JPH0768143A - 新規なポリイミドおよびそれから製造した気体分離膜 - Google Patents
新規なポリイミドおよびそれから製造した気体分離膜Info
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- JPH0768143A JPH0768143A JP6142237A JP14223794A JPH0768143A JP H0768143 A JPH0768143 A JP H0768143A JP 6142237 A JP6142237 A JP 6142237A JP 14223794 A JP14223794 A JP 14223794A JP H0768143 A JPH0768143 A JP H0768143A
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- B01D—SEPARATION
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- B01D71/62—Polycondensates having nitrogen-containing heterocyclic rings in the main chain
- B01D71/64—Polyimides; Polyamide-imides; Polyester-imides; Polyamide acids or similar polyimide precursors
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- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D53/00—Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
- B01D53/22—Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols by diffusion
- B01D53/228—Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols by diffusion characterised by specific membranes
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G73/00—Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing nitrogen with or without oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule, not provided for in groups C08G12/00 - C08G71/00
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-
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 5−(2,5−ジオキソ−テトラヒドロフリ
ル)−3−メチル−3,3−シクロヘキサン−1,2−
ジカルボン酸無水物から誘導した繰返し単位を含有する
ポリイミドおよびそれから製造した気体分離膜が開示さ
れている。 【効果】 上記のポリイミドは数種の気体混合物に関し
て、特に大気中に見いだされる窒素と酸素との混合物に
関して優れた透過性を示す。
ル)−3−メチル−3,3−シクロヘキサン−1,2−
ジカルボン酸無水物から誘導した繰返し単位を含有する
ポリイミドおよびそれから製造した気体分離膜が開示さ
れている。 【効果】 上記のポリイミドは数種の気体混合物に関し
て、特に大気中に見いだされる窒素と酸素との混合物に
関して優れた透過性を示す。
Description
【0001】
【0002】
【発明の分野】本発明は、二無水物、5−(2,5−ジ
オキソ−テトラヒドロフリル)−3−メチル−3−シク
ロヘキサン−1,2−ジカルボン酸無水物と種々の芳香
族ジアミンとから誘導された繰返し単位を組み入れたポ
リイミドに関するものである。
オキソ−テトラヒドロフリル)−3−メチル−3−シク
ロヘキサン−1,2−ジカルボン酸無水物と種々の芳香
族ジアミンとから誘導された繰返し単位を組み入れたポ
リイミドに関するものである。
【0003】
【先行技術】U.S.4,240,914;U.S.
4,358,378;U.S.4,385,084およ
びU.S.4,410,568は、脂肪族ポリイミド材
料から製造した非対称ポリイミド気体分離膜を開示して
いる。上記の脂肪族ポリイミド材料は本件明細書中に記
載したものとは構造的に異なる。
4,358,378;U.S.4,385,084およ
びU.S.4,410,568は、脂肪族ポリイミド材
料から製造した非対称ポリイミド気体分離膜を開示して
いる。上記の脂肪族ポリイミド材料は本件明細書中に記
載したものとは構造的に異なる。
【0004】U.S.Re30,351;U.S.3,
822,202およびU.S.3,899,309は、
ある種の半剛性芳香族ポリイミド、ポリアミドおよびポ
リエステルを含む気体分離膜材料を開示している。
822,202およびU.S.3,899,309は、
ある種の半剛性芳香族ポリイミド、ポリアミドおよびポ
リエステルを含む気体分離膜材料を開示している。
【0005】U.S.4,307,135は、可溶性ポ
リイミドからの非対称ポリエステル膜の製造を開示して
いる。
リイミドからの非対称ポリエステル膜の製造を開示して
いる。
【0006】U.S.4,378,324;U.S.
4,460,526;U.S.4,485,056およ
びU.S.4,512,893は、非対称ポリイミド膜
の製造方法を開示している。
4,460,526;U.S.4,485,056およ
