JPH0768430A - 部品圧入装置 - Google Patents

部品圧入装置

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JPH0768430A
JPH0768430A JP21751593A JP21751593A JPH0768430A JP H0768430 A JPH0768430 A JP H0768430A JP 21751593 A JP21751593 A JP 21751593A JP 21751593 A JP21751593 A JP 21751593A JP H0768430 A JPH0768430 A JP H0768430A
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holding jig
socket
fitting
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Susumu Sawahata
進 澤幡
Minoru Kurosawa
實 黒澤
Jinichi Watari
甚一 渡
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Honda Motor Co Ltd
Nippei Toyama Corp
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Honda Motor Co Ltd
Nippei Toyama Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】種々の異なる部品を自動的に被圧入部材に圧入
することができるとともに、構成が簡素化して製造費用
の削減を容易に可能にする。 【構成】両端部にそれぞれ所定のバルブガイド14を保
持可能な第1および第2ソケット部18、20を有した
保持治具22と、この保持治具22を所定の角度範囲で
旋回させて第1ソケット部18を部品供給機構12とシ
リンダヘッド16とに対応して配置させる旋回機構24
と、前記保持治具22を第2ソケット部20側から押圧
して該第1ソケット部18に保持されているバルブガイ
ド14を前記シリンダヘッド16に圧入させる押圧機構
26とを備える。この保持治具22は、反転して第2ソ
ケット部20により異なるバルブガイド14の圧入作業
を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、部品供給機構から送り
出される部品を被圧入部材に自動的に圧入するための部
品圧入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、車両用エンジンを構成するシリ
ンダヘッド(被圧入部材)にバルブガイド(部品)を自
動的に圧入する装置が採用されている。この種の装置と
して、特に多種部品の圧入を自動的に行うことを可能に
した圧入装置が提案されており、例えば、実開平3−2
2833号に開示された自動圧入装置が知られている。
この自動圧入装置は、型式の異なる部品を圧入するため
に、旋回可能なターレットに複数種類の圧入治具を保持
しており、このターレットを旋回させることによって任
意の圧入治具を介し所望の部品の圧入作業を自動的に行
うように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の自動
圧入装置では、型式の異なる各部品毎に圧入治具が必要
であり、多種部品に対応して多数の圧入治具を用意しな
ければならない。このため、圧入治具の取り扱い作業が
煩雑なものとなるとともに、該圧入治具を含む装置全体
の製造費用が相当に高騰するという問題が指摘されてい
る。
【0004】本発明は、この種の問題を解決するための
ものであり、種々の異なる部品を自動的に被圧入部材に
圧入することができるとともに、構成が簡素化して製造
費用の削減が容易に可能な部品圧入装置を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、部品供給機構から送り出される部品を
保持し、前記部品を被圧入部材に自動的に圧入するため
の部品圧入装置であって、両端部にそれぞれ所定の部品
