることを目的とす
る。
(実施例) 第1図(a)は本発明の関するマルチ測光装置の被写界画
面の分割例であり、中央部と4分割された周辺部とによ
つて構成される5分割のものである。第1図(b)は第1
図(a)の変形例で、中央部の感度が下部へ拡がつた形に
なつている。分割の方法は種々あるが、回路の複雑さと
マルチ測光の効果のバランスを保つているのがこの5分
割法である(実開昭55−125623)。
以下の実施例の説明を行なうため中央部をZ0とし、左
上、右上、左下、そして右下を順にZ1,Z2,Z3,Z4
とする。
第2図に測光光学系を示す。1は撮影レンズ、2はクイ
ツクリターンミラー、3はフイルム面、不図示のシヤツ
タはこのフイルム面3の前方に位置する。4はフアイン
ダースクリーン、5はペンタプリズムを示す。接眼レン
ズ(不図示)はプリズム5から射出した光を撮影者の眼
に導き、撮影指はこの光を受けて被写界画面を観察でき
る。6,7,8は接眼レンズ(図示せず)の両側に1組
存在し、6が三角プリズム、7が集光レンズ、8がシリ
コンフオトダイオード(以下SPDという)である。第
3図はSPDのパターンで第1図(b)の分割を実現する
ためのものである。Z0〜Z4はそれぞれ第1図(b)に対
応しており中央部Z0は左右のSPDを並列に接続して
いる。すなわちaとa′、bとb′が接続されている。
第4図は、発明の実施例の具体的な構成を示している。
100〜104は公知の測光回路でそれぞれ第1図の中
央部(Z0)、周辺部(Z1〜Z4)の部分に対応した測
光出力を発生している。測光回路100の出力は半固定
抵抗VR0によつてコンパレータ110に接続される一
方、定電流源I0によつてプルアツプされることによ
り、VR0×I0に相当する電圧分のレベルシフトが行な
われる。基準となるレンズ(ここでは50mmF1.4レ
ンズ)を装着して基準となる均一輝度面に対して所定の
出力となるように半固定VR0を調整することにより、
中央部Z0に対する測光出力PV0を得る。以下同様に半
固定抵抗VR1と定電流源I1,…,そして半固定抵抗V
4と定電流源I4とによつてそれぞれ調整することによ
り周辺部Z1〜Z4に対する測光出力PV1〜PV4を得
る。このように基準レンズを装着した時に、均一輝度面
に対して測光出力が等しくなるようにVR0〜VR4の調
節がなされている。
測光回路100には第3図で説明したように左右のSP
Dの中央部に対応するSPDが並列に接続されている。
ポテンシヨメータ105〜108はそれぞれフイルム感
度情報、シヤツタ速度情報、設定絞込段数情報、そして
開放絞値情報の設定手段となつている。
110〜118は逐次比較用コンパーレータであり、1
20はマルチプレクサであり、121はD/A変換器、
そして122はマイクロコンピユータユニツト(以下M
CUという。)である。
マルチプレクサ120は、MCU122の4ビツトのP
ポート出力0〜$Fを受け、マルチプレクサ120に入
力する16個の信号の中の対応する1個を選んでOUT
端子へ伝達する公知の回路である。D/A変換器121
は7ビツトの構成で、MCU122のR6〜R0端子によ
つてZ6〜Z0の端子が制御され、0から127までの1
28段階のアナログ量を発生する公知のものである。
MCU122は、現在一般に市販されているもので公知
のものである。ここでは富士通製の4ビツト・ワンチツ
プマイクロコンピユータMB8851を例にして説明を
する。
MCU120のPポート出力によつてマルチプレクサ1
20を介して選択されるコンパレータ110〜118の
中の1つと、D/A変換器121とMCU122によつ
て逐次比較A/D変換が行なわれる。これらによつてA
/D変換されてMCU122に入力する情報を表1にま
とめた。
スイツチSW0は通常のカメラの使用状態ではOFF
し、検査時にONにして使用するスイツチである。
スイツチSW1,SW2はモードセレクダイヤルのP,
S,A,Mモードに応じて表2のON,OFFをする。