びU.S.4,512,893は、非対称ポリイミド膜
の製造方法を開示している。
【0007】U.S.4,690,873は、芳香族ポ
リイミド気体分離膜材料を開示している。
リイミド気体分離膜材料を開示している。
【0008】
【発明の概要】本発明は新規なポリイミドおよびそれか
ら製造した気体分離膜に、ならびに、この種の膜を使用
する、気体混合物からの少なくとも1種の気体の分離に
関するものである。本件ポリイミドは二無水物と芳香族
ジアミンとから誘導した、その少なくとも1種の繰返し
単位が5−(2,5−ジオキソ−テトラヒドロフリル)
−3−メチル−3,3−シクロヘキサン−1,2−ジカ
ルボン酸無水物を含有する重合体または共重合体であ
る。好ましくは二無水物残基の少なくとも約10モルパ
ーセントが、最も好ましくは少なくとも約50モルパー
セントが以下の構造式:
ら製造した気体分離膜に、ならびに、この種の膜を使用
する、気体混合物からの少なくとも1種の気体の分離に
関するものである。本件ポリイミドは二無水物と芳香族
ジアミンとから誘導した、その少なくとも1種の繰返し
単位が5−(2,5−ジオキソ−テトラヒドロフリル)
−3−メチル−3,3−シクロヘキサン−1,2−ジカ
ルボン酸無水物を含有する重合体または共重合体であ
る。好ましくは二無水物残基の少なくとも約10モルパ
ーセントが、最も好ましくは少なくとも約50モルパー
セントが以下の構造式:
【0009】
【化9】
【0010】を有する5−(2,5−ジオキソ−テトラ
ヒドロフリル)−3−メチル−3,3−シクロヘキサン
−1,2−ジカルボン酸無水物から誘導されている。
ヒドロフリル)−3−メチル−3,3−シクロヘキサン
−1,2−ジカルボン酸無水物から誘導されている。
【0011】これらのポリイミドは数種の気体混合物に
関して、特に大気中に見いだされるような窒素と酸素と
の混合物に関して優れた透過性を示す。
関して、特に大気中に見いだされるような窒素と酸素と
の混合物に関して優れた透過性を示す。
【0012】
【発明の詳細な記述】気体の複合多成分混合物からの1
種または2種以上の分離は、多数の工業において必要で
あることが見いだされている。この種の分離は現在では
低温工程、圧力変動吸収および膜分離のような工程に商
業的に受容されている。ある種の分離においては、膜分
離が経済的に他の工程より期待し得るものであることが
見いだされている。気体分離工程において、膜の一面を
多成分気体混合物と接触させれば、上記の混合物のある
種の気体が他の気体より速やかに膜を透過する。気体分
離膜は半透性である。これらの膜はある種の気体を透過
させ、他の気体に対しては相対的な意味で障壁として機
能する。
種または2種以上の分離は、多数の工業において必要で
あることが見いだされている。この種の分離は現在では
低温工程、圧力変動吸収および膜分離のような工程に商
業的に受容されている。ある種の分離においては、膜分
離が経済的に他の工程より期待し得るものであることが
見いだされている。気体分離工程において、膜の一面を
多成分気体混合物と接触させれば、上記の混合物のある
種の気体が他の気体より速やかに膜を透過する。気体分
離膜は半透性である。これらの膜はある種の気体を透過
させ、他の気体に対しては相対的な意味で障壁として機
能する。
【0013】本発明は、本件明細書中では以後DTMC
DAと呼ぶ5−(2,5−ジオキソ−テトラヒドロフリ
ル)−3−メチル−3−シクロヘキサン−1,2−ジカ
ルボン酸無水物(大日本インキ化学株式会社の商品、エ
ピクロン(EPICLON)B4400として市販され
ている)を構造的に組み入れたポリイミドから製造した
気体分離膜が、気体透過速度と多成分気体混合物中の1
種の気体の他の気体を超える選択性との優れたバランス
を有するという発見に関するものである。これらの膜の
高度の生産性は、重合体鎖へのDTMCDA残基の組入
れにより得られる重合体構造中の分子自由体積の最適化
によるものと考えられる。
DAと呼ぶ5−(2,5−ジオキソ−テトラヒドロフリ
ル)−3−メチル−3−シクロヘキサン−1,2−ジカ
ルボン酸無水物(大日本インキ化学株式会社の商品、エ
ピクロン(EPICLON)B4400として市販され
ている)を構造的に組み入れたポリイミドから製造した
気体分離膜が、気体透過速度と多成分気体混合物中の1
種の気体の他の気体を超える選択性との優れたバランス
を有するという発見に関するものである。これらの膜の
高度の生産性は、重合体鎖へのDTMCDA残基の組入
れにより得られる重合体構造中の分子自由体積の最適化
によるものと考えられる。
【0014】一般に、ポリイミドのような重合体種の中
では、気体透過速度(流束)と多成分気体混合物中の上
記の気体の他の気体を超える選択性との間には逆の関係
が示されている。このために、先行技術のポリイミド気
体分離膜は高度の気体選択性を犠牲にした高い気体透過
速度か、または高い気体透過速度を犠牲にした高度の気
体選択性かのいずれかを示す傾向を有する。ポリイミド
気体分離材料に関しては、高い気体透過速度を維持しな
がら高度の気体選択性を示すことが高度に望ましい。た
とえば、窒素または空気からの酸素の分離においては酸
素は一般に膜をより容易に透過する。したがって、高い
気体透過速度を維持しながら酸素に対する膜の選択性を
増大させることが望ましい。
では、気体透過速度(流束)と多成分気体混合物中の上
記の気体の他の気体を超える選択性との間には逆の関係
が示されている。このために、先行技術のポリイミド気
体分離膜は高度の気体選択性を犠牲にした高い気体透過
速度か、または高い気体透過速度を犠牲にした高度の気
体選択性かのいずれかを示す傾向を有する。ポリイミド
気体分離材料に関しては、高い気体透過速度を維持しな
がら高度の気体選択性を示すことが高度に望ましい。た
とえば、窒素または空気からの酸素の分離においては酸
素は一般に膜をより容易に透過する。したがって、高い
