JPH0768362B2 - ゴムシート - Google Patents

ゴムシート

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JPH0768362B2
JPH0768362B2 JP28961990A JP28961990A JPH0768362B2 JP H0768362 B2 JPH0768362 B2 JP H0768362B2 JP 28961990 A JP28961990 A JP 28961990A JP 28961990 A JP28961990 A JP 28961990A JP H0768362 B2 JPH0768362 B2 JP H0768362B2
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JP
Japan
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rubber
rubber sheet
weight
flame
parts
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JP28961990A
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JPH04164927A (ja
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淳 鈴木
昌好 市川
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、例えば、難燃性を必要とするゴム製のカーテ
ン、或は自動車の車内に敷くゴムマット等に使用される
難燃性のゴムシートに関する。
<従来の技術> 建物の内部や自動車の内部で使用されるゴムカーテン或
はゴムマット等のゴムシート状物は、一般に、難燃性が
要求されている。
難燃性ゴム組成物として、従来、水酸化アルミニウム、
水酸化マグネシウム等の水和無機物や、塩素化パラフィ
ン等のハロゲン化物と三酸化アンチモンを使用したアク
リルゴム組成物が、特開昭62−4734号公報等で提案され
ている。
<発明が解決しようとする課題> しかし、水和無機物を使用した場合、その配合量が少な
いと、難燃性が充分ではなく、また、その配合量を多く
して難燃性を高めた場合、ゴム組成物の混練加工性が悪
化し、薄肉のゴムシートを効率良く製造することが困難
となる課題があった。
本発明は、混練加工性が良く、難燃性に優れたゴムシー
トを提供することを目的とする。
<課題を解決するための手段> 本発明のゴムシートは、上記課題を解決するためになさ
れたもので、アクリルゴム100重量部に対し、カーボン
ブラツク35〜60重量部およびエキスパンダブルグラフア
イト5〜30重量部を配合してなる難燃性アクリルゴム組
成物で形成されたことを特徴とする。
上記難燃性アクリルゴム組成物を構成する各成分につい
て以下に説明する。
アクリルゴムは、架橋基としてビニルシロキサンを有す
るもの、エポキシ基を有するもの等が使用されるが、難
燃性においてはビニルシロキサンを有するものが望まし
い。
カーボンブラックはHAFカーボンブラック,MAFカーボン
ブラック,FEFカーボンブラック等が使用できる。このカ
ーボンブラックの配合量は、アクリルゴム100重量部に
対し、35〜60重量部とする。カーボンブラックの配合量
が35重量部未満では混練加工性が悪く、また60重量部を
越えると加硫ゴムの硬度が高くなり、柔軟性がなくな
る。
エキスパンダブルグラフアイト(膨脹黒鉛)は例えば、
天然鱗状黒鉛を硫酸と酸化剤によつて処理し、水洗,脱
水,乾燥などの工程を経て製造されたもので、特開昭52
−151311号公報で知られているもの等が使用できる。エ
キスパンダブルグラフアイトは急速に加熱(800〜1000
℃)されると、C軸方向に対し100〜300倍にまで膨張
し、優れた断熱性を発揮する。このエキスパンダブルグ
ラフアイトの配合量は、アクリルゴム100重量部に対し
て5〜30重量部とする。エキスパンダブルグラフアイト
の配合量が5重量部未満であると難燃性が不十分であ
り、30重量部を越えるとロール粘着性が大となり、混練
加工性が悪くなる。
<発明の効果> 本発明のゴムシートは、アクリルゴムに特定量のカーボ
ンブラックおよびエキスパンダブルグラファイトが配合
されており、エキスパンダブルグラフアイトの膨張によ
り優れた難燃性が得られる。また、このゴムシートは、
水和無機物が配合されないため、混練加工性が良くゴム
シートへの加工が容易であり、軽量化も可能である。
<実施例> 以下、本発明を実施例により詳細に説明する。
第1図は、本発明の実施例としてのゴムシートの斜視図
を示している。
このゴムシート1は、上記のような特定配合量の難燃性
アクリルゴム組成物を材料として、例えば、カレンダー
リング等により製造される。なお、必要に応じてゴムシ
ートの内部に補強布層を入れて製造してもよく、また、
基布に難燃性アクリルゴム組成物をすり込むように製造
することもできる。
このような難燃性アクリルゴム組成物から形成されるゴ
ムシートは、例えば、難燃性が要求される建物内部のゴ
ムカーテン、或は自動車の室内のゴムマットなどに有効
に使用することができる。
ゴムシートを形成する難燃性アクリルゴム組成物の配合
について、第1表に示すように、混練加工性,常態物
性,燃焼性の評価を行つた。
エキスパンダブルグラフアイトとしては、エキスパンダ
ブルグラフアイト9960(日本化成(株)社製)を使用し
た。テストピースの加硫条件は150℃×10分とした。常
態物性はJISK6301,燃焼性はFMVSS302に基づいて評価し
た。なお、燃焼性においては、燃焼時間60秒以内または
燃焼長さ5cm以内に自己消火するものは難燃性有りとし
た。
第1表に示す様に、各実施例のアクリルゴム組成物は、
混練加工性,常態物性が良好であり、難燃性を有し、燃
焼時にハロゲン系ガスが発生することもない。難燃剤が
配合されていない場合(比較例1)、水和無機物の配合
量が少ない場合(比較例2)難燃性が得られない。難燃
性を得るために水和無機物を多量配合した場合(比較例
3)は混練加工が困難となる。難燃剤として塩素化パラ
フインと三酸化アンチモンを併用した場合(比較例4)
は、混練加工性がやや悪くなるとともに燃焼時にハロゲ
ン系ガスが発生する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例のゴムシートの一例を示す斜視
図である。 1……ゴムシート。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アクリルゴム100重量部に対しカーボンブ
    ラツク35〜60重量部およびエキスパンダブルグラフアイ
    ト5〜30重量部を配合した難燃性アクリルゴム組成物で
    形成されたことを特徴とするゴムシート。
JP28961990A 1990-10-27 1990-10-27 ゴムシート Expired - Lifetime JPH0768362B2 (ja)

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JPH04164927A JPH04164927A (ja) 1992-06-10
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