JPH0771532A - 内燃機関のバランサ軸駆動装置 - Google Patents
内燃機関のバランサ軸駆動装置Info
- Publication number
- JPH0771532A JPH0771532A JP23740693A JP23740693A JPH0771532A JP H0771532 A JPH0771532 A JP H0771532A JP 23740693 A JP23740693 A JP 23740693A JP 23740693 A JP23740693 A JP 23740693A JP H0771532 A JPH0771532 A JP H0771532A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- balancer shaft
- tooth
- crankshaft
- gear
- driving gear
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 部品管理および組付作業が容易で、かつ誤組
みの恐れがない内燃機関のバランサ軸駆動装置を提供す
る。 【構成】 クランク軸に取付けられる駆動歯車10とバラ
ンサ軸に取付けられ前記駆動歯車と噛合う被駆動歯車11
とから成り、前記バランサ軸を前記クランク軸に同期し
て逆方向に同じ角速度で回転させる内燃機関のバランサ
軸駆動装置において、駆動歯車10の１つの歯17ａとこの
歯と噛合う被駆動歯車11の１つの歯17ｂとに、これら２
つの歯が噛み合った時に歯先と歯底との中間部で整合す
る同一の印18ａ，18ｂをそれぞれ付し、かつ駆動歯車10
とクランク軸および被駆動歯車11とバランサ軸の回転方
向における相対的位置を決める各位置決め手段14，14を
２つの歯17ａ，17ｂが噛合った時にその噛合い点Ｐに関
しほぼ点対称をなす位置にそれぞれ設ける。
みの恐れがない内燃機関のバランサ軸駆動装置を提供す
る。 【構成】 クランク軸に取付けられる駆動歯車10とバラ
ンサ軸に取付けられ前記駆動歯車と噛合う被駆動歯車11
とから成り、前記バランサ軸を前記クランク軸に同期し
て逆方向に同じ角速度で回転させる内燃機関のバランサ
軸駆動装置において、駆動歯車10の１つの歯17ａとこの
歯と噛合う被駆動歯車11の１つの歯17ｂとに、これら２
つの歯が噛み合った時に歯先と歯底との中間部で整合す
る同一の印18ａ，18ｂをそれぞれ付し、かつ駆動歯車10
とクランク軸および被駆動歯車11とバランサ軸の回転方
向における相対的位置を決める各位置決め手段14，14を
２つの歯17ａ，17ｂが噛合った時にその噛合い点Ｐに関
しほぼ点対称をなす位置にそれぞれ設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、バランサ軸をクランク
軸に同期して逆方向に同じ角速度で回転させて、往復質
量による慣性力の１次成分を釣合わせるようにした内燃
機関に関する。
軸に同期して逆方向に同じ角速度で回転させて、往復質
量による慣性力の１次成分を釣合わせるようにした内燃
機関に関する。
【０００２】
【従来技術】かかる内燃機関においては、バランサ軸と
クランク軸とを、これらの軸にそれぞれ固定されかつ互
いに噛合う同形の歯車を介して連結することにより、バ
ランサ軸がクランク軸に同期して逆方向に同じ角速度で
回転駆動されるようになっている。
クランク軸とを、これらの軸にそれぞれ固定されかつ互
いに噛合う同形の歯車を介して連結することにより、バ
ランサ軸がクランク軸に同期して逆方向に同じ角速度で
回転駆動されるようになっている。
【０００３】バランサ軸とクランク軸にはそれぞれバラ
ンスウェイトが設けられており、これらのウェイトが所
定の位相関係を保って回転することにより、前記往復質
量による慣性力と釣合って機関の振動を抑制する。この
ため、前記２つの歯車はそれぞれバランス軸とクランク
軸に回転方向において位置決めされて固定されるととも
に、両歯車の互いに噛合う特定の歯に印が付されてお
り、印が付された歯どうしが噛合うように両歯車を組み
合わせることにより、両軸間に、上記所定の位相関係が
