JPH0767917A - 車椅子の本体と車軸との連結装置 - Google Patents

車椅子の本体と車軸との連結装置

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JPH0767917A
JPH0767917A JP5234302A JP23430293A JPH0767917A JP H0767917 A JPH0767917 A JP H0767917A JP 5234302 A JP5234302 A JP 5234302A JP 23430293 A JP23430293 A JP 23430293A JP H0767917 A JPH0767917 A JP H0767917A
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JP
Japan
Prior art keywords
wheelchair
axle
main body
angle
connecting device
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Pending
Application number
JP5234302A
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English (en)
Inventor
Reiji Shioda
礼二 塩田
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O X ENG KK
Original Assignee
O X ENG KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 車椅子の本体と車軸とを連結する連結装置で
あって、車輪のトウ角を容易に修正することができる連
結装置を提供する。 【構成】 車椅子の本体に固定され、内部に球座(3
c)を設けた連結装置本体(3)と、表面に球座に対応
し、この球座に沿って回転できる球面を設けた支持体
(2)と、支持体に車軸(5)を固定する固定手段
(4)と、連結装置本体に対する支持体の回転位置をロ
ックする手段(4)とを具える車椅子の本体と車軸とを
連結する連結装置。支持体を球座に沿って回転させ、そ
の回転位置をロック手段でロックすることによって、車
椅子の本体に対する車軸の取り付け角度を2軸方向に調
整できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車椅子の本体と車軸と
の連結装置に関するものであり、特に、車輪のトウ角を
修正できるようにした車椅子本体と車軸との連結装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】車椅子は、本体フレーム、その両脇に取
り付けた駆動輪、ハンドリム、自在輪、ブレーキ装置等
で構成されている。図6は、このような車椅子の一般的
な構成を示す斜視図である。本体フレーム21は、バッ
クパイプ21a、シートパイプ21b、レッグパイプ2
1c、アームパイプ21d等を具えている。バックパイ
プ21aには駆動輪22が取り付けらており、更にその
両脇にハンドリム23が設けられている。シートパイプ
21bの内側にはクロスメンバ24を配設して、このク
ロスメンバ24とバックパイプ21aとにシート25を
装着して座部を形成している。レッグパイプ21cの両
側には、ブラケット27aを介して自在輪27をとりつ
け、更に、ブレーキ装置28が設けられている。この従
来の車椅子では、駆動輪22の車軸22aは取り付け部
材22bを介してバックパイプ21aに固定的に取り付
けられている。
【0003】車椅子の車輪の軸位の設定、すなわち車輪
アラインメントは、車椅子の走行性能に大きな影響を及
ぼす要因と考えられる。この車輪アラインメントとして
は、キャンバ角とよばれる駆動輪あるいは自在輪が前額
面に対してなす角度、トウ角と呼ばれる水平面に於ける
駆動輪の進行方向に対する取り付け角度、自在輪角など
がある。図7は、トウ角が生じている車椅子の車輪アラ
インメントを示す図である。図7(a)に示すように、
車輪の後部が前部より広がっている場合をトウイン、図
7(b)に示すように車輪の前部が後部より広がってい
る場合をトウアウトという。上記のアラインメントのう
ち、キャンバ角は、車椅子の旋回抵抗にあまり影響を与
えないが、トウ角はわずかに増えるだけで旋回抵抗が増
加することがわかっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、車椅子を
製造するに際しては、トウ角が生じないように駆動輪を
進行方向に対して平行に取り付ける必要がある。しか
し、製造工程に於けるばらつきなどが原因でトウ角が生
じることがあり、また、製造時にはトウ角が0であって
も、長期間車椅子を使用しているうちに、駆動輪にトウ
角が生じることもある。従来の車椅子は、駆動輪22を
車椅子の本体フレーム(バックパイプ21(a))に固
定的に取り付けているため、トウ角が生じた場合に、こ
れを修正することが難しく、使用者は走行性能が低下し
た車椅子の使用を強いられることになる。また、修理す
る場合にも、駆動輪全体を取り替えるなどしなくてはな
らず、その手間は多大である。一方、スポーツ用の車椅
子などでは、スポーツの種類によっては、故意にトウ角
を付けて、車椅子の旋回性を調整したい場合もあるが、
この様な場合に、従来の車椅子では調整が困難であっ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る車椅子の本