Pモードとはフイルム感度さえセツトすれば被写体の輝
度値によつて絞値とシヤツタ速度をカメラが決めるい わゆるプログラムモードであり、Sモードはシヤツタ速
度をセツトした時カメラが絞値を決める、いわゆるシヤ
ツタ速度優先方式のモードであり、逆にAモードは絞値
をセツトした時にカメラがジヤツタ速度を決める、いわ
ゆる絞優先方式のモードである。そしてMモードは、表
示を見ながら絞値とシヤツタ速度を決める、いわゆるマ
ニユアルのモードである。スイツチSW3〜SW6の動作
は表3〜表5にまとめてある。
抵抗125とコンデンサ126はMCU122の▲
▼端子に接続され、カメラの電源投入時にMCU
122のリセツトを行なう。振動子128はコンデンサ
127、129とMCU122の内部の発振回路とによ
つてMCU122の基準クロツクを発生させる。スイツ
チSW7はレリーズスイツチでMCU122の▲
▼端子に接続され、レリーズ時にMCU122に対して
割込をかける。
Tr1はMCUのR14端子がLになつたと きON状態となり、絞込停止マグネツト131を通電
し、レリーズ後の絞込動作の停止を行なう。スイツチS
8は絞込開始スイツチで通常ONでレリーズ後の絞り
が開き始める時OFFとなる。スイツチSW9はミラー
スイツチで通常ONでミラーアツプ直前にOFFとな
り、ミラーダウン後ONとなる。スイツチSW10はトリ
ガスイツチで通常ONでシヤツターの先幕が開き始める
時OFFとなる。
124はMCU122のR13〜R7の値によつて1〜1
/4000秒のシヤツタスピード制御をするシヤツタ制御回
路である。
シヤツタ制御は次のシーケンスでなされる。レリーズ後
のミラーアツプに伴いスイツチSW9がONからOFF
になるとトランジスタTrに通電がなされ、シヤツタの
後幕係止マグネツト132が通電励磁されて機械系の係
止に代わつて後幕を係止する。トリガスイツチSW10
ONからOFFになると、MCU122のR13〜R7
子でセツトされた所定のシヤツタ速度が経過してからト
ランジスタTr2がOFFとなり、後幕係止マグネツト
132への通電が解除され、後幕がスタートし、シヤツ
タが所定のシヤツタ速度で制御される。
第5図は絞りの制御を示すもので、横軸に時間をとり、
縦軸に絞込段数の変化を示している。絞制御可能なレン
ズならば図のように線形的に変化するのでt0でレリー
ズした後、絞りが絞込動作を開始するt1の時点から所
定の時間tを定めれば制御すべき絞込段数AV−A
に制御することが出きる。ここでAVは制御され
る絞値、AVは開放絞値である。
第6図は、第4図の表示回路123の構成を示す。第7
図のような構成のLCD(液晶)によりフアインダ内に
露出表示を行なうため、出力段はエクスクルーシブOR
151〜176で構成される。145は発振回路でコモ
ン電極COMを駆動する。144は表3の表示を実現す
るデコーダ回路である。インバータ141〜143はそ
れぞれ07〜05がLのときH出力を発する。エクスクル
ーシブOR151〜153の出力はCOM端子と、その
位相が逆になる。そして第7図に示した「M」ないし、
「+」、「−」の表示が行なわれる。またデコーダ14
4によりエクスクルーシブOR154〜176の出力と
COM端子の出力が逆位相になつた時、第7図の各7セ
グメントのうちの選択されたセグメントが着色し、表6
の如く表示がなされる。MCU122のリセツト時の各
出力は全てHとなるので07〜00が全てHのとき、第7
図の表示が全て表示消去の状態となるように定めた。
第8図はMCU122の内部構成を示している。演算部
ALU、MCUに対する命令を書き込んだROM、RO
Mのアドレスを指定するプログラムカウンタPC、RO
Mの命令を翻訳するインストラクシヨンデコーダDE
C、翻訳された命令を実行するコントロールロシ ツク部CU、X、Yで指定されるデータメモリとして機
能するRAM、発振回路OSC、内部タイマーT、出力
専用ポートP、O、入力専用ポートに、入出力ポート
R、シリアルバツフアSB、そしてシリアルポートCな
