JPH0770283A - エポキシ樹脂組成物 - Google Patents

エポキシ樹脂組成物

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JPH0770283A
JPH0770283A JP21774893A JP21774893A JPH0770283A JP H0770283 A JPH0770283 A JP H0770283A JP 21774893 A JP21774893 A JP 21774893A JP 21774893 A JP21774893 A JP 21774893A JP H0770283 A JPH0770283 A JP H0770283A
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JP
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epoxy resin
silica
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particle size
resin composition
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JP21774893A
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Tsukasa Sakuraba
司 桜庭
Masayuki Kondo
政幸 近藤
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 (A)多環芳香族系エポキシ樹脂、(B)フ
ェノールノボラック樹脂、(C)硬化促進剤、および
(D)最大粒径200μm以下かつ平均粒径40μm以
下の球状シリカ70ないし80重量%と、最大粒径50
μm以下かつ平均粒径10μm以下の破砕状シリカ30
ないし20重量%とからなるシリカ混合物を含有するこ
とを特徴とするエポキシ樹脂組成物。(D)成分は、該
組成物中に80ないし85重量%配合されていることが
好ましく、(A)成分は、分子中にナフタレン環または
フルオレン環を有する多環芳香族系エポキシ樹脂である
ことが好ましい。 【効果】 本発明によれば、流動性に優れているために
短い成形サイクルで成形品を製造することができるエポ
キシ樹脂組成物が提供され、その成形品は、機械的強
度、電気絶縁性、耐薬品性、耐熱性に優れていることか
ら、各種の電気・電子部品の用途にとくに好適に使用さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリカを配合したエポ
キシ樹脂組成物に関するものであって、より詳細には、
耐熱性に優れ、成形時の収縮率や成形品の吸水率が小さ
く、電気・電子部品の製造に適したエポキシ樹脂組成物
に関する。
【0002】
【従来の技術】エポキシ樹脂は、機械的強度、耐化学薬
品性、電気絶縁性および成形性に優れていることから、
各種の成形品に利用されており、特に電気部品や電子部
品への応用が広く行われている。
【0003】その代表例が半導体封止材としての使用で
あり、通常、エポキシ樹脂、フェノール系硬化剤、硬化
促進剤、それに各種のシリカ充填剤が配合されたものが
用いられている。かかる組成物においては、特に、充填
剤であるシリカに工夫を加えることにより、耐熱性、耐
湿性、低線膨張係数等を改良した組成物が提案されてい
る。例えば、特公昭62−7211号公報では、粒子径
が44μm以下である結晶性および/または溶融シリカ
を主体に配合した組成物が開示されている。また、特公
平3−29259号公報では、平均粒径1ないし25μ
mの球状石英粉と、粒径1ないし20μmの粉砕石英粉
とからなる石英を充填した組成物を開示している。この
様にエポキシ樹脂中に適宜の粒径を持ったシリカを配合
することによって、高い流動性を保ち、かつバリの発生
を抑制し、半導体封止に適した物性を得ている。
