JP2007024228A - コルゲート複合管 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、耐圧強度に優れ、かつコルゲートパイプ本来有している柔軟性を確保できるコルゲート複合管を提供することを課題とした。
【解決手段】 帯状合成樹脂が螺旋状に巻回されることにより形成された内管の胴部外壁に、第一の合成樹脂からなる中空の突条が、その頂部を外側にして所定のピッチで螺旋状に巻回して形成され、
上記突条の上に、上記頂部を覆うようにして第二の合成樹脂からなる外管が形成され、
上記外管に、その外壁を平滑な状態に保形するための補強材が設けられ、この補強材は、上記突条の頂部上で所定の間隔を空けた状態で、隣接する上記突条の頂部と頂部とを架け渡すように設けられていることを特徴とするコルゲート複合管を提供することで上記課題を解決した。
【選択図】図2

Description

本発明は主に地中に埋設され、管内に通信、通電用ケーブルを通したり、或いは上下水道用管として使用されるコルゲート複合管に関するものである。
従来、地中埋設管として、内管の外表面に管軸方向に向かって山部と谷部を交互に一端から他端まで螺旋状に連続して形成したコルゲートパイプが知られている。
従来、コルゲートパイプの外側を外管で被覆し、耐圧強度を高めたコルゲート管が利用されている。この外管には、外周面を平滑に保ち、さらに耐圧強度を高めることを目的として金属補強することがある。しかし、外管全体を金属補強してしまうと、耐圧強度が向上する反面、コルゲートパイプが本来有している柔軟性が低下するという不都合がある。
本発明は以上のような従来のコルゲートパイプにおける問題点を考慮してなされたものであり、耐圧強度に優れ、かつコルゲートパイプが本来有している柔軟性を確保できるコルゲート複合管を提供することを課題とした。
本発明のコルゲート複合管は、帯状合成樹脂が螺旋状に巻回されることにより形成された内管の胴部外壁に、第一の合成樹脂からなる中空の突条が、その頂部を外側にして所定のピッチで螺旋状に巻回して形成され、
上記突条の上に、上記頂部を覆うようにして第二の合成樹脂からなる外管が形成され、
上記外管に、その外壁を平滑な状態に保形するための補強材が設けられ、この補強材は、上記突条の頂部上で所定の間隔を空けた状態で、隣接する上記突条の頂部と頂部とを架け渡すように設けられていることを特徴としている。
本発明では管本体とその管本体を補強している補強材とが異種素材の組み合わせで構成されている管を複合管と呼ぶこととする。
本発明によれば、外管と突条との間に設けられた補強材が、コルゲート複合管の胴部外壁を平滑に保形するとともに、外力が作用した場合に外管の胴部外壁が変形しないようにその外力に対抗することができる。
上記外管は、コルゲート複合管における管軸方向の一部であって突条の頂部を覆うように形成することができる。それにより、コルゲート複合管の重量増加を抑制しつつ特定部分の耐圧偏平強度を高めることができるようになる。
さらに本発明者らが検討を行なった結果、突条部に鋼帯を埋設させて強度を高めた管は、加えられる力が比較的弱く変形が小さい場合には、反力が強く復元力が働くが、一定以上の力が加わると鋼帯に座屈が生じ、この座屈が突条の復元力に対して抵抗となるため、結果として反力が減少することが判明した。
また、土圧の影響を強く受ける地中埋設管では、突条部を金属補強して管の鋼性を高めても、それに見合うほど変形を小さくすることができない。
上記コルゲート複合管では、突条と外管との間に、接着層を介設させることで、突条と外管との間の接着性を高めることができる。さらに、接着層を介設させることで、突条と外管とを別々に製造してある程度冷却させた後、接着層を用いてそれらを接着させることができる。そのため、突条と補強材を有する外管の製造と接着を同時にした際に、突条部と補強材を有する外管の間で起こる剥離(突条部の合成樹脂が熱収縮することで起こる)を抑えることができる。
補強材は、帯状の金属薄板で構成することが好ましい。さらに補強材は外管中に埋設させた状態であっても、補強材の内側面が外管から露出した状態であってもよい。
突条には、外周部における管軸方向の少なくともいずれか一方に、上記外管用補強材を位置決めするための位置決め部を形成することで、コルゲート複合管を製造する際に、外管用補強材を突条の所定の位置に正確に配置することができ、コルゲート複合管外面の平滑度をより高めることができる。
