JPH0767518B2 - 衣類乾燥機 - Google Patents
衣類乾燥機Info
- Publication number
- JPH0767518B2 JPH0767518B2 JP3245925A JP24592591A JPH0767518B2 JP H0767518 B2 JPH0767518 B2 JP H0767518B2 JP 3245925 A JP3245925 A JP 3245925A JP 24592591 A JP24592591 A JP 24592591A JP H0767518 B2 JPH0767518 B2 JP H0767518B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- groove group
- double
- air passage
- annular groove
- fan
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- Drying Of Solid Materials (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衣類乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、熱交換型の両面ファンを備
え、乾燥風を乾燥室に対して循環させると共に、外部空
気を冷却風として導入し、乾燥風と冷却風とを前記ファ
ンによって熱交換して水分を除去し、その後乾燥風をヒ
ータによって再加熱して乾燥室に供給する所謂除湿型衣
類乾燥機は、特公昭60−56518号公報に示されて
いるが、このような乾燥機において、乾燥風が冷却室側
に漏れるのを防止する構造が、出願人により特願昭63
−189108号により提案されている。これを、第2
図乃至第4図に基づいて説明する。
え、乾燥風を乾燥室に対して循環させると共に、外部空
気を冷却風として導入し、乾燥風と冷却風とを前記ファ
ンによって熱交換して水分を除去し、その後乾燥風をヒ
ータによって再加熱して乾燥室に供給する所謂除湿型衣
類乾燥機は、特公昭60−56518号公報に示されて
いるが、このような乾燥機において、乾燥風が冷却室側
に漏れるのを防止する構造が、出願人により特願昭63
−189108号により提案されている。これを、第2
図乃至第4図に基づいて説明する。
【0003】51は衣類乾燥機52の機枠、53はこの
機枠51の前面に止着された前面板で、中央に衣類の投
入口54が設けられている。55は前記機枠51の後面
に止着された後面板であり、中央に外部空気の導入孔5
6…が設けられ、下部に導出口57が設けられている。
58は前記投入口54を開閉するドア、59は前記機枠
51内において、前記投入口54を囲むよう取り付けら
れた環状の板金製ドラム支持板、60は前記機枠51の
後部に、前記後面板55と間隔を有するよう横方向に架
設された支持板、61は前記支持板60に固定されたフ
ァンケ−シングであり、これにより前記機枠51内が、
乾燥室62とファン室63とに区画されている。64は
前記乾燥室62内に配設された横軸型のドラムであり、
前面開口を前記投入口54に対向させて、前記ドラム支
持板59にフェルト等を介して支持されていると共に、
後面側は軸65に回転自在に支持されている。66…は
前記ドラム64の後面中央に設けられた乾燥風出口、6
7はこの出口66を覆うリントフィルタ、68…は前記
ドラム支持板59の下部に設けられた乾燥風入口、69
は前記支持板60に設けられ、前記乾燥室62とファン
室63とを連通する連通口、70は前記乾燥風出口66
…からの風を確実に前記連通口69に送るためのシール
部材である。
機枠51の前面に止着された前面板で、中央に衣類の投
入口54が設けられている。55は前記機枠51の後面
に止着された後面板であり、中央に外部空気の導入孔5
6…が設けられ、下部に導出口57が設けられている。
58は前記投入口54を開閉するドア、59は前記機枠
51内において、前記投入口54を囲むよう取り付けら
れた環状の板金製ドラム支持板、60は前記機枠51の
後部に、前記後面板55と間隔を有するよう横方向に架
設された支持板、61は前記支持板60に固定されたフ
ァンケ−シングであり、これにより前記機枠51内が、
