JP2008201906A - 半導体封止用エポキシ樹脂組成物およびそれを用いた半導体装置 - Google Patents

半導体封止用エポキシ樹脂組成物およびそれを用いた半導体装置 Download PDF

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Abstract

【課題】無機質充填剤の含有量が高いにもかかわらず、成形流動時の粘度が低く、成形性に優れ、成形後における硬化物は、耐湿性および熱伝導性に優れる半導体封止用エポキシ樹脂組成物の提供。
【解決手段】下記の(A)〜(E)成分を含有する半導体封止用エポキシ樹脂組成物である。(A)エポキシ樹脂。(B)フェノール樹脂。(C)樹脂組成物全体に対し80重量%を超え、90重量%未満の無機質充填剤。(D)エポキシ当量5000〜15000のポリアルキレンエーテル変性シリコーン化合物。(E)モンタン酸エステルおよびモンタン酸アミドの少なくとも一方。
【選択図】なし

Description

本発明は、半導体封止用エポキシ樹脂組成物およびそれを用いた半導体装置に関するものであって、詳しくは、無機質充填量が多いにもかかわらず、成形流動時には低粘度で成形性に優れ、成形後においては、耐湿性、熱伝導性に優れた半導体封止用エポキシ樹脂組成物およびそれを用いた半導体装置に関するものである。
従来から、トランジスター,IC等の半導体素子は、外部環境からの保護の観点および半導体素子のハンドリングを簡易にする観点から、プラスチックパッケージ等により封止され、半導体装置化されている。そして、上記プラスチックパッケージの代表例としては、TO−220パッケージがあげられる。このTO−220パッケージは、一般に、3ピンの端子を有し、ヒートシンクへの接続用の孔付き金属タブを上部に持つものであり、トランジスターなど発熱の大きな半導体素子の封止形態として利用されている。このようなパッケージでは、高い熱伝導性が求められるため、一般に、無機質充填剤の量を多くすることにより対応することがなされている。そして、上記プラスチックパッケージに用いられる封止材料としては、一般に、エポキシ樹脂組成物が使用されている(特許文献1参照)。
特開2004−39670号公報
この種のエポキシ樹脂組成物に、上記のように、無機質充填剤を高充填すると、樹脂組成物の流動性が低下し、成形時に気泡が残存等し、成形性に劣るようになる。また、これらの空隙への透湿で水分が入り、絶縁抵抗が低下してしまう不具合もあった。
そのため、流動性改善のため、シリコーンオイル等の添加が行われているが、その効果は充分なものとは言えない。すなわち、疎水基を多く有するシリコーンオイルには、上記組成物の粘度を下げることができ、離型性にも優れるようにすることができるが、その組成物の硬化体自体の強度を下げ、接着性を損なう傾向がみられる。また、アルキレンエーテル鎖など極性の高い基を有するシリコーンオイルを用いた組成物は、リードフレーム,半導体素子等に対する接着性を向上させることができるが、樹脂組成物自体の粘度の上昇を招き、離型性を損なう傾向がみられるからである。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、無機質充填剤の含有量が高いにもかかわらず、成形流動時の粘度が低く、成形性に優れ、成形後における硬化体は、耐湿性および熱伝導性に優れる半導体封止用エポキシ樹脂組成物およびそれを用いた半導体装置の提供をその目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、下記の(A)〜(E)成分を含有する半導体封止用エポキシ樹脂組成物を第一の要旨とする。
(A)エポキシ樹脂。
(B)フェノール樹脂。
(C)樹脂組成物全体に対し80重量%を超え、90重量%未満の無機質充填剤。
(D)エポキシ当量5000〜15000の下記一般式(1)で示されるポリアルキレンエーテル変性シリコーン化合物。
Figure 2008201906
(E)モンタン酸エステルおよびモンタン酸アミドの少なくとも一方。
そして、本発明は、上記半導体封止用エポキシ樹脂組成物を用いて半導体素子を樹脂封止してなる半導体装置を第二の要旨とする。