を保持可能なソケット部を有した保持治具と、前記保持
治具を所定の角度範囲で旋回させて一方のソケット部を
前記部品供給機構と前記被圧入部材とに対応して配置さ
せる旋回機構と、前記保持治具を他方のソケット部側か
ら押圧して該一方のソケット部に保持されている部品を
前記被圧入部材に圧入させる押圧機構と、を備えること
を特徴とする。
【0006】また、前記旋回機構が、前記保持治具を所
定の角度範囲で旋回させる第1駆動手段と、前記保持治
具を反転させて前記他方のソケット部を前記部品供給機
構と前記被圧入部材とに対応して配置可能にする第2駆
動手段と、該保持治具を案内する円弧状ガイド部材と、
を備えることが好ましい。
【0007】さらにまた、前記それぞれのソケット部
が、前記部品が前記部品供給機構から送り出される際に
落下することを阻止するためのガイドピンと、前記保持
治具が旋回される際に前記部品が離脱することを阻止す
るためのコレットと、を備えることが好ましい。
【0008】
【作用】上記の本発明に係る部品圧入装置では、部品供
給機構から送り出される部品が保持治具の一方のソケッ
ト部に保持された後、この保持治具が旋回機構を介して
所定の角度だけ旋回されて前記一方のソケット部に保持
されている部品が被圧入部材に対して位置決めされる。
そして、押圧機構の作用下に保持治具が他方のソケット
部側から押圧され、一方のソケット部に保持されている
部品が被圧入部材に圧入される。さらに、種類の異なる
部品を圧入する際には、保持治具を反転させて他方のソ
ケット部を部品供給機構と被圧入部材に対応して配置可
能にすればよく、単一の保持治具で二種類の部品の圧入
作業を行うことができる。
【0009】また、保持治具の旋回動作を第1駆動手段
で行うとともに、この保持治具の反転作業を第2駆動手
段で行うことにより、種々の部品の圧入作業が自動的か
つ効率的に遂行される。さらにまた、ソケット部がガイ
ドピンおよびコレットを備えることにより、部品の落下
等を阻止して前記部品の圧入作業全体が確実に行われ
る。
【0010】
【実施例】本発明に係る部品圧入装置について実施例を
挙げ、添付の図面を参照して以下に説明する。
【0011】図1において、参照数字10は、部品供給
機構12から送り出されるバルブガイド(部品)14を
保持し、このバルブガイド14をシリンダヘッド(被圧
入部材)16に自動的に圧入するための本実施例に係る
部品圧入装置を示す。この部品圧入装置10は、両端部
にそれぞれ所定のバルブガイド14を保持可能な第1お
よび第2ソケット部18、20を有した保持治具22
と、この保持治具22を所定の角度範囲(90°の範
囲)で旋回させて第1ソケット部18を部品供給機構1
2とシリンダヘッド16とに対応して配置させる旋回機
構24と、前記保持治具22を第2ソケット部20側か
ら押圧して該第1ソケット部18に保持されているバル
ブガイド14を前記シリンダヘッド16に圧入させる押
圧機構26とを備える。
【0012】部品圧入装置10を構成する基台28上に
ブラケット30が設けられ、このブラケット30の上部
に水平方向に延びる取付部材32を介して部品供給機構
12が装着される。この部品供給機構12は、取付部材
32に対し下方に向かって固着されるシリンダ34を備
え、このシリンダ34から下方に延びるロッド36に昇
降枠体38が固定される。昇降枠体38の下部にピン4
0を介して爪部材42が支持されており、この爪部材4
2はガイドロッド44の下端部に揺動自在に装着されて
いる。ガイドロッド44の大径部44aと昇降枠体38
とに介装されるスプリング46を介してこのガイドロッ
ド44が上方に付勢されており、前記ガイドロッド44
の上端部にストッパ部材47が当接して、該ガイドロッ
ド44の上昇端位置決めがなされる。
【0013】ガイドロッド44の上部側には、支持体4
8を介して管体50が保持され、この管体50の一端側
にバルブガイド14を順次送り出すための図示しないパ
ーツフィーダが接続されるとともに、前記管体50の他
端側に部品導出部材52が接続される。この部品導出部
材52には、揺動する爪部材42の先端部を挿入するた
めの溝部54が上下方向に形成されている。
【0014】保持治具22は、ロッド状を有しており、
この保持治具22の一端部に設けられた第1ソケット部