外管は、上記コルゲート管の管全体に形成されていてもよいし、コルゲート複合管の両端部に形成されてもよい。なお、端部に上記外管が形成されたコルゲート複合管では、上記突条内の中空部および隣接する上記突条で形成される谷部と上記外管とによって囲まれる中空部に、止水用の栓体を設けて水道を遮断することができる。
本発明のコルゲート複合管(以下、複合管と称することがある)は、耐圧強度に優れ、かつコルゲートパイプが本来有している柔軟性を確保することができる。また、複合管に加わる外力に対抗して耐圧偏平強度を高めることができる。
以下、図面に示した実施の形態に基づいて本発明を詳細に説明する。
図1は本発明に係る複合管の一部を切り欠いて側面から見た図であり、8および9は別の管に接続する際の接続部(接続側端部)を示したものである。
複合管1は、帯状合成樹脂が巻回されてなる内面が平滑な内管2を有し、その内管2の胴部外壁に所定のピッチで第一の合成樹脂からなる突条3が螺旋状に形成され、その突条3と隣接する突条3との間に谷部4が形成されており、突条3で形成された山部と谷部4とが管軸方向に交互に形成されている。
突条3の外周側には、突条の頂部を覆うようにして第二の合成樹脂からなる外管5が形成されており、この外管5は突条3の各頂部を管軸方向に連絡した状態で設けられている。
また、6は突条3内に形成される中空部(突条中空部)を示しており、7は谷部4と外管5とで囲まれた中空部(谷側中空部)を示している。
図2(a)は図1のC部の断面を拡大して示したものであり、内管2と外管5との間に突条3が形成されている。外管5にはその外表面を平滑な状態に保形するため及び耐圧強度を高めるための帯板状の補強材10が設けられ、この補強部材10の幅mは、隣接する突条3の頂部3aと頂部3aとを架け渡すことができる長さに設定されている。また、この補強材10は、隣接する補強材10との間に隙間wが確保できるように巻回され、それにより上記隙間wを通じて突条3と外管5とが融着するようになっている。その結果、外管5の外表面は補強材10によって平滑(フラット)となる。
図10に示したような従来の複合管では、突条72上を単に帯状合成樹脂で管状に被覆しているだけであるから、被覆した合成樹脂が硬化すると“ひけ”が生じてしまい、突条72と突条72との間で外管73が湾曲してしまい、外管表面に凹凸が生じてしまっていた。これに対して本発明の複合管では、外管5に補強材10を設けることで外管が湾曲するのを抑制することができ、外表面がフラットな状態になる。
さらに突条3に、凸形に加工した金属製の補強材が含まれていないため、複合管1全体に弾力性を持たせることができ、複合管に大きな力が加わった際に生じる“しわ”の発生(補強材の座屈現象などが主な原因)や復元力の低下を防止することができる。
上記帯状合成樹脂や第一・第二の合成樹脂としては、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレンなどの合成樹脂素材が挙げられる。上記合成樹脂(帯状、第一、第二)は、接着性の観点から各々同一の材料で構成されていることが好ましいが、各々は異なる材料で構成されていても良い。その際、接着性(特に第一と第二の合成樹脂との間での接着性)が低ければ、それらの間に接着層を形成して接着性を高めればよい。
上記接着層を形成する材料は特には限定されず、上記合成樹脂(帯状、第一、第二)としてポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレンなどを用いた場合、接着層の材料としては高密度ポリエチレンなどの接着性樹脂を用いることができる。
補強材10としては、外管5に十分な強度を付与する観点から、鉄、ステンレス鋼などからなる金属製の板材を挙げることができる。また板材の厚みは、材料によっても異なるが、金属製の板材であれば通常0.2mm〜2mm程度で十分である。また、突条3の頂部3aや外管5との間での接着性を高める観点から、第一および/または第二の合成樹脂と類似(特に同種)の樹脂で補強材の表面を被覆することも好ましい。
突条3の形状としては、特には限定されず、図2(a)に示す矩形状以外に、三角状(例えば図3)、台形状、角状、円筒状などであってもよい。