どからなる。RAMの1部は表7に示すように使用され
るが、詳しくは後述する。
第4図において、検査工具200はMCU122の
15、SI、SO、▲▼/▲▼端子に接続して
いる。検査工具の使用時にはスイツチSW0をONにす
る。検査工具200は▲▼/▲▼端子のクロツ
クに同期して表8に示した$O〜$Fの数値をSI端子
からシリアルに第8図に示したシリアルバツフアSBに
入力することによつて種々の動作を行なわせることが出
来る。その1つとしては、▲▼/▲▼端子のク
ロツクに同期して内部のデータメモリであるRAMの内
容をSO端子から読み出すことが出来る。R15端子は読
み出し中Lとなつてタイミングを整える働きを する。表8の内容については後述する。
第9A図は、シリアル入力をセツトするための構成を示
し、同期信号▲▼/▲▼に同期して、入力され
るSI入力信号及び出力されるSO出力信号のタイムチ
ヤートを示している。シリアル入力の動作を示したもの
である。MCU122の命令によつて内部クロツクによ
つて同期信号SC/TOが発生する。このクロツクによ
つて検査工具200の4ビツトのレジスタの内容がSI
端子を径由して4ビツトのシリアルバツフアSBにLS
Bから転送される。検査工具200のレジスタには4ケ
のスイツチによつて$0〜$FのSI入力をセツトした
ものが転送されている。検査用のスイツチSW0(第4
図)をONにすることによつてMCU122に読み込み
可能となる。
第10図はMCU122の動作を示すフローチヤートで
ある。
Pポートを$Fにセツトすることによつて、マルチプレ
クサ120のF端子のスイツチSW0のON、OFF状
態がMCU122のK0端子から読み込み可能となる。
通常のカメラの使用時にはスイツチSW0がONになる
ことはないので、K0端子はHとなり、シリアル入力S
IをセツトするデータメモリとしてM〔7、A〕に$F
をセツトする。ここでM〔7、A〕は、Xレジスタが7
でYレジスタが$Aで指定される4ビツトのデータメモ
リを示す。
一方、カメラの調整や検査時にはスイツチSW0をON
にすることにより、K0端子がLとなる。このとき、第
9図の説明で述べたようにして検査工具200でセツト
されたSI入力を取り込む。この取り込み動作を実施例
で使用した富士通製MB8851の命令コードで示す
と、以下のようになる。データメモリのXレジスタをセ
ツトするLXI命令で7をセツトし、Yレジスタをセツ
トするLYI命令で$Aをセツトし、EN命令で$20
にセツトすることにより第9図のように内部クロツクに
よるシリアルポートの起動を行なう。TSTS命令によ
つてシリアルバツフアフル/エンプテイフラグ(SF)
が1かどうかをチエツクする。SINはラベルで、▲
▼/▲▼端子から4クロツクのパルスを送り出す
までSINへジヤンプする。4クロツクのパルスを送り
出すと、STS命令によつてシリアルバツフアSB(第
9図)に転送された4ビツトの情報をデータメモリM
〔7、A〕にストアする。
次に表8のいずれの検査をするかをチエツクする。M
〔7、A〕=0ならばデータメモリRAMの内容を全て
読み出すモードなのでそのまま通常シーケンスに入る。
ただ、M〔7、A〕に0がストアされているため、通常
の場合の$Fと異なり、カメラの一通りのシーケンスが
終つたあとで、RAMデータの出力を行なう。
M〔7、A〕=0が成り立たないとき、M〔7、A〕=
$Fであるかをチエツクする。M〔7、A〕=$Fが成
り立つ時、MCU122の07〜00端子に$0Eをセツ
トすると表示回路123は、07〜05端子が皆Lとなる
ため の表示を行ない、04〜00端子が゛D1110B″(B
は2進数を示す)となり表6に示すように を表示し、第7図の全パターンが表示されることにな
る。このためLCDの見えぐあいや接触具合のチエツク
が可能となる。尚SI入力を$FにセツトするにはSI
端子をOPENにしていりだけでよく、工具200を接
続することなくスイツチSW0をONするだけでも、全