すなわち、本発明者らは、高熱伝導性を実現するため、無機質充填剤を高含有量にしても、適度な流動性を備えた封止材料を得るために、シリコーンオイルを添加した系について、一連の研究を行った。その初期段階で、疎水基を多く有するシリコーンオイルを用いると、先に述べたように、接着性等の封止材としての機能が劣ること、アルキレンエーテル鎖など極性の高い基を有するシリコーンオイルを用いると、接着性等を向上させることができるが、離型性に欠けることに鑑みて、封止材として不可欠な、接着性等の向上効果を奏するアルキレンエーテル鎖を有するシリコーンオイルを中心に、研究を行うことを想起した。このシリコーンオイルは、アルキレンエーテル鎖のような親水基を多くもつため、それを用いた組成物は、先の離型性の問題に加え、耐湿性の低下も考えられる。このような問題の解決のため、本発明者らは研究を重ねた。その結果、上記のシリコーンオイルとともにモンタン酸エステル等を用いると、成形時の流動性がさらに改善されるとともに、得られる硬化物の離型性も改善され、さらに、耐湿性への影響も防止でき充分な熱伝導性が得られることを見出し、本発明に到達した。
このように、本発明は、無機質充填剤(C成分)を特定の高含有割合で含有する半導体封止用エポキシ樹脂組成物であって、特定のポリアルキレンエーテル変性シリコーン化合物(D成分)、および、モンタン酸エステルおよびモンタン酸アミドの少なくとも一方(E成分)を含有してなる半導体封止用エポキシ樹脂組成物である。すなわち、本発明の半導体封止用エポキシ樹脂組成物は、上記特定のシリコーン化合物とモンタン酸エステル等とを併用することにより、無機質充填剤の含有量が高いにもかかわらず、成形流動時の粘度が低く、成形性に優れるようになる。そして、成形後における硬化体は、耐湿性および熱伝導性に優れるようになり、それによって封止された半導体装置は高い信頼性を奏するようになる。
また、本発明において、上記特定のポリアルキレンエーテル変性シリコーン化合物(D成分)の配合量が、半導体封止用エポキシ樹脂組成物全体の0.05〜1.0重量%であると、流動性および成形性により一層優れるようになる。
本発明の半導体封止用エポキシ樹脂組成物(以下、「半導体封止用樹脂組成物」という)は、エポキシ樹脂(A成分)と、フェノール樹脂(B成分)と、特定の配合量の無機質充填剤(C成分)と、特定のポリアルキレンエーテル変性シリコーン化合物(D成分)と、モンタン酸エステルおよびモンタン酸アミドの少なくとも一方(E成分)とを用いて得られるものであって、通常、粉末状もしくはこれを打錠したタブレット状になっている。
上記エポキシ樹脂(A成分)としては、特に限定されるものではなく、例えば、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノール型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂等の各種エポキシ樹脂があげられる。これらは単独でもしくは2種以上併せて用いられる。そして、これらエポキシ樹脂の中でも、特に融点もしくは軟化点が室温を超えており、室温下では固形状もしくは高粘度の液状を示すものを用いることが好ましい。例えば、上記フェノールノボラック型エポキシ樹脂としては、通常、エポキシ当量150〜250、軟化点50〜130℃のものが好適に用いられ、また、上記クレゾールノボラック型エポキシ樹脂としては、エポキシ当量180〜210、軟化点60〜110℃のものが好適に用いられる。
上記エポキシ樹脂(A成分)とともに用いられるフェノール樹脂(B成分)は、上記エポキシ樹脂の硬化剤としての作用を奏するものであれば特に限定するものではなく従来公知の各種フェノール樹脂が用いられる。例えば、フェノールノボラック樹脂、クレゾールノボラック樹脂等があげられる。これらは単独でもしくは2種以上併せて用いられる。これらフェノール樹脂としては、水酸基当量が70〜150、軟化点が50〜110℃のものを用いることが好ましい。そして、上記エポキシ樹脂(A成分)とフェノール樹脂(B成分)との好適な組み合わせとしては、エポキシ樹脂(A成分)としてクレゾールノボラック型エポキシ樹脂を用いる場合は、フェノールノボラック樹脂を用いることが好ましい。
上記エポキシ樹脂(A成分)とフェノール樹脂(B成分)との配合割合は、エポキシ樹脂中のエポキシ基1当量あたり、フェノール樹脂中の水酸基が0.5〜2.0当量となるように配合することが好ましい。より好ましくは0.8〜1.2当量である。
