JPH0768672A - 発泡樹脂管の管端処理方法および接続構造 - Google Patents

発泡樹脂管の管端処理方法および接続構造

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JPH0768672A
JPH0768672A JP5333065A JP33306593A JPH0768672A JP H0768672 A JPH0768672 A JP H0768672A JP 5333065 A JP5333065 A JP 5333065A JP 33306593 A JP33306593 A JP 33306593A JP H0768672 A JPH0768672 A JP H0768672A
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pipe
layer
foamed
vinyl chloride
resin
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Application number
JP5333065A
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English (en)
Inventor
Katsumi Take
克己 武
Takashi Kusano
隆 草野
Koichi Tanaka
幸一 田中
Teruo Nishidome
照男 西留
Akihiko Sato
明彦 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 発泡層への水の浸透を簡単に防止するための
発泡樹脂管の管端処理方法を提供する。 【構成】 発泡層11の内外面にスキン層12を具備す
る発泡塩化ビニル管1の管端処理方法であって、発泡塩
化ビニル管1の管端に、接着剤を塗布し、この接着剤の
硬化皮膜2によって、管端に露出した発泡層11を被覆
するものである。また、発泡塩化ビニル管1の管端1に
コアを挿入接着することによって、この管端に露出した
発泡層11を被覆するものである。さらに、発泡塩化ビ
ニル管1の管端を加熱板に当接して溶融および冷却する
ことによって、この管端に露出した発泡層11に溶融皮
膜を形成して閉塞するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発泡樹脂管の発泡層に
水が浸透するのを防止するための方策に関するものであ
る。また本発明は建物排水等に用いるのに適した複合管
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、断熱効果に優れた樹脂管とし
て、図24に示すように、発泡層bの内外面に皮膜層c
を設けた発泡樹脂管aが知られている(例えば、実公昭
35−1967号公報参照)。
【0003】そして、この発泡樹脂管aを管継手dに接
続する場合は、発泡樹脂管aの端部外周面近傍に接着剤
eを塗布し、この発泡樹脂管aの端部が管継手dのスト
ッパfに当接する位置まで挿入することによって接続し
ていた。
【0004】また金属管の内面を樹脂層で被覆した複合
管において、内層のソリッド樹脂層(非発泡樹脂層)と
外層の金属管との間に、中間層として発泡樹脂層を介在
させたものがある。このような発泡樹脂層を中間層とし
て有する複合管は、これを持たない通常の複合管に比し
て、排水流体音およびその伝播音が大幅に低減されると
いう利点がある。
【0005】このような発泡樹脂層を中間層として持つ
複合管は、従来、ソリッド層となる合成樹脂管をあらか
じめ製造しておき、その合成樹脂管の外面または金属管
の内面に発泡性樹脂原液を塗布した状態で合成樹脂管を
金属管内に挿入し、外部からの加熱によって発泡樹脂性
原液を発泡させて発泡樹脂層を作り、この発泡樹脂層に
よって合成樹脂管と金属管とを接着させて一体化する方
法が主として採用されている(実公昭55−35147
号)。この種の複合管を管継手に接続する場合は、金属
ソケットの様な管継手の開口に複合管の外周面をネジ込
むことによって行われていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の発泡樹脂管aの場合、管継手dに接続した状態で、発
泡層bの一部分が管路内に露出することとなる。そのた
め、この管路内に水などを流すと、この露出部分から発
泡層bに水が浸透することとなり、発泡樹脂管aの断熱
効果が低下するといった不都合を生じる。そのため、発
泡樹脂管aの発泡層bに水が浸透しないように、独立気
泡からなる発泡層bを構成することが考えられるが、発
泡層bを完全な独立気泡とすることは困難であり、連続
気泡が少々は混在することとなる。また、完全な独立気
泡の発泡層bが構成できたとしても、発泡樹脂管aの製
造コストが嵩むといった不都合を生じることとなる。
【0007】またこの問題は、中間発泡層を持つ従来の
複合管の場合でも同様であり、露出部分から発泡層に水
が浸透して、断熱効果が低下するといった不都合があっ
た。さらに加えて、上述のような製法によって得られた
中間発泡層を持つ従来の複合管は、金属管と発泡樹脂層
との間の接着力の点で問題があり、長期にわたって使用
した場合には発泡樹脂層と金属管との間が剥離し、管内
