JP2021119044A - 管路更生工法 - Google Patents

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Abstract

【課題】螺旋管の製管が容易であり、中口径の既設管を適切に更生できる、管路更生工法を提供する。【解決手段】マンホール110内でライニング部材12を螺旋状に巻き回すと共に、螺旋状に巻き回したライニング部材の外面側から連結部材14を取り付けてライニング部材の隣り合う側縁部どうしを連結して螺旋管102を形成する。そして、形成した螺旋管をマンホール内から既設管100内に順次送り込んでいく管路更生工法。【選択図】図1

Description

この発明は、ライニング部材を螺旋状に巻き回して製管した螺旋管を用いて既設管を更生する管路更生工法に関する。
従来の管路更生工法の一例が特許文献1に開示される。特許文献1の管路更生工法では、既設管の内面に沿ってライニング部材を螺旋状に巻き回し、螺旋状に巻き回したライニング部材の隣り合う側縁部どうしを連結部材によって連結して螺旋管を形成することで、既設管内に螺旋管(ライニング管)を施工する。この際、連結部材は、ライニング部材の内面側から取り付けられる。
また、従来の管路更生工法の他の一例が特許文献2に開示される。特許文献2の管路更生工法では、両側縁部に接合部が形成されたライニング部材(帯状部材)を地上からマンホール内に引き込み、マンホール内に設置された製管機を用いて、ライニング部材を螺旋状に巻き回して隣接する接合部同士を接合して螺旋管(更生管)を製管する。そして、製管した螺旋管を既設管内に順次送り込むことで、既設管内に螺旋管を施工する。
特許第6559920号公報 特開2015−105658号公報
特許文献1の技術は、内部に作業者が入って作業をすることが可能な口径(少なくとも800mm以上の口径)を有する既設管の更生に用いられるものである。このため、内部に作業者が入って作業をすることが難しい中口径(たとえば300以上1000mm以下の口径)の既設管の更生に対応できる管路更生工法が望まれる。
一方、特許文献2の技術では、マンホール内で製管するので、中口径の既設管の更生にも対応可能である。しかしながら、特許文献2の技術では、ライニング部材の側縁部どうしを直接連結して螺旋管を形成するので、螺旋管を形成するときに、ライニング部材の位置決めと嵌合とを同時に行う必要がある。このため、隣り合うライニング部材の周長(口径)を合わせることが難しく、螺旋管を適切に形成できない恐れがある。
また、特許文献2には、ライニング部材の側縁部どうしを連結部材(嵌合材)で連結することも可能であることが開示されている。しかしながら、特許文献2の連結部材は、ライニング部材の内面側から取り付けられるものであるため、中口径の既設管に対応する比較的口径の小さい螺旋管を製管することが難しい。
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、管更生部材を提供することである。
この発明の他の目的は、螺旋管の製管が容易であり、中口径の既設管を適切に更生できる、管路更生工法を提供することである。
第1の発明は、ライニング部材を螺旋状に巻き回して製管した螺旋管を用いて既設管を更生する管路更生工法であって、マンホール内でライニング部材を螺旋状に巻き回すと共に、螺旋状に巻き回したライニング部材の外面側から連結部材を取り付けて当該ライニング部材の隣り合う側縁部どうしを連結して螺旋管を形成しながら、形成した螺旋管をマンホール内から既設管内に順次送り込んでいく工程を含む、管路更生工法である。
第1の発明では、ライニング部材および連結部材を含む管更生部材を用いて形成した螺旋管によって既設管を更生する。既設管を更生する際には、マンホール内でライニング部材を螺旋状に巻き回すと共に、螺旋状に巻き回したライニング部材の外面側から連結部材を取り付けて当該ライニング部材の隣り合う側縁部どうしを連結して螺旋管を形成する。そして、形成した螺旋管をマンホール内から既設管内に順次送り込んでいく。