点xのチエツクが出来る。M〔7、A〕=$Eが成り
立つ時は07〜00端子に$ADをセツトすることによつ
て、表示回路123に の表示を行なわせることが出来る。これはLCDによつ
て表示されるパターンをテレビカメラで撮影し、パター
ン認識を行なう上での位置出しのマークとして使用す
る。第7図のパターンのほぼ左端と右端を表示させるた
め、精度を上げることが出来る。M〔7、A〕=$Eが
成り立たない時は、M〔7、A〕が$1〜$Dの間にあ
ることになる。2を加えて、 M〔7、A〕←M〔7、A〕+2 とすることによつてM〔7、A〕には$3〜$Fの値に
なる。M〔7、A〕の値を6倍にして、R6〜R0端子よ
り出力することにより、すなわち、 R6〜R0←M〔7、A〕×6 とすることによつて表8に示すように、R6〜R0端子に
$12、$18、…、$54、$5Aの値がセツトされ
る。この値は表1に示す基準レンズである50mmF1.4
レンズを装着した時の測光出力のA/D変換値ではLV
3,LV4,…,LV14,LV15(ASA/ISO
100)の輝度に対応している。測光出力の調整は半固
定のVR0〜VR4を調整することによつてレベルをシフ
トさせて行なう。基準レンズを装着して均一輝度面を測
光した時、コンパレータ110〜114のそれぞれの非
反転入力端子の電位が所定値になるようにすれば一定の
状態にセツト出来るが、コンパレータ110〜114に
はオフセツト分があるため反転入力端子に入力するD/
A変換器の出力との比較出力を発生する時の誤差分にな
つてしまう。一方、D/A変換器121の出力を固定さ
せて、基準レンズで均一輝度面を測光した時、半固定V
0〜VR4の調整をコンパレータ110〜114の反転
するところに合わせれば、オフセツトの影響をキヤンセ
ルすることになり、調整の精度を上げることが出来る。
スイツチSW0がONとなつて検査モードとなつた場
合、SI入力が$1〜$Fの場合、OポートあるいはR
ポートの出力をセツトしたあと、再びK0端子をモニタ
ーして検査モードがどうかをチエツクする。検査用のス
イツチSW0の間はその状態を保持し、スイツチSW0
OFFとなつたところでスタートの位置にもどる。
設定値入力からが通常のカメラの露出演算動作を示すフ
ローチヤートである。設定値の入力については後で詳述
するがマルチプレクサ120を界して入力するスイツチ
SW1〜SW6、測光回路100〜104、設定手段11
5〜118のA/D変換値をRAMに書き込む部分であ
る。
次に第3図に示すM〔6、9〕の23の桁によつてマル
チ測光モードかどうかをチエツクする。M〔6、9〕の
3が0ならば中央重点測光モードとなり、1ならばマ
ルチ測光モードとなる。中央重点測光の時は、中央の測
光出力〔PV0H,Lに基づいて、輝度値〔BV0
H,Lが算出されこの値が〔BVansH,Lとして
以下のアペツクス演算に使用される。一方、マルチ測光
とは、複数(実施例では5つ)の測光出力〔PV0
H,L、〔PV1H,L,…,〔PV4H,Lによつ
て適正露出を算出し制御するシステムである。測光出力
は、レンズの種々の信号によつて、ビグネツチング等の
影響が補正された上で輝度値に変換され、それぞれ〔B
0H,L、〔BV1H,L…、〔BV4H,L
なる。次に最大輝度値〔MAX〕H,L、平均輝度値
〔MEAN〕H,L、最小輝度値〔MIN〕H,L、輝
度差〔ΔBV〕H,L等が計算されてから、適正輝度値
〔BVansH,Lが算出される。これらの過程は本
件出願人らによる特開昭56−74226号、特開昭5
5−114916号、特開昭57−42026号の各公
報などに記載されている。
次にアペツクス演算のルーチンでは、中央重点測光ある
いはマルチ測光によつて得られた輝度値〔BVans
H,Lによつて、Oポートに出力する表示値〔DV〕
H,L、R13〜R7に出力してシヤツタを制御するシヤ
ツタ速度値〔TVH,L、絞りを制御するタイミン
グである〔tH,Lを演算し、各出力ポートのセツ
トを行なう。