【0004】また、耐熱性、耐湿性および耐衝撃性を改
良するために、通常のエポキシ樹脂から多環芳香族系エ
ポキシ樹脂へと改質変更する試みもなされている。ナフ
タレン環を主鎖にもつエポキシ樹脂を使用した組成物
は、特開平3−90075号公報に積層、成形、注型、
接着用途に優れていることが記載されている。また、特
開平2−73823号公報では、フルオレン環を有する
エポキシ樹脂が半導体封止用途に優れていることを開示
している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一方、近年のオプトエ
レクトロニクス技術の進歩にともない、極めて寸法精度
の高い成形品が要望されており、前記したエポキシ樹脂
組成物では、収縮率として0.25ないし0.15%、
吸水率(24時間煮沸)として0.25ないし0.2%
を達成することが限度と言われている。そこで、本発明
の目的は、従来のエポキシ樹脂の優れた物性を維持しつ
つ、さらに高精度で、かつ寸法安定性の優れた成形品の
製造が可能なエポキシ樹脂組成物を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の目的を
達成するために提案されたものであって、特定のエポキ
シ樹脂と特定のシリカ混合物を組み合わせて混合するこ
とに技術的な特徴を有するものである。すなわち、本発
明によれば、(A)多環芳香族系エポキシ樹脂、(B)
フェノールノボラック樹脂、(C)硬化促進剤、および
(D)最大粒径200μm以下、かつ平均粒径40μm
以下の球状シリカ70ないし80重量%と、最大粒径5
0μm以下、かつ平均粒径5μm以下の破砕状シリカ3
0ないし20重量%とからなるシリカ混合物を含有する
ことを特徴とするエポキシ樹脂組成物が提供される。
【0007】
【発明の具体的な説明】
多環芳香族エポキシ樹脂>本発明に使用できるエポキ
シ樹脂は、分子中にナフタレン環、フルオレン環等の多
環芳香族環を有するものであれば種々のものが利用で
き、組成物の耐熱性等を高めることが出来る。一般に使
用されるビスフェノール系、クレゾールノボラック系等
のエポキシ樹脂は、組成物の物性を損なわない範囲内で
混合して使用することも可能である。次に例示を通して
説明する。
【0008】(1)ナフトール系のエポキシ樹脂
(a):1−ナフトールまたは2−ナフトールまたはこ
れらの混合物に対し、p−キシリレングリコール或いは
α,α’−ジメトキシ−p−キシレンで代表される誘導
体等を等モル数以下の割合で、かつ酸触媒の存在下で反
応させて中間体をまず合成する。この中間体に過剰のエ
ピクロルヒドリンをアルカリ金属水酸化物の存在下で反
応させると、一般式[1]で表されるナフトール系のエ
ポキシ樹脂を製造することが出来る。このエポキシ樹脂
の製造条件等は特開平3−90075号公報に記載され
ている。
【0009】 ・・・・・[1] (なお、一般式[1]に於いて、Xはナフタレン環、Y
はグリシジルエーテル基、nは0ないし15の整数を表
している。)
【0010】(2)ナフトール系のエポキシ樹脂
(b):フェノールまたはクレゾールとホルムアルデヒ
ドとの反応によって得られたフェノール類ジメチロール
化合物をまず合成する。次いで1−ナフトールまたは2
−ナフトールまたはこれらの混合物を、酸触媒の存在下
で反応させてフェノール類ノボラック型エポキシ樹脂を
製造する。さらにアルカリ触媒の存在下でエピクロルヒ
ドリンと反応させると、一般式[2]で代表されるナフ
トール系のエポキシ樹脂を製造することが出来る。この
エポキシ樹脂の製造条件等は特開平3−21627号公
報に記載されている。
【0011】 ・・・・・[2] (なお、一般式[2]に於いて、Xはナフタレン環、Y
はグリシジルエーテル基、Rは水素原子またはメチル基
を表している。)
【0012】(3)フルオレン系のエポキシ樹脂:9−
フルオレンとフェノール類とを酸触媒の存在下で反応さ
せて、まず9,9−ビス(ヒドロキシフェニル)フルオ
レンまたはその誘導体を合成し、次にエピクロルヒドリ
