JPH0593847A - カメラのオートフオーカス調整装置 - Google Patents

カメラのオートフオーカス調整装置

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JPH0593847A
JPH0593847A JP27875691A JP27875691A JPH0593847A JP H0593847 A JPH0593847 A JP H0593847A JP 27875691 A JP27875691 A JP 27875691A JP 27875691 A JP27875691 A JP 27875691A JP H0593847 A JPH0593847 A JP H0593847A
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JP
Japan
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distance
correction amount
unit
completion
distance measuring
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Application number
JP27875691A
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English (en)
Inventor
Michihiro Shiina
道弘 椎名
Fumio Iwai
文雄 岩井
Katsuji Ozawa
勝司 小澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0593847A publication Critical patent/JPH0593847A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オートフォーカスカメラにおいて測距の狂い
に対する調整を容易化すると共に測距ユニットの取付け
方に問題がある場合に警告を与える。 【構成】 E2 PROM3にはカメラ本体に取付けられ
る前の測距ユニット2の測距の狂いを補正するためのユ
ニット時補正量が書込まれている。書込手段5は、演算
手段4によって演算されたカメラ完成状態での測距の狂
いを補正するための完成時補正量とユニット時補正量と
の差が所定範囲内であれば完成時補正量をE2 PROM
3に書込み、所定範囲外であれば警告を与える。レリー
ズスイッチ6が操作されると、出力手段7が測距手段1
からの被写体までの実測値をE2 PROM3内の完成時
補正量で補正することにより測距情報を与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカメラのオートフォーカ
ス調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】オートフォーカスカメラでは、投光素
子,受光素子および測距回路を内蔵する測距ユニットが
カメラ本体への取付け前にユニット状態で調整されてい
ても、カメラ本体への取付けなどに伴う歪や取付けミス
などにより、測距に狂いが生じる。そのため、従来のオ
ートフォーカスカメラでは、カメラが完成した段階で、
受光素子や投光素子を機械的に調整することによって測
距の狂いを調整し、接着によって調整状態に固定する方
法がとられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来方法で
は、接着の際の硬化時のずれなどにより再び測距に狂い
が生じるおそれがあるばかりでなく、機械的な調整時間
に加えて接着時間が必要となり、調整に時間がかかると
いう問題があった。また、測距の調整ポイントは一般に
2〜3ポイントであり、測距ユニットの取付け方のミス
に起因して測距に相当に狂いがある場合でも調整ポイン
トでは一応調整できる場合があり、このような場合に、
調整ポイント以外では測距に狂いが生ずるおそれが大で
あるにもかかわらず、調整完了とされるという問題があ
った。
【0004】本発明は上記観点に基づいてなされたもの
で、その目的は、受光素子や投光素子の機械的な調整作
業が不要で測距の狂いに対する調整の容易化を図ること
ができると共に、測距ユニットの取付け方に問題がある
場合に警告を与えるようにしたカメラのオートフォーカ
ス調整装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明においては、図1
に示すように、被写体までの距離を測定する測距手段1
を内蔵する測距ユニット2と、この測距ユニット2に内
蔵された電気的に書換え可能な不揮発性メモリE2 PR
