JPH05197052A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH05197052A
JPH05197052A JP4245040A JP24504092A JPH05197052A JP H05197052 A JPH05197052 A JP H05197052A JP 4245040 A JP4245040 A JP 4245040A JP 24504092 A JP24504092 A JP 24504092A JP H05197052 A JPH05197052 A JP H05197052A
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Takashi Saegusa
隆 三枝
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、複雑化したカメラの診断や調整を
容易にするための入力端子を有するカメラを提供する。 【構成】 本発明によるカメラは、カメラの制御、表示
に用いられる各種データを選択的に読み出すために、該
各種データのいずれを読み出すかを指定するための指定
入力を受ける入力端子と、該指定されたデータを出力す
る出力端子とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、複雑化したカメラの診断や調整
を容易にするための入出力端子を有するカメラに関する
ものである。
【0002】今日のカメラにおいては、多機能を有する
ため多くのスイッチ入力があるため、その故障をチェッ
クするのは大変な作業となる。又多機能化の一つとして
複数の受光素子によって画面を分割して測光し、適正露
出値を得るいわゆるマルチ測光装置を有するカメラが存
在する。本件出願人もすでに何件か出願している。この
ような装置において、カメラのファインダー内表示は通
常1つの値を示すので多数の測光出力の調整やチェック
は難かしい。
【0003】
【発明の目的】本発明は、専用のアダプターを装置する
ことにより、スイッチ入力の状態や測光出力の値を読み
出し可能にし、カメラの調整や診断を容易にすることを
目的とする。
【0004】
【実施例】図1(a) は本発明の関するマルチ測光装置の
被写界画面の分割例であり、中央部と4分割された周辺
部とによって構成される5分割のものである。図1(b)
は図1(a) の変形例で、中央部の感度が下部へ拡がった
形になっている。分割の方法は種々あるが、回路の複雑
さとマルチ測光の効果のバランスを保っているのがこの
5分割法である(実開昭55−125623)。
【0005】以下の実施例の説明を行なうため中央部を
0 とし、左上、右上、左下、そして右下を順にZ1
2 ,Z3 ,Z4 とする。
【0006】図2に測光光学系を示す。1は撮影レン
ズ、2はクイックリターンミラー、3はフィルム面、不
図示のシャッタはこのフィルム面3の前方に位置する。
4はファインダースクリーン、5はペンタプリズムを示
す。接眼レンズ(不図示)はプリズム5から射出した光
を撮影者の眼に導き、撮影指はこの光を受けて被写界画
面を観察できる。6、7、8は接眼レンズ(図示せず)
の両側に1組存在し、6が三角プリズム、7が集光レン
ズ、8がシリコンフオトダイオード(以下SPDとい
う)である。図3はSPDのパターンで図1(b) の分割
を実現するためのものである。Z0 〜Z4 はそれぞれ図
1(b) に対応しており中央部Z0 は左右のSPDを並列
に接続している。すなわちaとa′、bとb′が接続さ
れている。
【0007】図4は、発明の実施例の具体的な構成を示
している。
【0008】100〜104は公知の測光回路でそれぞ
れ図1の中央部(Z0 )、周辺部(Z1 〜Z4 )の部分
に対応した測光出力を発生している。測光回路100の
出力は半固定抵抗VR0 によってコンパレータ110に
接続される一方、定電流源I0 によってプルアップされ
ることにより、VR0 ×I0 に相当する電圧分のレベル
シフトが行なわれる。基準となるレンズ(ここでは50
mmF1.4レンズ)を装着して基準となる均一輝度面に
対して所定の出力となるように半固定VR0 を調整する
ことにより、中央部Z0 に対する測光出力PV0 を得
る。以下同様に半固定抵抗VR1 と定電流源I1 ,・・・
