JPH0770241A - 4−ヒドロキシスチレンとアルキル置換−4−ヒドロキシスチレンとの共重合体 - Google Patents

4−ヒドロキシスチレンとアルキル置換−4−ヒドロキシスチレンとの共重合体

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JPH0770241A
JPH0770241A JP6194485A JP19448594A JPH0770241A JP H0770241 A JPH0770241 A JP H0770241A JP 6194485 A JP6194485 A JP 6194485A JP 19448594 A JP19448594 A JP 19448594A JP H0770241 A JPH0770241 A JP H0770241A
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hydroxystyrene
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alkyl
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バイキャリー リチャード
Douglas J Gordon
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William D Hinsberg Iii
ディ ヒンズバーグ ザ サード ウィリアム
Dennis R Mckean
アール マッキャン デニス
Carlton G Willson
ジー ウイルソン カールトン
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ホトレジスト用の結合剤等として有用な新規
スチレン系共重合体を提供する。 【構成】 (a)置換基の無い4−ヒドロキシスチレン
単量体と、(b)式: 但し、A、B、C及びDは独立してH又はC乃至C
アルキルであり而してA、B、C及びDの少なくとも1
がC乃至Cアルキルである置換4−ヒドロキシスチ
レン単量体との共重合体であって;該共重合体が約80
0乃至約100,000の分子量を有しており;且つ単
量体(a)の単量体(b)に対するモル比が約3:1乃
至約1:3の範囲である置換基の無い4−ヒドロキシス
チレン単量体と置換4−ヒドロキシスチレンとの共重合
体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は4−ヒドロキシスチレン
とアルキル置換4−ヒドロキシスチレンの共重合体であ
る新規な共重合体に関する。この共重合体はさまざまの
用途例えばホトレジスト用結合剤樹脂で有用であること
が見出された。
【0002】好ましい態様では、本発明は約800乃至
約100,000の範囲の分子量を有し、且つ照射感光
性混合物の結合剤樹脂として役立つ、共重合体ポリ
(2,6−ジメチル−4ヒドロキシスチレン−4−ヒド
ロキシスチレン)に関する。
【0003】
【従来の技術及び発明が解決すべき課題】米国特許第
3,666,475、4,115,128及び4,17
3,470号に記載されたようなポジ型ホトレジスト処
方をつくることは当業者に周知である。それらはアルカ
リ可溶性フェノール−ホルムアルデヒドノボラック樹脂
を感光性材料、通常は置換ナフトキノンジアジド化合物
と共に含んでいる。樹脂及び感光剤を有機溶媒又は溶媒
混合物に溶解して、所望の特定用途に適する基板にフィ
ルム薄膜又はコーティングとして塗布する。
【0004】ポリビニルフェノールが米国特許第3,8
69,292及び4,439,516号に教示されてい
る。米国特許第4,075,237号はメチル−1,4
−ジメチル−2−ヒドロキシスチレンを記載しており、
一方米国特許第4,565,846号はポリ(3,5−
ジメチル−4−ヒドロキシスチレン)の使用を教示して
いる。米国特許第4,221,700号はポリ(2−メ
チルp−ビニルフェノール)を含めたポリ(アルキル化
アルキルフェノール)を用いる安定化合成重合体を記載
している。米国特許第4,600,683及び4,54
3,397号はポリ(α−メチルビニルフェノール)を
記載している。米国特許第4,517,028;4,4
60,770及び4,539,051号はポリ(ジメチ
ルビニルフェノール)を記載している。これらのホトレ
ジスト処方の樹脂成分は水性アルカリ溶液に可溶である
が、ナフトキノン感光剤が樹脂に対して溶解速度阻害剤
として作用する。被覆基板の選ばれた領域を化学線照射
にさらすと、感光剤は照射誘起性の構造変換を受けてコ
ーティングの露光した領域が未露光領域よりも可溶性と
なる。この溶解度比の差が露光した領域のホトレジスト
コーティングを基板がアルカリ性現像液に浸漬された時
に溶解させ、一方未露光領域は殆ど影響を受けないよう
になり、その結果、基板上にポジ型のレリーフパターン
をつくり出す。
【0005】市販のリトグラフ用樹脂の圧倒的大部分は
この溶解阻害の原理にもとづいている。この方法は樹脂
の現像を妨げる1又は2以上の成分を添加してある樹脂
を用いる。露光又は他のなんらかの処理工程中に阻害機
構がこわされてレジストフィルムの露光及び未露光部分
の間に現像速度の差を生じる。
【0006】所望の水性塩基現像速度と芳香族重合体に
付随する反応性のイオンエッチングに対する高い耐性と
を兼備するためにノボラック樹脂は最も広く使用されて
いるホトレジスト樹脂である。光学リトグラフィーにと
っては然し、ノボラックの短波長での高い吸光度のため
にノボラックの使用は300nmより大きな波長の照射
(線)に限られている。吸光度の悪影響は激しく傾斜し
た壁輪郭を持つレジスト画像を生じている。所望の溶解
特性が高い光透過性と両立できる時にのみフェノール樹
脂の使用がディープ−UV(短波長紫外線)リトグラフ
ィーに対して許容できる。
【0007】ノボラックの限界を克服するために他の芳
香族フェノール樹脂が試みられている。p−クレゾール
のノボラック樹脂がつくられて、通常のノボラックより
もディープ−UV光学特性が改善されていることが見出
された。然しこれらの樹脂からつくられたレジストの溶
解速度はリトグラフィー用途には最適ではなかった。
【0008】露光フィルムについて充分な溶解速度を得
るは感光剤の殆ど完全な破壊が必要であった。その結
果、感度の要求が実際的用途にとっては大き過ぎた。ポ
リ(4−ビニルフェノール)はノボラックに比して改善
された光学特性を有しているが、この樹脂の溶解阻害は
不都合である。更にジアゾナフトキノン感光剤を用いる
と、露光領域と未露光領域との間の現像速度の差が全く
小さい。溶解速度はポリ(4−ビニルフェノール)のフ
ェノール懸垂基にアルキル置換基を包含させることで、
光学特性に悪影響を与えずに変えることができる。さま
ざまのアルキル置換基の作用は、アルキル基が相互作用
エネルギーに影響して且つ溶解特性に影響するように用
いられることを示している。
【0009】ポリ(2,6−ジメチル−4−ビニルフェ
ノール)が製造されて、リトグラフィー用途について評
価されている。光学特性は許容し得る範囲内であるが、
溶解活動が不都合に遅かった。適当な溶解速度は強アル
カリ現像剤を用いた時にのみ得られ、この現像剤は関連
工程中で使用される金属に対して望ましからざる作用を
有するものであった。
【0010】さまざまな比の4−ビニルフェノールとア