気体透過速度を維持しながら酸素に対する膜の選択性を
増大させることが望ましい。
【0015】本発明は、使用する特定の重合体組成物ま
たは共重合体組成物に応じて高度の選択性から高い気体
透過速度までの範囲の高生産性のポリイミド気体分離材
料を提供する。本発明記載の重合体材料は少なくとも1
種の、好ましくは少なくとも10%(モル)の、より好
ましくは少なくとも25%(モル)の、最も好ましくは
少なくとも50%(モル)のDTMCDA残基をポリイ
ミド骨格鎖中に組み入れている。上記のポリイミド材料
の二無水物成分の残部は芳香族二無水物により構成され
ていても、脂肪族二無水物により構成されていてもよ
い。適当な芳香族二無水物には、たとえば3,3’,
4,’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、
1,2,4,5−ベンゼンテトラカルボン酸二無水物、
3,3’,4,’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水
物、5,5’−[2,2,2−トリフルオロ−1−(ト
リフルオロメチル)−エチリデン]−ビス−1,3−イ
ソベンゾフランジオンまたはこれらの混合物が可能であ
る。適当な脂肪族二無水物には、たとえば1,2,3,
4−シクロペンタンテトラカルボン酸二無水物が含まれ
得る。これらの例は限定的なものと考えるべきではな
い。実質的に全ての二無水物をDTMCDAとの組合わ
せで使用することができる。ジアミン成分に関する限定
はない。当業者は評価するであろうように、本発明記載
の1種のポリイミド気体分離膜を二無水物成分とジアミ
ン成分との選択により広い範囲の気体分離に適合するよ
うに調製することができる。
たは共重合体組成物に応じて高度の選択性から高い気体
透過速度までの範囲の高生産性のポリイミド気体分離材
料を提供する。本発明記載の重合体材料は少なくとも1
種の、好ましくは少なくとも10%(モル)の、より好
ましくは少なくとも25%(モル)の、最も好ましくは
少なくとも50%(モル)のDTMCDA残基をポリイ
ミド骨格鎖中に組み入れている。上記のポリイミド材料
の二無水物成分の残部は芳香族二無水物により構成され
ていても、脂肪族二無水物により構成されていてもよ
い。適当な芳香族二無水物には、たとえば3,3’,
4,’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、
1,2,4,5−ベンゼンテトラカルボン酸二無水物、
3,3’,4,’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水
物、5,5’−[2,2,2−トリフルオロ−1−(ト
リフルオロメチル)−エチリデン]−ビス−1,3−イ
ソベンゾフランジオンまたはこれらの混合物が可能であ
る。適当な脂肪族二無水物には、たとえば1,2,3,
4−シクロペンタンテトラカルボン酸二無水物が含まれ
得る。これらの例は限定的なものと考えるべきではな
い。実質的に全ての二無水物をDTMCDAとの組合わ
せで使用することができる。ジアミン成分に関する限定
はない。当業者は評価するであろうように、本発明記載
の1種のポリイミド気体分離膜を二無水物成分とジアミ
ン成分との選択により広い範囲の気体分離に適合するよ
うに調製することができる。
【0016】本発明記載の好ましいポリイミドは以下の
構造式:
構造式:
【0017】
【化10】
【0018】式中、
【0019】
【化11】
【0020】は
【0021】
【化12】
【0022】またはその混合物から選択した基であり;
ここで−R”−は1−3個の炭素原子を有するアルキレ
ン鎖、
ここで−R”−は1−3個の炭素原子を有するアルキレ
ン鎖、
【0023】
【化13】
【0024】またはその混合物であり;ここでR2およ
びR3は独立にアルキル基またはアリール基であり;x
は0ないし4の整数であり;−R”’は
びR3は独立にアルキル基またはアリール基であり;x
は0ないし4の整数であり;−R”’は
【0025】
【化14】
【0026】またはその混合物であり;ここでR2およ
びR3は上に定義した意味を有する。
びR3は上に定義した意味を有する。
【0027】RおよびR’は独立に
【0028】
【化15】
【0029】またはその混合物であり;ここでR””は
【0030】
【化16】
【0031】またはその混合物であり;ここで−X、−
X1、−X2および−X3は独立に1ないし6個の炭素原
子を含有するアルキル基であり;また、−Y、−Y1、
−Y2および−Y3は独立に−Xまたは−Hである。
X1、−X2および−X3は独立に1ないし6個の炭素原
子を含有するアルキル基であり;また、−Y、−Y1、
−Y2および−Y3は独立に−Xまたは−Hである。
【0032】本件重合体は、濃硫酸中の0.5重量%の
溶液に関して30℃で測定して、好ましくは少なくとも
0.1の固有粘性を有する。上記の式において、rとs
との和は存在するジアミン残基の100モルパーセント
であり、nは好ましくはm+nの少なくとも10モルパ
ーセント、より好ましくは少なくとも25モルパーセン
ト、最も好ましくは少なくとも50モルパーセントであ
り、m+nは存在する二無水物残基の100モルパーセ
ントである。
溶液に関して30℃で測定して、好ましくは少なくとも
0.1の固有粘性を有する。上記の式において、rとs
との和は存在するジアミン残基の100モルパーセント
であり、nは好ましくはm+nの少なくとも10モルパ
ーセント、より好ましくは少なくとも25モルパーセン
ト、最も好ましくは少なくとも50モルパーセントであ
り、m+nは存在する二無水物残基の100モルパーセ
ントである。
【0033】好ましい例として、本発明記載のある種の
完全に環化したポリイミドは通常の有機溶媒に可溶であ
る。このことは、工業的に有用な膜の加工の容易さに関
して大きな利点である。さらに、本発明に報告されてい