設定されるようになっている。
ンスウェイトが設けられており、これらのウェイトが所
定の位相関係を保って回転することにより、前記往復質
量による慣性力と釣合って機関の振動を抑制する。この
ため、前記２つの歯車はそれぞれバランス軸とクランク
軸に回転方向において位置決めされて固定されるととも
に、両歯車の互いに噛合う特定の歯に印が付されてお
り、印が付された歯どうしが噛合うように両歯車を組み
合わせることにより、両軸間に、上記所定の位相関係が
設定されるようになっている。
【０００４】従来、互いに噛合う歯を指定するには、図
５に示すように一方の歯車01の歯02の山部に刻印ａを設
けるとともに、他方の歯車03の歯の谷部04に刻印ｂを設
けるか、あるいは刻印ａを設けた歯02を挟む両側の歯0
5，06の山部に刻印ｃを付していた。
５に示すように一方の歯車01の歯02の山部に刻印ａを設
けるとともに、他方の歯車03の歯の谷部04に刻印ｂを設
けるか、あるいは刻印ａを設けた歯02を挟む両側の歯0
5，06の山部に刻印ｃを付していた。
【０００５】
【解決しようとする課題】ところで、上記２つの歯車は
同一諸元、同一形状のものであるが、噛合う歯を指定す
る印が互いに相違するので、印の異なる２種類の歯車を
用意しておき、必ず印の異なる歯車どうしを組合せなけ
ればならず、従って部品管理上および組付作業上不便で
ある。
同一諸元、同一形状のものであるが、噛合う歯を指定す
る印が互いに相違するので、印の異なる２種類の歯車を
用意しておき、必ず印の異なる歯車どうしを組合せなけ
ればならず、従って部品管理上および組付作業上不便で
ある。
【０００６】もし、同じ印の歯車どうしを組合せると、
一方の歯を他方の歯のどちら側に噛合わせればよいか分
からないので、両歯車従って両軸が歯１ピッチ分ずれて
誤組みされる恐れがある。
一方の歯を他方の歯のどちら側に噛合わせればよいか分
からないので、両歯車従って両軸が歯１ピッチ分ずれて
誤組みされる恐れがある。
【０００７】したがって本発明はバランサ軸とクランク
軸の両方に全く同じ歯車を使用できるようにして、上記
部品管理上、組付作業上の不便を解消し、しかも誤組の
おそれをなくしたバランサ軸駆動装置を提供しようとす
るものである。
軸の両方に全く同じ歯車を使用できるようにして、上記
部品管理上、組付作業上の不便を解消し、しかも誤組の
おそれをなくしたバランサ軸駆動装置を提供しようとす
るものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段および作用】このため、本
発明においては、クランク軸に取付けられる駆動歯車と
バランサ軸に取付けられ前記駆動歯車と噛合う被駆動歯
車とからなり、前記バランサ軸を前記クランク軸に同期
して逆方向に同じ角速度で回転させる内燃機関のバラン
サ軸駆動装置において、前記駆動歯車の１つの歯とこの
歯と噛合う被駆動歯車の１つの歯とに、これら２つの歯
が噛合った時に歯先と歯底との中間部で整合する同一の
印をそれぞれ付し、かつ前記駆動歯車とクランク軸およ
び前記被駆動歯車とバランサ軸の回転方向における相対
的位置を決める各位置決め手段を、前記２つの歯が噛合
った時にその噛合い点に関しほぼ点対称をなす位置にそ
れぞれ設ける。
発明においては、クランク軸に取付けられる駆動歯車と
バランサ軸に取付けられ前記駆動歯車と噛合う被駆動歯
車とからなり、前記バランサ軸を前記クランク軸に同期
して逆方向に同じ角速度で回転させる内燃機関のバラン
サ軸駆動装置において、前記駆動歯車の１つの歯とこの
歯と噛合う被駆動歯車の１つの歯とに、これら２つの歯
が噛合った時に歯先と歯底との中間部で整合する同一の
印をそれぞれ付し、かつ前記駆動歯車とクランク軸およ
び前記被駆動歯車とバランサ軸の回転方向における相対
的位置を決める各位置決め手段を、前記２つの歯が噛合
った時にその噛合い点に関しほぼ点対称をなす位置にそ
れぞれ設ける。
【０００９】本発明によれば、上記駆動歯車と被駆動歯
車は、単に直径、歯数等の諸元が一致するだけでなく、
歯に付した印の位置、形状および位置決め手段の位置を
含めて全く同一のものとなる。
車は、単に直径、歯数等の諸元が一致するだけでなく、