方へ樹脂層が膨出したり、あるいは管端部において樹脂
層が収縮する可能性もある。
【0008】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
ので、発泡層への水の浸透を簡単に防止するための発泡
樹脂管の管端処理方法および接続構造を提供することを
目的としている。加えて本発明は、金属管に対する発泡
樹脂層の接着力が高く、長期にわたる使用に対しても剥
離や管端部での収縮の生じにくい複合管を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の発泡樹脂管の管端処理方法は、発泡層の内面
あるいは内外面にスキン層あるいはソリッド層を具備す
る発泡樹脂管の管端処理方法であって、発泡樹脂管の管
端に、接着剤を塗布し、この接着剤の硬化皮膜によって
管端に露出した発泡層を被覆するものである。
【0010】また、発泡樹脂管の管端に、コアを挿入す
ることによって、この管端に露出した発泡層を被覆する
ものである。さらに、発泡樹脂管の管端を、加熱板に当
接して溶融および冷却することによって、この管端に露
出した発泡層に溶融皮膜を形成して閉塞するものであ
る。
【0011】また本発明の発泡樹脂管の接続構造は、発
泡層の内面あるいは内外面にスキン層あるいはソリッド
層を具備する発泡樹脂管と、この発泡樹脂管が挿入可能
な円筒状に形成され、その内部に発泡樹脂管の貫通を防
止するストッパが周設されてなる管継手との接続構造で
あって、ストッパが、少なくとも発泡樹脂管の厚み以上
の突設高さで周設され、発泡樹脂管の端部がこのストッ
パに当接した状態で挿入接着されてなるものである。
【0012】また上記の目的を達成するための複合管の
構成を、実施例図面である図21を参照しつつ説明する
と、本発明の複合管26は、金属管19の内面に非金属
3層管2が挿入された状態で相互に一体化されてなる複
合管で、非金属3層管24は、内層側から第1層目がソ
リッド樹脂層21、第2層目が発泡樹脂層22、第3層
目が発泡樹脂層22と金属管19とを接着させるための
接着剤層23であって、発泡樹脂層22は、その外周側
表面にスキン層が形成されておらず、破泡による凹凸P
を有していることによって特徴づけられる。
【0013】
【作用】本発明によると、発泡樹脂管の管端に、接着剤
を塗布することで、この接着剤の硬化皮膜によって管端
に露出した発泡層が被覆されることとなる。さらに、発
泡樹脂管の管端を、加熱板に当接して溶融および冷却す
ることで、この管端に露出した発泡層に溶融皮膜が形成
されて閉塞されることとなる。
【0014】また本発明によると、ストッパを、少なく
とも発泡樹脂管の厚み以上の突設高さで周設し、発泡樹
脂管の端部をストッパに当接した状態で挿入接着してい
るので、発泡樹脂管の端部に露出した発泡層が、このス
トッパによって被覆され、管路内に露出しなくなる。
【0015】本発明の複合管26は、発泡樹脂層22を
接着剤として兼用させず、発泡樹脂層22と金属管19
との間に別途接着剤層22を設けて両者を接着させるこ
とにより、その接着力を向上させようとするものであ
る。そして、発泡樹脂層22の外周面側に凹凸Pが存在
すると、接着剤層23はその凹凸Pに入り込み、その
分、発泡樹脂層22と接着剤層23との界面の面積、つ
まり接着面積が増大するとともに、凹凸による発泡樹脂
層22と接着剤層23間でのアンカー効果により、接着
力が大幅に向上する。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0017】
【実施例1】図1は管端処理方法を実施した発泡塩化ビ
ニル管1を示し、図2は同処理を施した発泡塩化ビニル
管1を管継手3に接続した状態を示している。
【0018】すなわち、この管端処理方法は、発泡塩化
ビニル管1の管端に、接着剤を塗布し、この接着剤の硬
化皮膜2によって管端に露出した発泡塩化ビニル管1の
発泡層11を被覆するものである。
【0019】発泡塩化ビニル管1は、発泡によって多数
の気泡を含有した状態となされた塩化ビニル樹脂の発泡
層11の内周面および外周面を、発泡していない塩化ビ
ニル樹脂のスキン層12で被覆した状態で一体成形され
ている。そして、発泡層11に含有された多数の気泡に
よって、優れた断熱効果を発揮するようになされてい
る。また、この発泡層11の内周面および外周面に設け
られたスキン層12は、この発泡層11の気泡に水など
の液体が浸透して断熱効果が低下しないようになされて
いる。
【0020】接着剤としては、塩化ビニルの樹脂成分が
含有され、塗布乾燥後に塩化ビニル樹脂の硬化皮膜2を
形成できるようになされたものが使用される。すなわ
ち、この接着剤を、上記発泡塩化ビニル管1の管端に塗
布して乾燥させることで、この発泡塩化ビニル管1の管
端に、発泡層11およびスキン層12と同じ塩化ビニル
樹脂の硬化皮膜2が形成でき、この管端に露出した発泡
層11を被覆できることとなる。
【0021】そして、この発泡塩化ビニル管1の管端
を、管継手3に接続する場合には、この発泡塩化ビニル
管1の外周面に接着剤を塗布し、管継手3のストッパ3
1に当接する位置まで挿入し、この両者1,3を接着す
ればよい。この場合,発泡塩化ビニル管1内に水などが
流れても、発泡層11が接着剤の硬化皮膜2によって被