るポリイミドは極端に可溶なものから不溶なものまで広
がっている。気体分離膜の製造方法は当該技術で公知で
ある。可溶性のポリイミドは、多孔性の溶液抵抗性の基
材上に溶液鋳込み成形して複合膜の厚い分離層として機
能させることもでき、厚い膜、または非対称膜として溶
液鋳込み成形することもできる。不溶性の例は、そのポ
リアミン酸形状から膜に鋳込み成形し続いて化学的に、
または熱的に環化させることができる。本件重合体はま
た、広範な他の重合体と混和することもできる。この種
の混和物は、当該技術で周知されている方法による気体
分離膜の形成に使用することができる。
完全に環化したポリイミドは通常の有機溶媒に可溶であ
る。このことは、工業的に有用な膜の加工の容易さに関
して大きな利点である。さらに、本発明に報告されてい
るポリイミドは極端に可溶なものから不溶なものまで広
がっている。気体分離膜の製造方法は当該技術で公知で
ある。可溶性のポリイミドは、多孔性の溶液抵抗性の基
材上に溶液鋳込み成形して複合膜の厚い分離層として機
能させることもでき、厚い膜、または非対称膜として溶
液鋳込み成形することもできる。不溶性の例は、そのポ
リアミン酸形状から膜に鋳込み成形し続いて化学的に、
または熱的に環化させることができる。本件重合体はま
た、広範な他の重合体と混和することもできる。この種
の混和物は、当該技術で周知されている方法による気体
分離膜の形成に使用することができる。
【0034】本発明に記載されているポリイミドは高い
固有の熱安定性を有している。これらのポリイミドの高
温特性は、他の重合体ではより低い温度においても観測
される膜圧縮の問題を回避する助けとなり得る。
固有の熱安定性を有している。これらのポリイミドの高
温特性は、他の重合体ではより低い温度においても観測
される膜圧縮の問題を回避する助けとなり得る。
【0035】本発明記載のポリイミドは、中空繊維膜を
含む種々の構造を有する膜に成形することができる。膜
の構造は限定にはならない。中空繊維膜には、分離すべ
き気体混合物を膜の孔側にも、いわゆる殻側にも導入す
ることができるが、通常は、分離すべき気体を中空繊維
膜の孔側に導入することが好ましい。
含む種々の構造を有する膜に成形することができる。膜
の構造は限定にはならない。中空繊維膜には、分離すべ
き気体混合物を膜の孔側にも、いわゆる殻側にも導入す
ることができるが、通常は、分離すべき気体を中空繊維
膜の孔側に導入することが好ましい。
【0036】本件明細書中に開示されているポリイミド
膜は気体分離に用途を見いだしている。本件明細書中に
記載された発明は、たとえば窒素または空気からの酸素
の;一酸化炭素、二酸化炭素、ヘリウム、窒素、酸素、
アルゴン、硫化水素、酸化窒素、アンモニア、ならびに
1ないし約5個の炭素原子を有する炭化水素、特にメタ
ン、エタンおよびエチレンの少なくとも1種からの水素
の;水素、窒素、アルゴン、および1ないし約5個の炭
素原子を有する炭化水素、たとえばメタンの少なくとも
1種からのアンモニアの;一酸化炭素および1ないし約
5個の炭素原子を有する炭化水素、たとえばメタンの少
なくとも1種からの二酸化炭素の;1ないし約5個の炭
素原子を有する炭化水素、たとえばメタン、エタンまた
はエチレンからの硫化水素の;また、水素、ヘリウム、
窒素および1ないし約5個の炭素原子を有する炭化水素
の少なくとも1種からの一酸化炭素の分離に有用であ
る。本発明が液体分離にも有用であり得、これらの特定
の気体分離の応用面にも実施例中の特定の膜にも限定さ
れないことが強調する。本発明は、それぞれ燃焼性の増
大した気体流または不活性化流のための空気からの酸素
および窒素の富化に;精油所およびアンモニア工場にお
ける水素の回収に;合成気体系中の水素からの一酸化炭
素の分離に;ならびに炭化水素からの二酸化炭素または
硫化水素の分離に用途を見いだしている。
膜は気体分離に用途を見いだしている。本件明細書中に
記載された発明は、たとえば窒素または空気からの酸素
の;一酸化炭素、二酸化炭素、ヘリウム、窒素、酸素、
アルゴン、硫化水素、酸化窒素、アンモニア、ならびに
1ないし約5個の炭素原子を有する炭化水素、特にメタ
ン、エタンおよびエチレンの少なくとも1種からの水素
の;水素、窒素、アルゴン、および1ないし約5個の炭
素原子を有する炭化水素、たとえばメタンの少なくとも
1種からのアンモニアの;一酸化炭素および1ないし約
5個の炭素原子を有する炭化水素、たとえばメタンの少
なくとも1種からの二酸化炭素の;1ないし約5個の炭
素原子を有する炭化水素、たとえばメタン、エタンまた
はエチレンからの硫化水素の;また、水素、ヘリウム、
窒素および1ないし約5個の炭素原子を有する炭化水素
の少なくとも1種からの一酸化炭素の分離に有用であ
る。本発明が液体分離にも有用であり得、これらの特定
の気体分離の応用面にも実施例中の特定の膜にも限定さ
れないことが強調する。本発明は、それぞれ燃焼性の増
大した気体流または不活性化流のための空気からの酸素
および窒素の富化に;精油所およびアンモニア工場にお
ける水素の回収に;合成気体系中の水素からの一酸化炭
素の分離に;ならびに炭化水素からの二酸化炭素または
硫化水素の分離に用途を見いだしている。
【0037】
実施例1 1,4−ビス−(4−アミノフェノキシ)−ベンゼン
(14.6g、0.05モル)をN−メチルピロリドン
(75g)に溶解させた溶液に不活性雰囲気下、室温で
DTMCDA(13.2g、0.05モル)を添加し
た。得られた反応溶液を、室温で一晩混合した。得られ
た粘稠な溶液に、無水酢酸(20.42g、0.20モ
ル)およびトリエチルアミン(20.24g、0.20
モル)をN−メチルピロリドン(50g)に溶解させた
溶液を添加した。得られた反応溶液を室温で一晩混合
し、ついで、水中で沈澱させた。得られた固体を集め、
水で2回洗浄し、メタノールで2回洗浄し、ついで一晩
空気乾燥させた。この固体をさらに真空炉中で、水銀柱
20インチ(0.51m)、120℃で4時間乾燥させ