,そして半固定抵抗VR4 と定電流源I4 とによって
それぞれ調整することにより周辺部Z1 〜Z4 に対する
測光出力PV1 〜PV4 を得る。このように基準レンズ
を装着した時に、均一輝度面に対して測光出力が等しく
なるようにVR0 〜VR4 の調節がなされている。
【0009】測光回路100には図3で説明したように
左右のSPDの中央部に対応するSPDが並列に接続さ
れている。
【0010】ポテンショメータ105〜108はそれぞ
れフィルム感度情報、シャッタ速度情報、設定絞込段数
情報、そして開放絞値情報の設定手段となっている。1
10〜118は逐次比較用コンパーレータであり、12
0はマルチプレクサであり、121はD/A変換器、そ
して122はマイクロコンピュータユニット(以下MC
Uという。)である。
【0011】マルチプレクサ120は、MCU122の
4ビットのPポート出力0〜$Fを受け、マルチプレク
サ120に入力する16個の信号の中の対応する1個を
選んでOUT端子へ伝達する公知の回路である。D/A
変換器121は7ビットの構成で、MCU122のR6
〜R0 端子によってZ6 〜Z0 の端子が制御され、0か
ら127までの128段階のアナログ量を発生する公知
のものである。
【0012】MCU122は、現在一般に市販されてい
るもので公知のものである。ここでは富士通製の4ビッ
ト・ワンチップマイクロコンピュータMB8851を例
にして説明をする。
【0013】MCU120のPポート出力によってマル
チプレクサ120を介して選択されるコンパレータ11
0〜118の中の1つと、D/A変換器121とMCU
122によって逐次比較A/D変換が行なわれる。これ
らによってA/D変換されてMCU122に入力する情
報を表1にまとめた。
【表1】
【0014】スイッチSW0 は通常のカメラの使用状態
ではOFFし、検査時にONにして使用するスイッチで
ある。
【0015】スイッチSW1 ,SW2 はモードセレクダ
イヤルのP,S,A,Mモードに応じて表2のON,O
FFをする。Pモードとはフィルム感度さえセットすれ
ば被写体の輝度値によって絞値とシャッタ速度をカメラ
が決めるいわゆるプログラムモードであり、Sモードは
シャッタ速度をセットした時カメラが絞値を決める、い
わゆるシャッタ速度優先方式のモードであり、逆にAモ
ードは絞値をセットした時にカメラがシャッタ速度を決
める、いわゆる絞優先方式のモードである。そしてMモ
ードは、表示を見ながら絞値とシャッタ速度を決める、
いわゆるマニュアルのモードである。スイッチSW3
SW6 の動作は表3〜表5にまとめてある。
【表2】
【表3】
【表4】
【表5】
【0016】抵抗125とコンデンサ126はMCU1
22のRESET端子に接続され、カメラの電源投入時
にMCU122のリセットを行なう。振動子128はコ
ンデンサ127、129とMCU122の内部の発振回
路とによってMCU122の基準クロックを発生させ
る。スイッチSW7 はレリーズスイッチでMCU122
のIRQ端子に接続され、レリーズ時にMCU122に
対して割込をかける。
【0017】Tr1 はMCUのR14端子がLになったと
きON状態となり、絞込停止マグネット131を通電
し、レリーズ後の絞込動作の停止を行なう。スイッチS
8 は絞込開始スイッチで通常ONでレリーズ後の絞り
が開き始める時OFFとなる。スイッチSW9 はミラー
スイッチで通常ONでミラーアップ直前にOFFとな
り、ミラーダウン後ONとなる。スイッチSW10はトリ
ガスイッチで通常ONでシャッターの先幕が開き始める
時OFFとなる。
【0018】124はMCU122のR13〜R7 の値に
よって1〜1/4000秒のシャッタスピード制御をするシ
ャッタ制御回路である。
【0019】シャッタ制御は次のシーケンスでなされ
る。レリーズ後のミラーアップに伴いスイッチSW9
ONからOFFになるとトランジスタTrに通電がなさ
れ、シャッタの後幕係止マグネット132が通電励磁さ
れて機械系の係止に代わって後幕を係止する。トリガス
イッチSW10がONからOFFになると、MCU122
のR13〜R7 端子でセットされた所定のシャッタ速度が
経過してからトランジスタTr2 がOFFとなり、後幕
係止マグネット132への通電が解除され、後幕がスタ
ートし、シャッタが所定のシャッタ速度で制御される。