OM3であって、前記測距ユニット2がカメラ本体に取
付けられる前のユニットの状態において前記測距手段1
により所定距離だけ離れた被測距体を測距することよっ
て得られた前記測距手段1の実測値と前記所定距離とか
ら求められたユニット状態における測距の狂いを補正す
るためのユニット時補正量が予め書込まれた前記E2
ROM3と、前記測距ユニット2がカメラ本体に取付け
られた後のカメラが完成した段階でカメラから前記所定
距離だけ離れた被測距体を前記測距手段1が測距するよ
うにした状態下で外部から演算要求が与えられて駆動さ
れ、前記測距手段1を駆動して前記測距手段1から得ら
れる実測値を入力し、この実測値と前記所定距離とから
カメラ完成状態における測距の狂いを補正するための完
成時補正量を演算する完成時補正量演算手段4と、前記
完成時補正量演算手段4に応答し、前記完成時補正量と
前記E2 PROM3内の前記ユニット時補正量との間の
差が所定範囲内であるか否かを判断し、前記所定範囲内
であれば前記完成時補正量を前記E2 PROM3に書込
み、前記所定範囲外であれば前記E2 PROM3への書
込みを行なうことなく警告を与える完成時補正量書込手
段5と、レリーズスイッチ6の操作に応答して、前記測
距手段1を駆動し、前記測距手段1からの実測値を前記
2 PROM3に書込まれた完成時補正量で補正するこ
とにより測距情報を与える測距情報出力手段7とを有す
るカメラのオートフォーカス調整装置によって、上記目
的を達成する。
【0006】
【作用】測距ユニット2に内蔵されたE2 PROM3に
は、測距ユニット2がカメラ本体に取付けられる前のユ
ニット状態における測距の狂いを補正するためのユニッ
ト時補正量が予め書込まれている。ユニット時補正量
は、測距ユニット2がカメラ本体に取付けられる前のユ
ニットの状態で測距手段1によって所定距離だけ離れた
被測距体を測距することにより得られた測距手段1の実
測値と上記所定距離とから求められる。完成時補正量演
算手段4は、測距ユニット2がカメラ本体に取付けられ
た後のカメラが完成した段階でカメラから上記所定距離
だけ離れた被測距体を測距手段1が測距するようにした
状態下で外部からの演算要求によって駆動され、測距手
段1を駆動することによって測距手段1から得られる実
測値を入力し、この実測値と上記所定距離とからカメラ
完成状態における測距の狂いを補正するための完成時補
正量を演算する。ユニット時補正量はカメラ本体に取付
けられる前のユニット状態での補正量であり、完成時補
正量はカメラ本体に取付けられた後の補正量であるか
ら、両者に大きな差があれば測距ユニット2のカメラ本
体への取付け方に問題があるとみることができる。完成
時補正量書込手段5は、完成時補正量演算手段4の完成
時補正量を入力し、完成時補正量とE2 PROM3内の
ユニット時補正量との間の差が所定範囲内であるか否か
を判断し、所定範囲内であれば完成時補正量をE2PR
OM3に書込み、所定範囲外であればE2 PROM3へ
の書込みを行なうことなく警告を与える。調整作業者
は、この警告で、測距ユニット2のカメラ本体への取付
け方に問題があることを認識することができ、調整ポイ
ント以外で測距に狂いが生ずるおそれが大であるものが
調整完了とされることがなくなる。レリーズスイッチ6
が操作されると、測距情報出力手段7が測距手段1から
の被写体までの実測値をE2 PROM3に書込まれた完
成時補正量で補正することにより測距情報を与える。
【0007】
【実施例】図2は本発明の一実施例を示す構成図であ
る。
【0008】図2において、10はマイクロコンピュー
タで、このマイクロコンピュータ10によって、測距ユ
ニット11,測光部12,焦点調節部13およびシャッ
タ制御部14が制御されるようになっている。
【0009】測距ユニット11は、測距回路15,投光
手段16および受光手段17からなる測距手段と共に、
電気的に書換え可能な不揮発性メモリE2 PROM18
を内蔵している。測距回路15は、測距データ出力端子
19を介してマイクロコンピュータ10に測距データを
与え、第1のチップセレクト端子20を介してマイクロ
コンピュータ10からチップセレクト信号を受け、通信
制御端子21を介してマイクロコンピュータ10との間
のデータ入出力およびマイクロコンピュータ10からの
クロックを入力するようになっている。投光手段16
は、同一の投光レンズ22を通して投光する一列配置の
3つの投光素子23,24,25を有しており、測距回
路15によって制御されるようになっている。受光手段
17は、被写体から反射して帰ってきた投光手段16の
投光を受光し、その受光出力を測距回路15に与えるよ
うになっている。測距回路15は、マイクロコンピュー