て25.4gのオフホワイトの生成物を得た。
(14.6g、0.05モル)をN−メチルピロリドン
(75g)に溶解させた溶液に不活性雰囲気下、室温で
DTMCDA(13.2g、0.05モル)を添加し
た。得られた反応溶液を、室温で一晩混合した。得られ
た粘稠な溶液に、無水酢酸(20.42g、0.20モ
ル)およびトリエチルアミン(20.24g、0.20
モル)をN−メチルピロリドン(50g)に溶解させた
溶液を添加した。得られた反応溶液を室温で一晩混合
し、ついで、水中で沈澱させた。得られた固体を集め、
水で2回洗浄し、メタノールで2回洗浄し、ついで一晩
空気乾燥させた。この固体をさらに真空炉中で、水銀柱
20インチ(0.51m)、120℃で4時間乾燥させ
て25.4gのオフホワイトの生成物を得た。
【0038】上で製造した重合体のフィルムを、N−メ
チルピロリドン中の15%(重量基準)の重合体溶液か
ら、デュポン社(DuPont)製のテフロン(TEF
LONR)乾燥潤滑剤を有するガラス板上に、100℃
±2℃で、20ミル(5.1×10-4m)のナイフギャ
ップを伴って鋳込み成形した。(デュポンテフロンR乾
燥潤滑剤は膜のガラス板への接着を減少させるフルオロ
カーボンテロマーを含有している。)この板上、100
℃±2℃で0.5時間乾燥させたのちに、このフィルム
を真空炉中、水銀柱20インチ(0.51m)、室温で
さらに一晩乾燥させた。このフィルムを板から剥がし、
真空炉中、水銀柱20インチ(0.51m)、120℃
で4時間乾燥させた。このフィルムは強靭で可撓性であ
り、ひび割れすることなく折り曲げることができた。
チルピロリドン中の15%(重量基準)の重合体溶液か
ら、デュポン社(DuPont)製のテフロン(TEF
LONR)乾燥潤滑剤を有するガラス板上に、100℃
±2℃で、20ミル(5.1×10-4m)のナイフギャ
ップを伴って鋳込み成形した。(デュポンテフロンR乾
燥潤滑剤は膜のガラス板への接着を減少させるフルオロ
カーボンテロマーを含有している。)この板上、100
℃±2℃で0.5時間乾燥させたのちに、このフィルム
を真空炉中、水銀柱20インチ(0.51m)、室温で
さらに一晩乾燥させた。このフィルムを板から剥がし、
真空炉中、水銀柱20インチ(0.51m)、120℃
で4時間乾燥させた。このフィルムは強靭で可撓性であ
り、ひび割れすることなく折り曲げることができた。
【0039】上と同様にして製造した厚さ2.0ミル
(5.1×10-5m)のフィルムを、118.2psi
g(815KPag)、23.6℃で酸素/窒素(21
/79モル)混合気体の透過性に関して試験した。結果
は下に報告されている: O2生産性:30センチバーレル O2/N2選択性:6.2 センチバーレルは、標準的な温度および圧力において膜
を通過した気体の立方センチメートル数にセンチメート
ルで表した膜の厚さを掛け、10-12倍して、平方セン
チメートルで表した膜の透過面積掛ける秒で表した時間
掛けるcmHgで表した膜の両面間の分圧の差で割った
数値、すなわち:
(5.1×10-5m)のフィルムを、118.2psi
g(815KPag)、23.6℃で酸素/窒素(21
/79モル)混合気体の透過性に関して試験した。結果
は下に報告されている: O2生産性:30センチバーレル O2/N2選択性:6.2 センチバーレルは、標準的な温度および圧力において膜
を通過した気体の立方センチメートル数にセンチメート
ルで表した膜の厚さを掛け、10-12倍して、平方セン
チメートルで表した膜の透過面積掛ける秒で表した時間
掛けるcmHgで表した膜の両面間の分圧の差で割った
数値、すなわち:
【0040】
【数1】
【0041】である。
【0042】実施例2 2,2−ビス−[4−(アミノフェノキシ)−フェニ
ル]−プロパン(20.5g、0.05モル)をN−メ
チルピロリドン(75g)に溶解させた溶液に不活性雰
囲気下、室温でDTMCDA(13.2g、0.05モ
ル)を添加した。室温で一晩混合したのちに、無水酢酸
(20.42g、0.20モル)およびトリエチルアミ
ン(20.24g、0.20モル)をN−メチルピロリ
ドン(50g)に溶解させた溶液を添加した。得られた
反応溶液を室温で一晩混合し、ついで水中で沈澱させ
た。得られた固体を集め、水で2回洗浄し、メタノール
で2回洗浄し、ついで一晩空気乾燥させた。この固体を
さらに真空炉中で、水銀柱20インチ(0.51m)、
120℃で4時間乾燥させて31.3gのオフホワイト
の生成物を得た。
ル]−プロパン(20.5g、0.05モル)をN−メ
チルピロリドン(75g)に溶解させた溶液に不活性雰
囲気下、室温でDTMCDA(13.2g、0.05モ
ル)を添加した。室温で一晩混合したのちに、無水酢酸
(20.42g、0.20モル)およびトリエチルアミ
ン(20.24g、0.20モル)をN−メチルピロリ
ドン(50g)に溶解させた溶液を添加した。得られた
反応溶液を室温で一晩混合し、ついで水中で沈澱させ
た。得られた固体を集め、水で2回洗浄し、メタノール
で2回洗浄し、ついで一晩空気乾燥させた。この固体を
さらに真空炉中で、水銀柱20インチ(0.51m)、
120℃で4時間乾燥させて31.3gのオフホワイト
の生成物を得た。
【0043】上で製造した重合体のフィルムを、N−メ
チルピロリドン中の15%(重量基準)の重合体溶液か
ら、テフロンR乾燥潤滑剤を有するガラス板上に、10
0℃±2℃で、20ミル(5.1×10-4m)のナイフ
ギャップを伴って鋳込み成形した。この板上、100℃
±2℃で0.5時間乾燥させたのちに、このフィルムを
真空炉中、水銀柱20インチ(0.51m)、室温でさ
らに一晩乾燥させた。このフィルムを板から剥がし、真
空炉中で、水銀柱20インチ(0.51m)、120℃
で4時間乾燥させた。このフィルムは強靭で可撓性であ
り、ひび割れすることなく折り曲げることができた。
チルピロリドン中の15%(重量基準)の重合体溶液か