第1の発明によれば、ライニング部材に対して連結部材をライニング部材の外面側から取り付けるので、比較的小さい口径の螺旋管であっても製管し易く、内部に作業者が入って作業をすることが難しい中口径の既設管を適切に更生できる。また、ライニング部材および連結部材の2つの部材を用いて螺旋管を形成するので、隣り合うライニング部材の周長を合わせ易く、軸方向の全長に亘って口径が一様な螺旋管を適切に形成できる。
第2の発明は、第1の発明に従属し、螺旋管の製管開始時には、少なくともライニング部材の隣り合う側縁部どうしが連結可能となる位置まで当該ライニング部材を螺旋状に巻き回して当該ライニング部材の位置決めを行った後、連結部材によるライニング部材の隣り合う側縁部どうしの連結を開始する。
第2の発明によれば、ライニング部材の先頭部分が位置決めされた状態で螺旋管の製管を開始することができるので、軸方向の全長に亘って口径が一様な螺旋管を適切に形成できる。
第3の発明は、第2の発明に従属し、螺旋管の製管開始時におけるライニング部材の位置決めは、当該ライニング部材の巻き回しを一旦停止した状態で行う。
第3の発明によれば、ライニング部材の先頭部分をより正確に位置決めすることができるので、軸方向の全長に亘って口径が一様な螺旋管をより適切に形成できる。
第4の発明は、第1から第3のいずれかの発明に従属し、ライニング部材を螺旋状に巻き回すときには、ライニング部材の側縁どうしを突き合わせる。
第4の発明によれば、螺旋管を製管する際にライニング部材の側縁どうしを突き合わせた状態にするので、螺旋管の軸方向におけるライニング部材の位置決めが容易となり、螺旋管を容易に製管できる。
この発明によれば、ライニング部材に対して連結部材をライニング部材の外面側から取り付けるので、比較的小さい口径の螺旋管であっても製管し易く、内部に作業者が入って作業をすることが難しい中口径の既設管を適切に更生できる。また、ライニング部材および連結部材の2つの部材を用いて螺旋管を形成するので、隣り合うライニング部材の周長を合わせ易く、軸方向の全長に亘って口径が一様な螺旋管を適切に形成できる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う後述の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
この発明の一実施例である管路更生工法によって既設管を更生する様子を模式的に示す図解図である。 管更生部材を用いて螺旋管を形成するときの様子を示す図解図である。 図2の管更生部材が備えるライニング部材の一例を示す斜視図である。 図3のライニング部材を示す断面図である。 図2の管更生部材が備える連結部材の一例を示す斜視図である。 図5の連結部材を示す断面図である。 図5の連結部材を用いて図3のライニング部材の側縁部どうしを連結した様子を示す断面図である。 図3のライニング部材と図5の連結部材との連結部分を示す断面図である。 図1の管路更生工法における製管開始時の工程を説明するための図解図である。 図1の管路更生工法を用いて既設管を更生した様子を示す断面図である。
図1を参照して、この発明の一実施例である管路更生工法は、螺旋管(ライニング管)102によって既設管100を更生する元押し式の管路更生工法である。詳細は後述するように、この管路更生工法では、発進側マンホール110内でライニング部材12を螺旋状に巻き回して螺旋管102を製管しながら、製管した螺旋管102を既設管100内に順次送り込んでいく。また、この管路更生工法では、ライニング部材12と、ライニング部材12の側縁部どうしを連結する連結部材14とで構成される管更生部材10を用いて螺旋管102を形成する。
なお、この発明に係る管路更生工法は、鉄筋コンクリート製、合成樹脂製および金属製などの種々の既設管100の更生に用いることが可能であり、特に、内部に作業者が入って作業をすることが難しい300mm以上1000mm以下の中口径を有する下水管の更生に好適に用いられる。ただし、この管路更生工法は、1000mmを超える口径を有する既設管100の更生に用いることも可能である。
先ず、管路更生工法の具体的な説明に先立ち、この実施例で用いる管更生部材10の一例について説明する。図2に示すように、管更生部材10は、長尺帯板状のライニング部材12と、螺旋状に巻き回したライニング部材12の隣り合う側縁部どうしを連結する長尺帯板状の連結部材14とを含む。