ルキル置換4−ビニルフェノールとから成る共重合体が
許容できる光学特性と所望の溶解動力学とを兼備できる
ことが今や見出された。アルキル基は多数の置換基のい
ずれともなり得て、それらの基の1又は2以上を4−ビ
ニルフェノールの2、3、5又は6の位置に包含させる
ことができる。重合体はさまざまの比の4−ビニルフェ
ノールと1又は2以上のアルキル置換4−ビニルフェノ
ールから成り得る。重合体中の単量体単位の比は重合体
特性の制御の手段に用いられる。4−ビニルフェノール
のパーセンテージを増すと現像速度が増加し、一方アル
キル置換単位は速度を遅くする。更にさまざまの分子量
範囲のこれらの物質をつくって、ブレンドして最適の溶
解特性をつくることができる。
【0011】この方法の例として、4−ビニルフェノー
ルと2,6−ジメチル−4−ビニルフェノールの1:1
共重合体をつくる。これら共重合体の1ミクロンフィル
ムは254nmで0.2の光学密度を有している。ノボ
ラック(0.5μm−1)を越えた改善は極めて顕著で
あり、ディープUVリトグラフィーが可能である。更に
これら物質はノボラック(T=90−120℃)より
も高いガラス転移温度(160℃)を示し、これらの物
質の使用可能な温度範囲を架橋を必要とせずに拡げる。
【0012】殆どの場合、露光、現像した基板は基板エ
ッチング剤で処理される。ホトレジストコーティングは
基板の被覆された領域をエッチング剤から保護するの
で、エッチング剤はポジ型ホトレジストでは化学線照射
にさらされた領域に対応する基板の被覆されていない領
域のみをエッチングすることができる。従って現像に先
立って被覆基板上に選択的な露光領域をつくり出すため
に用いられたマスク、ステンシス、テンプレート等のパ
ターンに対応して基板上にエッチングされたパターンを
つくり出すことができる。
【0013】上述の方法で基板上につくり出されたホト
レジストのレリーフパターンは、微細化した集積電子部
品の製造に使われるような露光マヌクヌはパターンを含
めたさまざまの用途で有用である。企業的用途で重要な
ホトレジスト組成物の特性にはレジストのホトスピー
ド、現像コントラスト、レジスト分解能及びレジスト密
着性がある。レジスト分解能は、現像した露光してある
間隔で高度の像縁鋭敏度で露光時に使用されるマスクの
最小の等間隔の線対と中間の間隔をどこまで小さくレジ
スト系が再現できるの能力を指している。多くの産業用
用途、特に微細化電子部品では、ホトレジストは極めて
小さな線及び間隔巾(1ミクロン又はそれ以下のオー
ダ)についての高度の分解能を与える必要がある。
【0014】1ミクロン又はそれ以下の極めて小さな寸
法を再現できるレジストの性能はシリコンチップ上の大
規模集積回路及び類似の部品の製造で極めて重要であ
る。かかるチップ上の回路密度は光リトグラフィー法を
用いるとすると、レジストの分解能を増すことによって
のみ増加できる。ホトレジストは広くはポジ型かネガ型
かに大別される。ネガ型レジスト組成物では画像形成用
に光があたった領域が硬化し、現像剤で未露光領域を除
去するとレジストの画像領域を形成する。ポジ型レジス
トでは露光領域は画像を形成しない領域である。光のあ
たった部分が水性アルカリ現像剤に可溶となる。プリン
ト(配線)回路板の工業生産ではネガ型レジストが最も
広く用いられているが、ポジ型レジストははるかにより
微細な分解能とはるかにより小さな画像の幾何学的配置
を可能とする。従ってポジ型レジストが密に充填する集
積回路の製造で選ばれる。本発明は新規な重合体とこれ
ら重合体を用いる写真用組成物を提供するが、本発明の
重要な一態様として、前述の重合体を結合剤樹脂として
用いるホトレジストはフェノール−ホルムアルデヒド系
ノボラック樹脂に匹敵する現像及び溶解特性を示すが、
この目的に公知のポリビニルフェノールよりも好都合に
もより低い溶解速度を示す。
【0015】上述の通り、ポリビニルフェノールは早く
溶解し過ぎて、像の弁別をはっきりさせるのをより困難
にしている欠点がある。然し、それらは約200℃のオ
ーダのノボラックよりもより高い処理温度に耐えること
ができる。本発明の好ましい共重合体ポリ(3,5−ジ
メチル−4−ヒドロキシスチレン−4−ヒドロキシスチ
レン)はノボラックに匹敵する溶解速度を示し、そして
ポリビニルフェノールに匹敵する処理温度に耐えること
ができる。それは典型的には低分子量の、色の悪い、不
純な形でしかつくることのできないポリ(4−ヒドロキ
シスチレン)を越える改良である。
【0016】このものは、照射線に感光する混合物の他
成分と共に混合物で使用するための、そして先行技術の
レジストの上述の欠点を有していない共重合体を製造す
る目的を与えるものである。アルキル基の性質は水性塩
基中での樹脂の溶解速度を制御するのに用いることがで
きる。アルキル−4−ビニルフェノールの単独重合体は
機能が鈍過ぎることが判明している、4−ビニルフェノ
ールとアルキル置換−4−ビニルフェノールとの共重合
体は許容し得る溶解速度を有していることが認められ
る。更にこの物質の熱機械的特性はノボラックよりも大
きく、従って流れによる像の歪曲を生ぜずにより高い温
度処理を行うことができる。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、(a)置換基
の無い4−ヒドロキシスチレン単量体と、(b)式:
【0018】
【化4】
【0019】但し、A、B、C及びDは独立してH又は
乃至Cアルキルであり而してA、B、C及びDの
少なくとも1がC乃至Cアルキルである置換4−ヒ
ドロキシスチレン単量体との共重合体であって;約80
0乃至約1000,000の分子量を有しており;且つ
単量体(a)の単量体(b)に対するモル比が約3:1
乃至約1:3の範囲である置換基の無い4−ヒドロキシ
スチレン単量体と置換4−ヒドロキシスチレンとの共重
合体を提供する。
【0020】本発明は又、(a)置換基の無い4−ヒド
ロキシスチレン単量体と、(b)式:
【0021】
【化5】
【0022】〔但しA、B、C及びDは独立してH又は
乃至Cアルキルであり且つA、B、C及びDの少
なくとも1がC乃至Cアルキルである〕の置換4−
ヒドロキシスチレンとの共重合体であって、約800乃
至約100,000の分子量を有しており;且つ単量体
(a)の単量体(b)に対するモル比が約3:1乃至約
1:3である共重合体の製造方法に於いて;(a1)置
換フェノールをアシル化して置換ヒドロキシアセトフェ
ノンとするから;あるいは(a2)4−ヒドロキシアセ
トフェノンを置換するかして;一般式:
【0023】
【化6】
【0024】〔但し、A、B、C及びDは上の定義の通
りである〕を有する化合物を与え;次に(b)ヒドロキ
シ官能基をエステル化して4−アセトキシアセトフェノ
ン誘導体を形成し、(c)ケトン官能基をヒドロキシ官
能基に還元し、(d)脱水して置換4−アセトキシスチ
レンを形成し;(e)置換4−アセトキシスチレンと未
置換4−アセトキシスチレンとを遊離基共重合し;且つ
(f)ポリ(置換−4−アセトキシスチレン−未置換4
−アセトキシスチレン)を加水分解してポリ(置換−4
−ヒドロキシスチレン−未置換4−ヒドロキシスチレ
ン)を形成することを特徴とする置換基の無い4−ヒド
ロキシスチレン単量体と置換4−ヒドロキシスチレン単
量体との共重合体の製造方法を提供する。
【0025】好ましい態様では、置換4−ヒドロキシス
チレン単量体は3、5が置換されている。本発明の好ま
しい3、5置換基はメチルであり、以下好ましい態様を