ら、テフロンR乾燥潤滑剤を有するガラス板上に、10
0℃±2℃で、20ミル(5.1×10-4m)のナイフ
ギャップを伴って鋳込み成形した。この板上、100℃
±2℃で0.5時間乾燥させたのちに、このフィルムを
真空炉中、水銀柱20インチ(0.51m)、室温でさ
らに一晩乾燥させた。このフィルムを板から剥がし、真
空炉中で、水銀柱20インチ(0.51m)、120℃
で4時間乾燥させた。このフィルムは強靭で可撓性であ
り、ひび割れすることなく折り曲げることができた。
【0044】上と同様にして製造した厚さ1.55ミル
(3.9×10-5m)のフィルムを115.3psig
(795KPag)、22.5℃で酸素/窒素(21/
79モル)混合気体の透過性に関して試験した。結果は
下に報告されている: O2生産性:94センチバーレル O2/N2選択性:6.3 実施例3 4,4’−[1,4−フェニレンビス−(1−メチルエ
チリデン)]−ビスアニリン(17.2g、0.05モ
ル)をN−メチルピロリドン(75g)に溶解させた溶
液に、不活性雰囲気下、室温でDTMCDA(13.2
g、0.05モル)を添加した。室温で一晩混合したの
ちに無水酢酸(20.42g、0.20モル)およびト
リエチルアミン(20.24g、0.20モル)をN−
メチルピロリドン(50g)に溶解させた溶液を添加し
た。得られた反応溶液を室温で一晩混合した。ついで、
この溶液を水中で沈澱させた。得られた固体を集め、水
で2回洗浄し、メタノールで2回洗浄し、ついで一晩空
気乾燥させた。この固体をさらに真空炉中で、水銀柱2
0インチ(0.51m)、120℃で4時間乾燥させて
25.3gのオフホワイトの生成物を得た。
(3.9×10-5m)のフィルムを115.3psig
(795KPag)、22.5℃で酸素/窒素(21/
79モル)混合気体の透過性に関して試験した。結果は
下に報告されている: O2生産性:94センチバーレル O2/N2選択性:6.3 実施例3 4,4’−[1,4−フェニレンビス−(1−メチルエ
チリデン)]−ビスアニリン(17.2g、0.05モ
ル)をN−メチルピロリドン(75g)に溶解させた溶
液に、不活性雰囲気下、室温でDTMCDA(13.2
g、0.05モル)を添加した。室温で一晩混合したの
ちに無水酢酸(20.42g、0.20モル)およびト
リエチルアミン(20.24g、0.20モル)をN−
メチルピロリドン(50g)に溶解させた溶液を添加し
た。得られた反応溶液を室温で一晩混合した。ついで、
この溶液を水中で沈澱させた。得られた固体を集め、水
で2回洗浄し、メタノールで2回洗浄し、ついで一晩空
気乾燥させた。この固体をさらに真空炉中で、水銀柱2
0インチ(0.51m)、120℃で4時間乾燥させて
25.3gのオフホワイトの生成物を得た。
【0045】上で製造した重合体のフィルムを、N−メ
チルピロリドン中の15%(重量基準)の重合体溶液か
ら、テフロンR乾燥潤滑剤を有するガラス板上に、10
0℃±2℃で、20ミル(5.1×10-4m)のナイフ
ギャップを伴って鋳込み成形した。この板上、100℃
±2℃で0.5時間乾燥させたのちに、このフィルムを
真空炉中、水銀柱20インチ(0.51m)、室温でさ
らに一晩乾燥させた。このフィルムを板から剥がし、真
空炉中で、水銀柱20インチ(0.51m)、120℃
で4時間乾燥させた。このフィルムは強靭で可撓性であ
り、ひび割れすることなく折り曲げることができた。
チルピロリドン中の15%(重量基準)の重合体溶液か
ら、テフロンR乾燥潤滑剤を有するガラス板上に、10
0℃±2℃で、20ミル(5.1×10-4m)のナイフ
ギャップを伴って鋳込み成形した。この板上、100℃
±2℃で0.5時間乾燥させたのちに、このフィルムを
真空炉中、水銀柱20インチ(0.51m)、室温でさ
らに一晩乾燥させた。このフィルムを板から剥がし、真
空炉中で、水銀柱20インチ(0.51m)、120℃
で4時間乾燥させた。このフィルムは強靭で可撓性であ
り、ひび割れすることなく折り曲げることができた。
【0046】上と同様にして製造した厚さ2.25ミル
(5.7×10-5m)のフィルムを115.9psig
(799KPag)、22.6℃で酸素/窒素(21/
79モル)混合気体の透過性に関して試験した。結果は
下に報告されている: O2生産性:110センチバーレル O2/N2選択性:5.2 実施例4 4,4’−メチレンビス−(2,6−ジプロピルアニリ
ン)(36.66g、0.10モル)と1,4−ビス−
(4−アミノフェノキシ)−ビフェニル(18.64
g、0.05モル)とをN−メチルピロリドン(400
ml)に溶解させた溶液に、不活性雰囲気下、室温で
3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸
二無水物(36.61g、0.114モル)とDTMC
DA(10.00g、0.038モル)とを添加した。
得られた反応溶液を室温で一晩撹拌した。得られた極め
て粘稠な反応溶液に無水酢酸(61.25g、0.60
モル)とトリエチルアミン(60.71g、0.60モ
ル)とをN−メチルピロリドン(200ml)に溶解さ
せた溶液を添加した。得られた反応溶液を室温で5時間
混合したのちにこの反応溶液を付加的なN−メチルピロ
リドンで希釈し、水中で沈澱させた。得られた固体を集
め、水で2回洗浄し、メタノールで2回洗浄し、一晩空
気乾燥させた。この固体をさらに真空炉中、水銀柱20
インチ(0.51m)、125℃で8時間乾燥させて9
7.5gの生成物を得た。
(5.7×10-5m)のフィルムを115.9psig
(799KPag)、22.6℃で酸素/窒素(21/
79モル)混合気体の透過性に関して試験した。結果は
下に報告されている: O2生産性:110センチバーレル O2/N2選択性:5.2 実施例4 4,4’−メチレンビス−(2,6−ジプロピルアニリ
ン)(36.66g、0.10モル)と1,4−ビス−