ここで通常のカメラのフローとしては終了するが、M
〔7、A〕=0をチエツクして、この式が成り立つ場合
にはRAMデータの読み出しモードであり、S0端子よ
り▲▼/▲▼端子のクロツクに同期して、表4
のRAMのデータ8×16の128ワードの内容をすべ
てはき出す。
このことによつて、各入力SWのON−OFFのチエツ
クや測光出力の調整レベル、設定手段の設定値が正しい
状態となつているかどうかが、簡単にチエツク出来る。
RAMデータのはき出しが終れば再びスタート位置にも
どつて設定値の入力から繰返されるので半固定VR0
VR4を変えて測光出力の調整も行なえるし、スイツチ
のON OFFをさせて、確実に変化するか、あるいは
シヤツタダイヤル、フイルム感度、絞り連動環や開放絞
値の連動レバーを動かして、所定値になるかどうかのチ
エツクが行なえる。
又、通常の場合M〔7、A〕に$Fがセツトされている
のでRAMデータのはき出しが行なわれないので、RA
Mデータのはき出しに要する時間のムダを省くことが出
来る。
第11図はシヤツタボタンが押されてレリーズSW7
ONされてからの割込処理のフローチヤートである。M
CU122の割込端1RQがLとなり、割込処理ルーチ
ンにλy、K2端子がHになるのを待つ。第5図のt1
時点を待つことになる。機械系の作動はシヤツターボタ
ンに連動する部材によつて行なわれる。絞込開始スイツ
チSW8がOFFになるとMCU122の内部タイマを
スタートさせ、t=t1+t3となるまで待つ。次にR14
端子をH→L→HとしてそのLの間トランジスタTrを
通電し、絞込停止マグネツト131を通電し、所定の絞
込段数AV−AVのところで絞りを停止させる。こ
の後MCU122としてはK1端子がH→Lを待つのみ
となる。機械系のレリーズシーケンスが完了し、ミラー
ダウン後ミラースイツチSW9がONとなればK1端子は
Lとなりレリーズシーケンスは完了する。
一方シヤツタ制御回路123は前述のようにミラーアツ
プ後MCU123のR13〜R7端子にセツトされた所定
のシヤツタ速度に制御する。
第12図は設定値入力のサブルーチンである。第4図に
示したPポートの出力を8にセツトし、RAMのYレジ
スタを8にセツトし、A/D変換処理を行なうと、Pポ
ートの8で指定されるコンパレータ118の出力がマル
チプレクサ120を経由してMCU122のK9端子に
入力する。よつてD/A変換器121、コンパレータ1
18とMCU122によつて逐次比較A/D変換が行な
われ設定手段108の開放絞値信号AVがA/D変換
されて、表4に記す如く下位4ビツト(=〔AV
と記す)がM〔7、8〕へ、上位ビツト(〔AV
と記す)がM〔6、8〕にストアされる。〔AV
H,Lは表1にみるように最大値が$2A($は16進
数を示す)なので、〔AVは実際には2ビツトの
情報しか含んでない。次にPポート及びYレジスタを一
つ減らすことにより、Y=$Fとなるまで同様の処理を
行なう。よつて、M〔6、7〕とM〔7、7〕に設定絞
込段数情報〔AV−AVH,LM〔6、6〕とM
〔7、6〕に設定シヤツタ速度情報〔TVH,L
そしてM〔6、5〕とM〔7、5〕にフイルム感度情報
〔SV〕H,Lがストアされる。
又、測光出力〔PV4H,LがM〔6、4〕、M
〔7、4〕にストアされ、以下同様に〔P
3H,L、…、〔PV0H,Lまでが、M〔6、
3〕、M〔7、3〕、…、〔6、0〕、〔7、0〕にス
トアされる。
第13図は第12図の中のA/D変換のサブルーチンの
詳細である。
第4図に示したMCU122の出力ポートR6〜R0
「1000000」をセツトし、D/A変換器121に
6=64に対応するアナログ量を発生させる。これは
全変化量127のほぼ中間の値である。
次にM〔6、Y〕とM〔7、Y〕をクリアし、K0端子
の入力をモニタする。もしK0=Hならば、Pポートで
指定されてコンパレータの出力が1であるので被測定ア
ナログ量は26より大きいので、上位4ビツトをストア
するM〔6、Y〕の22の桁に1をセツトする。コンパ