覆されているので、この水が発泡層11に浸透して発泡
塩化ビニル管1の断熱効果を低下させるといったことを
防止することができる。
【0022】なお、本実施例では、発泡塩化ビニル管1
の管端に露出した発泡層11を接着剤で被覆した後、再
度発泡塩化ビニル管1の外周面に接着剤を塗布して管継
手3との接着を図っているが、あらかじめ、この発泡塩
化ビニル管1の外周面および管端部分に充分な量の接着
剤を塗布して管継手3に挿入してもよい。この場合、発
泡塩化ビニル管1と管継手3とは、接着剤によって接着
されると同時に、管端に露出した発泡層11も、この接
着剤の乾燥後に形成される塩化ビニル樹脂の硬化皮膜2
によって被覆されることとなり、結局は図2と同じよう
に、発泡層11への水の浸透を防止することができる。
【0023】また、本実施例では、発泡層11の内周面
および外周面の双方にスキン層12を有する発泡塩化ビ
ニル管1について述べているが、図3に示すように、内
周面にのみスキン層12が設けられた発泡塩化ビニル管
1の場合であっても、同様に上記接着剤を塗布すること
によって、硬化皮膜2を形成して発泡層11の管端を被
覆することができる。
【0024】さらに、本実施例では、塩化ビニルからな
る発泡塩化ビニル管1について述べているが、特に発泡
塩化ビニル管1に限定されるものではなく、各種の樹脂
材料によって形成された発泡樹脂管であってもよく、ま
た、異なった材質の発泡層11とスキン層12とを複合
した発泡樹脂管であってもよい。ただし、この場合、接
着剤としては、塗布乾燥後に、これらの発泡樹脂管と接
着可能な硬化皮膜2が形成できるような樹脂成分が含有
されたものを使用しなければならない。
【0025】
【実施例2】本例を図4乃至図6に示す。
【0026】すなわち、この管端処理方法は、発泡塩化
ビニル管1の管端に、コア4を挿入接着することによっ
て、この管端に露出した発泡塩化ビニル管1の発泡層1
1を被覆するものである。ここでは、上記実施例1との
相違点についてのみ述べ、その他の説明は省略する。な
お、実施例1と同部材には同符号を付す。
【0027】コア4は、円筒状に形成された嵌合部41
と、この嵌合部41の一端部外周面に周設された鍔部4
2とによって形成されている。このうち、嵌合部41
は、発泡塩化ビニル管1の内周面に嵌合可能な径となる
ように形成されている。また、この嵌合状態で、発泡塩
化ビニル管1の内周面にあまり出っ張らないように、厚
みとして、約0.5〜1.5mmの範囲の適宜のものが
使用される。一方、鍔部42は、この嵌合状態で、発泡
塩化ビニル管1の厚みD全体を被覆できるだけの幅Wを
有するように突設されている。
【0028】このコア4を形成する材質としては、特に
限定されるものではなく、例えば、発泡塩化ビニル管1
と同材質の塩化ビニル樹脂、その他各種樹脂材料や、ゴ
ムなどの弾性のある弾性材料のものであってもよい。特
に、ゴムなどの弾性材料で形成したコア4の場合、シー
ル性の向上を図ることができる。
【0029】このコア4は、単に発泡塩化ビニル管1の
端部から嵌合部41を嵌合するようにして挿入すればよ
い。これにより、発泡塩化ビニル管1の端部に露出した
発泡層11が、鍔部42によって被覆されることとな
る。このコア4を嵌合する際、嵌合部41の外周面に接
着剤を塗布して挿入してもよい。この接着剤を塗布した
場合、接着剤が滑剤の役目を果たし、挿入がスムーズに
なる。また、この接着剤の乾燥後に形成される硬化皮膜
2によって、発泡層11の被覆が一層信頼性の高いもの
となる。
【0030】なお、コア4は、嵌合部41を発泡塩化ビ
ニル管1の端部に嵌合させるようになされているが、特
にこの嵌合部41の部分は、必要とされるものではな
く、図5に示すように、鍔部42に相当する部分のみか
らなるコア4を接着剤によって発泡塩化ビニル管1の端
部に接着固定するものであってもよい。
【0031】また、本実施例では、発泡層11の内周面
および外周面の双方にスキン層12を有する発泡塩化ビ
ニル管1について述べているが、図6に示すように、内
周面にのみスキン層12が設けられた発泡塩化ビニル管
1の場合であってもよい。
【0032】さらに、本実施例では、塩化ビニルからな
る発泡塩化ビニル管1について述べているが、特に発泡
塩化ビニル管1に限定されるものではなく、各種の樹脂
材料によって形成された発泡樹脂管であってもよく、ま
た、異なった材質の発泡層11とスキン層12とを複合
した発泡樹脂管であってもよい。
【0033】
【実施例3】本例を図7乃至図9に示す。
【0034】すなわち、この管端処理方法は、発泡塩化
ビニル管1の管端を、加熱板5に当接して溶融および冷
却することによって、この管端に露出した発泡塩化ビニ
ル管1の発泡層11を閉塞するものである。ここでは、
上記実施例1との相違点についてのみ述べ、その他の説
明は省略する。なお、実施例1と同部材には同符号を付
す。
【0035】加熱板5としては、例えば,電熱線を内蔵
した金属板であって、表面にテフロンコーティングなど
の離型処理をしたものを用いることができる。この加熱
板5は、例えば、170℃〜230℃、好ましくは18
0℃〜200℃に加熱される。そして、発泡塩化ビニル
管1の管端を、5〜20秒の範囲で適宜押しつけること
によって、この端部を溶融させて溶融皮膜13を形成す
る。