(4−アミノフェノキシ)−ビフェニル(18.64
g、0.05モル)とをN−メチルピロリドン(400
ml)に溶解させた溶液に、不活性雰囲気下、室温で
3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸
二無水物(36.61g、0.114モル)とDTMC
DA(10.00g、0.038モル)とを添加した。
得られた反応溶液を室温で一晩撹拌した。得られた極め
て粘稠な反応溶液に無水酢酸(61.25g、0.60
モル)とトリエチルアミン(60.71g、0.60モ
ル)とをN−メチルピロリドン(200ml)に溶解さ
せた溶液を添加した。得られた反応溶液を室温で5時間
混合したのちにこの反応溶液を付加的なN−メチルピロ
リドンで希釈し、水中で沈澱させた。得られた固体を集
め、水で2回洗浄し、メタノールで2回洗浄し、一晩空
気乾燥させた。この固体をさらに真空炉中、水銀柱20
インチ(0.51m)、125℃で8時間乾燥させて9
7.5gの生成物を得た。
【0047】上で製造したポリイミドは二塩化メチレ
ン、m−クレゾール、ジメチルスルホキシド、N,N−
ジメチルアセタミドおよびN−メチルピロリドンに可溶
であることが見いだされた。
ン、m−クレゾール、ジメチルスルホキシド、N,N−
ジメチルアセタミドおよびN−メチルピロリドンに可溶
であることが見いだされた。
【0048】上で製造した重合体のフィルムを、N−メ
チルピロリドン中の15%(重量基準)の重合体溶液か
ら、テフロンR乾燥潤滑剤を有するガラス板上に100
℃±2℃で、20ミル(5.1×10-4m)のナイフギ
ャップを伴って鋳込み成形した。この板上、100℃±
2℃で0.5時間乾燥させたのちに、このフィルムを真
空炉中で、水銀柱20インチ(0.51m)、室温でさ
らに一晩乾燥させた。このフィルムを板から剥がし、真
空炉中で、水銀柱20インチ(0.51m)、120℃
で4時間乾燥させた。このフィルムは強靭で可撓性であ
り、ひび割れすることなく折り曲げることができた。
チルピロリドン中の15%(重量基準)の重合体溶液か
ら、テフロンR乾燥潤滑剤を有するガラス板上に100
℃±2℃で、20ミル(5.1×10-4m)のナイフギ
ャップを伴って鋳込み成形した。この板上、100℃±
2℃で0.5時間乾燥させたのちに、このフィルムを真
空炉中で、水銀柱20インチ(0.51m)、室温でさ
らに一晩乾燥させた。このフィルムを板から剥がし、真
空炉中で、水銀柱20インチ(0.51m)、120℃
で4時間乾燥させた。このフィルムは強靭で可撓性であ
り、ひび割れすることなく折り曲げることができた。
【0049】上と同様にして製造した厚さ1.95ミル
(4.95×10-5m)のフィルムを、115.9ps
ig(798KPag)、23.1℃で、酸素/窒素
(21/79モル)混合気体の透過性に関して試験し
た。結果は下に報告されている: O2生産性:490センチバーレル O2/N2選択性:4.5 実施例5 1,4−ビス−(4−アミノフェノキシ)−ビフェニル
(18.64g、0.05モル)をN−メチルピロリド
ン(75g)に溶解させた溶液に不活性雰囲気下、室温
でDTMCDA(13.2g、0.05モル)を添加し
た。この反応溶液を室温で一晩混合した。得られた極め
て粘稠な溶液に、無水酢酸(20.42g、0.20モ
ル)とトリエチルアミン(20.24g、0.20モ
ル)との溶液を添加した。得られた反応溶液を室温で一
晩混合した。この反応溶液を水中で沈澱させた。得られ
た固体を集め、水で2回洗浄し、メタノールで2回洗浄
して一晩空気乾燥させた。この固体を真空炉中、水銀柱
20インチ(0.51m)、120℃でさらに4時間乾
燥させて21.8gのオフホワイトの生成物を得た。上
で製造した重合体のフィルムを、N−メチルピロリドン
中の15%(重量基準)の重合体溶液からテフロンR乾
燥潤滑剤を有するガラス板上に、100℃±2℃で、2
0ミル(5.1×10-4m)のナイフギャップを伴って
鋳込み成形した。板上、100℃±2℃で0.5時間乾
燥させたのちに、このフィルムを真空炉中、水銀柱20
インチ(0.51m)、室温でさらに一晩乾燥させた。
このフィルムを板から剥がし、真空炉中で、水銀柱20
インチ(0.51m)、120℃で4時間乾燥させた。
このフィルムは強靭で可撓性であり、ひび割れすること
なく折り曲げることができた。
(4.95×10-5m)のフィルムを、115.9ps
ig(798KPag)、23.1℃で、酸素/窒素
(21/79モル)混合気体の透過性に関して試験し
た。結果は下に報告されている: O2生産性:490センチバーレル O2/N2選択性:4.5 実施例5 1,4−ビス−(4−アミノフェノキシ)−ビフェニル
(18.64g、0.05モル)をN−メチルピロリド
ン(75g)に溶解させた溶液に不活性雰囲気下、室温
でDTMCDA(13.2g、0.05モル)を添加し
た。この反応溶液を室温で一晩混合した。得られた極め
て粘稠な溶液に、無水酢酸(20.42g、0.20モ
ル)とトリエチルアミン(20.24g、0.20モ
ル)との溶液を添加した。得られた反応溶液を室温で一
晩混合した。この反応溶液を水中で沈澱させた。得られ
た固体を集め、水で2回洗浄し、メタノールで2回洗浄
して一晩空気乾燥させた。この固体を真空炉中、水銀柱
20インチ(0.51m)、120℃でさらに4時間乾
燥させて21.8gのオフホワイトの生成物を得た。上
で製造した重合体のフィルムを、N−メチルピロリドン
中の15%(重量基準)の重合体溶液からテフロンR乾
燥潤滑剤を有するガラス板上に、100℃±2℃で、2
0ミル(5.1×10-4m)のナイフギャップを伴って
鋳込み成形した。板上、100℃±2℃で0.5時間乾
燥させたのちに、このフィルムを真空炉中、水銀柱20
インチ(0.51m)、室温でさらに一晩乾燥させた。
このフィルムを板から剥がし、真空炉中で、水銀柱20
インチ(0.51m)、120℃で4時間乾燥させた。