タ10の制御下で、投光手段16の各投光素子23〜2
5を順番に駆動し、受光手段17から各投光素子23〜
25に対応する夫々の受光出力を入力することによっ
て、各投光素子23〜25による被写体までの夫々の実
測値を演算し、演算された夫々の実測値を測距データと
してマイクロコンピュータ10に与える。E2 PROM
18は、第2のチップセレクト端子26を介してマイク
ロコンピュータ10からチップセレクト信号を受け、通
信制御端子21を測距回路15と共用することによって
マイクロコンピュータ10との間のデータ入出力および
マイクロコンピュータ10からのクロックを入力するよ
うになっている。E2 PROM18には各投光素子23
〜25による測距に対するユニット時補正量A1 ,A
2 ,A3 が予め書込まれている。ユニット時補正量A1
〜A3 は、測距ユニット11のユニット状態における測
距の狂いを補正するための補正量で、測距ユニット11
がカメラ本体に取付けられる前のユニット状態におい
て、測距回路15,投光手段16および受光手段17か
らなる測距手段によって所定距離だけ離れた被測距体を
測距することにより得られた各投光素子23〜25によ
る上記被測距体までの夫々の実測値と上記所定距離とか
ら求められる。
【0010】図3はE2 PROM18にユニット時補正
量A1 〜A3 を書込むための構成図である。測距ユニッ
ト11は、カメラ本体に取付ける前のユニット状態にお
いて、ユニット時補正量書込装置27に接続されると共
に、測距回路15,投光手段16および受光手段17か
らなる測距手段を所定距離だけ離れた図示しない被測距
体と正対させ、測距手段が当該被測距体を測距すること
のできる状態におかれる。ユニット時補正量書込装置2
7は、例えば汎用コンピュータであり、測距ユニット1
1と被測距体とが上述のようにセッテングされた状態
で、図4のフローチャートに従って測距ユニット11を
駆動してユニット時補正量A1 〜A3 をE2 PROM1
8に書込む。図4のユニット時補正量書込装置27によ
るユニット時補正量A1 〜A3 の書込みを示すフローチ
ャートにおいて、ユニット時補正量書込装置27は、先
ずステップ30でチップセレクト信号を測距回路15に
与えることによって測距回路15を選択し、次のステッ
プ31で中央の投光素子23を駆動することによって中
央の投光素子23による被測距体までの実測値を測距回
路15から取込み、次のステップ32で左側の投光素子
24を駆動することによって左側の投光素子24による
被測距体までの実測値を測距回路15から取込み、更に
次のステップ33で右側の投光素子25を駆動すること
によって右側の投光素子25による被測距体までの実測
値を測距回路15から取込む。各投光素子23〜25に
よる被測距体までの夫々の実測値を取込んだ後、ステッ
プ34で、中央の投光素子23の投光による実測値を予
め格納されている上記所定距離から減算することによっ
て、中央の投光素子23による測距に対するユニット時
補正量A1 を演算し、次のステップ35で、左側の投光
素子24の投光による実測値を上記所定距離値から減算
することによって、左側の投光素子24による測距に対
するユニット時補正量A2 を演算し、次のステップ36
で、右側の投光素子25の投光による実測値を上記所定
距離値から減算することによって、右側の投光素子25
による測距に対するユニット時補正量A3 を演算する。
各投光素子23〜25による実測値に対するユニット時
補正量A1 〜A3 を演算した後、ステップ37でチップ
セレクト信号をE2 PROM18に与えることによって
2 PROM18を選択し、次のステップ38でユニッ
ト時補正量A1 〜A3 をE2 PROM18に書込み、ユ
ニット時補正量A1 〜A3 の書込みを終了する。測距ユ
ニット11は、E2 PROM18にユニット時補正量A
1 〜A3 が書込まれた後、カメラ本体に取付けられる。
【0011】測光部12は、マイクロコンピュータ10
の制御下で測光を行ない、測光情報をマイクロコンピュ
ータ10に与える。焦点調節部13はマイクロコンピュ
ータ10の制御下で撮影レンズ40の合焦位置への繰出
しおよび所定位置への戻しを行なう。シャッタ制御部1
4はマイクロコンピュータ10の制御下でシャッタ41
を開閉する。42は第一段SP1と第二段SP2とから
なる二段構成のレリーズスイッチで、第一段SP1のオ
ンでマイクロコンピュータ1にスタート信号を与え、第
二段SP2のオンでマイクロコンピュータ1にレリーズ
信号を与える。43は完成時補正量演算要求スイッチ
で、そのオンで完成時補正量演算開始信号をマイクロコ
ンピュータ10に与える。完成時補正量演算要求スイッ
チ43は、例えばカメラ本体の凹所に設けられ、通常に
ふれるだけでは操作されないようになっており、後述す