この実施例のライニング部材12は、螺旋状に巻き回したときの外面側に連結部材14との嵌合部(第1嵌合部22)を備えており、連結部材14は、螺旋状に巻き回したライニング部材12の外面側からライニング部材12に取り付けられる。なお、管更生部材10を用いて形成する螺旋管102の外径は、既設管100の内径よりも少し小さい大きさに設定される。以下、ライニング部材12および連結部材14の構成について具体的に説明する。
図3および図4に示すように、ライニング部材12は、螺旋管102の主構成要素となる長尺の部材であって、帯板状の基体(ライニング基体)20を含む。基体20の一方主面20aは、螺旋管102の内面を構成する面であり、平滑面となっている。基体20の幅は、たとえば75mmであり、基体20の厚み(肉厚)は、たとえば3mmである。
基体20の他方主面20b側、つまりライニング部材12を螺旋状に巻き回したときの外面側の両側部のそれぞれには、後述する連結部材14の第2嵌合部52と嵌め合わされる第1嵌合部22が形成される。第1嵌合部22は、基体20の他方主面20bの両側縁部に形成される第1係合部24と、第1係合部24よりも基体20の幅方向における内側に、第1係合部24と所定間隔をあけて形成される第3係合部26とを含む。
第1係合部24は、後述する連結部材14の第2係合部54と係合される部分である。この第1係合部24は、基体20の長手方向に延びる第1突条28を有する。この第1突条28の一方側面28a(基体20の幅方向における内側の面)の先端部には、第1係止片30が形成される。また、第1突条28の他方側面28bは、基体20から離れるに従って基体20の幅方向における内側に傾斜する傾斜面になっている。
第3係合部26は、後述する連結部材14の第4係合部56と係合される部分である。この第3係合部26は、基体20の長手方向に延びる第3突条32を有する。この第3突条32の一方側面32a(基体20の幅方向における内側の面)の先端部には、第3係止片34が形成される。また、第3突条32の他方側面32bの先端部には、基体20から離れるに従って基体20の幅方向における内側に傾斜する傾斜面が形成される。
また、基体20の幅方向中央部には、基体20の一部を他方主面20b側に突出するように幅方向に弛ませた変位吸収部36が形成される。変位吸収部36の肉厚は、基体20の他の部分の肉厚と略同じ大きさである。変位吸収部36は、一方主面20aから離れるに従って幅方向に膨らむように形成されており、幅方向両側部のそれぞれに形成される屈曲部38と、屈曲部38どうしを連結する連結部40とを有する。連結部40は、屈曲部38よりも曲率が小さくなるように形成されており、連結部40の内面40aは、平坦面となっている。また、変位吸収部36の基端部間には、隙間42が形成されている。隙間42の幅は、たとえば1mmである。
このように基体20が変位吸収部36を有することで、ライニング部材12を用いて形成された螺旋管102は、この変位吸収部36の部分において、軸方向および曲がり方向に変形し易くなる。このため、後述のように既設管100内に螺旋管102を送り込むときには、変位吸収部36が変形することにより、既設管100の曲り部、屈曲部および段差部に螺旋管102が追従可能となる。また、施工後において、地震が発生した際には、変位吸収部36が伸長して軸方向変位を吸収するので、ライニング部材12の側縁部どうしの連結部分における変形が抑制され、ライニング部材12の第1嵌合部22と連結部材14の第2嵌合部52との嵌合が適切に保持される。
また、変位吸収部36が2つの屈曲部38と屈曲部38よりも曲率が小さい連結部40とを有することで、変位吸収部36の高さ方向(螺旋管102の径方向)の大きさを抑制しつつ、変位吸収部36の幅方向(螺旋管102の軸方向)における伸長可能幅を大きくすることができる。さらに、変位吸収部36の基端部間に隙間42を有することで、変位吸収部36が幅方向に縮むことも可能となる。さらにまた、変位吸収部36が一方主面20aから離れるに従って幅方向に膨らむように形成されることで、変位吸収部36の幅方向外側面が充填材104(図10参照)に対するアンカ部としても機能する。