18は、図4に示すように、前記一端部に固着された基
準パット56を備え、この基準パット56にソケットリ
ング58が外装される。このソケットリング58の外周
面には、互いに対称位置に切欠部位59、59が形成さ
れる。ソケットリング58の内側には、保持治具22が
旋回される際にバルブガイド14が離脱することを阻止
するためのコレット60が配設され、このコレット60
の内側には、前記バルブガイド14が部品供給機構12
から送り出される際に落下することを阻止するためのガ
イドピン62が配設され、このガイドピン62は、前記
コレット60の外部に所定の長さだけ延びている(図4
および図5参照)。
【0015】保持治具22の他端部に設けられた第2ソ
ケット部20は、上記第1ソケット部18と同様に構成
されるものであり、同一の構成要素には同一の参照数字
を付してその詳細な説明は省略する。この第2ソケット
部20では、異なるバルブガイド14に対応して、例え
ば、図4に示す基準パット56の長さやコレット60の
内径等が第1ソケット部18と異なって構成される。
【0016】旋回機構24は、図2に示すように、シリ
ンダヘッド16に圧入されるバルブガイド14に対応し
て8本の保持治具22を一体的に挿入するホルダ64を
備え、このホルダ64の両端から延びる回転軸66、6
8はベアリング70、70により回転自在に支持されて
いる。一方の回転軸66は、保持治具22を所定の角度
範囲(90°の範囲)で旋回させる第1駆動手段72に
係合するとともに、この第1駆動手段72は、前記保持
治具22を180°反転させるための第2駆動手段74
に保持されている。
【0017】この第2駆動手段74は、ブラケット30
に対し下方に向かって固着される反転用シリンダ76を
備え、この反転用シリンダ76から下方に延びるロッド
78に昇降台80が固定される。この昇降台80に、第
1駆動手段72を構成する旋回用シリンダ82が支持さ
れ、この旋回用シリンダ82から下方に延びるロッド8
4に長尺状のラック部材86が連結される。このラック
部材86は、下方に延びており、その途上で回転軸66
に固着されたピニオン88に噛合する。
【0018】この回転軸66には、回動ストッパ90が
固着され、この回動ストッパ90が固定ストッパ92お
よび可動ストッパ94に係合する。図2および図9Aに
示すように、回動ストッパ90は、ホルダ64側に設け
られる第1および第2内側係止部96a、96bとこの
ホルダ64から離間する側に設けられる第1および第2
外側係止部98a、98bを備えている。第1および第
2内側係止部96a、96bは、固定ストッパ92に設
けられた第1および第2係止部100a、100bに当
接するとともに、第1および第2外側係止部98a、9
8bは、可動ストッパ94の外周面に当接する。この可
動ストッパ94は、シリンダ102に連結されて回転軸
66の軸方向に平行に進退自在に構成されている。
【0019】図1および図3に示すように、円弧状の第
1ガイド部材104と円弧状の第2ガイド部材106と
が、ホルダ64に挿入されている複数(8本)の保持治
具22が旋回する際にこの保持治具22を案内するため
に配置される。この第1ガイド部材104と第2ガイド
部材106とは、全体として180°以上の角度範囲に
わたって延びており、図2に示すように、8本の保持治
具22の一方の切欠部位59に係合して各保持治具22
を案内するために5本ずつ配設されている。
【0020】第1ガイド部材104の下端側には、各保
持治具22が鉛直姿勢に位置決めされる際にこの保持治
具22を支持するための支持部材108が配設される。
この支持部材108には、図2に示すように、各保持治
具22のガイドピン62を挿通させるための複数(8
個)の溝部110が形成されている。
【0021】押圧機構26は、水平方向に向かって配置
される複数(8基)の押圧シリンダ112を備え、各押
圧シリンダ112に水平方向に延びる圧入軸116が連
結される(図1および図3参照)。この圧入軸116の
先端部に圧入ヘッド118が固着され、この圧入ヘッド
118には、保持治具22のガイドピン62を挿通させ
るために上下方向に切り欠いた溝部120が形成される
とともに、この保持治具22の切欠部位59に横方向か
ら係合するフック122が設けられる(図5参照)。