上記A成分およびB成分とともに用いられる上記無機質充填剤(C成分)としては、特に限定されるものではなく、従来公知のものが用いられる。例えば、石英ガラス粉末、シリカ粉末、カーボンブラック、アルミナ粉末、タルク等があげられる。これらは単独でもしくは2種以上併せて用いられる。なかでも高熱伝導性が必要な用途では、アルミナ粉末や結晶シリカの破砕粉末を用いることが好ましく、信頼性が重要な場合には、結晶シリカの破砕粉末(以下、「破砕結晶シリカ粉末)という)を用いることが特に好ましい。この種の破砕粉末は、粒子の形状に凸凹があり、そのまま用いると半導体封止用樹脂組成物の粘度が高くなる傾向がみられる。したがって、好適には、破砕結晶シリカ粉末の角部を研磨して除去したり、または、研磨前の破砕結晶シリカ粉末と、球状の無機質粉末とを併用して流動性の改善を実現することが行われている。球状の無機質粉末としては、その入手の容易性、粒子径の多様性、イオン性不純物などが少ない等の点から、球状溶融シリカ粉末が好ましく利用できる。また、静電気対策の点から、カーボンブラックを添加することが好ましい。なかでも、凝集抑制効果の点から、窒素吸着比表面積が30〜150m2 /g、静電気特性やレーザーマーク性の点から、DBP吸収量が5〜150ml/100gのカーボンブラックであることが特に好ましい。
上記無機質充填剤(C成分)の平均粒子径は、5〜100μmであることが好ましく、特に好ましくは、10〜50μmであり、さらに好ましくは、10〜30μmである。カーボンブラックは、通常、一次粒子径は微細であるが、凝集して2次粒子となっているため、この2次粒子の粒子径を、上記無機質充填剤の粒子径とする。粒子径が上記下限値未満であると、半導体封止用樹脂組成物の粘度が高くなるため、成形が困難となり、充填できる無機質充填剤の量が少なくなるため、成形品の熱伝導性が低くなってしまう傾向がみられる。逆に、粒子径が上記上限値を超えると、金型の樹脂注入ゲート部に詰まったり、パッケージ中の薄厚部分に進入できなくなったりするため、気泡の発生要因となり、パッケージの外観も流動縞などが生じる傾向がみられ好ましくない。そこで、最大粒子径としては、250μm以下であることが好ましく、特に好ましくは200μm以下である。
無機質充填剤(C成分)の中でも、特に、破砕結晶シリカ粉末の平均粒子径は、5〜80μmであることが好ましく、特に好ましくは10〜60μmである。また、上記破砕結晶シリカ粉末とともに好ましく用いられる球状溶融シリカ粉末の平均粒子径は、最密充填構造の点から、0.5〜10μmであることが好ましい。また、カーボンブラックの2次粒子の平均粒子径は、1〜30μmであることが好ましく、特に好ましくは3〜10μmである。なお、1次粒子の平均粒子径としては、15〜70nm、好ましくは20〜60nmである。
上記無機質充填剤(C成分)の平均粒子径の測定は、母集団から任意の測定試料を取り出し、市販のレーザー式の粒度分布測定装置を用いて、レーザー光が横断する細管に、無機質充填剤を水に分散させたものを通過させて、光の遮断状況から求める方法で測定することが行われる。より好ましくは、粒子形状写真から画像処理で平均粒子径を算出する顕微鏡型の装置を用いる。この装置では、粒子形状を画像として見ることができるため、破砕結晶シリカ粉末などを観察するのに有用である。また、上記無機質充填剤(C成分)の最大粒子径は、上記レーザー式の粒度分布図から概数を把握することができるが、好ましくは開口サイズの決まった篩を利用して、篩上に残るものの有無で判断する。
上記無機質充填剤(C成分)を2種以上併せて用いる場合には、均一性を確保するため、事前に無機質充填剤同士のみを混合しておくことが好ましい。
そして、上記無機質充填剤(C成分)全体の配合量は、半導体封止用樹脂組成物全体の80重量%を超え、90重量%未満の範囲に設定する。すなわち、C成分の配合量が上記下限値以下であると、熱伝導性に劣り、逆に、C成分の配合量が上記上限値以上であると、半導体封止用樹脂組成物の流動性が著しく低下し成形性に問題が生じるからである。
破砕結晶シリカ粉末と溶融球状シリカ粉末とを併用する場合において、これらの配合割合は、上記範囲内において自由に選択可能であるが、熱伝導性および流動性のバランスのの点から、重量比で、破砕結晶シリカ粉末/溶融球状シリカ粉末=98/2〜80/20の範囲が好ましく、特に好ましくは95/5〜85/15の範囲である。
上記A〜C成分とともに用いられるD成分である特定のポリアルキレンエーテル変性シリコーン化合物(以下、「シリコーン化合物」という)は、下記一般式(1)で示されるものである。通常、ポリアルキレンエーテル骨格(上記一般式(1)中、「A」で示される部分)と、ポリジメチルシロキサン骨格(上記一般式(1)中、「−Si(CH3 2 −0−」で示される部分)との分子量比の関係から、エポキシ当量5000〜15000のエポキシ−ポリエーテル変性シリコーンが用いられる。エポキシ当量が、上記下限値未満であると、離型性が低下し、逆に、エポキシ当量が上記上限値を超えると、上記D成分のシリコーン化合物が、硬化体から脱離しやすくなり、成形物の外観を悪化させるからである。また、分子量は、4000〜50000であることが好ましい。