るようにE2 PROM18への完成時補正量の書込み終
了の後は例えばラベル貼付などによってカメラユーザー
が操作できないように隠される。44は表示装置で、マ
イクロコンピュータ10の制御下で警告表示が行なわれ
る。
【0012】マイクロコンピュータ10は、図5のフロ
ーチャートに従って、測距ユニット11がカメラ本体に
取付けられたカメラ完成状態における各投光素子23〜
25による測距の狂いを補正するための完成時補正量B
1 ,B2 ,B3 を演算し、完成時補正量B1 〜B3 とE
2 PROM18内のユニット時補正量A1 〜A3 との差
が所定範囲内であればユニット時補正量A1 〜A3 に代
えて完成時補正量B1〜B3 をE2 PROM18に書込
み、上記所定範囲外であればE2 PROM18への書込
みを行なうことなく不良警告を与える機能を有すると共
に、図6のフローチャートに従って、測距演算時に各投
光素子23〜25の投光による実測値をE2 PROM1
8に書込まれた完成時補正量B1〜B3 で補正する機能
を有している。完成時補正量B1 〜B3 は、測距ユニッ
ト11がカメラ本体に取付けられたカメラ完成状態にお
ける測距の狂いを補正するための補正量で、測距ユニッ
ト11がカメラ本体に取付けられたカメラ完成状態にお
いて、測距回路15,投光手段16および受光手段17
からなる測距手段によって所定距離だけ離れた被測距体
を測距することにより得られた各投光素子23〜25に
よる上記被測距体までの夫々の実測値と上記所定距離と
から求められる。ユニット時補正量A1 〜A3 はカメラ
本体に取付けられる前のユニット状態での補正量であ
り、完成時補正量B1 〜B3 はカメラ本体に取付けられ
た後の補正量であるから、両者に所定範囲以上の大きな
差があれば測距ユニット11のカメラ本体への取付け方
に問題があるとみることができる。なお、マイクロコン
ピュータ10はこれらの機能と共に周知の自動焦点調節
機能および自動露出機能を有している。
【0013】図5はマイクロコンピュータ10による完
成時補正量B1 〜B3 の書込みを示すフローチャートで
ある。
【0014】カメラが完成した段階で、カメラと被測距
体とをマイクロコンピュータ10に予め格納されている
所定距離に一致する距離だけ離して正対させ、この状態
で、完成時補正量演算要求スイッチ43をオン操作す
る。完成時補正量演算要求スイッチ43のオンでマイク
ロコンピュータ10に完成時補正量演算開始信号が与え
られ、マイクロコンピュータ10が図5の制御を開始す
る。マイクロコンピュータ10は、先ずステップ40で
チップセレクト信号を測距回路15に与えることによっ
て測距回路15を選択し、次のステップ51で中央の投
光素子23を駆動することにより中央の投光素子23に
よる被測距体までの実測値を測距回路15から取込み、
次のステップ52で左側の投光素子24を駆動すること
により左側の投光素子24による被測距体までの実測値
を測距回路15から取込み、更に次のステップ53で右
側の投光素子25を駆動することにより右側の投光素子
25による被測距体までの実測値を測距回路15から取
込む。各投光素子23〜25による被測距体までの実測
値を取込んだ後、ステップ54で中央の投光素子23の
投光による実測値を上記所定距離から減算することによ
って中央の投光素子23による測距に対する完成時補正
量B1 を演算し、次のステップ55で、完成時補正量B
1 とE2 PROM18内のユニット時補正量A1 との差
が所定範囲内であるか否かを判断する。完成時補正量B
1 とユニット時補正量A1 との差が所定範囲外であれ
ば、測距ユニット11のカメラ本体への取付け方に問題
があると認識して、ステップ55からステップ56に進
み表示装置44に不良警告を表示してE2 PROM18
への書込みを行なうことなく、書込み処理を終了する。
完成時補正量B1 とユニット時補正量A1 との差が所定
範囲内であれば、ステップ55から次のステップ57に
入り、左側の投光素子24の投光による実測値を上記所
定距離値から減算することによって、左側の投光素子2
4による測距に対する完成時補正量B2 を演算し、次の
ステップ58で、完成時補正量B2 とE2 PROM18
内のユニット時補正量A2 との差が所定範囲内であるか
否かを判断する。完成時補正量B2 とユニット時補正量
2 との差が所定範囲外であれば、測距ユニット11の
カメラ本体への取付け方に問題があると認識して、ステ
ップ58からステップ56に進み表示装置44に不良警
告を表示してE2 PROM18への書込みを行なうこと
なく、書込み処理を終了する。完成時補正量B2 とユニ
ット時補正量A2 との差が所定範囲内であれば、ステッ
プ58から次のステップ59に入り、右側の投光素子2