ンを反応させることによって、一般式[3]で表される
フルオレン系のエポキシ樹脂を製造することが出来る。
このエポキシ樹脂の製造条件等は、特開平2−7382
3号公報に記載されている。
【0013】 ・・・・・[3] (なお、一般式[3]に於いて、Zはグリシジル基、R
は水素原子または低級アルキル基、nは0ないし5の整
数を表している。)
【0014】<フェノールノボラック樹脂>フェノー
ル、クレゾール、キシレノール等のフェノール類とホル
ムアルデヒドとを酸触媒の存在下で反応させて得られる
ノボラック型フェノール樹脂、およびエポキシ化もしく
はブチル化ノボラック型フェノール樹脂等の変性樹脂を
例示することができる。これらは、水酸基当量が100
ないし150、軟化点が60ないし110℃のものが好
ましく用いられる。
【0015】このフェノールノボラック樹脂は、エポキ
シ樹脂100重量部当たり、20ないし120重量部、
好ましくは40ないし60重量部の割合で配合される。
この際、エポキシ樹脂中に含まれるエポキシ基1個当た
り、フェノール性の水酸基が0.5ないし2.0個、好
ましくは0.8ないし1.5個となるように調整される
ことが硬化反応を進める上で望ましい。
【0016】<硬化促進剤>硬化促進剤としては次のも
のが好適に使用できる。 (a)アミン類、特に第三アミンおよびその誘導体が好
ましい。例えば、1,8ジアザシクロ(5,4,0)ウ
ンデセン−7およびそのフェノール塩、フェノールノボ
ラック塩、炭酸塩、ギ酸塩等の誘導体、(b)2−メチ
ルイミダゾール、2−フェニルイミダゾール、2−へプ
タデシルイミダゾール、2−エチル−4−メチルイミダ
ゾール、2−フェニル−4−メチルイミダゾールなどの
イミダゾール類、(c)エチルホスフィン、プロピレン
ホスフィン、フェニールホスフィン、トリフェニールホ
スフイン、トリアルキルホスフィン等の、一般に第一、
第二、第三ホスフィンに分類されるオルガノホスフィン
類、(d)一般式Ar−NH−CO−NH(Arは、置
換または非置換のアリール基を示す)で表される尿素誘
導体、例えば3−フェニル−1,1ジメチルウレア、3
−(p−クロロフェニル)1,1−ジメチルウレア等が
例示される。
【0017】これらの硬化促進剤は、エポキシ樹脂10
0重量部当たり、0.5ないし10重量部、好ましくは
1ないし8重量部の割合で配合されると、硬化反応が十
分なスピードで進行する。
【0018】<シリカ混合物>本発明で使用されるシリ
カは、(a)最大粒径200μm以下、好ましくは15
0μm以下であり、かつ平均粒径40μm以下、好まし
くは30μm以下の球状シリカ、(b)最大粒径50μ
m以下、好ましくは30μm以下であり、かつ平均粒径
10μm以下、好ましくは5μm以下の破砕状シリカと
かならる混合物で構成されている。(a)と(b)との
混合割合は、(a)が70ないし80重量%、好ましく
は75ないし80重量%、(b)が30ないし20重量
%、好ましくは25ないし20重量%である。
【0019】上記シリカ混合物は、エポキシ樹脂組成物
全量に対して80ないし85重量%配合されることが望
ましい。この場合に、樹脂組成物の混練性および流動性
を損なうことなく、成形品表面の平滑性が向上し、例え
ば約0.08%以下の低い収縮率にとどめることが出来
る。
【0020】<その他の配合剤>本発明に於いては、前
記(A)ないし(D)成分に加えて、(E)ハロゲン化
エポキシ樹脂、(F)難燃化剤、(G)充填剤を配合す
ることが出来る。
【0021】ハロゲン化エポキシ樹脂(E)としては、
塩素、臭素等のハロゲン原子を分子中に導入したエポキ
シ樹脂で、中でもエポキシ当量が100ないし300の
臭素化ノボラックエポキシ樹脂、臭素化オルソクレゾー
ルノボラック樹脂が好適に使用できる。ハロゲン化エポ
キシ樹脂は、エポキシ樹脂100重量部に対して、15
ないし35重量部、好ましくは20ないし30重量部配
合される。
【0022】難燃化剤(F)としては、塩素化パラフィ
ン、ブロムトルエン、ヘキサブロムベンゼン、テトラブ
ロムビスフェノールA、三酸化アンチモン等が使用でき