【0020】図5は絞りの制御を示すもので、横軸に時
間をとり、縦軸に絞込段数の変化を示している。絞制御
可能なレンズならば図のように線形的に変化するのでt
0 でレリーズした後、絞りが絞込動作を開始するt1
時点から所定の時間ts を定めれば制御すべき絞込段数
AVS −AVO に制御することが出きる。ここでAVS
は制御される絞値、AVO は開放絞値である。
【0021】図6は、図4の表示回路123の構成を示
す。図7のような構成のLCD(液晶)によりファイン
ダ内に露出表示を行なうため、出力段はエクスクルーシ
ブOR151〜176で構成される。145は発振回路
でコモン電極COMを駆動する。144は表3の表示を
実現するデコーダ回路である。インバータ141〜14
3はそれぞれ07 〜05 がLのときH出力を発する。エ
クスクルーシブOR151〜153の出力はCOM端子
と、その位相が逆になる。そして図7に示した「M」な
いし、「+」、「−」の表示が行なわれる。またデコー
ダ144によりエクスクルーシブOR154〜176の
出力とCOM端子の出力が逆位相になった時、図7の各
7セグメントのうちの選択されたセグメントが着色し、
表6の如く表示がなされる。MCU122のリセット時
の各出力は全てHとなるので07 〜00 が全てHのと
き、図7の表示が全て表示消去の状態となるように定め
た。
【表6】
【0022】図8はMCU122の内部構成を示してい
る。演算部ALU、MCUに対する命令を書き込んだR
OM、ROMのアドレスを指定するプログラムカウンタ
PC、ROMの命令を翻訳するインストラクションデコ
ーダDEC、翻訳された命令を実行するコントロールロ
シック部CL、X、Yで指定されるデータメモリとして
機能するRAM、発振回路OSC、内部タイマーT、出
力専用ポートP、O、入力専用ポートに、入出力ポート
R、シリアルバッファSB、そしてシリアルポートCな
どからなる。RAMの1部は表7に示すように使用され
るが、詳しくは後述する。
【0023】図4において、検査工具200はMCU1
22のR15、SI、SO、SC/TO端子に接続してい
る。検査工具の使用時にはスイッチSW0 をONにす
る。検査工具200はSC/TO端子のクロックに同期
して表8に示した$O〜$Fの数値をSI端子からシリ
アルに図8に示したシリアルバッフアSBに入力するこ
とによって種々の動作を行なわせることが出来る。その
1つとしては、SC/TO端子のクロックに同期して内
部のデータメモリであるRAMの内容をSO端子から読
み出すことが出来る。R15端子は読み出し中Lとなって
タイミングを整える働きをする。表8の内容については
後述する。
【表7】
【表8】
【0024】図9Aは、シリアル入力をセットするため
の構成を示し、同期信号SC/TOに同期して、入力さ
れるSI入力信号及び出力されるSO出力信号のタイム
チャートを示している。シリアル入力の動作を示したも
のである。MCU122の命令によって内部クロックに
よって同期信号SC/TOが発生する。このクロックに
よって検査工具200の4ビットのレジスタの内容がS
I端子を経由して4ビットのシリアルバッフアSBにL
SBから転送される。検査工具200のレジスタには4
ケのスイッチによって$0〜$FのSI入力をセットし
たものが転送されている。検査用のスイッチSW0 (図
4)をONにすることによってMCU122に読み込み
可能となる。
【0025】図10はMCU122の動作を示すフロー
チャートである。Pポートを$Fにセットすることによ
って、マルチプレクサ120のF端子のスイッチSW0
のON、OFF状態がMCU122のK0 端子から読み
込み可能となる。
【0026】通常のカメラの使用時にはスイッチSW0
がONになることはないので、K0 端子はHとなり、シ
リアル入力SIをセットするデータメモリとしてM
〔7、A〕に$Fをセットする。ここでM〔7、A〕
は、Xレジスタが7でYレジスタが$Aで指定される4
ビットのデータメモリを示す。
【0027】一方、カメラの調整や検査時にはスイッチ
SW0 をONにすることにより、K0 端子がLとなる。
このとき、図9の説明で述べたようにして検査工具20
0でセットされたSI入力を取り込む。この取り込み動
作を実施例で使用した富士通製MB8851の命令コー
ドで示すと、以下のようになる。データメモリのXレジ