Figure 2008201906
上記シリコーン化合物(D成分)は、従来公知の製法により得られるものである。例えば、末端を形成するトリメチルメトキシシラン、エポキシ基成分であるγ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、ジメチルシロキサン骨格を形成するため環状のオクタメチルシクロ−1,3,5,7−テトラシロキサン、および、メチルジメトキシハイドロジェンシランを所定の配合比率で配合し、開環・脱アルコール縮重合することにより、1次生成物を得る。この1次生成物にアリルポリアルキレンエーテルを加え、白金触媒の存在下にSi−HとC=C結合とを付加反応させ、ポリアルキレンエーテル骨格を上記1次生成物の側鎖に導入して目的生成物を得るという方法等があげられる。
上記1次生成物に添加するアリルポリアルキレンエーテルは、アリルアルコールと、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、テトラヒドロフランなどの環状エーテルとの開環付加反応で得られ、アリルエーテルを末端にしたそれぞれの単体重合体、あるいは、ランダム共重合体、ブロック共重合体よりなる。一般的には、エチレンオキサイド重合体、プロピレンオキサイド重合体、あるいは、エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドとのランダム共重合体を付加したアリルエーテル化合物が主に市販されている。その市販品の分子量は、350〜3000程度である。また、耐水性の点から、側鎖メチル基を有するプロピレンオキサイドの重合体構造を有するものが好ましいが、耐水性と粘度の双方を満たす点からは、このプロピレンオキサイドとエチレンオキサイドとの共重合体がより好ましい。
この際のシリコーン化合物(D成分)は、その同一分子中に、ポリアルキレンエーテル側鎖を複数有するものが好ましい。半導体封止用樹脂組成物中への固定や、半導体封止用樹脂組成物の流動性の制御に有効だからである。
上記シリコーン化合物(D成分)におけるポリジメチルシロキサン骨格は、通常、環状のジメチルシロキサン化合物の開環により作られる。このため、テトラシロキサン等が主鎖中に分散あるいは連続的に分布することとなり、それを用いた半導体封止用樹脂組成物において、離型性が均一に分布するようになる。また、その半導体封止用樹脂組成物の金型内での流れもスムーズにすることができる。
上記シリコーン化合物(D成分)の一分子中における1つのポリアルキレンエーテル骨格の分子量は、500〜1500が好ましい。上記下限値未満であると樹脂成分との相溶性が悪くなる傾向がみられ、逆に、上記上限値を超えると、離型性が低下したり、半導体封止用樹脂組成物の粘度が高くなる傾向がみられるからである。そして、一分子中のジメチルシロキサン骨格の合算分子量は、ポリアルキレンエーテル骨格の合算分子量の1〜10倍であることが好ましい。特に好ましくは2〜5倍である。すなわち、ジメチルシロキサン骨格の合算分子量が、上記下限値未満であると、離型性が悪くなる傾向がみられるとともに、シリコーン化合物(D成分)の粘度が高くなる傾向がみられる。そのため、これに付随して半導体封止用樹脂組成物の粘度も高くなる傾向がみられる。逆に、ジメチルシロキサン骨格の合算分子量が、上記上限値を超えると、エポキシ樹脂との相溶性が低下して分離するため、成形物の外観が悪くなる傾向がみられるからである。
上記シリコーン化合物(D成分)の配合量は、半導体封止用樹脂組成物全体の0.05〜1.0重量%の割合に設定することが好ましく、より好ましくは0.1〜0.5重量%である。すなわち、上記シリコーン化合物(D成分)の配合量が、上記下限値未満であると、流動性が低下する傾向がみられる。また、上記上限値を超えると、半導体封止用樹脂組成物の粘度が上昇し、成形物の外観が不良となる傾向がみられるだけでなく、半導体封止用樹脂組成物の電気抵抗が低下することから、半導体装置の信頼性が低下する傾向がみられるからである。
上記シリコーン化合物(D成分)は、半導体封止用樹脂組成物を構成する有機成分と予備反応させて用いてもよいし、また、各成分の混合時にそのまま添加してもよい。