レータの出力が逆に小さければR6端子をリセツトし、
メモリM〔6、Y〕はそのままにし、R5端子をHと
し、D/A変換器121の25の桁を1として同様な比
較を順次下位ビツトについて行ない、7ビツトの逐次比
較A/D変換を行なう。第14図設定値入力サブルーチ
ンの続きの部分である。スイツチSW1とSW2がともに
ONのときはPモードであり、モード情報をストアする
メモリとして第15図に示す如くM〔6、9〕に「11
00B」(Bは2進数であることを示す。)をストアす
る。23の桁が第10図で説明したマルチ測光かどうか
をチエツクするフラグとなり、これを1とすることによ
りマルチ測光モードを同時にセツトする。
スイツチSW1がONでスイツチSW2がOFFのときは
SモードなのでM〔6、9〕に「1010B」をストア
する。スイツチSW1とSW2がともにOFFのときはA
モードでM〔6、9〕に「1001B」をストアする。
いずれもマルチ測光モードにセツトされる。一方、スイ
ツチSW1がOFFでスイツチSW2がONのMモードの
とき、M〔6、9〕=0000Bとして23の桁のマル
チ測光フラグを0とすることにより中央重点測光モード
をセツトする。これはMモードが撮影者の意図を反映さ
せるモードなので、カメラが露出を判断するマルチ測光
演算処理を行なわないようにしたものである。次にスイ
ツチSW3のON−OFFをチエツクし、中央重点測光
が選択されてスイツチSW3がONのとき、M〔6、
9〕3を0にすることによりマルチ測光モードをリセツ
トする。
次にスイツチSW4がONであれば前述のグループ1又
は2に属する焦点距離信号のないレンズとして、M
〔7、9〕に0がストアされる。
以下スイツチSW5、SW6に従つて、望遠レンズ、テレ
コン付の状態そして、広角レンズに分離される。第16
図に示したM〔7、9〕の23の桁は、プログラムモー
ドが選択された状態において第17図に示した高速プロ
グラムモードをセツトするためのものである。
第17図はPモードのプログラム線図である。縦軸に絞
値をとつて横軸にシヤツター速度をとつている。Aの標
準プログラム線図は、一定焦点距離以下のF1.4レンズ
をF16にプリセツトして使用したときのものであり、
Bの高速プログラム線図は、F1.4レンズにテレコンを
装着した場合に対応する。
第18図は第10図に示したアペツクス演算のサブルー
チンのフローを示す。表4に示したフイルム感度のアペ
ツクス値SVに対応するメモリ〔SV〕H,Lをそれぞ
れ同表のM〔4、5〕、M〔5、5〕へ転送し、これに
輝度値BVに対応するメモリ〔BV〕を加算するとM
〔4、5〕、M〔5、5〕はLV(Light Val
ue)値に対応するメモリ〔LV〕となる。すなわち、 〔LV〕←〔SV〕 〔LV〕←〔LV〕+〔BV〕 ∴LV=BV+SV となる。表1に示すようにSVと(BV−AV0)は1/6
倍しただけでは正しいアペツクスにはならないので、 〔LV〕←〔LV〕−$24 として補正を行なう。
次に、表7のモード情報を示すメモリM〔6、9〕によ
つてモードを判断し、各モードの処理を行なう。第14
図、第15図に示すようにMモードであればM〔6、
9〕0〜M〔6、9〕3は全て0となり、すなわちM
〔6、9〕=0となり、第18図の如くMモード演算ル
ーチンを行なう。
次にM〔6、9〕0のビツトをチエツクして1であれば
AモードとなるのでAモードの演算ルーチンを行なう。
次にM〔6、9〕1のビツトをチエツクして1であれば
SモードとなるのでSモードの演算ルーチンを行なう。
逆にM〔6、9〕1が0であれば、Pモードとなるので
Pモードの演算ルーチンを行なう。
第18図にはこのような演算ルーチンの選択が示されて
いる。
各モードの演算内容の詳細は省略する。ここで行なわれ
ることは表示回路124を制御するためにM〔1、
1〕、M〔1、0〕を用いて演算した表示出力値〔D
V〕H,Lを07〜00ポートに出力し、モードに応じて
表7の表示やM、+、−の表示が行なわれる。又、M