5の投光による実測値を上記所定距離値から減算するこ
とによって、右側の投光素子25による測距に対する完
成時補正量B3 を演算し、次のステップ60で、完成時
補正量B3 とE2 PROM18内のユニット時補正量A
3 との差が所定範囲内であるか否かを判断する。完成時
補正量B3 とユニット時補正量A3 との差が所定範囲外
であれば、測距ユニット11のカメラ本体への取付け方
に問題があると認識して、ステップ60からステップ5
6に進み表示装置44に不良警告を表示してE2 PRO
M18への書込みを行なうことなく、書込み処理を終了
する。完成時補正量B3 とユニット時補正量A3 との差
が所定範囲内であれば、ステップ60から次のステップ
61に入る。ステップ61ではチップセレクト信号をE
2 PROM18に与えることによってE2 PROM8を
選択し、次のステップ62で、各投光素子23〜25に
よる測距に対する完成時補正量B1 〜B3 をユニット時
補正量A1 〜A3 に代えてE2 PROM18に書込み、
完成時補正量の書込みを終了する。書込み終了後は、構
成説明で述べたようにラベル貼付などによってカメラユ
ーザーが完成時補正量演算要求スイッチ43を操作でき
ないようにされる。
【0015】図6はマイクロコンピュータ10による露
出制御を示すフローチャートである。
【0016】マイクロコンピュータ10は、レリーズス
イッチ42の第一段SP1がオン操作されることで、ス
テップ70の測光処理に入り、測光部12から測光情報
を取込んだ後、ステップ71の測距処理に入る。ステッ
プ71の測距処理はステップ710〜716を有し、先
ずステップ710で、中央の投光素子23を駆動するこ
とにより中央の投光素子23による被写体までの実測値
を測距回路15から取込み、次のステップ711で、左
側の投光素子24を駆動することにより左側の投光素子
24による被写体までの実測値を測距回路15から取込
み、次のステップ712で、右側の投光素子25を駆動
することにより右側の投光素子25による被写体までの
実測値を測距回路15から取込む。各投光素子23〜2
5による被写体までの実測値を取込んだ後、ステップ7
13で、中央の投光素子23による被写体までの実測値
にE2 PROM18に書込まれている完成時補正量B1
を加算することによって中央の投光素子23による実測
値を補正し、次のステップ714で、左側の投光素子2
4による被写体までの実測値にE2 PROM18に書込
まれている完成時補正量B2 を加算することによって左
側の投光素子24による実測値を補正し、次のステップ
715で、右側の投光素子25による被写体までの実測
値にE2 PROM18に書込まれている完成時補正量B
3 を加算することによって左側の投光素子25による実
測値を補正する。各投光素子23〜25による実測値を
対応する完成時補正量B1 〜B3 で夫々補正した後、ス
テップ716で、補正されたこれら3つの距離情報から
例えば一番近い距離のものを選択することによって被写
体までの距離を決定し、測距処理を終了する。次いでス
テップ72に入り、測光情報に基づいて露出演算を行な
い、次ぎのステップ73に入る。ステップ73ではレリ
ーズスイッチ42の第二段SP2がオン操作されたか否
かを判断し、オン操作されていなければステップ74に
入り、オン操作されればステップ75に入る。ステップ
74ではレリーズスイッチ42の第一段SP1のオン/
オフ判断を行ない、第一段SP1がオンのままであれば
ステップ73に戻り、オフであれば撮影待機状態である
スタンバイ状態となる。ステップ75では、ステップ7
1で得られた被写体までの測距情報およびステップ72
の露出演算結果に従って焦点調節部13およびシャッタ
制御部14を制御することにより、露出処理を行なう。
【0017】以上述べた実施例では3つの投光素子を有
する所謂マルチビームのオートフォーカスカメラを例に
説明したが、単一の投光素子を用いた所謂シングルビー
ムのオートフォーカスカメラ、あるいは、これとは異な
る数の複数の投光素子を有するマルチビームのオートフ
ォーカスカメラに対しても適用できることは勿論であ
る。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、E
2 PROMにカメラ本体に取付けられる前の測距ユニッ
トの状態における測距の狂いを補正するためのユニット
時補正量を予め書込んでおき、測距ユニットがカメラ本
体に取付けられたカメラ完成状態で測距の狂いを補正す
るための完成時補正量を求め、完成時補正量とユニット
時補正量との差が所定範囲内であれば完成時補正量をE
2 PROMに書込み、所定範囲外であれば測距ユニット
の取付けに問題があるものとしてE2 PROMへの書込