【0036】この際、あまり加熱すると、溶融皮膜13
が発泡塩化ビニル管1の内周面および外周面に鍔状に広
がってしまうこととなるが、この場合、冷却後に余剰の
溶融皮膜13を、必要に応じて切除する。また、このよ
うな余剰の溶融皮膜13の形成を防止する方法として、
図8に示すように、あらかじめ発泡塩化ビニル管1の端
部に対応する溝部17を形成した加熱板5を用いてもよ
い。
【0037】なお、本実施例の場合も、図9に示すよう
に、内周面にのみスキン層12が設けられた発泡塩化ビ
ニル管1であってもよい。また、本実施例では、塩化ビ
ニルからなる発泡塩化ビニル管1について述べている
が、特に発泡塩化ビニル管1に限定されるものではな
く、各種の樹脂材料によって形成された発泡樹脂管であ
ってもよく、また、異なった材質の発泡層11とスキン
層12とを複合した発泡樹脂管であってもよい。
【0038】
【実施例4】以上の実施例は、いずれも樹脂管の端部に
所定の処理を施すことによって、発泡層が水と接するこ
とを防止し、発泡層への水の浸透を阻止するものであ
る。次に管の接続部材の構造を改良することによって、
同様の効果を発揮する発明の実施例を説明する。
【0039】本例を図10乃至図11に示す。図10は
発泡塩化ビニル管1の接続構造を示している。
【0040】すなわち、この発泡塩化ビニル管1の接続
構造は、発泡塩化ビニル管1の管端を、管継手15に挿
入して管端に露出した発泡塩化ビニル管1の発泡層11
を、管継手15のストッパ18によって被覆するもので
ある。なお、実施例1と同部材には同符号を付す。
【0041】発泡塩化ビニル管1は、発泡によって多数
の気泡を含有した状態となされた塩化ビニル樹脂の発泡
層11の円周面および外周面を発泡していないスキン層
12で被覆した状態で一体成形されている。そして、発
泡層11に含有された多数の気泡によって、優れた断熱
効果を発揮するようになされている。また、この発泡層
11の内周面および外周面に設けられたスキン層12
は、この発泡層11の気泡に水などの液体が浸透して断
熱効果が低下しないようになされている。
【0042】管継手15は、発泡塩化ビニル管1と同じ
塩化ビニル樹脂からなり、この発泡塩化ビニル管1を挿
入可能な円筒状に形成されている。また、その内面の略
中央部には、一端側から挿入した発泡塩化ビニル管1が
他端側に貫通しないようにするためのストッパ18が周
設されている。このストッパ18の突設高さhは、少な
くとも、発泡塩化ビニル管1の厚みWよりも大きくなる
ように設定されている。また、管継手15の端部外径D
1は、発泡塩化ビニル管1の外径Pよりも大きく設定さ
れ、管継手15の奥部外径D2は、発泡塩化ビニル管1
の外径Pと同じか小さくなるように設定されている。す
なわち、発泡塩化ビニル管1を管継手15に挿入してス
トッパ18に当接した状態で、この発泡塩化ビニル管1
の管端がストッパ18に当接され、発泡塩化ビニル管1
の端面が管路内に露出しないようになされている。ま
た、この挿入状態で、発泡塩化ビニル管1が管継手15
に嵌合するようになされている。そして、この発泡塩化
ビニル管1と管継手15との嵌合状態は、接着剤によっ
て固定される。
【0043】この接着剤としては、例えば、塩化ビニル
の樹脂成分が含有され、塗布乾燥後に塩化ビニル樹脂の
硬化皮膜2を形成できるようになされたものを使用する
ことができる。すなわち、この接着剤を、上記発泡塩化
ビニル管1の管端および外周面に塗布し、管継手15の
ストッパ18に当接する位置まで挿入し、接着剤が乾燥
するまで両者1,15を保持し、接合する。
【0044】これにより、発泡塩化ビニル管1は、管端
に露出した発泡層11が、ストッパ18に当接されて塞
がれた状態となり、この発泡層11とストッパ18との
間隙も、接着剤によって形成される硬化皮膜2によって
充填されることとなる。そのため、この発泡塩化ビニル
管1内に水などが流れても、発泡層11が管路内に露出
しないので、この水が発泡層11に浸透して発泡塩化ビ
ニル管1の断熱硬化が低下するといったことを防止する
ことができる。
【0045】なお、本実施例では、発泡層11の内周面
および外周面の双方にスキン層12を有する発泡塩化ビ
ニル管1について述べているが、図11に示すように、
内周面のみスキン層12が設けられた発泡塩化ビニル管
1の場合であってもよい。
【0046】また、本実施例では素材が塩化ビニルから
なる発泡塩化ビニル管1について述べているが、特に発
泡塩化ビニル管1に限定されるものではなく、各種の樹
脂材料によって形成された発泡樹脂管であってもよく、
また、異なった材質の発泡層11とスキン層12とを複
合した発泡樹脂管であってもよい。ただし、この場合、
接着剤としては、これらの発泡樹脂管と管継手15とを
接着可能なものを使用しなければならない。
【0047】
【実施例5】図1から図11までの実施例は、いずれも
発泡層の内面あるいは内外面にスキン層を具備する発泡
樹脂管を例にとって説明した。しかしながら、本発明
は、もちろん他の構成の樹脂管についても適用可能であ
る。以下、管壁の層構成にソリッド層を備えた樹脂管に
対して本発明を応用する場合に特に好適な実施例を紹介
する。
【0048】本例を図12乃至図13に示す。図12は
管端処理方法を実施した発泡塩化ビニル管30を示し、