また突条3の外周部における管軸方向の少なくともいずれか一方(好ましくは両方)に、図4や5に示すような突条40,42の頂部41a,43aより一段低い位置に段部(位置決め部)41b,43bを形成することも好ましい。上記段部を形成することで、突条40,42の頂部41a,43aと隣接する頂部41a,43aとを架け渡すように補強材10を配設する際の位置決めとして用いることができ、製造過程で補強材10がずれるのを抑制し、精度良く製造することが可能になる。
上記複合管1は例えば下記のようにして製造することができる。まず、内管2の原料となる合成樹脂を押出成形機(図示せず)により帯状に連続して押出成形し、半溶融状態で円筒状の成形用ロール(図示せず)上に供給する。そして押出された帯状の合成樹脂を、先に巻回した帯状の合成樹脂の後側縁部と一部が重なり合うようにして順次巻き取り、重なり合う部分を融着させることで円筒状の内管2を製造する。次に、第一の合成樹脂からなる帯状で中空の突条3を半溶融状態で成形・加工し、内管2の胴部外壁に巻回し、突条3を内管2の外表面に融着させる。次いで、隣接する突条3の頂部と頂部とを架け渡しするようにして帯状の補強材10を巻回して配設し、その上に第二の合成樹脂からなる外管5を形成する。
上記形成方法以外に、内管2となる帯状の合成樹脂の表面に予め突条3を形成した後、半溶融状態のまま得られた帯の後側縁部と一部が重なり合うようにして成形ロールに供給して順次巻き取り、重なり合う部分を融着させることで、表面に突条3が形成された内管2を製造することもできる。
また外管5の形成方法は、帯状の第二の合成樹脂を製造し、得られた帯を管の胴部外壁に巻回して形成してもよいし、予め外管5用のシート材を製造し、得られたシート材を突条の外壁に巻き付けて製造してもよい。
さらには外管を形成する際に、第一の合成樹脂からなる突条3や第二の合成樹脂(帯状またはシート状を含む)の温度が高ければ、冷却過程で熱収縮を起こし、補強材10との間で剥離が生じることがある。そのため、予め突条3と帯状またはシート状の第二の合成樹脂とを別々に形成して冷却させた後、突条3の頂部3aと外管5と間に接着層を介設して接着させることで、上記剥離を抑制することができる。
また、複合管成形後に管軸方向の熱収縮によって外管用補強材11が上向きに湾曲した場合には、複合管1の外側から管中心に向けて押圧力を作用させれば、外管表面が平滑になるように矯正することができる。
なお、上記図2(a)の構成例では、補強材10の内側面が第二の合成樹脂からなる外管5から露出している例を示したが、それ以外に図2(b)に示すような補強材10が外管5の内部に埋設されている構成であってもよい。その場合、外管5は、内部に補強材10を埋設させた帯状の第二の合成樹脂を予め製造し、得られた帯を突条3の頂部3aに接着させるようにして螺旋状に巻回することで製造することができる。また上記と同様な理由で、突条3の頂部3aと外管5の間に接着層を介設させることもできる。
上記実施の形態では、全外表面に渡って外管5が形成された複合管1の例を示したが、本発明の複合管1は、継手を使った複合管同士の接続において、従来よりも止水性能を高めることができると同時に、コーキング材充填作業を必要とせず作業性に優れていることから、図6に示すように外管54を管の両端部にのみ形成してもよい。
図6に示す複合管50は、内面が平滑な内管51を有し、その内管51の胴部外壁に所定のピッチで突条52が螺旋状に巻回され、それにより、突条52による山部53aと、隣接する突条52同士の間に形成される谷部53bとが管軸方向に交互に形成されている。
複数の突条52の頂部52aには、それらを連絡した状態で設けられる外管54で被覆されており、この外管54が設けられるのは、複合管50の両端、具体的には右側端部および左側端部に“L”で示す範囲である。この外管形成部55において、56は突条52内に形成される突条中空部、57は谷部53bと外管54とで仕切られた谷側中空部を示している。
なお、図6では複合管50の両端部に外管形成部55を設けた構成を示したが、例えば口径1000mmの長尺複合管50を製造する場合、一定間隔(例えば5m)毎に外管形成部55(例えば1m)を複数形成し、いずれかの外管形成部55の管軸方向中心部で直径方向に切断すれば、その切断部分は外面が平滑な接合部として機能するようになる。
継手としては、複合管1が接続させる複合管の外形よりも小さければソケットタイプの継手を用い、逆に大きければ外抱き式の割継手を用いて接続することができる。
以下にソケットタイプの継手を用いた接続方法について説明する。