本発明においては、上記A〜D成分とともに、モンタン酸エステルおよびモンタン酸アミドの少なくとも一方(E成分)が用いられる。上記モンタン酸エステルとしては、例えば、モンタン酸エステルワックス、モンタン酸エステルワックスの部分ケン化物等があげられる。これらは単独でもしくは2種以上併せて用いられる。本発明においてモンタン酸エステルとは、古代の植物が地中で変質した鉱物ワックスを酸化精製してエステル化したものをいう。工業的には、モンタン酸と、エチレングリコール,ブチレングリコール等の2価のアルコール、あるいは3価のアルコール等とを脱水縮合反応させたモンタン酸エステル化物、さらにこれとカルシウム等でケン化したものとの混合物等が市販されている。
一方、上記モンタン酸アミドとは、古代の植物が地中で変質した鉱物ワックスを酸化精製してアミド化したものをいう。工業的には、通常モンタン酸と、アミンとを脱水縮合反応させたモンタン酸アミド化物等が市販されている。
上記モンタン酸は、C2755COOHで表される。このモンタン酸の原料である鉱物ワックスは、褐炭の溶剤抽出で作られ、その組成は長鎖エステルの他、遊離高級脂肪酸やアルコール、レジン質等である。これをクロム酸等で精製して、カルボン酸を得て、さらにエステル化,アミド化により、本発明にかかるモンタン酸エステル,モンタン酸アミドが調製される。
上記モンタン酸エステルおよびモンタン酸アミド少なくとも一方(E成分)と上記シリコーン化合物(D成分)とを併用すると、樹脂組成物の流動性がシリコーン化合物単体の場合と比べ向上する。これは、モンタン酸エステルおよびモンタン酸アミド少なくとも一方を用いると、シリコーン化合物の分散を微細化し、シリコーン化合物による樹脂分子間、無機質充填剤間の相互作用を低下させるためであると推定される。
また、上記モンタン酸エステルおよびモンタン酸アミド少なくとも一方(E成分)と上記シリコーン化合物(D成分)との併用により、離型性も向上し、さらにシリコーン化合物を単独に使用した場合のポリアルキレンエーテル側鎖による親水性に伴う耐湿性の影響が防止される。そして、ポリアルキレンエーテル側鎖は、酸化層を形成しやすい金属面との接着性に優れるため、銅リードフレーム等への接着性を良好なものとすることができる。
一方、上記モンタン酸エステルとモンタン酸アミドとを併用すると、モンタン酸ワックスの成形品内でのワックス分布を最適にできるようになる。官能基などがある比較的極性が高い部分には、モンタン酸アミドが水素結合などにより集まり、その他の部分には、モンタン酸エステルが分布するようになるためである。このため、樹脂の極性部分を効果的に非極性化して金型への付着を防止でき、離型性の均一性が高い組成物とすることができる。
モンタン酸エステルおよびモンタン酸アミド少なくとも一方の配合量は、半導体封止用樹脂組成物全体の0.01〜0.3重量%、好ましくは0.05〜0.2重量%である。上記下限値未満であると、金型からの離型性に劣る傾向がみられる。逆に、上記上限値を超えると、半導体封止用樹脂組成物の硬化体の強度が低下し、リードフレームに対する接着性が低下し、成形品の外観が悪くなる傾向がみられる。
モンタン酸エステルとモンタン酸アミドとを併用する場合において、これらの配合割合は、上記範囲内において自由に選択可能である。
上記シリコーン化合物(D成分)とモンタン酸エステルおよびモンタン酸アミド少なくとも一方(E成分)との配合割合は、上記の個別の範囲内において自由に選択可能であるが、相乗効果が特に大きい配合割合は、重量比で、D成分/E成分=1/1〜5/1の範囲である。
なお、本発明の半導体封止用樹脂組成物には、上記A〜E成分以外に必要に応じて、硬化促進剤、シランカップリング剤、ブロム化エポキシ樹脂等のハロゲン系の難燃剤、三酸化アンチモン等の難燃助剤、顔料、表面処理剤等の他の添加剤を適宜配合することができる。
上記硬化促進剤としては、アミン型、リン型等の硬化促進剤があげられる。上記アミン型としては、2−イミダゾール等のイミダゾール類、トリエタノールアミン、ジアザビシクロウンデセン等の3級アミン類等があげられる。塩基性が高いこれらのアミンは、フェノール樹脂と塩を形成させることができ、保存性と硬化性のバランスが良くなることから、好ましい。また、フェノール樹脂と事前に溶融混合して利用することが好ましい。上記リン型としては、トリフェニルホスフィン、テトラフェニルホスホニウム、テトラフェニルボレート等があげられる。これらは単独でもしくは2種以上併せて用いられる。