このフィルムは強靭で可撓性であり、ひび割れすること
なく折り曲げることができた。
【0050】上と同様にして製造した厚さ1.85ミル
(4.7×10-5m)のフィルムを115.1psig
(783KPag)、24.4℃で酸素/窒素(21/
79モル)混合気体の透過性に関して試験した。結果は
下に報告されている: O2生産性:71センチバーレル O2/N2選択性:6.3 本発明の主なる特徴および態様は以下のとおりである。
(4.7×10-5m)のフィルムを115.1psig
(783KPag)、24.4℃で酸素/窒素(21/
79モル)混合気体の透過性に関して試験した。結果は
下に報告されている: O2生産性:71センチバーレル O2/N2選択性:6.3 本発明の主なる特徴および態様は以下のとおりである。
【0051】1.少なくとも1個の以下の繰返し単位:
【0052】
【化17】
【0053】を含むポリイミドから形成させた気体分離
膜。
膜。
【0054】2.繰返し単位の残余が芳香族二無水物、
脂肪族二無水物および芳香族ジアミンから誘導されたも
のであることを特徴とする1記載の気体分離膜。
脂肪族二無水物および芳香族ジアミンから誘導されたも
のであることを特徴とする1記載の気体分離膜。
【0055】3.膜の形成に使用するポリイミドが以下
の繰返し単位:
の繰返し単位:
【0056】
【化18】
【0057】式中、
【0058】
【化19】
【0059】は
【0060】
【化20】
【0061】またはその混合物であり;ここで−R”−
は1−3個の炭素原子を有するアルキレン鎖、
は1−3個の炭素原子を有するアルキレン鎖、
【0062】
【化21】
【0063】またはその混合物であり;ここでR2およ
びR3は独立にアルキル基またはアリール基であり;x
は0ないし4の整数であり;−R”’は
びR3は独立にアルキル基またはアリール基であり;x
は0ないし4の整数であり;−R”’は
【0064】
【化22】
【0065】またはその混合物であり;−R−および−
R’−は独立に
R’−は独立に
【0066】
【化23】
【0067】またはその混合物であり;ここでR””は
【0068】
【化24】
【0069】またはその混合物であり;R2およびR3は
上に定義した意味を有し;−X、−X1、−X2および−
X3は独立に1ないし6個の炭素原子を含有するアルキ
ル基であり;−Y、−Y1、−Y2および−Y3は独立に
−Xまたは−Hであるを含むものであることを特徴とす
る1記載の気体分離膜。
上に定義した意味を有し;−X、−X1、−X2および−
X3は独立に1ないし6個の炭素原子を含有するアルキ
ル基であり;−Y、−Y1、−Y2および−Y3は独立に
−Xまたは−Hであるを含むものであることを特徴とす
る1記載の気体分離膜。
【0070】4.上記の重合体が濃硫酸中の0.5重量
パーセントの溶液についで30℃で測定して少なくとも
0.1の固有粘性を有するものであることを特徴とする
1記載の気体分離膜。
パーセントの溶液についで30℃で測定して少なくとも
0.1の固有粘性を有するものであることを特徴とする
1記載の気体分離膜。
【0071】5.nが少なくとも25モルパーセントで
あることを特徴とする3記載の気体分離膜。
あることを特徴とする3記載の気体分離膜。
【0072】6.nが少なくとも50モルパーセントで
あることを特徴とする5記載の気体分離膜。
あることを特徴とする5記載の気体分離膜。
【0073】7.−R−および−R1−が独立に
【0074】
【化25】
【0075】または
【0076】
【化26】
【0077】であることを特徴とする3記載の気体分離
膜。
膜。
【0078】8.
【0079】
【化27】
【0080】が
【0081】
【化28】
【0082】であることを特徴とする4記載の気体分離
膜。
膜。
【0083】9.mが0であることを特徴とする3記載
の気体分離膜。
の気体分離膜。
【0084】10.気体混合物を請求項1記載の分離膜
と接触させて、上記の混合物から少なくとも1種の気体
を上記の膜を選択的に透過させる工程を含む気体分離方
法。
と接触させて、上記の混合物から少なくとも1種の気体
を上記の膜を選択的に透過させる工程を含む気体分離方
法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リチヤード・アレン・ヘイズ アメリカ合衆国テキサス州77062ヒユース トン・ノーブルスプリングスロード919
Claims (3)
- 【請求項1】 少なくとも1個の以下の繰返し単位: 【化1】 を含むポリイミドから形成させた気体分離膜。
- 【請求項2】 膜の形成に使用するポリイミドが以下の
繰返し単位: 【化2】 式中、 【化3】 は 【化4】 またはその混合物であり;ここで−R"−は1−3個の
炭素原子を有するアルキレン鎖、 【化5】 またはその混合物であり;ここでR2およびR3は独立に
アルキル基またはアリール基であり;xは0ないし4の
整数であり;−R”’は 【化6】 またはその混合物であり;−R−および−R’−は独立
に 【化7】 またはその混合物であり;ここでR””は 【化8】 またはその混合物であり;R2およびR3は上に定義した
意味を有し;−X、−X1、−X2および−X3は独立に
1ないし6個の炭素原子を含有するアルキル基であり;
−Y、−Y1、−Y2および−Y3は独立に−Xまたは−
Hであるを含むものであることを特徴とする請求項1記
載の気体分離膜。 - 【請求項3】 気体混合物を請求項1記載の分離膜と接
触させて、上記の混合物から少なくとも1種の気体を上
記の膜を選択的に透過させる工程を含む気体分離方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US071081 | 1993-06-04 | ||
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