スタをセットするLXI命令で7をセットし、Yレジス
タをセットするLYI命令で$Aをセットし、EN命令
で$20にセットすることにより図9のように内部クロ
ックによるシリアルポートの起動を行なう。TSTS命
令によってシリアルバッフアフル/エンプテイフラグ
(SF)が1かどうかをチェックする。SINはラベル
で、SC/TO端子から4クロックのパルスを送り出す
までSINへジャンプする。4クロックのパルスを送り
出すと、STS命令によってシリアルバッフアSB(図
9)に転送された4ビットの情報をデータメモリM
〔7、A〕にストアする。
【0028】次に表8のいずれの検査をするかをチェッ
クする。M〔7、A〕=0ならばデータメモリRAMの
内容を全て読み出すモードなのでそのまま通常のシーケ
ンスに入る。ただ、M〔7、A〕に0がストアされてい
るため、通常の場合の$Fと異なり、カメラの一通りの
シーケンスが終ったあとで、RAMデータの出力を行な
う。
【0029】M〔7、A〕=0が成り立たないとき、M
〔7、A〕=$Fであるかをチェックする。M〔7、
A〕=$Fが成り立つ時、MCU122の07 〜00
子に$0Eをセットすると表示回路123は、07 〜0
5 端子が皆Lとなるため“-+M”の表示を行ない、04
〜00 端子が“D1110B”(Bは2進数を示す)と
なり表6に示すように“88.80”を表示し、図7の
全パターンが表示されることになる。このためLCDの
見えぐあいや接触具合のチェックが可能となる。尚SI
入力を$FにセットするにはSI端子をOPENにして
いりだけでよく、工具200を接続することなくスイッ
チSW0 をONするだけでも、全点xT のチェックが出
来る。M〔7、A〕=$Eが成り立つ時は07 〜00
子に$ADをセットすることによって、表示回路123
に“ +0”の表示を行なわせることが出来る。これはL
CDによって表示されるパターンをテレビカメラで撮影
し、パターン認識を行なう上での位置出しのマークとし
て使用する。図7のパターンのほぼ左端と右端を表示さ
せるため、精度を上げることが出来る。M〔7、A〕=
$Eが成り立たない時は、M〔7、A〕が$1〜$Dの
間にあることになる。2を加えて、 M〔7、A〕← M〔7、A〕+2 とすることによってM(7、A〕には$3〜$Fの値に
なる。M〔7、A〕の値を6倍にして、R6 〜R0 端子
より出力することにより、すなわち、 R6 〜R0 ← M〔7、A〕×6 とすることによって表8に示すように、R6 〜R0 端子
に$12、$18、・・・、$54、$5Aの値がセット
される。この値は表1に示す基準レンズである50mmF
1.4レンズを装着した時の測光出力のA/D変換値で
はLV3,LV4,・・・ 、LV14,LV15(ASA
/ISO100)の輝度に対応している。測光出力の調
整は半固定のVR0 〜VR4 を調整することによってレ
ベルをシフトさせて行なう。基準レンズを装着して均一
輝度面を測光した時、コンパレータ110〜114のそ
れぞれの非反転入力端子の電位が所定値になるようにす
れば一定の状態にセット出来るが、コンパレータ110
〜114にはオフセット分があるため反転入力端子に入
力するD/A変換器の出力との比較出力を発生する時の
誤差分になってしまう。一方、D/A変換器121の出
力を固定させて、基準レンズで均一輝度面を測光した
時、半固定VR0 〜VR4 の調整をコンパレータ110
〜114の反転するところに合わせれば、オフセットの
影響をキャンセルすることになり、調整の精度を上げる
ことが出来る。
【0030】スイッチSW0 がONとなって検査モード
となった場合、SI入力が$1〜$Fの場合、Oポート
あるいはRポートの出力をセットしたあと、再びK0
子をモニターして検査モードかどうかをチェックする。
検査用のスイッチSW0 の間はその状態を保持し、スイ
ッチSW0 がOFFとなったところでスタートの位置に
もどる。
【0031】設定値入力からが通常のカメラの露出演算
動作を示すフローチャートである。設定値の入力につい
ては後で詳述するがマルチプレクサ120を界して入力
するスイッチSW1 〜SW6 、測光回路100〜10
4、設定手段115〜118のA/D変換値をRAMに
書き込む部分である。
【0032】次に図3に示すM〔6、9〕の23 の桁に
よってマルチ測光モードかどうかをチェックする。M