〔4、6〕、M〔5、6〕を用いて演算した制御シヤツ
タ速度値〔TVH,LがR13〜R7にセツトし、絞
停止タイミング〔tH,Lを求めて、M〔0、
1〕、M〔0、0〕にストアする。
第19図は第10図のRAMデータ出力のサブルーチン
のフローチヤートである。R15端子にLをセツトし、X
レジスタを7に、Yレジスタを0にセツトする。
次にX、Yで指定されるデータメモリM〔X,Y〕をS
O端子からシリアルに送り出す。富士通製MB8851
の命令コードで示すと、5バイトの命令になる。すなわ
ち、LS命令で、M〔X、Y〕で指定されるRAMのデ
ータをシリアルバツフアSBに転送する。次にEN命令
で$20をセツトすることにより、内部クロツクによる
シリアルポートの起動をする。TSTS命令によつてS
Fクラブのテストをし、4クロツクのパルスが送り出さ
れるまでSOで示すラベルにジヤンプする。4クロツク
のパルスが出ることによつて、シリアルバツフアSBの
M〔X、Y〕のデータがSO端子から出される。このと
き、▲▼/▲▼端子のクロツクに同期してM
〔X、Y〕の内容を読み取ることが可能となる。次にX
レジスタの内容を1つ減らし、M〔0、6〕の内容をS
O端子から出力する。これを繰返し、X=$Fとなるま
で続ける。X=$Fとなつたとき、M〔7、0〕、M
〔6、0〕、…、M〔0、0〕の転送までが完了したこ
とになる。よつてYレジスタの内容を1つ増し、Xレジ
スタを再び7にセツトして、同じ操作を繰返す。Y←Y
+1を行なつてY=0となつたとき、Y=0〜$Fの操
作が終わり、M〔7、0〕、M〔0、0〕、M〔7、
1〕、…、M〔0、1〕、…M〔7、F〕、…、M
〔0、F〕の128語のデータのすべてが転送されたこ
とになる。最後にR15端子をHにしてRAMデータ出力
のサブルーチンのフローが完了する。シリアル出力SO
は第9図Bのタイミングチヤートに示すように、▲
▼/▲▼のクロツクの立下りによつて送り出され
る。
第20図Aは、RAMデータの出力と、RAMデータを
読み取るための装置の概略を示す。第20図Bは、これ
の動作タイミングを示すタイミングチヤートである。R
AMデータを出力させるモードにセツトするためにSI
入力に$0をセツトしなければならないが第20図のよ
うにSI端子をシヨートするだけでもよい。読み出され
たRAMデータはMCU122の▲▼/▲▼の
クロツクに同期する512ビツト(=4ビツト×8×1
6)のレジスタがあれば、すべての情報を任意に取り出
すことが出来る。R15端子はRAMデータが出力されて
いる時、第20図Bに示すようにLとなるのでこれと同
期させればM〔X、Y〕の個々のデータの判別が容易と
なる。インバータとANDゲートは、SI入力時の▲
▼/▲▼のクロツク(*部)を除去するためのも
のである。又、R15端子がLの時は、順次レジスタの内
容が変わるが、R15端子がHのときは固定されるのでこ
のとき読み出し可能となる。例えば中央部の測光出力は
M〔7、0〕、M〔6、0〕に〔PV〕H,Lとしてス
トアされているので、SO端子から一番始めに送り出さ
れる値である。例えば50/1.4のレンズを装着して、EV
12(ISO100)の輝度のとき、0,0,0,1,
0,0,1,0と送り出されるので、$48と読み取る
ことが出来る。又、M〔7、9〕は65番目となるの
で、これが1000と出力されれば0001Bであり、
第14図のように広角レンズがセツトされている状態と
なる。
第20図の工具では512ビツトをすべて読み込むよう
にしているが、必要なビツトのみを取り出すようにして
もよいし、カメラ側も全ビツトを送り出すようにしなく
てもよいのはもちろんである。又、検査モードを設定す
るのにスイツチSW0を用いるようにしているが、SI
入力のみによつてモードを判別するようにすることも出
来る。スイツチSW0を使用しているのは単にスイツチ
SW0の操作で検査が可能となるモードを存在させるた
めだからである。
尚スイツチSW0は、完全スイツチである必要はなく、