体と車軸との連結装置は、このような問題を解決するた
めに、車椅子の本体に固定され、内部に球座を設けた連
結装置本体と、表面に前記球座に対応する球面を設け
て、前記球座に沿って回転可能に構成した支持体と、前
記支持体に車軸を固定する車軸固定手段と、前記連結装
置本体に対する前記支持体の回転位置をロックするロッ
ク手段とを具え、前記支持体を前記球座に沿って回転さ
せることによって、前記車椅子の本体に対する車軸の取
り付け角度を2軸方向に調整できるようにしたことを特
徴とするものである。
【0006】
【作用】このように、本発明にかかる車椅子本体と車軸
との連結装置は、車椅子本体に固定されたを連結装置本
体の内部に球座を設け、表面にこの球座に対応する球面
を設けて球座に沿って回転する支持体をこの球座内に装
着し、車軸固定手段で支持体に車軸を固定する。支持体
を球座に沿って回転させて、車軸の取り付け角度を決定
し、所定の角度になった時の回転位置で、連結装置本体
に対して支持体をロックする。このように、連結装置本
体に球座を、支持体に球面を設けているため、球座に沿
って支持体を回転させることができ、支持対の回転位置
を調整することによって車椅子の本体に対する車軸の取
り付け角度を2軸方向に調整することができる。
【0007】したがって、車軸に取り付けた車輪にトウ
角が生じた場合に、このトウ角に応じて支持体を球座に
沿って回転させることによって、車椅子本体に対する車
軸の取り付け角度を調整してトウ角を0にすることがで
きる。また、スポーツを行う時など、故意にトウ角を付
けたい場合にも、車軸の取り付け角度を自在に調整する
ことができるので、所望のトウ角を自在に付けることが
できる。
【0008】
【実施例】図1は、本発明に係る車椅子の本体と車軸と
の連結装置の構成を示す図であり、図1(a)は正面
図、図1(b)は側面図である。連結装置1は、表面に
球面2aを形成した支持体2と、内部にこの球面2aに
対応する球座3cを設けた本体3とから構成されてい
る。本体3は、支持体2を通るラインLで上側部材3a
と、下側部材3bとに分割されており、上側部材3aと
下側部材3bとの相対向する面内に球座3cが設けられ
ている。上側部材3aと下側部材3bとは、ねじ4で連
結されている。このねじ4を弛めて支持体2を球座3c
内で自由に回転させ、所望の回転位置を選択した後、ね
じ4を締めて支持体2の回転位置をロックする。
【0009】支持体2は両側部が平行にカットされてお
り、このカットされた面を通る貫通孔2bが設けられて
おり、この貫通孔2bに端部に車軸5を挿通する。ま
た、支持体2には、この貫通孔2bに平行にスリット
(図示せず)が設けられている。ねじ4を弛めて、支持
体2と連結装置本体3とのロックを解除したとき、この
スリットがあるため支持体もゆるみ、車軸5が支持体2
内でフリーとなり、車軸5の軸方向の位置を調整するこ
とができる。支持体2と本体3とのロックを解除して、
支持体2を回転させてその回転位置を決定し、ねじ4を
締めることによって、車軸を支持体2に固定するととも
に、連結装置本体3の上側部材3aと下側部材3bとを
連結して支持体2と本体3とをロックする。
【0010】一方、本体3の上側部材3aには、車椅子
の進行方向(図1において紙面に直交する方向)に延在
する貫通孔6が設けられている。この貫通孔6に車椅子
の本体フレーム(図示せず)を挿通する。貫通孔6の延
在方向に平行にスリット6aが設けられており、このス
リット6aに直交する方向に設けたねじ7を締めて、車
椅子の本体フレームに上側部材3aを固定する。
【0011】図1aおよび図1bに示す状態では、支持
体2は本体フレームを軸にして回転している。したがっ
て、車軸5は本体フレームに対して、車幅方向において
斜めに取り付けられており、駆動輪(図示せず)にキャ
ンバ角が生じている。ここで駆動輪が車軸5に直角に取
り付けられていれば、駆動輪は進行方向に平行になり、
キャンバ角は生じても、トウ角は発生しない。なお、本
発明の連結装置によれば、支持体2を車椅子の幅方向に
回転させることによって、キャンバ角を調整することも
できる。
【0012】図2は、キャンバ角が生じており、トウ角
が0である状態の、本体フレームFと、車軸5と、駆動
輪Wとの位置関係を示す図である。図2(a)は車椅子
のを正面から見た時の位置関係を示し、図2(b)は上
から見た時の位置関係を示す。図2(a)において本体
フレームFは紙面に直交する方向に延在しており、車軸
5は前額面に対して内側に傾いて付いている。すなわち
マイナスのキャンバ角が発生していることになる。図2
(b)において、本体フレームFは紙面の上下方向に延
在しており、駆動輪Wは、本体フレームFに平行に付い
ており、したがって、トウ角は0である。
【0013】ここで、駆動輪Wにトウイン角が生じてい
る場合を考えてみる。図3は、トウインが生じた状態に
於ける本体フレームFと、車軸5と、駆動輪Wとの位置
関係を示す図である。図3(a)は車椅子の正面から見
た時の位置関係を示す図であり、図3(b)は上から見
た時の位置関係を示す図である。図3(a)において本
体フレームFは紙面に直交する方向に延在しており、車
軸5は前額面に対して内側に傾いて付いており、したが
ってマイナスのキャンバ角が発生している。図3(b)
においては、本体フレームFは紙面の上下方向に延びて
おり、駆動輪Wは、本体フレームFに対して、車椅子の
進行方向の前方が狭く後方が広くなるように斜めに付い
ている。(すなわちトウイン角が生じている。)
【0014】図4は、このようなトウイン角を修正した