詳述する。他の置換体も同様にして得られた。
【0026】3,5−ジメチル−4−アセトキシスチレ
ン単量体の製造方法では、市場で入手できる2,6−ジ
メチルフェノールを用いて無水酢酸でエステル化して
2,6−ジメチルフェニルアセテートをつくる。次にフ
リーデルークラフツ触媒反応又はフリース転位でこれを
3,5−ジメチル−4−ヒドロキシアセトフェノンに変
換する。3,5−ジメチル−4−ヒドロキシアセトフェ
ノンを次に無水酢酸でエステル化する。これを次に水素
化して1−(3,5−ジメチル−4−アセトキシフェニ
ル)エタノールを形成する。これを次に酸を用いて脱水
して3,5−ジメチル−4−アセトキシスチレンを形成
し、置換基の無い4−アセトキシスチレンと共重合し且
つ加水分解してポリ(3,5−ジメチル−4−ヒドロキ
シスチレン−4−ヒドロキシスチレン)の共重合体をつ
くる。
【0027】典型的な反応順序は次のように略示でき
る:
【0028】
【化7】
【0029】別の方法では、4−ヒドロキシアセトフェ
ノンの置換で始めて、次にエステル化以降の工程を行
う。
【0030】好ましい態様では始めの2反応工程を本質
上同時に進める。即ち、反応容器に2,6−ジメチルフ
ェノール、僅か過剰の無水酢酸及びフリーデル−クラフ
ツ触媒例えば弗化水素を入れる。アシル化は約5℃乃至
約100℃の、又はより好ましくは約20℃乃至約80
℃の温度で実施する。最も好ましい温度は約50℃であ
る。約700mmHg乃至約780mmHgの好ましい
圧力で約1乃至約5時間反応を進める。弗化水素は好ま
しい触媒であるが、他のもの例えばAlCl、H
、BF、及びSnClも使用し得る。別の方法
ではアシル化を当業者周知の方法でフリース転位で行
う。ヒドロキシル基保護のためのヒドロキシル基のエス
テル化は好ましくはアセチルクロライド又は無水酢酸を
用いて達成する。然しヒドロキシル官能保護で公知の如
何なる試薬を用いても良い。これらには特に、エーテル
例えばメチル、メトキシメチル、2−メトキシエトキシ
メチル、メチルチオメチル、テトラヒドロピラニル、シ
クロプロピルメチル、アリル、イソプロピル、シクロヘ
キシル、t−ブチル、ベンジル、o−ニトロベンジル、
9−アントリルメチル、及び4−ピロリルエーテル、ま
たシリルエーテル例えばトリメチルシリル及びt−ブチ
ルジメチルシリルエーテル、エステル例えばアセテー
ト、ピバロエート、ベンゾエート、及び9−フルオレン
−カルボキシレート、カーボネート例えばメチル、2,
2,2−トリクロロエチル、ビニル及びベンジルカーボ
ネート、アリールカーバメート、及びスルホネート例え
ばメタンスルホネート及びトルエンスルホネートを形成
するものが包含される。このタイプの保護基はTheo
dora W.Green;Protective G
roups in Organic Synthesi
s,John Wiley& Sons,1981に記
載されている。然し、アセトキシ基が特に好ましい。反
応生成物3,5−ジメチル−4−ヒドロキシアセトフェ
ノンを次に適切なアシル化剤で、好ましくは無水酢酸で
エステル化する。この方法では3,5−ジメチル−4−
ヒドロキシアセトフェノンを過剰の無水酢酸と約15乃
至約20時間還流する。過剰の無水酢酸並びに生成した
酢酸を真空蒸留で除去する。これは例えば約15乃至約
30mmHgの圧力で約15℃乃至約40℃の好ましく
は約30℃乃至約35℃の温度で行う。生成した3,5
−ジメチル−4−アセトキシアセトフェノンは次に好ま
しくは約10乃至約40mmHgの圧力及び約105℃
乃至約125℃の温度でフラッシュ蒸留し、無色の液体
の生成物を得て、これは室温で固化する。
【0031】3,5−ジメチル−4−アセトキシアセト
フェノンを次に接触水素化する。ケトン官能基の還元は
錯体水素化物で及び水素を用いる接触還元で行われる。
ナトリウムボロハイドライドは好ましい錯体水素化物で
ある。リチウムボロハイドライド並びにナトリウムボロ
ハイドライド又はリチウムボロハイドライドをアルコー
ル溶解した時に例えば得られる生成物も使用できる。錯
体水素化物を用いる還元の好ましい反応媒体はエタノー
ル又は水と混り合った有機溶媒の混合物例えばTHF/
水混合物である。
【0032】好ましい態様では、オートクレーブを先ず
不活性化し、例えば先ず30%HNOで次にKOH/
イソプロパノールで不活化する。次に3,5−ジメチル
−4−アセトキシアセトフェノンを入れ、加圧下過剰の
水素ガス反応を進める充分な量の適切な触媒及び適切な
溶媒を入れる。好ましい触媒の一つは3,5−ジメチル
−4−アセトキシアセトフェノンの約1乃至約4wt%
の量のPd/Cである。他の適切な触媒には非限定的に
Pd/CaCO、Ni/Al、ナトリウムボロハイド
ライド及びPt、Pd及びNiの還元金属塩がある。好
ましい溶媒はエタノールであり、3,5−ジメチル−4
−アセトキシアセトフェノンの約3乃至約5重量部の量
で存在させる。約25℃乃至約40℃の好ましい温度、
約215乃至250mmHgの好ましい水素圧で反応が
進行する。この反応は約1乃至約5時間行う。得られた
生成物は1−(3,5−ジメチル−4−アセトキシフェ
ニル)エタノールであり、触媒濾別及び溶媒除去後には
無色の油状物の外観を持つ。
【0033】この油状物を次に脱水する。脱水は好まし
くは、重合防止剤と脱水剤の存在下で油状物を真空加熱
して行う。好ましい一態様では1−(3,5−ジメチル
−4−アセトキシフェニル)エタノールをKHSO
水剤とt−ブチルカテコール重合防止剤と混合する。他
の有効な脱水剤には非限定的に塩基、CuSO、Cu
Cl、Mg(ClO及び酸化アルミニウムがあ
る。他の重合防止剤には非限定的にヒドロキノン、テト
ラクロロキノン及びジ−t−ブチル−p−クレゾールが
ある。脱水剤は油状物の約0.25乃至約5.0wt%
の量で存在させる。重合防止剤は好ましくは油状物の重
量の約0.01乃至約5%の量で存在させる。反応容器
は約160℃乃至約210℃、好ましくは185℃乃至
約190℃の温度に、約1.0乃至約15mmHg、好
ましくは1.5乃至2.0mmHgの圧力で加熱する。
生成物を蒸留して無色の液体として、次に追加の重合防
止剤を挿入して再蒸留する。
【0034】3,5−ジメチル−4−アセトキシスチレ
ンを次に置換基の無い4−アセトキシスチレンと共重合
する。所望の共重合体を製造するように遊離基重合プロ
セスを実施して、約800乃至約100,000の、好
ましくは1,000乃至50,000の又はより好まし
くは約5,000乃至約15,000の範囲の分子量を
共重合体が有するようにする。
【0035】好ましい遊離基(重合)開始剤の一つはア
ゾイソブチロニトリル(AIBN)である。他のアゾ型
開始剤も適当である。さらに別のものには非限定的に過
酸化化物例えばベンゾイルパーオキシド、及びジ−t−
ブチルパーオキシドがある。本質上、遊離基開始剤系は
同一の方法で役立つと考えられる。
【0036】重合はラジカルかイオン特にカチオン重合
かとなり得る。開始剤例えばアゾイソブチロニトリルで
開始されるラジカル重合が特に好ましい。更に、過酸化
物例えばベンゾイルパーオキシド及びジ−t−ブチルパ
ーオキシドが特記される。
【0037】重合は単量体が溶媒に溶けている溶液重合
かバルク重合かのいずれかである。
【0038】共重合体ポリ(3,5−ジメチル−4−ア
セトキシスチレン−4−アセトキシスチレン)を加水分
解して共重合体ポリ(3,5−ジメチル−4−ヒドロキ