【0022】次に、このように構成される部品圧入装置
10の動作について説明する。
【0023】まず、図1に示すように、シリンダヘッド
16が治具台130に位置決め固定される一方、第1駆
動手段72を構成する旋回用シリンダ82が駆動され、
ロッド84が鉛直方向に移動してラック部材86とこれ
に噛合するピニオン88の作用下に、回転軸66がホル
ダ64と一体的に回転する。
【0024】その際、回転軸66に設けられた回動スト
ッパ90の第1内側係止部96aが固定ストッパ92の
第1係止部100aに当接する(図9A参照)。このた
め、ホルダ64に配設されている各保持治具22は、鉛
直方向に向かって配置され、それぞれの第1ソケット部
18が、上方に配置された部品導出部材52の出口側に
向かって位置決めされる。ここで、前記保持治具22の
第2ソケット部20側が、支持部材108に載置されて
いる(図1参照)。
【0025】そして、図6に示すように、部品供給機構
12を構成するシリンダ34が駆動され、ロッド36が
下降を開始すると、このロッド36と昇降枠体38とが
一体的に下降し、前記昇降枠体38にピン40を介して
係合する爪部材42が、その先端側を溝部54から部品
導出部材52内に進入させる(図7参照)。これによ
り、爪部材42が部品導出部材52内のバルブガイド1
4の端部に係合し、さらに昇降枠体38の押圧作用下に
ガイドロッド44が下降することにより、前記爪部材4
2が該バルブガイド14を保持治具22の第1ソケット
部18に保持させる(図8参照)。その後、シリンダ3
4が上記と逆方向に駆動されてロッド36が上昇する
と、スプリング46の弾発力を介してガイドロッド44
が上昇し、爪部材42が所定の待機位置に配置される
(図6参照)。
【0026】第1ソケット部18にバルブガイド14が
保持されると、第1駆動手段72を構成する旋回用シリ
ンダ82が前記と逆方向に駆動され、ラック部材86お
よびピニオン88の作用下に回転軸66を介してホルダ
64が90°旋回する(図1中、矢印A方向)。従っ
て、図9Bに示すように、回動ストッパ90の第1外側
係止部98aが可動ストッパ94の外周面に当接し、ホ
ルダ64に挿入されている保持治具22を水平姿勢に正
確に位置決めすることができる。前記ホルダ64が旋回
する際には、保持治具22の第2ソケット部20側に設
けられた切欠部位59に第1ガイド部材104が係合し
ており、これにより前記保持治具22がホルダ64から
離脱することを阻止することができる。
【0027】ホルダ64が90°旋回すると、保持治具
22の第2ソケット部20が押圧機構26を構成する圧
入ヘッド118側に旋回し、ガイドピン62が溝部12
0に挿入されるとともに、ソケットリング58の切欠部
位59にフック122が係合する(図5参照)。そし
て、押圧シリンダ112の作用下に、圧入軸116が保
持治具22と一体的にシリンダヘッド16側(図3中、
矢印B方向)に移動し、この保持治具22は、ホルダ6
4内をスライドして第1ソケット部18に保持されてい
るバルブガイド14を前記シリンダヘッド16に圧入す
る。
【0028】バルブガイド14の圧入後、押圧シリンダ
112を介して圧入軸116がシリンダヘッド16から
離間する方向に移動すると、切欠部位59に係合するフ
ック122を介して保持治具22が一体的に退動し、各
保持治具22の第2ソケット部20側の切欠部位59が
第1ガイド部材104の軌跡上に対応して配置される。
さらに、上記と同様に保持治具22の第1ソケット部1
8を介してシリンダヘッド16にバルブガイド14を圧
入する作業が行われる。
【0029】ところで、上記と異なる種類のシリンダヘ
ッド16に異なるバルブガイド14を圧入する際には、
保持治具22を180°反転させて第2ソケット部20
により前記異なるバルブガイド14の圧入作業を行えば
よい。すなわち、図2に示すように、シリンダ102が
駆動されて可動ストッパ94をホルダ64から離間する
方向(図2中、矢印C方向)に退避させた状態で、第2
駆動手段74を構成する反転用シリンダ76が駆動さ
れ、ロッド78を介して昇降台80が移動される。
【0030】このため、ラック部材86が鉛直方向に移
動してこのラック部材86に噛合するピニオン88と回
転軸66とが一体的に回転し、ホルダ64が、例えば、