このようなライニング部材12は、たとえば、ポリエチレン樹脂および硬質塩化ビニル樹脂などの合成樹脂の押出成形によって一体成形される。そして、第1係合部24および第3係合部26を含む第1嵌合部22、および変位吸収部36は、基体20の長手方向の全長に亘って形成される。この際、ライニング部材12は、ポリエチレン樹脂およびポリプロピレン樹脂などのポリオレフィン系樹脂によって形成されることが好ましい。この実施例のライニング部材12は、高密度ポリエチレン樹脂によって形成される。
ライニング部材12をポリエチレン樹脂などのポリオレフィン系樹脂によって形成することで、ライニング部材12の長手方向の端部どうしを融着接合することが可能となり、この接合部分は一体化し、強度および巻き回しの連続性を適切に確保できる。また、ポリオレフィン系樹脂は、柔軟性があるので、ポリオレフィン系樹脂によって形成したライニング部材12は螺旋状に巻き回し易い。したがって、300mm以上1000mm以下の中口径を有する既設管100に対応する大きさ(つまり比較的小さい口径)の螺旋管102を適切に形成できる。さらに、変位吸収部36が変形し易くなり、施工時および地震時などにおいて螺旋管102が変位に追従し易くなる。さらにまた、ポリオレフィン系樹脂は、耐摩耗性および耐薬品性などに優れるので、螺旋管102の内面を構成するライニング部材12をポリオレフィン系樹脂によって形成することで、螺旋管102の耐摩耗性および耐薬品性などの耐久性も向上する。
図5および図6に示すように、連結部材14は、ライニング部材12の側縁部どうしを連結するための長尺の部材である。この連結部材14は、上述のようにライニング部材12の外面側(他方主面20b側)から取り付けられる部材であって、ライニング部材12および連結部材14を用いて螺旋管102を形成した状態において、螺旋管102の内面側に露出しないように構成されている。
連結部材14は、帯板状の基体(連結基体)50を備える。基体50の幅は、たとえば30mmであり、基体50の厚みは、たとえば3mmである。
基体50の一方主面50aは、ライニング部材12の基体20の他方主面20bに対向する面であり、この基体50の一方主面50aの両側部のそれぞれには、ライニング部材12の第1嵌合部22と嵌め合わされる第2嵌合部52が形成される。この第2嵌合部52は、第2係合部54と第4係合部56とを含む。第4係合部56は、基体50の一方主面50aの両側縁部に形成される。第2係合部54は、第4係合部56よりも基体50の幅方向における内側に、第4係合部56と所定間隔をあけて形成される。
第2係合部54は、基体50の長手方向に延びる第2突条58を有する。この第2突条58の一方側面58a(基体50の幅方向における内側の面)の先端部には、ライニング部材12の第1係止片30を係止する第2係止片60が形成される。一方、第4係合部56は、基体50の長手方向に延びる第4突条62を有する。この第4突条62の一方側面62a(基体50の幅方向における内側の面)の先端部には、ライニング部材12の第3係止片34を係止する第4係止片64が形成される。
また、基体50の一方主面50aには、第2係合部54と第4係合部56との間に、弾性体であるエラストマ等によって帯状に形成される止水部66が設けられる。この止水部66は、ライニング部材12の第1嵌合部22と連結部材14の第2嵌合部52とを嵌め合わせた際に、基体50の一方主面50aとライニング部材12の第3係合部26の先端部との間に挟み込まれることで、十分に圧縮される(図10参照)。これにより、ライニング部材12の側縁部どうしの連結部分における水密性が確保される。
一方、基体50の他方主面50bは、既設管100の内面と対向する面であり、この基体50の他方主面50bの両側部のそれぞれには、基体50の長手方向に延びる断面半円状の突条68が形成される。この突条68は、後述するように螺旋管102を既設管100内に送り込むときに、既設管100の内面と接触する部分となる。
また、連結部材14の幅方向外側面のそれぞれ(この実施例では第4突条62の他方側面62b)には、基体50の長手方向に延びる断面矩形状の側面突条70が形成される。この連結部材14は、充填材104に対するアンカ部として機能する。