歯に付した印の位置、形状および位置決め手段の位置を
含めて全く同一のものとなる。
【００１０】従って、唯１種類の歯車を用意して置き、
その中から任意に取出した２個の歯車を駆動歯車および
被駆動歯車として使用することができるので、部品管理
上また組付作業上有利である。
その中から任意に取出した２個の歯車を駆動歯車および
被駆動歯車として使用することができるので、部品管理
上また組付作業上有利である。
【００１１】また、歯に付された印は互いに噛合う歯の
歯先と歯底との中間部で合うようになされ、これにより
一方の歯のどちらの側面に他方の歯を噛合わさればよい
かが明確に示されるので、誤組みの恐れがなくなる。
歯先と歯底との中間部で合うようになされ、これにより
一方の歯のどちらの側面に他方の歯を噛合わさればよい
かが明確に示されるので、誤組みの恐れがなくなる。
【００１２】
【実 施 例】図１は本発明を適用する内燃機関１の部
分的縦断面図で、２はピストン、３は連接棒、４はクラ
ンク軸である。クランク軸４のウェブ５に設けたクラン
クピン６に連接棒３の大端部が枢着されている。ウェブ
５にはクランクピン６の反対側にバランスウェイト７が
一体に形成されている。
分的縦断面図で、２はピストン、３は連接棒、４はクラ
ンク軸である。クランク軸４のウェブ５に設けたクラン
クピン６に連接棒３の大端部が枢着されている。ウェブ
５にはクランクピン６の反対側にバランスウェイト７が
一体に形成されている。
【００１３】クランク軸４に隣接してこれに平行にバラ
ンサ軸８が配設され、該バランサ軸８にもバランスウェ
イト９が設けられている。そしてクランク軸４とバラン
サ軸８が、クランク軸４に取付けられた駆動歯車10と、
バランサ軸８に取付けられ駆動歯車10に噛合う被駆動歯
車11とを介して駆動的に連結されている。駆動歯車10と
被駆動歯車11とは同一直径、同一歯数のもので、従って
バランサ軸８はクランク軸４に同期して逆方向に同じ角
速度で回転する。バランスウェイト７は、図示のように
ピストン２が上死点に在る時に、シリンダ12の軸線上に
おいてクランク軸４に関してピストン２と反対側に指向
するように、クランク軸４に設けられており、バランス
ウェイト９は、この時バランサ軸８に関しバランスウェ
イト７と同方向に指向するように、バランサ軸８に設け
られている。そしてこのバランスウェイト７，９が軸
４，８とともに互いに逆方向に回転することにより、ピ
ストン２，連接棒３等の往復質量による慣性力が相殺さ
れる。
ンサ軸８が配設され、該バランサ軸８にもバランスウェ
イト９が設けられている。そしてクランク軸４とバラン
サ軸８が、クランク軸４に取付けられた駆動歯車10と、
バランサ軸８に取付けられ駆動歯車10に噛合う被駆動歯
車11とを介して駆動的に連結されている。駆動歯車10と
被駆動歯車11とは同一直径、同一歯数のもので、従って
バランサ軸８はクランク軸４に同期して逆方向に同じ角
速度で回転する。バランスウェイト７は、図示のように
ピストン２が上死点に在る時に、シリンダ12の軸線上に
おいてクランク軸４に関してピストン２と反対側に指向
するように、クランク軸４に設けられており、バランス
ウェイト９は、この時バランサ軸８に関しバランスウェ
イト７と同方向に指向するように、バランサ軸８に設け
られている。そしてこのバランスウェイト７，９が軸
４，８とともに互いに逆方向に回転することにより、ピ
ストン２，連接棒３等の往復質量による慣性力が相殺さ
れる。
【００１４】歯車10，11はそれぞれ軸４，８にスプライ
ン係合し、図２に示すように、各歯車10，11の内周面に
は多数の連続したスプライン歯13が刻設されている。し
かし各歯車10，11について一箇所ずつ、１枚分のスプラ
イン歯13を欠いた部分（位置決め部）14が設けられてい
る。軸４，８上には前記スプライン歯13と噛合うスプラ
イン歯15が刻設されているが、該軸側には隣接した２枚
のスプライン歯を連結して巾広の凸部とした位置決め部
16が形成されており（図３）、位置決め部14と位置決め
部16を合わせなければ歯車10，11を軸４，８に係合させ
ることができず、これによって歯車10，11が軸４，８に