図13は同処理を施した発泡塩化ビニル管30を管継手
に接続した状態を示している。すなわち、この管端処理
方法は、実施例1と同様に発泡塩化ビニル管30の管端
に、接着剤を塗布し、この接着剤の硬化皮膜2によって
管端に露出した発泡塩化ビニル管30の発泡層11を被
覆するものである。ここでは、上記実施例1との相違点
についてのみ述べ、その他の説明は省略する。なお、実
施例1と同部材には同符号を付す。
【0049】発泡塩化ビニル管30の構成を説明する
と、発泡塩化ビニル管30は、塩化ビニル樹脂の発泡層
11の内周面にスキン層12が被覆され、外周面には、
塩化ビニル樹脂のソリッド層32が形成されたものであ
る。また管端は、接着剤の硬化皮膜2によって露出した
発泡塩化ビニル管30の発泡層11が被覆されている。
当該発泡塩化ビニル管30は、排水管やダクト管として
の使用が推奨されるものである。ここでソリッド層32
の厚さについて付言すると、本実施例で採用する発泡塩
化ビニル管30では、ソリッド層32の厚さは、主とし
て熱収縮の関係によって決定される。
【0050】具体的には、温度差(a),線膨張係数
(b)、弾性率(c)を基準として設計される。即ち発
生応力(σ1 )は、上記3者の積(σ1 =abc)によ
って求められる。この時の発生力(f)は、管の断面積
を(e)として(f=abce)である。そしてこの発
生力(f)は、ソリッド層32によって負担されるか
ら、ソリッド層22の応力(σ2 )は、ソリッド層32
の断面積を(g)として、(σ2 =abce/g)であ
る。
【0051】そして例えば、温度差(a)を70°Cと
仮定し、線膨張係数(b)を7×10-5/°C、弾性率
(c)を20000Kgf/cm2 、塩化ビニル樹脂の
引張強度を500Kgf/cm2 とし、内径25mm外
径38mmの発泡樹脂管を想定して計算すると、ソリッ
ド層32の厚さは1.08mm以上必要となる。従って
ソリッド層の厚さはおよそ1mm以上が適当である。ま
た発泡層11の厚さもおよそ1mm以上が好ましい。
【0052】発泡塩化ビニル管30の製造は、2層を押
出成形によって同時に成形する方法や、一層づつ別々に
押し出して、後工程で両者を接着する方法が考えられ
る。また発泡剤を含有した熱可塑性樹脂の押出成形によ
って管を成形し、押出直後に表面を急冷して、表面の発
泡を阻害し、表面にソリッド層32を設ける方策も可能
である。
【0053】図13は、前記した発泡塩化ビニル管30
の接続構造を示している。すなわち、この発泡塩化ビニ
ル管30の接続構造は、発泡塩化ビニル管30の管端
を、管継手33に挿入して管端に露出した発泡塩化ビニ
ル管30の発泡層11を、管継手33のストッパ35に
よって被覆するものである。
【0054】管継手33は、発泡塩化ビニル管30と同
じ塩化ビニル樹脂からなる。そして本実施例の管継手3
3は、TS接続(Taper Sized Solvent Welding Metho
d)に利用されるものであり、開口部には、テーパが形
成されている。また、その内面の略中央部には、一端側
から挿入した発泡塩化ビニル管30が他端側に貫通しな
いようにするためのストッパ35が周設されている。そ
してストッパ35は、樹脂製の筒体の内周面にソリッド
層の凸条36が設けられ、その内周面には発泡層37が
設けられ、さらにその内面にはスキン層38が形成され
たものである。
【0055】このストッパ35の高さは、凸条36につ
いては、塩化ビニル樹脂管30の端部のソリッド層32
の厚さにほぼ等しい。またストッパ35の発泡層37の
高さは、塩化ビニル樹脂管30の発泡層11の厚さに等
しく、管継手33のスキン層38の厚さは塩化ビニル樹
脂管30のスキン層12の厚さに等しい。
【0056】そして、発泡塩化ビニル管30は、管継手
33に挿入されストッパ35に当接した状態であり、発
泡塩化ビニル管30の端面が管路内に露出しないように
なされている。またこの発泡塩化ビニル管30と管継手
33との嵌合状態は、先の実施例と同様に接着剤によっ
て固定される。
【0057】さらに、本実施例では、塩化ビニルからな
る発泡塩化ビニル管30について述べているが、本発明
は、特に発泡塩化ビニル管30に限定されるものではな
く、各種の樹脂材料によって形成された発泡樹脂管であ
ってもよく、また、異なった材質の発泡層11とスキン
層12およびソリッド層32とを複合した発泡樹脂管で
あってもよい。発泡層11の素材としては、塩化ビニル
樹脂の他、架橋ポリエチレン樹脂、ポリエチレン樹脂、
ポリブテン樹脂、ポリプロピレン樹脂等のポリオレフィ
ン系樹脂であっても差し支えない。これに対してソリッ
ド層32の素材は、塩化ビニル樹脂の採用が望ましい。
即ち、本実施例の構成では、ソリッド層32の外周面に
直接接続部材が接着されるので、接着の容易性から、塩
化ビニル樹脂が推奨される。接着剤としては、塗布乾燥
後に、これらの発泡樹脂管と接着可能な硬化皮膜2が形
成できるような樹脂成分が含有されたものを使用しなけ
ればならない。
【0058】
【実施例6】本例を図14乃至図17に示す。図14は
管端処理方法を実施した発泡塩化ビニル管50を示し、
図15,16,17は同処理を施した発泡塩化ビニル管
50を管継手に接続した状態を示している。発泡塩化ビ
ニル管50は、塩化ビニル樹脂の発泡層11の内周面お