このような連結部材14は、たとえば、硬質塩化ビニル樹脂およびポリエチレン樹脂などの合成樹脂の押出成形によって一体成形される。そして、第2係合部54および第4係合部56を含む第2嵌合部52、突条68および側面突条70は、基体50の長手方向の全長に亘って形成される。この際、連結部材14は、ポリオレフィン系樹脂よりも強度の大きい硬質塩化ビニル樹脂などの合成樹脂によって形成されることが好ましい。この実施例の連結部材14は、硬質塩化ビニル樹脂によって形成される。なお、止水部66は、連結部材14と共押出により長手方向の全長に亘って設けられる。
連結部材14を強度の大きい硬質塩化ビニル樹脂によって形成することで、ライニング部材12および連結部材14の双方をポリオレフィン系樹脂で形成することと比較して、形成される螺旋管102全体の剛性を向上させることができる。また、後述のように螺旋管102を既設管100内に送り込むときに、連結部材14によってライニング部材12を適切に保護できる。さらに、第2嵌合部52の強度も大きくなるので、第1嵌合部22と第2嵌合部52との嵌合が外れ難くなり、ライニング部材12の側縁部どうしを強固に連結できる。したがって、地震時などにおいてこの連結部分の変形が抑えられ、止水機能を確保できる。さらにまた、硬質塩化ビニル樹脂は、成形性がよいため連結部材14の寸法を出し易い。また、硬質塩化ビニル樹脂は、ポリオレフィン系樹脂と比較して止水材の付着性が高い。
図7および図8に示すように、螺旋状に巻き回したライニング部材12の隣り合う側縁部どうしを連結部材14によって連結する際には、ライニング部材12の基体20の一方主面20aどうしが面一となるように、基体20の側縁どうしを突き合わせた状態にする。そして、螺旋状に巻き回したライニング部材12の外面側から連結部材14を押し込むようにして、ライニング部材12の第1嵌合部22に対して連結部材14の第2嵌合部52を長手方向に順次嵌め合わせていく。すると、第2嵌合部52の第2係止片60および第4係止片64のそれぞれによって第1嵌合部22の第1係止片30および第3係止片34のそれぞれが係止されて、連結部材14によってライニング部材12の側縁部どうしが連結される。
この実施例では、連結部材14によってライニング部材12の側縁部どうしを連結した状態、つまり螺旋管102を形成した状態においては、ライニング部材12の基体20の側縁どうしが直接突き合わされ、連結部材14は、螺旋管102の内面側に露出しない。したがって、螺旋管102の内面に表れる継ぎ目の数を低減できるので、螺旋管102の内面を円滑にすることができ、螺旋管102の流下性能を向上できる。また、螺旋管102の内面に露出するのは、ポリエチレン樹脂(ポリオレフィン系樹脂)によって形成されるライニング部材12のみであるので、螺旋管102の耐摩耗性および耐薬品性などの耐久性も向上する。
また、連結部材14によってライニング部材12の側縁部どうしを連結した状態において、その連結部分では、ライニング部材12の第1係止片30が基体20の側縁を中心として互いに外向きとなり、連結部材14の第2係止片60が基体20の側縁を中心として互いに内向きとなる。つまり、ライニング部材12の側縁部どうしの連結部分では、連結部材14の第2係合部54によってライニング部材12の第1係合部24を挟み込む状態となる。このため、ライニング部材12には、第1係合部24と第2係合部54との係合によって、隣り合う基体20の側縁どうしが近づく方向(密着する方向)に力が作用する。したがって、形成された螺旋管102においては、ライニング部材12の基体20の側縁どうしを適切に密着させることができる。
同様に、ライニング部材12の側縁部どうしの連結部分では、基体20の側縁を中心として、ライニング部材12の第3係止片34が互いに外向きとなり、連結部材14の第4係止片64が互いに内向きとなって、連結部材14の第4係合部56によってライニング部材12の第3係合部26を挟み込む状態となる。このため、ライニング部材12には、第1係合部24と第2係合部54との係合に加えて、第3係合部26と第4係合部56との係合によっても、隣り合う基体20の側縁どうしが近づく方向に力が作用する。したがって、形成された螺旋管102においては、ライニング部材12の基体20の側縁どうしをより適切に密着させることができる。