図9Aに示す位置から270°回転して回動ストッパ9
0の第2内側係止部96bを固定ストッパ92の第2係
止部100bに当接させる(図10A参照)。可動スト
ッパ94が退避されており、回動ストッパ90の第1外
側係止部98aと前記可動ストッパ94とが当接しない
からである。
【0031】これにより、保持治具22の第2ソケット
部20が、鉛直下方向から鉛直上方向に向かって旋回し
た後にシリンダヘッド16側に対向して水平姿勢に配置
される。一方、第1ソケット部18は、押圧機構26を
構成する圧入ヘッド118に対応して配置される。そし
て、シリンダ102が駆動され、可動ストッパ94は、
固定ストッパ92側に移動して第2外側係止部98bに
対応して配置される。
【0032】ここで、第1ガイド部材104と第2ガイ
ド部材106とが、全体として180°以上の角度範囲
にわたって延びており、ホルダ64が270°回転する
際に保持治具22のいずれかの切欠部位59がこの第1
ガイド部材104または第2ガイド部材106に係合し
ている。従って、ホルダ64から保持治具22が離脱す
ることを防止することができる。
【0033】そこで、第1駆動手段72の作用下にホル
ダ64を90°旋回させると、回動ストッパ90が、図
10Aに示す位置から図10Bに示す位置に至り、第2
外側係止部98bが可動ストッパ94の外周面に当接し
て前記ホルダ64の位置決めがなされる。これにより、
第2ソケット部20が部品導出部材52の下方に配置さ
れ、部品供給機構12を介してこの第2ソケット部20
に対して所望のバルブガイド14を供給する。次に、第
1駆動手段72の作用下にホルダ64を90°旋回させ
た後、押圧機構26を介して圧入軸116により保持治
具22の第1ソケット部18側が矢印B方向に押圧さ
れ、第2ソケット部20に保持されているバルブガイド
14が所定のシリンダヘッド16に圧入される。
【0034】この場合、本実施例では、保持治具22の
両端部に、それぞれ所定のバルブガイド14を保持可能
な第1ソケット部18と第2ソケット部20とが設けら
れている。このため、第1ソケット部18によりバルブ
ガイド14の圧入作業が行われた後、異なるバルブガイ
ド14の圧入作業を行う際には、保持治具22を反転さ
せて第2ソケット部20を圧入作業位置に配置させるだ
けでよく、単一の保持治具22により二種類のバルブガ
イド14を圧入することが可能になる。これにより、保
持治具22の数が通常のものに比べて半分に削減され、
特に多種類の異なるバルブガイド14を圧入する際に、
前記保持治具22の製造コストが一挙に削減されるとと
もに、該保持治具22の取り扱い作業が簡素化するとい
う効果が得られる。
【0035】さらに、旋回機構24には、ホルダ64を
90°の範囲で旋回させるための第1駆動手段72の
他、このホルダ64を反転させるための第2駆動手段7
4が設けられている。このため、保持治具22を反転さ
せる作業が自動的に遂行され、二種類のバルブガイド1
4の圧入作業を自動的かつ効率的に行うことができると
いう利点がある。
【0036】さらにまた、本実施例では、第1および第
2ソケット部18、20がコレット60の外部に延びる
ガイドピン62を備えている。従って、コレット60が
部品導出部材52の下方でバルブガイド14を保持する
際、まずこのバルブガイド14内にガイドピン62が挿
入されるため、前記バルブガイド14の落下を確実に阻
止することができる。また、バルブガイド14は、コレ
ット60により強固に保持されるため、ホルダ64と一
体的に保持治具22が旋回される際、このバルブガイド
14が外部に飛び出すことを有効に防止することが可能
になる。これにより、確実かつ効率的なバルブガイド1
4の圧入作業が遂行されるという効果がある。
【0037】
【発明の効果】本発明に係る部品圧入装置によれば、以
下の効果が得られる。
【0038】保持治具の両端部にそれぞれ所定の部品を
保持可能なソケット部が設けられており、種類の異なる
部品を圧入する際には、保持治具を反転させて所望のソ
ケット部を部品供給機構と被圧入部材に対応して配置可
能にすればよく、単一の保持治具で二種類の部品の圧入
作業を行うことができる。これによって、保持治具の数
が通常の半数になり、前記保持治具の製造費用の削減お