乾燥室62とファン室63とに区画されている。64は
前記乾燥室62内に配設された横軸型のドラムであり、
前面開口を前記投入口54に対向させて、前記ドラム支
持板59にフェルト等を介して支持されていると共に、
後面側は軸65に回転自在に支持されている。66…は
前記ドラム64の後面中央に設けられた乾燥風出口、6
7はこの出口66を覆うリントフィルタ、68…は前記
ドラム支持板59の下部に設けられた乾燥風入口、69
は前記支持板60に設けられ、前記乾燥室62とファン
室63とを連通する連通口、70は前記乾燥風出口66
…からの風を確実に前記連通口69に送るためのシール
部材である。
【0004】71は前記ファン室63内において、前記
軸65に固定された円板状の合成樹脂製両面ファンであ
り、前記乾燥室62側に位置する循環ファン72…と前
記後面板55側に位置する冷却ファン73…とが夫々放
射状に表裏一体に形成されていると共に、冷却ファン側
中央部にはプ−リ74が一体形成されている。75は前
記ファンケ−シング61に、前記両面ファン71を囲む
ように設けられた合成樹脂製仕切板であり、この仕切板
75の中央の円形開口76内に前記両面ファン71を収
容することにより、前記仕切板75と前記両面ファン7
1とで共同して、前記ファン室63内を乾燥風路77と
冷却風路78とに区画している。
軸65に固定された円板状の合成樹脂製両面ファンであ
り、前記乾燥室62側に位置する循環ファン72…と前
記後面板55側に位置する冷却ファン73…とが夫々放
射状に表裏一体に形成されていると共に、冷却ファン側
中央部にはプ−リ74が一体形成されている。75は前
記ファンケ−シング61に、前記両面ファン71を囲む
ように設けられた合成樹脂製仕切板であり、この仕切板
75の中央の円形開口76内に前記両面ファン71を収
容することにより、前記仕切板75と前記両面ファン7
1とで共同して、前記ファン室63内を乾燥風路77と
冷却風路78とに区画している。
【0005】さて、前記両面ファン71の周縁には、前
記乾燥風路77へ向けて開口する同心状の回転溝群79
が一体形成され、一方、前記仕切板75の内周縁には、
前記冷却風路78へ向けて開口する同心状の固定溝群8
0が一体形成されており、前記回転溝群79が前記固定
溝群80に対して、相互に非接触状態で遊嵌されてい
る。即ち、前記回転溝群79と固定溝群80とはラビリ
ンス結合を構成している。81はラビリンス結合内で凝
縮し、落下してきた凝縮水、即ち除湿水を乾燥風路側に
導出する水抜き孔である。
記乾燥風路77へ向けて開口する同心状の回転溝群79
が一体形成され、一方、前記仕切板75の内周縁には、
前記冷却風路78へ向けて開口する同心状の固定溝群8
0が一体形成されており、前記回転溝群79が前記固定
溝群80に対して、相互に非接触状態で遊嵌されてい
る。即ち、前記回転溝群79と固定溝群80とはラビリ
ンス結合を構成している。81はラビリンス結合内で凝
縮し、落下してきた凝縮水、即ち除湿水を乾燥風路側に
導出する水抜き孔である。
【0006】尚、図示しないが、前記固定溝群80の裏
面側には、ネジボスが立設され、対向する乾燥風路の壁
面に螺着されているので、熱等により前記仕切板75が
反る可能性はきわめて小さい。
面側には、ネジボスが立設され、対向する乾燥風路の壁
面に螺着されているので、熱等により前記仕切板75が
反る可能性はきわめて小さい。
【0007】82は前記乾燥風路77の下部と前記乾燥
風入口68…とを接続する乾燥ダクトであり、内部に加
熱用ヒ−タ83が配設されている。84はこのダクト8
2の最下部に設けられ、ダクト内に凝縮した除湿水を機
外に排出するための排出口、85は駆動モータであり、
前記プ−リ74に小プ−リ86、ベルト87を介して接
続されていると共に、前記ドラム64に図示しないプ−
リ、ベルトを介して接続されている。
風入口68…とを接続する乾燥ダクトであり、内部に加
熱用ヒ−タ83が配設されている。84はこのダクト8
2の最下部に設けられ、ダクト内に凝縮した除湿水を機
外に排出するための排出口、85は駆動モータであり、
前記プ−リ74に小プ−リ86、ベルト87を介して接
続されていると共に、前記ドラム64に図示しないプ−
リ、ベルトを介して接続されている。
【0008】而して、乾燥時、前記駆動モータ85の駆
動力により、前記ドラム64が低速で、前記両面ファン