また、上述のように、第1係合部24と第2係合部54との係合、および第3係合部26と第4係合部56との係合を含む2重の係合によって、ライニング部材12の側縁部どうしを連結するので、この連結部分においては引張方向(ライニング部材12が互いに離れる方向)に対する抵抗力が大きくなる。このため、地震時などにおいて螺旋管102に軸方向変位が作用した場合でも、連結部分(第1嵌合部22および第2嵌合部52)の変形を抑えられ、止水部66による止水機能を確保できる。また、2重の係合によって連結強度を確保するので、連結強度を大きくするために第1係合部24、第2係合部54、第3係合部26および第4係合部56の肉厚を大きくする必要がなく、他の部分と肉厚を均等にできる、すなわち部材全体を均一な肉厚にできるため成形し易い。
さらに、第1係合部24の第1突条28の他方側面28bが傾斜面になっていることから、連結部材14によってライニング部材12の側縁部どうしを連結した状態においては、第1突条28の他方側面28b側に空隙80が形成される。第1係合部24と第2係合部54とを係合させるときには、主として、ポリエチレン製の第1係合部24が他方側面28b側に弾性変形して傾動するが、空隙80があることによって第1係合部24の倒れ代が確保されるので、第1係合部24と第2係合部54との係合に要する力(押込み力)を低減でき、ライニング部材12に対して連結部材14を取り付け易くなる。
同様に、連結部材14によってライニング部材12の側縁部どうしを連結した状態においては、第3突条32の他方側面32b側に空隙82が形成される。第3係合部26と第4係合部56とを係合させるときには、主として第3係合部26が他方側面32b側に弾性変形して傾動するが、空隙82があることによって第3係合部26の倒れ代が確保されるので、第3係合部26と第4係合部56との係合に要する力を低減でき、ライニング部材12に対して連結部材14を取り付け易くなる。
さらにまた、連結部材14によってライニング部材12の側縁部どうしを連結した状態において、連結部材14の基体50に形成した突条68の先端は、螺旋管102の径方向におけるライニング部材12の最外部(この実施例では変位吸収部36の連結部40の外面)よりも外側に位置する。したがって、螺旋管102を既設管100内に送り込むときには、突条68が既設管100の内面と摺接し、ライニング部材12は既設管100の内面と摺接しない(または摺接し難い)ので、連結部材14によってライニング部材12を適切に保護できる。また、連結部材14の基体50の他方主面50bに突条68を形成することで、螺旋管102を既設管100内に送り込むときには、既設管100の内面と螺旋管102の外面との接触面積が減少する。これにより、螺旋管102の挿入抵抗を低減できると共に、既設管100との摺接による螺旋管102の損傷を低減できる。なお、この実施例では、連結部材14を強度の大きい硬質塩化ビニル樹脂によって形成しているので、ライニング部材12の保護効果および螺旋管102の損傷低減効果がより適切に発揮される。
また、この実施例では、連結部材14の基体50の他方主面50bも、連結部材14によってライニング部材12の側縁部どうしを連結した状態において、螺旋管102の径方向におけるライニング部材12の最外部よりも外側に位置する。したがって、螺旋管102を既設管100内に送り込むときには、連結部材14によってライニング部材12をより確実に保護できる。
続いて、図1、図9および図10を参照して、この発明の一実施例である管路更生工法について具体的に説明する。この実施例では、発進側マンホール110から到達側マンホール112までの間の既設管100を更生するものとする。
既設管100を更生するときには、先ず、発進側マンホール110内に製管機114を設置すると共に、発進側マンホール110の近傍の地上にライニング部材12および連結部材14を含む管更生部材10を設置する。ライニング部材12および連結部材14は、それぞれ個別にロール状に巻き取ったものを用意して設置するとよい。なお、既設管100内は、高圧洗浄機などを用いて予め洗浄しておく。