上記硬化促進剤の配合量は、半導体封止用樹脂組成物全体の0.05〜1.0重量%に設定することが好ましい。半導体封止用樹脂組成物の流動性の観点から、特に好ましくは、0.1〜0.3重量%である。
上記シランカップリング剤としては、特に限定されるものではなく、例えば、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン等のエポキシ系シランカップリング剤、γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン等のアミノ系シランカップリング剤、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン等のメルカプト系シランカップリング剤等があげられる。これらの中では、接着性が優れるとともに保存安定性に優れ、反応時の樹脂の増粘化を抑えるという観点から、エポキシ系シランカップリング剤やメルカプト系シランカップリング剤が好ましい。これらは、単独でもしくは2種以上併せて用いることができる。
シランカップリング剤の配合量は、半導体封止用樹脂組成物全体の0.05〜5.0重量%の割合に設定することが好ましい。接着力の点から、特に、0.1〜2.0重量%がより好ましい。
本発明の半導体封止用樹脂組成物は、例えば、つぎのようにして製造することができる。すなわち、上記A〜E成分および必要に応じて、他の添加剤の各成分を常法に準じて適宜配合した後、予備混合する。ついで、予備混合したものをミキシングロールや押し出し式の混練機等を用いて加熱状態で溶融混練した後、これを室温下で冷却固化させる。その後、公知の手段によって粉砕し、必要に応じて打錠するという一連の工程により目的とする半導体封止用樹脂組成物を製造することができる。
なお、上記各成分の混合に先立って、シリコーン化合物(D成分),モンタン酸エステル(E成分)およびモンタン酸アミド(E成分)のからな選ばれた少なくとも1つを、エポキシ樹脂(A成分)およびフェノール樹脂(B成分)の少なくとも一方と、事前に混合させることが、樹脂中での分散性を均一にすることができることから好ましい。特に、シリコーン化合物(D成分)を、フェノール樹脂(B成分)と溶融混合を行うことが好ましい。これは、溶融混合により得られたフェノール樹脂が、シリコーン化合物(D成分)により一部変性された生成物となることから、シリコーン化合物(D成分)が樹脂から分離しにくくなり、離型性の点から有利となるためである。さらに、上記C成分とD成分とを併用して、事前に樹脂の一部と溶融混合しておくと、分散性がさらに高まりより好ましい。このような事前混合物に残りの各成分を配合した後、上記同様の製法に従い製造することもできる。
このような半導体封止用樹脂組成物を用いての半導体素子の封止方法は、特に限定するものではなく、通常のトランスファー成形等の公知のモールド方法により行うことができ、半導体装置化することができる。
このようにして得られる半導体装置としては、半導体封止用樹脂組成物中に含まれる前記一般式(1)で示されるシリコーン化合物(D成分)と、モンタン酸エステルおよびモンタン酸アミドの少なくとも一方(E成分)との併用により、半導体封止用樹脂組成物が低粘度となり、充填剤が高含有量となっても、成形時の流動性、成形性に優れるようになる。このため、成形品の熱伝導性が高く、発熱量の大きな高電圧、高電流素子等の封止に適している。また、シリコーン化合物(D成分)において、ポリアルキレンエーテル側鎖を有するため、フレーム等との接着性に優れ、半導体パッケージ内部において剥離が生じにくいものとなる。さらに、吸湿処理しても絶縁抵抗は高く、高温での信頼性に優れた半導体パッケージとなり、得られる半導体装置としては信頼性の高いものとなる。
このようにして得られる半導体装置としては、ICやLSI等の半導体装置等があげられる。
つぎに、実施例について比較例と併せて説明する。ただし、本発明は、これら実施例に限定されるものではない。
まず、実施例および比較例に先立って下記に示す各成分を準備した。
〔エポキシ樹脂(A成分)〕
オルトクレゾールノボラック型エポキシ樹脂(エポキシ当量200、軟化点60℃)
〔フェノール樹脂(B成分)〕
フェノールノボラック型フェノール樹脂(フェノール性水酸基当量105、軟化点85℃)
〔無機質充填剤a(C成分)〕
破砕結晶シリカ粉末(角取り加工品、平均粒子径20μm、最大粒子径180μm、粒度分布にて50μm付近と0.9μm付近にピーク高さ比5:2の2つの極大を有する)
