JPH07670Y2 - フライホイール出力機関の付加装置支持装置 - Google Patents

フライホイール出力機関の付加装置支持装置

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JPH07670Y2
JPH07670Y2 JP5835490U JP5835490U JPH07670Y2 JP H07670 Y2 JPH07670 Y2 JP H07670Y2 JP 5835490 U JP5835490 U JP 5835490U JP 5835490 U JP5835490 U JP 5835490U JP H07670 Y2 JPH07670 Y2 JP H07670Y2
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JP
Japan
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fan case
flywheel
fan
engine body
engine
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JP5835490U
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JPH0417132U (ja
Inventor
延広 渡辺
Original Assignee
ヤンマーディーゼル株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、発電機或いはリコイルスタータ等の付加装
置をフライホイールで駆動する、フライホイール出力機
関の付加装置の支持装置であって、特にそのフライホイ
ールに冷却ファンを備えた空冷式のものに関する。
従来の技術 フライホイールに冷却ファンを設け空冷機関において
は、フライホイールをファンケースで覆っている。この
場合、発電機などの付加装置を有しない機関において
は、ファンケースを制振鋼板等の制振材料で構成し、か
つ、シリンダブロックなどエンジン本体の振動がこのフ
ァンケースに伝達されないよう、防振材を介してエンジ
ン本体へ取り付けている。
他方、付加装置を備えた機関では、この付加装置を支持
する必要からファンケースを剛性体で構成する必要があ
り、かつこの剛性体からなるファンケースを防振材を介
することなく直接にエンジン本体へ固定している。
考案が解決しようとする課題 上記のように従来の付加装置付き機関においては、ファ
ンケースを剛性体で構成しているため、制振材料で構成
したものに比較してエンジン本体からの振動を受け易
く、また、付加装置をも冷却する必要からファン自体も
大型となり、そのファンによる風切り音が外部に伝達さ
れ易いという欠点がある。しかも、このファンケース
は、発電機などの付加装置とエンジン本体との芯出しを
行うため、インローを介して正確に固定する必要があ
り、そのため前記のように防振材を用いることが出来
ず、エンジン本体からの振動が直接に伝達されることか
ら、その振動によって発生するファンケースからの放射
音が大きいという欠点があった。この考案は、このよう
な従来の付加装置付き機関の欠点を解消することを目的
とするものである。
課題を解決するための手段 上記の課題を解決するため、この出願の第1の考案で
は、冷却ファンを備えたフライホイールを制振材料から
なるファンケースで覆い、かつ、このファンケースを防
振材を介してエンジン本体へ取り付けるとともに、発電
機等の付加装置を支持する支持部材を、ファンケースと
は別体の剛性体で構成し、その支持部材をファンケース
の外側において、ファンケースに共締めしてエンジン本
体へ固定したことを特徴とする。
同じく第2の考案では、上記第1の考案において、ファ
ンケースと支持部材を、フライホイール円周方向に配置
される複数個のスペーサを介してエンジン本体へ固定
し、各スペーサを相互に連結して、この連結部でファン
ケースとエンジン本体との隙間を覆ったことを特徴とす
る。
作 用 上記この考案の構成において、ファンケースは剛性体で
はなく制振材料によって構成されているから、ケースの
振動音及びファン音の外部への伝達を防止し、また、こ
のファンケースは防振材を介してエンジン本体へ固定さ
れているから、そのエンジン本体からの振動の伝達が低
減され、ケース自体の放射音もより低減される。他方、
付加装置は、剛性体からなる支持部材で支持されるの
で、確実に支持される。
また、この出願の第2の考案では、各スペーサが相互に
連結され、この連結部でファンケースとエンジン本体と
の隙間を覆っているので、ファン音の外部への伝達がよ
り低減される。
実施例 第1図及び第2図は、この出願の第1の考案に従って実
施される実施例である。。第1図において、1は、エン
ジン本体の1部を構成するシリンダブロック、2は、こ
のシリンダブロック1によって支持されたクランク軸で
あって、シリンダブロック1の外側において、クランク
軸2の端部にフライホイール3が取り付けられている。
また、このフライホイール3の側面に冷却ファン4が一
体に形成されている。フライホイール3の直径外方向の
シリンダブロック1側面には、4個の筒状スペーサ5
が、円周方向に間隔をおいて配置されている。このスペ
ーサ5を貫通して筒状スリーブ6が挿通されており、こ
のスリーブ6の一端が、シリンダブロック1のボルト穴
14の入り口へ差し込まれて位置決めされている。スペー
サ5の反対側の端部に形成した外周の段部に、制振鋼板
からなるファンケース8の取付穴が、防振ゴム15を介し