次に、図1に示すように、既設管100内に螺旋管102を施工する。すなわち、ライニング部材12および連結部材14を地上から発進側マンホール110内に設置した製管機114に供給し、この製管機114を用いて形成した螺旋管102を発進側マンホール110内から既設管100内に順次送り込んでいく。ライニング部材12を製管機114に供給する際には、必要に応じて押込機(図示せず)を用いるとよい。製管機114においては、ライニング部材12の基体20の側縁どうしを突き合わせるようにしてライニング部材12を螺旋状に巻き回すと共に、ライニング部材12の外面側から連結部材14を取り付けてライニング部材12の隣り合う側縁部どうしを連結することで、螺旋管102が製管される。
具体的に説明すると、螺旋管102の製管開始時には、先ず、製管機114内にライニング部材12の先頭部分をセットする。この際には、製管機114内にライニング部材12を送り込み、少なくともライニング部材12の隣り合う側縁部どうしが連結可能となる位置(つまり少なくとも連結可能な重なり代ができる)まで、ライニング部材12を螺旋状に巻き回す。この際、ライニング部材12を螺旋状に5/4周分以上巻き回すことが好ましい。この実施例では、図9(A)に示すように、ライニング部材12を螺旋状に2周分巻き回している。そしてこの状態で、ライニング部材12の巻き回しを一旦停止し、ライニング部材12の位置決めを行う。つまり、ライニング部材12の周長(口径)および軸方向位置を調整する。これにより、ライニング部材12の先頭部分が正確に位置決めされた状態で螺旋管102の製管を開始することができる。
その後、図9(B)に示すように、製管機114内への連結部材14の供給を開始すると共にライニング部材12の巻き回しを再開し、連結部材14によるライニング部材12の隣り合う側縁部どうしの連結を開始する。そして、ライニング部材12および連結部材14を製管機114に供給していくことで、図9(C)に示すように、螺旋管102を順次製管していく。製管機114において製管された螺旋管102は、製管された部分から順に製管機114から押し出されて、回転しながら到達側マンホール112に向かって既設管100内に送り込まれる。
既設管100の更生区間の全長に亘って螺旋管102を施工すると、続いて、既設管100の内面と螺旋管102の外面との間に充填材104を注入する。充填材104が固化することで、図10に示すような、既設管100と螺旋管102とが一体化した更生管(複合管)106が形成される。その後、片付け作業などを適宜実施することによって、既設管100の更生作業が終了する。
このような管路更生方法では、螺旋状に巻き回したライニング部材12の外面側から連結部材14を取り付けるので、ライニング部材の内面側から連結部材を取り付ける管更生部材では製管作業が困難となる300mm以上1000mm以下の中口径の既設管100に対応する大きさ(つまり比較的小さい口径)の螺旋管102であっても、製管し易い。
また、ライニング部材12および連結部材14の2つの部材を用いて螺旋管102を形成するので、ライニング部材12を周回させて位置決めした後、連結部材14によってライニング部材12の側縁部どうしを連結固定することができる。したがって、螺旋管102を形成する際に、隣り合うライニング部材12の周長(口径)を合わせ易く、軸方向の全長に亘って口径が一様な螺旋管102を形成できる。
さらに、製管開始時において、ライニング部材12の巻き回しを一旦停止した状態でライニング部材12の位置決めを行うので、ライニング部材12の先頭部分をより正確に位置決めできる。したがって、軸方向の全長に亘って口径が一様な螺旋管102をより適切に形成できる。ただし、製管開始時におけるライニング部材12の位置決めは、ライニング部材12の巻き回しを停止することなく行うこともできる。
さらにまた、ライニング部材12を螺旋状に巻き回して製管する際には、ライニング部材12の基体20の側縁どうしを突き合わせた状態にするので、螺旋管102の軸方向におけるライニング部材12の位置決めが容易となり、製管し易い。
以上のように、この実施例によれば、ライニング部材12に対して連結部材14をライニング部材12の外面側から取り付けるので、比較的小さい口径の螺旋管102であっても製管し易く、内部に作業者が入って作業をすることが難しい中口径の既設管100を適切に更生できる。また、ライニング部材12および連結部材14の2つの部材を用いて螺旋管102を形成するので、隣り合うライニング部材12の周長を合わせ易く、軸方向の全長に亘って口径が一様な螺旋管102を形成できる。