対し回転方向に位置決めされるようになっている。
ン係合し、図２に示すように、各歯車10，11の内周面に
は多数の連続したスプライン歯13が刻設されている。し
かし各歯車10，11について一箇所ずつ、１枚分のスプラ
イン歯13を欠いた部分（位置決め部）14が設けられてい
る。軸４，８上には前記スプライン歯13と噛合うスプラ
イン歯15が刻設されているが、該軸側には隣接した２枚
のスプライン歯を連結して巾広の凸部とした位置決め部
16が形成されており（図３）、位置決め部14と位置決め
部16を合わせなければ歯車10，11を軸４，８に係合させ
ることができず、これによって歯車10，11が軸４，８に
対し回転方向に位置決めされるようになっている。
【００１５】位置決め部14，16を係合させることにより
クランク軸４およびバランサ軸８に対して位置決めさ
れ、これらの軸４，８と一体に回転する駆動歯車10およ
び被駆動歯車11を、軸４，８をそれぞれ回転させてバラ
ンスウェイト７，９が図１に示すように同方向に指向す
る状態になった時に、互いに噛合わさせたとする。図２
はこの時の状態を示す。この時駆動歯車10の特定の歯17
ａと被駆動歯車11の特定の歯17ｂが係合し、これらの歯
17ａ，17ｂを示す刻印18ａ，18ｂが駆動歯車10および被
駆動歯車11に設けられている。
クランク軸４およびバランサ軸８に対して位置決めさ
れ、これらの軸４，８と一体に回転する駆動歯車10およ
び被駆動歯車11を、軸４，８をそれぞれ回転させてバラ
ンスウェイト７，９が図１に示すように同方向に指向す
る状態になった時に、互いに噛合わさせたとする。図２
はこの時の状態を示す。この時駆動歯車10の特定の歯17
ａと被駆動歯車11の特定の歯17ｂが係合し、これらの歯
17ａ，17ｂを示す刻印18ａ，18ｂが駆動歯車10および被
駆動歯車11に設けられている。
【００１６】すなわち、駆動歯車10および被駆動歯車11
を位置決め部14，16を係合させることによりそれぞれク
ランク軸４およびバランサ軸８に位置決めした後、駆動
歯車10および被駆動歯車11をクランク軸４およびバラン
サ軸８とともに回転させて、刻印18ａを施した駆動歯車
10側の歯17ａと刻印18ｂを施した被駆動歯車11側の歯17
ｂとを噛合わせれば、クランク軸４とバランサ軸８とが
所定の位相関係を保って連結される。あるいは、駆動歯
車10を位置決め固定したクランク軸４を図１の状態に
し、駆動歯車10の歯17ａに被駆動歯車11の歯17ｂを係合
させ、しかる後バランサ軸８の位置決め部16を被駆動歯
車11の位置決め部14に合わせてバランサ軸８を被駆動歯
車11に装着してもよい。
を位置決め部14，16を係合させることによりそれぞれク
ランク軸４およびバランサ軸８に位置決めした後、駆動
歯車10および被駆動歯車11をクランク軸４およびバラン
サ軸８とともに回転させて、刻印18ａを施した駆動歯車
10側の歯17ａと刻印18ｂを施した被駆動歯車11側の歯17
ｂとを噛合わせれば、クランク軸４とバランサ軸８とが
所定の位相関係を保って連結される。あるいは、駆動歯
車10を位置決め固定したクランク軸４を図１の状態に
し、駆動歯車10の歯17ａに被駆動歯車11の歯17ｂを係合
させ、しかる後バランサ軸８の位置決め部16を被駆動歯
車11の位置決め部14に合わせてバランサ軸８を被駆動歯
車11に装着してもよい。
【００１７】刻印18ａ、18ｂを施す歯は、必ずしも上記
のように上死点時に噛合う歯でなくてもよく、クランク
軸４とバランス軸８との間に所定の位相関係が保たれて
いれば如何なる時期に噛合う歯に刻印を付してもよい。
しかしバランスウェイト７、９が同方向に指向する上死
点時または下死点時に噛合う歯に刻印を施せば組付作業
がより容易になる。
のように上死点時に噛合う歯でなくてもよく、クランク
軸４とバランス軸８との間に所定の位相関係が保たれて
いれば如何なる時期に噛合う歯に刻印を付してもよい。
しかしバランスウェイト７、９が同方向に指向する上死
点時または下死点時に噛合う歯に刻印を施せば組付作業
がより容易になる。
【００１８】ところで、駆動歯車10の位置決め部14と被
駆動歯車11の位置決め部14とは、図２に示すように、歯