よび該保持治具の取り扱い作業の簡素化が容易に可能に
なる。
【0039】また、保持治具の旋回動作を第1駆動手段
で行うとともに、この保持治具の反転作業を第2駆動手
段で行うことにより、種々の部品の圧入作業全体が自動
的かつ効率的に遂行される。さらにまた、ソケット部が
ガイドピンおよびコレットを備えることにより、部品の
落下等を阻止して前記部品の圧入作業全体が確実に行わ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る部品圧入装置の概略構成
を示す一部断面側面図である。
【図2】前記部品圧入装置の一部断面正面説明図であ
る。
【図3】前記部品圧入装置の一部拡大側面図である。
【図4】前記部品圧入装置を構成するソケット部の縦断
説明図である。
【図5】前記ソケット部と押圧機構の一部との関係を示
す斜視図である。
【図6】前記部品圧入装置を構成する部品供給機構の退
避状態説明図である。
【図7】前記部品供給機構の前進状態説明図である。
【図8】前記部品供給機構の前進端説明図である。
【図9】前記部品圧入装置を構成するホルダの回転動作
の説明図であり、図9Aは第1ソケット部が鉛直姿勢に
配置された状態の説明図、図9Bは前記第1ソケット部
が水平姿勢に配置された状態の説明図である。
【図10】前記部品圧入装置を構成するホルダの回転動
作の説明図であり、図10Aは第2ソケット部が水平姿
勢に配置された状態の説明図、図10Bは前記第2ソケ
ット部が鉛直姿勢に配置された状態の説明図である。
【符号の説明】
10…部品圧入装置 12…部品供給
機構 14…バルブガイド 16…シリンダ
ヘッド 18、20…ソケット部 22…保持治具 24…旋回機構 26…押圧機構 34…シリンダ 38…昇降枠体 42…爪部材 52…部品導出
部材 58…ソケットリング 59…切欠部位 60…コレット 62…ガイドピ
ン 64…ホルダ 66、68…回
転軸 72、74…駆動手段 76…反転用シ
リンダ 82…旋回用シリンダ 86…ラック部
材 88…ピニオン 90…回動スト
ッパ 92…固定ストッパ 94…可動スト
ッパ 102…シリンダ 104、106
…ガイド部材 108…支持部材 110…溝部 116…圧入軸 118…圧入ヘ
ッド 120…溝部 122…フック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡 甚一 富山県高岡市野村196番地の10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】部品供給機構から送り出される部品を保持
    し、前記部品を被圧入部材に自動的に圧入するための部
    品圧入装置であって、 両端部にそれぞれ所定の部品を保持可能なソケット部を
    有した保持治具と、 前記保持治具を所定の角度範囲で旋回させて一方のソケ
    ット部を前記部品供給機構と前記被圧入部材とに対応し
    て配置させる旋回機構と、 前記保持治具を他方のソケット部側から押圧して該一方
    のソケット部に保持されている部品を前記被圧入部材に
    圧入させる押圧機構と、 を備えることを特徴とする部品圧入装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の装置において、前記旋回機
    構は、前記保持治具を所定の角度範囲で旋回させる第1
    駆動手段と、 前記保持治具を反転させて前記他方のソケット部を前記
    部品供給機構と前記被圧入部材とに対応して配置可能に
    する第2駆動手段と、 該保持治具を案内する円弧状ガイド部材と、 を備えることを特徴とする部品圧入装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の装置において、前
    記それぞれのソケット部は、前記部品が前記部品供給機
    構から送り出される際に落下することを阻止するための
    ガイドピンと、 前記保持治具が旋回される際に前記部品が離脱すること
    を阻止するためのコレットと、 を備えることを特徴とする部品圧入装置。
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