シスチレン−4−ヒドロキシスチレン)とする。
【0039】好ましい加水分解剤の一つはテトラメチル
アンモニウムハイドロオキサイドである。他の加水分解
剤には非限定的に水性NH、NaOH及びKOHがあ
る。可能な加水分解剤はHCl及びHSOであり;
塩基性加水分解はNH、NaOH、KOHで、又はテ
トラメチルアンモニウムハイドロオキサイドで通常行
う。
【0040】好ましい態様では置換基の無い4−ヒドロ
キシスチレンの置換4−ヒドロキシスチレンに対するモ
ル比は約3:1乃至約1:3の;又はより好ましくは約
2:1乃至約1:2及び最も好ましくは約1:1の範囲
である。
【0041】本発明の感光性組成物及び写真要素の製造
では、上で製造した結合用樹脂を感光剤例えばo−キノ
ンジアジド感光剤と適当な溶媒と均質溶液が形成される
迄ブレンドする。次に溶液を適切な基板にコートし、べ
たつかなくなる迄乾燥する。o−キノンジアジドの使用
は参考のためにここに包含するLight Sensi
tive Systems,Kosar,J.;Joh
n Wiley &Sons,New York,19
65の7.4章に示されているように当業者には周知の
ことである。本発明のレジスト組成物の一成分であるこ
れら感光剤は好ましくはホトレジスト形成に常用されて
いる置換ナフトキノンジアジド感光剤の群から選ばれ
る。かかる感光剤化合物は例えばこれも参考のためにこ
こに包含する米国特許第2,797,213;3,10
6,465、3,148,983;3,130,04
7;3,201,329;3,785,825;及び
3,802,885号に記載されている。
【0042】感光剤は好ましくはフェノール誘導体の
1,2−キノンジアジドー4又は5−スルホン酸エステ
ルである。縮合環の数が本発明にとって重要では無く、
スルホニル基の位置が重要であることが現在明らかとな
っている。即ち酸素が1の位置にあり、ジアゾガスの位
置にあり、スルホニル基が4又は5の位置にある限りベ
ンゾキノン、ナフトキノン、アントウキノンを用いるこ
とができる。同様にそれが結合しているフェノールの数
も重要では無い。例えば米国特許第3,640,992
号の教示のようなクミルフェノール誘導体でも又は米国
特許第4,499,171号に示されたモノー、ジ−又
はトリ−ヒドロキシフェニルアルキルケトン又はベンゾ
フェノンでも良い。両特許を参考のためにここに包含す
る。
【0043】有用な感光剤にはフェノール化合物例えば
ヒドロキシベンゾフェノン、特にトリヒドロキシベンゾ
フェノン及びより特には2,3,4−トリヒドロキシベ
ンゾフェノンと縮合した(1,2)ナフトキノンジアジ
ド−4−スルホニルクロライド;2,3,4−トリヒド
ロキシフェニルペンチルケトン1,2−ナフトキノン−
2−ジアジト−4−スルホン酸トリスエステル又は他の
アルキルフェノール;2,3,4−トリヒドロキシ−
3’−メトキシベンゾフェノン1,2−ナフタキノン−
2−ジアジド−4−スルホン酸トリスエステル;2,
3,4−トリヒドロキシ−3’−メチルベンゾフェノン
1,2−ナフタキノン−2−ジアジド−4−スルホン酸
トリスエステル;及び2,3,4−トリヒドロキシ−ベ
ンゾフェノン1,2−ナフタキノンジアジド−4−スル
ホン酸トリスエステルがある。
【0044】本発明は参考のためにここに包含する米国
特許第4,491,628及び4,101,323号に
記載された化学線照射作用下で酸(スターター)を形成
する化合物を酸に感応する種と共に包含する照射線に感
応する混合物も提供する。他の有用な感光剤には参考の
ためにここに包含する米国特許第3,981,897及
び4,450,360号に記載されたようなオニウム塩
がある。
【0045】感光剤には非限定的にアジド、ジアゾケト
ン、トリハロトリアジン、ネガ型ジアゾニウム塩及びビ
スアジドがある。酸発生剤、オニウム塩及び防止剤を含
む3成分系も本発明の範囲に属する。かかる化合物と機
構は当業者によく知られている。
【0046】3成分レジスト系は現像前に著しい誘導期
間を有しているために特に注目されている。この作用は
例えばジアゾナフトキノン/ノボラックレジストで高い
コントラストを与えるので極めて顕著である。ノボラッ
ク樹脂の同一レジスト系については誘導期間が認められ
なかった。
【0047】適当な溶媒組成物中で成分を混合して感光
性組成物を形成する。好ましい態様では樹脂は固体即ち
組成物の非溶媒部分の重量の約75%乃至約99%の量
で全体組成物中に好ましくは存在させる。樹脂のより好
ましい範囲は固体組成物部分の重量の約80%乃至約9
0%の最も好ましくは約82%乃至約85%である。
【0048】感光剤は好ましくは固体即ち組成物の非溶
媒部分の重量の約1%乃至約25%の範囲の量で存在さ
せる。感光剤のより好ましい範囲は固体組成物部分の重
量の約1%乃至約20%、より好ましくは約10%乃至
約18%である。
【0049】組成物の製造では樹脂と感応剤(感光剤)
を例えばジグリチ、プロピレングリコールアルキルエー
テルアセテート、ブチルアセテート、キシレン、エチレ
ングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレ
ングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコー
ルモノメチルエーテルアセテート、メトキシプロピルア
セテート、シクロヘキサノン、メチルイソブチルケトン
等及びその混合物の様な溶媒と混合する。
【0050】好ましくは本発明による照射感光性混合物
を溶接例えばエチレングリコール、グリコールエーテル
例えばグリコールモノメチルエーテル、グリコールジメ
チルエーテル、グリコールモノエチルエーテル又はプロ
ピレングリコールモノアルキルエーテル、特にプロピレ
ングリコールメチルエーテル;脂肪族エステル例えばエ
チルアセテート、ヒドロキシエチルアセテート、アルコ
キシエチルアセテート、n−ブチルアセテート、プロピ
レングリコールモノアルキルエーテルアセテート、特に
プロピレングリコールメチルエーテルアセテート又はア
ミルアセテート;エーテル例えばジオキサン、ケトン例
えばメチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シ
クロペンタノン及びシクロヘキサノン;ジメチルホルム
アミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルホスホラ
アミド、N−メチルピロリドン、ブチロラクトン、テト
ラヒドロフラン、及びその混合物に溶解する。グリコー
ルエーテル、脂肪族エステル及びケトンが特に好まし
い。
【0051】本発明による照射線感光性混合物の成分を
用いてつくった溶液は通常5乃至60wt%、好ましく
は50wt%以下の固体含量を有している。
【0052】添加剤例えば着色剤、染料、系線防止剤、
可塑剤、接着促進剤、速度増進剤、溶媒及び非イオン界
面活性剤のような界面活性剤を、溶液を基板にコートす
る前に、樹脂、感光剤及び溶媒の溶液に加えても良い。
【0053】更に顔料、軟化剤、湿潤剤及び流れ調節剤
又ポリグリコール、セルロースエーテル例えばエチルセ
ルロースを本発明による照射感光性混合物に加えて特別
の要求性状例えば可撓性、密着性及び光沢を改善でき
る。
【0054】本発明のホトレジスト組成物と共に使用で
きる染料添加剤の例には樹脂と感光剤の合計重量の1−
10wt%のメチルバイオレット2B(C.I.No.