17ａ，17ｂの噛合い点Ｐに関しほぼ点対称の位置に設け
られている。すなわち位置決め部14，14は点Ｐを通る同
一直線上に在り、かつ点Ｐまでの距離は等しい。
駆動歯車11の位置決め部14とは、図２に示すように、歯
17ａ，17ｂの噛合い点Ｐに関しほぼ点対称の位置に設け
られている。すなわち位置決め部14，14は点Ｐを通る同
一直線上に在り、かつ点Ｐまでの距離は等しい。
【００１９】また、刻印18ａ，18ｂは歯17ａ，17ｂの歯
先19と歯底20との中間部において向かい合う同様な短い
線によって形成されている（図４）。
先19と歯底20との中間部において向かい合う同様な短い
線によって形成されている（図４）。
【００２０】すなわち、図２の被駆動歯車11をその軸線
のまわりに180 °回転させ、これを同図の駆動歯車10上
に重ねた場合を想定してみれば直ちに分かるように、被
駆動歯車11と駆動歯車10とは全く同じ歯車である。
のまわりに180 °回転させ、これを同図の駆動歯車10上
に重ねた場合を想定してみれば直ちに分かるように、被
駆動歯車11と駆動歯車10とは全く同じ歯車である。
【００２１】従って、本バランサ軸駆動装置を組立てる
に際しては、唯１種類の歯車を用意して置き、その中か
ら任意に取出した２個の歯車を駆動歯車および被駆動歯
車として使用することができるので、部品の種類が減少
して部品管理が容易になり、また組付作業に際して歯車
の選択、組合わせに注意する必要がなく、作業性が向上
する。
に際しては、唯１種類の歯車を用意して置き、その中か
ら任意に取出した２個の歯車を駆動歯車および被駆動歯
車として使用することができるので、部品の種類が減少
して部品管理が容易になり、また組付作業に際して歯車
の選択、組合わせに注意する必要がなく、作業性が向上
する。
【００２２】また、刻印18ａ，18ｂにより、例えば歯17
ｂのどちら側に歯17ａを噛合わせればよいかが明確に示
されるので誤組みの恐れがなくなる。
ｂのどちら側に歯17ａを噛合わせればよいかが明確に示
されるので誤組みの恐れがなくなる。
【００２３】
【発明の効果】本発明によれば、バランサ軸駆動装置の
駆動、被駆動両歯車を全く同じ歯車とすることができ、
従って唯１種類の歯車を用意すればよいので、部品管理
上また組付作業上有利である。しかも駆動歯車と被駆動
歯車とを歯の噛合わせを誤って組付ける恐れがない。
駆動、被駆動両歯車を全く同じ歯車とすることができ、
従って唯１種類の歯車を用意すればよいので、部品管理
上また組付作業上有利である。しかも駆動歯車と被駆動
歯車とを歯の噛合わせを誤って組付ける恐れがない。
【図１】本発明を適用する内燃機関の部分的縦断面図で
ある。
ある。
【図２】互いに噛合った駆動歯車と被駆動歯車を示す正
面図である。
面図である。
【図３】歯車と軸とに設けられる位置決め部を示す断面
図である。
図である。
【図４】本発明による歯車の噛合い部分を示す図面であ
る。
る。
【図５】従来の歯車の噛合い部分を示す図面である。
１…内燃機関、２…ピストン、３…連接棒、４…クラン
ク軸、５…ウェブ、６…クランクピン、７…バランスウ
ェイト、８…バランサ軸、９…バランスウェイト、10…
駆動歯車、11…被駆動歯車、12…シリンダ、13…スプラ
イン歯、14…位置決め部、15…スプライン歯、16…位置
決め部、17…歯、18…刻印、19…歯先、20…歯底。
ク軸、５…ウェブ、６…クランクピン、７…バランスウ
ェイト、８…バランサ軸、９…バランスウェイト、10…
駆動歯車、11…被駆動歯車、12…シリンダ、13…スプラ
イン歯、14…位置決め部、15…スプライン歯、16…位置
決め部、17…歯、18…刻印、19…歯先、20…歯底。
Claims (1)
- 【請求項１】 クランク軸に取付けられる駆動歯車とバ
ランサ軸に取付けられ前記駆動歯車と噛合う被駆動歯車
とからなり、前記バランサ軸を前記クランク軸に同期し
て逆方向に同じ角速度で回転させる内燃機関のバランサ
軸駆動装置において、前記駆動歯車の１つの歯とこの歯
と噛合う前記被駆動歯車の１つの歯とに、これら２つの
歯が噛合った時に歯先と歯底との中間部で整合する同一