71が高速で、夫々一方向回転され、同時に前記ヒ−タ
83に通電され、乾燥風が加熱される。
動力により、前記ドラム64が低速で、前記両面ファン
71が高速で、夫々一方向回転され、同時に前記ヒ−タ
83に通電され、乾燥風が加熱される。
【0009】これにより、前記循環ファン72…の回転
で生起した風が、前記乾燥風路77、乾燥ダクト82、
ドラム64を通って循環し、ドラム64内の被乾燥物と
熱交換を行う。また、前記冷却ファン73…の回転によ
り、前記導入孔56…から冷却風路78内に外気が導入
されて、前記導出口57から導出され、この時前記両面
ファン71が冷却される。そして、熱交換後に乾燥風
が、両面ファン71に接して冷却され、乾燥風中の水分
が凝縮し、乾燥風路77内を流下して、前記排出口84
から排出される。この間、前記乾燥風路77と冷却風路
78とは、前記ラビリンス結合によってシ−ルされてい
る。
で生起した風が、前記乾燥風路77、乾燥ダクト82、
ドラム64を通って循環し、ドラム64内の被乾燥物と
熱交換を行う。また、前記冷却ファン73…の回転によ
り、前記導入孔56…から冷却風路78内に外気が導入
されて、前記導出口57から導出され、この時前記両面
ファン71が冷却される。そして、熱交換後に乾燥風
が、両面ファン71に接して冷却され、乾燥風中の水分
が凝縮し、乾燥風路77内を流下して、前記排出口84
から排出される。この間、前記乾燥風路77と冷却風路
78とは、前記ラビリンス結合によってシ−ルされてい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来例にあっては、両
面ファン71が成樹脂材で成形されている。そして、乾
燥中は、乾燥風路側の温度が冷却風路側の温度よりも高
くなるので(乾燥風路側が約70℃に対し、冷却風路側
が約20℃)、両面ファンが冷却風路側に反って、回転
溝群を構成する壁が傾斜することがある。
面ファン71が成樹脂材で成形されている。そして、乾
燥中は、乾燥風路側の温度が冷却風路側の温度よりも高
くなるので(乾燥風路側が約70℃に対し、冷却風路側
が約20℃)、両面ファンが冷却風路側に反って、回転
溝群を構成する壁が傾斜することがある。
【0011】そして、回転溝群の円筒状壁が傾斜する
と、円筒状壁同士が接触して両面ファンの回転を阻害
し、乾燥効率を低下させるという問題が生じる。
と、円筒状壁同士が接触して両面ファンの回転を阻害
し、乾燥効率を低下させるという問題が生じる。
【0012】本発明は、乾燥機の改良に関し、斯かる問
題点を解消するものである。
題点を解消するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、衣類を収容し
て乾燥するための乾燥室と、この乾燥室に設けた出口に
対向して配置され、乾燥室に対して乾燥風を循環させる
循環ファン面及び冷却風を導入、導出させる冷却ファン
面を表裏一体に設け、循環する乾燥風と導入した冷却風
との間で熱交換させる遠心型の合成樹脂製両面ファン
と、この両面ファンの外周部に対向する内周部を有し、
両面ファンと共に乾燥風路と冷却風路とを仕切る仕切板
とを備え、前記仕切板の内周部には複数個の円筒状壁に
よって構成され、前記冷却風路側に開口する第1環状溝
群を設け、前記両面ファンの外周部には複数個の円筒状
壁によって構成され、前記乾燥風路側に開口する第2環
状溝群を設けると共に、第1環状溝群と第2環状溝群の
各々の円筒状壁を相手の溝群の開口内に非接触状態で遊
嵌した衣類乾燥機において、前記第2環状溝群を構成す
る円筒状壁の外周側に、該円筒状壁を先細とする傾斜面
を形成したことを特徴とするものである。
て乾燥するための乾燥室と、この乾燥室に設けた出口に
対向して配置され、乾燥室に対して乾燥風を循環させる
循環ファン面及び冷却風を導入、導出させる冷却ファン
面を表裏一体に設け、循環する乾燥風と導入した冷却風
との間で熱交換させる遠心型の合成樹脂製両面ファン
と、この両面ファンの外周部に対向する内周部を有し、
両面ファンと共に乾燥風路と冷却風路とを仕切る仕切板
とを備え、前記仕切板の内周部には複数個の円筒状壁に
よって構成され、前記冷却風路側に開口する第1環状溝
群を設け、前記両面ファンの外周部には複数個の円筒状
壁によって構成され、前記乾燥風路側に開口する第2環