よび外周面に、硬質塩化ビニル樹脂のソリッド層51が
形成されたものである。また管端は、接着剤の硬化皮膜
2によって露出した発泡塩化ビニル管50の発泡層11
が被覆されている。
【0059】発泡塩化ビニル管50は、給排水や給湯、
空調分野の流体搬送への利用が推奨されるものである。
ここでは、上記実施例1との相違点についてのみ述べ、
その他の説明は簡単に止める。なお、実施例1と同部材
には同符号を付す。ソリッド層51の厚さは、前述のそ
れと同様に、内径25mm外径38mmの発泡樹脂管を
想定して計算すると、概ね1mm以上が推奨される。ま
た発泡層11の熱伝達率は0.1以下が望ましく、最も
望ましくは、0.07以下である。
【0060】発泡層11の樹脂の発泡倍率は、1.5か
ら7倍程度であり、好ましくは2から5倍程度である。
また発泡塩化ビニル管50の製造は、3層を押出成形に
よって同時に成形する方法や、一層づつ別々に押し出し
て、後工程で両者を接着する方法が考えられる。また発
泡剤を含有した熱可塑性樹脂の押出成形によって管を成
形し、押出後直ちに表面および内面を急冷して、表面お
よび内面の発泡を阻害し、表面にソリッド層を設ける方
策も可能である。
【0061】図15は、発泡塩化ビニル管50の接続構
造を示している。すなわち、この発泡塩化ビニル管50
の接続構造は、発泡塩化ビニル管50の管端を、管継手
58に挿入して管端に露出した発泡塩化ビニル管50の
発泡層11を、管継手58のストッパ59によって被覆
するものである。
【0062】管継手58は、前記した管継手33と略同
様であり、異なる点は、ストッパ59の内周面の凸条6
0の内面に発泡層61が設けられ、さらにその内面には
ソリッド層62が形成されている点である。
【0063】図16は、発泡塩化ビニル管50の他の接
続構造を示している。図16の構成は、管継手64の全
体を3層構造としたものであり、管継手64の管壁は、
外層から順にソリッド層65、発泡層66、ソリッド層
67となっている。図17は、発泡塩化ビニル管50の
他の接続構造を示すものである。即ち図17の実施例で
は、外周にストッパ68が設けられた接続部材70が利
用されており、接続部材70の外周面に発泡塩化ビニル
管50が装着されている。発泡塩化ビニル管50の内面
と接続部材70の外周面の間には接着剤の硬化皮膜2が
設けられている。同じく発泡塩化ビニル管50の端面と
ストッパ70との間にも接着剤の硬化皮膜2が設けられ
ている。
【0064】
【実施例7】本例を図18乃至図20に示す。図18は
管端処理方法を実施した発泡塩化ビニル管80を示し、
図19,20は同処理を施した発泡塩化ビニル管80を
管継手82に接続した状態を示している。発泡塩化ビニ
ル管80は、塩化ビニル樹脂の発泡層11の内周面に、
硬質塩化ビニル樹脂のソリッド層81が形成されたもの
である。また管端は、接着剤の硬化皮膜2によって露出
した発泡塩化ビニル管80の発泡層11が被覆されてい
る。本実施例で採用する発泡塩化ビニル管80は、給排
水や給湯、空調分野の流体搬送への利用が推奨されるも
のである。
【0065】ここでは、上記実施例1との相違点につい
てのみ述べ、その他の説明は簡単に止める。なお、実施
例1と同部材には同符号を付す。ソリッド層81の厚み
は、前述のそれと同様に、内径25mm外径38mmの
発泡樹脂管を想定して計算すると、およそ1mm以上が
推奨される。図19の発泡塩化ビニル管80の接続構造
は、発泡塩化ビニル管80の管端を、管継手82に挿入
して管端に露出した発泡塩化ビニル管80の発泡層11
を、管継手82のストッパ83によって被覆するもので
ある。
【0066】本実施例の接続構造では、発泡塩化ビニル
管80の端部では、外周の発泡層11が切除されてい
る。そして、発泡塩化ビニル管80のソリッド面84を
直接露出させ、当該ソリッド面84を直接管継手82に
接着している。
【0067】図20に示す発泡ビニル管の接続構造は、
接続部材86の外周に発泡塩化ビニル管80が接着され
たものである。本実施例で採用する接続部材86では、
ストッパ88の外周部には、発泡層89が設けられてい
る。実施例7の説明においては、発泡塩化ビニル管80
は、最外層が発泡層であるものを例示したが、発泡塩化
ビニル管80を流れる流体が低温であり、発泡塩化ビニ
ル管80の表面が結露するおそれがある場合は、最外層
にスキン層を設けることが望ましい。
【0068】
【実施例8】以上述べた実施例では、管はいずれも樹脂
単独で成形されたものであるが、本発明は、金属と樹脂
との複合管にも応用可能である。以下複合管に本発明を
応用する場合について説明する。本例を図21乃至図2
3に示す。本実施例で採用する複合管26は、金属管1
9の内周面に、内側から第1層目がソリッド樹脂層2
1、第2層目が発泡樹脂層22、第3層目が接着剤層2
3によって形成された非金属3層管24が挿入された状
態で、その第3層目の接着剤層23によって金属管19
と非金属3層管24とが相互に接着されて一体化されて
いる。
【0069】発泡樹脂層22には、少なくともその外周
側の表面にスキン層が形成されておらず、これにより、
その外周面は破泡による凹凸Pが形成されている。そし
て、接着剤層23は、この発泡樹脂層22の凹凸Pに入
り込んだ状態で、発泡樹脂層22と金属管19とを接着
している。