図7(a)は、ソケットタイプの継手20を用いて一方の複合管1の接続側端部を、合成樹脂製の継手20の一方側の接続口20aに挿入し、他方の図示しない複合管1の接続側端部を、その継手20の他方側の接続口20bに挿入する実施形態を示したものである。
なお、継手20の管軸方向中央部には円周方向にU字状の溝部20cが形成されており、この溝部20cの深さは、左右の複合管1[図7(a)では左側の複合管1のみ図示]の内面と略面一になるように形成されており、それにより、複合管1を挿入する場合に位置決め部として機能し、挿入が完了した場合に複合管1の接続側端面を閉塞するようになっている。
図7(b)は図7(a)のD部を拡大して示したものである。
外管5の接続側端部の胴部外壁には合成ゴムを筒状に成形したパッキン21が装着されており、このパッキン21は、接続方向に向けて複数のクサビ状突起21aが形成されており、接続方向に対しては複合管1を容易に挿入することができ、逆方向に対しては抵抗として作用し、抜けを防止するようになっている。
本発明の複合管1では、外管5の胴部外壁がフラットな状態であるため、従来のコルゲートパイプ(図13)のように谷部22aが存在していない。従って本発明の複合管1では、谷部22aを埋めるための止水用ブロックや止水用コーキング材を用いなくとも、外管5とパッキン21、およびパッキン21と継手20との密着性を高めて安定した止水効果を得ることができる。しかも、本発明の複合管1で使用するパッキン21[図7(b)]は、従来のパッキン23(図13)のように谷部22aを埋めるための高さh[図13(b)参照]を確保する必要がないため、パッキンを薄肉化することができる。
なお、パッキン21は上記した合成ゴムに限らず、合成ゴムや不織布を基材とする水膨張性シール材を用いることもできる。さらにパッキン21として水膨張性シール材を用いることで、水が侵入した場合にパッキンが膨張し、複合管1と継手20との密着性が高まるため、液密性が向上すると同時に抜けにくさを向上させることもできる。
図8は複合管1の接続側端面を管軸PAに対して直交する方向に切断した断面図であり、複合管1の端面には内管2と外管5の各端面が同心円上に現れ、内管2と外管5との間は範囲Eを除いて環状の溝部Mが現れる。なお、範囲Eは突条3の切断面を示したものである。符号Mは突条3間の谷部4を示しており複合管1の一方端から他方端に螺旋状に連通する通路であり、また、符号Nは突条3内の螺旋状に連通する通路である。
このように谷部4および突条3内で連通する通路Mおよび通路Nはいずれも水道を形成するため、図9に示すように止水用の栓体によって閉塞されている。
(a)上記栓体として熱可塑性樹脂または熱硬化性樹脂からなる中実長尺の充填材を使用する場合
通路Mに挿入する栓体24の断面形状は谷部4の断面形状に一致するように成形されたものを使用し、通路Nに挿入する栓体25は突条3の中空断面形状に一致するように成形されたものを使用する。
栓体24,25は、少なくとも複合管1の外周の1/8以上の深さまで充填すれば通路MおよびNの水道を遮断することができる。
なお、栓体は、複合管1の成形時に同時に巻き付けて挿入してもよく、複合管1の成形後に別工程で挿入してもよい。
(b)栓体として発泡ウレタンフォーム等の発泡性樹脂を使用する場合
複合管1を横に寝かせ、充填機(図示せず)を用いて通路MおよびNの一部に、発泡する前の発泡性樹脂成分(例えばポリオール、イソシアネート等の2液を混合したもの)を注入した後、通路MおよびN内で該成分を発泡させることで通路の一部を塞ぐ。
なお発泡性樹脂は、独立気泡を形成するものであれば特に限定されないが、液密性を確保するためには、耐水性に優れ、かつ水圧に対抗し得る所定の強度(例えば発泡成形体のコア密度が50kg/m以上)を有することが好ましい。
なお、上記の発泡した樹脂は、次に止水用として注入する発泡性樹脂の型枠(樹脂型枠)として使用することができる。また、発泡時、複合管1の端面には型枠が取り付けられるが、その型枠の内面側にメッシュ状のガラスクロスを配置しておき、発泡する樹脂にそのガラスクロスを含浸させれば、発泡性樹脂のスキン層をFRP構造とし強度を高めことができる。
(c)栓体として無機質充填材、具体的にはモルタルを使用する場合
ポルトランドセメント、砂、水を配合して得られるモルタルを通路MおよびN内に流し込んで硬化させることで、複合管1自身の強度にモルタルの強度が付加されるため、複合管1の耐圧偏平強度をより高めることができる。