〔無機質充填剤b(C成分)〕
球状溶融シリカ粉末(平均粒子径30μm、最大粒子径180μm、粒度分布にて45μm付近と1μm付近にピーク高さ比20:1の2つの極大を有する)
〔無機質充填剤c(C成分)〕
カーボンブラック(平均粒子径25nm、窒素吸着比表面積110m2 /g、DBP吸着量100cm3 /100g)
〔シリコーン化合物a(比較例用)〕
前記一般式(1)で示されるポリアルキレンエーテル変性シリコーン化合物〔重量平均分子量(GPC、ポリスチレン換算)(以下、重量平均分子量を「分子量」と略す):8000、エポキシ当量4000(y=2)、エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドの1:1ランダム重合体部分の分子量は、平均1000のものが1分子あたり4個(z=4)、残りの約4000がジメチルシロキサン骨格(x=52)であり、粘度2Pa・s(20poise)〕
〔シリコーン化合物b(D成分)〕
前記一般式(1)で示されるポリアルキレンエーテル変性シリコーン化合物〔分子量:15000、エポキシ当量5000(y=3)、エチレンオキサイド単独重合体側鎖分の分子量は平均500のものが1分子あたり10個(z=10)、残りの約10000がジメチルシロキサン骨格(x=130)であり、粘度2.5Pa・s(25poise)〕
〔シリコーン化合物c(D成分)〕
前記一般式(1)で示されるポリアルキレンエーテル変性シリコーン化合物〔分子量:40000、エポキシ当量10000(y=4)、エチレンオキサイド単独重合体側鎖分の分子量は平均1500のものが1分子あたり8個(z=8)、残りの約28000がジメチルシロキサン骨格(x=380)であり、粘度5Pa・s(50poise)〕
〔シリコーン化合物d(D成分)〕
前記一般式(1)で示されるポリアルキレンエーテル変性シリコーン化合物〔分子量:3000、エポキシ当量15000(y=2)、エチレンオキサイド単独重合体側鎖分の分子量は平均1000のものが1分子あたり5個(z=5)、残りの約25000がジメチルシロキサン骨格(x=330)であり、粘度3.8Pa・s(38poise)〕
〔シリコーン化合物e(比較例用)〕
前記一般式(1)で示されるポリアルキレンエーテル変性シリコーン化合物〔分子量:60000、エポキシ当量20000(y=3)、エチレンオキサイド単独重合体側鎖分の分子量は平均2000のものが1分子あたり20個(z=20)、残りの約20000がジメチルシロキサン骨格(x=260)であり、粘度12Pa・s(120poise)〕
〔硬化促進剤〕
1,5−ジアザビシクロ(4.3.0)ノネン−5(DBN、サンアプロ社製)
〔シランカップリング剤〕
γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン
〔実施例1〜17、比較例1〜6〕
下記の表1〜3に示す各成分を同表に示す割合で配合し、90〜110℃に加熱したロール混練機に3分間かけて溶融混練することにより溶融物を作製した。つぎに、この溶融物を冷却した後粉砕し、さらにタブレット状に打錠することにより目的とする実施例・比較例用の半導体封止用樹脂組成物を得た。なお、無機質充填剤(C成分)の配合量について、半導体封止用樹脂組成物全体に対する重量%(小数点以下を四捨五入し、整数値化したもの)を表1〜3に併せて示す。
Figure 2008201906
Figure 2008201906
Figure 2008201906
このようにして得られた実施例・比較例のタブレット状の各半導体封止用エポキシ樹脂組成物を用い、下記の試験方法にしたがって、測定・評価した。これらの結果を後記の表4〜6に示す。また、結果に伴うこれらの評価を表4〜6に併せて示す。
〔スパイラルフローの測定〕
スパイラルフロー測定用金型を用い、175±5℃,120秒,70kg/cm2 の条件でEMMI 1−66の方法に準じて、スパイラルフロー値(cm)を測定した。そして、スパイラルフロー値が、41cm以上であると◎、31cm以上41cm未満であると○、26cm以上31cm未満であると△、26cm未満であると×として評価した。
〔溶融粘度〕
半導体封止用樹脂組成物を、高化式フローテスター(CFT−100形、島津製作所社製)のポット内に入れ、175℃で10kgの荷重をかけた。溶融した半導体封止用樹脂組成物が直径1.0mm×長さ10mmのダイスの孔を通過して押し出されるときのピストンの移動速度から、エポキシ樹脂組成物の溶融粘度(Pa・s)を求めた。そして、溶融粘度が、70Pa・s未満であると◎、70Pa・s以上80Pa・s未満であると○、80Pa・s以上90Pa・s未満であると△、90Pa・s以上であると×として評価した。