42535)、クリスタルバイオレット(C.I.N
o.42555)、マラカイトグリーン(C.I.N
o.42000)、ビクトリヤブルーB(C.I.N
o.44045)及びニウトラルレッド(C.I.N
o.50040)がある。染料添加剤は基板からの光の
逆散乱を防止して分解能向上に役立つ。
【0055】系線防止剤は樹脂と感光剤の合計重量の5
wt%以下のレベルで使用できる。使用可能な可塑剤に
は例えば樹脂と感光剤の合計重量の1−10wt%レベ
ルの燐酸トリ−(β−クロロエチル)−エステル;ステ
アリン酸;ジカンファー;ポリプロピレン;アセタール
樹脂;フェノキシ樹脂;及びアルキル樹脂がある。可塑
添加剤は材料のコーティング性を改善し、平滑で均一な
厚さのフィルムの利用を可能にする。
【0056】使用できる現像速度増進剤には例えば樹脂
と感光剤の合計重量の20wt%以下のレベルのピクリ
ン酸、ニコチン酸、ニトロケイ皮酸がある。これら増進
剤は露光及び未露光両領域のホトレジストコーティング
の溶解度を増加する傾向があり、従って若干のコントラ
スト度を犠牲にしても現像速度が至上問題である用途に
用いられる。従って現像剤によってホトレジストコーテ
ィングの露光領域はより速く溶解するが、速度増進剤は
未露光領域からのホトレジストコーティングの大幅な減
少も起こす。
【0057】遊離基開始剤例えばジ(テトラクロロメチ
ル)スチベニルトリアジン及び1,1,1−トリクロロ
−t−ブチルアセトフェノンは露光時に酸官能性を生ず
る。従ってそれらは露出促進以外に、後刻ベーキングし
た時に画像架橋のための遊離基を与える。
【0058】本発明の感光性組成物を含む溶液に使用可
能な非イオン界面活性剤には例えば、樹脂と感光剤の合
計重量の10wt%以下のノニルフェノキシポリ(オキ
シエチレン)エタノール;オクチルフェノキシポリ(オ
キシエチレン)エタノール;及びジノニルフェノキシポ
リ(オキシエチレン)エタノールがある。
【0059】調製した感光性溶液は、浸漬、散布、旋回
及びスピン被覆を含めたホトレジスト技術で用いられる
常法で基板に塗布してホトレジストを形成できる。例え
ば、スピン被覆の時は使用するスピニング装置の形成に
よって定められた所望厚のコーティング及びスピニング
方法に対して許容されている時間とを与えるために固体
含量のパーセンテージについてレジスト溶液を調節でき
る。
【0060】本発明のホトレジスト製造用の担体は例え
ば電気化学的又は機械的に表面を粗くしている金属例え
ばアルミニウムとその合金;プラスチックフィルム例え
ばポリエステル又はポリオレフィン;木材;紙;半導体
材料(即ちドープする迄及びドープしない限り伝導性で
はない物質)例えば、珪素、砒化ガリウム;セラミック
ス;及び繊維のような適切な担体となり得る。好ましく
は担体は珪素系ウェーハーである。コンデンサー、半導
体、多層プリント(配線)回路、又は集積回路を形成し
ているか形成できる全ての物質は基板の候補である。格
別の候補は純粋な珪素及び、ドープしていても良い、熱
的に酸化した及び/又はアルミニウム被覆した珪素材料
の表面であり、更に半導体技術で通常見られる他のすべ
ての基板例えば窒化珪素、砒化ガリウム、及び燐化イン
ジウムも包含する。他の可能性は液晶ディスプレーから
知られている基板例えばガラス及びインジウム酸化第二
錫;又金属板及びフィルム例えばアルミニウム、銅又は
亜鉛製のもの;バイメタリック及びトリメタリックフィ
ルム、さらに電気非伝導性のメタライズフィルム又は、
利用できるならアルミニウム被覆したSiO物質及び
紙がある。これら基板は加熱前処理、表面粗化、エッチ
ング、又は薬品処理して所望の性状を改善する、例えば
親水性を増す、処理を行い得る。
【0061】写真製版記録層例えば活版印刷、オフセッ
ト、スクリーン印刷及びグラビヤ用の印刷フォーム並び
にレリーフコピーをつくるのに用いられる基板の例は、
アルミニウム板(これは陽極酸化処理されていることも
ある)、粗化及び/又は珪化処理したアルミニウム板、
亜鉛板、鋼板(多分クロム処理されている)、並びにプ
ラスチックフィルム及び紙である。
【0062】上記の方法で製造したホトレジスコーティ
ングは熱的に生成させた珪素/二酸化珪素被覆ウェーハ
ー例えばマイクロプロセッサ及び他の微細化集積回路部
品に用いられるウェーハーに用いるのに特に適してい
る。基板は又さまざまの高分子樹脂、特に透明な重合体
例えばポリエステルでもある。最も好ましくは基板はド
ープした二酸化珪素、窒化珪素、タンタル、銅、ポリシ
リコーン、セラミックス及びアルミニウム/銅混合物か
ら成る。
【0063】基板を感光性組成物溶液で被覆後、実質上
すべての溶媒が蒸発し、基板上にミクロンのオーダの厚
さでホトレジスト組成物の薄いコーティングだけが残る
迄、基板を約80°乃至100℃にベークする。被覆さ
れた基板は次に適切な光マスク、ネガ、ステンシル、テ
ンプレート、投影手段等を用いて、化学線照射特に約2
40nm乃至約450nmの紫外線照射に露光させる。
より好ましい態様では紫外露光領域は約248nm乃至
約436nmである。
【0064】本発明による記録材料は画像のパターンに
照射される。化学線照射源は:ハロゲン化金属ランプ、
炭素アークランプ、キセノンランプ及び水銀蒸気ランプ
である。高エネルギー照射線例えばエクシマ−レーザ
ー、電子ビーム、イオンビーム、又はX線照射を用いる
照射が好ましい。
【0065】層厚は用途によって変わり、0.1乃至1
00ミクロン特に1乃至10ミクロンである。
【0066】基板への照射線感光性混合物の塗布は散
布、流れ被覆、ローリング、遠心被覆、及び浸漬被覆が
行われる。この後、蒸発で溶媒を除去して基板面上に照
射線感光性層を残す。そして混合物を先ず上述の方法で
中間基板上に塗布してその後、加圧下及び昇温して最終
の基板材料に移しても良い。基板材料として適している
すべての物質は中間基板として使用できる。次に層を画
像のパターンに照射する。高エネルギー照射線例えばX