状溝群を設けると共に、第1環状溝群と第2環状溝群の
各々の円筒状壁を相手の溝群の開口内に非接触状態で遊
嵌した衣類乾燥機において、前記第2環状溝群を構成す
る円筒状壁の外周側に、該円筒状壁を先細とする傾斜面
を形成したことを特徴とするものである。
【0014】
【作用】上記構成により、第2環状溝群の円筒状壁の外
周側と、これに対向する第1環状溝群の円筒状壁の内周
側との間隔は、乾燥風路側>冷却風路側となる。こうし
て、乾燥中に乾燥風路側の温度が冷却風路側の温度より
も高くなることにより、両面ファンが冷却風路側に反っ
て、第2環状溝群を構成する円筒状壁が傾斜しても、こ
の壁が第1環状溝群を構成する円筒状壁に当接すること
がない。
周側と、これに対向する第1環状溝群の円筒状壁の内周
側との間隔は、乾燥風路側>冷却風路側となる。こうし
て、乾燥中に乾燥風路側の温度が冷却風路側の温度より
も高くなることにより、両面ファンが冷却風路側に反っ
て、第2環状溝群を構成する円筒状壁が傾斜しても、こ
の壁が第1環状溝群を構成する円筒状壁に当接すること
がない。
【0015】また、第2環状溝群の質量が傾斜面によっ
て薄くなった分だけ小さくなると共に、この部分の熱容
量が小さくなってラビリンス結合内で発生する凝縮水が
少なくなる。しかも、傾斜面によって、第2環状溝群の
強度にはほとんど寄与しない円筒状壁の先端側を薄くし
ているので、第2環状溝群の強度をほとんど低下させな
い。
て薄くなった分だけ小さくなると共に、この部分の熱容
量が小さくなってラビリンス結合内で発生する凝縮水が
少なくなる。しかも、傾斜面によって、第2環状溝群の
強度にはほとんど寄与しない円筒状壁の先端側を薄くし
ているので、第2環状溝群の強度をほとんど低下させな
い。
【0016】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
但し、仕切板及び両面ファン以外の構成は従来例と同様
であるので、同符号を用い、説明を省略する。
但し、仕切板及び両面ファン以外の構成は従来例と同様
であるので、同符号を用い、説明を省略する。
【0017】第1図は、第2図中のAに相当する部分で
ある。
ある。
【0018】ここで、仕切板75の内周縁である開口周
縁には、この開口周縁に沿って、前記冷却風路78側の
面に、該冷却風路78へ向けて開口する同心状の第1環
状溝群である固定溝群80が一体形成されており、一
方、両面ファン71の外周縁には、この外周縁に沿っ
て、乾燥風路77へ向けて開口する同心状の第2環状溝
群である回転溝群79が一体形成され、前記回転溝群7
9が前記固定溝群80に対して、相互に非接触状態で遊
嵌されて、前記回転溝群79と固定溝群80とによりラ
ビリンス結合を構成している。そして、回転溝群79を
構成する円筒状の壁79a…(円筒状壁)の各外周側に
は、この壁79a…が先細となるような傾斜面5…を形
成している。そして、これにより、前記回転溝群79の
壁79a…の各外周側と固定溝群80を構成する円筒状
の壁80a…(円筒状壁)の各内周側との間隔は、乾燥
風路側をA、冷却風路側をBとすると、同図(イ)の如
く、A>Bとなり、乾燥中、両面ファン71が熱で冷却
風路78側へ反っても、同図(ロ)の如く、せいぜいA≒
Bとなるだけで、壁79a…の先端が固定溝群80に当
接することはない。
縁には、この開口周縁に沿って、前記冷却風路78側の
面に、該冷却風路78へ向けて開口する同心状の第1環
状溝群である固定溝群80が一体形成されており、一
方、両面ファン71の外周縁には、この外周縁に沿っ
て、乾燥風路77へ向けて開口する同心状の第2環状溝
群である回転溝群79が一体形成され、前記回転溝群7
9が前記固定溝群80に対して、相互に非接触状態で遊
嵌されて、前記回転溝群79と固定溝群80とによりラ
ビリンス結合を構成している。そして、回転溝群79を
構成する円筒状の壁79a…(円筒状壁)の各外周側に
は、この壁79a…が先細となるような傾斜面5…を形
成している。そして、これにより、前記回転溝群79の
壁79a…の各外周側と固定溝群80を構成する円筒状
の壁80a…(円筒状壁)の各内周側との間隔は、乾燥
風路側をA、冷却風路側をBとすると、同図(イ)の如
く、A>Bとなり、乾燥中、両面ファン71が熱で冷却
風路78側へ反っても、同図(ロ)の如く、せいぜいA≒
Bとなるだけで、壁79a…の先端が固定溝群80に当