〔ゲル化時間〕
175℃の熱平板上に半導体封止用樹脂組成物を約200〜500mg載せ、1.5mm径のガラス棒で攪拌しながら、樹脂の糸引きが見られなくなるまでの時間をゲル化時間(秒)とした。そして、ゲル化時間が、15秒以上25秒未満であると○、15秒未満、または25秒以上であると×として評価した。
〔プレッシャークッカー試験後体積抵抗率〕
上記半導体封止用樹脂組成物を用い、TOWA社製トランスファー成形機にて、175℃で2分間成形後、乾燥機内で、175℃で5時間後硬化して、直径50mm×厚さ1mmの円板状試験片となる成形物を作製した。密封容器に水とともに1mm厚の成形板を設置し、121℃まで加熱すると、2気圧の水蒸気雰囲気が形成され、高い温度と水分による強制的吸湿が行われる(プレッシャークッカー状態)。この状態において、水分と高温のために成形樹脂の一部が加水分解する。つぎに、この状態(121℃、100%RH、2気圧)を20時間維持した後、取り出し、含水ウエスに挟んで冷却する。冷却後、ウエスで表面の水分を拭き取り、すばやくアルミ箔電極を表面に貼り付け、JIS C2318の方法に準拠して、25℃の試験条件で、体積抵抗率を測定(Ω・cm)した。耐湿性が低下する場合には、絶縁抵抗が下がるため、上記体積抵抗率を測定することにより耐湿性を評価することができる。そして、プレッシャークッカー試験後の体積抵抗率が、5.7Ω・cm以上であると◎、5.0Ω・cm以上5.7Ω・cm未満であると○、4.1Ω・cm以上5.0Ω・cm未満であると△、4.1Ω・cm未満であると×として評価した。
〔熱伝導率〕
上記半導体封止用樹脂組成物を用い、上記プレッシャークッカー試験後体積抵抗率試験と同様の硬化条件で、熱伝導測定用試験片となる成形物を作製した。熱伝導率測定装置(KEMTHERMOQTM−D3、京都電子工業社製)を利用して、成型物の熱伝導率を測定した。そして、熱伝導率が2.5以上のものを◎、2.0以上2.5未満のものを○、1.5以上2.0未満のものを△、1.5未満であると×として評価した。
Figure 2008201906
Figure 2008201906
Figure 2008201906
上記の結果から、ほぼ全ての実施例品において、スパイラルフロー値、溶融粘度、ゲル化時間、プレッシャークッカー試験後の体積抵抗率、および熱伝導率において、◎もしくは○の評価となり、良好な結果が得られた。
これに対して、シリコーン化合物が含有されていない比較例1品、および、モンタン酸アミドおよびモンタン酸エステル(E成分)を含有していない比較例2品では、スパイラルフロー値、溶融粘度、およびプレッシャークッカー試験後の体積抵抗率に劣る結果となり、流動性および耐湿性に劣ることが分かる。また、無機質充填剤の配合量が、下限値未満の比較例3品は、所望の熱伝導性に劣るのみならず、プレッシャークッカー試験後の体積抵抗率、すなわち耐湿性にも劣る結果となった。これに対し、無機質充填剤の配合量が、上限値を超える比較例4では、溶融粘度が高すぎるため混練ができないものとなった。また、シリコーン化合物において、エポキシ当量5000〜15000の範囲外のものを用いる比較例5および6品においては、ともにスパイラルフロー値、および溶融粘度に劣る結果となった。

Claims (3)

  1. 下記の(A)〜(E)成分を含有することを特徴とする半導体封止用エポキシ樹脂組成物。
    (A)エポキシ樹脂。
    (B)フェノール樹脂。
    (C)樹脂組成物全体に対し80重量%を超え、90重量%未満の無機質充填剤。
    (D)エポキシ当量5000〜15000の下記一般式(1)で示されるポリアルキレンエーテル変性シリコーン化合物。
    Figure 2008201906
    (E)モンタン酸エステルおよびモンタン酸アミドの少なくとも一方。
  2. 上記(D)成分のポリアルキレンエーテル変性シリコーン化合物の配合量が、半導体封止用エポキシ樹脂組成物全体の0.05〜1.0重量%である請求項1記載の半導体封止用エポキシ樹脂組成物。
  3. 請求項1または2記載の半導体封止用エポキシ樹脂組成物を用いて、半導体素子を封止してなる半導体装置。
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