【0070】このような構造によると、発泡樹脂層22
にスキン層が形成されて滑らかな場合に比して、発泡樹
脂層22と接着剤層23の接触面積が大きく、また、相
互に出入りした状態で接触していることによるアンカー
効果も相まって、発泡樹脂層22と金属管19とは強固
に接着され、長期に使用しても層間の剥離が生じにく
く、また、アンカー効果による金属管と樹脂層との相対
的な膨張収縮が抑制される結果、発泡樹脂層22および
ソリッド樹脂層21の管端部における収縮も生じにくく
なる。
【0071】更に以上のような構造の複合管26の製造
方法の例について付言する。まず、図22に例示するよ
うに、2層樹脂押出金型10を用い、内層側にソリッド
樹脂層21が、外層側に発泡樹脂層22が位置するよう
に、これらの2種の樹脂を溶融状態で円筒状に同時に押
し出す。このとき、2層樹脂押出金型10の吐出口に近
接して加熱部25を設け、押し出された直後の樹脂を外
部から適当な温度に加熱する。これにより、外層側の発
泡樹脂層22の外周面の発泡が促進され、スキン層がな
く破泡による凹凸Pが多数存在する外周面を有する発泡
樹脂層22を持つ樹脂2層管20が得られる。
【0072】その後、このような樹脂の2層管の外周面
に接着剤を塗布した状態で金属管19内に挿入し、樹脂
2層管20を膨径させるか、あるいは金属管19を縮径
することによって樹脂2層管と金属管19とを密着させ
た状態で外部から加熱することによって接着剤層23を
活性化して、樹脂2層管20と金属管19とを密着して
全体を一体化することにより、図21に示した構造の複
合管26が得られる。
【0073】ここで、以上の構成において、金属管19
の材質としては、鋼をはじめとする鉄系の合金、あるい
はアルミニウムとその合金、更には銅およびその合金等
を使用することができる。
【0074】また、ソリッド樹脂層21の材質として
は、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン等
の熱可塑性樹脂を用いることができるとともに、発泡樹
脂層22としては、塩化ビニル系発泡性樹脂、オレフィ
ン系発泡性樹脂、ポリスチレンあるいはポリウレタン等
を使用することができるが、ソリッド樹脂層21の材質
と同質のものに、例えば重曹系(ジアゾ系)等の発泡剤
を添加したものが好ましい。
【0075】更に接着剤層23の材質としては、例えば
熱可塑性ホットメルト接着剤等を使用することができる
が、発泡樹脂層22に用いる樹脂に対する溶解度パラメ
ータが大なものが望ましい。
【0076】図23は、複合管26の接続構造を示して
いる。すなわち、この複合管26の接続構造は、複合管
26の管端を、管継手90に挿入して管端に露出した発
泡層11を、管継手90のストッパ91によって被覆す
るものである。
【0077】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によると、管
端に露出した発泡層を被覆または閉塞することができる
ので、発泡層への水の浸透などを防止して、有効な断熱
効果を得ることができる。
【0078】また本発明の複合管によれば、最内層のソ
リッド樹脂層と金属管との間に中間層として発泡樹脂層
を有するとともに、その発泡樹脂層と金属管とを接着す
るための接着剤層を設け、しかも、発泡樹脂層の外周側
の表面を、スキン層を持たずに破泡による凹凸が形成さ
れた面としたから、発泡樹脂層と接着剤層との接触面積
が大きく、かつ、凹凸によるアンカー効果により、発泡
樹脂層と接着剤層とが強固に接着することになり、発泡
樹脂層自体によって金属管と接着した構造の従来の複合
管に比して、長期に使用しても金属界面における剥離が
生じにくく、また、アンカー効果によって冷熱サイクル
が繰り返されるような使用時においても樹脂層と金属層
との相対的な膨張・収縮が抑制されるため、管端部にお
ける経年的な樹脂層の収縮が極めて少なくなり、実使用
時における管性能が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1にかかる管端処理方法を実施した発泡
塩化ビニル管を示す部分破断側面図である。
【図2】図1の発泡塩化ビニル管を管継手に接続した状
態を示す部分破断側面図である。
【図3】実施例1にかかる管端処理方法を実施した他の
発泡塩化ビニル管を示す部分破断側面図である。
【図4】実施例2にかかる管端処理方法を実施した発泡
塩化ビニル管を示す部分破断側面図である。
【図5】実施例2にかかる他の管端処理方法を実施した
発泡塩化ビニル管を示す部分破断側面図である。
【図6】実施例2にかかる管端処理方法を実施した他の
発泡塩化ビニル管を示す部分破断側面図である。
【図7】実施例3にかかる管端処理方法を説明する工程
図である。
【図8】実施例3にかかる他の管端処理方法を説明する
工程図である。
【図9】実施例3にかかる管端処理方法を実施した他の
発泡塩化ビニル管を示す部分破断側面図である。
【図10】実施例4にかかる発泡樹脂管の接続構造を示
す部分破断側面図である。
【図11】実施例4にかかる発泡樹脂管の接続構造の他
の実施例を示す部分破断側面図である。
【図12】実施例5にかかる管端処理方法を実施した他
の発泡塩化ビニル管を示す部分破断側面図である。
【図13】実施例5にかかる発泡樹脂管の接続構造を示