みを行なうことなく警告を与えるようにすると共に、レ
リーズスイッチが操作された際に測距手段による被写体
までの実測値を完成時補正量で補正することによって、
測距の狂いを調整するように構成したので、受光素子や
投光素子の機械的な調整作業が不要となり、機械的な調
整作業に伴う煩雑性を解消することができ、測距の狂い
に対する調整の容易化を図ることができると共に、測距
ユニットの取付け方に問題がある場合に、調整作業者そ
の旨を容易に認識することができ、調整ポイント以外で
測距に狂いが生ずるおそれが大であるものが調整完了と
されることがなくなるなどの効果を奏するカメラのオー
トフォーカス調整装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成図である。
【図2】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図3】図2におけるE2 PROMにユニット時補正量
を書込むための構成図である。
【図4】図3におけるユニット時補正量書込装置による
ユニット時補正量の書込みを示すフローチャートであ
る。
【図5】図2におけるマイクロコンピュータによる完成
時補正量の書込みを示すフローチャートである。
【図6】図2におけるマイクロコンピュータによる露出
制御を示すフローチャートである。
【符号の説明】 1 測距手段 2 測距ユニット 3 E2 PROM 4 完成時補正量演算手段 5 完成時補正量書込手段 6 レリーズスイッチ 7 測距情報出力手段 10 マイクロコンピュータ 11 測距ユニット 15 測距回路 16 投光手段 17 受光手段 18 E2 PROM 42 レリーズスイッチ 43 完成時補正量演算要求スイッチ 44 表示装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体までの距離を測定する測距手段を
    内蔵する測距ユニットと、この測距ユニットに内蔵され
    た電気的に書換え可能な不揮発性メモリE2PROMで
    あって、前記測距ユニットがカメラ本体に取付けられる
    前のユニットの状態において前記測距手段により所定距
    離だけ離れた被測距体を測距することよって得られた前
    記測距手段の実測値と前記所定距離とから求められたユ
    ニット状態における測距の狂いを補正するためのユニッ
    ト時補正量が予め書込まれた前記E2 PROMと、前記
    測距ユニットがカメラ本体に取付けられた後のカメラが
    完成した段階でカメラから前記所定距離だけ離れた被測
    距体を前記測距手段が測距するようにした状態下で外部
    から演算要求が与えられて駆動され、前記測距手段を駆
    動して前記測距手段から得られる実測値を入力し、この
    実測値と前記所定距離とからカメラ完成状態における測
    距の狂いを補正するための完成時補正量を演算する完成
    時補正量演算手段と、前記完成時補正量演算手段に応答
    し、前記完成時補正量と前記E2 PROM内の前記ユニ
    ット時補正量との間の差が所定範囲内であるか否かを判
    断し、前記所定範囲内であれば前記完成時補正量を前記
    2PROMに書込み、前記所定範囲外であれば前記E2
    PROMへの書込みを行なうことなく警告を与える完
    成時補正量書込手段と、レリーズスイッチの操作に応答
    して、前記測距手段を駆動し、前記測距手段からの実測
    値を前記E2 PROMに書込まれた完成時補正量で補正
    することにより測距情報を与える測距情報出力手段とを
    有するカメラのオートフォーカス調整装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0470902B1 (en) * 1990-08-06 1996-01-31 The Furukawa Electric Co., Ltd. Liner for pipe joint by use of shape memory alloy
JP2001242526A (ja) * 2000-03-01 2001-09-07 Olympus Optical Co Ltd カメラ

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EP0470902B1 (en) * 1990-08-06 1996-01-31 The Furukawa Electric Co., Ltd. Liner for pipe joint by use of shape memory alloy
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