線又は電子照射が特に好ましい。20乃至200mJ/
cmの用量の高エネルギーシンクロトロン照射及び電
子ビーム露光装置の照射が特に好ましい。照射線感光層
中では、照射された材料部分を溶解又は除去する現像剤
溶液で処理する現像で次に画像パターンが浮び上る。
【0067】露光したレジスト被覆基板は通常アルカリ
現像溶液、例えばカリウム系アルカリ水溶液例えばニュ
ージャーシ州ソモアービルのヘキストセラニーズコーポ
レーションから入手できるAZ400K、に浸漬して現
像する。溶液は好ましくは金属イオンの無いものであ
る。使用中現像剤を例えば窒素噴出攪拌で攪拌する。露
光した領域からレジストコーティングのすべて又は実質
上すべてが溶解する迄、基板を現像剤中におく。
【0068】現像剤はアルカリ試薬例えば特にアルカリ
金属イオン又はアンモニウムイオンの珪酸塩、メタ珪酸
塩、水酸化物、1水素又は2水素燐酸塩、炭酸塩又は1
水素炭酸塩の溶液だが、アンモニア等も現在剤に用いら
れる。これら物質の現像剤溶液中の含量は一般に現像剤
溶液の重量の0.1乃至15wt%、好ましくは0.5
乃至5wt%である。
【0069】被覆ウェーハーを現像溶液から取り出して
後、英国特許第1,154,749号の教示のように現
像後の熱処理又はベーキングを行ってコーティングの密
着性とエッチング溶液及び他の物質に対する化学抵抗性
を増加させる。現像後熱処理は、コーティングの軟化点
より低い温度にコーティングと基板を炉でベーキングす
ることから成る。工業的用途、特に珪素/二酸化珪素型
基板のマイクロサーキットリ−ユニットの製造では、現
像した基板を緩衝弗化水素酸エッチング溶液で処理する
ことがある。本発明のレジスト組成物はかかるエッチン
グ溶液に耐性を有し、基板の未露光のレジスト被覆領域
に対して有効な保護を行う。
【0070】好ましい態様では、レジスト構造物をホッ
トプレート上で流れ温度のすぐ下の点まで加熱し且つ次
に全面をキセノン水銀蒸気ランプからの紫外光(200
乃至250nm)に露光させて現像したレジスト構造物
を硬化し得る。この硬化はレジスト構造体を架橋し、従
って構造体は200℃を越える温度迄の流れ耐性を通常
有している。高温を用いなくとも、単に紫外光を照射す
るだけで硬化が達成できる。これは、特に高エネルギー
粒子ビーム露光例えば電子照射を用いた時に起こる。
【0071】上述の型の感光性組成物はポジ型であるこ
とが当業者に知られている。然し本発明はそれに限定さ
れるもので無く、そしてネガ型の画像が得られると当業
者に知られている適切な他の成分又は処理工程で所謂反
転画像ホトレジストとして特に適している。例えば、感
光性組成物中に適切な架橋剤を加える。架橋剤と方法の
非限定な例は、そのすべてをここに参考として包含す
る、米国特許第4,581,321号で教示されたヘキ
サメチロールメラミンエーテル;並びに米国特許第4,
104,070;4,196,003、4,576,9
01及び4,506,006号で教示された架橋剤と方
法;並びに米国特許出願06/895,609で教示さ
れたジメチロールパラクレゾール及び他の種類の架橋剤
である。本発明で特許請求された置換ヒドロキシスチレ
ン及びアセトキシスチレン重合体はこれらの参考文献で
教示されたアルカリ可溶の結合用樹脂と置換する。
【0072】架橋用化合物とは、ジアジドが露光した時
に発生する酸の量と強度が充分な量で存在すると、重合
体を架橋し得る化合物である。これは酸を架橋用成分に
拡散するに足り且つジアジドを分解しない熱を加えた時
に起こる。かかる化合物の一般に好ましい種類は前述の
酸及び加熱条件下でカルボニウムイオンを形成し得るも
のである。本発明で使用するのに特に適した架橋剤は非
限定的に一般式:
【0073】 (RO−CHR−A−(CHR−OR
【0074】但しAは式 B−Y−B であって、而し
てBは置換基のある又は置換基の無い単環又は縮合多環
芳香族炭化水素又は酸素又は硫黄を含有する複素環化合
物であり、Yは単結合、連鎖が酸素原子で中断されてい
ることもあるC−C−アルキレン又はアルキレンジ
オキシ、−O−、−S−、−SO−、−CO−、−C
−、−O−CO−、−CONH−、又はフェニレ
ンジオキシであり;R及びRはH、C−C−ア
ルキル、シクロアルキル、置換基のある又は置換基の無
いアリール、アラルキル又はアシルであり;R、R
は独立してH、C−Cアルキル又は置換基のある又
は置換基の無いフェニルであり且つn+mが1より大と
いう条件でnは1乃至3でありそしてmは0−3であ
る、を有するものが包含される。架橋剤は写真用組成物
の固体成分の約0.5%乃至約20%、より好ましくは
約1%乃至約10%の量で好ましくは写真組成物中に存
在させる。反転画像が望ましい時、最も好ましい態様で
は異性体を含む1,2−ナフトキノン−2−ジアジド−
4−スルホニルを感光剤として用いる。4−異性体は対
応する5−異性体よりも多くの酸を発生するので反転画
像法ではより望ましい。反転画像方法の一では、前述し
たように適切な基板に感光性組成物をコートして、べた
つかなくなる迄、例えば約20°乃至100℃に30秒
乃至3分加熱して、乾燥する。次にこれを当業者周知の
方法で所望のパターンの像形成用エネルギーにさらす。
次にレジストを露光後ベーキングとして約95℃乃至約
160℃により好ましくは112℃乃至約120℃に、
約10秒乃至樹脂の架橋に必要な時間加熱処理する。こ
れは約10乃至約90秒である。ベーキング後、任意的
に全体のフラッド露光を行っても良い。露光させたレジ
ストは、実質上すべての非画像領域のレジストが除かれ
る迄、適切な現像剤中で現像する。適切な現像剤には非
限定的に水酸化ナトリウム水溶液があり、テトラメチル
アンモニウムハイドロオキサイドもよく当業者に知られ
ている。
【0075】以下の実施例は本発明を例示するためのも
のであって、本発明がそれで限定されるものでは無いこ
とを理解されたい。
【0076】実施例13,5−ジメチル−4−アセトキシスチレン ハステロイC製オートクレーブ中で(36.6g 0.