連結装置1の状態を示す図である。図4(a)は正面
図、図4(b)は側面図である。支持体2は、図4
(a)における紙面内で反時計方向(車椅子の車幅方
向)に回転するとともに、図4(b)に於ける図面の右
方向(車椅子の後方)にトウイン角分だけ回転させた状
態で固定されており、車軸5は本体フレームに対して2
軸方向に傾いて延在している。したがって、車軸5に取
り付けた駆動輪Wは、キャンバ角はそのままで、車軸5
が後方に傾いた分だけトウイン角が修正されていること
になる。
【0015】図5は、本発明に係る連結装置を用いて、
トウイン角を修正した本体フレームFと、車軸5と、駆
動輪Wとの位置関係を上から見た状態を示す図である。
トウイン角度分だけ支持体2を回転させて本体フレーム
に対して車軸5を後方に傾けることによって、駆動輪W
と本体フレームFとを進行方向において平行に保つこと
ができ、トウイン角を0にすることができる。
【0016】上述の実施例では、トウイン角が生じた場
合を例に取って説明したが、トウアウト角の場合も同様
であり、支持体2を上述の例とは逆方向に回転させて本
体フレームFに対する車軸5を前方に傾けるようにすれ
ば、トウアウト角を修正することができる。また、故意
にトウ角を付けたい場合には、車軸5の取り付け角度を
所望のトウ角が発生する位置に調整すればよい。
【0017】本発明の連結装置は、駆動輪と車椅子本体
の連結に適用するだけでなく、自在輪と車椅子本体との
連結に適用することもできる。この場合も、自在輪のト
ウ角を容易に修正することができ、車椅子の走行性能が
良好に保たれる。また、常用、スポーツ用、後輪駆動
型、前輪駆動型、手動、電動と車椅子の種類や型式を問
わず本発明の連結装置を適用することができる。
【0018】
【発明の効果】本発明の連結装置によれば、車椅子本体
に対する車軸の取付角度を2軸方向において調整するこ
とができるため、車軸トウ角を容易に修正することがで
きる。したがって、車椅子の走行性能を常に良好な状態
に保つことができるとともに、トウ角が発生した場合の
修理の手間を大幅に軽減することができる。また、スポ
ーツ用の車椅子などで、故意にトウ角を付けたい場合
に、所望のトウ角を自在に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の車椅子の本体と車軸との連結装置の
構成を示す図であり、(a)は正面図、(b)は側面図
である。
【図2】 図1に示す連結装置で車椅子本体と車軸とを
連結した時のシャリンアラインメントを示す図であり、
(a)は車椅子の正面から見た時、(b)は上から見た
時のアラインメントを示す図である。
【図3】 トウインが生じた状態に於ける車椅子の車輪
アラインメントを示す図であり、(a)は車椅子の正面
から見た時、(b)は上から見た時のアラインメントを
示す図である。
【図4】 トウインを修正した状態の、本発明に係る連
結装置の構成を示す図であり、(a)は正面図、(b)
は側面図である。
【図5】 トウインを修正した状態に於ける車椅子の
車輪アラインメントを示す図である。
【図6】 車椅子の一般的な構成を示す斜視図であ
る。
【図7】 トウ角が発生している状態を説明するため
の図である。
【符号の説明】
1 連結具 2 支持体 2a 球面 3 連結具本体 3c 球座 4 支持体固定用ねじ 5 車軸 6 車椅子の本体フレーム挿通用孔 7 車椅子の本体フレーム固定用ねじ F 車椅子の本体フレーム W 駆動輪

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車椅子の本体に固定され、内部に球座を
    設けた連結装置本体と、表面に前記球座に対応する球面
    を設けて、前記球座に沿って回転可能に構成した支持体
    と、前記支持体に車軸を固定する車軸固定手段と、前記
    連結装置本体に対する前記支持体の回転位置をロックす
    るロック手段とを具え、前記支持体を前記球座に沿って
    回転させることによって、前記車椅子の本体に対する車
    軸の取り付け角度を2軸方向に調整できるようにしたこ
    とを特徴とする車椅子の本体と車軸との連結装置。
JP5234302A 1993-08-27 1993-08-27 車椅子の本体と車軸との連結装置 Pending JPH0767917A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5234302A JPH0767917A (ja) 1993-08-27 1993-08-27 車椅子の本体と車軸との連結装置

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JP5234302A JPH0767917A (ja) 1993-08-27 1993-08-27 車椅子の本体と車軸との連結装置

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JPH0767917A true JPH0767917A (ja) 1995-03-14

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ID=16968873

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JP5234302A Pending JPH0767917A (ja) 1993-08-27 1993-08-27 車椅子の本体と車軸との連結装置

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