の印をそれぞ付し、かつ前記駆動歯車とクランク軸およ
び前記被駆動歯車とバランサ軸の回転方向における相対
的位置を決める各位置決め手段を、前記２つの歯が噛合
った時にその噛合い点に関しほぼ点対称をなす位置にそ
れぞれ設けたことを特徴とする内燃機関のバランサ軸駆
動装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23740693A JP3396514B2 (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | 内燃機関のバランサ軸駆動装置 |
| EP19940113532 EP0640776B1 (en) | 1993-08-30 | 1994-08-30 | Balancing mechanism for an internal-combustion engine |
| DE1994609888 DE69409888T2 (de) | 1993-08-30 | 1994-08-30 | Auswuchtmechanismus für eine Brennkraftmaschine |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23740693A JP3396514B2 (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | 内燃機関のバランサ軸駆動装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0771532A true JPH0771532A (ja) | 1995-03-17 |
| JP3396514B2 JP3396514B2 (ja) | 2003-04-14 |
Family
ID=17014919
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23740693A Expired - Fee Related JP3396514B2 (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | 内燃機関のバランサ軸駆動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3396514B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007078080A (ja) * | 2005-09-14 | 2007-03-29 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | エンジンのバランサ装置 |
| US7334553B2 (en) | 2003-09-26 | 2008-02-26 | Honda Motor Co., Ltd. | Balancer driven gear of engine |
-
1993
- 1993-08-30 JP JP23740693A patent/JP3396514B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7334553B2 (en) | 2003-09-26 | 2008-02-26 | Honda Motor Co., Ltd. | Balancer driven gear of engine |
| CN100441903C (zh) * | 2003-09-26 | 2008-12-10 | 本田技研工业株式会社 | 发动机的平衡器从动齿轮 |
| JP2007078080A (ja) * | 2005-09-14 | 2007-03-29 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | エンジンのバランサ装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3396514B2 (ja) | 2003-04-14 |
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