〔6、9〕の23 が0ならば中央重点測光モードとな
り、1ならばマルチ測光モードとなる。中央重点測光の
時は、中央の測光出力〔PV0 H,L に基づいて、輝度
値〔BV0 H,L が算出されこの値が〔BVans H,L
として以下のアペックス演算に使用される。一方、マル
チ測光とは、複数(実施例では5つ)の測光出力〔PV
0 H,L 、〔PV1 H,L ,・・・ ,〔PV4 H,L によ
って適正露出を算出し制御するシステムである。測光出
力は、レンズの種々の信号によって、ビグネッチング等
の影響が補正された上で輝度値に変換され、それぞれ
〔BV0 H,L 、〔BV1 H,L ・・・ 、〔BV4 H,L
となる。次に最大輝度値〔MAX〕H,L 、平均輝度値
〔MEAN〕H,L 、最小輝度値〔MIN〕H,L 、輝度差
〔ΔBV〕H,L 等が計算されてから、適正輝度値〔BV
ans H,L が算出される。これらの過程は本件出願人ら
による特開昭56−74226号、特開昭55−114
916号、特開昭57−42026号の各公報などに記
載されている。
【0033】次にアペックス演算のルーチンでは、中央
重点測光あるいはマルチ測光によって得られた輝度値
〔BVans H,L によって、Oポートに出力する表示値
〔DV〕H,L 、R13〜R7 に出力してシャッタを制御す
るシャッタ速度値〔TVS H,L 、絞りを制御するタイ
ミングである〔tS H,L を演算し、各出力ポートのセ
ットを行なう。
【0034】ここで通常のカメラのフローとしては終了
するが、M〔7、A〕=0をチェックして、この式が成
り立つ場合にはRAMデータの読み出しモードであり、
0 端子よりSC/TO端子のクロックに同期して、表
4のRAMのデータ8×16の128ワードの内容をす
べてはき出す。
【0035】このことによって、各入力SWのON−O
FFのチェックや測光出力の調整レベル、設定手段の設
定値が正しい状態となっているかどうかが、簡単にチェ
ック出来る。RAMデータのはき出しが終れば再びスタ
ート位置にもどって設定値の入力から繰返されるので半
固定VR0 −VR4 を変えて測光出力の調整も行なえる
し、スイッチのON OFFをさせて、確実に変化する
か、あるいはシャッタダイヤル、フィルム感度、絞り連
動環や開放絞値の連動レバーを動かして、所定値になる
かどうかのチェックが行なえる。
【0036】又、通常の場合M〔7、A〕に$Fがセッ
トされているのでRAMデータのはき出しが行なわれな
いので、RAMデータのはき出しに要する時間のムダを
省くことが出来る。
【0037】図11はシャッタボタンが押されてレリー
ズSW7 がONされてからの割込処理のフローチャート
である。MCU122の割込端1RQがLとなり、割込
処理ルーチンにλy、K2 端子がHになるのを待つ。図
5のt1 の時点を待つことになる。機械系の作動はシャ
ッターボタンに連動する部材によって行なわれる。絞込
開始スイッチSW8 がOFFになるとMCU122の内
部タイマをスタートさせ、t=t1 +t3 となるまで待
つ。次にR14端子をH→L→HとしてそのLの間トラン
ジスタTrを通電し、絞込停止マグネット131を通電
し、所定の絞込段数AVS −AVO のところで絞りを停
止させる。この後MCU122としてはK1 端子がH→
Lを待つのみとなる。機械系のレリーズシーケンスが完
了し、ミラーダウン後ミラースイッチSW9 がONとな
ればK1 端子はLとなりレリーズシーケンスは完了す
る。
【0038】一方シャッタ制御回路123は前述のよう
にミラーアップ後MCU123のR13〜R7 端子にセッ
トされた所定のシャッタ速度に制御する。
【0039】図12は設定値入力のサブルーチンであ
る。図4に示したPポートの出力を8にセットし、RA
MのYレジスタを8にセットし、A/D変換処理を行な
うと、Pポートの8で指定されるコンパレータ118の
出力がマルチプレクサ120を経由してMCU122の
9 端子に入力する。よってD/A変換器121、コン
パレータ118とMCU122によって逐次比較A/D
変換が行なわれ設定手段108の開放絞値信号AVO
A/D変換されて、表4に記す如く下位4ビット(=
〔AVO L と記す)がM〔7、8〕へ、上位ビット
(〔AVO H と記す)がM〔6、8〕にストアされ
る。〔AVO H,L は表1にみるように最大値が$2A