て外嵌され、このようにして取り付けられたファンケー
ス8が前記フライホイール3を覆っている。9は、アル
ミニウム鋳物等の剛性体からなる付加装置の支持部材で
あって、第2図のようにその全体がドーナツ状に形成さ
れるとともに、前記のスペーサ5に対応して、外周の4
カ所において、概略3角形状に突出する突起10が形成さ
れている。この突起10の先端には、クランク軸2方向の
ボルト穴11を備えた筒状ボス12が各々一体に形成されて
おり、第1図で示すようにそのボルト穴11の内側の端部
を、前記スペーサ5の外方に突出するスリーブ6の端部
へ外嵌することによって位置決めするとともに、その外
方より差し込んだボルト13を、スリーブ6を貫通させた
後その先端をシリンダブロック1のボルト穴14へ螺合し
て、スペーサ5及び支持部材9を同時に固定する構造と
してある。その際、スペーサ5の段部へ外嵌した前記の
防振ゴム15が、この段部と突起10の端面とによって挾持
される。結果として、ファンケースと支持部材が、この
順で本体に共締めされる形となる。支持部材9の内周部
には、クランク軸2方向のネジ穴16が形成され、発電機
やリコイルスタータの支持部17が、このネジ穴16へねじ
込んだボルト18のよって固定される。なお、エンジン本
体冷却用の冷却風は、ファンケース8の内周の開口部19
より、ファン4によって吸い込まれた後、図の矢印方向
にエンジン本体側に向かって流れる。
第3図及び第4図は、この出願の第2の考案に従って実
施した実施例である。すなわち、フライホイール3円周
方向に配置された4個のスペーサ5をカバー状の連結部
21で互いに連結し、この連結部21をファンケース8の外
周端部とエンジン本体すなわちシリンダブロック1の側
面との間に配置することにより、両者1、8間の隙間を
覆ったもので、これにより、冷却ファン4の騒音の外部
への伝達をより有効に防止するようにしたものである。
また、ファンケース8の外周端部とこの連結部21との間
は、隙間ゴム22で密封されている。第4図中23は、スペ
ーサ5と連結部21を結ぶ連絡板である。
考案の効果 以上のように、この考案によれば、冷却ファンを制振材
料からなるケースで覆い、発電機などの付加装置は、そ
のケースとは別体の支持部材で支持しているので、ファ
ンケースで付加装置を支持する従来の構造と異なって、
このファンケースを防振支持することができ、そのケー
スより発する騒音及びファン自身の騒音の外部への伝達
を低減でき、しかも、支持部材は強度の高い剛性体であ
るから、付加装置を精度よく確実に取り付けることがで
きるという効果がある。
また、この出願の第2の考案では、支持部材を取り付け
るスペーサとエンジン本体との間を、そのスペーサ同士
を連結する連結部で覆っているので、ファンによる騒音
をより低減できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の実施例を示すフライホイール部分
の要部縦断面図、第2図は、第1図の右方向から見た支
持部材とファンケースの側面図、第3図は、この考案の
第2の実施例を示すフライホイール部分の要部縦断面
図、第4図は、同じく第3図の右方向から見た支持部材
とフライホイールの側面図である。 1…シリンダブロック、3…フライホイール、4…冷却
ファン、5…スペーサ、8…ファンケース、9…支持部
材、18…付加装置の支持部、21…連結部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷却ファンを備えたフライホイールを制振
    材料からなるファンケースで覆い、かつ、このファンケ
    ースを防振材を介してエンジン本体へ取付けるととも
    に、発電機等の付加装置を支持する支持部材を、ファン
    ケースとは別体の剛性体で構成し、その支持部材をファ
    ンケースの外側において、ファンケースに共締めしてエ
    ンジン本体へ固定したことを特徴とするフライホイール
    出力機関の付加装置支持装置。
  2. 【請求項2】ファンケースと支持部材を、フライホイー
    ル円周方向に配置される複数個のスペーサーを介してエ
    ンジン本体へ固定し、各スペーサーを相互に連結して、
    この連結部でファンケースとエンジン本体との隙間を覆
    った請求項1記載のフライホイール出力機関の付加装置
    支持装置。
JP5835490U 1990-05-31 1990-05-31 フライホイール出力機関の付加装置支持装置 Expired - Lifetime JPH07670Y2 (ja)

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JP5835490U JPH07670Y2 (ja) 1990-05-31 1990-05-31 フライホイール出力機関の付加装置支持装置

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JP5835490U JPH07670Y2 (ja) 1990-05-31 1990-05-31 フライホイール出力機関の付加装置支持装置

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Publication Number Publication Date
JPH0417132U JPH0417132U (ja) 1992-02-13
JPH07670Y2 true JPH07670Y2 (ja) 1995-01-11

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