る。難燃化剤は、エポキシ樹脂100重量部当たり、2
ないし10重量部、好ましくは3ないし6重量部配合さ
れる。前記した臭素化ノボラックエポキシ樹脂と三酸化
アンチモンとを併用し、かつ前記の配合範囲内で使用す
ると、相乗的に優れた難燃化効果が発揮される。
【0023】充填剤(G)としては、タルク、マイカ、
炭酸カルシュウム、クレー、アルミナ、アルミナシリ
カ、酸化亜鉛、カーボン、水酸化アルミニウム、アスベ
スト繊維、ガラス繊維、炭素繊維、ガラスビーズ、シラ
スバルーン、シリカバルーン等の無機充填剤、合成樹脂
粉末、合成繊維、フェノール樹脂バルーン等の有機充填
剤が例示できる。
【0024】これらの中では、特に、ガラス繊維が効果
的で、直径1ないし20μm、好ましくは1ないし13
μm、長さ0.1ないし10mm、好ましくは0.5な
いし6mmのチョップドストランド、ロービングミルド
ガラス繊維、ガラスフレーク等が使用される。ガラス繊
維は、(D)シリカ混合物100重量部に対して、1な
いし30重量部、好ましくは1ないし5重量部配合され
ると、耐衝撃性等の補強効果が現れる。
【0025】本発明のエポキシ樹脂組成物には、前記以
外にさらに組成物の物性を損なわない範囲で各種の添加
剤を配合することが出来る。かかる添加剤としては、例
えば、(H)カルナバワックスなどの天然ワックス類、
酸化ポリエチレン等の合成ワックス、ステアリン酸等の
直鎖脂肪酸の金属塩、酸アミド類、モンタン酸エステル
ワックス等のエステル類、およびパラフィン等の離型
剤、(I)カーボンブラック等の着色剤、(J)γ−グ
リシドキシプロピルトリメトキシシラン等のカップリン
グ剤、(K)オルガノポリシロキサン、オルガノシロキ
サン変性のフェノール、変性ブタジエンゴム等の可撓性
付与剤等を挙げることが出来る。
【0026】これら各種の成分を配合した組成物は、ミ
キサーで混合した後、加熱ロールやニーダーを用いて混
練し、冷却後粉砕して顆粒とするか、ペレットないしタ
ブレットとすることが出来る。次いでトランスファー成
形機、射出成形機または圧縮成形機を用いて、短い成形
サイクルで各種の成形品を製造することが出来る。トラ
ンスファー成形では、10ないし500kg/cm2
加圧下に、温度150ないし200℃で、1ないし5分
の成形条件で成形することが出来る。また、射出成形で
は、射出圧300ないし600kg/cm2 、温度16
5ないし185℃で約1分の成形条件で製品を製造する
ことができる。
【0027】
【実施例】以下、実施例および比較例によって本発明を
説明する。これらの実施例は、本発明の好適な実施の態
様を説明するためのものであり、これによって本発明を
限定するものではない。
【0028】<実施例1ないし3、比較例1>各種の成
分を表1に記載した配合割合(重量部)で混合し、11
0℃に加熱した8インチロールを用いて5分間混練りし
た。次いで、冷却、粉砕して均質なエポキシ樹脂組成物
を得た。
【0029】使用した配合成分は、次の通りである。 A1:ナフトール系のエポキシ樹脂 日本化薬(株)の商品NC−7000を用いた。これ
は、クレゾールーナフトール−ホルムアルデヒド重縮合
物のポリグリシジルエーテル化物で,下記の一般式
[4]で表されるエポキシ樹脂。(エポキシ当量22
5、分子量600ないし4000) ・・・・・[4] A2:フルオレンビスフェノール系のエポキシ樹脂 新日鉄化学(株)の商品名ESF−300を用いた。こ
れは一般式[3]で表されるエポキシ樹脂であり、Rは
水素原子である。(エポキシ当量250、分子量46
3) A3:オルソクレゾールノボラック型エポキシ樹脂 日本化薬(株)の商品名EOCN102Sを用いた。
(エポキシ当量215、数平均分子量1000)
【0030】B :フェノールノボラック樹脂 日本化薬(株)の商品名PN−100を用いた。(水酸
基当量104、数平均分子量550) C :2−メチルイミダゾール D1:球状シリカ(最大粒径150μm、平均粒径29
μm) D2:破砕状シリカ(最大粒径25μm、平均粒径2.