接することはない。
【0019】従って、乾燥中に両面ファンが冷却風路7
8側に反っても、回転溝群79を構成する壁79a…と
固定溝群80を構成する壁80a…同士が接触しないの
で、両面ファン71は回転を阻害されることなくスムー
ズに回転し、乾燥効率が低下することがなく、常に高い
乾燥効率で衣類を乾燥する。
8側に反っても、回転溝群79を構成する壁79a…と
固定溝群80を構成する壁80a…同士が接触しないの
で、両面ファン71は回転を阻害されることなくスムー
ズに回転し、乾燥効率が低下することがなく、常に高い
乾燥効率で衣類を乾燥する。
【0020】さらに、回転溝群79を構成する壁79a
…の各外周側に傾斜面5…を形成しているので、両面フ
ァン71の外周縁の回転溝群79の質量が前記傾斜面5
…によって薄くなった分だけ小さくなって両面ファン7
1の軽量化が図れると共に、前記回転溝群79を構成す
る壁79a…の質量が小さくなるのでこの部分の熱容量
が小さくなり、これによりラビリンス結合内に入り込む
冷却風あるいは乾燥風によってラビリンス結合内で発生
する凝縮水が少なくなる。しかも、傾斜面5…によっ
て、回転溝群79の強度にはほとんど寄与しない壁79
a…の先端側を薄くしているので、回転溝群79の強度
をほとんど低下させない。
…の各外周側に傾斜面5…を形成しているので、両面フ
ァン71の外周縁の回転溝群79の質量が前記傾斜面5
…によって薄くなった分だけ小さくなって両面ファン7
1の軽量化が図れると共に、前記回転溝群79を構成す
る壁79a…の質量が小さくなるのでこの部分の熱容量
が小さくなり、これによりラビリンス結合内に入り込む
冷却風あるいは乾燥風によってラビリンス結合内で発生
する凝縮水が少なくなる。しかも、傾斜面5…によっ
て、回転溝群79の強度にはほとんど寄与しない壁79
a…の先端側を薄くしているので、回転溝群79の強度
をほとんど低下させない。
【0021】
【発明の効果】本発明の衣類乾燥機は以上の如く構成し
ているので、乾燥中に、両面ファンが冷却風路側に反っ
ても、第2環状溝群を構成する円筒状壁の外周側が第1
環状溝群を構成する円筒状壁に当接することがなく、こ
れにより、両面ファンは乾燥中常に回転を阻害されるこ
となくスムーズに回転し、乾燥効率が低下することがな
いので、常に高い乾燥効率で衣類を乾燥することができ
る。
ているので、乾燥中に、両面ファンが冷却風路側に反っ
ても、第2環状溝群を構成する円筒状壁の外周側が第1
環状溝群を構成する円筒状壁に当接することがなく、こ
れにより、両面ファンは乾燥中常に回転を阻害されるこ
となくスムーズに回転し、乾燥効率が低下することがな
いので、常に高い乾燥効率で衣類を乾燥することができ
る。
【0022】また、第2環状溝群の円筒状壁の外周側に
傾斜面を形成することにより、第2環状溝群の強度には
ほとんど寄与しない円筒状壁の先端側が薄くなるように
しているので、第2環状溝群の強度を確保したまま、第
2環状溝群の質量を小さくして両面ファンの軽量化を図
ることができると共に、第2環状溝群の円筒状壁の熱容
量を小さくしてラビリンス結合内で発生する凝縮水を少
なくできる。
傾斜面を形成することにより、第2環状溝群の強度には
ほとんど寄与しない円筒状壁の先端側が薄くなるように
しているので、第2環状溝群の強度を確保したまま、第
2環状溝群の質量を小さくして両面ファンの軽量化を図
ることができると共に、第2環状溝群の円筒状壁の熱容
量を小さくしてラビリンス結合内で発生する凝縮水を少
なくできる。
【図1】本発明衣類乾燥機の実施例を示す図2A部相当
の要部拡大断面図で、(イ)は両面ファンの反らない状
態の要部拡大断面図、(ロ)は同反った状態の要部拡大
断面図である。
の要部拡大断面図で、(イ)は両面ファンの反らない状
態の要部拡大断面図、(ロ)は同反った状態の要部拡大
断面図である。
【図2】従来例における衣類乾燥機の要部断面せる内部
機構図である。
機構図である。
【図3】同冷却風路の背面図である。
【図4】同ファン室の要部断面図である。