す部分破断側面図である。
【図14】実施例6にかかる管端処理方法を実施した他
の発泡塩化ビニル管を示す部分破断側面図である。
【図15】実施例6にかかる発泡樹脂管の他の接続構造
を示す部分破断側面図である。
【図16】実施例6にかかる発泡樹脂管の他の接続構造
を示す部分破断側面図である。
【図17】実施例6にかかる発泡樹脂管の他の接続構造
を示す部分破断側面図である。
【図18】実施例7にかかる管端処理方法を実施した発
泡塩化ビニル管を示す部分破断側面図である。
【図19】実施例7にかかる発泡樹脂管の接続構造を示
す部分破断側面図である。
【図20】実施例7にかかる発泡樹脂管の他の接続構造
を示す部分破断側面図である。
【図21】実施例8の構成を示す半径方向への断面図
(A)およびその管体部分の軸方向への拡大断面図
(B)である。
【図22】本発明実施例の製造方法の一例の説明図であ
る。
【図23】実施例8にかかる発泡樹脂管の接続構造を示
す部分破断側面図である。
【図24】従来の発泡樹脂管を管継手に接続した状態を
示す部分破断側面図である。
【符号の説明】
1 発泡塩化ビニル管(発泡樹脂管) 2 硬化皮膜 4 コア 5 加熱板 11 発泡層 12 スキン層 13 溶融皮膜 18 ストッパ 19 金属管 20 樹脂2層管 21 ソリッド樹脂層 22 発泡樹脂層 24 非金属3層管 25 加熱部 26 複合管 30 発泡塩化ビニル管(発泡樹脂管) 50 発泡塩化ビニル管(発泡樹脂管) 80 発泡塩化ビニル管(発泡樹脂管) H 高さ W 厚み
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 15/08 27/30 101 8115−4F

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発泡層の内面あるいは内外面にスキン層
    あるいはソリッド層を具備する発泡樹脂管の管端処理方
    法であって、 発泡樹脂管の管端に、接着剤を塗布し、この接着剤の硬
    化皮膜によって管端に露出した発泡層を被覆することを
    特徴とする発泡樹脂管の管端処理方法。
  2. 【請求項2】 発泡層の内面あるいは内外面にスキン層
    あるいはソリッド層を具備する発泡樹脂管の管端処理方
    法であって、 発泡樹脂管の管端に、コアを挿入接着することによっ
    て、この管端に露出した発泡層を被覆することを特徴と
    する発泡樹脂管の管端処理方法。
  3. 【請求項3】 発泡層の内面あるいは内外面にスキン層
    あるいはソリッド層を具備する発泡樹脂管の管端処理方
    法であって、 発泡樹脂管の管端を、加熱板に当接して溶融および冷却
    することによって、この管端に露出した発泡層に溶融皮
    膜を形成して閉塞することを特徴とする発泡樹脂管の管
    端処理方法。
  4. 【請求項4】 発泡層の内面あるいは内外面にスキン層
    あるいはソリッド層を具備する発泡樹脂管と、この発泡
    樹脂管が挿入可能な円筒状に形成され、その内部に発泡
    樹脂管の貫通を防止するストッパが周設されてなる管継
    手との接続構造であって、 ストッパが、少なくとも発泡樹脂管の厚み以上の突設高
    さで周設され、発泡樹脂管の端部がこのストッパに当接
    した状態で挿入接着されてなることを特徴とする発泡樹
    脂管の接続構造。
  5. 【請求項5】 金属管の内面に非金属3層管が挿入され
    た状態で相互に一体化されてなる複合管で、上記非金属
    3層管は、内層側から第1層目がソリッド樹脂層、第2
    層目が発泡樹脂層、第3層目が発泡樹脂層と金属管とを
    接着させるための接着剤層であって、上記発泡樹脂層
    は、その外周側表面にスキン層が形成されておらず、破
    泡による凹凸を有していることを特徴とする複合管。
  6. 【請求項6】 ポリ塩化ビニル樹脂を素材とするソリッ
    ド層の内面に発泡層を備えた管壁によって構成されたこ
    とを特徴とする樹脂管。
  7. 【請求項7】 ポリ塩化ビニル樹脂を素材とするソリッ
    ド層の外面に発泡層を備えた管壁によって構成されたこ
    とを特徴とする樹脂管。
  8. 【請求項8】 二つのソリッド層同志の間に発泡層が介
    在された管壁によって構成されたことを特徴とする樹脂
    管。
JP5333065A 1993-06-23 1993-12-27 発泡樹脂管の管端処理方法および接続構造 Pending JPH0768672A (ja)

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JP5-152164 1993-06-23
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009103396A (ja) * 2007-10-25 2009-05-14 Dakkusu:Kk ダクト用管の製造方法、ダクト用管、ダクト用管連結構造
JP2017155869A (ja) * 2016-03-02 2017-09-07 積水化学工業株式会社 発泡管継手

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