端子さえあれば、GNDにシヨートさせることによつて
同じことをさせることが出来る。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば、通常のカメラの使用のた
め以外に、調整や検査のためのモードをプログラムし、
測光出力の調整や各種入力スイツチや設定値入力のチエ
ツクが可能となる。特に、マルチ測光の場合には、複数
の測光出力が容易に調整出来るし、中央重点測光の場合
にも最小ビツトまで読み取れるので正確な調整が出来
る。また入力情報ばかりでなくMCU122の計算値も
すべて読み出すことが出来るのでデータバツク等のアク
セサリーに出力させた場合、種々の情報を写し込ませる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はマルチ測光パターン、第2図は測光光学系、第
3図はマルチセクメントSPDのパターン、第4図は本
発明の実施例のブロツク図、第5図は絞り制御の説明
図、第6図は表示回路123のブロツク図、第7図は表
示パターン、第8図はMCU122の内部構成、第9図
A、Bはシリアル入出ポートの説明図、第10図はMC
U122のフローチヤート、第11図は割込処理のサブ
ルーチンのフローチヤート、第12図と第14図は設定
値入力のサブルーチンのフローチヤート、第13図はA
/D変換のサブルーチンのフローチヤート、第15図と
第16図は一部のデータメモリの説明図、第17図はプ
ログラム線図、第18図はアペツクス演算のサブルーチ
ンのフローチヤート、第19図はRAMデータ出力のサ
ブルーチンのフローチヤート、第20図A、BはRAM
データを読み取るための工具の説明図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1つのデータラインを介してシリアル通信
    可能な検査工具を着脱可能なカメラにおいて、 通常のカメラの使用状態ではオフし、検査時にオンして
    使用するスイッチと、 少なくとも第1のプログラム、第2のプログラム、およ
    び第3のプログラムが格納された記憶手段と、 該格納されたプログラムに応じた処理を行なう演算処理
    部と、 前記検査工具からシリアル通信データを入力するシリア
    ル端子と、 前記スイッチのオンに応答して、該シリアル端子から入
    力したシリアル入力データが第1データであると判別し
    たときは、該第1のプログラムを実行し、該入力データ
    が第2データと判別したときは、該第2のプログラムを
    実行し、該入力データが前記第1および第2データの何
    れとも判別できなかったときは、カメラの通常撮影動作
    を行なう該第3のプログラムを実行する制御手段とから
    なるマイクロコンピュータを有するカメラ。
  2. 【請求項2】前記記憶手段は、プログラムを格納する第
    1の記憶部と、前記演算処理部で使用する種々のデジタ
    ルデータを格納する書き換え可能な第2の記憶部とを有
    し、 前記シリアル端子は、シリアル通信データを入力するシ
    リアル入力端子と、シリアル通信データを出力するシリ
    アル出力端子とから構成され、 前記制御手段は、前記シリアル入力端子に入力する信号
    に応じて通信の起動を行ない、該シリアル入力端子から
    入力したシリアル入力データが、前記第1データと判別
    できたときは、前記第2の記憶部に格納されているデジ
    タルデータを前記シリアル出力手段から1ビットずつシ
    リアルに出力することを特徴とする特許請求の範囲第1
    項に記載のカメラ。
  3. 【請求項3】前記記憶手段に格納されているデジタルデ
    ータは、少なくともシャッタ速度や絞り値に関するデー
    タからなることを特徴とする特許請求の範囲第2項に記
    載のカメラ。
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