30モル)の2,6−ジメチルフェノールを0.351
モルの無水酢酸と3モルの弗化水素と混ぜる。温度を5
0℃に上げて反応を3時間行う。抽出及び洗浄後、4
7.4gの3,5−ジメチル−4−ヒドロキシアセトフ
ェノンの灰色から紫色の固体塊が得られる。この固体を
次に4モルの無水酢酸と19時間還流してエステル化す
る。真空蒸留で酢酸と無水酢酸を除去後、3,5−ジメ
チル−4−アセトキシアセトフェノンをフラッシュ蒸留
して僅かに黄色の液体の47.7gを得る。0.1モル
の3,5−ジメチル−4−アセトキシアセトフェノン、
触媒として1.2gの5%Pd/C及び100mlのエ
タノールをオートクレーブ中で混合し、オートクレーブ
に215−220mmHgの圧力で水素ガスを送入し、
約25−30℃で約21/2時間反応を行う。必要によ
って追加触媒を加える。次に触媒を除きエタノールを蒸
発させて(3,5−ジメチル−4−アセトキシフェニ
ル)エタノールである21.5gの無色油状物を得る。
0.168モルの(3,5−ジメチル−4−アセトキシ
フェニル)エタノールをフラスコに0.35gのKHS
と0.5gのt−ブチルカテコールと共に加える。
フラスコを1.5乃至2.0mmHgで185乃至19
0℃に加熱する。無色の液体が流出する。0.15gの
t−ブチルカテコールを加えて、再蒸留すると26.1
gの3,5−ジメチル−4−アセトキシスチレン単量体
が得られる。この化合物は0.5mmHgで90−91
℃の沸点を有し、収率は81.8%である。
【0077】実施例2ポリ(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシスチレン−4
−ヒドロキシスチレン) 3,5−ジメチル−4−アセトキシスチレン(21.5
g、0.11モル)と4−アセトキシスチレン(18.
3g、0.11モル)を(ナトリウム/ベンゾフェノン
上で蒸留した)THFにとかす。溶液を窒素で30分脱
ガスする。AIBN(1.6g、4wt%)を開始剤と
して加える。次に窒素下で20時間70℃で重合を行
う。重合体は無水エタノール中に沈降させて濾過して単
離する。重合体はフィルター上で乾燥させる。乾燥重合
体(35g)を無水エタノール(250ml)に懸濁し
濃HCl(4ml)を加える。懸濁液を還流で加熱す
る。短時間還流すると重合体は溶液となる(加水分解が
起こっていることを示している)。反応フラスコから試
料をとってFT−IRで(1760cm−1のピークの
消失)を分析しつつ加水分解を続ける。約3時間で加水
分解が完了する。共重合体を水中に沈降させて単離、濾
過、50℃で24時間真空炉で乾燥する。収率(20g
77%)。
【0078】
【0079】151.67ppmと155.84ppm
のピークの積分は53%対47%の最終重合体中のヒド
ロキシスチレンのジメチルヒドロキシスチレンに対する
モル比を与える。
【0080】実施例3 3,5−ジメチル−4−アセトキシスチレン(40g、
0.21モル)とアセトキシスチレン単量体(34g、
0.21モル)を脱気THF(200ml)に溶かす。
溶液を70℃に6時間N下で加熱する。重合体をメタ
ノール中に沈降させて単離。重合体を濾過し、真空乾
燥、重合体をTHF(200ml)に溶かし、メタノー
ル(20g過剰)及びHCl(0.74g 1wt%)
を加えて還流加熱する。FT−IR用に重合体試料をと
る。重合体を水に沈降させて、濾過、乾燥する。
【0081】
【0082】実施例4 3,5−ジメチル−4−アセトキシスチレン(10.1
5g 0.053モル)、4−アセトキシスチレン単量
体(8.65g 0.053モル)及びAIBN(0.
188g 1wt%)を用いて実施例1を繰り返す。次
の分析値が得られる。
【0083】
【0084】実施例5 式:
【0085】
【化8】
【0086】のジアゾナフトキノン感光剤とポリ(3,
5−ジメチル−4−ヒドロキシスチレン−4−ヒドロキ
シスチレン)をプロピレングリコールモノメチルエーテ
ルアセテートに溶かしてレジストを処方する。この溶液
からつくったフィルムは長波長照射(365nm)に露
光し、テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド稀
溶液で現像すると容易に画像を形成する。レジストフィ
ルムはUV−4フィルターを用いたPerkin El
mer500走査投影装置でも露光させて現像する。
【0087】実施例6 ポリ(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシスチレン−4
−ヒドロキシスチレン)を12wt%の次式のジアゾピ
ペリジンジオンと混合して、レジストを配合する:
【0088】
【化9】
【0089】この混合物のフィルムを254nmで照射
し、次にニュージャーシ州 ソモアービルのヘキストセ
ラニーズコーポレーションから市販されている稀AZ
2401現像剤で現像する。この共重合体入りのレジス
トのコントラストは約1.6であり、この感光剤をノボ
ラックに入れたレジストフィルムについて認められたコ
ントラスト(γ=1.3)に対して改善されている。P
erkin−Elmer500露光もUV−2モードで
行う。ノボラック樹脂のレジスト系の対応画像もつく
り、両系を同一の走査速度で露光した時に画像品質が改
善されていることが明らかになる。
【0090】実施例7 15部の防止剤:
【0091】
【化10】
【0092】5部のオニウム塩Ph
及び100部のポリ(3,5−ジメチル−4−ヒドロキ
シスチレン−4−ヒドロキシスチレン)の樹脂を溶かし
てレジストを処方する。この共重合体の代わりにノボラ
ック樹脂を用いた同一の系についての3.5mJ/cm
の感度に本発明の系の2.0mJ/cmの感度が対
応することが認められる。さらにこの共重合体の系のコ
ントラストは大幅に改善されていることが認められる。
3.0より大なコントラストが認められるが、ノボラッ
クでのコントラストは2.0より小である。
【0093】実施例8ジアゾナフトキノン感光剤 1.275gの4−(2−フェニルプロピル)フェニル
−3−ジアゾ−3,4−ジヒドロ−4−オキソナフタレ
ンスルホネートと、1部の4−ビニルフェノールと1部
の2,6−ジメチル−4−ビニルフェノールの重合でつ
くった重合体(重合体I)の6.225gをとかして処
方する。注形溶媒はメトキシプロピルアセテートであ
る。約1マイクロメータ厚のフィルムをスピンコートし
て80℃で15分ベークする。フィルムを5000の走
査速度のUV−4モードのPerkin Elmer5
00 Micraligen Exposure St
ationで露光し、市販の水性塩基現像剤で現像する
1マイクロメーターのレジスト画像の分解能を得ること
ができる。
【0094】ジアゾケトン感光剤 0.25gの1,12−ビス−13−ジアゾ−2,4−
ジオキソピペリデ−1−イル)ドデカン、1.83gの