なお、上述した管更生部材10(ライニング部材12および連結部材14)の具体的な構成ないし形状は、ライニング部材12の外面側から連結部材14を取り付け可能な態様であればよく、適宜変更可能である。
たとえば、上述の実施例では、ライニング部材12は、連結部材14との嵌合部(第1嵌合部22)として、2つの係合部(第1係合部24および第3係合部26)を有するが、係合部は1つであっても構わない。同様に、連結部材14は、ライニング部材12との嵌合部(第2嵌合部52)として、2つの係合部(第2係合部54および第4係合部56)を有するが、係合部は1つであっても構わない。また、ライニング部材12および連結部材14に形成する嵌合部のうち、一方の嵌合部を溝状に形成し、他方の嵌合部をそれに嵌め込まれる突条状に形成することもできる。
また、上述の実施例では、連結部材14は、基体50の両側部に形成される2つの突条68を有するが、突条68は、1つまたは3つ以上でも構わない。たとえば、1つの突条68を設けるのであれば、基体50の他方主面50bの幅方向中央部に設ければよく、3つの突条68を設けるのであれば、基体50の他方主面50bの幅方向中央部および両側部に設ければよい。
さらに、上述の実施例では、ライニング部材12の変位吸収部36の基端部間に隙間42を形成するようにしたが、この隙間42は、必ずしも形成される必要はない。また、隙間42を覆うように基体20の一方主面20aどうしを連結する薄膜部を一体成形するようにしてもよいし、後付けで薄膜部を貼り付ける等して設けるようにしてもよい。
さらにまた、上述の実施例では設けていないが、ライニング部材12の外面側(他方主面20b側)には、剛性を高めるための補強部材を取り付けておくこともできる。
また、上述の実施例では、螺旋管102を回転させながら既設管100内に送り込む元押し式の管路更生工法を例示したが、これに限定されない。この発明に係る管路更生工法は、発進側マンホール110内で製管した螺旋管102を到達側マンホール112側からウィンチ等で引っ張ることで、螺旋管102を回転させることなく既設管100内に送り込む牽引式の管路更生工法であってもよい。
さらに、上述の実施例では、充填材104によって既設管100と螺旋管102とが一体化した複合管(更生管106)を形成するようにしたが、これに限定されない。この発明に係る管路更生工法は、既設管100から独立して強度を保持する自立管を形成することもできる。
なお、上で挙げた寸法などの具体的数値はいずれも単なる一例であり、製品の仕様などの必要に応じて適宜変更可能である。
10 …管更生部材
12 …ライニング部材
14 …連結部材
20 …ライニング部材の基体
22 …第1嵌合部
50 …連結部材の基体
52 …第2嵌合部
100 …既設管
102 …螺旋管
104 …充填材
106 …更生管

Claims (4)

  1. ライニング部材を螺旋状に巻き回して製管した螺旋管を用いて既設管を更生する管路更生工法であって、
    マンホール内で前記ライニング部材を螺旋状に巻き回すと共に、螺旋状に巻き回した前記ライニング部材の外面側から連結部材を取り付けて当該ライニング部材の隣り合う側縁部どうしを連結して前記螺旋管を形成しながら、形成した前記螺旋管を前記マンホール内から前記既設管内に順次送り込んでいく工程を含む、管路更生工法。
  2. 前記螺旋管の製管開始時には、少なくとも前記ライニング部材の隣り合う側縁部どうしが連結可能となる位置まで当該ライニング部材を螺旋状に巻き回して当該ライニング部材の位置決めを行った後、前記連結部材による前記ライニング部材の隣り合う側縁部どうしの連結を開始する、請求項1記載の管路更生工法。
  3. 前記螺旋管の製管開始時における前記ライニング部材の位置決めは、当該ライニング部材の巻き回しを一旦停止した状態で行う、請求項2記載の管路更生工法。
  4. 前記ライニング部材を螺旋状に巻き回すときには、前記ライニング部材の側縁どうしを突き合わせる、請求項1から3のいずれかに記載の管路更生工法。
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