8μm) E :臭素化ノボラックエポキシ樹脂 日本化薬(株)の商品名BREN−Sを用いた。(エポ
キシ当量285、数平均分子量800) F :三酸化アンチモン G :ガラス繊維(直径13μm、長さ3mmのチョッ
プドガラス繊維) H :モンタン酸エステルワックス(ヘキスト製品) I :カーボンブラック J :γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン
【0031】
【0032】次に、上記の組成物をトランスファー成形
機に移し、温度180℃、圧力180kg/cm2 、成
形時間3分の条件で試験片を成形した。その後試験片
は、180℃で3時間ポストキュアーを行った。得られ
た試験片は、成形収縮率、および吸水率を測定し、その
結果を表2に記載した。試験方法は次の通りである。
【0033】(1)成形収縮率:JIS K6911に
準じた方法を採用し、長さ110mm、高さ4±0.2
mm、幅10±0.5mmの大きさの試験片を成形し、
110mm方向の長さを三次元測定機によって測定し求
めた。 (2)吸水率:30×30×4mmの大きさの試験片を
成形し、この試験片をイオン交換水に入れて24時間煮
沸した。その後、重量増加を測定し、吸水率を算出し
た。
【0034】また、前記の組成物を用い、EMMI 1
−66規格に準じた金型を使用し、成形温度150℃、
成形圧力70kg/cm2 の条件でスパイラルフロー
(cm)を測定し、その結果を表2に併せて記載した。
【0035】
【0036】
【発明の効果】本発明によって提供されるエポキシ樹脂
組成物は、流動性に優れていることから短い成形サイク
ルで成形品を製造することができ、その成形品は、機械
的強度、電気絶縁性、耐薬品性、耐熱性に優れているこ
とから各種の用途に利用することができる。特に精密成
形する場合、成形収縮率や吸水率が低いので、前記の物
性に加えて寸法安定性に優れた精密な成形品が製造でき
る。従ってこのエポキシ樹脂組成物から製造された成形
品は、ソケット、スイッチ、ボビン、ケース、端子等の
各種の電気・電子部品に適しており、例えば光ディスク
のピックアップ部品、プリンターの印字のヘッド部品、
AVまたはOA機器のケーブルコネクター、高速プリン
ターの転写ロールの軸受け部品等に好適に使用される。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 63/00 NKX H01L 23/29 23/31

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)多環芳香族系エポキシ樹脂、(B)
    フェノールノボラック樹脂、(C)硬化促進剤、および
    (D)最大粒径200μm以下かつ平均粒径40μm以
    下の球状シリカ70ないし80重量%と、最大粒径50
    μm以下かつ平均粒径10μm以下の破砕状シリカ30
    ないし20重量%とからなるシリカ混合物を含有するこ
    とを特徴とするエポキシ樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 前記(D)成分が組成物中に80ないし
    85重量%配合されている請求項1記載のエポキシ樹脂
    組成物。
  3. 【請求項3】 前記(A)成分が分子中にナフタレン環
    またはフルオレン環を有する多環芳香族系エポキシ樹脂
    である請求項1記載のエポキシ樹脂組成物。
JP21774893A 1993-09-01 1993-09-01 エポキシ樹脂組成物 Withdrawn JPH0770283A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008201906A (ja) * 2007-02-20 2008-09-04 Nitto Denko Corp 半導体封止用エポキシ樹脂組成物およびそれを用いた半導体装置
WO2011129349A1 (ja) 2010-04-16 2011-10-20 国立大学法人長岡技術科学大学 継電器、制御回路及び制御回路の制御方法
US11037863B2 (en) 2017-11-08 2021-06-15 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device

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