重合体I、及び8.3gのメトキシプロピルアセテート
から成る処方をつくる。これら溶液をスピンコートし9
0℃で5分ベークして1ミクロンのフィルムをつくる。
フィルムをUV−2モードの45,000の走査速度の
Perkin Elmer500 Micralige
n装置で露光する。市販の稀水性塩基現像剤で現像して
1ミクロンの特徴が分解、弁別される。
【0095】オニウム塩感光剤 0.15gのビス−2,2−(4−t−ブチルオキシカ
ルボニルオキシフェニル)プロパン、0.05gのトリ
フェニルスルホニウムヘキサフルオロアンチモネート、
1.0gの重合体I及び5.0gのメトキシプロピルア
セテートを含む溶液をつくる。スピンコートして90℃
で5分ベークしてこのレジストのフィルムをつくる。フ
ィルムを2−10mJ/cmの用量範囲で254nm
で露光する。フィルム溶解分析を石英結晶ミクロ天秤法
を用いて行う。溶解データはレジストコントラストの算
出に用いる(γ=3.2)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 594145404 インターナショナル ビジネス マシーン ズ コーポレーション アメリカ合衆国ニューヨーク州 10504 ニューヨーク アーモンク オールド オ ーチャード ロード (番地なし) (72)発明者 リチャード バイキャリー アメリカ合衆国ニュージャージー州 チャ ーザム タウンシップ ヒッコリー プレ イス 25 アパートメント エイチ−1 (72)発明者 ダクラス ジェイ ゴードン アメリカ合衆国ニュージャージー州 サマ ービル オールド ヨーク ロード 917 (72)発明者 ウィリアム ディ ヒンズバーグ ザ サ ード アメリカ合衆国カリフォルニア州 フリー モント ラレド ストリート 40635 (72)発明者 デニス アール マッキャン アメリカ合衆国カリフォルニア州 サン ジョーゼ メイソン ウエー 6780 (72)発明者 カールトン ジー ウイルソン ドイツ連邦共和国 6501 クレイン−ウィ ンターヘイム リンデンストラッセ 25

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)置換基の無い4−ヒドロキシスチ
    レン単量体と、(b)式: 【化1】 但し、A、B、C及びDは独立してH又はC乃至C
    アルキルであり而してA、B、C及びDの少なくとも1
    がC乃至Cアルキルである置換4−ヒドロキシスチ
    レン単量体との共重合体であって;該共重合体が約80
    0乃至約100,000の分子量を有しており;且つ単
    量体(a)の単量体(b)に対するモル比が約3:1乃
    至約1:3の範囲である置換基の無い4−ヒドロキシス
    チレン単量体と置換4−ヒドロキシスチレンとの共重合
    体。
  2. 【請求項2】 A、B、C又はDの2以上がアルキルで
    ある時、それらはC乃至Cアルキルである請求項1
    記載の共重合体。
  3. 【請求項3】 単量体(b)が2,6−ジメチル−4−
    ヒドロキシスチレンである請求項1記載の共重合体。
  4. 【請求項4】 単量体(a)の単量体(b)に対するモ
    ル比が約2:1乃至1:2の範囲である請求項1記載の
    共重合体。
  5. 【請求項5】 単量体(a)の単量体(b)に対するモ
    ル比が約1:1である請求項1記載の共重合体。
  6. 【請求項6】 約1,000乃至約50,000の範囲
    の分子量を有する請求項1記載の共重合体。
  7. 【請求項7】 約5,000乃至約15,000の範囲
    の分子量を有する請求項1記載の共重合体。
  8. 【請求項8】 単量体(b)が2,6−ジメチル−4−
    ヒドロキシスチレンであり;単量体(a)の単量体
    (b)に対するモル比が約1:1であり;且つ共重合体
    の分子量が約5,000乃至約15,000である請求
    項1記載の共重合体。
  9. 【請求項9】 (a)置換基の無い4−ヒドロキシスチ
    レン単量体と、(b)式: 【化2】 〔但しA、B、C及びDは独立してH又はC乃至C
    アルキルであり且つA、B、C及びDの少なくとも1が
    乃至Cアルキルである〕の置換4−ヒドロキシス
    チレンとの共重合体であって、約800乃至約100,
    000の分子量を有しており;且つ単量体(a)の単量
    体(b)に対するモル比が約3:1乃至約1:3である
    共重合体の製造方法に於いて;(a1)置換フェノール
    をアシル化して置換ヒドロキシアセトフェノンとする
    か;あるいは(a2)4−ヒドロキシアセトフェノンを
    置換するかして;一般式: 【化3】 〔但し、A、B、C及びDは上の定義の通りである〕を
    有する化合物を与え:次に(b)ヒドロキシ官能基をエ
    ステル化して4−アセトキシアセトフェノン誘導体を形
    成し、(c)ケトン官能基をヒドロキシ官能基に還元
    し、(d)脱水して置換4−アセトキシスチレンを形成
    し;(e)置換4−アセトキシスチレンと未置換4−ア
    セトキシスチレンとを遊離基共重合し;且つ(f)ポリ
    (置換−4−アセトキシスチレン−未置換4−アセトキ
    シスチレン)を加水分解してポリ(置換−4−ヒドロキ
    シスチレン−未置換4−ヒドロキシスチレン)を形成す
    ることを特徴とする置換基の無い4−ヒドロキシスチレ
    ン単量体と置換4−ヒドロキシスチレン単量体との共重
    合体の製造方法。
  10. 【請求項10】 工程(a)をフリース転位かフリーデ
    ル−クラフツアシル化法で実施する請求項9の方法。
  11. 【請求項11】 アシル化又はエステル化を無水酢酸を
    用いて実施する請求項9記載の方法。
  12. 【請求項12】 NaBH、リチウムアルミニウムハ
    イドライド、水素及びジイソブチルアルミニウムハイド
    ライドから成る群から選ばれた還元剤を用いて還元工程
    を行う請求項9記載の方法。
  13. 【請求項13】 塩基、KHSO、CuSO、Cu
    Cl及びAlから成る群から選ばれた脱水剤を
    用いて脱水工程を行う請求項9記載の方法。
  14. 【請求項14】 アゾイソブチロニトリル及び過酸化物
    から成る群から選ばれた遊離基開始剤を用いて共重合を
    行う請求項9記載の方法。
  15. 【請求項15】 テトラメチルアンモニウムハイドロオ
    キサイド及び水性NH、NaOH及びKOHより成る
    群から選ばれた成分を用いて加水分解工程を実施する請
    求項9記載の方法。
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