($は16進数を示す)なので、〔AVO H は実際に
は2ビットの情報しか含んでない。次にPポート及びY
レジスタを一つ減らすことにより、Y=$Fとなるまで
同様の処理を行なう。よって、M〔6、7〕とM〔7、
7〕に設定絞込段数情報〔AVM −AVO H,L
〔6、6〕とM〔7、6〕に設定シャッタ速度情報〔T
M H,L 、そしてM〔6、5〕とM〔7、5〕にフィ
ルム感度情報〔SV〕H,L がストアされる。
【0040】又、測光出力〔PV4 H,L がM〔6、
4〕、M〔7、4〕にストアされ、以下同様に〔P
3 H,L 、・・・ 、〔PV0 H,L までが、M〔6、
3〕、M〔7、3〕、・・・ 、〔6、0〕、〔7、0〕に
ストアされる。
【0041】図13は図12の中のA/D変換のサブル
ーチンの詳細である。図4に示したMCU122の出力
ポートR6 〜R0 に「1000000」をセットし、D
/A変換器121に26 =64に対応するアナログ量を
発生させる。これは全変化量127のほぼ中間の値であ
る。
【0042】次にM〔6、Y〕とM〔7、Y〕をクリア
し、K0 端子の入力をモニタする。もしK0 =Hなら
ば、Pポートで指定されてコンパレータの出力が1であ
るので被測定アナログ量は26 より大きいので、上位4
ビットをストアするM〔6、Y〕の22 の桁に1をセッ
トする。コンパレータの出力が逆に小さければR6 端子
をリセットし、メモリM〔6、Y〕はそのままにし、R
5 端子をHとし、D/A変換器121の25 の桁を1と
して同様な比較を順次下位ビットについて行ない、7ビ
ットの逐次比較A/D変換を行なう。図14設定値入力
サブルーチンの続きの部分である。スイッチSW1 とS
2 がともにONのときはPモードであり、モード情報
をストアするメモリとして図15に示す如くM〔6、
9〕に「1100B」(Bは2進数であることを示
す。)をストアする。23 の桁が図10で説明したマル
チ測光かどうかをチェックするフラグとなり、これを1
とすることによりマルチ測光モードを同時にセットす
る。
【0043】スイッチSW1 がONでスイッチSW2
OFFのときはSモードなのでM〔6、9〕に「101
0B」をストアする。スイッチSW1 とSW2 がともに
OFFのときはAモードでM〔6、9〕に「1001
B」をストアする。いずれもマルチ測光モードにセット
される。一方、スイッチSW1 がOFFでスイッチSW
2 がONのMモードのとき、M〔6、9〕=0000B
として23 の桁のマルチ測光フラグを0とすることによ
り中央重点測光モードをセットする。これはMモードが
撮影者の意図を反映させるモードなので、カメラが露出
を判断するマルチ測光演算処理を行なわないようにした
ものである。次にスイッチSW3 のON−OFFをチェ
ックし、中央重点測光が選択されてスイッチSW3 がO
Nのとき、M〔6、9〕3 を0にすることによりマルチ
測光モードをリセットする。
【0044】次にスイッチSW4 がONであれば前述の
グループ1又は2に属する焦点距離信号のないレンズと
して、M〔7、9〕に0がストアされる。
【0045】以下スイッチSW5 、SW6 に従って、望
遠レンズ、テレコン付の状態そして、広角レンズに分離
される。図16に示したM〔7、9〕の23 の桁は、プ
ログラムモードが選択された状態において図17に示し
た高速プログラムモードをセットするためのものであ
る。
【0046】図17はPモードのプログラム線図であ
る。縦軸に絞値をとって横軸にシャッター速度をとって
いる。Aの標準プログラム線図は、一定焦点距離以下の
F1.4レンズをF16にプリセットして使用したとき
のものであり、Bの高速プログラム線図は、F1.4レ
ンズにテレコンを装着した場合に対応する。
【0047】図18は図10に示したアペックス演算の
サブルーチンのフローを示す。表4に示したフィルム感
度のアペックス値SVに対応するメモリ〔SV〕H,L
それぞれ同表のM〔4、5〕、M〔5、5〕へ転送し、
これに輝度値BVに対応するメモリ〔BV〕を加算する
とM〔4、5〕、M〔5、5〕はLV(Light Value)値
に対応するメモリ〔LV〕となる。すなわち、 〔LV〕←〔SV〕 〔LV〕←〔LV〕+〔SV〕 ∴LV=BV+SV となる。表1に示すようにSVと(BV−AV0 )は1
/6倍しただけでは正しいアペックスにはならないの