上記モルタルは、モルタルの引張強度を高める観点から、セメントの補助剤などのポリマーを加えてもよい。さらに充填材を軽量化する観点から、比較的軽量なスチレン樹脂粒や真珠岩を焼成したものなどを骨材とし、分散剤を用いてセメント中に均等に分散させることも好ましい。
なお、上記した栓体の充填は、複合管1の製造時に管端部の止水処理として工場で施工されるものである。
また本発明の複合管は、その外面がいずれも平滑であるため、複合管同士を半割継手で接続する際に、複合管突き合わせ部分に例えばブチルゴムシートを所定幅巻き付け、その上から半割継手を取り付けることで、半割継手と外管の間に隙間を塞ぎ、管接合部分の水密性を高めることができる。
本発明に係る複合管の全体構成を示す一部切り欠いた部分を有する側面図である。 (a)図1のC部拡大図、(b)補強材が外管中に埋没されている以外は、図1と同様な構成を示す複合管である。 本発明に係る複合管の変形例である。 本発明に係る複合管の変形例である。 本発明に係る複合管の変形例である。 本発明に係る複合管の変形例である。 (a)は本発明に係る複合管を用いた継手構造を示す一部切欠きを有する側面図、(b)はそのD部拡大図である。 本発明に係る複合管の接続側端面を示す説明図である。 図8に示す接続側端面の止水構造を示す断面図である。 従来のコルゲート複合管の構成を示す側面断面図である。 (a)および(b)は従来のコルゲート複合管の止水方法を示す説明図である。 従来のコルゲート複合管の継手構造を示す側面図である。 (a)は比較例として示した従来の継手構造を示す一部切欠きを有する側面図、(b)はパッキンの拡大図である。
符号の説明
1、50 複合管
2、51、71 内管
3、52、40、42、72 突条
3a、40a、42a、52a、72a 頂部
4、22a、53b、75 谷部
5、54、73 外管
6 突条中空部
7 谷側中空部
8,9 接続側端部
10 突条用補強部材
10a 凸部
10b 脚部
11 外管用補強部材
20 ソケットタイプの継手
20a、20b 接続口
20c 溝部
21、23 パッキン
24、25 栓体
41b、43b 段部(位置決め部)
53a 突条による山部
55 外管形成部
56 突条中空部
57 谷側中空部
58 突条用補強材
59 外管用補強材
74 凸形に加工した補強材
76 止水用ブロック
77 止水用コーキング材
78 切断線
79 半割継手
M 環状の溝部
N 突条内の通路

Claims (9)

  1. 帯状合成樹脂が螺旋状に巻回されることにより形成された内管の胴部外壁に、第一の合成樹脂からなる中空の突条が、その頂部を外側にして所定のピッチで螺旋状に巻回して形成され、
    上記突条の上に、上記頂部を覆うようにして第二の合成樹脂からなる外管が形成され、
    上記外管に、その外壁を平滑な状態に保形するための補強材が設けられ、この補強材は、上記突条の頂部上で所定の間隔を空けた状態で、隣接する上記突条の頂部と頂部とを架け渡すように設けられていることを特徴とするコルゲート複合管。
  2. 上記突条と上記外管との間に、接着層が介設されている請求項1に記載のコルゲート複合管。
  3. 上記補強材が、外管中に埋設されている請求項1または2に記載のコルゲート複合管。
  4. 上記補強材の内側面が、上記第二の合成樹脂から露出している請求項1または2に記載のコルゲート複合管。
  5. 上記補強材が、帯状の金属薄板で構成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載のコルゲート複合管。
  6. 上記突条外周部における管軸方向の少なくともいずれか一方に、上記補強材を位置決めするための位置決め部が形成されている請求項1〜5のいずれか1項に記載のコルゲート複合管。
  7. 上記外管が、上記コルゲート複合管の両端部に形成されている請求項1〜6のいずれか1項に記載のコルゲート複合管。
  8. 管軸方向と直交する方向に切断され端部に上記外管が形成され、上記突条内の中空部および隣接する上記突条で形成される谷部と上記外管とによって囲まれる中空部に、止水用の栓体が設けられている請求項7に記載のコルゲート複合管。
  9. 上記外管が、上記コルゲート管の管全体に形成されている請求項1〜6のいずれか1項に記載のコルゲート複合管。
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