5 傾斜面 71 両面ファン 77 乾燥風路 78 冷却風路 79 回転溝群(第2環状溝群) 79a 回転溝群の壁 80 固定溝群(第1環状溝群) 80a 固定溝群の壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川村 保 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内 (72)発明者 藤川 清和 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内 (72)発明者 田中 浩一 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内 (72)発明者 青木 義明 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−280500(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】 衣類を収容して乾燥するための乾燥室
と、この乾燥室に設けた出口に対向して配置され、乾燥
室に対して乾燥風を循環させる循環ファン面及び冷却風
を導入、導出させる冷却ファン面を表裏一体に設け、循
環する乾燥風と導入した冷却風との間で熱交換させる遠
心型の合成樹脂製両面ファンと、この両面ファンの外周
部に対向する内周部を有し、両面ファンと共に乾燥風路
と冷却風路とを仕切る仕切板とを備え、前記仕切板の内
周部には複数個の円筒状壁によって構成され、前記冷却
風路側に開口する第1環状溝群を設け、前記両面ファン
の外周部には複数個の円筒状壁によって構成され、前記
乾燥風路側に開口する第2環状溝群を設けると共に、第
1環状溝群と第2環状溝群の各々の円筒状壁を相手の溝
群の開口内に非接触状態で遊嵌した衣類乾燥機におい
て、前記第2環状溝群を構成する円筒状壁の外周側に、
該円筒状壁を先細とする傾斜面を形成したことを特徴と
する衣類乾燥機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3245925A JPH0767518B2 (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | 衣類乾燥機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3245925A JPH0767518B2 (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | 衣類乾燥機 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008942A Division JPH03212294A (ja) | 1990-01-18 | 1990-01-18 | 乾燥機及び乾燥機の両面ファンの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05131094A JPH05131094A (ja) | 1993-05-28 |
JPH0767518B2 true JPH0767518B2 (ja) | 1995-07-26 |
Family
ID=17140890
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3245925A Expired - Lifetime JPH0767518B2 (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | 衣類乾燥機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0767518B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0659360B2 (ja) * | 1988-05-07 | 1994-08-10 | 三洋電機株式会社 | 衣類乾燥機 |
-
1991
- 1991-09-25 JP JP3245925A patent/JPH0767518B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05131094A (ja) | 1993-05-28 |
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JPH0551318B2 (ja) |
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