で、 〔LV〕←〔LV〕−$24 として補正を行なう。
【0048】次に、表7のモード情報を示すメモリM
〔6、9〕によってモードを判断し、各モードの処理を
行なう。図14、図15に示すようにMモードであれば
M〔6、9〕0 〜M〔6、9〕3 は全て0となり、すな
わちM〔6、9〕=0となり、図18の如くMモード演
算ルーチンを行なう。
【0049】次にM〔6、9〕0 のビットをチェックし
て1であればAモードとなるのでAモードの演算ルーチ
ンを行なう。
【0050】次にM〔6、9〕1 のビットをチェックし
て1であればSモードとなるのでSモードの演算ルーチ
ンを行なう。
【0051】逆にM〔6、9〕1 が0であれば、Pモー
ドとなるのでPモードの演算ルーチンを行なう。
【0052】図18にはこのような演算ルーチンの選択
が示されている。各モードの演算内容の詳細は省略す
る。ここで行なわれることは表示回路124を制御する
ためにM〔1、1〕、M〔1、0〕を用いて演算した表
示出力値〔DV〕H,L を07 〜00 ポートに出力し、モ
ードに応じて表7の表示やM、+、−の表示が行なわれ
る。又、M〔4、6〕、M〔5、6〕を用いて演算した
制御シャッタ速度値〔TVS H,L がR13〜R7 にセッ
トし、絞停止タイミング〔tS H,L を求めて、M
〔0、1〕、M〔0、0〕にストアする。
【0053】図19は図10のRAMデータ出力のサブ
ルーチンのフローチャートである。R15端子にLをセッ
トし、Xレジスタを7に、Yレジスタを0にセットす
る。
【0054】次にX、Yで指定されるデータメモリM
〔X、Y〕をSO端子からシリアルに送り出す。富士通
製MB8851の命令コードで示すと、5バイトの命令
になる。すなわち、LS命令で、M〔X、Y〕で指定さ
れるRAMのデータをシリアルバッフアSBに転送す
る。次にEN命令で$20をセットすることにより、内
部クロックによるシリアルポートの起動をする。TST
S命令によってSFクラブのテストをし、4クロックの
パルスが送り出されるまでSOで示すラベルにジャンプ
する。4クロックのパルスが出ることによって、シリア
ルバッフアSBのM〔X、Y〕のデータがSO端子から
出される。このとき、SC/TO端子のクロックに同期
してM〔X、Y〕の内容を読み取ることが可能となる。
次にXレジスタの内容を1つ減らし、M〔0、6〕の内
容をSO端子から出力する。これを繰返し、X=$Fと
なるまで続ける。X=$Fとなったとき、M〔7、
0〕、M〔6、0〕、・・・ 、M〔0、0〕の転送までが
完了したことになる。よってYレジスタの内容を1つ増
し、Xレジスタを再び7にセットして、同じ操作を繰返
す。 Y←Y+1を行なってY=0となったとき、Y=0〜$
Fの操作が終わり、M〔7、0〕、M〔0、0〕、M
〔7、1〕、・・・ 、M〔0、1〕、・・・ M〔7、F〕、
・・・ 、M〔0、F〕の128語のデータのすべてが転送
されたことになる。最後にR15端子をHにしてRAMデ
ータ出力のサブルーチンのフローが完了する。シリアル
出力SOは図9Bのタイミングチャートに示すように、
SC/TOのクロックの立下りによって送り出される。
【0055】図20Aは、RAMデータの出力と、RA
Mデータを読み取るための装置の概略を示す。図20B
は、これの動作タイミングを示すタイミングチャートで
ある。RAMデータを出力させるモードにセットするた
めにSI入力に$0をセットしなければならないが図2
0のようにSI端子をショートするだけでもよい。読み
出されたRAMデータはMCU122のSC/TOのク
ロックに同期する512ビット(=4ビット×8×1
6)のレジスタがあれば、すべての情報を任意に取り出
すことが出来る。R15端子はRAMデータが出力されて
いる時、図20Bに示すようにLとなるのでこれと同期
させればM〔X、Y〕の個々のデータの判別が容易とな
る。インバータとANDゲートは、SI入力時のSC/
TOのクロック(*部)を除去するためのものである。
又、R15端子がLの時は、順次レジスタの内容が変わる
が、R15端子がHのときは固定されるのでこのとき読み
出し可能となる。例えば中央部の測光出力はM〔7、
0〕、M〔6、0〕に〔PV〕H,L としてストアされて
いるので、SO端子から一番始めに送り出される値であ
る。例えば50/1.4のレンズを装着して、EV12
(ISO100)の輝度のとき、0,0,0,1,0,
0,1,0と送り出されるので、$48と読み取ること
が出来る。又、M〔7、9〕は65番目となるので、こ
れが1000と出力されれば0001Bであり、図14
のように広角レンズがセットされている状態となる。
【0056】図20の工具では512ビットをすべて読
み込むようにしているが、必要なビットのみを取り出す
ようにしてもよいし、カメラ側も全ビットを送り出すよ
うにしなくてもよいのはもちろんである。又、検査モー
ドを設定するのにスイッチSW0 を用いるようにしてい
るが、SI入力のみによってモードを判別するようにす
ることも出来る。スイッチSW0 を使用しているのは単
にスイッチSW0 の操作で検査が可能となるモードを存
在させるためだからである。
【0057】尚スイッチSW0 は、完全スイッチである
必要はなく、端子さえあれば、GNDにショートさせる
ことによって同じことをさせることが出来る。
【0058】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、通常のカ
メラの使用のため以外に、調整や検査のためのモードを
プログラムし、測光出力の調整や各種入力スイッチや設
定値入力のチェックが可能となる。特に、マルチ測光の
場合には、複数の測光出力が容易に調整出来るし、中央
重点測光の場合にも最小ビットまで読み取れるので正確
な調整が出来る。また入力情報ばかりでなくMCU12
2の計算値もすべて読み出すことが出来るのでデータバ
ック等のアクセサリーに出力させた場合、種々の情報を
写し込ませることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】マルチ測光パターンである。
【図2】測光光学系である。
【図3】マルチセクメントSPDのパターンである。
【図4】本発明の実施例のブロック図である。
【図5】絞り制御の説明図である。
【図6】表示回路123のブロック図である。
【図7】表示パターンである。
【図8】MCU122の内部構成である。
【図9】A、Bはシリアル入出ポートの説明図である。
【図10】MCU122のフローチャートである。
【図11】割込処理のサブルーチンのフローチャートで
ある。
【図12】設定値入力のサブルーチンのフローチャート
である。
【図13】A/D変換のサブルーチンのフローチャート
である。
【図14】設定値入力のサブルーチンのフローチャート
である。
【図15】一部のデータメモリの説明図である。
【図16】一部のデータメモリの説明図である。
【図17】プログラム線図である。
【図18】アペックス演算のサブルーチンのフローチャ
ートである。
【図19】RAMデータ出力のサブルーチンのフローチ
ャートである。
【図20】A、BはRAMデータを読み取るための工具
の説明図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 D/A変換器の出力に応じて露出制御を
    行うカメラにおいて、 シリアル通信データを入力するシリアル端子を有し、 シリアル端子から入力したシリアル入力データが特定デ
    ータかどうかを判別し、 該入力データが特定データの場合には、該データに応じ
    た値にD/A変換器を設定することを特徴とするカメ
    ラ。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54108628A (en) * 1978-02-13 1979-08-25 Minolta Camera Co Ltd Information transmission device of lenses
JPS5699322A (en) * 1980-01-12 1981-08-10 Olympus Optical Co Ltd Detection of focusing point

Patent Citations (2)

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JPS5699322A (en) * 1980-01-12 1981-08-10 Olympus Optical Co Ltd Detection of focusing point

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